JP2631719B2 - ホイスト式天井クレーンの桁支持構造 - Google Patents
ホイスト式天井クレーンの桁支持構造Info
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- JP2631719B2 JP2631719B2 JP25550488A JP25550488A JP2631719B2 JP 2631719 B2 JP2631719 B2 JP 2631719B2 JP 25550488 A JP25550488 A JP 25550488A JP 25550488 A JP25550488 A JP 25550488A JP 2631719 B2 JP2631719 B2 JP 2631719B2
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- pipe girder
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- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Description
に関するものである。
は、一本桁構造が採用されるのが普通であり、ホイスト
が桁の下縁に沿って横行する構造が採用される。桁は、
スパンが短いもの(12m以下)ではI形桁が、長いもの
ではパイプ桁が用いられる。パイプ桁は、パイプの下に
I形鋼を溶接した構造であり、I形桁に比べて横剛性が
高く、載荷時の桁の振れを小さくできる。
れぞれ1本宛装着される。従って両者の平行度に若干の
狂いがでるのは避け難く、両端で5mm程度の高さ誤差が
でることも珍しいことではない。桁がI形桁であれば、
この程度の誤差は桁自体のねじれで吸収されてしまう。
しかしパイプ桁はねじり剛性が高いので、桁の捩じれに
よるレール平行度の誤差の吸収は期待できない。
が、サドルには前後に車輪が設けてあり、その一方が走
行モータに連結された駆動車輪となっている。従来構造
では桁の両端がサドルに固着されているから、レールの
高さ方向の平行度が桁のねじれで吸収されないと、一方
のサドルの前後どちらかの車輪がレールから浮くことに
なる。その車輪が駆動車輪であると、一方のサドルの駆
動輪が空回りをして駆動力が伝えられず、クレーンが蛇
行する結果となる。
台車を備えた比較的大型の天井クレーン)では、同様な
問題を解決するために、第5図に示すように、桁21の一
端21aをピン22を介してサドル7aで支持する構造が提唱
されている。この構造は、サドル7aがピン22回りに揺動
することにより、レール3aの高さ方向の平行度の誤差を
吸収して車輪4a、5aの浮き上がりを防止し、各車輪への
荷重を均一化しようとするものである。
することも可能に思われる。しかし、この構造では、強
度上の要請から、ピン22がサドル7aと桁21の間に位置す
ることとなり、桁をサドルに固着したものに比べて桁21
とレール3aとの間隔が300〜500mm程広くなる。クレーン
のレールは、建屋の梁に設置されるが、梁の高さは、要
求される壁面開口部の高さから決定される。従って、ク
レーンのレールから桁までの間隔が大きくなるというこ
とは、建屋の梁上高さを高くしなければならないことを
意味し、建屋全体の価格を上昇させる原因となる。また
ピン22に作用する高い面圧を受けるために、ピン22及び
ピン孔23の表面硬度及び加工精度を高くしなければなら
ず、クレーン自体の価格も上昇するという問題がある。
さ方向のレールの平行度が問題となるのはパイプ桁の場
合のみであることに着目し、サドルの一方にブラケット
11を立設して該ブラケットにパイプ桁8が僅かな遊隙を
もって挿通される円孔12を設け、該円孔にパイプ桁の一
端8aを直接挿通する構造を採用している。図示実施例の
ものでは、円孔12にパイプ桁の一端8aを挿通した後ブラ
ケット11、11に隣接する鍔13、13をパイプ桁8に溶接し
て設けている。
に回動することにより、レール3a、3bの平行度の誤差が
吸収される。そしてパイプ桁8は相当大きな直径を有し
ているので、円孔12の内面とパイプ桁8の外周面との面
圧を小さくでき、パイプ桁8の表面硬化処理や機械加工
を必要としない。更に桁8とサドル7aとの間隔を両者を
溶接により固着した場合と同程度に小さくすることがで
きるから、建屋の梁上高さが大きくなる問題も生じな
い。
に立設したブラケット11の側面に当接摺動しており、サ
ドル7aとパイプ桁8との相互位置関係を規制している。
1は建屋、2a、2bは建屋の対向する梁、3a、3bは梁2a、
2bにそれぞれ一本宛装着されたレール、4a、5a及び4b、
5bはレール3a及び3b上を転動する車輪で、その一方4a、
4bは走行モータ6a、6bに連結された駆動車輪であり、他
方5a、5bに従動車輪である。7a、7bは車輪4、5を軸支
しているサドル、8はサドル7a、7bで支持されたパイプ
桁、9はパイプ桁8の下に溶接されたI形鋼、10はI形
鋼に横行自在に装着されたホイストである。
8の詳細な支持構造を示したもので、第3図は第2図の
A部断面図である。パイプ桁8の左端8aは、サドル7aに
立設した2枚のブラケット11aの円孔12に挿通され、該
挿通部で回動可能に支持されている。13はブラケット11
aに隣接する鍔で、パイプ桁8を円孔12に挿通した後パ
イプ桁の周面に溶接して設けたものである。鍔13は、複
数枚の扇状の部材からなり、ブラケット11aの側面に当
接摺動しており、サドル7aとパイプ桁8との相互位置関
係を規制すると共に、サドル7aの倒れを防止している。
14は鍔13およびパイプ桁8に溶接された補強板、15はブ
ラケット11aの頂部相互を連結して補強している繋ぎ
板、16はブラケット11aの両側に固着されたストッパ板
である。両側に延びている補強板14とストッパ板16の上
縁とは僅かな間隙17を隔てて対向しており、円孔12内で
のパイプ桁8の回動量を規制している。
示した斜視図で、パイプ桁の右端8bはサドル7bに立設さ
れたブラケット11bに溶接して固着されている。
天井クレーン18が高さ方向の平行度に誤差があるレール
上を走行した場合、パイプ桁8の一端8aが高さ方向の平
行度の誤差の大小に応じてブラケットの円孔12内で回動
してレール3a、3bの平行度の誤差を吸収し、車輪4、5
の浮き上がりを防止するので、サドルの駆動車輪4a、4b
の空回りに伴うクレーンの蛇行を防止することができ
る。
端をサドルに立設したブラケットの円孔内でその軸線回
りに回動可能に支持したものであるから、その回動によ
りレールの平行度の誤差を吸収することができ、駆動車
輪の空回りに伴うクレーンの蛇行を防止できると共に各
車輪への荷重を均一化できる。また、パイプ桁は相当大
きな直径を有しているので、円孔の内面とパイプ桁の外
周面との面圧を小さくでき、パイプ桁の表面硬化処理や
機械加工を必要とせず、クレーン自体の価格の上昇を抑
えることができる。更に桁とサドルとの間隔は、両者を
溶接により固着した場合と同程度にすることができるの
で、レールから桁までの間隔が大きくなることがなく、
建屋の梁上高さを高くする必要がない。
の一実施例を示したもので、第1図はパイプ桁の回動可
能端の支持構造を示した斜視図、第2図はホイスト式天
井クレーンの全体正面図、第3図は第2図のA部断面
図、第4図はパイプ桁の固定端の支持構造を示した斜視
図である。第5図はトロリ式天井クレーンに採用されて
いる従来構造を示した正面図である。 図中、 3:レール、4,5:車輪 7:サドル、8:パイプ桁 11:ブラケット、12:円孔 13:鍔 18:ホイスト式天井クレーン
Claims (2)
- 【請求項1】一本のパイプ桁(8)を備えたホイスト式
天井クレーンにおいて、パイプ桁の一端(8b)が一方の
サドル(7b)に固着され、パイプ桁の他端(8a)が他方
のサドル(7a)に立設したブラケット(11a)の円孔(1
2)に挿通され、該挿通部でパイプ桁(8)自体が回動
可能に支持されていることを特徴とする、ホイスト式天
井クレーンの桁支持構造。 - 【請求項2】パイプ桁の上記他端(8a)を上記ブラケッ
ト(11a)の円孔(12)に挿通した後、該ブラケットに
隣接する鍔(13)をバイプ桁(8)に溶接して設けたこ
とを特徴とする、請求項第1記載の天井クレーンの桁支
持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25550488A JP2631719B2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | ホイスト式天井クレーンの桁支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25550488A JP2631719B2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | ホイスト式天井クレーンの桁支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02106595A JPH02106595A (ja) | 1990-04-18 |
JP2631719B2 true JP2631719B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=17279669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25550488A Expired - Lifetime JP2631719B2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | ホイスト式天井クレーンの桁支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2631719B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100406438B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2003-11-20 | 주식회사 포스코 | 소결원료 장입장치 및 이를 이용한 장입방법 |
-
1988
- 1988-10-11 JP JP25550488A patent/JP2631719B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02106595A (ja) | 1990-04-18 |
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