JP2633185B2 - 錠剤包装機 - Google Patents

錠剤包装機

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JP2633185B2
JP2633185B2 JP24990193A JP24990193A JP2633185B2 JP 2633185 B2 JP2633185 B2 JP 2633185B2 JP 24990193 A JP24990193 A JP 24990193A JP 24990193 A JP24990193 A JP 24990193A JP 2633185 B2 JP2633185 B2 JP 2633185B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、錠剤を収納するポケッ
トが一定間隔で形成されたプラスチックフィルムに錠剤
を供給し、錠剤を包装する錠剤包装機に関し、さらに詳
細には、カプセル形状の錠剤をドラムを用いて高速で供
給し、包装する錠剤包装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、錠剤を収納するポケットが一定間
隔で形成されたウエブ状のプラスチックフィルムに、カ
プセル状の錠剤を供給し、アルミ箔を接着し、必要な大
きさに切断して錠剤シートを製造する錠剤包装機が使用
されている。カプセル状の錠剤は丸い形状の錠剤と比較
して搬送性が良くないため、カプセル状の錠剤をプラス
チックフィルムのポケットに供給するには、外周にカプ
セルを収納するための複数の凹部が複数列形成されたド
ラムが使用されている。ドラムは、プラスチックフィル
ムの上方に設けられ、プラスチックフィルムと同期的速
度で回転し、凹部に収納されているカプセルをプラスチ
ックフィルムのポケットに落下供給する。さらに、錠剤
包装機のスピードアップに伴い、1つのドラムでは供給
できないため、2つのドラムを使用してポケットの1つ
おきにカプセルを供給することも行われている。
【0003】一方、ドラムのポケットにカプセルを供給
することは、パーツフィーダにより整列されたカプセル
をシュートによりドラムの凹部に供給する方法が採られ
ている。ここで、(1)ドラムが凹部に収納しているカ
プセルをプラスチックフィルムのポケットに供給するこ
とと、(2)シュートがドラムにカプセルを供給するこ
ととを比較すると、(2)シュートがドラムにカプセル
を供給することの方が難しく、トラブルの発生も多い。
それは、(1)の供給では、ドラムがプラスチックフィ
ルムと同期的に回転しているため、カプセルが安定して
落下するのに対し、(2)の供給では、シュート内で停
止していたカプセルを回転しているドラムの凹部に落下
させているため、カプセルの挙動が不安定なためである
と考えられる。
【0004】(2)の供給で発生するトラブルを解決す
るために、従来より色々な提案がなされている。例え
ば、実開昭55−16107号公報では、シュートに整
列している錠剤のうち、落下させる錠剤の1つ上にある
錠剤をレバーにより押さえる方法が提案されている。ま
た、特開平5−85519号公報では、ドラムに対する
シュートの位置を、ドラムの回転軸を通る垂線を基準と
して、ドラムの回転方向に45度以上75度以下進んだ
範囲に設けることを提案している。これにより、ドラム
の回転速度の垂直方向成分が水平方向成分より大きくな
るため、シュート内のカプセルがドラムの凹部に入りや
すいとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には次のような問題があった。すなわち、ドラム
が回転して、ドラムの凹部がシュートに対応する位置に
きてカプセルが落下するときに、カプセルはシュート内
で停止していたため、移動を開始するまでに時間にばら
つきがある。そのため、動きだしに時間がかかった場合
に、カプセルがドラムと案内板との間に挟まれてカプセ
ルが破壊される問題があった。そして、これは、シュー
ト内にカプセルから発生する粉等が付着してカプセルの
落下を遅らせることにより助長されていた。
【0006】これを解決するための従来の提案において
も、ドラムの回転速度をプラスチックフィルムの搬送速
度と常に同期させているため、カプセルがシュートから
ドラムに落下するときも、ドラムは高速で回転してお
り、カプセルがガイドに挟まれて破壊される場合があ
り、カプセルが安定して凹部に供給されない問題があっ
た。一方、カプセルシートのコストダウンを実現するた
めに、錠剤包装機のスピードアップが望まれている。こ
こで、ドラムの数を3つ、4つと増加すれば、個別のド
ラムの回転スピードを低速とすることができ、シュート
からドラムの凹部に安定してカプセルを供給することが
可能となるが、3つ以上のドラムの回転同期を取ること
は困難であり、また包装機が大型化する問題があり、実
現困難であった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決して、シュー
トからドラムの凹部にカプセルを安定して供給すること
ができる錠剤包装機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の錠剤包装機は、錠剤を収納するポケットが
一定の間隔で形成されたプラスチックフィルムと、該プ
ラスチックフィルムを水平方向に一定の速度で搬送する
搬送手段と、該プラスチックフィルムのポケットに錠剤
を供給するために、外周に錠剤を収納する複数の凹部が
形成されたドラムと、該ドラムの凹部に錠剤を供給する
シュートとを有する錠剤包装機であって、(1)ドラム
の凹部に収納されている錠剤を、プラスチックフィルム
のポケットに供給する第一供給タイミングと、(2)シ
ュートが前記ドラムの凹部に錠剤を供給する第二供給タ
イミングとで、ドラムを異なる速度で回転させるドラム
回転速度変更手段を有している。
【0009】また、上記錠剤包装機において、第二供給
タイミング時のドラムの回転速度が、第一供給タイミン
グ時のドラムの回転速度より遅いことを特徴とする。ま
た、上記各錠剤包装機において、ドラム回転速度変更手
段が、ローラギア、バレルカム、パラレルカム等のイン
デックスドライブであることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成よりなる本発明の錠剤包装機の搬送
手段は、錠剤を収納するポケットが一定の間隔で形成さ
れたプラスチックフィルムを水平方向に一定の速度で搬
送する。また、ドラムは、プラスチックフィルムと同期
的に移動することにより、外周の凹部に収納されている
錠剤をプラスチックフィルムのポケットに供給する。ま
た、シュートは、パーツフィーダにより整列された錠剤
をドラムの凹部に供給する。また、ドラム回転速度変更
手段は、(1)ドラムの凹部に収納されている錠剤を、
プラスチックフィルムのポケットに供給する第一供給タ
イミングと、(2)シュートが前記ドラムの凹部に錠剤
を供給する第二供給タイミングとで、ドラムを異なる速
度で回転させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例である錠
剤包装機を図面に基づいて詳細に説明する。図5に錠剤
包装機の構成を概念図で示す。平坦なウエブ状のプラス
チックフィルム22がロール21として供給される。プ
ラスチックフィルム22は、プラスチックフィルムを変
形可能な温度まで加熱する加熱器23、およびカプセル
17を収納するための4列5連のポケット38を一度に
成形するための成形機24を通過して、ポケット38に
対応する凹部が外周に形成された間欠駆動ローラ25に
より間欠的に搬送されている。間欠的に搬送されるの
は、成形機24の動作が間欠的だからである。
【0012】ポケット38が形成されたプラスチックフ
ィルム22は、間欠送りと連続送りとの間でプラスチッ
クフィルム22の動作を調整するためのダンサーローラ
26、送りローラ27を介して、カプセルを供給するた
めの第一ドラム13A、第二ドラム13B、および丸形
の錠剤を供給するためのシュート29の下方を通過す
る。プラスチックフィルム22のポケット38には、第
一ドラム13Aと第二ドラム18Bとにより交互にカプ
セル17が供給される。そして、カプセルが供給されて
いる場合は、シュート29は閉鎖されている。一方、ド
ラム13A,13Bには、シュート18A,18Bを介
して、カプセル用のパーツフィーダ28A,28Bによ
りカプセルが供給されている。
【0013】次に、カプセル17がポケット38に供給
されたプラスチックフィルム22にアルミ箔31が合わ
されて、貼付けローラ32,33により挟まれて接着さ
れる。カプセル17の供給工程においては、プラスチッ
クフィルム22は、連続搬送ローラ34により一定の速
度で搬送されている。連続搬送ローラ34を通過したプ
ラスチックフィルム22は、ダンサーローラ35、送り
ローラ36を介して、プラスチックフィルム22とアル
ミ箔31とを、2列5連のシートに切断する打ち抜き機
37に送られる。打ち抜き機37の工程においては、打
ち抜かれて残ったプラスチックフィルム22等は、駆動
する図示しない駆動ローラにより間欠的に送られてい
る。ダンサーローラ35は、この間欠送りと、カプセル
供給工程での連続送りとの調整を取るためのものであ
る。
【0014】次に、本発明の主要部であるドラム13の
周辺部の構成について図3に基づいて説明する。2つの
ドラム13A,13Bの構成は同じであるので、共通な
符号により説明する。ドラム13の外周に、カプセル1
7を収納するための9箇所の凹部14a,14b,14
c,14d,14e,14f,14g,14h,14i
が、均等割で形成されている。凹部14は、外周の軸方
向に4列に形成されている。ドラム13の中心軸は、ド
ラム13を異なる速度で回転させるためのドラム回転速
度変更手段であるローラギア45の出力軸と連結してい
る。ローラギア45の入力軸には、サーボモータ46の
回転軸が連結している。ドラム13の左側に外周に沿っ
て、ポケット14に収納されているカプセル17が落下
するのを防止するためのガイド16が取り付けられてい
る。ガイド16の下端部16aは、プラスチックフィル
ム22と接している。
【0015】ドラム13の中心を通る垂線から角度30
〜40度の位置に、垂直にシュート18が移動用ガイド
43を介して付設されている。シュート18の上端は、
図示しないパーツフィーダに接続され、パーツフィーダ
によりシュート18にカプセル17が供給される。シュ
ート18の内部には、カプセル17が縦方向に連続して
ある。シュート18の下端部付近にカプセル17が落下
するのを防止するためのストッパ41が付設されてい
る。ストッパ41は、通常押さえバネ43によりカプセ
ル17を保持する方向に付勢されている。また、ストッ
パ41は、図示しないカムによりドラム13の回転に同
期してカプセル17への付勢が解除される。
【0016】次に、以上説明した構成を有する錠剤包装
機の作用を説明する。始めに、本発明の主要部である
(1)ドラム13の凹部14に収納されているカプセル
17プラスチックフィルム22のポケット38に供給す
る第一供給作用、および(2)シュート18がドラム1
3の凹部14にカプセル17を供給する第二供給作用に
ついて説明する。図1にドラム13の外周の回転速度を
示す。縦軸がドラム13の外周の移動量を示し、横軸が
ローラギア45の入力軸の角度を示している。直線11
は、プラスチックフィルム22の搬送量を示している。
直線11の傾きがプラスチックフィルム22の速度を示
し、プラスチックフィルム22は、一定速度で搬送され
ている。また、曲線12は、ドラム13の外周の変位量
を示している。曲線12の各点における接線の傾きがド
ラム13の外周の速度を示している。
【0017】また、プラスチックフィルム22における
ポケット38のピッチは、26mmであり、本実施例の
錠剤包装機は2つのドラム13A,13Bによりポケッ
ト38に対して交互にカプセル17を供給しているの
で、プラスチックフィルム22がS=52mm移動する
ことが1サイクルであり、ドラム13は、1サイクル毎
にカプセル17をポケット38に供給する。図1におい
て、プラスチックフィルム22の移動量がS=52mm
のときに、ローラギア45の入力角度が360度になる
ように、サーボモータ46の速度が調整されている。こ
こで、ドラム13の直径Mは、本実施例の錠剤包装機で
は、M=140mmであり、凹部14は、ドラム13の
外周を9分割して9箇所に形成されているので、ローラ
ギア45の入力軸が360度回転したときに、ドラム1
3の外周の変位量Hは、H=M*π/9=約48.87
mmである。従って、プラスチックフィルム22がS=
52mm搬送されるときに、ドラム13の外周は、H=
48.87mm移動するのである。
【0018】次に、ドラム13の変位量と(1)ドラム
13の凹部14に収納されているカプセル17をプラス
チックフィルム22のポケット38に供給する第一供給
タイミングとの関係について説明する。図4に第一タイ
ミングにおけるドラム13の変位位置、プラスチックフ
ィルム22のポケット38の搬送位置、およびカプセル
17の挙動を示す。図4の(a)は、図1においてロー
ラギア45の入力角度がB=約190度のときの状態を
示している。(b)は、ローラギア45の入力角度がA
=約270度のときの状態を示している。
【0019】図4の(a)の状態は、ドラム13の凹部
14に収納されていたカプセル17の先端部が、プラス
チックフィルム22のポケット38に落下するタイミン
グである。図1のローラギア45の入力角度がBの前後
の範囲において、曲線12の接線の傾きは、直線11の
傾きより大きい。すなわち、ドラム13の外周の速度
が、プラスチックフィルム22の搬送速度より速い。従
って、ドラム13の凹部14が、プラスチックフィルム
22のポケット38を追いかける様に変位し、ドラム1
3の凹部14がポケット38に、図4の(a)の状態ま
で追いついたときに、凹部14に収納されていたカプセ
ル17の先端部がポケット38内に落下する。さらに、
ドラム13の凹部14がポケット38を追いかけ、ロー
ラギア45の入力角度がA=約270度になったとき、
図4の(b)に示すように、凹部14とポケット38と
の位置が一致する。このとき、曲線12の接線の傾き
は、図1に示すように、プラスチックフィルム22の搬
送速度の傾きと等しくなる。すなわち、ドラム13の凹
部14の移動速度とプラスチックフィルム22の搬送速
度とが等しくなる。これにより、カプセル17が凹部1
4からポケット38へ落下する。ここで、カプセル17
の落下時に、落下ガイド15が凹部14内に侵入してカ
プセル17を強制的に落下させているので、カプセル1
7の落下が完全に行われる。
【0020】次に、ドラム13の変位量と(2)シュー
ト18がドラム13の凹部14にカプセル17を供給す
る第二供給タイミングとの関係について説明する。図2
に第二タイミングにおけるドラム13の変位位置、シュ
ート18の位置、およびカプセル17の挙動を示す。図
2の(a)は、図1においてローラギア45の入力角度
が約280度のとき、すなわち、図中aで示す位置にあ
る時のドラム13の凹部14の状態を示している。
(b)は、ローラギア45の入力角度が約20度のと
き、すなわち、図中bで示す位置にある時のドラム13
の状態を示している。(c)は、ローラギア45の入力
角度が約95度のとき、すなわち、図中cで示す位置に
ある時のドラム13の状態を示している。
【0021】図2の(a)は、シュート18の出口付近
にあるカプセル17の先端部が、ドラム13の凹部14
の入口端にあるタイミングである。次に、図2の(b)
は、カプセル17の先端部が、凹部14の中に落下した
タイミングを示している。この図2の(a)から(b)
へ変化する時、すなわち、図1の中でL1で示す区間に
おいて、曲線12の接線の傾きは、徐々に小さくなり、
bのタイミングでは、傾きは0になっている。これを速
度で考えれば、ドラム13の凹部14のシュート18に
対する速度は、図2の(a)に示すカプセル17の先端
部が凹部14の入口端にあるときから、徐々に低下して
いる。そして、図2の(b)に示すカプセル17の先端
部が凹部14に落下するタイミングでは、ドラム13の
凹部14のシュート18に対する速度は、0となってい
る。
【0022】次に、図2の(b)から(c)へ変化する
時、すなわち、図1の中でL2で示す区間において、曲
線12の傾きは、徐々に大きくなっている。これを速度
で考えれば、ドラム13の凹部14のシュート18に対
する速度は、図2の(b)に示すカプセル17の先端部
が凹部14に落下した後、徐々に上昇している。そし
て、図2の(c)に示すカプセル17が凹部14に落下
するタイミングでは、ドラム13の外周の速度は、プラ
スチックフィルム22の搬送速度と等しくなっている。
このように、(2)シュート18がドラム13の凹部1
4にカプセル17を供給する第二供給タイミングの時の
ドラム13の外周の速度を、(1)ドラム13の凹部1
4に収納されているカプセル17をプラスチックフィル
ム22のポケット38に供給する第一タイミングの時の
ドラム13の外周の速度より遅くしているので、シュー
ト18で停止していたカプセル17がドラム13の凹部
14に落下する時に、ドラム13の外周の移動速度が低
速であり、カプセル17は、余裕をもって落下すること
が可能であり、カプセル17を確実に凹部14に落下さ
せることができる。
【0023】次に、本実施例の錠剤包装機の全体の作用
について説明する。平坦なウエブ状のプラスチックフィ
ルム22は、間欠駆動ローラ25により間欠的に搬送さ
れ、加熱器23により塑性変形可能な温度まで加熱さ
れ、停止のタイミングで成形機24により4列5連の凹
部14が形成される。成形機24は、間欠的に順次成形
するので、凹部14は、4列の連続なものとして成形さ
れる。凹部14が形成されたプラスチックフィルム22
は、ダンサーローラ26により、間欠駆動と連続搬送の
調整が行われる。
【0024】次に、錠剤としてカプセル17を供給する
ときは、2組のドラム1A,13Bにより、ポケット3
8にカプセル17が交互に供給される。このとき、丸形
の錠剤を供給するシュート29は閉鎖されている。2つ
のドラム13A,13Bによりカプセル17を供給して
いるのは、カプセル17は、シュート18等での落下に
時間がかかるため、2つのドラム13A,13Bで供給
して全体のサイクルタイムを短縮して生産効率を高める
ためである。ドラム13によりプラスチックフィルム2
2のポケット38にカプセル17を供給する作用につい
ては、前に説明したので説明を省略する。丸形の錠剤を
供給するときは、ストッパ41によりドラム13へのカ
プセル17の供給を停止し、パーツフィーダ30がシュ
ート29を介して、錠剤を供給する。
【0025】一対の貼付けローラ32,33により、全
てのポケット38にカプセル17が収納されたプラスチ
ックフィルム22に、アルミ箔31が貼付けられる。ア
ルミ箔31が貼付けられたプラスチックフィルム22
は、ダンサーローラ35により、間欠駆動と連続搬送の
調整が行われる。次に、プラスチックフィルム22は、
図示しない駆動ローラにより間欠的に搬送される。そし
て、停止タイミングで打ち抜き機37により、2列5連
の錠剤シートに打ち抜かれる。打ち抜かれた錠剤シート
は、図示しない回収装置により段積みされて搬送され
る。また、打ち抜かれて残ったプラスチックフィルム2
2は、図示しないゴミ箱により回収される。
【0026】以上詳細に説明したように、本発明の錠剤
包装機によれば、(2)シュート18がドラム13の凹
部14にカプセル17を供給する第二供給タイミングに
おけるドラム13の外周速度を、(1)ドラム13の凹
部14に収納されているカプセル17を、プラスチック
フィルム22のポケット38に供給する第一供給タイミ
ングにおけるドラム13の外周速度より遅くするための
ローラギア45を有しているので、シュート18からド
ラム13の凹部14へのカプセル17の落下を安定して
行わせることができ、カプセル17がガイドに挟まれて
破壊される等のトラブルの発生を防止できる。
【0027】本実施例では、1種類のカプセルを供給す
る場合について説明したが、種類の異なるカプセルをド
ラムにより供給する場合、プラスチックフィルム22に
おけるポケット38のピッチが異なるため、従来は、直
径の異なるドラムを使用するため、ドラムの交換等で段
取りに多くの時間がかかっていた。本実施例の錠剤包装
機においては、ローラギア45A,45Bを異なるサー
ボモータ46A,46Bで駆動しているので、ポケット
のピッチが変更された場合でも、各々のサーボモータ4
6A,46Bでプラスチックフィルム22への同期をと
れば、カプセルの供給が可能であり、段取り時間の大幅
な短縮が実現できる。
【0028】以上本発明のモータの制御装置について実
施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されることなく、色々な変形が可能である。例え
ば、本実施例では、ドラム回転速度変更手段として、ロ
ーラギア45を使用しているが、バレルカム、パラレル
カム等の他のインデックスドライブを使用しても同様で
ある。また、本実施例では、2つのドラム13A,13
Bを使用する場合について説明したが、ドラムが1つの
場合、または3つ以上の場合でも同様である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の錠剤包装機によれば、(2)シュートがドラムの
凹部14に錠剤を供給する第二供給タイミングにおける
ドラムの外周速度と、(1)ドラムの凹部に収納されて
いる錠剤を、プラスチックフィルムのポケットに供給す
る第一供給タイミングにおけるドラムの外周速度とを変
更するためのドラム回転速度変更手段を有しているの
で、シュートからドラムの凹部への錠剤の落下を安定し
て行わせることができ、錠剤がガイドに挟まれて破壊さ
れる等のトラブルの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の錠剤包装機で使用されるドラムの回転
変位を示すデータ図である。
【図2】ドラムの凹部、シュートおよびカプセルの位置
関係を示す説明図である。
【図3】ドラム周辺の構成を示す断面図である。
【図4】プラスチックフィルムのポケット、ドラムの凹
部およびカプセルの位置関係を示す説明図である。
【図5】本発明の錠剤包装機の全体の構成を示す概念図
である。
【符号の説明】
13 ドラム 14 凹部 17 カプセル 18 シュート 22 プラスチックフィルム 34 連続搬送ローラ 38 ポケット 45 ローラギア

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠剤を収納するポケットが一定の間隔で
    形成されたプラスチックフィルムと、該プラスチックフ
    ィルムを水平方向に一定の速度で搬送する搬送手段と、
    該プラスチックフィルムのポケットに錠剤を供給するた
    めに、外周に錠剤を収納する複数の凹部が形成されたド
    ラムと、該ドラムの凹部に錠剤を供給するシュートとを
    有する錠剤包装機において、(1)前記ドラムの凹部に
    収納されている錠剤を、前記プラスチックフィルムのポ
    ケットに供給する第一供給タイミングと、(2)前記シ
    ュートが前記ドラムの凹部に錠剤を供給する第二供給タ
    イミングとで、 前記ドラムを異なる速度で回転させるドラム回転速度変
    更手段を有することを特徴とする錠剤包装機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する錠剤包装機におい
    て、 前記第二供給タイミング時の前記ドラムの回転速度が、
    前記第一供給タイミング時の前記ドラムの回転速度より
    遅いことを特徴とする錠剤包装機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する錠剤
    包装機において、 前記ドラム回転速度変更手段が、ローラギア、バレルカ
    ム、パラレルカム等のインデックスドライブであること
    を特徴とする錠剤包装機。
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EA025982B1 (ru) * 2013-09-27 2017-02-28 Владимир Леонидович Солодчук Устройство для распространения препаратов в твердой дозированной форме

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