JP2628747B2 - ロータリ圧縮機 - Google Patents

ロータリ圧縮機

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JP2628747B2 JP1106043A JP10604389A JP2628747B2 JP 2628747 B2 JP2628747 B2 JP 2628747B2 JP 1106043 A JP1106043 A JP 1106043A JP 10604389 A JP10604389 A JP 10604389A JP 2628747 B2 JP2628747 B2 JP 2628747B2
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    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ロータリ圧縮機に係り、特に、例えば空気
調和機等に使用され、高速運転時の信頼性確保に好適な
ロータリ圧縮機に関するものである。
[従来の技術] 従来の技術について、第7図ないし第14図を参照して
説明する。
第7図は、従来の一実施例であるロータリ圧縮機の縦
断面図、第8図は、第7図の圧縮機構部の要部断面図、
第9図は、第8図のB−B矢視断面図、第10図は、第8
図の圧縮機構部の作用を説明するための断面図、第11図
は、スラスト面と油溝との関係を示す説明図、第12図
は、油溝の開口面積の変化を示す線図、第13図は、圧力
変動を説明する線図、第14図は、キャビテーション摩耗
による結晶構造の状態を示す電子顕微鏡写真である。
第7図に示すロータリ圧縮機は、電動機1と圧縮機構
部2とをクランク軸10で連結して密閉容器14内に収納し
てなるものである。
電動機1は、密閉容器14内上部に収納され、回転子1a
と固定子1bとからなる。クランク軸10は回転子1aに嵌着
された圧縮機構部2を駆動する。
圧縮機構部2は、密閉容器14に固定されたシリンダ3
と、このシリンダ3内に設けられたクランク軸10の偏心
部10aに自転自在に嵌入されたローリングピストン4
と、このローリングピストン4の回転に追従して往復動
するベーン5と、シリンダ3の上,下端を密閉するとと
もに前記クランク軸10を支持する主軸受6,副軸受7と、
カバ8とからなっている。9は吐出弁を示す。
そして、ローリングピストン4による偏心回転力に対
する消去用釣り合い錘り(以下バランサという)とし
て、クランク軸10の副軸受側端部に第1のバランサ11−
1、クランク軸10の主軸受側に固定された回転子1aの下
端部に第2のバランサ11−2、回転子1aの上端部に第3
のバランサ11−3をそれぞれ取り付けている。12は、バ
ランサ11−1のカバである。
第8図は、圧縮機構部2を拡大して示す断面図であ
る。
密閉容器の底部に貯溜した潤滑油13を給油ピース20を
介して取込むように、クランク軸10を軸方向に縦孔21を
穿設している。さらに、取込んだ潤滑油を摺動部に導く
ため、上記縦孔21に開口する横小孔22−1,22−2,22−3
を設け、主軸受6および副軸受7の内径にそれぞれ設け
た油溝23−2,23−1に油を供給させる構造となってい
た。
第9図は、第8図の断面B−Bを示すもので、クラン
ク軸10のスラスト面24は副軸受7の内径25に対して偏心
した位置に来ており、内径25とスラスト面24には常にす
き間26が生じる構造となっていた。
なお、上記の構造つにいては実開昭59−107984号公報
に開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術においては、第1のバランサ11−1の回
転運動にともなうローリングピストン4と偏心部10aに
よって形成される領域(部屋)の副軸受側室26−1,主軸
受側室26−2の圧力変動については配慮されていなかっ
た。
第11図(a)〜(d)は、第8図の断面B−Bの上記
クランク軸10の回転にともなう状態である。スラスト面
24をハッチングして示す。
第11図(a)は、油溝23−1がスラスト面24に全く覆
われていない状態、第11図(b)は、クランク軸10が時
計方向に回転しスラスト面24が油溝23−1を覆い始める
状態、第11図(c)は、油溝23−1がスラスト面24に完
全に覆われている状態、第11図(d)は、油溝23−1が
スラスト面24に対し開口開始の状態を示している。
第12図は、クランク軸10の1回転中における、油溝23
−1が、スラスト面24に覆われない(開口する)面積の
変化を示したもので、クランク軸10の1回転に1回開
口,閉口を繰り返すことになることがわかる。
第13図は、クランク軸10の1回転中の、上記第8図に
示す副軸受側室26−1の圧力変化を示したもので、第13
図(a)に示す低速運転時には、圧力変動幅ΔPQ1は比
較的小さいが、第13図(b)に示す高速運転時の圧力変
動幅ΔPQ2はかなり大きくなっている。
この原因は、第10図に示すように、クランク軸10が回
転すると第1のバランサ11−1がカバ12内の潤滑油13を
撹拌し斜線付き矢印 の方向に潤滑油13を移動させる。副軸受側室26−1内の
潤滑油は、第11図(a),(b)に示すようにスラスト
面24が油溝23−1を開口させているときは、第10図に白
い矢印 で示す如く油溝23−1を経由して第1のバランサ11−1
に吸引される。スラスト面24が、第11図(c),(d)
に示すように油溝23−1を閉口させているときは、副軸
受側室26−1内の潤滑油は第1のバランサ11−1によっ
て吸引されない。したがって、前記の如くスラスト面24
は1回転に一度、油溝23−1を開口させるため、その度
に副軸受側室26−1内の潤滑油が断続的に流れる。クラ
ンク軸10の回転速度が高くなると、第1のバランサ11−
1の吸引力が急激に増大するため、圧力変動幅ΔPQ2
低速運転時の圧力変動幅ΔPQ1に対して増加するもので
ある。
副軸受側室26−1における圧力変動が激しくなると、
圧力変動の繰り返し発生により副軸受側室26−1の材料
に交番応力が加わり、局部的に材料がむしり取られる現
象、いわゆるキャビティション摩耗が発生する。第14図
は、その状態を示すマクロ写真で、副軸受側室26−1の
副軸受7のP部28に発生したものである。さらにそのP
部28を電子顕微鏡で観察したところ、むしり取られた孔
の壁面に疲労破壊独特のストライエイションパターンが
認められた。さらに主軸受6のQ部29にもP部28と同様
なキャビティション摩耗が発生していた。
なお、主軸受6は片状黒鉛鋳鉄製であり、副軸受7は
鉄系の焼結合金製である。主軸受6のQ部29にもキャビ
ティション摩耗が発生したことは主軸受側室26−2の、
圧力変動も激しくなっていることを示し、これは副軸受
側室26−1の影響が油溝23−3を経て主軸受側室26−2
に及んでいることを示していると考えられる。
以上の如く従来の構造は運転によって生ずる圧力変動
について配慮がされておらず、信頼性上の問題があっ
た。
本発明は、上記従来技術における問題点を解決するた
めになされたもので、ローリングピストンとクランク軸
の偏心部とによって形成される領域(部屋)の圧力変動
を抑制し、圧力変動によるキャビティション摩耗を防止
しうる信頼性の高いロータリ圧縮機を提供することを、
その目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明のロータリ圧縮機
に係る第1の発明の構成は、電動機と圧縮機構部とをク
ランク軸で連結して密閉容器内に収納し、その密閉容器
底部に潤滑油を貯溜したものであって、上記圧縮機構部
は、密閉容器に固定されたシリンダと、このシリンダ内
に設けられクランク軸の偏心部に嵌入されたローリング
ピストンと、このローリングピストンの回転に追従して
往復動するベーンと、前記シリンダの両端を密閉すると
ともに前記クランク軸を支持する主,副軸受とからな
り、上記ローリングピストンによる偏心回転力に対する
バランサとして、少なくとも前記クランク軸の副軸受側
端部に第1のバランサを設け、かつ、上記クランク軸の
軸心に設けた給油用縦孔と、上記クランク軸の偏心部と
偏心部の両側とにあって前記縦孔に開口する給油用横孔
と、上記主,副軸受部の潤滑部とを形成してなるロータ
リ圧縮機において、上記副軸受の油溝が、上記ローリン
グピストンと上記クランク軸の偏心部とで形成される領
域に常に開口しないように構成したものである。
より詳しくは、その技術的手段の一つは、クランク軸
の偏心部が軸受と接するスラスト面における、当該スラ
スト面の軸心からの最小距離が、副軸受の油溝の軸心か
らの最大距離よりも大きく形成したものである。
また、他の手段は、クランク軸における、副軸受が支
持する副軸受部の外径を、主軸受が支持する主軸受の外
径よりも小さくしたものである。
さらに、他の手段は、副軸受における、クランク軸の
スラスト面側端部分の、油溝の軸心からの最大距離を局
部的に縮小させたのである。
さらに、他の手段は、クランク軸における、副軸受が
支持する副軸部の外径を、主軸受が支持する主軸受の外
径よりも小さくし、かつ、副軸受における、クランク軸
のスラスト面側端部分の油溝の、軸心からの最大距離を
局部的に縮小させたものである。
また、上記目的を達成するために、本発明のロータリ
圧縮機に係る第2の発明の構成は、前記第1の発明と同
一前提において、上記副軸受の油溝が、上記ローリング
ピストンと上記クランク軸の偏心部とで形成される領域
に常に開口しないように構成するとともに、上記クラン
ク軸の偏心部に、上記ローリングピストンとクランク軸
の偏心部とで形成される領域の、副軸受側室と主軸受側
室とを連通する連通路を設け、かつ、上記主軸受に、前
記主軸受側室と上記密閉容器内の上記圧縮機構部外の空
間領域とを連通する連通孔を設けたものである。
さらに、上記目的を達成するために、本発明のロータ
リ圧縮機に係る第3の発明の構成は、前記第1の発明と
同一前提において、上記クランク軸の偏心部が軸受と接
するスラスト面における、当該スラスト面の軸心からの
最小距離が、副軸受の油溝の軸心からの最大距離よりも
大きく形成し、かつ、上記副軸受における、クランク軸
のスラスト面側端部分の油溝の軸心からの最大距離を局
部的に縮小させるとともに、上記クランク軸の偏心部
に、上記ローリングピストンとクランク軸の偏心部とで
形成される領域の、副軸受側室と主軸受側室とを連通す
る連通路を設け、かつ、上記主軸受に、前記主軸受側室
と上記密閉容器内の上記圧縮機構部外の空間領域とを連
通する連通孔を設けたものである。
[作用] 本発明を開発した考え方と上記技術的手段にもとずく
働きは次のとおりである。
ローリングピストンとクランク軸の偏心部とによって
形成される領域(部屋)の圧力変動は、クランク軸の副
軸受側端部にある第1のバランサの回転による潤滑油の
吸引に起因しており、潤滑油吸引の影響が上記部屋に及
ばないように、油溝が部屋に開口しないようにする必要
がある。
そのために、クランク軸のスラスト面で油溝を常に閉
鎖するようにすることが有効がある。そこで、副軸受の
外径を小として前記油溝を常に閉鎖するようにしたり、
油溝のスラスト面側端部分の最大距離を局部的に縮小さ
せて閉鎖しやすくしたりする。
さらに、副軸受側室と主軸受側室とを連通させ、主軸
受側室と圧縮機構部外とを連通することによって圧力変
動を小さくしている。
[実施例] 以下、本発明の各実施例を第1図ないし第6図を参照
して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るロータリ圧縮機の
圧縮機構部の要部断面図、第2図は、第1図のA−A矢
視断面図、第3図は、ローリングピストンとクランク軸
との嵌め合い部の一例を示す説明図、第4図は、副軸受
の一例を示す断面図、第5図は、ローリングピストンと
クランク軸との嵌め合い部の他の例を示す説明図、第6
図は、圧力変動を説明する線図である。図中、先の第7
図ないし第11図と同一符号のものは従来技術と同等部分
であり、また、本実施例のロータリ圧縮機の全体構造は
第7図と同様であるので、その説明を省略する。
本実施例のロータリ圧縮機は、第1図および第2図に
示すように、クランク軸10の偏心部10aが副軸受7と接
するスラスト面24における、当該スラスト面24の軸心y0
からの最小距離Rsが、副軸受7の内径25に形設された油
溝23−1の軸心y0からの最大距離RMより大きくなるよう
に設定されている。
加えて、本実施例は、第1図に示すように、クランク
軸10の偏心部に、ローリングピストン4とクランク軸の
偏心部10aとで形成される領域(部屋)である副軸受側
室26−1と主軸受側室26−2とを連通させる連通路30を
形設し、かつ、主軸受6に、前記主軸受側室26−2と密
閉容器14内で圧縮機構部2外の空間領域(第7図参照)
とを連通する連通孔31を穿孔したものである。
ここで、一般のロータリ圧縮機の基本寸法の決め方に
ついて述べる。
ロータリ圧縮機の気筒容積V、クランク軸の偏心量e
は次式で与えられる。
e=(Dc−DR)/2 ここに、V…気筒容積、Dc…シリンダ内径、 DR…ローリングピストンの外径 Hc…シリンダの高さ、 e…クランク軸の偏心量 である。
気筒容積Vを変化させるためには、シリンダ内径Dc、
ローリングピストンの外径DR、シリンダの高さHcを変更
すればよいが、製作上の便宜さから、ローリングピスト
ンの外径DRとクランク軸の偏心量eとを変更し、シリン
ダの高さHc、シリンダ内径Dcは変更しないのが一般的で
ある。気筒容積Vを拡大する場合には、ローリングピス
トンの外径DRを小さくし、クランク軸の偏心量eを増加
させることになる。
第3図は、クランク軸10とローリングピストン4との
嵌め合いの状態をy0、クランク軸の偏心部10aの軸心をy
1で示す。y0,y1間の距離eはクランク軸の偏心量であ
る。ローリングピストン4を偏心部10aに嵌めるために
は、第3図に示す段差Δは0以上必要であり、スラスト
面24の軸心y0からの最小距離Rsは自ずと小さく設定され
る。以上の事情により副軸受7の油溝23−1の軸心y0
らの最大距離RMより前記Rsが小さくなる従来の構造が成
り立つわけである。
そこで、上述の事情を考慮して、副軸受7の内径25の
油溝23−1を、副軸受側室26−1と連通させないために
は、次に説明するような若干の工夫が必要である。
第4図に示す副軸受7の例では、副軸受7の内径25に
設定される油溝23−1について、スラスト面側端部Sに
おける油溝23−1の軸心y0からの最大距離RMを局部的に
縮小させている。
第5図は、クランク軸10とローリングピストン4との
嵌め合いの状態を示すもので、第3図と同一部は同一符
号をもって示している。
第5図に示すクランク軸10Aは、副軸受7が支持すべ
き副軸受10bの外径φdsを、主軸受6が支持すべき主軸
部10Aの外径φduよりも小さくし、スラスト面24の最小
幅Lを拡大している。これによって、油溝23−1の軸心
y0からの最大距離RMを縮小することができる。
第6図は、本実施例における、クランク軸10の1回転
中の、副軸受側室26−1の圧力変動を示したもので、第
6図(a)に示す低速運転時の圧力変動幅ΔPs1にくら
べ、第6図(b)に示す高速運転時の圧力変動幅ΔPs2
は、低速時とほぼ同等であることがわかる。
また、本実施例の効果の確認として、耐久性運転試験
を従来のキャビティション摩耗が発生した条件で実施し
たが、異常摩耗の発生は認められなかった。
さらに、第1図に示すように、副軸受側室26−1と主
軸受側室26−2とを結ぶ連通路29、および主軸受7に連
通孔31を設けたので、副軸受側室26−1,主軸受側室26−
2が圧力変動する場合でも圧力バランスしやすく、圧力
変動幅を充分小さく押える効果がある。
なお、上記の各実施例では、主,副軸受の内径に油溝
が形設されている例を説明したが、油溝がクランク軸の
外径に形設されているものについても、本発明を適用し
て同様の効果が期待される。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明によれば、ローリ
ングピストンとクランク軸の偏心部とによって形成され
る領域(部屋)の圧力変動を抑制し、圧力変動によるキ
ャビティション摩耗を防止しうる信頼性の高いロータリ
圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係るロータリ圧縮機の圧
縮機構部の要部断面図、第2図は、第1図のA−A矢視
断面図、第3図は、ローリングピストンとクランク軸と
の嵌め合い部の一例を示す説明図、第4図は、副軸受の
一例を示す断面図、第5図は、ローリングピストンとク
ランク軸との嵌め合い部の他の例を示す説明図、第6図
は、圧力変動を説明する線図、第7図は、従来の一実施
例であるロータリ圧縮機の縦断面図、第8図は、第7図
の圧縮機構部の要部断面図、第9図は、第8図のB−B
矢視断面図、第10図は、第8図の圧縮機構部の作用を提
供するための断面図、第11図は、スラスト面と油溝との
関係を示す説明図、第12図は、油溝の開口面積の変化を
示す線図、第13図は、圧力変動を説明する線図、第14図
は、キャビティション摩耗による結晶構造の状態を示す
電子顕微鏡写真である。 1……電動機、2……圧縮機構部、3……シリンダ、4
……ローリングピストン、5……ベーン、6……主軸
受、7……副軸受、10……クランク軸、10a……偏心
部、10b……副軸受、11−1……第1のバランサ、13…
…潤滑油、21……縦孔、22−1,22−2,22−3……横小
孔、23−1,23−2……油溝、24……スラスト面、25……
内径、26−1……副軸受側室、26−2……主軸受側室、
30……連通路、31……連通孔。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機と圧縮機構部とをクランク軸で連結
    して密閉容器内に収納し、その密閉容器底部に潤滑油を
    貯溜したものであって、 上記圧縮機構部は、密閉容器に固定されたシリンダと、
    このシリンダ内に設けられクランク軸の偏心部に嵌入さ
    れたローリングピストンと、このローリングピストンの
    回転に追従して往復動するベーンと、前記シリンダの両
    端を密閉するとともに前記クランク軸を支持する主,副
    軸受とからなり、 上記ローリングピストンによる偏心回転力に対するバラ
    ンサとして、少なくとも前記クランク軸の副軸受側端部
    に第1のバランサを設け、 かつ、上記クランク軸の軸心に設けた給油用縦孔と、上
    記クランク軸の偏心部と偏心部の両側とにあって前記縦
    孔に開口する給油用横孔と、上記主,副軸受部の潤滑部
    とを形成してなるロータリ圧縮機において、 上記副軸受の油溝が、上記ローリングピストンと上記ク
    ランク軸の偏心部とで形成される領域に常に開口しない
    ように構成したことを特徴とするロータリ圧縮機。
  2. 【請求項2】クランク軸の偏心部が軸受と接するスラス
    ト面における、当該スラスト面の軸心からの最小距離
    が、副軸受の油溝の軸心からの最大距離よりも大きく形
    成したことを特徴とする請求項1記載のロータリ圧縮
    機。
  3. 【請求項3】クランク軸における、副軸受が支持する副
    軸部の外径を、主軸受が支持する主軸受の外径よりも小
    さくしたことを特徴とする請求項1記載のロータリ圧縮
    機。
  4. 【請求項4】副軸受における、クランク軸のスラスト面
    側端部分の、油溝の軸心から最大距離を局部的に縮小さ
    せたことを特徴とする請求項1記載のロータリ圧縮機。
  5. 【請求項5】クランク軸における、副軸受が支持する副
    軸部の外径を、主軸受が支持する主軸受の外径よりも小
    さくし、かつ、副軸受における、クランク軸のスラスト
    面側端部分の油溝の、軸心からの最大距離を局部的に縮
    小させたことを特徴とする請求項1記載のロータリ圧縮
    機。
  6. 【請求項6】電動機と圧縮機構部とをクランク軸で連結
    して密閉容器内に収納し、その密閉容器底部に潤滑油を
    貯溜したものであって、 上記圧縮機構部は、密閉容器に固定されたシリンダと、
    このシリンダ内に設けられクランク軸の偏心部に嵌入さ
    れたローリングピストンと、このローリングピストンの
    回転に追従して往復動するベーンと、前記シリンダの両
    端を密閉するとともに前記クランク軸を支持する主,副
    軸受とからなり、 上記ローリングピストンによる偏心回転力に対するバラ
    ンスとして、少なくとも前記クランク軸の副軸受側端部
    に第1のバランスを設け、かつ、上記クランク軸の軸心
    に設けた給油用縦孔と、上記クランク軸の偏心部と偏心
    部の両側とにあって前記縦孔に開口する給油用横孔と、
    上記主,副軸受部の潤滑部とを形成してなるロータリ圧
    縮機において、 上記副軸受の油溝が、上記ローリングピストンと上記ク
    ランク軸の偏心部とで形成される領域に常に開口しない
    ように構成するとともに、 上記クランク軸の偏心部に、上記ローリングピストンと
    クランク軸の偏心部とで形成される領域の、副軸受側室
    と主軸受側室とを連通する連通路を設け、 かつ、上記主軸受に、前記主軸受側室と上記密閉容器内
    の上記圧縮機構部外の空間領域とを連通する連通孔を設
    けたことを特徴とするロータリ圧縮機。
  7. 【請求項7】電動機と圧縮機構部とをクランク軸で連結
    して密閉容器内に収納し、その密閉容器底部に潤滑油を
    貯溜したものであって、 上記圧縮機構部は、密閉容器に固定されたシリンダと、
    このシリンダ内に設けられクランク軸の偏心部に嵌入さ
    れたローリングピストンと、このローリングピストンの
    回転に追従して往復動するベーンと、前記シリンダの両
    端を密閉するとともに前記クランク軸を支持する主,副
    軸受とからなり、 上記ローリングピストンによる偏心回転力に対するバラ
    ンサとして、少なくとも前記クランク軸の副軸受側端部
    に第1のバランサを設け、 かつ、上記クランク軸の軸心に設けた給油用縦孔と、上
    記クランク軸の偏心部と偏心部の両側とにあって前記縦
    孔に開口する給油用横孔と、上記主,副軸受部の潤滑部
    とを形成してなるロータリ圧縮機において、 上記クランク軸の偏心部が軸受と接するスラスト面にお
    ける、当該スラスト面の軸心からの最小距離が、副軸受
    の油溝の軸心からの最大距離よりも大きく形成し、 かつ、上記副軸受における、クランク軸のスラスト面側
    端部分の油溝の軸心からの最大距離を局部的に縮小させ
    るとともに、 上記クランク軸の偏心部に、上記ローリングピストンと
    クランク軸の偏心部とで形成される領域の、副軸受側室
    と主軸受側室とを連通する連通路を設け、 かつ、上記主軸受に、前記主軸受側室と上記密閉容器内
    の上記圧縮機構部外の空気領域とを連通する連通孔を設
    けたことを特徴とするロータリ圧縮機。
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