JP2633189B2 - 布団篭 - Google Patents

布団篭

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JP2633189B2
JP2633189B2 JP5348459A JP34845993A JP2633189B2 JP 2633189 B2 JP2633189 B2 JP 2633189B2 JP 5348459 A JP5348459 A JP 5348459A JP 34845993 A JP34845993 A JP 34845993A JP 2633189 B2 JP2633189 B2 JP 2633189B2
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JP
Japan
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futon basket
rope
net
reinforcing
futon
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JP5348459A
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歓司 桑原
雅雄 城井
良信 佐藤
勝男 木村
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GASON KK
Koiwa Kanaami Co Ltd
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GASON KK
Koiwa Kanaami Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川工事や道路工事或
いは各種擁壁工事等に用いられる吊り込み可能な布団篭
に関する。
【0002】
【従来の技術】布団篭は底面と側面を網材で囲った箱体
と、箱体の上口を閉鎖する網製の蓋で構成される。布団
篭は現場で石詰めして水流や土圧に対抗できる重量を付
与している。ところで、従来の布団篭は、布団篭の側面
の網材や、その中間に設置する仕切網の上部に、吊りフ
ックを設けて吊り上げを行っていた。
【0003】
【本発明が解決しようとする問題点】前記した従来の布
団篭にはつぎのような問題点がある。
【0004】<イ> 布団篭が網製であるから、吊り上
げると特に底網が変形しやすい。
【0005】<ロ> 底網の変形を防止する方法として
は、底網を高強度に製作する方法が考えられる。しかし
ながら、据付地盤の不陸性に対応する必要性から、底網
の強度を高めることに限界がある。
【0006】<ハ> また布団篭の変形を防止する方法
としては、フックの設置数を増して各網の荷重負担を分
散する方法がある。この方法にあっては、フックを布団
篭に取付ける加工手数や、各フックに吊具を着脱する手
数が増えるといった難点がある。また各フックの荷重負
担を均等にするため、高い取付精度が要求されるといっ
た問題もある。
【0007】<ニ> 吊り上げの際、布団篭の自重を分
配して支持させるため、補強ロ−プ材とその上端に取付
けた吊りフックの数を多数設けたことから、吊りフック
の着脱操作が難しく又手間がかかり、特に水中での取外
し作業は困難である。
【0008】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、布団篭の
変形を効果的に防止できて、しかも吊り上げ作業の安全
性を確保できる、布団篭を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明は、底網の周縁
部に側網を立設して構成される布団篭において、底網を
横断させて相対向する側網間に、可撓性を有する補強用
ロープを配置し、補強用ロープと網の重合部にコイルを
巻き付けて補強用ロープを各網に対し摺動自在に係合さ
せて連結したことを特徴とする、布団篭である。
【0010】
【本発明の構成】以下図面を参照しながら本発明につい
て説明する。
【0011】<イ>布団篭の構成 図1に布団篭10の一例を示す。布団篭10は、矩形の
底網11の周縁に複数の側網12を立設させて形成した
箱体と、箱体の上口を封鎖する矩形の蓋網13とにより
構成される。各網11〜13は公知の金網20の周縁に
金網20より高強度の枠体21を取り付けて形成されて
いる。底網11及び相対向する各側網12には、連続し
た補強用ロ−プ14が取り付けてある。
【0012】<ロ>補強用ロ−プ 補強用ロ−プ14は、ワイヤ−ロ−プ等の可撓性を有す
るロ−プ材で、その両端には吊り環15が形成されてい
る。補強用ロ−プ14の全長は、布団篭10から上方に
突出する上端に取付けられた吊り環15の高さが一致す
る寸法に設定されている。
【0013】<ハ>ロープの取付手段 図2に示すように補強用ロープ14を布団篭10に対し
て摺動自在に係合させて連結するには、各網体11、1
2の外周面に補強用ロープ14を配置し、各網体11、
12と補強用ロープ14の重合部にコイル30を巻きつ
けて行われる。補強用ロープ14を布団篭10の外周面
に取付けるのは、内周面へ取付けた場合より吊り上げ時
の補強効率が良いからである。また、補強用ロープ14
の取付けは、布団篭の組み立てと平行して行っても良い
し、完成した布団篭に追加して取付けても良い。本実施
例においては、コイル30巻き付けによる補強用ロープ
14の取付けについて説明したが、各網体11、12に
対して摺動自在に係合して連結できる他の公知の手段に
よる実施も可能である。
【0014】
【作用】
【0015】<イ>布団篭への石詰め 図1に示す布団篭10内に採石等の骨材50を投入した
後、蓋網13を取り付ける。石詰め作業は現場で、布団
篭10を現場で組み立てて行うか、或いは作業環境の良
い採石場等で石詰めした布団篭10を、トラック等の輸
送手段に積み込み現場まで運搬する。
【0016】<ロ>布団篭の吊り上げ つぎに図3に示すように布団篭10の真上に吊込装置4
0を位置させ、作業員により各垂下フック41を布団篭
10の各吊り環15に掛止する。また吊込装置2を垂下
フック41の屈曲方向に水平移動させて、全部の垂下フ
ック41を一斉に吊り環15に挿通しても良い。吊込装
置2の各垂下フック41のセットが完了したら、図2の
ように吊込装置40を図示しないクレーン等で吊り上げ
る。
【0017】<ハ>吊り上げ時のロ−プ材の機能
【0018】 ロ−プ材の摺動構造に起因するもの 補強用ロ−プ14は摺動自在に布団篭10の外周に取付
けられているため、布団篭10の吊り上げ時にロ−プ1
4自体にかかる吊り荷重を分散させることができるの
で、ロ−プ14取付けコイル30等の取付け具及びロ−
プ14にかかる負荷が少なくなる。また、ロ−プ14の
両端に形成された吊り環15の位置の修正も容易に行え
る。
【0019】 ロ−プ材の連続性に起因するもの 補強用ロ−プ14は、可撓性のロ−プ材であり相対向す
る側網12より底網11を渡って取付けてあるため、吊
り上げ時に各側網12のはらみだし(変形)を防止する
と共に、底網11の変形をも防止する。また、吊り上げ
時に底網11と側網12の連結部へ集中する荷重は、補
強用ロ−プ14を側網12部と底網11部一体に形成し
てあるため、容易に回避・分散できる。
【0020】 上記とより起因するもの 前述したとの相乗効果により、1本の補強用ロ−プ
14が荷重を受けることのできる限界が高いため、布団
篭10を吊り上げるためにロ−プ14を多量に使用する
必要がなくなったため、ロ−プ14両端に形成される吊
り環15の総数を低減でき、垂下フック41着脱にかか
る手間が軽減される。
【0021】<ニ>吊込装置の撤去 布団篭10を所定の位置に着底したら、各吊り環15か
ら一斉に垂下フック41を抜き取る。各吊り環15と各
垂下フック41は向きが同一方向に揃えてあるから、作
業員が手作業で垂下フック41を抜き取る手間が省け
る。特に、布団篭10の設置現場の水深が深い場合に有
利である。
【0022】
【その他の変形例】前記実施例は吊り環15を環状に形
成し、垂下フック22の下部を鈎形に形成した場合につ
いて説明したが、環体と鈎体を逆に組み合わせても良
い。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0024】<イ> 布団篭にコイルを介して各補強用
ロープを摺動自在に取付けてあるため、布団篭の自重が
底網及び各側網に偏って集中することがなく均等に分配
できると共に、補強用ロープの横移動や外れを効果的に
防止して布団篭の吊り上げ作業を安全に行える。さらに
各網体のはらみだし等の変形効果的に防止できる。
【0025】<ロ> 従来の布団篭と同じ部材でも、補
強用ロ−プの追加取付けにより高強度部材に匹敵する強
度を持ち、底網にあっては据付地盤の不陸性に従来通り
対応できる。
【0026】<ハ> 補強用ロ−プの布団篭への取付け
は、夫々コイル巻き付けにより簡単に行われるため、補
強策とその配筋工を短時間で手間をかけずに効率良くで
きる。
【0027】<ニ> 摺動自在の各補強用ロ−プによ
り、布団篭の自重を分配することが可能とったことか
ら、吊り環の数を減少させることができるため、吊り環
の着脱操作も簡単に時間をかけずにできるようになっ
た。また、摺動自在の補強用ロ−プにより、各吊り環の
荷重負担を均等にすることが容易となる。
【0028】<ホ> 吊り環の総数を減少させることが
できるため、その着脱操作が容易となり、操作時間の短
縮も可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる布団篭の下方からの斜視図
【図2】 補強用ロ−プ取付け部分の説明図
【図3】 吊込装置の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 良信 東京都葛飾区白鳥4−17−14 小岩金網 株式会社内 (72)発明者 木村 勝男 東京都葛飾区白鳥4−17−14 小岩金網 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−79592(JP,A) 実開 昭50−45927(JP,U) 特公 昭55−28286(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底網の周縁部に側網を立設して構
    成される布団篭において、 底網を横断させて相対向する側網間に、可撓性を有する
    補強用ロープを配置し、 補強用ロープと網の重合部にコイルを巻き付けて補強用
    ロープを各網に対し摺動自在に係合させて連結したこと
    を特徴とする、 布団篭。
JP5348459A 1993-12-27 1993-12-27 布団篭 Expired - Lifetime JP2633189B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5348459A JP2633189B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 布団篭

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JPH07189230A JPH07189230A (ja) 1995-07-28
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