JP2630840B2 - 1/fゆらぎ揺動装置 - Google Patents

1/fゆらぎ揺動装置

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JP2630840B2 JP23762389A JP23762389A JP2630840B2 JP 2630840 B2 JP2630840 B2 JP 2630840B2 JP 23762389 A JP23762389 A JP 23762389A JP 23762389 A JP23762389 A JP 23762389A JP 2630840 B2 JP2630840 B2 JP 2630840B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はほぼ1/fゆらぎ(以下「1/f型ゆらぎ」と呼ぶ
ことにする。)で駆動回転するモータにより揺動体を1/
f型ゆらぎで揺動するようにした1/fゆらぎ揺動装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
ロッキングチェアや幼児用ゆりかご等の揺動体は固定
式の椅子と異なり、一定の周期で揺動し、着座している
人に心地よさを与えるものである。これは着座した人の
重心位置が揺動により変化し、体位を変えることが人体
に適度の刺激を与え、リラックス感を生じさせるためで
ある。しかしながら従来のロッキングチェアや幼児用ゆ
りかご等は人力により揺動するものが殆んどであり、か
つその揺動周期も一定のものが殆んどであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のようなロッキングチェア等の揺動体の場合に
は、前記の如く一定の周期で揺動するだけで、例えば着
座する人に特別に快適な気分を与えるような揺動周期で
摺動するようなものではなかった。
本発明は前記問題点の解決のためになされたもので、
本出願人が既に出願した特願昭63−193197号に開示して
あるように、本願の発明者武者利光は応用物理学会誌,1
965年427頁乃至435頁に「生体情報と1/fゆらぎ」の論文
を発表しており、精密機械学会誌,1984年50巻6号に、
「生体制御と1/fゆらぎ」の論文を発表している。前記
論文の要旨は「1/fゆらぎは人間に快適な気分を与える
ゆらぎであり、1/fゆらぎが快適感を与える理由は、人
体の基本的なリズムの変動が1/fスペクトルをもつこと
に由来する。これを別の見方をすると、人間は同じ刺激
を継続的に受けると飽きがくること、これと逆にあまり
変化の激しい刺激はかえって不快感を伴うもので、この
両者を適当にあわせもつゆらぎが1/fゆらぎである」こ
とを述べている。
本発明が達成する課題は、前記論文の要点である「1/
fゆらぎは人間に快適な気分を与えるゆらぎである。」
という知見をロッキングチュアや幼児用ゆりかご等の揺
動体の揺動に応用し、着座する人に快適な気分や心の安
らぎを与えるようにした1/fゆらぎ揺動装置を提供する
ことを課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は以上の課題を解決するためにクラシック音楽
の録音テープによる音楽を送出する手段であるととも
に、上記録音テープからの音楽波形を所定時間毎に区切
り、上記所定時間における音楽の平均周波数を発生させ
る手段とから成るゆらぎ発生手段、または固体カーボン
抵抗の両端に直流電圧を加えて発生させた1/fゆらぎ電
流を増幅して形成されてなるゆらぎ発生手段と、該発生
手段からの信号により制御されて電圧が1/f型ゆらぎに
従って変化する電源回路と、該電源回路により制御され
て1/f型ゆらぎで回転するモータと、該モータの回転運
動を直線運動に変換し揺動体を1/f型ゆらぎで揺動する
揺動機構とを有してなる1/fゆらぎ揺動装置を構成する
ものである。
〔作用〕
揺動体は1/f型ゆらぎで駆動回転するモータの回転運
動を直線運動に変換する揺動機構により1/fゆらぎの揺
動が与えられる。これにより着座する人にゆらぎ発生手
段として音楽波形を用いたときは、録音テープからのク
ラシック音楽の楽しみを与えながら、揺動による快適感
を与えることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
まず、第1図により本実施例の構成を説明する。
1/f型ゆらぎの発生手段としては各種のものがある
が、固体カーボン抵抗の両端に直流電流を加えて、直流
電流に重畳して1/fゆらぎ電流を発生させ、上記1/fゆら
ぎ電流のみを取り出して増幅して成るものを使用しても
よい。
本実施例では、クラシック音楽の録音テープとカセッ
ト1により室内へ音楽を送出する手段と、上記カセット
1よりの音楽波形から高周波スペクトルを除去する低域
濾波器2と、上記低域濾波器2の出力信号を例えば1秒
位の所定時間毎に区切り、上記所定時間内における音楽
波形の平均周波数を発生させる平均周波数発生手段3と
から成る1/f型ゆらぎの発生手段を使用する。
電圧が1/型fにゆらぐ電源回路4(以下、電源回路4
という)は前記1/f型ゆらぎ発生信号によって制御され
て電圧が1/f型ゆらぎに従って変化するように構成され
るものである。さらに、具体的に述べると、上記1/f型
ゆらぎのアナログ信号を低域濾波器2を介して高周波の
ゆらぎスペクトルを除去し、ゆらぎ変化のなだらかな1/
f型ゆらぎ信号を形成し、上記低域濾波器2の出力信号
を用いて、直流電源の電圧を制御して電圧が1/f型ゆら
ぎに従って変化する直流電源を形成する。1/fゆらぎ電
圧の直流電源によってモータ5を回転駆動させる手段
は、公知のものを適宜使用する。その一例を示すと、モ
ータにはパルスモータを使用し、上記直流電源の1/fゆ
らぎ電圧を、電圧の大きさに比例した一定幅のパルス列
に変換する。この変換したパルス列によってパルスモー
タに供給する。この方式により、パルスモータは1/fゆ
らぎ電圧に比例して回転駆動される。
揺動機構6は揺動体に揺動を直接与えるためのもの
で、1/f型ゆらぎの回転運動を1/f型ゆらぎの直線運動に
変換するものである。
第2図はロッキングチェア(第3図)を揺動体7とし
て設定した場合の主要構成を説明するためのものであ
る。
揺動機構6については後に詳述するが、カム機構11を
採用し、これをモータ5で駆動するために、本実施例で
はモータ5とカム機構11の間に減速機構10を介設してい
る。
第3図および第4図は本実施例の具体的な構造を示す
ものである。
2点鎖線で示すロッキングチェア8は背当て部12,座
席部13,大きな曲率半径を有する曲面部14および曲面部1
4を支えるベース15から構成される。
次に、カム機構11の内容を説明する。
ロッキングチェア8の重心(GCで表示している)と通
りほぼ水平に張り出して配設される断面円形のアーム16
の基端部は背当て部12に固定され、その先端には適宜の
大きさおよび重量の球状体17が固定される。
第5図にも示す如く、アーム16の真下にはカム18が配
設される。カム18の回転軸19はアーム16の真下に平行に
配置され、カム18のカム輪郭は球状体17の重量によって
常時アーム16の外周に接する。カム18の輪郭は後に説明
するが、アルキメデス曲線から形成され、そのカム輪郭
の最小半径の位置にアーム16が当接した場合にアーム16
は水平状態を保持し、最大リフトの位置でアーム16はベ
ース15に対し最も大きな傾斜を有するように配置され
る。
減速機構10はカム18の回転軸19にモータ5の回転を減
速して伝達するもので、ベース台15上に固定される。ま
たモータ5もベース台15上に固定される。
一般にカム18の回転角の変化に対し、カムファロアに
一定の速度を与えるカムの輪郭形状としてはアルキメデ
ス曲線が理論的に求められている。従ってカム18の輪郭
をアルキメデス曲線にすることによりモータ5の回転角
とアーム16の移送速度は比例関係になる。すなわち第5
図においてアーム16がB位置からA位置に移動する速度
vはカム18の回転角、すなわちモータ5の回転角に比例
することになる。
以上により、モータ5が1/型fゆらぎで駆動回転する
と、アーム16も1/型fゆらぎで上下に直線運動すること
になる。
第3図および第4図に示すように、アーム16はロッキ
ングチェア8の重心(GC)を通るためアーム16のカム18
による上下動は重心まわりに揺動を与え、かつアーム16
がロッキングチェア8に基端部を固定されていることか
ら曲面部14がベース15に接触しながら揺動する運動を与
えることになり、ロッキングチェア8は全体に揺動す
る。この揺動はアーム16の上下動に比例するため、結果
として1/f型ゆらぎでロッキングチェア8が揺動するこ
とになる。これによりロッキングチェア8に着座してい
る人は自動的に1/f型ゆらぎで揺動され快適な気分を味
うことができる。なお球状体17は以上の揺動運動を円滑
に、かつ持続して行わしめるためのものである。
本実施例でカム機構11としてアーム16,球状体17およ
び前記輪郭のカム18を採用したがこれに限定するもので
なく、モータの回転に比例する動きをロッキングチェア
8側に与えるものであればその他の機構でも構わない。
また本実施例ではロッキングチェア8について説明した
が本発明の適用される揺動体は勿論これに限定されるも
のでない。
〔発明の効果〕
本発明によれば次の如き顕著な効果を奏する。
1/f型ゆらぎ発生手段により1/f型ゆらぎでモータが駆
動回転され、揺動機構を介して揺動体に1/f型ゆらぎの
直線運動が与えられるため、揺動体が1/f型ゆらぎで揺
動されることになり、人間に快適な気分と、心の安らぎ
を与えることができる。またモータにより揺動体は自動
的に揺動されるため、手動力を必要とせず疲労を生ずる
ことなく1/f型ゆらぎの揺動を楽しむことができる。特
に、1/f型ゆらぎ発生手段として、クラシック音楽波形
を用いた場合には、音楽による楽しさが、揺動装置によ
る快適さに加わるので、心身の疲労の回復などに役立つ
ことが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の構成を表示するブロック図、
第2図は実施例のより具体的な構成を表示するブロック
図、第3図は実施例の構造を示す斜視図、第4図は第3
図の側面図、第5図は第3図の正面図である。 1……カセット、2……低域濾波器 3……平均周波数発生手段 4……電圧が1/f型にゆらぐ電源回路 5……モータ、6……揺動機構 7……揺動体、8……ロッキングチェア 9……増幅器、10……減速機構 11……カム機構、12……背当て部 13……座席部、14……曲面部 15……ベース、16……アーム 17……球状体、18……カム 19……回転軸

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ1/fゆらぎ発生手段と、該ゆらぎ発生
    手段からの信号により制御されて電圧がほぼ1/fゆらぎ
    に従って変化する電源回路と、該電源回路により制御さ
    れてほぼ1/fゆらぎで回転するモータと、該モータの回
    転運動を直線運動に変換し揺動体をほぼ1/fゆらぎで揺
    動する揺動機構とを有することを特徴とする1/fゆらぎ
    揺動装置。
  2. 【請求項2】上記ほぼ1/fゆらぎ発生手段は、クラシッ
    ク音楽の録音テープによる音楽を室内に送出する手段
    と、上記録音テープより取り出した音楽波形から高周波
    スペクトルを除去する低域濾波器と、上記低域濾波器を
    通ったほぼ1/fゆらぎ電流を所定時間毎に区切り、上記
    所定時間内における音楽波形の平均周波数を発生させる
    平均周波数発生手段とからなることを特徴とする1/fゆ
    らぎ揺動装置。
  3. 【請求項3】上記ほぼ1/fゆらぎ発生手段は、固体カー
    ボン抵抗の両端に直流電圧を加えて発生したほぼ1/fゆ
    らぎ電流を増幅してなることを特徴とする1/fゆらぎ揺
    動装置。
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