JPH035533A - 集水と注水とを兼ねた井戸 - Google Patents

集水と注水とを兼ねた井戸

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Publication number
JPH035533A
JPH035533A JP13815189A JP13815189A JPH035533A JP H035533 A JPH035533 A JP H035533A JP 13815189 A JP13815189 A JP 13815189A JP 13815189 A JP13815189 A JP 13815189A JP H035533 A JPH035533 A JP H035533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
well
water
pump
submersible pump
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13815189A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Takano
高野 輝彦
Masaru Amano
賢 天野
Katsuyuki Tamaoki
克之 玉置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHISUIKEN KK
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
CHISUIKEN KK
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by CHISUIKEN KK, Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical CHISUIKEN KK
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Publication of JPH035533A publication Critical patent/JPH035533A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は地盤中の地下水を集水して他の滞水層等に注
水することができる土木、建築工事用の井戸に関するも
のである。
[従来の技術] 土木、建築工事などでは、地下水の水位低減や水圧減圧
を目的として、地盤中に井戸を設け、その井戸から地下
水をポンプにより揚水して排水したり、また時にはりチ
ャージ井戸を設けて揚水井戸から排水した地下水を地盤
に注水して復水したりしている。
[発明が解決しようとする課題] これまでの井戸による排水の地盤中への復水では、地下
水汚染防止のため大損りな濾過装置が必要であり、また
揚水用とりチャージ用の井戸を要するため、井戸本数が
多く、工事スペースが狭隘なところでは不適当で、状況
によっては揚水による地盤沈下や井戸枯れの発生等が防
止しにくいなどの問題があった。
またこれまでは揚水が主なる目的のため、ポンプについ
ては特に考慮が払われておらず、同一の井戸において、
地下水の集水と注水による復水の両方を同時に行なうに
は、ポンプの配管が面倒となり、またポンプ上下の圧力
や漏水の遮断にも手数を要するなど、技術上の困難さが
あった。
この発明は上記従来の問題を解決するために考えられた
ものであって、その目的は簡単な手段により、揚水と注
水による復水の両方を効率良く行ない得る新たな井戸を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的によるこの発明の井戸は、適宜の箇所にスリッ
トをあけて地中に設けた井戸と、その井戸の滞水層の近
傍にに挿入された水中ポンプと、該水中ポンプの周囲に
あって水中ポンプを固定するとともに、その水中ポンプ
により地下水の集水と他の滞水層等への注水とを行ない
得るように井戸内を遮断する装置とからなる。
上記遮断装置は外部からの圧力により膨張させた布入り
ゴムバッグが好ましく、また上層の地下水を下層に注水
する場合には、ポンプは吐出口を下向きに設け、更に井
戸は天蓋により密閉することが好ましい。
[作 用] 上記井戸では、水中ポンプを作動すると、井戸内が上下
に水密にa断されていることから、吐出口を下向きにし
てポンプを固定した場合には、上層の滞水層の地下水が
井戸内に集水し、更に地下水はポンプにより下部に吐出
されて、下層の滞水層に注水され、地盤中に復水される
[実施例] 図中1は土木または建築工事が行なわれる地盤、2は地
盤中の上層の滞水層、3は同じく下層の滞水層である。
4は天M5を設けた深井戸で、上記下層の滞水層3まで
地中深く設けられている。この深井戸4は通常のごとく
鋼管6と、その外周囲に施されたシール材7とから構成
され、また鋼管6の上記滞水層2.3に位置する部分に
は、地下水が流通するスリット8.8が設けてあり、そ
の内側に濾過材8aが取付けである。この濾過材8aは
図面では略示しているが、パック状で交換可能なものが
好ましく、場合によっては取り除いてもよい。
9は水中ポンプで、周囲に水圧により膨張する布入りゴ
ム製のバッグ10が一体に設けてあり、そのバッグ10
には水管11が上方へと接続してある。
この水中ポンプ9はワイヤー〇−712により吊下げて
深井戸4に挿入される。この水中ポンプ9の設置目的が
、下層の滞水層3への注水にあるときには、水中ポンプ
9は吐出口打面きにして上層の滞水層2と下層の滞水層
3との間に挿入される。
挿入後に、上記バッグ10には地上から水圧が加えられ
、膨張によりバッグ10は井戸壁に圧接されて、井戸内
を上下に遮断するとともに、水中ポンプ9を固定する。
第2図に示す例は、水中ポンプ9の他の固定例を示すも
ので、深井戸4の内周間にブラケット13を設け、また
水中ポンプ9の周囲に受金14を下側面に有し、上面に
遮断用のゴムシート15を止着した金属の円形板体16
を設け、上記ブラケット13に円形板体16を載置して
水中ポンプ9を固定するとともに、ゴムシート15に作
用する水圧または吸引力により、水中ポンプ9の周囲を
密封してなる。
上記構造の井戸において、水中ポンプ9を作動すると、
深井戸4の上部側の水が下部へと吐出され、吐出圧によ
り井戸下部の水圧が地盤1の水圧よりも高くなる。これ
により下部内の水は、ai過08aを通してスリット8
から流出し、下層の滞水層3に注入されることになる。
また井戸上部では負圧ぎみとなって水圧が低くなる。こ
れにより上層の滞水層2の地下水が、スリット8より井
戸内に流入して集水される。
この結果、第3図(A)に略示すように、水中ポンプ9
が作動している間、滞水層2の地下水は井戸1に集水さ
れて下層の滞水層3に注水される。
なお上層の滞水層2に注水を行なう場合には、水中ポン
プ9を上向に固定する。このようにすると第3図(B)
に略示するように、下層の滞水層3の地下水が上層の滞
水層2に注水され、地盤中に復水を行なうことができる
上記水中ポンプ9における流■の調整は、変速歯車や電
気的手段により自動的に行なうことが好ましい。また流
量調整またはポンプの停止は、図面では省略したが、予
め深井戸の内壁面に設置した水位センサーまたは水圧セ
ンサー等により、限界水位または圧力等を検出して行な
うことができ、更にはそれらセンサーにより流量制御を
行なって復水へのエアの混入を防止することも可能であ
る。
上記実施例は滞水層への注水による復水について説明す
るものであるが、滞水層以外の層にも同様な構成をもっ
て復水を行なうことができるので、この発明は特に滞水
層を対象とするものではない。
[発明の効果] この発明は上述のように、深井戸の滞水層の近傍に水中
ポンプを挿入し、その水中ポンプの周囲を水密に固定し
て、深井戸内を上下に遮断し、水中ポンプにより地下水
の集水と他の滞水層等への注水とを行なえるように井戸
を構成してなることから、下記のごとき効果を有する。
1.1つの井戸により地下水の集水と注水とを行なうこ
とができるこから、リチャージ用の井戸が不要となり、
井戸本数が従来よりも少なくて済む。したがって工事ス
ペースが狭隘なところでも施工することができる。
2、地下水を地上に排水することなく復水を行なうこと
ができるので、地下水汚染防止のための大樹りな濾過装
置が不要となり、また揚水による地盤沈下や井戸枯れの
発生も防止することができる。
3、液圧により膨張するバッグにより、深井戸内の上下
の圧力が遮断されるとともに、ポンプも固定されるので
漏水もなく、揚水と復水の両方をスムーズに行ない得る
4、深#1戸は天蓋により密閉されるので、水中ポンプ
より上部が負圧となり易く、上層の滞水層の集水が効率
良く行なわれる。
5バツグの膨張を加減することにより、バッグを井戸壁
に接触させながら水中ポンプを上下移動できるので、下
部滞水層のスリットの目詰まりを、水中ポンプの上下動
操作により除くことができる。
6、水中ポンプの外周囲にバッグを設け、このバッグと
一緒に深井戸に吊下し、所定の位置に固定するだけでよ
いから、ポンプ設置に際して特別な操作を要せず、装置
そのものも簡単なので、故障も少なくコストも低い。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係る集水と注7水とを兼ねる井戸を例
示するもので、第1図は縦断面図、第2図は水中ポンプ
の他の固定例を示す部分断面図、第3図番図は集水と注
水状態を示す略示説明図である。 7・・・・・・シール材 9・・・・・・水中ポンプ 11・・・・・・水圧管 12・・・・・・ワイヤーローブ 8・・・・・・スリット 10・・・・・・バッグ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)適宜の箇所にスリットをあけて地中に設けた井戸
    と、その井戸の滞水層の近傍に挿入された水中ポンプと
    、該水中ポンプの周囲にあつて水中ポンプを固定すると
    ともに、その水中ポンプにより地下水の集水と他の滞水
    層等への注水とを行ない得るように井戸内を遮断する装
    置とからなることを特徴とする集水と注水とを兼ねた井
    戸。
  2. (2)遮断装置が外部からの圧力により膨張させた布入
    りゴムバッグである第1項記載の集水と注水とを兼ねた
    井戸。
  3. (3)水中ポンプが吐出口を下向に固定してある第1項
    記載の集水と注水とを兼ねた井戸。
  4. (4)井戸に天蓋を設けた第1項記載の集水と注水とを
    兼ねた井戸。
JP13815189A 1989-05-31 1989-05-31 集水と注水とを兼ねた井戸 Pending JPH035533A (ja)

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JPH035533A true JPH035533A (ja) 1991-01-11

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ID=15215211

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07305382A (ja) * 1994-05-16 1995-11-21 Nitsusaku:Kk 井戸の洗浄方法及び装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61282513A (ja) * 1985-06-07 1986-12-12 Takenaka Komuten Co Ltd 還元井戸工法

Patent Citations (1)

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