JP2628480B2 - セルフレベリング性セメント水性組成物 - Google Patents

セルフレベリング性セメント水性組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセルフレベリング性セメ
ント水性組成物(以下、単にSL材という)に関する。
重力の作用を利用し、流し延べによって平滑で水平な床
面を形成する目的で、SL材が広く利用されている。本
発明はかかるSL材の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、SL材は粉体状で供給され、打設
現場にて打設直前に水を混合して使用されていた。しか
しながら、SL材は混練水量を多くすると軟らかくな
り、流動性が増大するが、反面強度の低下を来たし、ま
た浮き水量が増大して作業性を損なうという性質がある
ため、粉体状のSL材を使用する場合には打設現場にて
水量を微調整する必要があり、かかる水量の微調整が実
際のところ誠に困難であった。そこで近年では、SL材
専用プラントを設け、粉体材料及び水を一貫して管理
し、予めスラリー状のSL材を製造しておき、これを打
設現場に運搬してそのまま使用する方法が採用されるよ
うになった。この場合、SL材専用プラントから打設現
場にて使用されるまで、SL材が高い流動性を保持しな
ければならず、少なくとも5〜6時間安定した流動性を
保持できる可使時間の確保が必要であり、また作業工程
上SL材を打設した翌日には、床面での軽作業が行なえ
ることが望ましく、そのため凝結時間は終結時間におい
て遅くとも20時間以内、望ましくは15時間以内であ
ることが必要である。
【0003】高い流動性及び該流動性の保持能を有する
SL材として、特公昭64−1425、特公平1−53
226等の提案がある。ところが、前者の従来提案に
は、流動性及びその保持能は優れてはいるが、凝結遅延
性が大きいという欠点があり、後者の従来提案には、凝
結遅延性は小さいが、流動性及びその保持能が不充分と
いう欠点がある。またこれらの従来提案には、SL材を
打設してからの凝結硬化時において、材料表面に亀裂を
生ずるいわゆる初期ひび割れが多く発生するという欠点
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のSL材では、高い流動性及び該流動
性の優れた保持能と小さい凝結遅延性との双方を両立さ
せることができず、また初期ひび割れが多く発生する点
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
上記の課題を解決して、高い流動性及びその優れた保持
能を有し、したがって実情を考慮すると5〜6時間程度
の長い可使時間を有しており、同時に小さい凝結遅延性
を有し、したがって実情を考慮すると10〜15時間程
度の早い凝結硬化時間を有していて、しかも初期ひび割
れの極めて少ないSL材を得るべく鋭意研究した結果、
セメント分散剤として、分子中にアミド基を有するα,
β−不飽和単量体をラジカル重合して得られる重合体ブ
ロックをグラフト化した特定のグラフト共重合体を用
い、これと他の材料を適切な割合で併用したものが正し
く好適であることを見出した。
【0006】すなわち本発明は、セメント100重量部
に対し、膨張剤が1〜20重量部、保水剤が7重量部以
下、消泡剤が2重量部以下、骨材が30〜300重量
部、水が25〜100重量部及び分散剤が0.05〜
2.0重量部の割合で配合されたSL材であって、該分
散剤が下記の式1で示される構成単位、下記の式2で示
される構成単位、下記の式3で示される構成単位及び下
記の式4で示される構成単位で構成されたグラフト共重
合体であることを特徴とするSL材に係わる。
【0007】
【式1】
【0008】
【式2】
【0009】
【式3】
【0010】
【式4】
【0011】[式1〜式4において、 R1〜R4:同時に同一又は異なる、H又はCH35:炭素数1〜5のアルキル基 M1,M2:アルカリ金属、アルカリ土類金属又は有機ア
ミン X:CH2CH2O、CH2CH(CH3)O又はCH2 Y:分子中にアミド基を有するα,β−不飽和単量体を
ラジカル重合して得られる重合体ブロック m:0〜10の整数 n:0〜30の整数]
【0012】本発明のSL材に用いるグラフト共重合体
の各構成単位はそれぞれを形成することとなるモノマー
の単位を示すものである。式1で示される構成単位(以
下、構成単位Aという)を形成することとなるモノマー
としては、1)(メタ)アクリル酸のリチウム塩、ナト
リウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、2)(メ
タ)アクリル酸のカルシウム塩、マグネシウム塩等のア
ルカリ土類金属塩、3)(メタ)アクリル酸のジエタノ
ールアミン塩、トリエタノールアミン塩等の有機アミン
塩が挙げられる。
【0013】式2で示される構成単位(以下、構成単位
Bという)を形成することとなるモノマーには、それぞ
れ重合体ブロックYを有する、アルカンジオールモノ
(メタ)アクリレート及びポリアルキレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレートが包含される。かかるアルカン
ジオールモノ(メタ)アクリレートとしては、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオール
モノ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオール
モノ(メタ)アクリレート等が挙げられ、またポリアル
キレングリコールモノ(メタ)アクリレートとしては、
ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポ
リプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポ
リ(エチレン/プロピレン)グリコールモノ(メタ)ア
クリレート等が挙げられるが、なかでも、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、ポリエチレングリコール(エ
チレンオキサイド付加モル数n=2〜10)モノメタク
リレートが好ましい。
【0014】構成単位Bの重合体ブロックYを形成する
ために必要な分子中にアミド基を有するα,β−不飽和
単量体としては、1)(メタ)アクリルアミド、2)N
−メチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル
(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アク
リルアミド等のN−アルキル置換(メタ)アクリルアミ
ド、3)N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N−エトキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−ブト
キシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド等のN−置換(メタ)アクリルアミド、
4)(メタ)アクリルアミドメタンスルホン酸又はその
塩、(メタ)アクリルアミドエタンスルホン酸又はその
塩、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸又はその塩等の(メタ)アクリルアミドスル
ホネート、5)N−ビニルホルムアミド、N−メチル,
N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N
−メチル,N−ビニルアセトアミド等のN−ビニルアミ
ド、6)N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニル−5
−メチルピロリドン、N−ビニル−5−ブチルピロリド
ン、N−エチル−3−ビニルピロリドン、N−エチル−
5−ビニルピロリドン等のビニル置換ラクタム等が挙げ
られるが、なかでも、(メタ)アクリルアミド、2−
(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸又はその塩が好ましい。
【0015】式3で示される構成単位(以下、構成単位
Cという)を形成することとなるモノマーとしては、
1)メタアリルスルホン酸のリチウム塩、ナトリウム
塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、2)メタアリルス
ルホン酸のカルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ
土類金属塩、3)メタアリルスルホン酸のジエタノール
アミン塩、トリエタノールアミン塩等の有機アミン塩が
挙げられる。
【0016】式4で示される構成単位(以下、構成単位
Dという)を形成することとなるモノマーには、炭素数
1〜5のアルコキシ基を有するアルコキシポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート及び炭素数1〜5のア
ルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートが包含
される。かかるアルコキシポリエチレングリコール(メ
タ)アクリレートとしては、メトキシポリエチレングリ
コール、エトキシポリエチレングリコール、(イソ)プ
ロポキシポリエチレングリコール、ブトキシポリエチレ
ングリコール等のアルコキシポリエチレングリコールと
(メタ)アクリル酸とのエステルが挙げられ、またアル
キル(メタ)アクリレートとしては、メチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、(イソ)プ
ロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレ
ート等が挙げられるが、なかでも、メトキシポリエチレ
ングリコールメタアクリレート、メチルアクリレートが
好ましい。
【0017】本発明におけるグラフト共重合体は以上説
明したような構成単位A〜Dで構成されたものである
が、該グラフト共重合体中に占める構成単位A〜Dの各
割合は構成単位A/構成単位B/構成単位C/構成単位
D=40〜80/1〜30/1〜20/5〜30(モル
%)となるようにするのが好ましく、50〜75/3〜
25/3〜20/5〜30(モル%)となるようにする
のが更に好ましい。構成単位A〜Dのなかでも、特に構
成単位Bが重要である。グラフト共重合体中に、重合体
ブロックYを有する構成単位Bを導入することによっ
て、本発明の所望する効果が発現されるからであり、効
果の発現の点で、重合体ブロックY/グラフト重合前の
共重合体=1/100〜100/100(重量比)とな
るようにするのが好ましい。
【0018】次に、本発明におけるグラフト共重合体の
製造方法について説明する。該グラフト共重合体は、構
成単位A〜Dを形成することとなる前記したようなモノ
マーを用いて公知の共重合反応により得られ、特にその
方法を限定するものではないが、先に重合体ブロックY
を除く各モノマーを共重合して共重合体を得ておき、し
かる後に重合体ブロックYを形成するための分子中にア
ミド基を有するα,β−不飽和単量体を該共重合体への
グラフト重合反応により得る方法が好ましい。また重合
方法としては、水又は水と水溶性の有機溶媒との混合溶
媒を用いた水系溶液重合によるのが好ましい。
【0019】共重合反応及び共重合体へのグラフト重合
反応に用いるラジカル開始剤としては、共重合反応及び
グラフト重合反応温度下で分解してラジカルを発生する
ものであれば、その種類を制限するものではないが、水
溶性のラジカル開始剤を用いるのが好ましい。かかる水
溶性のラジカル開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫
酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素、2,2−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩等が挙げられ
る。これらは、亜硫酸塩やL−アスコルビン酸の如き還
元性物質更にはアミン等と組み合わせ、レドックス開始
剤として用いることもできる。また硝酸第二セリウムア
ンモニウム、硫酸第二セリウムアンモニウム等の強酸化
剤としての第二セリウム塩触媒を用いることができる
が、特に重合体ブロックYを共重合体に結合させるグラ
フト重合反応においては、強酸化剤としての第二セリウ
ム塩触媒を使用することがグラフト重合反応の高収率を
得る点で有利である。
【0020】本発明におけるグラフト共重合体の具体的
な製造方法の一例を以下に示す。先ず、重合体ブロック
Yを除く各モノマーを水に溶解し、該モノマーを合計量
として10〜45重量%含む水溶液を調整する。これに
ラジカル開始剤を加え、窒素ガス雰囲気下に50〜70
℃で4〜6時間共重合反応させて共重合体を得る。次
に、得られた共重合体及び分子内にアミド基を有する
α,β−不飽和単量体を水に溶解した水溶液を調整し、
反応液を窒素置換した後、ラジカル開始剤を加え、40
〜70℃で3〜6時間グラフト重合反応を行ないグラフ
ト共重合体を得る。グラフト共重合体の前駆体に相当す
る、重合体ブロックYを除く共重合体の分子量は数平均
分子量で2000〜20000(GPC法、プルラン換
算)の範囲のものが好ましい。またこれにグラフト重合
反応によって重合体ブロックYを結合したグラフト共重
合体は、1規定食塩水を溶媒とする1%濃度における還
元粘度(20℃)で、0.05〜1.0の範囲のものが
好ましく、0.10〜0.8の範囲のものが更に好まし
い。
【0021】本発明のSL材に用いる上記のようなグラ
フト共重合体から成る分散剤は、セメント100重量部
に対し、0.05〜2.0重量部の割合で配合し、好ま
しくは0.2〜1.5重量部の割合で配合する。配合割
合が上記よりも少ないと、流動性及びその保持能が低下
し、また初期ひび割れの低減効果も低下する。逆に配合
割合が上記よりも多いと、凝結遅延性が大きくなって硬
化不良を引き起こし、また材料分離を引き起こして均質
な硬化体を得難くなる。
【0022】初期ひび割れの低減効果は上記のようなグ
ラフト共重合体から成る分散剤と共に更にポリオルガノ
シロキサンを併用することによってより一層効率的に得
ることができる。かかるポリオルガノシロキサンとして
は分子量1000〜10000のポリジメチルシロキサ
ンが挙げられるが、なかでも該ポリジメチルシロキサン
の水分散エマルジョンが有利に使用できる。ポリジメチ
ルシロキサンは、セメント100重量部に対し、1重量
部以下の割合で配合する。
【0023】本発明のSL材に用いるセメントとして
は、ポルトランドセメントとして普通セメント、早強セ
メント、超早強セメント、中庸熱セメント、耐硫酸塩セ
メント等、また混合セメントとして高炉セメント、フラ
イアッシュセメント、シリカセメント等が使用できる。
【0024】本発明のSL材に用いる膨張材は、凝結硬
化後のセメントの硬化乾燥に際して発生する収縮による
ひび割れを防止するためのものである。かかる膨張材と
しては、石灰を主成分とするもの、カルシュウムスルホ
アルミネートを主成分とするもの等が挙げられる。具体
的に市販の膨張材としては、石灰を主成分とする小野田
エクスパン(小野田セメント社製)等があり、またカル
シュウムスルホアルミネートを主成分とするデンカCS
A(電気化学工業社製)等がある。膨張材は、セメント
100重量部に対し、1〜20重量部の割合で配合し、
好ましくは4〜12重量部の割合で配合する。配合割合
が上記よりも少ないと、床材表面に乾燥収縮によるひび
割れを生じ、逆に上記よりも多いと、膨張による床面の
ふくれや破壊等を生じる。
【0025】本発明のSL材に用いる保水剤は、特に高
温、乾燥条件下において乾燥によって床表面がボロボロ
になるような現象を防止するためのものである。かかる
保水剤としては、一般に公知の保水剤を使用することが
でき、例えばセルロースエーテル、ポリビニルアルコー
ル、ポリエーテル等の水溶性高分子やラテックスゴム等
が挙げられるが、なかでもメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース等のセルロースエーテルが有利に使用できる。保水
剤はセメント100重量部に対し、7重量部以下の割合
で配合し、好ましくは0.06〜3重量部の割合で配合
する。配合割合が上記よりも多いと、流動性を得るため
の必要な水量が著しく増え、結果として強度の低下を招
く等の問題を生じる。
【0026】本発明のSL材に用いる消泡剤は、気泡に
よる床面のふくれ、ヘコミ等を防止するためのものであ
る。かかる消泡剤としては、一般に使用されているシリ
コーン系又は非イオン系界面活性剤等の消泡剤を使用で
きる。消泡剤は、セメント100重量部に対し、2重量
部以下の割合で配合し、好ましくは0.1〜0.5重量
部の割合で配合する。配合割合が上記より多くても消泡
効果はそれ以上変わらない。
【0027】本発明のSL材に用いる骨材としては、川
砂、海砂、陸砂、砕砂、珪砂等が使用できる。これらの
砂は乾燥砂が好ましいが、湿砂でも支障はない。軽量化
を目的としてパーライト、フライアッシュ等を単独で又
は上記の砂等と併用することもできる。骨材は、セメン
ト100重量部に対し、30〜300重量部の割合で配
合し、好ましくは60〜150重量部の割合で配合す
る。配合割合が上記よりも少ないと、流動性が長時間保
持されず、逆に上記よりも多いと、強度が低く、流動性
も悪くなる。
【0028】本発明のSL材に用いる水としては、水道
水、工業用水等が使用できる。水は、セメント100重
量部に対し、25〜100重量部の割合で配合する。配
合割合が上記よりも少ないと、高い流動性が得られず、
逆に上記よりも多いと、白華や、ブリージング水を生じ
やすく、強度も低下する。
【0029】本発明のSL材には、所期の物性に悪影響
を及ぼすものでない限り、例えば増量材として、炭酸カ
ルシュウム、石膏、シリカ質微粉末、フライアッシュ等
を使用できる。以下、本発明の構成及び効果をより具体
的にするため、実施例を挙げるが、本発明が該実施例に
限定されるというものではない。
【0030】
【実施例】
試験区分1(グラフト共重合体の製造) 下記のようにグラフト共重合体(G−1〜G−7)を製
造した。その内容を表1及び表2にまとめて示した。 ・グラフト共重合体(G−1)の製造 メタクリル酸66部(重量部、以下同じ)、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート28.5部、メタリルスルホ
ン酸ナトリウム31部、メトキシポリエチレングリコー
ル(エチレンオキサイド付加モル数n=23)モノメタ
クリレート273部及び水500部を反応容器に仕込
み、水酸化ナトリウムの48%(重量%、以下同じ)水
溶液64部を投入して中和し、均一に溶解した後、雰囲
気を窒素置換した。反応系の温度を温水浴にて60℃に
保ち、過硫酸アンモニウムの15%水溶液75部を投入
して重合を開始し、5時間、重合反応を継続して、共重
合体(数平均分子量5000、GPC法、プルラン換
算、以下同じ)を得た。
【0031】上記で得た共重合体370部、水260
部、アクリルアミド24部及び2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム12部を別の反
応容器に仕込み、均一に溶解した後、雰囲気を窒素置換
した。反応系の温度を温水浴にて55℃に保ち、硝酸第
二セリウムアンモニウム溶液12部(1規定硝酸におい
て1/10モルのセリウムイオン)を投入して、グラフ
ト重合反応を行なった。生成物をエバポレータで濃縮し
た後、アセトン/酢酸エチルの混合溶媒中に沈澱精製し
て乾燥し、グラフト共重合体(G−1)を得た。
【0032】グラフト共重合体(G−1)を分析したと
ころ、カルボキシル価85、窒素含有量2.9%、イオ
ウ含有量1.7%、還元粘度(1%濃度、20℃、1N
のNaCl水溶液中)は0.27であり、また熱分解ガ
スクロマトグラフ、NMRの測定結果より、グラフト共
重合体(G−1)は、メタクリル酸ナトリウム/2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート/メタリルスルホン酸ナ
トリウム/メトキシポリエチレングリコール(n=2
3)メタクリレート=53/15/14/18(モル
比)で構成されたグラフト重合前の共重合体に、重合体
ブロックとして、ポリアクリルアミド/2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム=92
/8(モル比)で構成された共重合体がグラフト重合し
たもので、グラフト重合した重合体ブロック/グラフト
重合前の共重合体=21/100(重量比)の比率から
なるものであった。同様にして、グラフト共重合体(G
−2〜G−7)を得た。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】表1及び表2において、 構成単位B相当:前記の式2においてYが水素の場合に
相当 比率:グラフト重合した重合体ブロックY/グラフト重
合前の共重合体(重量比) *1:1Nの食塩水を溶媒とする1%濃度におけるグラ
フト共重合体の還元粘度(20℃) a:メタクリル酸ナトリウム b:アクリル酸ナトリウム c:2−ヒドロキシエチルメタクリレート d:ポリエチレングリコール(n=9)モノメタクリレ
ート e:メタリルスルホン酸ナトリウム f:メトキシポリエチレングリコール(n=23)メタ
クリレート g:メトキシポリエチレングリコール(n=9)メタク
リレート h:アクリル酸メチル p:アクリルアミド q:メタクリルアミド r:2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸ナトリウム
【0036】試験区分2(SL材の製造とSL材の物性
比較) 表3及び表4に記載の配合割合でSL材を調製した。分
散剤は、各例いずれも、練り上がり時の目標フロー値が
220〜230mmの範囲となるように、セメントに対し
固形分換算で1.0%以下の割合で配合した。そして調
製した各SL材について、下記の測定方法でフロー値、
Jロート値、凝結時間、圧縮強度、表面強度、長さ変化
率を測定した。その結果を表5及び表6にまとめて示し
た。
【0037】・測定方法 全材料を表3及び表4に記載の配合割合でホバートミキ
サーを用いて2分間混練りし、均一状態としてSL材を
調製した。そして該SL材をそれぞれの測定に供した。
【0038】・・フロー値 SL材を内径51mm、高さ50mmのフローコーンに詰
め、コーンを引き上げて、SL材の広がりが静止した時
点での広がり幅の直径を直角二方向で測定し、その平均
値を求めた。
【0039】・・フロー値の経時変化 調製したSL材を静止の状態で保持し、3時間後及び6
時間後に、練りさじにて約1分間練り混ぜた後、上記フ
ロー値の測定に準じて平均値を求めた。
【0040】・・Jロート値 土木学会「工業材料規格便覧(日本材料学会編)」コン
システンシー試験方法(案)17に準じて測定した。J
ロートは落ち口の内径が10mmのものを使用した。
【0041】・・Jロート値の経時変化 調製したSL材を静止の状態で保持し、3時間後及び6
時間後に、練りさじにて約1分間練り混ぜた後、上記J
ロート値の測定に準じて測定した。
【0042】・・凝結時間、圧縮強度及び長さ変化率 いずれもJIS−R−5201に準じて測定した。
【0043】・・表面強度 40mm×40mmの鋼製平板を材令28日のSL材硬化体
の表面にエポキシ系接着剤にて張り付け、油圧ジャッキ
にて平板が剥がれるまで引っ張り、その時の最大引っ張
り力を測定した。
【0044】
【表3】
【0045】表3において、 *1:分散剤の種類及び配合量は表4にまとめて示した *2:ポリジメチルシロキサン(数平均分子量200
0)の水分散液 セメント:小野田セメント社製の普通ポルトランドセメ
ント 骨材:山形産珪砂、F.M=2.3 膨張材:小野田セメント社製の小野田エクスパン 保水剤:信越化学社製のメトローズ、分子量8000 消泡剤:サンノプコ社製のSN−デフォーマー 水:蒲郡市水
【0046】
【表4】
【0047】表4において、 M−1〜M−4:表3に記載した配合条件 G−1〜G−7:試験区分1で製造したグラフト共重合
体 R−1:メタクリル酸ナトリウム/2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート/メタリルスルホン酸ナトリウム/メ
トキシポリエチレングリコール(n=23)メタクリレ
ート=53/15/14/18(モル比)で構成された
共重合体(数平均分子量5000) R−2:メタクリル酸ナトリウム/ポリエチレングリコ
ール(n=9)モノメタクリレート/メタリルスルホン
酸ナトリウム/メトキシポリエチレングリコール(n=
9)メタクリレート=60/5/10/25(モル比)
で構成された共重合体(数平均分子量8500) R−3:メタクリル酸ナトリウム/メトキシポリエチレ
ングリコール(n=10)メタクリレート=64/36
(モル比)で構成された共重合体(特公昭64−142
5号公報に記載のもの) R−4:ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物のナ
トリウム塩 R−5:メラミンスルホン酸のホルマリン縮合物のナト
リウム塩 分散剤の配合量:セメント100重量部に対する配合重
量部
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】試験区分3(SL材の製造とSL材の物
性) ・実施例12 1m3容量のモルタルミキサーに表7に記載した配合量
で各材料を計量し、回転数300r.p.m.で10分間混練
りして、約0.5m3のSL材を製造した。練り上がり
時のフロー値は230mm、Jロート値は32秒であっ
た。得られたSL材をドラムの回転数0.7r.p.m.のア
ジテータ車に投入し、混練り終了時から約5.5時間経
過後に、アクリル系プライマーを十分に塗布して下地処
理をしたモルタル造の床に打設した。打設時のSL材の
フロー値は226mm、Jロート値は35秒であり、経過
時間による流動性の低下は極めて少ないものであった。
また練り上がり時よりほぼ15時間以内で凝結が終了し
た。硬化するまでの表面の状態を観察したが、亀裂等の
発生による初期ひび割れは発生しなかった。また硬化後
も収縮によるひび割れを生じることなく平滑で水平な床
面を形成することができた。尚、混練り直後のスラリー
を採取して物性を測定したところ、圧縮強度は材令28
日で350Kgf/cm2、表面強度は材令14日で13.8K
gf/cm2であり、良好な強度が得られた。
【0051】
【表7】
【0052】表7において、 *3:高炉セメント *4:試験区分1で製造したグラフト共重合体G−1 *5:試験区分2で使用した材料
【0053】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、高い流動性及びその優れた保持能を有し、した
がって実情に即し長い可使時間を有しており、同時に小
さい凝結遅延性を有し、したがって実情に即し早い凝結
硬化時間を有していて、しかも初期ひび割れの極めて少
ない高品質の硬化体を得ることができるという効果があ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08F 265/10 MQM C08F 265/10 MQM C04B 103:40 103:44 103:50 111:62 (72)発明者 木之下 光男 愛知県豊川市為当町椎木308番地 (72)発明者 三浦 義雅 愛知県西尾市鵜ケ池町中屋敷55番地 (72)発明者 山本 常夫 愛知県豊橋市町畑町字町畑1番地の76 (56)参考文献 特開 平5−170501(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント100重量部に対し、膨張剤が
    1〜20重量部、保水剤が7重量部以下、消泡剤が2重
    量部以下、骨材が30〜300重量部、水が25〜10
    0重量部及び分散剤が0.05〜2.0重量部の割合で
    配合されたセルフレベリング性セメント水性組成物であ
    って、該分散剤が下記の式1で示される構成単位、下記
    の式2で示される構成単位、下記の式3で示される構成
    単位及び下記の式4で示される構成単位で構成されたグ
    ラフト共重合体であることを特徴とするセルフレベリン
    グ性セメント水性組成物。 【式1】 【式2】 【式3】 【式4】 [式1〜式4において、 R1〜R4:同時に同一又は異なる、H又はCH35:炭素数1〜5のアルキル基 M1,M2:アルカリ金属、アルカリ土類金属又は有機ア
    ミン X:CH2CH2O、CH2CH(CH3)O又はCH2 Y:分子中にアミド基を有するα,β−不飽和単量体を
    ラジカル重合して得られる重合体ブロック m:0〜10の整数 n:0〜30の整数]
  2. 【請求項2】 式2のYが(メタ)アクリルアミド、2
    −(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
    ン酸及びその塩の中から選ばれる1種又は2種以上をラ
    ジカル重合して得られる重合体ブロックである請求項1
    記載のセルフレベリング性セメント水性組成物。
  3. 【請求項3】 グラフト共重合体が、式1で示される構
    成単位が40〜80モル%、式2で示される構成単位が
    1〜30モル%、式3で示される構成単位が1〜20モ
    ル%及び式4で示される構成単位が5〜30モル%の割
    合で構成されたものである請求項1又は2記載のセルフ
    レベリング性セメント水性組成物。
  4. 【請求項4】 セメント100重量部に対し、更にポリ
    オルガノシロキサンが1重量部以下の割合で配合された
    請求項1、2又は3記載のセルフレベリング性セメント
    水性組成物。
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