JP2630067B2 - 金属棒材の製造方法および装置 - Google Patents

金属棒材の製造方法および装置

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JP2630067B2
JP2630067B2 JP51502091A JP51502091A JP2630067B2 JP 2630067 B2 JP2630067 B2 JP 2630067B2 JP 51502091 A JP51502091 A JP 51502091A JP 51502091 A JP51502091 A JP 51502091A JP 2630067 B2 JP2630067 B2 JP 2630067B2
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義一 松尾
彰 酒井
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、1本のビレットから、4本以上の金属棒
材特に鋼製棒材を同時に圧延して製品を得る金属棒材の
製造方法および装置に関するものである。
背景技術 直径が9から20mm位の鋼製棒材は、コンクリートを強
化するコンクリートバーとして大量に製造されている。
ここで棒材とは、断面がほぼ円形の棒材のみでなく、断
面が若干楕円形または角形の棒材、および、前記棒材に
リブが形成されたリブバー等も含む。
このような棒材は、一般に16から20スタンドからなる
バー圧延機により、次のようにして製造される。
バー圧延機は、大別すると、粗圧延列と仕上圧延列と
からなっており、粗圧延列において、一般に100〜150mm
中のビレット(鋼片)を圧延して、その断面積を、70〜
95%に減少せしめ、中間ビレットを調製する。次いで、
仕上圧延列によって、上記中間ビレットを圧延すること
により、最終製品を得る。このように、1本のビレット
から1本の金属棒材を製造する方法が一般的であるが、
このような製造方法では、生産能率が悪い。
そこで、仕上圧延列において、1本の中間ビレットか
ら複数本の棒材を製造する方法として、下記方法が提案
されている。
(1) 1984年2月8日付の特開昭59−24,503号に開示
された、仕上圧延列で1本の中間ビレットから同時に3
本の棒材を製造するための方法(以下、先行技術1とい
う)。
先行技術1の方法において、仕上圧延列は、中間ビレ
ットを、第9図(A)に示す、相互に薄い連結部(2d,2
e)によって連結された3本のストランド(2a,2b,2c)
に圧延するための2つのスタンド(K4,K8)と、連結さ
れた3本のストランド(2a,2b,2c)を、その連結部にお
いて切断するためのスリットロールと、第9図(B)に
示す、切断された3本のストランド(2a,2b,2c)をオー
バルに圧延するためのカリバーロール(K2)と、そし
て、第9図(C)に示す、最終製品(3a,3b,3c)を得る
ための仕上げカリバー(孔型)付ロール(K1)とにより
構成されている。第9図(A)はK8スタンドにおける圧
延状態を示し、第9図(B)はスリットロールで切断さ
れた状態のストランドを示し、そして、第9図(C)は
K1スタンドで圧延された後の製品の状態を示す。
先行技術1においては、このような仕上圧延列によっ
て、1本の中間ビレットから同時に3本の棒材を製造す
ることに限定されている。
(2) 1985年5月23日付の特開昭60−92,001号に開示
された、1本の中間ビレットから同時に4本の棒材を製
造するための方法(以下、先行技術2という)。
先行技術2は、本発明の特許出願人が、先行技術1の
方法の生産性を高めるために開発したものであって、先
行技術2の方法によれば、次のようにして棒材が製造さ
れる。即ち、上記K4およびK3スタンドによって、第10図
(A)に示す、相互に薄い連結部(4e,4f,4g)によって
連結された4本のストランド(4a,4b,4c,4d)が形成さ
れ、K3およびK2スタンドの中間において、第11図に示す
第1スリットロール(6)で、前記ストランドをその中
間の連結部(4f)で切断して10図(B)に示すように、
相互に連結された2本のストランド(4a,4bおよび4c,4
d)となす。次いで、第11図に示す第2スリットロール
(7,8)で、相互に連結された2本のストランド(4a,4b
および4c,4d)を切断して、第10図(C)に示す4本の
棒材(4a,4b,4c,4d)を得、次いで、4本の棒材(4a,4
b,4c,4d)を同時に圧延して第10図(D)に示す製品棒
材(5a,5b,5c,5d)が製造される。ストランドの切断過
程を第10図(A)〜第10図(D)に示し、そいて、スリ
ットロールの平面配置を第11図に示す。
しかしながら、先行技術2の方法は、4本の棒材を同
時に製造する方法に限定される点に限界がある。
本願発明は、上述した問題点を解決した、より改良さ
れた金属棒材の製造方法であって、4本以上の金属棒材
を同時に製造する方法および装置を提供することにあ
る。
発明の開示 この発明は、金属棒材の製造方法において、従来の粗
圧延列を利用し、仕上げ圧延列の新規な構成および圧延
方法を提案するものである。
仕上圧延列のスタンドは、圧延方向に向って、K4,K3,
K2,K1スタンドとする。
粗圧延列から仕上圧延列には、偏平の中間ビレット
がK4スタンドに供給される。粗圧延列の最後のロールス
タンドをK5スタンドとする。
目標とする棒材数をN本とすると、K4スタンドは、
N−1個の凸部を有する、上下一対のロールにより構成
される。この凸部付ロールにより、中間ビレットを、ほ
ぼ同一断面積とするように凹部を入れる。
K3スタンドは、一対のカリバーロールで構成され、
ロール巾方向の両端のストランドを断面が横方向に長い
オーバル形状となるカリバーを備え、そして、ロール幅
方向の中央のストランドを断面が通常ダイヤモンド形状
となるカリバーを備えている。しかし、ときには、上下
方向に長いオーバル形状のカリバーを備えることも可能
である。このスタンドでは、カリバーの形状に対応する
ストランドが形成される。
K3スタンドに隣接して設けるスリットロール配置
に、本発明における主たる特徴がある。即ち、K3スタン
ドの直後に、2個の刃部を有する第1スリットロールを
配置して、中間ビレットの両端のストランドを、その連
結部において切断する。次に、4本の棒材を同時に製造
する場合には、第2スリットロールで中央の連結部を切
断する。5本の棒材を同時に製造する場合には、第2ス
リットロールの刃部を2個備えることにより、ストラン
ドを切断する。同時に6本または7本の棒材を製造する
場合には、第3スリットロールを第2スリットロールの
後部に配置する。以上のように連結したストランドの両
端のストランドを順次スリットロールで切断する方法に
本発明の特徴がある。同時に2本以上のストランドを切
断すると、切断されたストランドが相互に分離できない
ためである。
全てのストランドを切断した後、切断された全ての
ストランドをK2スタンドにおいて、普通のオーバル圧延
を行う。従って、K2スタンドには、同時圧延するストラ
ンドの本数だけのオーバルカリバーを備えた上下一対の
ロールが設けられている。
K2スタンドの後方には、最終圧延を行うK1スタンド
が配置される。K1スタンドでは、K2スタンドで圧延され
たストランドを最終の製品の寸法、形状となるように圧
延する。従って、K1スタンドには、最終製品の寸法およ
び形状を有するカリバーを有する上下一対のロールが設
けられている。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明に係る棒材製造設備の仕上圧延列の
配置を示す平面図である。
第2図(A)〜第2図(G)は、第1図に示した仕上
圧延列の各スタンドのロールカリバーを示す説明図であ
る。
第3図は、K3スタンドの直後に配置された第1および
第2スリットロールの平面配置図である。
第4図は、第1スリットロールのカリバーを示す説明
図である。
第5図は、第2スリットロールのカリバーを示す説明
図である。
第6図は、第3図から第5図に示した第1スリットロ
ールおよび第2スリットロールより構成されるスリット
ロールガイドを示す説明図である。
第7図(A)〜第7図(H)は、5本の棒材を同時圧
延する場合のK5からK1ロールスタンドのロールカリバー
およびストランドの変形過程を示す説明図である。
第8図(A)〜第8図(I)は、6本の棒材を同時圧
延する場合のK5からK1ロールスタンドのロールカリバー
およびストランドの変形過程を示す説明図である。
第9図(A)〜第9図(C)は、先行技術1における
圧延過程を示す説明図である。
第10図(A)〜第10図(D)は、先行技術2における
圧延過程を示す説明図である。
第11図は、先行技術2におけるスリットロールの配置
を示す説明図である。
発明を実施するための最良の態様 本発明をより詳細に説明するために、添付図面に従っ
て説明する。
第1図において、(9)は粗圧延列の最終ロールスタ
ンド、K5であり、一般的には、垂直ロール(Vロールと
いう)であって、次のK4スタンドに供給する中間ビレッ
トの形状を最終的に調整する。(11)はK4スタンド、
(13)はK3スタンド、(16)は第1スリットロール、
(17)は第2スリットロール、(18)はK2スタンド、
(20)はK1スタンドを示す。(12)、(14)、(19)、
(21)は、4本のストランドを示す。なお、図示されて
はいないが、K5スタンドの前方には、普通の粗圧延列が
配置され、また、K1スタンドの後方には、圧延材を所定
の寸法に切断し、更に、冷却床等を備えた精製設備が配
置されている。第1図に示すスタンド配置におけるロー
ルカリバーおよびストランドの変形過程を第2図によっ
て説明する。
第2図(A)は、前記K5ロールのカリバー形状を示
し、併せて、中間ビレットの形状を示す。K5スタンド
は、Vロールにより、K4スタンドにおける圧延に必要な
中間ビレット(10)の形状を与える。
第2図(B)は、4本同時圧延する場合の、全体的に
はオーバルのカリバーロール(11)および4分割された
ストランドを示す。カリバーロール(11)は、図示した
ように、3個の凸部(11a、11b、11c)を有しており、
中間ビレット(10)を、ほぼ同一断面積を有する4本の
ストランド(12a〜12d)に分割する。この場合、凸部の
深さは、1〜4mm程度であり、軽く割り込みを入れるだ
けであって、4本のストランド(12a〜12d)は、相互に
十分に連結されている。割り込みの深さは、ストランド
(12)の厚さに対して、10〜20%である。分割された4
本のストランドは、ほぼ角形からオーバル形状を示す。
第2図(C)は、連結した4本のストランドが、K3
トランドで、更に圧延される状態を示す。両端のストラ
ンド(13a、13d)は、オーバルまたはボックス型で、中
間のカリバー(13b、13c)は、原則としては、ダイヤモ
ンド型とする。従って、圧延されたストランド(14)の
両端(14a、14d)は、ボックス型であり、中間の2本
(14b、14c)は、ダイヤモンド型である。4本のストラ
ンドは、薄い連結部(以下、連結部という)(14e〜14
g)で相互に連結されている。
第2図(D)は、第1スリットロールで前記連結部の
うち、両端の連結部(14e,14g)を切断した状態を示
す。
第2図(E)は、第2スリットロールで中央の連結部
(14f)が切断された後の4本のストランド(14a〜14
d)を示す。
第2図(F)は、K2スタンドのロールカリバー(18a
〜18d)およびストランド(19a〜19d)を示す。K2スタ
ンドは、第2図(E)で示した4本のストランドを最終
圧延に適するようにオーバルのカリバーを有しており、
これによって、オーバル形状を有する4本のストランド
が圧延される。
第2図(G)は、最終圧延を行うK1スタンドのロール
カリバー(20a〜20d)を示す。最終製品が丸棒の場合に
は、ロールカリバーはラウンドカリバーである。最終製
品が楕円または角型の場合は、主にK1スタンドのロール
カリバーを最終製品の形状となるように形成しておく必
要がある。最終製品がリブ付き棒材の場合には、ロール
カリバー(20a〜20d)には、目的とするリブが製品に印
加されるようなカリバーとなっている。
発明の実施例を具体的に示すため、中間ビレット等の
概略寸法を示す。実施例では、150mm中のビレットを先
ず粗圧延列で圧延する。その最終スタンドK5で圧延して
得られた中間ビレットの寸法は、巾41.24mm、厚さ13.48
mmであって、巾中央部がふくらんだボックス形状であ
る。従って、カリバーもボックス形状である。
K4のカリバーは、巾約48.1mm、最大厚さ約10.5mmの全
体としてオーバル形状を有し、ほぼ4等分する位置に凸
部を有している。4等分されたストランドの巾は、それ
ぞれ11.5〜12.5mmである。
K3スタンドのロールカリバーの両端は、巾約7.9mm、
厚さ9.5mmのオーバル形状であり、中間のダイヤモンド
カリバーは巾約11.4mm、厚さ12mmである。連結部は巾約
0.8mm、厚さ1mm以下である。K2スタンドのロールカリバ
ーは、巾17.8mm、厚み6.6mmのフラットオーバルであ
る。K1スタンドのロールカリバーは、直径約8.9mmのラ
ウンドカリバーである。従って、最終製品として約8.8m
m直径の棒材が製造できた。
以上の寸法は、あくまでも実施例の一部であって、こ
れらの寸法は限定されず、寸法も概略の数値である。
次に、本発明の主要部を占めるスリットロールの構造
を、第3図から第6図により説明する。
第3図は、K3ロールスタンド直後に配置される第1ス
リットロール(16)および第2スリットロール(17)の
平面配置図である。(16c、16d、17b)は、それぞれ切
断されたストランドの進行方向を調整するガイドであ
る。
第4図にストランドの切断状態を示す。本発明の特徴
は、K3スタンドで圧延され、4分割された4本のストラ
ンド(14a〜14d)のうち、外側の2本のストランド(14
a、14d)の連結部(14e、14g)を、スリットロールの2
つの刃部(16a、16b)で切断することにある。2つの刃
部(16a、16b)の形状で重要な点は、切断された両側の
ストランド(14a、14d)を外側へ向けるように、その刃
部を構成することである。
次に、第5図に示すように、第2スリットロール(1
7)の刃部(17a)により、中央のストランド(14b、14
c)を、その連結部(14f)で切断する。スリットロール
の刃部(17a)の角度は、切断されたストランドが外側
に向くように構成されている。上述の通り、本発明は、
先行技術2と異なり、まず、両端のストランドを切断
し、次に内側の2本のストランドを順次切断することに
特徴を有する。
本発明では、第3図から第4図に示す通り、ストラン
ドの両端から中央部に向かって順次切断する方法を採用
する。この方法によれば、ストランドの圧延速度によら
ず、第1スリットロールと第2スリットロールの位置を
固定でき、圧延速度等の変化にも対応できる利点があ
る。
第6図に示す通り、第1スリットロール(16)および
第2スリットロール(17)は、ハウジング(22)に収容
されている。(23)は、切断されたストランドを誘導す
るためのガイドである。全体をスリットガイドと称す
る。
以上が、同時に4本の棒材を製造する場合の実施態様
である。
第7図は5本の棒材を同時に製造する実施態様を示
し、第8図は、6本の棒材を同時に製造する実施態様を
示す。製造方法は、4本の棒材を同時に製造する場合と
全く同様であるが、以下に補足説明を行う。
第7図(A)は、K5スタンドのロールカリバー(9a)
および中間ビレット(10)を示す。
第7図(B)は、K4スタンドのロール(24)で、5本
の同じ断面積のストランド(25a〜25e)が圧延された状
態を示す。
第7図(C)は、K3スタンドのロール(26)で、両端
のストランド(27a、27e)がオーバルまたはボックス型
ストランドに、中間の3本のストランド(27b〜27d)が
ダイヤモンド型または上下上方にオーバル型に圧延され
た状態を示す。
第7図(D)は、第1スリットロール(28)で、両端
のストランド(27a、27e)を、その2本の刃部(28a、2
8b)で切断する状態を示す。
第7図(E)は2本の刃部(29a,29b)を有する第2
スリットロール(29)で、連結した3本のストランド
(27b、27c、27d)を、その連結部(27g、27h)で切断
する状態を示す。
以下、第7図(F)〜第7図(H)は、切断されたス
トランド(27a〜27e)がK2、K1スタンドで圧延される状
態を示す。
第8図(A)〜第8図(I)は、6本の棒材を同時に
製造する場合のロールカリバー、およびストランドの変
形状態を示す。
第8図(A)はK5スタンド、第8図(B)はK4スタン
ド、第8図(C)はK3スタンドにおけるストランドの変
形過程を示す。
第8図(D)は第1スリットロールでの切断状態、第
8図(E)は第2スリットロールによる切断状態、第8
図(F)は第3スリットロールによる切断状態をそれぞ
れ示す。
同時に製造する棒材の本数をN(N≧4である)とす
ると、Nが偶数の場合は、1/2×N個のスリットロール
を備える。そして、Nが奇数の場合は、1/2×(N−
1)個のスリットロールを備える。
第8図(H)はK2スタンドにおける圧延状態、第8図
(I)はK1スタンドにおける圧延状態をそれぞれ示す。
産業上の利用可能性 以上のように本発明は、主に4本以上の棒鋼材を、同
時に圧延するために発明されたのであるが、アルミニウ
ム、銅、その他一般的な金属棒材の製造に利用できるの
は、その発明の原理からして明らかである。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒材圧延機の粗圧延列において製造された
    1本の中間ビレットから、前記粗圧延列に直結して配置
    された仕上圧延列において、N本(Nは4以上)の金属
    棒材を同時に製造する方法において、 (1)ビレットを、予め長尺の中間ビレットに圧延し、 (2)次いで、前記中間ビレットを、薄い連結部で連結
    された、実質的に等断面積のN本のストランドに圧延
    し、 (3)次いで、前記薄い連結部で連結されたN本のスト
    ランドのうちの両端のストランドを、中間のストランド
    を跨いで設けられた2対の刃部を有する第1スリットロ
    ールの、切断される前記両端のストランドを外側に向け
    るようにこれに接触する前記2対の刃部によって、その
    薄い連結部において切断し、 (4)次いで、未だ切断されていない中間の複数本のス
    トランドのうちの両端のストランドを、中間の残りのス
    トランドを跨いで設けられた刃部を有する第2スリット
    ロールの、切断される前記両端のストランドを外側に向
    けるようにこれに接触する刃部によって、その薄い連結
    部において切断し、 (5)以下、上記(4)の切断を順次繰り返し行って、
    すべての連結されたストランドを、スリットロールで、
    その薄い連結部において切断し、そして、 (6)次いで、切断された前記ストランドを同時に圧延
    して、N本の金属棒材を同時に製造することを特徴とす
    る、金属棒材の製造方法。
  2. 【請求項2】下記を特徴とする、クレーム1にクレーム
    した、N本(Nは4以上)の金属棒材を同時に製造する
    方法: 前記仕上圧延列は、圧延方向に向かって、K4,K3,K2およ
    びK1の4基のロールスタンドを備えており、そして、前
    記K3ロールスタンドと前記K2ロールスタンドとの間にス
    リットロールガイドを備えており、 (1)第1ロールスタンド(K4)において、厚い連結部
    で連結された実質的に等断面積のN本のストランドに圧
    延し、 (2)次いで、第2ロールスタンド(K3)において、両
    端のストランドを、断面オーバル型または断面ボックス
    型に圧延し、そして、中間のストランドを、断面ダイヤ
    モンド型に圧延し、且つ、各々のストランドは、薄い連
    結部で相互に連結されているように圧延し、 (3)次いで、中間のストランドを跨いで設けられた2
    対の刃部を有する複数のスリットロールの、切断される
    両端のストランドを外側に向けるようにこれに接触する
    前記2対の刃部によって、順次その薄い連結部において
    切断し、そして、 (4)次いで、第3ロールスタンド(K2)および第4ロ
    ールスタンド(K1)において、最終製品であるN本の金
    属棒材を同時に製造する。
  3. 【請求項3】下記を特徴とする、クレーム1または2に
    クレームした、4本の金属棒材を同時に製造する方法: 前記N本の金属棒材は、4本からなっており、 (1)前記第1スリットロールは、中間の2本のストラ
    ンドを跨いで設けられ、切断される両端のストランドを
    外側に向けるようにこれに接触する2対の刃部を有して
    おり、前記2対の刃部によって、前記4本の連結された
    ストランドの両端のストランドを、その薄い連結部にお
    いて切断し、そして、 (2)前記第2スリットロールは、残りの2本のストラ
    ンドを外側に向けるようにこれに接触する1対の刃部を
    有しており、前記1対の刃部によって、未だ切断されて
    いない残りの2本のストランドを、その薄い連結部にお
    いて切断する。
  4. 【請求項4】下記を特徴とする、クレーム1または2に
    クレームした、5本の金属棒材を同時に製造する方法: 前記N本の金属棒材は、5本からなっており、 (1)前記第1スリットロールは、中間の3本のストラ
    ンドを跨いで設けられ、切断される両端のストランドを
    外側に向けるようにこれに接触する2対の刃部を有して
    おり、前記2対の刃部によって、前記5本の連結された
    ストランドの両端のストランドを、その薄い連結部にお
    いて切断し、そして、 (2)前記第2スリットロールは、残りの3本のストラ
    ンドのうちの中央の1本のストランドを跨いで設けら
    れ、切断される両端のストランドを外側に向けようにこ
    れに接触する2対の刃部を有しており、前記2対の刃部
    によって、未だ切断されていない残りの3本のストラン
    ドを、その薄い連結部において切断する。
  5. 【請求項5】下記を特徴とする、クレーム1または2に
    クレームした、6本の金属棒材を同時に製造する方法: 前記N本の金属棒材は、6本からなっており、 (1)前記第1スリットロールは、中間の4本のストラ
    ンドを跨いで設けられ、切断される両端のストランドを
    外側に向けるようにこれに接触する2対の刃部を有して
    おり、前記2対の刃部によって、前記6本の連結された
    ストランドの両端のストランドを、その薄い連結部にお
    いて切断し、 (2)前記第2スリットロールは、残りの中央の2本の
    ストランドを跨いで設けられ、切断される両端のストラ
    ンドを外側に向けるようにこれに接触する2対の刃部を
    有しており、前記2対の刃部によって、未だ切断されて
    いない4本のストランドの両端のストランドを、その薄
    い連結部において切断し、そして、 (3)第3スリットロールは、残りの2本のストランド
    を外側に向けるようにこれに接触する1対の刃部を有し
    ており、前記1対の刃部によって、未だ切断されていな
    い残りの2本のストランドを、その薄い連結部において
    切断する。
  6. 【請求項6】N本(Nは4以上)の金属棒材を同時に製
    造するためのスリットロールガイドであって、 (1)Nが偶数の場合には、1/2×N個のスリットロー
    ル対が圧延方向に1対づつ配列されており、 (2)Nが奇数の場合には、1/2×(N−1)個のスリ
    ットロール対が圧延方向に1対づつ配列されており、 (3)各スリットロール対は、2対または1対の刃部を
    有しており、 (4)2対の刃部を有するスリットロール対が複数設け
    られている場合には、前記複数のスリットロール対は、
    その各々の2対の刃部間の間隔が順次小さくなるように
    圧延方向に配置されており、そして、 (5)Nが偶数の場合には、1対の刃部を有するスリッ
    トロール対が圧延方向にの最後に配置されていることを
    特徴とする、スリットロールガイド。
  7. 【請求項7】圧延方向に向かって、K4,K3,K2およびK1
    4基のロールスタンドが配列されてなる、金属棒材の仕
    上圧延列の、前記K3ロールスタンドと前記K2ロールスタ
    ンドとの間に、クレーム6に記載のスリットロールガイ
    ドが配置されていることを特徴とする、金属棒材の仕上
    圧延設備。
  8. 【請求項8】クレーム7に記載の仕上圧延列設備が、金
    属棒材用の粗圧延列に直結して配置されていることを特
    徴とする、金属棒材の仕上圧延設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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