JP2627866B2 - 井戸の洗浄方法 - Google Patents

井戸の洗浄方法

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JP2627866B2
JP2627866B2 JP6124728A JP12472894A JP2627866B2 JP 2627866 B2 JP2627866 B2 JP 2627866B2 JP 6124728 A JP6124728 A JP 6124728A JP 12472894 A JP12472894 A JP 12472894A JP 2627866 B2 JP2627866 B2 JP 2627866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、井戸の洗浄方法に関す
るものである。
【0002】本発明の第1の目的は、長期間にわたる揚
水によってスクリーンの腐食,地下水溶存物質の析出,
水質に起因するバクテリアの繁殖,地層からの微細物質
等により形成されたスケールによって井管のスクリーン
部や充填砂利部が目詰まりを起して閉塞されることによ
、湧出能力が減退した井戸、湧出機能の回復を行う
ことにある。
【0003】本発明の第2の目的は、新設井戸の仕上げ
において、掘削中に形成された泥壁の除去を行うことに
ある。
【0004】
【従来の技術】従来の井戸洗浄のための方法として採ら
れているものには、次のようなものがり、これを数種類
組み合わせて実施していた。
【0005】第1は、円形ワイヤブラシ体を使用し、ケ
ーシングの内側で上下させて錆や付着物を剥離するブラ
ッシング方法。
【0006】第2は、ベーラを使用しケーシング内をピ
ストン運動させ、吸引力でスクリーン周辺の目詰まり物
質を除去するスワービング方法。
【0007】第3は、ジェットベーラを使用しケーシン
グ内を上下運動させ、降下時及び引き揚げ時にかかる水
圧で横方向に噴出するジェット水流を発生させてスクリ
ーン部を洗浄するジェットベーラ方法。
【0008】第4は、大容量の水中ポンプを使用して過
大揚水と断続揚水を反復し、充填砂利層や地層に衝撃を
与えて目詰り物質を排出させる過大断続揚水方法。
【0009】第5は、地上に高圧ポンプと仮設水槽を置
き、高圧ホースの先端のノズルから高速ジェット水流を
スクリーンに吹きつけて洗浄する高速ジェッティング方
法。
【0010】第6は、地上仮設水槽に蓄めた水を一気に
井戸に流し込む逆洗方法。
【0011】第7は、化学薬品を使用し、鉄錆や炭酸カ
ルシュウムの溶解、バクテリアの殺菌を行う薬品処理方
法。
【0012】
【従来の技術の問題点】しかし、これらの方法にはそれ
ぞれ次のような欠点があり、技術的課題となっていた。
【0013】第1の方法は、ケーシングの内面部の洗浄
には効果があるが、その外面部には効果がないから、減
退した湧出量の回復は期待できない。
【0014】第2の方法は、比較的軽度の目詰まりには
効果があるが、重度の湧出量の減退井には効果が期待で
きない。
【0015】第3の方法は、簡単にジェッティング洗浄
が可能な方法で第2の方法より効果があるが、重度の湧
出量の減退井には効果は薄い。
【0016】第4の方法は、比較的新しい井戸には使用
できるが、古い年数を経た井戸では井戸の破損にもつな
がり、積極的に実施される方法ではない。
【0017】第5の方法は、高速ジェットで井戸内及び
外側の洗浄に効果があるが、目詰まり物質が井戸内に残
留したり、帯水層に圧入してしまうおそれがある。
【0018】第6の方法は、スクリーンの目の開いた部
分しか通水せず目の詰まった部分では効果がなく、また
目詰まり物質を帯水層に圧入するおそれがある。
【0019】第7の方法は、薬品で溶解可能な物質には
効果があるが、粘土・シルト・砂等には効果がない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、従
来の技術で解決することができない重度の湧出量減退
井の能力回復を図るために、全スクリーン区間とその
外側充填砂利の目詰まり物質を洗い流すとともにこれを
地表に確実に排水する方法を提供、また新設井におい
ては、泥壁と粘土完全排除する方法を提供するこ
を目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、井管の下部ス
クリーンに対応する位置に揚水管の端部に設置した水中
ポンプを配置し、この水中ポンプの上方の揚水管の一部
に下部遮水板を設けるとともに適当間隔をおいた上方部
には上部遮水板を設け、この両遮水板によって構成した
密閉区間に前記揚水管に連通する噴射ノズル体を設置
し、両遮水板及び噴射ノズル体は井管の上部スクリーン
に対応する位置に配置し、水中ポンプにより加圧された
地下水を、噴射ノズル体により井管の上部スクリーンに
向けて噴射してスクリーンを洗浄するとともにスクリー
ン外側の充填砂利部を洗浄し、この充填砂利部を通過し
た噴射水流を下部スクリーンより再び井管内の水中ポン
プに吸入し、このような地下水の強制循環によるスクリ
ーン及び充填砂利管間隙に蓄積した目詰り物質の洗浄を
揚水管の制水弁を開閉制御して行い地上へ排水するよう
に成るものである。
【0022】また、井管の下部スクリーンに対応する位
置に揚水管の端部に設置した水中ポンプを配置し、この
水中ポンプの上方の揚水管の一部に下部遮水板を設ける
とともに適当間隔をおいた上方部には上部遮水板を設
け、この両遮水板によって構成した密閉区間に前記揚水
管に連通する噴射ノズル体を設置し、両遮水板及び噴射
ノズル体は井管の上部スクリーンに対応する位置に配置
し、前記両遮水板はゴム板の上下両面部に二分割のワイ
ヤブラシ体をその外周面を略一致させて取付け全体を柔
軟構造にし、前記両遮水板を噴射ノズル体及び水中ポン
プとともに揚水管の上下作動により作動してスクリーン
部を洗浄するように成るものである。
【0023】
【作用】いま水中ポンプにより揚上されて噴射ノズル
のノズルより噴した地下水は、その周囲の上部スクリ
ーンを洗浄しながら通過して外側の充填砂利に達し、
下降流となって充填砂利部の間隙を通過した後、下部ス
クリーンより再び井管内に水中ポンプに吸い込まれて流
入する。このような水流の循環経路によって、井管の
クリーンに蓄積された目詰まり物質は次第に洗い
れ、洗浄作業の終了後は、制水弁を全開して揚水管及び
排水管を通って排出される。
【0024】制水弁とインバータ制御盤を地上において
操作することにより、水中ポンプのモータ回転速度を制
御して噴射ノズル体のノズルの噴射と揚水排出量を自
制御し、前記のような強制循環により洗浄された目
詰まり物質を地上に排出る。
【0025】また、水タンクの排水の濁り具合を観察し
ながら、井管の密閉区間を構成している柔軟構造に成る
揚水管上の両遮水板を噴射ノズル体及び水中ポンプとと
もに上下作動し、当接している周囲のスクリーン部を洗
浄するようにする。
【0026】
【実施例】実施例1を図1にいて説明する。1は地上
に及ぶ揚水管5の端部に設置した中ポンプで、この水
中ポンプは井管14の下部スクリーン12に対応する位
置に置する。
【0027】2は前記水中ポンプ1の上方の揚水管の一
部に設置した下部遮水板で、適当間隔をおいてその上
の揚水管の一部に上部遮水板3を設置する。この上下部
の遮 水板3,2によって井管内に地下水の侵入を遮断す
る密閉区間15を構成する。
【0028】4は多数のノズル4’を設けた噴射ノズル
体で、この噴射ノズル体は前記上下部遮水板3,2によ
って構成された密閉区間15の揚水管部に連設する。
【0029】前記上下部遮水板3,2及び噴射ノズル体
4は、井管の上部スクリーン12’に対応する位置に配
置する。
【0030】6は前記揚水管5と地上において連設する
フレキシブルホースから成る排水管で、この排水管の端
部には排水量を制御する制水弁7を設け、排水タンク
に臨設する。
【0031】地上においては、前記揚水管35をワイヤ
ロープを介して上下作動する動力ウインチ9及び櫓10
を設置する。
【0032】11は水中ポンプ1のモータ回転を制御す
インバータ制御盤である。
【0033】13は井管14の前記上下部スクリーン1
2’,12付近の井管外側周囲に配した充填砂利であ
る。
【0034】18,18は前記上部及び下部の遮水板
3,2の一部を構成するワイヤブラシで、このワイヤ
ブラシは二分割の組合わせに成る。二分割に成るこの
ワイヤブラシ体はゴム板19を挟んで上下両面部に配置
するとともに、その外周面を略一致し、全体として柔軟
構造に成る。前記ゴム板には切れ目19’を設ける。ま
た、上下部遮水板は、環状の遮水パッキン25の周囲に
取付ける。
【0035】まず、湧出量の減退した井戸の完成時の揚
水試験資料と井戸構造図を参照しながら、水中テレビジ
ョンによって井管内の状況を調査する。
【0036】この時注意すべきことは、井管のケーシン
グの破損の有無,スクリーン部の目詰まり状況及び井戸
底の埋没物質を確認することである。
【0037】調査の結果、ケーシングに破損が認められ
た場合は、本発明方法による強力な洗浄作業では、スク
リーン部を中心として井管の外部に配置されている充填
砂利を井内に引込んでしまい、井を破損するおそれ
があるから、洗浄作業を断念しなければならない。
【0038】状況により水中テレビジョンによる調査が
できない場合は、最近の揚水状況とベーラで採取された
井戸底埋没物質から、井戸ケーシングの破損状況の有無
を判定する。
【0039】下部スクリーン12の位置は、井戸完成時
の工事資料を参考にする。
【0040】以上の調査の終了後、井戸元に地上設備
を組み立てて設置する。
【0041】次に、噴射ノズル体を組み込んだ井戸内装
置を組み立てながら井管内降下し、噴射ノズル体が上
スクリーンに対応する位置に達したとき停止する。
【0042】制水弁7を開き、インバータ制御盤11に
よって水中ポンプ1の回転を低速に設定して起動する。
【0043】水中ポンプのモータ回転を徐々に高速に移
行し、かつ地下水の排水状況を検査しながら、地上のウ
インチ9を操作してワイヤロープを介して揚水管5を
下に運動する。排水が濁っている間は排水を続け、揚水
管とともに上下両遮水板及び噴射ノズル体の上下運動を
繰り返す。
【0044】濁りの減少に伴い徐々に制水弁7を閉め始
めると、噴射ノズル体4の各ノズル4’からの噴出量が
増大する。
【0045】最終的には制水弁7を全閉し、水中ポンプ
1の吐出全量を噴射ノズル体4より噴射しながら前記揚
水管等の上下運動を繰り返えす。地下水は、噴射ノズル
体から噴射して対応する上部スクリーンを通過し外部の
充填砂利部に行きわたり、スクリーンの各目を洗浄する
とともに充填砂利部の間隙を流下して洗浄するようにな
り、下部スクリーンから再び井管内部に流入して水中ポ
ンプに吸入されて揚水し、再び噴射ノズル体に入って噴
射するという循環状態になる。
【0046】その後は、制水弁を徐々に開口して清水に
変わるまで連続排水し、この区間の洗浄作業を終了す
る。
【0047】この洗浄作業が終了すると、地上で揚水管
を継ぎ足して降下し、更に下部のスクリーンの洗浄を前
記上部のスクリーンの洗浄と同様の方法を繰返して行
う。
【0048】実施例2を図2に基いて説明する。この方
法を実施するための装置は、基本的には実施例1と同様
であるが、出砂現象の認められる井戸または水中テレビ
ジョンにより井戸内鉄錆等の固形物が認められる場合、
セジメントチューブ20を噴射ノズル体4の下方部に設
置して使用する。
【0049】スクリーン部の砂及び錆等の固結物質はセ
ジメントチューブ20内にたまり、洗浄終了後に装置揚
上と同時に固結物質は回収される。
【0050】実施例3を図4に基いて説明する。この方
法を実施するための装置は、基本的には実施例1と同様
であるが、地下水位が深い場合、排水するには噴射ノズ
ル体4のノズル4’の噴出孔を小さくするか、ノズルの
数を減少する方法が採られるが、噴出孔を小さくする
と、目詰まり物質の一部が噴出孔に引っ掛かり噴出孔を
閉塞するおそれがある。また、ノズルの数を減少する
と、洗浄効果が弱められる。これを解決する方法が図4
に示した実施例である。
【0051】この方法は、排水時にはノズル部分を内装
21にて密閉し、洗浄時に内装管を取りはずす方法で
ある。
【0052】この方法は、地質調査ボーリングで利用さ
れるワイヤライン工法の応用であり、上部に十字状のリ
ブ21’を設けた内装管21は揚水管5内をオーバーシ
ョット22に接続され、ワイヤで降下して噴射ノズル体
4部に設置されると、接続がはずれる機構を有する。2
3はロッキングスリーブである。(図14,図15参
照)
【0053】内装管21を設置すると、オーバーショッ
ト22を回収し配管を接続し、排水を実施する。
【0054】排水が清水になったは、ワイヤで接続さ
れたオーバーショット22を降下し内装管21を地上に
引揚げ、水中ポンプのモータ回転を制御して洗浄を行
う。
【0055】内装管21を設置して揚水すると、限定さ
れた区間に強力な吸引力(負圧)が生じて、帯水層から
地下水を井管内に引き込む。この時に、帯水層に及んだ
目詰まり物質も排出できるのである。
【0056】実施例4を図6に基いて説明する。
【0057】この方法を実施するための装置は、基本的
には実施例3とほぼ同じ構造から成るものであるが、更
に最下部遮水板24を水中ポンプ1の下方部に設置する
ものである。
【0058】16,16は最下部遮水板24をゴム板1
7を中間に挟んで上下両面に設置して構成するワイヤブ
ラシで、このワイヤブラシ体とゴム板の外周面は略一
致す る。
【0059】なお、他の実施例として示しないが、
ロータリ工法で施工された新設の地下水還元井戸の仕上
げ段階で、ベントナイト等で形成された泥壁を除去で
きないため、還元量が少ない井戸において実施する洗浄
作業を行うときは、以下の方法で行う。
【0060】実施例1と同様な装置を組立てた後、制水
弁を解放した状態で濁りが除去されるまで洗浄する。
【0061】次に、揚水管内に所定量の孔壁洗浄剤を流
し込んだ後、制水弁を密閉状態でモータの低速回転で運
転し、洗浄剤混じりの地下水を強制的に循環して泥壁と
反応させる。
【0062】洗浄剤混入水は、スクリーンの全区間を洗
浄するまで排出を実施しない。また随時、孔壁洗浄剤を
揚水管内に補給し濃度を高く保つ。
【0063】この洗浄剤循環作業の後、薬品反応時間に
応じて作業を休止する。
【0064】定められた時間後、実施例1と同様な作業
で洗浄作業を実施する。
【0065】
【発明の効果】本発明は、従来の方法に比較して、次の
ような効果が期待できるものである。
【0066】強制的に井管の外側部に水流の循環経路を
つくり、目詰まり物質を洗い流すとともに井管の外部に
排出するようにしたため、スクリーンと充填砂利中の目
詰まり物質を完全に排除することができる。
【0067】したがって、長年揚水を継続した結果、完
成時と比較して大幅に湧出能力が低下した古井戸の湧出
回復のために実施できるのである。
【0068】地上設備の大きな装置は動力ウインチと櫓
だけであるから、従来工法の逆洗方法や高速ジェッティ
ング法と比較して場所をとらなくてすみ、狭い場所でも
施工可能となるのである。
【0069】したがって、水道の水源井にとっては非常
に有益な方法である。即ち、水道事業では、信頼できる
安全でおいしい水の供給を目標とした水質基準改正で地
下水が見直されているが、地盤沈下防止を目的とした地
下水採取規制により新設井戸を設置できない地域が大都
市圏には多い。そして、湧出能力が従来工法では回復で
きない古井戸は順次廃止されて表流水に変換されている
のが現状であるが、本発明を実施すれば古井戸の湧出能
力を回復させ、井戸寿命を少しでも延ばしたい水道の水
源井には有効な方法となるのである。
【0070】他方、地盤沈下防止のために地下に処理さ
れた表流水または地下の熱エネルギーを熱交換にて利用
した後、地下に戻す還元井の設置工事が増えてきている
が、本発明の実施はこれらの還元井の仕上げ洗浄をより
完璧なものにして還元能力を十分に引き出す有名な方法
である。
【0071】また本発明は、縦井戸のみならず河床等に
付設された水平方向の集水埋渠にも有効な方法である。
水平の横井戸の洗浄方法は主にジェッティング方法が行
われていたが、本発明は口径の大きな横井戸の洗浄能力
を回復させる方法として有効な方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の装置全体の正断面図
【図2】実施例2の装置の正断面図
【図3】実施例2の装置要部の拡大正断面図
【図4】実施例3の装置の正断面図
【図5】実施例3の装置要部の拡大正断面図
【図6】実施例4の装置の正断面図
【図7】噴射ノズル体の拡大正断面図
【図8】噴射ノズル体の一部品の側面図
【図9】上部・下部遮水板の部品の平面図
【図10】上部・下部遮水板の他部品の平面図
【図11】最下部遮水板の部品の平面図
【図12】最下部遮水板の他の部品の平面図
【図13】最下部遮水板の正断面図
【図14】aは内装管の平面図、bは正断面図
【図15】実施例3の装置要部の正断面図
【符号の説明】
1 水中ポンプ 2 下部遮水板 3 上部遮水板 4 噴射ノズル体 5 揚水管 6 排水管 7 制水弁 8 排水タンク 9 動力ウインチ 10 櫓 11 インバータ制御盤 12 下部スクリーン12上部スクリーン 13 充填砂利 14 井管 15 密閉区間 16 最下部遮水板のワイヤブラシ 17 同上のゴム板 18 上部・下部遮水板のワイヤブラシ 19 同上のゴム板 20 セジメントチューブ 21 内装管 22 オーバーショット 23 ロッキングスリーブ 24 最下部遮水板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 薫 東京都中央区京橋2丁目4番12号 株式 会社日さく内 (56)参考文献 特開 平3−5533(JP,A) 特開 平3−181382(JP,A) 実公 昭51−787(JP,Y1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 井管の下部スクリーンに対応する位置に
    揚水管の端部に設置した水中ポンプを配置し、この水中
    ポンプの上方の揚水管の一部に下部遮水板を設けるとと
    もに適当間隔をおいた上方部には上部遮水板を設け、こ
    の両遮水板によって構成した密閉区間に前記揚水管に連
    通する噴射ノズル体を設置し、両遮水板及び噴射ノズル
    体は井管の上部スクリーンに対応する位置に配置し、水
    中ポンプにより加圧された地下水を、噴射ノズル体によ
    り井管の上部スクリーンに向けて噴射してスクリーンを
    洗浄するとともにスクリーン外側の充填砂利部を洗浄
    し、この充填砂利部を通過した噴射水流を下部スクリー
    ンより再び井管内の水中ポンプに吸入し、このような地
    下水の強制循環によるスクリーン及び充填砂利間隙に蓄
    積した目詰り物質の洗浄を揚水管の制水弁を開閉制御し
    て行い地上へ排水することを特徴とする井戸の洗浄方
    法。
  2. 【請求項2】 井管の下部スクリーンに対応する位置に
    揚水管の端部に設置した水中ポンプを配置し、この水中
    ポンプの上方の揚水管の一部に下部遮水板を設けるとと
    もに適当間隔をおいた上方部には上部遮水板を設け、こ
    の両遮水板によって構成した密閉区間に前記揚水管に連
    通する噴射ノズル体を設置し、両遮水板及び噴射ノズル
    体は井管の上部スクリーンに対応する位置に配置し、前
    記両遮水板はゴム板の上下両面部に二分割のワイヤブラ
    シ体をその外周面を略一致させて取付け全体を柔軟構造
    にし、前記両遮水板を噴射ノズル体及び水中ポンプとと
    もに揚水管の上下作動により作動してスクリーン部を洗
    浄することを特徴とする井戸の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 揚水管に連通する排水管の制水弁及び水
    中ポンプのモータ回転制御盤を地上に設け、地下水の井
    管内における強制循環による地下水量の制御及び噴射ノ
    ズル体からの噴射圧力の制御を地上において行い、揚水
    管の上下作動を地上に設置した櫓とワイヤロープを介し
    て動力ウインチにより行うようにした請求項2に記載し
    た井戸の洗浄方法。
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