JP2633479B2 - Mrヘッドのサーボ方法及びハードディスクシステム - Google Patents

Mrヘッドのサーボ方法及びハードディスクシステム

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JP2633479B2
JP2633479B2 JP23371894A JP23371894A JP2633479B2 JP 2633479 B2 JP2633479 B2 JP 2633479B2 JP 23371894 A JP23371894 A JP 23371894A JP 23371894 A JP23371894 A JP 23371894A JP 2633479 B2 JP2633479 B2 JP 2633479B2
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MRヘッドのサーボ方
法及びハードディスクシステムにかかり、特に、磁気抵
抗効果を有するMRヘッドを位置決めするMRヘッドの
サーボ方法及びハードディスクシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等で用いられる膨大な情報
を記録するための情報記録媒体として、ハードディスク
ドライブユニット装置(以下、HDD装置という。)が
実用化されている。このHDD装置では、複数の磁気記
録円盤(以下、ディスクという。)を備え、このディス
クに定められた所望のトラック上に再生・記録ヘッド
(以下、磁気ヘッドという。)を位置させて、ディスク
への情報記録またはディスクからの情報再生を行ってい
る。
【0003】近年、このコンピュータ等での処理が多岐
に渡る点等を考慮してHDD装置の大容量化が加速して
いる。このようなHDD装置の大容量化を促進するた
め、所望のトラック上に再生・記録ヘッドの小型化が叫
ばれており、本出願人は、情報の記録・再生のための磁
気ヘッドとして、MRヘッドを用いて構成することを勘
案している。
【0004】このMRヘッドは、再生素子と記録素子が
独立に形成され、再生素子としてMR効果を有するMR
素子と、記録素子としてインダクティブ薄膜ヘッドとか
ら構成されている。MR素子は、周知のように、磁界ま
たは磁化により電気抵抗が変化する磁気抵抗効果(MR
効果)を有する素子であり、MR素子近傍の磁界を検出
することができる。このMR素子は、抵抗値の変化によ
って磁界を検出する際、感度と変化する磁界との直線性
を向上させるためにバイアス磁界を必要とする。このバ
イアス磁界を得るための一般的な方法として、シャント
バイアス方法またはソフトバイアス方法がある。
【0005】MRヘッドを用いてディスクに対して情報
の記録再生等をする場合には、MRヘッドを位置決めす
るサーボコントロール、すなわち、再生時と記録時等に
おいてMRヘッドを位置決めするときに、再生時や記録
時等に対応してMRヘッドの位置を最適に位置決めする
サーボコントロール(所謂、マイクロジョグ)が必要で
ある。
【0006】すなわち、上記HDD装置には、通常、デ
ィスクの所定位置に磁気ヘッドを位置決めするために、
ボイスコイルモーター(VCM)を用いたロータリーア
クチュエータが、軽量、高速、低コストという点で広く
用いられている。このロータリーアクチュエータはディ
スク外に回転軸を有し、先端部に配置された磁気ヘッド
をディスク上に旋回させて所定位置に位置決めしてい
る。サーボ方法は、各ディスク面のセクタごとに位置制
御に必要なパターン、シリンダ番号やセクタ番号が記録
されたセクタサーボ方法があり、特に小型のHDD装置
に広く用いられている。すなわち、HDD装置は複数デ
ィスクの任意の位置で磁気的に再生・記録を行なうため
に、ディスク上を移動するヘッドの位置を知る必要があ
る。セクタサーボ方法は、ディスク上に書かれているサ
ーボ情報の再生により、トラック番号と、そのトラック
の中心に対するヘッドの正確な位置を得るものである。
【0007】一般的なHDD装置のサーボ方法では、ト
ラックの中心からのずれ(以下、オフトラック量とい
う。)を検出するために位置誤差信号Position Error S
ignal(以下、PESという。)をサーボ情報内に用い
ている。
【0008】図8(A)に示すように、サーボ情報を得
るためのサーボパターンは、トラックの中心CLから一
方へ向かうサーボパターンPAと、他方へ向かうサーボ
パターンPBとが隣あうように連続して位置している。
各々のサーボパターンPA、PBは、一定振幅の信号で
トラックTR上に記録されている。HDD装置は、再生
ヘッドRDにより再生されるこれらサーボパターンP
A,PBの各々の再生信号の振幅の大きさにより、トラ
ックの中心からのヘッドの中心のずれを検出する。
【0009】例えば、再生ヘッドRDがトラックの中心
を通った場合(図8(A)参照)、サーボパターンPA
の再生信号Saと、サーボパターンPBの再生信号Sb
の振幅Va,Vbは一致する。この場合の振幅比は、 Va/(Va+Vb)=1/2 である。このときをトラックTRの中心に再生ヘッドR
Dが位置していると定義する。以下、Va/(Va+V
b)の値を単にPES値という。
【0010】また、再生ヘッドがトラックに対し図8
(B)に示すように再生ヘッドRDが一方へずれた場
合、すなわち、再生ヘッドRDの進行方向に対し再生ヘ
ッドRDの位置が右側(図8の矢印−方向)にずれた場
合、サーボパターンPAの再生信号Saの振幅Vaは小
さくなり、サーボパターンPBの再生信号Sbの振幅V
bは大きくなる。従って、 Va/(Va+Vb)<1/2 であり、PES値が1/2未満となることによって、再
生ヘッドRDの位置がトラック中心から進行方向右側に
ずれたことがわかる。
【0011】従って、再生ヘッドRDの感度がトラック
幅TW において略均一であれば、図8(C)に示すよう
に、オフトラック量とPES値の関係は理想的な線形に
なる。このため、再生ヘッドRDの中心をトラックの中
心CLに位置するように制御するアクチュエータ制御で
は、サーボゲインを、PES値に対応するように線型的
に設定すればよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MRヘ
ッドは、オフトラック量に対する感度が線型的でない領
域を有することが実験的に測定されている。従って、M
Rヘッドの磁気抵抗効果を利用し情報を再生する場合、
オフトラック量に応じて、得られる信号が変動すること
がある。また、得られる信号が略一致してもオフトラッ
ク量が所定の範囲を有することがある。このため、サー
ボが安定せずに情報の未検出や誤検出を生じることがあ
る。
【0013】本発明は、上記事実を考慮して、感度は線
型的でないMRヘッドを最適に位置決めすることができ
るMRヘッドのサーボ方法及びハードディスクシステム
を得ることが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、磁気抵抗効果を用いて情報
を再生可能なMRヘッドによって、トラック位置を識別
可能な情報が記憶される少なくとも1つのトラックを備
えた少なくとも1つの情報記録用ディスクから前記情報
を再生し、再生された情報を用いて前記トラック上へ前
記MRヘッドを位置決めする、MRヘッドのサーボ方法
であって、前記トラック上の予め定めた基準位置からの
前記MRヘッドのずれに対応する距離情報と、当該ずれ
に対応して前記情報記録用ディスクから再生される情報
との対応関係を予め記憶し、前記情報記録用ディスクか
ら前記情報を再生し、前記対応関係を参照し、前記再生
された情報に基づいて、前記基準位置を含む前記トラッ
ク上の予め定めた所定位置に前記MRヘッドが位置する
ように制御する、ことを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明は、トラック位置を
識別可能な情報が記憶される少なくとも1つのトラック
を備えた複数の情報記録用ディスクの各々から、磁気抵
抗効果を用いて情報を再生可能な前記各情報記録用ディ
スクに対応した複数のMRヘッドの各々によって、前記
情報を再生し、再生された情報を用いて前記トラック上
へ前記MRヘッドを位置決めする、MRヘッドのサーボ
方法であって、前記トラック上の予め定めた基準位置か
らの前記MRヘッドのずれに対応する距離情報と、当該
ずれに対応して前記情報記録用ディスクから再生される
情報との対応関係を前記複数の情報記録用ディスク毎に
予め記憶し、前記複数の情報記録用ディスクの何れか1
つの情報記録用ディスクにおける位置決めすべきトラッ
クから前記情報を再生し、前記位置決めすべきトラック
を含む情報記録用ディスクの対応関係を参照し、前記再
生された情報に基づいて、前記基準位置を含む前記トラ
ック上の予め定めた所定位置に前記MRヘッドが位置す
るように制御する、ことを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のMRヘッドのサーボ方法であって、前記再生
された情報に対する前記MRヘッドの前記基準位置から
のずれに対応する距離情報を求め、求めた距離情報に基
づいて、前記基準位置を含む前記トラック上の予め定め
た所定位置に前記MRヘッドが位置するように制御す
る、ことを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載のMRヘッドのサーボ方法であって、前記再生
された情報に対する前記MRヘッドの前記基準位置から
のずれに対応する距離情報を求め、前記基準位置を含む
前記トラック上の予め定めた所定位置までの距離情報と
求めた距離情報が一致して前記トラック上の予め定めた
所定位置に前記MRヘッドが位置するように制御する、
ことを特徴としている。
【0018】請求項5に記載の発明のハードディスクシ
ステムは、磁気抵抗効果を用いて情報を再生可能なMR
ヘッドと、トラック位置を識別可能なサーボ情報が記憶
される少なくとも1つのトラックを備えた情報記録用デ
ィスクと、前記トラック上の予め定めた基準位置からの
前記MRヘッドのずれに対応する距離情報と、当該ずれ
に対応して前記情報記録用ディスクから再生される情報
との対応関係をテーブルとして予め記憶した記憶手段
と、前記対応関係を参照すると共に、前記情報記録用デ
ィスクから再生された情報に基づいて、前記基準位置を
含む前記トラック上の予め定めた所定位置に前記MRヘ
ッドが位置するように制御する制御手段と、を備えてい
る。
【0019】請求項6に記載の発明のハードディスクシ
ステムは、トラック位置を識別可能なサーボ情報が記憶
される少なくとも1つのトラックを備えた複数の情報記
録用ディスクと、磁気抵抗効果を用いて情報を再生可能
な前記各情報記録用ディスクに対応した複数のMRヘッ
ドと、前記トラック上の予め定めた基準位置からの前記
MRヘッドのずれに対応する距離情報と、当該ずれに対
応して前記情報記録用ディスクから再生される情報との
対応関係を前記複数の情報記録用ディスク毎にテーブル
として予め記憶した記憶手段と、前記位置決めすべきト
ラックを含む情報記録用ディスクの対応関係を参照する
と共に、前記情報記録用ディスクから再生された情報に
基づいて、前記基準位置を含む前記トラック上の予め定
めた所定位置に前記MRヘッドが位置するように制御す
る制御手段と、を備えている。
【0020】請求項7に記載の発明は請求項5または6
に記載のハードディスクシステムにおいて、前記再生さ
れた情報に対する前記MRヘッドの前記基準位置からの
ずれに対応する距離情報を求める演算手段を更に備え、
前記制御手段は、求めた距離情報に基づいて、前記基準
位置を含む前記トラック上の予め定めた所定位置に前記
MRヘッドが位置するように前記MRヘッドを位置決め
することを特徴としている。
【0021】請求項8に記載の発明は請求項5または6
に記載のハードディスクシステムにおいて、前記制御手
段は、前記基準位置を含む前記トラック上の予め定めた
所定位置までの距離情報と求めた距離情報が一致して前
記トラック上の予め定めた所定位置に前記MRヘッドが
位置するように前記MRヘッドを位置決めすることを特
徴としている。
【0022】
【作用】請求項1に記載した発明のMRヘッドのサーボ
方法によれば、トラック上の予め定めた基準位置からの
MRヘッドのずれに対応する距離情報と、ずれに対応し
て情報記録用ディスクから再生される情報との対応関係
を予め記憶しているので、情報記録用ディスクから情報
を再生し、対応関係を参照すれば、基準位置からのずれ
に対するMRヘッドの現在位置を再生された情報から定
めることができる。従って、再生された情報に基づい
て、これから位置決めしようとする基準位置を含むトラ
ック上の予め定めた所定位置にMRヘッドが位置するよ
うに制御することができる。
【0023】請求項2に記載した発明のMRヘッドのサ
ーボ方法によれば、トラック上の予め定めた基準位置か
らのMRヘッドのずれに対応する距離情報と、ずれに対
応して情報記録用ディスクから再生される情報との対応
関係を複数の情報記録用ディスク毎に予め記憶している
ので、複数の情報記録用ディスクの何れか1つの情報記
録用ディスクにMRヘッドを位置決めする場合、このM
Rヘッドを位置決めすべきトラックから情報を再生し、
位置決めすべきトラックを含む情報記録用ディスクの対
応関係を参照すれば、該当する情報記録用ディスクにお
ける基準位置からのずれに対するMRヘッドの現在位置
を再生された情報から定めることができる。従って、再
生された情報に基づいて、これから位置決めしようとす
る1つの情報記録用ディスクにMRヘッドが基準位置を
含むトラック上の予め定めた所定位置に位置するように
制御することができる。
【0024】請求項3に記載した発明によれば、再生さ
れた情報に対するMRヘッドの基準位置からのずれに対
応する距離情報を求め、求めた距離情報に基づいて、基
準位置を含むトラック上の予め定めた所定位置にMRヘ
ッドが位置するように制御する。これにより、再生され
た情報を物理量である距離情報で換算することができ
る。従って、この再生された情報から求めた距離情報に
よりトラック上の所定位置へのMRヘッドの位置決め位
置を正確に演算することができる。
【0025】請求項4に記載した発明によれば、前記距
離情報を求め、さらに基準位置を含むトラック上の予め
定めた所定位置までの距離情報と求めた距離情報とが一
致してトラック上の予め定めた所定位置にMRヘッドが
位置するように制御する。これにより、再生された情報
に対応する距離情報とこれから位置決めしようとする所
定位置までの距離情報を物理量で換算することができ、
MRヘッドの位置決め位置を正確に演算することができ
る。
【0026】前記MRヘッドのサーボ方法は、請求項5
にも記載しように、磁気抵抗効果を用いて情報を再生可
能なMRヘッドと、トラック位置を識別可能なサーボ情
報が記憶される少なくとも1つのトラックを備えた情報
記録用ディスクと、前記トラック上の予め定めた基準位
置からの前記MRヘッドのずれに対応する距離情報と、
当該ずれに対応して前記情報記録用ディスクから再生さ
れる情報との対応関係をテーブルとして予め記憶した記
憶手段と、前記対応関係を参照すると共に、前記情報記
録用ディスクから再生された情報に基づいて、前記基準
位置を含む前記トラック上の予め定めた所定位置に前記
MRヘッドが位置するように制御する制御手段と、を備
えたハードディスクシステムによって、実現できる。
【0027】また、複数の情報記録用ディスクに対応す
る前記MRヘッドのサーボ方法は、請求項6にも記載し
たように、トラック位置を識別可能なサーボ情報が記憶
される少なくとも1つのトラックを備えた複数の情報記
録用ディスクと、磁気抵抗効果を用いて情報を再生可能
な前記各情報記録用ディスクに対応した複数のMRヘッ
ドと、磁気抵抗効果を用いて情報を再生可能なMRヘッ
ドと、トラック位置を識別可能なサーボ情報が記憶され
る少なくとも1つのトラックを備えた複数の情報記録用
ディスクと、前記トラック上の予め定めた基準位置から
の前記MRヘッドのずれに対応する距離情報と、当該ず
れに対応して前記情報記録用ディスクから再生される情
報との対応関係を前記複数の情報記録用ディスク毎にテ
ーブルとして予め記憶した記憶手段と、前記位置決めす
べきトラックを含む情報記録用ディスクの対応関係を参
照すると共に、前記情報記録用ディスクから再生された
情報に基づいて、前記基準位置を含む前記トラック上の
予め定めた所定位置に前記MRヘッドが位置するように
制御する制御手段と、を備えたハードディスクシステム
によって実現できる。
【0028】前記ハードディスクシステムは、請求項7
にも記載したように、再生された情報に対するMRヘッ
ドの基準位置からのずれに対応する距離情報を求める演
算手段を更に備え、制御手段は、求めた距離情報に基づ
いて、基準位置を含むトラック上の予め定めた所定位置
にMRヘッドが位置するようにMRヘッドを位置決めす
ることができる。
【0029】また、前記ハードディスクシステムは、請
求項8にも記載したように、前記制御手段は、前記基準
位置を含む前記トラック上の予め定めた所定位置までの
距離情報と求めた距離情報が一致して前記トラック上の
予め定めた所定位置に前記MRヘッドが位置するように
前記MRヘッドを位置決めすることができる。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。本実施例は、磁気記録円盤(ディスク)
に対して、セクタサーボ法によって磁気ヘッドを位置決
めするHDD装置10に本発明を適用したものである。
【0031】図2に示すように、本実施例に係るHDD
装置10はシャフト12を高速で回転させる駆動装置1
4を備えている。シャフト12には、互いの軸線が一致
するように円筒状の支持体16が取付けられており、支
持体16の外周面には複数枚(図2では2枚)の情報記
録用ディスクとしてのディスク18A、18Bが各々所
定間隔隔てて取付けられている。ディスク18A,18
Bは所定の厚み寸法の円盤状とされており、各々硬質の
材料で製作されかつ両面に磁性材料が塗布されており、
両面が記録面とされている。ディスク18A,18Bの
中心部には支持体16の外径寸法とほぼ同径の孔が穿設
されている。孔には支持体16が挿入されており、ディ
スク18A,18Bは支持体16の外周面に固定されて
いる。従って、駆動装置14によってシャフト12が回
転されると、ディスク18A,18Bは支持体16と一
体的に回転される。
【0032】ディスク18A,18Bの各々の記録面に
は、図3に示すようにディスク18の半径方向に沿って
複数のサーボ領域50が放射状に形成され、残りの領域
がデータトラック領域52とされている。サーボ領域5
0には、データトラックの配列方向等を示すためのバー
ストパターン等のサーボ信号が記録され、また、パター
ンの開始を示す特殊コード(1μsec 程度の無信号領域
等)及び各データトラックのアドレス等を表すグレイコ
ード(巡回2進符号)が、データトラックに対応されて
記録されている。なお、サーボ領域50の回転方向の終
端には、サーボ領域50の終了を表す(セクタの開始を
表す)セクタパルス信号SPを発生させるための情報が
記録されている。データトラック領域52には複数のト
ラックが半径方向に沿って同心円状にピッチPで形成さ
れており、各トラックには、前述のように、少なくとも
ID領域54及びデータ領域56が含まれている。ま
た、各トラックには、後述する磁気ヘッドによってディ
スク18A,18Bの回転方向に沿って情報が書き込ま
れる。
【0033】上記HDD装置10は、ディスク18A,
18Bの各々の記録面に対応して設けられた所定ヘッド
ギャップ幅及びギャップ長のMRヘッドとしての磁気ヘ
ッド20A〜20Dを備えている。各磁気ヘッド20A
〜20Dは、MRヘッドとして機能すると共に、情報を
読取るための再生素子21A〜21Dと、情報を書込む
ための記録素子19A〜19Dとから構成されている。
磁気ヘッド20A〜20Dの各々は、対応するアクセス
アーム22A〜22Dの先端部に取付けられており、デ
ィスク18A,18Bの対応する記録面から若干(例え
ば 0.1〜 0.2ミクロン程度)離れた位置に保持されてい
る。アクセスアーム22A〜22Dのの後端部は支持部
24に取り付けられている。支持部24は、シャフト2
6を介して駆動装置28に取り付けられており、駆動装
置28が所定角度だけ回動することによってアクセスア
ーム22A〜22Dが旋回するようになっている。この
アクセスアーム22A〜22Hの旋回によって、各磁気
ヘッド20A〜20Dがディスク18A,18Bの各記
録面上を半径方向(図3参照)に移動し、ディスク18
A〜18Dの記録面上の所定部位に位置される。
【0034】駆動装置28は、ハードディスクコントロ
ーラ(以下、HDCという。)30に接続されている。
このHDC30は、後述するように磁気ヘッド20A〜
20Dの各々にも接続されている(図4参照)。これら
のアクセスアーム22A〜22D、支持部24、シャフ
ト26、駆動装置28、HDC30によって、本発明の
制御手段を構成している。
【0035】図4に示すように、HDC30はマイクロ
コンピュータで構成されたコントローラ本体40を有し
ている。このコントローラ本体40は、ディスクに対す
る記録再生処理等におけるマイクロジョグ量を定める、
すなわち磁気ヘッドを位置決めするための後述するテー
ブルを記憶したメモリ42を備えている。コントローラ
本体40は、デジタルアナログ変換器(D/A)28
a、増幅回路(AMP)28b、及びボイスコイルモー
タ(VCM)28cから構成される駆動装置28に接続
されている。従って、コントローラ本体40から出力さ
れたデジタル信号が、D/A28aにおいてアナログ信
号に変換され、AMP28bにおいて所定倍率で増幅さ
れた後に、VCM28cへ供給される。VCM28cは
供給された信号に応じた所定角度だけ回動し、アクセス
アーム22A〜22Dが所定角度旋回する。
【0036】また、コントローラ本体40は、情報記録
用に電流を供給するための記録ドライバ34Aを介して
磁気ヘッド20Aの記録素子19Aに接続されると共
に、バイアス電流を供給してディスクに記録された情報
に応じた磁界を検出することにより情報を再生するため
の再生ドライバ36Aを介して磁気ヘッド20Aの再生
素子21Aに接続されている。同様に、コントローラ本
体40は、記録ドライバ34B〜34Dを介して磁気ヘ
ッド20B〜20Dの記録素子19B〜19Dに接続さ
れると共に、再生ドライバ36B〜36Dを介して磁気
ヘッド20B〜20Dの再生素子21B〜21Dに接続
されている。
【0037】上記磁気ヘッド20Aは、MRヘッドとし
て機能し、再生素子21Aと記録素子19Aとから構成
されている。記録素子19Aはインダクティブ薄膜等が
スパッタリングで形成されており、再生素子21Aは磁
界または磁化により電気抵抗が変化する磁気抵抗効果
(MR効果)を有する素子を含んで形成されている。こ
の再生素子21Aは、ソフトバイアス方法によるバイア
ス磁界付与によって抵抗値の変化により磁界を検出する
ときの感度と変化する磁界との直線性を向上させて、再
生素子近傍の磁界を検出することができる。なお、磁気
ヘッド20B〜20Dは、磁気ヘッド20Aと同様の構
成であるため、詳細な説明を省略する。
【0038】ここで、磁気ヘッド20Aを例にして磁気
ヘッドから得られる信号について説明する。図5には、
磁気ヘッドである再生素子21Aのトラックに対して位
置決めされた位置におけるオフトラック量と、再生素子
21Aによる情報再生誤差信号の大きさであるポジショ
ンエラーシグナル(PES)から得られたPES値との
関係を示した。なお、図5は、磁気ヘッドのギャップ長
が3.0μmのとき、0.2μmステップづつの計測結
果である。
【0039】図5からも理解されるように、オフトラッ
ク量とPES値の関係は、オフトラック量に応じて、オ
フトラック量とPES値が線型対応する範囲Laと、非
線型対応する範囲Lbとがある。オフトラック量とPE
S値が線型的に増減すれば、磁気ヘッドを所定の位置に
位置決めするためのサーボコントロールは線型的に扱う
ことができる。この線型的に増減する範囲は、再生素子
21Aのトラック幅に関連する。すなわち、線型的に増
減する範囲のレンジは、再生素子21Aのトラック幅等
をパラメータにする関数となり、トラック幅が短くなる
ほどレンジが狭くなる。従って、HDD装置の大容量化
のためのトラック幅の狭幅化を促進すると、再生素子2
1Aが短くなるので、線型的に増減する範囲のレンジは
狭くなる。このような狭幅化が進むトラック幅に対して
サーボコントロールが最も安定するように、磁気ヘッド
を位置決めしようとすると、磁気ヘッドが線型対応する
範囲Laから外れる確率が高くなる。例えば、図5の場
合、HDD装置10の線型対応する範囲は約±0.9μ
mであり、この線型領域を外れると、磁気ヘッドの位置
決めが安定しない。
【0040】本実施例では、この非線形対応する範囲L
bをも、磁気ヘッド20Aの位置決めを線型的に行おう
とするものである。図6に示すように、理想的なオフト
ラック量に対応する磁気ヘッド20Aの物理的位置と磁
気ヘッド20Aの再生信号から得られるPES値との関
係は、線型的な理想特性60である。実際的な磁気ヘッ
ド20Aの再生信号から得られるPES値に対する磁気
ヘッド20Aの物理的位置の関係は、非線型な変換特性
62になる。従って、磁気ヘッド20Aの再生信号から
得られるPES値に対して、この変換特性62を参照す
れば、線型的な理想特性60に相当する磁気ヘッド20
Aの物理的位置を得ることができる。本実施例では、こ
の磁気ヘッド20Aの変換特性62が、テーブルTBと
してメモリ42の記憶されている。なお、他の磁気ヘッ
ド20B〜20Dについても同様のテーブルが記憶され
ている。
【0041】上記磁気ヘッドの変換特性62は、HDD
装置10の個々の磁気ヘッド20A〜20Dの構成及び
ディスク18A、18Bの半径方向の位置等によって変
化するが、HDD装置の製造テストプロセスにおいて測
定することができ、また、理論的な補間によっても決定
することができる。
【0042】次に、本実施例の作用を図1のフローチャ
ートを参照して説明する。図1のステップ100では、
ディスク18A、18Bに対する磁気ヘッドによる処理
の分類が読み取られる。この分類は、図示しないホスト
コンピュータ等からの指示(ユーザーのコマンド等)に
よって、データ記録処理、データ再生処理及びフォーマ
ット処理等の設定に応じて定まるものである。この分類
は、マイクロジョグ量等の磁気ヘッドの位置決め位置
(スキュー角との関係を含む)が、ディスク上のトラッ
ク位置や記録素子と再生素子とのオフセット等により一
義的に決定できないので、対象となる処理における予め
定まるオフセット量を設定するためである。次のステッ
プ102では、ディスク18Aからサーボ情報を読み取
る。すなわち、上記説明したように、サーボパターンP
A、PBの各々の再生信号の振幅の各々の大きさである
アナログ信号が再生ドライバ36Aにおいてデジタル符
号化されてコントローラ本体40に入力される。入力さ
れたサーボパターンPA、PBのデジタル信号を用いて
次のステップ104において、PES値を演算する。次
のステップ106では上記で説明したテーブルTBを参
照し、ステップ108において、PES値に対応する磁
気ヘッド20Aの物理的位置(オフトラック量)を演算
する。次のステップ110では、得られた物理的位置
と、ステップ100で読み取られた分類に応じた磁気ヘ
ッド20Aのフィードバック値を演算する。すなわち、
サーボ情報を得た磁気ヘッド20Aの位置から、トラッ
ク、分類及びスキュー角等を考慮して磁気ヘッド20A
が位置決めされるべき位置までの磁気ヘッド20Aの移
動量(マイクロジョグ量)を演算する。この演算された
移動量に応じて、ステップ112ではアクセスアームを
駆動する。すなわち、コントローラ本体40からスキュ
ー角を考慮したマイクロジョグ量に対応するデジタル信
号を出力し、D/A28aにおいて変換され、AMP2
8bにおいて所定倍率で増幅された信号に応じて、VC
M28cによりアクセスアーム22A〜22Dが所定角
度旋回する。従って、これらの処理を繰り返すことによ
って、旋回したアクセスアーム22A〜22Dの位置で
トラックを追従できるように、サーボコントロールが安
定して行われる。
【0043】このように、本実施例では、MR効果を有
する磁気ヘッドの感度不均一等により、オフセット量と
PES値との関係が非線型になる範囲にまで磁気ヘッド
をサーボコントロールする場合であっても、オフセット
量とPES値との関係が線型的に得られる特性として予
め記憶されたテーブルを参照しているので、再生された
サーボ情報から最適な位置で忠実に磁気ヘッドを位置決
めすることができる。また、非線型な範囲で磁気ヘッド
を用いてもオフトラック量を得ることができるので、M
R効果を有する再生素子の特性を最大限かつ有効に利用
することができる。また、マイクロジョグ等の可能範囲
に余裕を持たせることができるので、サーボ演算負荷が
増大することなく、最適化することができ、未検出や誤
検出することがなく情報を再生することができる。
【0044】なお、上記実施例では、トラックTRの中
心から振り分けられたサーボパターンPA、PBの再生
信号の振幅比から演算された値をPES値として、用い
た場合を説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、磁気ヘッドを位置決めできるように、ディスク
から得られる情報(再生信号)を用いればよい。
【0045】また、サーボパターンPA、PBの再生信
号のみを用いた場合には、オフトラック量とPES値と
の関係、すなわち特性が平坦になることがあるので、図
7に示したように、サーボパターンPA、PBから1/
2トラックの幅だけずれた位置にサーボパターンPC、
PDを記録しておき、このサーボパターンPC、PDの
再生信号の振幅比(Va/(Va+Vb))を、サーボ
パターンPA、PBの再生信号の振幅比(Vc/(Vc
+Vd))に加算または減算した値をPES値として用
いることが好ましい。
【0046】上記実施例では、ソフトバイアス方法によ
ってMR素子にバイアス磁界を付与する場合について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、M
R素子の近傍に導体を配設し導体に電流を供給すること
によって磁界を付与するシャントバイアス方式等によっ
てMR素子にバイアス磁界を付与してもよい。
【0047】なお、上記実施例では、セクタサーボ方法
によって磁気ヘッドを位置決めする場合を説明したが、
セクタ領域をディスク上に形成しないノンセクタ方法の
磁気ヘッド位置決め方法にも適用が可能である。この場
合、ディスクの内周、中腹及び外周においてマイクロジ
ョグの量が異なるが、本実施例では再生素子と記録素子
のトラック位置のずれを減少させることができ、サーボ
コントロールの演算負荷を軽減することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、基準位置からのMRヘッドのずれに対応
する距離情報と、ずれに対応して情報記録用ディスクか
ら再生される情報との対応関係を予め記憶しているの
で、情報記録用ディスクからの再生時の信号等が非線型
であっても、再生された情報に基づいて、これから位置
決めしようとするトラック上の予め定めた所定位置にM
Rヘッドが位置するように制御することができる、とい
う効果がある。
【0049】請求項2に記載した発明によれば、基準位
置からのMRヘッドのずれに対応する距離情報と、ずれ
に対応して情報記録用ディスクから再生される情報との
対応関係を複数の情報記録用ディスク毎に予め記憶して
いるので、複数の情報記録用ディスクの各々について再
生時の信号等が非線型であっても、該当する情報記録用
ディスクから再生された情報に基づいて、これから位置
決めしようとするトラック上の予め定めた所定位置にM
Rヘッドが位置するように制御することができる、とい
う効果がある。
【0050】請求項3に記載した発明によれば、再生さ
れた情報に対するMRヘッドの基準位置からのずれに対
応する距離情報を求め、求めた距離情報に基づいて、M
Rヘッドを位置決めしているので、再生された情報を物
理量である距離情報で換算することができ、トラック上
の所定位置へのMRヘッドの位置決め位置を正確に演算
し、位置決めすることができる、という効果がある。
【0051】請求項4に記載した発明によれば、トラッ
ク上の所定位置までの距離情報と求めた距離情報とが一
致するようにMRヘッドを位置決めしているので、再生
された情報に対応する距離情報とこれから位置決めしよ
うとする所定位置までの距離情報を物理量で換算するこ
とができ、MRヘッドの位置決め位置を正確に演算する
ことができる、という効果がある。
【0052】請求項5に記載した発明によれば、基準位
置からのMRヘッドのずれに対応する距離情報と、情報
記録用ディスクから再生される情報との対応関係をテー
ブルとして予め記憶手段に記憶しているので、情報記録
用ディスクからの再生時の信号等が非線型であっても、
トラック上の所定位置にMRヘッドを位置決めするのに
要する演算負荷を軽減できるハードディスクシステムを
提供できる、という効果がある。
【0053】請求項6に記載した発明によれば、トラッ
ク上の基準位置からのMRヘッドのずれに対応する距離
情報と、情報記録用ディスクから再生される情報との対
応関係を複数の情報記録用ディスク毎にテーブルとして
予め記憶手段に記憶しているので、情報記録用ディスク
からの再生時の信号等が情報記録用ディスク毎に異なる
状態の非線型であっても、該当する情報記録用ディスク
のトラック上の所定位置にMRヘッドを位置決めするの
に要する演算負荷が情報記録用ディスク毎に変動するこ
とがなく最適にすることができるハードディスクシステ
ムを提供できる、という効果がある。
【0054】請求項7にも記載した発明によれば、再生
された情報に対するMRヘッドの基準位置からのずれに
対応する距離情報をさらに求めるのみで、トラック上の
所定位置にMRヘッドを位置決めするのに要する演算負
荷をさらに軽減できるハードディスクシステムを提供で
きる、という効果がある。
【0055】請求項8にも記載したように、トラック上
の所定位置までの距離情報と求めた距離情報が一致する
ようにMRヘッドを位置するので、情報記録用ディスク
からの再生時の信号等が非線型であっても、物理量の演
算によって正確に位置決めすることができるハードディ
スクシステムを提供できる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかり、磁気ヘッドを位置決めする
HDD装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】本発明が適用可能なHDD装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図3】HDD装置のディスクを示すイメージ図であ
る。
【図4】HDD装置のハードディスクコントローラ周辺
の概略構成を示すブロック図である。
【図5】磁気ヘッドのオフトラック量とPES値の関係
を示す線図である。
【図6】テーブルとして記憶されたPES値とオフトラ
ック量との関係を説明するためのイメージ図である。
【図7】詳細なPES値を得るためのサーボパターンを
示す線図である。
【図8】オフトラック量を信号として得ることを説明す
るための説明図である。
【符号の説明】
10 HDD装置 18A ディスク 20A 磁気ヘッド 22A アクセスアーム 30 ハードディスクコントローラ
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 健一郎 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (56)参考文献 特開 平4−67420(JP,A) 特開 平2−89211(JP,A) 特開 平6−259714(JP,A) 特開 平6−231404(JP,A) 特開 平6−259730(JP,A) 特開 平5−334607(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗効果を用いて情報を再生可能な
    MRヘッドによって、トラック位置を識別可能な情報が
    記憶される少なくとも1つのトラックを備えた少なくと
    も1つの情報記録用ディスクから前記情報を再生し、再
    生された情報を用いて前記トラック上へ前記MRヘッド
    を位置決めする、MRヘッドのサーボ方法であって、 前記トラック上の予め定めた基準位置からの前記MRヘ
    ッドのずれに対応する距離情報と、当該ずれに対応して
    前記情報記録用ディスクから再生される情報との対応関
    係を予め記憶し、 前記情報記録用ディスクから前記情報を再生し、 前記対応関係を参照し、前記再生された情報に基づい
    て、前記基準位置を含む前記トラック上の予め定めた所
    定位置に前記MRヘッドが位置するように制御する、 ことを特徴とするMRヘッドのサーボ方法。
  2. 【請求項2】 トラック位置を識別可能な情報が記憶さ
    れる少なくとも1つのトラックを備えた複数の情報記録
    用ディスクの各々から、磁気抵抗効果を用いて情報を再
    生可能な前記各情報記録用ディスクに対応した複数のM
    Rヘッドの各々によって、前記情報を再生し、再生され
    た情報を用いて前記トラック上へ前記MRヘッドを位置
    決めする、MRヘッドのサーボ方法であって、 前記トラック上の予め定めた基準位置からの前記MRヘ
    ッドのずれに対応する距離情報と、当該ずれに対応して
    前記情報記録用ディスクから再生される情報との対応関
    係を前記複数の情報記録用ディスク毎に予め記憶し、 前記複数の情報記録用ディスクの何れか1つの情報記録
    用ディスクにおける位置決めすべきトラックから前記情
    報を再生し、 前記位置決めすべきトラックを含む情報記録用ディスク
    の対応関係を参照し、前記再生された情報に基づいて、
    前記基準位置を含む前記トラック上の予め定めた所定位
    置に前記MRヘッドが位置するように制御する、 ことを特徴とするMRヘッドのサーボ方法。
  3. 【請求項3】 前記再生された情報に対する前記MRヘ
    ッドの前記基準位置からのずれに対応する距離情報を求
    め、求めた距離情報に基づいて、前記基準位置を含む前
    記トラック上の予め定めた所定位置に前記MRヘッドが
    位置するように制御する、ことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のMRヘッドのサーボ方法。
  4. 【請求項4】 前記再生された情報に対する前記MRヘ
    ッドの前記基準位置からのずれに対応する距離情報を求
    め、前記基準位置を含む前記トラック上の予め定めた所
    定位置までの距離情報と求めた距離情報が一致して前記
    トラック上の予め定めた所定位置に前記MRヘッドが位
    置するように制御する、ことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のMRヘッドのサーボ方法。
  5. 【請求項5】 磁気抵抗効果を用いて情報を再生可能な
    MRヘッドと、 トラック位置を識別可能なサーボ情報が記憶される少な
    くとも1つのトラックを備えた情報記録用ディスクと、 前記トラック上の予め定めた基準位置からの前記MRヘ
    ッドのずれに対応する距離情報と、当該ずれに対応して
    前記情報記録用ディスクから再生される情報との対応関
    係をテーブルとして予め記憶した記憶手段と、 前記対応関係を参照すると共に、前記情報記録用ディス
    クから再生された情報に基づいて、前記基準位置を含む
    前記トラック上の予め定めた所定位置に前記MRヘッド
    が位置するように制御する制御手段と、 を備えたハードディスクシステム。
  6. 【請求項6】 トラック位置を識別可能なサーボ情報が
    記憶される少なくとも1つのトラックを備えた複数の情
    報記録用ディスクと、 磁気抵抗効果を用いて情報を再生可能な前記各情報記録
    用ディスクに対応した複数のMRヘッドと、 前記トラック上の予め定めた基準位置からの前記MRヘ
    ッドのずれに対応する距離情報と、当該ずれに対応して
    前記情報記録用ディスクから再生される情報との対応関
    係を前記複数の情報記録用ディスク毎にテーブルとして
    予め記憶した記憶手段と、 前記位置決めすべきトラックを含む情報記録用ディスク
    の対応関係を参照すると共に、前記情報記録用ディスク
    から再生された情報に基づいて、前記基準位置を含む前
    記トラック上の予め定めた所定位置に前記MRヘッドが
    位置するように制御する制御手段と、 を備えたハードディスクシステム。
  7. 【請求項7】 前記再生された情報に対する前記MRヘ
    ッドの前記基準位置からのずれに対応する距離情報を求
    める演算手段を更に備え、前記制御手段は、求めた距離
    情報に基づいて、前記基準位置を含む前記トラック上の
    予め定めた所定位置に前記MRヘッドが位置するように
    前記MRヘッドを位置決めすることを特徴とする請求項
    5または6に記載のハードディスクシステム。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記基準位置を含む前
    記トラック上の予め定めた所定位置までの距離情報と求
    めた距離情報が一致して前記トラック上の予め定めた所
    定位置に前記MRヘッドが位置するように前記MRヘッ
    ドを位置決めすることを特徴とする請求項7に記載のハ
    ードディスクシステム。
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