JP2632765B2 - 荷役装置におけるリフトシリンダ用油圧回路 - Google Patents

荷役装置におけるリフトシリンダ用油圧回路

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JP2632765B2
JP2632765B2 JP4299655A JP29965592A JP2632765B2 JP 2632765 B2 JP2632765 B2 JP 2632765B2 JP 4299655 A JP4299655 A JP 4299655A JP 29965592 A JP29965592 A JP 29965592A JP 2632765 B2 JP2632765 B2 JP 2632765B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトトラッ
ク等の荷役車両における荷役装置において、フォークの
昇降動を行うリフトシリンダ用油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフトトラック等の荷役
車両における荷役装置においては、フォーク上に荷物が
あり負荷が大きい場合とフォーク上に荷物がなく負荷が
小さい場合とでフォークの上昇速度を変更するようにし
たものが知られている。このような荷役車両のフォーク
を昇降動するリフトシリンダのボトム室とロッド室とに
圧油を供給するリフトシリンダ用油圧回路は、図6に示
すように、タンク40にポンプ41を介して接続するポ
ンプ管路42とタンク40に接続するタンク管路43と
が設けられ、該ポンプ管路42とタンク管路43とが操
作弁44に接続されている。該操作弁44はポンプポー
ト44aとタンクポート44bと第一ポート44cと第
二ポート44dとを有し、ポンプポート44aにポンプ
管路42が、タンクポート44bにタンク管路43がそ
れぞれ接続されており、中位置Fにおいてはポンプポー
ト44aとタンクポート44bとが接続し第一ポート4
4cと第二ポート44dとが遮断され、上位置Eにおい
てはポンプポート44aから第一ポート44cに接続し
タンクポート44bと第二ポート44dとが遮断され、
下位置Gにおいては第一ポート44cと第二ポート44
dとが接続しポンプポート44aとタンクポート44b
とが遮断されるようになっている。そして、操作弁44
の第一ポート44cに第一管路45が、第二ポート44
dに第二管路46がそれぞれ接続され、前記第一管路4
5と第二管路46とが作動器47に接続されている。一
方、フォーク48を昇降動するリフトシリンダ49に
は、そのロッド室50に接続するロッド管路51が設け
られると共に、ボトム室52に接続するボトム管路53
が設けられ、前記ロッド管路51とボトム管路53とが
作動器47に接続されている。前記作動器47の内部に
おいては、前記第一管路45と前記ボトム管路53とが
第一内部流路54で接続されると共に、内部に第一切換
弁55と第二切換弁56とが設けられ、該第一切換弁5
5は第一ポート55aと第二ポート55bと第三ポート
55cとを有し、第一ポート55aにロッド管路51が
接続されており、下位置Hにおいては第一ポート55a
から第二ポート55bに接続し、第三ポート55cが遮
断され、上位置Iにおいては第一ポート55aと第三ポ
ート55cとが接続され、第二ポート55bが遮断さ
れ、該第一切換弁55の第二ポート55bがチェックバ
ルブ57を介して第一内部流路54に接続されると共
に、第三ポート55cが第二内部流路58に接続され、
該第一切換弁55の切換作動は、前記第一内部流路54
に接続されるパイロット管路59で第一内部流路54の
油圧により作動すると共に、前記第二内部流路58に接
続されるパイロット管路60で第二内部流路58の油圧
により作動するようになっている。そして、前記第二内
部流路58は途中で分岐され、一方が前記第二管路46
に接続されると共に、他方が第二切換弁56に接続され
ている。該第二切換弁56は入口ポート56aと出口ポ
ート56bとを有し、入口ポート56aに前記第二内部
流路58が接続されており、下位置Jにおいては入口ポ
ート56aと出口ポート56bとが遮断され、上位置K
においては入口ポート56aから出口ポート56bに接
続され、該第二切換弁56の切換作動は、前記第二内部
流路58に接続されるパイロット管路61で第二内部流
路58の油圧により作動するようになっている。そし
て、該第二切換弁56の出口ポート56bがタンク管路
62を介してタンク40に接続されている。
【0003】このような構成により、操作弁44を中位
置Fにした時には、タンク40からポンプ41により吐
出した圧油がタンク管路43を経てタンク40に戻るよ
うになり、リフトシリンダ49が中立状態で停止したま
まとなり、リフトシリンダ49のロッド先端側に設けら
れたフォーク48が停止される。操作弁44を上位置E
にした時には、タンク40からの吐出圧油が第一管路4
5、第一内部流路54、ボトム管路53を経てリフトシ
リンダ49のボトム室52に流入し、リフトシリンダ4
9を上昇させ、リフトシリンダ49のロッド室50内の
圧油をロッド管路51により作動器47の第一切換弁5
5に流す。この時、フォーク48上に荷物がなく負荷が
小さい場合は、第一切換弁55が下位置Hとなりリフト
シリンダ49のロッド室50内の圧油をチェックバルブ
57を介して第一流路54内に流入するようになり、リ
フトシリンダ49のボトム室52への圧油の量を増大さ
せてリフトシリンダ49の上昇速度が早まる。また、フ
ォーク48上に荷物があり負荷が大きい場合は、第一内
部流路54の油圧が高まり、パイロット管路59により
第一内部流路54の油圧で第一切換弁55が上位置Iと
なりリフトシリンダ49のロッド室50内の圧油が第二
内部流路58を介して第二切換弁56に、そして、第二
切換弁56からタンク管路62を介してタンク40へと
流するようになり、リフトシリンダ49の上昇を通常の
速度で行うようになる。これにより、フォーク48が通
常の速度と早い速度とで上昇される。操作弁44を下位
置Gにした時には、リフトシリンダ49が自重で下降
し、リフトシリンダ49のボトム室52内の圧油をボト
ム管路53、第一内部流路54、第一管路45を経て操
作弁44に流し、操作弁44より第二管路46を経て第
二内部流路58に流す。この時、第一切換弁55と第二
切換弁56とにおいては、第一切換弁55が先に作動す
るようになっており、第二内部流路58に流れてきた圧
油が第一切換弁55を経てロッド管路51に流れ、リフ
トシリンダ49のロッド室50に流入するようになり、
フォーク48が下降される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の荷役装置におけ
るリフトシリンダ用油圧回路であっては、操作弁44と
リフトシリンダ49との間に設けられた作動器47にお
いて、その内部に操作弁44とリフトシリンダ49のボ
トム室52とを接続する流路と、操作弁44からリフト
シリンダ49のロッド室50に接続する流路と、リフト
シリンダ49のロッド室50からタンク40に接続する
流路と、リフトシリンダ49のロッド室50からボトム
室52に接続する流路とを有しており、内部が複雑とな
り、作動器47が大型で複雑な構成となっているので、
リフトシリンダ用油圧回路全体が大型となり、リフトシ
リンダ用油圧回路を車体へ設置する際、車体側に大きな
スペースを確保しなければならないという問題が生じて
いた。また、操作弁44と作動器47とリフトシリンダ
49それぞれに複雑に管路が接続しているので、接続部
が多くなり、接続部における圧力損失が大変大きくなる
という問題が生じていた。本発明はこれらの問題を解決
することをその課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポンプから吐
出された圧油をリフトシリンダのボトム室に接続する第
一管路に供給する位置と、ポンプから吐出された圧油を
タンクに流出する位置と、前記第一管路の圧油をタンク
に流出する位置とに切換動作を行う操作弁を備え、前記
リフトシリンダのピストンに、ロッド室の油圧が高くな
った際にロッド室の圧油をボトム室に流すチェックバル
ブを設け、前記リフトシリンダのロッド室とタンクとの
間に作動器を設け、該作動器に、その内部流路に通常は
閉位置となりロッド室内の負圧により開位置となる吸引
バルブを設けると共に、該吸引バルブを開位置に作動さ
せるピストン部を設け、該ピストン部に前記リフトシリ
ンダのボトム室に接続するパイロット管路を接続して、
ボトム室の油圧により前記ピストン部を作動させるよう
にする。
【0006】
【作用】本発明は、リフトシリンダのピストンにロッド
室の油圧が高くなった際にロッド室の圧油をボトム室に
流すようにするチェックバルブを設けたことで、リフト
シリンダのロッドを上昇させる時、フォーク上に荷物が
なくリフトシリンダへの負荷が小さい場合は、ボトム室
とロッド室とにおいてロッド室の油圧が高まり、チェッ
クバルブを作動して、ロッド室の圧油をチェックバルブ
を経てボトム室に流入し、リフトシリンダーのボトム室
への圧油の量を増大させて、リフトシリンダのロッドの
上昇速度を早め、また、フォーク上に荷物がありリフト
シリンダへの負荷が大きい場合は、この負荷によりリフ
トシリンダのボトム室の油圧が高まり、作動器のピスト
ン部を作動し、作動器のチェックバルブして、作動器の
内部流路を開状態として、ロッド室の圧油を作動器を経
てタンクへ流し、リフトシリンダのロッドの上昇を通常
の速度で行う。
【0007】
【実施例】本発明による荷役装置におけるリフトシリン
ダ用油圧回路について説明する。図1に示すように、フ
ォーク1を昇降動するリフトシリンダ2は、シリンダチ
ューブ3とピストン4とピストンロッド5からなり、該
シリンダチューブ3内部にロッド室6とボトム室7とを
形成するようになっており、該ピストンロッド5の先端
側にフォーク1を設けている。そして、このリフトシリ
ンダ2においては、前記ピストン4に2個のチェックバ
ルブ8を設け、該チェックバルブ8は、ピストン4の上
面(ロッド室6側)から下面(ボトム室7側)に向かっ
て小径孔9と大径孔10を形成し、該小径孔9と大径孔
10との段部にバルブシート11を設けると共に、大径
孔10内にボール12を収納し、該ボール12をスプリ
ング13で上方に向かって支持し、該スプリング13を
リング部材14で支持するようになっており、チェック
バルブ8に所定圧以上の油圧がかかるとボール12が移
動し圧油がロッド室6からボトム室7の一方向のみに流
れるようになっている。そして、リフトシリンダ2のボ
トム室7側の接続部15に第一管路16を接続し、該第
一管路16は操作弁17に接続している。また、タンク
18にポンプ19を介して接続するポンプ管路20とタ
ンク18に接続するタンク管路21とを設け、該ポンプ
管路20とタンク管路21とを操作弁17に接続してい
る。該操作弁17はポンプポート17aとタンクポート
17bと第一ポート17cとを有し、ポンプポート17
aにポンプ管路20が、タンクポート17bにタンク管
路21が、そして第一ポート17cに第一管路16がそ
れぞれ接続しており、中位置Bにおいてはポンプポート
17aとタンクポート17bとが接続し第一ポート17
cが遮断され、上位置Aにおいてはポンプポート17a
から第一ポート17cに接続しタンクポート17bが遮
断され、下位置Cにおいては第一ポート17cからタン
クポート17bに接続しポンプポート17aが遮断する
ようになっている。一方、リフトシリンダ2のロッド室
6側の接続部22に接続するように作動器23をシリン
ダチューブ3の側面に溶接固着し、該作動器23は、内
部に内部流路24を設けると共に、該内部流路24の一
端をロッド室6側の接続部22に接続し、前記内部流路
24の他端をタンク18に接続するタンク管路25に接
続している。そして、前記内部流路24内に吸引バルブ
26を設け、該吸引バルブ26は、上下移動して内部流
路24の開閉を行うポペット27と、該ポペット27を
下方に押しているスプリング28とからなる。また、前
記吸引バルブ26の下方にはピストン部29を設け、該
ピストン部29は、上下移動するピストン本体30と、
該ピストン本体30を下方に押しているスプリング31
と、前記ピストン本体30下部に当たるボール32とか
らなっており、前記リフトシリンダ2のボトム室7側に
設けた接続部33に接続しているパイロット管路34を
接続し、該パイロット管路34の油圧により前記ピスト
ン本体30を上方に移動して前記吸引バルブ26のポペ
ット27を上方に押し上げるようになっている。
【0008】次に、このように構成したリフトシリンダ
用油圧回路の作動状態について説明する。操作弁17を
中位置Bした時には、図1に示すように、タンク18か
らポンプ19により吐出した圧油がタンク管路21を経
てタンク18に戻り、リフトシリンダ2が中立状態で停
止したままとなる。これにより、リフトシリンダ2のロ
ッド5先端側に設けられたフォーク1を停止したままと
することができる。操作弁17を上位置Aした時には、
タンク18からの吐出圧油が第一管路16を経てリフト
シリンダ2のボトム室7に流入し、リフトシリンダ2の
ロッド5を上昇(リフトシリンダ2が伸びる状態)させ
る。この時、フォーク1上に荷物がなく負荷が小さい場
合は、図2に示すように、ピストン4が上昇してロッド
室6が縮小されていくので、ボトム室7とロッド室6と
においてロッド室6の油圧が高まり、ピストン4内のチ
ェックバルブ8に所定圧以上の油圧がかかりチェックバ
ルブ8のボール12を下方に押し下げて、ロッド室6の
圧油をチェックバルブ8を経てボトム室7に流入するよ
うになり、リフトシリンダ2のボトム室7への圧油の量
を増大させてリフトシリンダ2のロッド5の上昇速度を
早める。また、フォーク1上に荷物があり負荷が大きい
場合は、図3に示すように、この負荷によりリフトシリ
ンダ2のボトム室7の油圧が高まり、パイロット管路3
4を介して作動器23のピストン部29を作動し、この
ピストン部29の作動はパイロット管路34の油圧でピ
ストン部29のボール32を上方に持ち上げることで、
ピストン本体30を上方に持ち上げ、吸引バルブ26の
ポペット27を上方に持ち上げて作動器23の内部流路
24を開状態として、ピストン4に設けたチェックバル
ブ8が作動することなく、ロッド室6の圧油を作動器2
3の内部流路24、タンク管路25を経てタンク18へ
流し、リフトシリンダ2のロッド5の上昇を通常の速度
で行うようにする。これにより、フォーク1を通常の速
度と早い速度とで上昇することが可能となる。操作弁1
7を下位置Cした時には、リフトシリンダ2のロッド5
が自重で下降(リフトシリンダ2が縮む状態)し、リフ
トシリンダ2のボトム室7の圧油を第一管路16を経て
操作弁17に流し、操作弁17よりタンク管路21を経
てタンク18に流す。この時、フォーク1上に荷物があ
り負荷が大きい場合は、図4に示すように、リフトシリ
ンダ2のボトム室7の油圧が高まり、パイロット管路3
4を介して作動器23のピストン部29を作動し、作動
器23の吸引バルブ26のポペット27を上方に持ち上
げて内部流路24を開状態とし、リフトシリンダ2のロ
ッド室6が負圧になることにより、タンク18からタン
ク管路25、作動器23の内部流路24を経てリフトシ
リンダ2のロッド室6に圧油が流入するようになる。一
方、フォーク1上に荷物がなく負荷が小さい場合は、図
5に示すように、リフトシリンダ2のロッド室6が負圧
になることにより、作動器23の吸引バルブ26のポペ
ット27を吸引することで上方に持ち上げ、作動器23
の内部流路24を開状態とし、タンク18からタンク管
路25、作動器23の内部流路24を経てリフトシリン
ダ2のロッド室6に圧油が流入するようになる。これに
より、フォーク1を下降することができる。
【0009】また、図1に示すように、作動器23のピ
ストン部29においては、ピストン本体30の下部を大
径円板部30aとその下部にボール32とほぼ同径とな
る小径円柱部30bとに形成することで、パイロット管
路34の油圧によりピストン本体30を上方に持ち上げ
後は、ピストン本体30の大径円板部30aで油圧を受
けて、パイロット管路34の油圧が若干下がっても受圧
面積が大きいので、容易にピストン本体30が下方に移
動しないような構成となっている。
【0010】このように構成することで、作動器23に
は、吸引バルブ26とピストン部29とを設け、その内
部にリフトシリンダ2のロッド室6とタンク18とを接
続する内部流路24のみを有した構成にするだけで良
く、従来に比べて小型でかつ単純な構成とすることがで
きる。また、操作弁17においては、ポンプポート17
aとタンクポート17bと第一ポート17cの3つのポ
ートで良く、従来に比べてポートを減少することがで
き、操作弁17を小型でかつ単純な構成にすることがで
きる。さらに、前記作動器23、前記操作弁17を単純
な構成にすることで、それぞれを接続する管路を従来に
比べて減らすことができ、それぞれの接続部における圧
力損失や油もれ等を減少することができる。
【0011】なお、本実施例においては、作動器23を
リフトシリンダ2のシリンダチューブ3の側面に溶接固
着しているが、作動器23をリフトシリンダ2と分離し
て設けて、該作動器23とリフトシリンダ2とを管路を
介して接続するようにしても良い。また、リフトシリン
ダ2のピストン4に設けたチェックバルブ8において
は、本実施例では2個設けているが、1個あるいは複数
個でも良く、チェックバルブ8のボール12の変わりに
円錐体を用いても良い。
【0012】
【発明の効果】本発明の荷役装置におけるリフトシリン
ダ用油圧回路であっては、作動器に吸引バルブとピスト
ン部とを設けて、その内部にリフトシリンダのロッド室
とタンクとを接続する流路のみを有する構成にすること
で、作動器を小型でかつ単純な構成とし、リフトシリン
ダ用油圧回路全体を小型にかつ単純な構成にすることが
でき、車体にリフトシリンダ用油圧回路を設置する際、
車体側に大きなスペースを確保する必要がなくなり、か
つ設置作業が容易となり、組み立て、または整備時の作
業性を向上することができる。また、作動器の構成の単
純化により、リフトシリンダ用油圧回路内の管路も減ら
すことができ、操作弁、リフトシリンダ、作動器と管路
との接続部を減らして、それぞれの接続部における圧力
損失や油もれを減少し、リフトシリンダ用油圧回路の性
能の向上と安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリフトシリンダ用油圧回路の概略
回路図である。
【図2】本発明によるリフトシリンダ用油圧回路の作動
状態を説明する回路図である。
【図3】本発明によるリフトシリンダ用油圧回路の作動
状態を説明する回路図である。
【図4】本発明によるリフトシリンダ用油圧回路の作動
状態を説明する回路図である。
【図5】本発明によるリフトシリンダ用油圧回路の作動
状態を説明する回路図である。
【図6】従来のリフトシリンダ用油圧回路の概略回路図
である。
【符号の説明】
1…フォーク、2…リフトシリンダ、3…シリンダチュ
ーブ、4…ピストン、5…ピストンロッド、6…ロッド
室、7…ボトム室、8…チェックバルブ、9…小径孔、
10…大径孔、11…バルブシート、12…ボール、1
3…スプリング、14…リング部材、15…接続部、1
6…第一管路、17…操作弁、17a…ポンプポート、
17b…タンクポート、17c…第一ポート、18…タ
ンク、19…ポンプ、20…ポンプ管路、21…タンク
管路、22…接続部、23…作動器、24…内部流路、
25…タンク管路、26…吸引バルブ、27…ポペッ
ト、28…スプリング、29…ピストン部、30…ピス
トン本体、30a…大径円板部、30b…小径円柱部、
31…スプリング、32…ボール、33…接続部、34
…パイロット管路、40…タンク、41…ポンプ、42
…ポンプ管路、43…タンク管路、44…操作弁、44
a…ポンプポート、44b…タンクポート、44c…第
一ポート、44d…第二ポート、45…第一管路、46
…第二管路、47…作動器、48…フォーク、49…リ
フトシリンダ、50…ロッド室、51…ロッド管路、5
2…ボトム室、53…ボトム管路、54…第一内部流
路、55…第一切換弁、55a…第一ポート、55b…
第二ポート、55c…第三ポート、56…第二切換弁、
56a…入口ポート、56b…出口ポート、57…チェ
ックバルブ、58…第二内部流路、59…パイロット管
路、60…パイロット管路、61…パイロット管路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ20から吐出された圧油をリフト
    シリンダ2のボトム室7に接続する第一管路16に供給
    する位置と、ポンプ20から吐出された圧油をタンク1
    8に流出する位置と、前記第一管路16の圧油をタンク
    18に流出する位置とに切換動作を行う操作弁17を備
    え、前記リフトシリンダ2のピストン4に、ロッド室6
    の油圧が高くなった際にロッド室6の圧油をボトム室7
    に流すチェックバルブ8を設け、前部リフトシリンダ2
    のロッド室6とタンク18との間に作動器23を設け、
    該作動器23に、その内部流路24に通常は閉位置とな
    りロッド室6内の負圧により開位置となる吸引バルブ2
    6を設けると共に、該吸引バルブ26を開位置に作動さ
    せるピストン部29を設け、該ピストン部29に前記リ
    フトシリンダ2のボトム室7に接続するパイロット管路
    34を接続して、ボトム室7の油圧により前記ピストン
    部29を作動させるようにしたことを特徴とする荷役装
    置におけるリフトシリンダ用油圧回路。
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