JP2631787B2 - 圧力鋳込み成形装置の型枠ロック機構 - Google Patents

圧力鋳込み成形装置の型枠ロック機構

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JP2631787B2
JP2631787B2 JP29742591A JP29742591A JP2631787B2 JP 2631787 B2 JP2631787 B2 JP 2631787B2 JP 29742591 A JP29742591 A JP 29742591A JP 29742591 A JP29742591 A JP 29742591A JP 2631787 B2 JP2631787 B2 JP 2631787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛生陶器等の焼成前の素
材を成形する圧力鋳込み成形装置の、型枠の押圧とロッ
ク機構に関する。
【0002】
【従来の技術】便器や洗面器に代表される衛生陶器は、
泥漿鋳込み方法により素材が型枠に着肉成形され焼成製
造されるのである。該成形体の泥漿鋳込みの段階におい
て、加圧鋳込みを行う技術についても、従来から公知と
されているのである。例えば特開平3−69313号公
報や、特開平3−67604号公報や、特開平3−69
304号公報や、特開平3−81103号公報や、特開
平3−67605号公報や、特開平3−83608号公
報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして該圧力鋳込み製
造装置において、型枠は図5に示す如く、右側面型枠3
と左側面型枠4と、上面型枠5と下面型枠7により構成
されており、該4面の型枠同士を、ノックピン6と、ノ
ックピン嵌入穴19により位置決め結合し、内部に出来
た鋳型内に、泥漿を注入し、加圧することにより、泥漿
内の水分が、吸収性の合成樹脂により構成された型枠に
吸収されて、泥漿の粘土成分が鋳型の内面に着肉される
のである。
【0004】この際において、右側面型枠3と左側面型
枠4と上面型枠5と下面型枠7により構成された型枠
を、押圧する方法が従来は油圧シリンダや空圧シリンダ
により構成されることが多く、型枠に掛かる押圧力が偏
る可能性が高かったのである。本考案において、該押圧
をダイアフラム押圧装置により構成し、型枠の全面から
平均的に押圧可能とし、また該型枠の側面にダイアフラ
ム押圧装置を付設した状態で、成形機枠の内側に脱着す
る構成を、上下に回動可能とした側面加圧体と、上方か
ら該側面加圧体をロックする上面加圧体により構成し、
圧力鋳込み成形装置の型枠ロックを作業者の操作なくし
て、自動化可能としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を
説明する。即ち、泥漿を型枠の内部に着肉させて成形体
を構成する圧力鋳込み成形装置において、型枠の側面を
加圧する側面加圧体を下部にて枢支し、上端を回動開放
可能とし、該側面加圧体の上端位置を、上面加圧体8に
設けた係止部により閉鎖状態にロックし、加圧体の内側
と型枠の間にダイアフラム加圧装置を介装したものであ
る。
【0006】
【作用】次に本発明の作用を説明する。右側面型枠3と
左側面型枠4と上面型枠5と下面型枠7は、内側に合成
樹脂により構成した多孔体を配置し、外側には金属カプ
セルを被覆して構成している。そして本発明において
は、この型枠をノックピン6とノックピン嵌入穴19に
より位置決め一体化した状態で、成形機枠2の内側まで
搬送し、上面加圧体8と側面加圧体9・10を後退した
状態で、下面加圧体1の上に載置するのである。そして
側面加圧体9・10の上部を閉鎖し、次に上面加圧体8
を下降して、左側面加圧体9と右側面加圧体10を上面
加圧体8によりロックした上面型枠5に、型枠の内部に
泥漿を注入し、泥漿が充填された状態で、ダイアフラム
押圧装置により型枠に押圧力をかけて、同時に泥漿の側
にも圧力を掛けることにより、圧力鋳込み状態が発生す
るのである。
【0007】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は圧力鋳込み成
形装置の前面図、図2は同じく圧力鋳込み成形装置の側
面図、図3は同じく圧力鋳込み成形装置の上面図、図4
は左側面加圧体9の側面図、図5は型枠の分解状態を示
す側面図である。
【0008】図1において、圧力鋳込み成形装置の全面
を説明する。該圧力鋳込み成形装置は、コンベアにより
搬送されてきた型枠を成形機枠2の内部に自動的に配置
するのである。そして該成形機枠2の中央の下面加圧体
1の上に配置した型枠を、左右から左側面加圧体9と右
側面加圧体10により挟み込み、該左側面加圧体9と右
側面加圧体10の上端の位置を、上方から下降した上面
加圧体8により係止ロックするのである。左側面加圧体
9は下端を成形機枠2の一部に枢支軸14により枢支し
ており、右側面加圧体10は下端を枢支軸13により枢
支している。そして左側面加圧体9の上端の位置は、開
閉シリンダ12により回動開閉し、右側面加圧体10の
上端は開閉シリンダ15により回動開閉する。
【0009】そして上面加圧体8の下面には、係止フッ
ク8a・8bが構成されており、該係止フック8a・8
bの内部に、左側面加圧体9と右側面加圧体10の上端
を嵌入してロックするのである。また上面加圧体8は上
下動ガイド杆17・18により案内されて、上下動シリ
ンダ11により上下動される。そして上面加圧体8が左
側面加圧体9と右側面加圧体10をロックした状態で、
ダイアフラム押圧装置により加圧した際に、上面加圧体
8が上方へ逃げることの無いように、逃げロックシリン
ダ16が構成されている。
【0010】そして左側面加圧体9の内側と型枠の間
に、左側ダイアフラム23が介装され、また右側面加圧
体10と型枠の間に、右側ダイアフラム24が介装され
ている。また上面型枠5と上面加圧体8との間には、上
面ダイアフラム22が介装されている。下面加圧体1と
下面型枠7の間にはダイアフラム押圧装置が配置されて
おらず、下面加圧体1は搬送載置台の役目をしており、
間にダイアフラム押圧装置が配置されていると、高さや
位置の正確性が出ないので、この不具合を解消する為に
下面加圧体1と下面型枠7の間にはダイアフラム押圧装
置を介装しないのである。該ダイアフラム押圧装置には
圧縮空気が注入されて、体積を増加することにより、型
枠を押圧する作用を行うのである。また下面加圧体1の
下面にはローラーコンベア28と、プッシュロッド27
により構成された搬送コンベアが構成されており、下面
加圧体1の上に載置された状態の型枠を成形機枠2の内
部に移動させるのである。
【0011】次に図2において、圧力鋳込み成形装置の
側面の構成を説明する。下面型枠7に載置された状態で
型枠が、前面から成形機枠2の中に移動してくるのであ
るが、このローラーコンベア28の上の下面型枠7の移
動を可能とするために、前面加圧体30と後面加圧体3
1が上下にスライド退避可能に構成されている。即ち成
形機枠2の前後面にスライドレール32・33が立設さ
れており、該スライドレール32・33の内部を、前面
加圧体30のローラー34・34と、後面加圧体31の
ローラー35・35が上下に摺動するのである。該構成
により、前面加圧体30と後面加圧体31は、型枠の搬
入・搬出の際において、邪魔に成らない位置に逃げるの
である。
【0012】下面加圧体1の下面にはショックアブソー
バー20・21が配置されており、上面加圧体8による
押圧に際して発生する衝撃を吸収すべく構成している。
また型枠と前面加圧体30との間には、前面ダイアフラ
ム36が介装されており、また型枠と後面加圧体31の
間には、後面ダイアフラム37が介装配置されている。
図4においては、左側面加圧体9のみを取出した状態が
開示されている。上部の係止部9aを上面加圧体8の係
止フック8aの部分に係止し、下部の枢支部9bに枢支
軸14が枢支され、中途部のシリンダ取付部9cに開閉
シリンダ12が枢支されている。
【0013】図5は型枠の分解状態を示しており、右側
面型枠3と左側面型枠4を先ずノックピン6とノックピ
ン嵌入穴19の部分で嵌入一体化し、次に上部の上面型
枠5を位置決め係止し、次に下面型枠7を固定するので
ある。これにより該型枠の内部に衛生陶器やタンク等の
形状と同じ鋳型が構成されるのである。該型枠は内部を
吸水性合成樹脂により構成し、外側を金属カプセルによ
り被覆して構成している。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、第1に、左側面加
圧体9と右側面加圧体10を閉鎖した状態におけるロッ
クを、上面加圧体8の係止フック8a・8bの部分によ
り行ったので、別にロック機構を配置する必要がなくな
り、成形機枠2の内部の構成を簡素化することが出来た
のである。
【0015】第2に、型枠の加圧を従来の如く、油圧や
空圧のシリンダによるのではなくて、ダイアフラム押圧
装置により行ったことにより、型枠の全面を押圧するこ
とが可能となり、加圧状態を型枠の全面にわたり均一化
することが可能となったのである。
【0016】第3に、左側面加圧体9と右側面加圧体1
0の上端を開いて開放し、前面加圧体30と後面加圧体
31は、上下にスライドして開放することにより、下面
加圧体1の上に載置された型枠を成形機枠2の内部に移
動することが簡単に可能となったのである。また左側面
加圧体9と右側面加圧体10の開放は、小型の開閉シリ
ンダ12・15により僅かに回動するだけで済むので、
大型のシリンダが必要なくなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力鋳込み成形装置の全面図。
【図2】同じく圧力鋳込み成形装置の側面図。
【図3】同じく圧力鋳込み成形装置の上面図。
【図4】同じく圧力鋳込み成形装置の左側面加圧体9の
側面図。
【図5】型枠の分解状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 下面加圧体 2 成形機枠 3 右側面型枠 4 左側面型枠 5 上面型枠 7 下面型枠 8 上面加圧体 9 左側面加圧体 10 右側面加圧体 30 前面加圧体 31 後面加圧体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 泥漿を型枠の内部に着肉させて成形体を
    構成する圧力鋳込み成形装置において、型枠の側面を加
    圧する側面加圧体を下部にて枢支し、上端を回動開放可
    能とし、該側面加圧体の上端位置を、上面加圧体に設け
    た係止部により閉鎖状態にロックし、加圧体の内側と型
    枠の間にダイアフラム加圧装置を介装したことを特徴と
    する圧力鋳込み成形装置の型枠ロック機構。
JP29742591A 1991-11-13 1991-11-13 圧力鋳込み成形装置の型枠ロック機構 Expired - Lifetime JP2631787B2 (ja)

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