JP2626933B2 - ソーラーシステムハウスのハンドリングボックス - Google Patents
ソーラーシステムハウスのハンドリングボックスInfo
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- JP2626933B2 JP2626933B2 JP3078489A JP7848991A JP2626933B2 JP 2626933 B2 JP2626933 B2 JP 2626933B2 JP 3078489 A JP3078489 A JP 3078489A JP 7848991 A JP7848991 A JP 7848991A JP 2626933 B2 JP2626933 B2 JP 2626933B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- connection port
- duct
- duct connection
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気によって太陽エネ
ルギーを利用して空気暖房を行うソーラーシステムハウ
スで使用するハンドリングボックスに関するものであ
る。
ルギーを利用して空気暖房を行うソーラーシステムハウ
スで使用するハンドリングボックスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】住宅の南側に大きな開口部を取って冬の
日射を大量に取入れ、夏にはその一部を開け放って通風
を図ることは古くから行われていることである。これを
一歩進めて、居室の外側にサンルームを作り、これを温
室としてここから居室へ温められた空気を取入れること
も行われている。これを合理的に推進させ、方位に限定
されず、太陽光により集熱した空気を効果的に利用でき
るソーラーシステムハウスを出願人は先に提案し、出願
した。特願昭 61-311485号(特開昭 63-165633号公
報)、特願昭 62-234666号(特開昭64-75858号公報)が
それである。
日射を大量に取入れ、夏にはその一部を開け放って通風
を図ることは古くから行われていることである。これを
一歩進めて、居室の外側にサンルームを作り、これを温
室としてここから居室へ温められた空気を取入れること
も行われている。これを合理的に推進させ、方位に限定
されず、太陽光により集熱した空気を効果的に利用でき
るソーラーシステムハウスを出願人は先に提案し、出願
した。特願昭 61-311485号(特開昭 63-165633号公
報)、特願昭 62-234666号(特開昭64-75858号公報)が
それである。
【0003】図3についてその概略を説明すると、屋根
板1の直下に、下面をグラスウール等の断熱材による断
熱層とした屋根勾配を有する空気流路2を形成し、この
空気流路2の一端は軒先下面、または小屋裏換気をする
小屋裏空間に外気取入口3として開口し、他端は断熱材
による集熱ボックスとしての棟ダクト4に連通させて太
陽熱集熱部とする。逆流防止ダンパー6、ファン7及び
流路切換えダンパー8を設け、該流路切換えダンパー8
の流出側の一方は排気ダクト9により屋外に開口するハ
ンドリングボックス5を屋根裏空間に設置するととも
に、このハンドリングボックス5の逆流防止ダンパーの
流入側を前記棟ダクト4に連通させ、流路切換えダンパ
ー8の流出側の一方を立下りダクト10の上端に連結す
る。立下りダクト10の下端は蓄熱および放熱部としての
蓄熱土間コンクリート11と床パネル12との間の空気流通
空間13に開口し、該空気流通空間13から室内への吹出口
14を設けた。
板1の直下に、下面をグラスウール等の断熱材による断
熱層とした屋根勾配を有する空気流路2を形成し、この
空気流路2の一端は軒先下面、または小屋裏換気をする
小屋裏空間に外気取入口3として開口し、他端は断熱材
による集熱ボックスとしての棟ダクト4に連通させて太
陽熱集熱部とする。逆流防止ダンパー6、ファン7及び
流路切換えダンパー8を設け、該流路切換えダンパー8
の流出側の一方は排気ダクト9により屋外に開口するハ
ンドリングボックス5を屋根裏空間に設置するととも
に、このハンドリングボックス5の逆流防止ダンパーの
流入側を前記棟ダクト4に連通させ、流路切換えダンパ
ー8の流出側の一方を立下りダクト10の上端に連結す
る。立下りダクト10の下端は蓄熱および放熱部としての
蓄熱土間コンクリート11と床パネル12との間の空気流通
空間13に開口し、該空気流通空間13から室内への吹出口
14を設けた。
【0004】ハンドリングボックス5内で、逆流防止ダ
ンパー6とファン7との間に給湯コイル15を設け、この
給湯コイル15は循環配管16で貯湯槽17と連結し、該貯湯
槽17には、追焚き用の補助ボイラー18を途中へ設けて、
風呂や洗面所、台所へとつながる給湯配管24を接続す
る。
ンパー6とファン7との間に給湯コイル15を設け、この
給湯コイル15は循環配管16で貯湯槽17と連結し、該貯湯
槽17には、追焚き用の補助ボイラー18を途中へ設けて、
風呂や洗面所、台所へとつながる給湯配管24を接続す
る。
【0005】このようにして、太陽光で加熱された金属
板である屋根板1が、空気流路2へ入った外気を温め、
この温められた空気は勾配に沿って上昇する。そして、
この加熱空気は棟ダクト4に集められてからファン7に
よりハンドリングボックス5に入り、ハンドリングボッ
クス5から立下りダクト10内を流下し、蓄熱土間コンク
リート11と床パネル12との間の空気流通空間13へ入る。
この空気流通空間13では加熱空気が床パネル12を介して
直接床面下を温めるのと、蓄熱土間コンクリート11に蓄
熱させるのと、吹出口14から温風として直接室内へ吹出
されるのとの3通りの暖房作用を行う。
板である屋根板1が、空気流路2へ入った外気を温め、
この温められた空気は勾配に沿って上昇する。そして、
この加熱空気は棟ダクト4に集められてからファン7に
よりハンドリングボックス5に入り、ハンドリングボッ
クス5から立下りダクト10内を流下し、蓄熱土間コンク
リート11と床パネル12との間の空気流通空間13へ入る。
この空気流通空間13では加熱空気が床パネル12を介して
直接床面下を温めるのと、蓄熱土間コンクリート11に蓄
熱させるのと、吹出口14から温風として直接室内へ吹出
されるのとの3通りの暖房作用を行う。
【0006】一方、給湯コイル15で、ここに循環配管16
を介して貯湯槽17から送り込まれる水が加熱され、湯と
して貯湯槽17へ蓄えられ、さらにここから必要に応じて
追焚き用の補助ボイラー18で再加熱されて給湯配管から
各所へ給湯される。
を介して貯湯槽17から送り込まれる水が加熱され、湯と
して貯湯槽17へ蓄えられ、さらにここから必要に応じて
追焚き用の補助ボイラー18で再加熱されて給湯配管から
各所へ給湯される。
【0007】ところで、夏季等高温時で暖房の必要のな
い季節では屋根板1で温められた加熱空気は全部外気に
放出して捨てることが必要となる。その場合は流路切換
えダンパー8で流出側の一方である立下りダクト10側を
閉塞し、流出側の他の一方である排気ダクト9側を開放
すれば、ハンドリングボックス5から加熱空気は排気ダ
クト9を介して屋外へ捨てられる。なお、加熱空気はハ
ンドリングボックス5を通ることで給湯コイル15の加熱
は行うので、夏季等高温時でも太陽熱利用で湯が得られ
ることは確保できる。
い季節では屋根板1で温められた加熱空気は全部外気に
放出して捨てることが必要となる。その場合は流路切換
えダンパー8で流出側の一方である立下りダクト10側を
閉塞し、流出側の他の一方である排気ダクト9側を開放
すれば、ハンドリングボックス5から加熱空気は排気ダ
クト9を介して屋外へ捨てられる。なお、加熱空気はハ
ンドリングボックス5を通ることで給湯コイル15の加熱
は行うので、夏季等高温時でも太陽熱利用で湯が得られ
ることは確保できる。
【0008】前記特願昭 62-234666号(特開昭64-75858
号公報)はこのような排気の場合に排気の誘引力を利用
した床下換気も可能なものとしたもので、ハンドリング
ボックスの排気ダクトの接続部は内径を漸次縮少する絞
り部とするとともに、流路切換えダンパーをファンがあ
るボックス入口側を立下がりダクト側か排気ダクト側か
のいずれか一方に連通させるように切換える第1の羽根
板と、立下がりダクトと排気ダクトとの連通、遮断を行
う第2の羽根板からなるダンパーを設けたものとした。
号公報)はこのような排気の場合に排気の誘引力を利用
した床下換気も可能なものとしたもので、ハンドリング
ボックスの排気ダクトの接続部は内径を漸次縮少する絞
り部とするとともに、流路切換えダンパーをファンがあ
るボックス入口側を立下がりダクト側か排気ダクト側か
のいずれか一方に連通させるように切換える第1の羽根
板と、立下がりダクトと排気ダクトとの連通、遮断を行
う第2の羽根板からなるダンパーを設けたものとした。
【0009】この特願昭 62-234666号(特開昭64-75858
号公報)によれば、冬季等の通常の使用においてはダン
パーの第1の羽根板で排気ダクト側を閉じて立下がりダ
クト側のみをハンドリングボックスの入口側と連通さ
せ、また第2の羽根板は立下がりダクトと排気ダクトの
連通を遮断するものとする。これにより棟ダクトの加熱
空気は、ボックス内でファンを通過し、立下がりダクト
のみに送り込まれて床下を加熱する。
号公報)によれば、冬季等の通常の使用においてはダン
パーの第1の羽根板で排気ダクト側を閉じて立下がりダ
クト側のみをハンドリングボックスの入口側と連通さ
せ、また第2の羽根板は立下がりダクトと排気ダクトの
連通を遮断するものとする。これにより棟ダクトの加熱
空気は、ボックス内でファンを通過し、立下がりダクト
のみに送り込まれて床下を加熱する。
【0010】一方、夏季等で暖房が不要な場合は、ダン
パーの第1の羽根板で立下がりダクト側を閉じ、第2の
羽根板で立下がりダクトと排気ダクトの連通を遮断して
ファンを作動させれば、棟ダクトの加熱空気はボックス
内を通り、そのまま排気ダクトへと排出される。また、
この状態からさらに第2の羽根板で立下がりダクトと排
気ダクトとを連通させれば、ファンから直接排気ダクト
へ送り込まれる空気が絞り部により立下がりダクトへ誘
引力を与え、床下の空気は立下がりダクトを介して排気
ダクトへ吸い込まれ、床下の換気も同時に行うことがで
きる。
パーの第1の羽根板で立下がりダクト側を閉じ、第2の
羽根板で立下がりダクトと排気ダクトの連通を遮断して
ファンを作動させれば、棟ダクトの加熱空気はボックス
内を通り、そのまま排気ダクトへと排出される。また、
この状態からさらに第2の羽根板で立下がりダクトと排
気ダクトとを連通させれば、ファンから直接排気ダクト
へ送り込まれる空気が絞り部により立下がりダクトへ誘
引力を与え、床下の空気は立下がりダクトを介して排気
ダクトへ吸い込まれ、床下の換気も同時に行うことがで
きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし流路切換えダン
パーを第1の羽根板第2の羽根板からなるものとする特
願昭 62-234666号(特開昭64-75858号公報)は、これら
第1の羽根板第2の羽根板が独自の動きをするものであ
るから、その操作が複雑となり、モーター等で駆動する
場合に羽根板毎にモーターが必要となるなど制御も面倒
である。また、排気の際の誘引力を利用して床下の換気
が可能となるが室内の高温多湿の空気までをこの誘引力
を利用して排気することはできない。
パーを第1の羽根板第2の羽根板からなるものとする特
願昭 62-234666号(特開昭64-75858号公報)は、これら
第1の羽根板第2の羽根板が独自の動きをするものであ
るから、その操作が複雑となり、モーター等で駆動する
場合に羽根板毎にモーターが必要となるなど制御も面倒
である。また、排気の際の誘引力を利用して床下の換気
が可能となるが室内の高温多湿の空気までをこの誘引力
を利用して排気することはできない。
【0012】本発明の目的は前記不都合を解消し、夏季
等で暖房が不要な場合に、排気の誘引力を利用して床下
換気も可能とするのに、流路切換えダンパーは1枚板の
構成が簡単なものですみ、その結果、流路切換えダンパ
ーの駆動モーターも1個ですみ、制御も簡単であり、さ
らに、必要に応じて室内の高温多湿の空気まで排気して
居住性を向上させることができ、また、冬の非集熱時に
は冷たい空気を外部から取り込まずに、床下、室内との
循環を行い、蓄熱土間コンクリートが放熱する熱で加温
された温風により室内を温めることができ、しかも3部
材構成で現場での組み立ても容易なソーラーシステムハ
ウスのハンドリングボックスを提供することにある。
等で暖房が不要な場合に、排気の誘引力を利用して床下
換気も可能とするのに、流路切換えダンパーは1枚板の
構成が簡単なものですみ、その結果、流路切換えダンパ
ーの駆動モーターも1個ですみ、制御も簡単であり、さ
らに、必要に応じて室内の高温多湿の空気まで排気して
居住性を向上させることができ、また、冬の非集熱時に
は冷たい空気を外部から取り込まずに、床下、室内との
循環を行い、蓄熱土間コンクリートが放熱する熱で加温
された温風により室内を温めることができ、しかも3部
材構成で現場での組み立ても容易なソーラーシステムハ
ウスのハンドリングボックスを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、一端が外気取入口として開口して、屋根板直
下に屋根勾配で延びる空気流路と、この空気流路の他端
が連通する集熱ボックスとしての棟ダクトとからなる太
陽熱集熱部と、蓄熱土間コンクリートと床パネルとの間
に形成する蓄熱および放熱部とを、棟ダクトに連通する
ファン内蔵のハンドリングボックスとこのハンドリング
ボックスからの立下がりダクトで連結するソーラーシス
テムハウスにおいて、継手部は四角形であるが、全体が
横向きの屋根形状で、逆流防止ダンパーの流入側は棟ダ
クト接続口の他に、天井等で室内に開口する循環用ダク
ト接続口を屋根の斜面に形成し、逆流防止ダンパーはこ
の屋根の頂上内側に一端を軸支した板で構成し、軸を中
心に回動することでこの棟ダクト接続口と循環用ダクト
接続口とを切り換える流路切換えダンパーとして構成す
るチャッキダンパーボックスと、ファンの前に給湯コイ
ルを配設するが、側部に挿入口を設け、ここから給湯コ
イルを差し入れた後で挿入口をコイルカバーで閉塞する
四角な筒体によるファンボックスと、ファンボックスと
の接続面と対向する位置に排気ダクト接続口を形成し、
直交する位置に立下がりダクト接続口を設け、このよう
に相互に直交する向きの位置にある排気ダクト接続口と
立下がりダクト接続口間に途中をハンドリングボックス
巾方向に軸支した回動板である流路切換えダンパーを設
け、かつ排気ダクト接続口を水平に仕切る仕切板をボッ
クス内側に向けて延長して突設し、この仕切板端を下方
に折り曲げて流路切換えダンパーの端を係止する係止フ
ランジを形成し、また、流路切換えダンパーはファンボ
ックスとの接続面と立下がりダクト接続口との間を閉鎖
する場合は、一端が前記係止フランジに係合し、他端が
ハンドリングボックス内側に当接して立下がりダクト接
続口と排気ダクト接続口の半分とを連通させるように位
置付けた四角な箱体による切換えダンパーボックスとの
3部材をフランジ継手でビス止め等で順次接続して横長
のボックスとして形成したことを要旨とするものであ
る。
するため、一端が外気取入口として開口して、屋根板直
下に屋根勾配で延びる空気流路と、この空気流路の他端
が連通する集熱ボックスとしての棟ダクトとからなる太
陽熱集熱部と、蓄熱土間コンクリートと床パネルとの間
に形成する蓄熱および放熱部とを、棟ダクトに連通する
ファン内蔵のハンドリングボックスとこのハンドリング
ボックスからの立下がりダクトで連結するソーラーシス
テムハウスにおいて、継手部は四角形であるが、全体が
横向きの屋根形状で、逆流防止ダンパーの流入側は棟ダ
クト接続口の他に、天井等で室内に開口する循環用ダク
ト接続口を屋根の斜面に形成し、逆流防止ダンパーはこ
の屋根の頂上内側に一端を軸支した板で構成し、軸を中
心に回動することでこの棟ダクト接続口と循環用ダクト
接続口とを切り換える流路切換えダンパーとして構成す
るチャッキダンパーボックスと、ファンの前に給湯コイ
ルを配設するが、側部に挿入口を設け、ここから給湯コ
イルを差し入れた後で挿入口をコイルカバーで閉塞する
四角な筒体によるファンボックスと、ファンボックスと
の接続面と対向する位置に排気ダクト接続口を形成し、
直交する位置に立下がりダクト接続口を設け、このよう
に相互に直交する向きの位置にある排気ダクト接続口と
立下がりダクト接続口間に途中をハンドリングボックス
巾方向に軸支した回動板である流路切換えダンパーを設
け、かつ排気ダクト接続口を水平に仕切る仕切板をボッ
クス内側に向けて延長して突設し、この仕切板端を下方
に折り曲げて流路切換えダンパーの端を係止する係止フ
ランジを形成し、また、流路切換えダンパーはファンボ
ックスとの接続面と立下がりダクト接続口との間を閉鎖
する場合は、一端が前記係止フランジに係合し、他端が
ハンドリングボックス内側に当接して立下がりダクト接
続口と排気ダクト接続口の半分とを連通させるように位
置付けた四角な箱体による切換えダンパーボックスとの
3部材をフランジ継手でビス止め等で順次接続して横長
のボックスとして形成したことを要旨とするものであ
る。
【0014】
【作用】本発明によれば、集熱時には、一端に開口する
外気取入口から入り、屋根板直下に屋根勾配で延びる空
気流路を流れる空気を、太陽熱で加熱し、加熱空気を断
熱材による集熱ボックスとしての棟ダクトに集め、この
棟ダクトに集められた加熱空気をファン内蔵のハンドリ
ングボックスとこのハンドリングボックスからの立下が
りダクトを介して蓄熱土間コンクリートと床パネルとの
間に送り、加熱空気で直接床面上を温めるのと、加熱空
気を温風吹出口から室内へ吹出されるのと、加熱空気の
熱を蓄熱土間コンクリートに蓄熱させるのと3通りの暖
房作用を行う。
外気取入口から入り、屋根板直下に屋根勾配で延びる空
気流路を流れる空気を、太陽熱で加熱し、加熱空気を断
熱材による集熱ボックスとしての棟ダクトに集め、この
棟ダクトに集められた加熱空気をファン内蔵のハンドリ
ングボックスとこのハンドリングボックスからの立下が
りダクトを介して蓄熱土間コンクリートと床パネルとの
間に送り、加熱空気で直接床面上を温めるのと、加熱空
気を温風吹出口から室内へ吹出されるのと、加熱空気の
熱を蓄熱土間コンクリートに蓄熱させるのと3通りの暖
房作用を行う。
【0015】また、ハンドリングボックスは、棟ダクト
接続口への逆流防止を行う逆流防止ダンパーと、屋外に
開口する排気ダクト接続口と立下がりダクト接続口への
送気切換えを行う流路切換えダンパーを備え、かつ排気
ダクト接続口を水平に仕切る仕切板をボックス内側に向
けて延長して突設し、この仕切板端を流路切換えダンパ
ーの端と係合させて流路切換えダンパーはファンボック
スとの接続面と立下がりダクト接続口との間を閉鎖する
場合は、一端が前記仕切板に係合し、他端がハンドリン
グボックス内側に当接して立下がりダクト接続口と排気
ダクト接続口の半分とを連通させるように位置付け、ま
た、逆流防止ダンパーの流入側には棟ダクト接続口の他
に、天井等で室内に開口する循環用ダクト接続口を設
け、逆流防止ダンパーはこの棟ダクト接続口と循環用ダ
クト接続口とを切り換える流路切換えダンパーとして構
成し、冬等の集熱を必要とする季節でも、夜間等の非集
熱時には、チャッキダンパーボックスの逆流防止ダンパ
ーは、棟ダクト接続口を閉鎖し、かつ天井等で室内に開
口する循環用ダクトの接続口を開口し、ファンの作用で
室内の空気を循環用ダクトからハンドリングボックス内
へ取入れ、ハンドリングボックスから立下りダクト内を
流下させ、蓄熱土間コンクリートと床パネルとの間の空
気流通空間へ入り、蓄熱土間コンクリートが放熱する熱
で加温されて吹出口から温風として室内へ吹出され、再
度循環用ダクトに入る循環を繰り返す。
接続口への逆流防止を行う逆流防止ダンパーと、屋外に
開口する排気ダクト接続口と立下がりダクト接続口への
送気切換えを行う流路切換えダンパーを備え、かつ排気
ダクト接続口を水平に仕切る仕切板をボックス内側に向
けて延長して突設し、この仕切板端を流路切換えダンパ
ーの端と係合させて流路切換えダンパーはファンボック
スとの接続面と立下がりダクト接続口との間を閉鎖する
場合は、一端が前記仕切板に係合し、他端がハンドリン
グボックス内側に当接して立下がりダクト接続口と排気
ダクト接続口の半分とを連通させるように位置付け、ま
た、逆流防止ダンパーの流入側には棟ダクト接続口の他
に、天井等で室内に開口する循環用ダクト接続口を設
け、逆流防止ダンパーはこの棟ダクト接続口と循環用ダ
クト接続口とを切り換える流路切換えダンパーとして構
成し、冬等の集熱を必要とする季節でも、夜間等の非集
熱時には、チャッキダンパーボックスの逆流防止ダンパ
ーは、棟ダクト接続口を閉鎖し、かつ天井等で室内に開
口する循環用ダクトの接続口を開口し、ファンの作用で
室内の空気を循環用ダクトからハンドリングボックス内
へ取入れ、ハンドリングボックスから立下りダクト内を
流下させ、蓄熱土間コンクリートと床パネルとの間の空
気流通空間へ入り、蓄熱土間コンクリートが放熱する熱
で加温されて吹出口から温風として室内へ吹出され、再
度循環用ダクトに入る循環を繰り返す。
【0016】夏季等高気温で集熱を必要としない場合は
図7に示すようにハンドリングボックス内の流路切換え
ダンパーは、ハンドリングボックスからの加熱空気の送
気を立下がりダクト側から屋外に開口する排気ダクト側
へ切り換え、かつ立下がりダクトと排気ダクトとを連通
させ、排気ダクト側へ送る空気の流れを利用して立下が
りダクトから排気ダクトへの誘引流を生じさせる。
図7に示すようにハンドリングボックス内の流路切換え
ダンパーは、ハンドリングボックスからの加熱空気の送
気を立下がりダクト側から屋外に開口する排気ダクト側
へ切り換え、かつ立下がりダクトと排気ダクトとを連通
させ、排気ダクト側へ送る空気の流れを利用して立下が
りダクトから排気ダクトへの誘引流を生じさせる。
【0017】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のソーラーシステムハウスの送
気装置としてのハンドリングボックスの説明図、図2は
同上分解斜視図である。さきに図3について述べたよう
に、ハンドリングボックス5は、逆流防止ダンパー6、
ファン7及び流路切換えダンパー8を設け、逆流防止ダ
ンパーの流入側を前記棟ダクト4に連通させ、流路切換
えダンパー8の流出側の一方を立下りダクト10の上端に
連結したものである。
説明する。図1は本発明のソーラーシステムハウスの送
気装置としてのハンドリングボックスの説明図、図2は
同上分解斜視図である。さきに図3について述べたよう
に、ハンドリングボックス5は、逆流防止ダンパー6、
ファン7及び流路切換えダンパー8を設け、逆流防止ダ
ンパーの流入側を前記棟ダクト4に連通させ、流路切換
えダンパー8の流出側の一方を立下りダクト10の上端に
連結したものである。
【0018】ハンドリングボックス5の逆流防止ダンパ
ー6の流入側は棟ダクト4に接続されるが、この逆流防
止ダンパー6の流入側は天井等で吸込口23により室内に
開口する循環用ダクト22にも接続され、該逆流防止ダン
パー6はこの棟ダクト4側と循環用ダクト22側との流路
を切り換える流路切換えダンパーとして構成した。ま
た、この循環用ダクト22が開口する吸入口23を設ける部
屋はこれが2階であれば、前記室内への吹出口14を設け
た床パネル12がある1階に部屋とは吹き抜け構造として
空気が自由に流れるようにすることが望ましい。
ー6の流入側は棟ダクト4に接続されるが、この逆流防
止ダンパー6の流入側は天井等で吸込口23により室内に
開口する循環用ダクト22にも接続され、該逆流防止ダン
パー6はこの棟ダクト4側と循環用ダクト22側との流路
を切り換える流路切換えダンパーとして構成した。ま
た、この循環用ダクト22が開口する吸入口23を設ける部
屋はこれが2階であれば、前記室内への吹出口14を設け
た床パネル12がある1階に部屋とは吹き抜け構造として
空気が自由に流れるようにすることが望ましい。
【0019】本発明は前記ハンドリングボックス5を、
逆流防止ダンパー6を収納するチャッキダンパーボック
ス27と、ファン7を設置したファンボックス28と、流路
切換えダンパー8を備えた切換えダンパーボックス28と
の集合で形成し、これらボックス27〜29はフランジ継手
でビス止め等で順次接続する。
逆流防止ダンパー6を収納するチャッキダンパーボック
ス27と、ファン7を設置したファンボックス28と、流路
切換えダンパー8を備えた切換えダンパーボックス28と
の集合で形成し、これらボックス27〜29はフランジ継手
でビス止め等で順次接続する。
【0020】このうちチャッキダンパーボックス27は、
継手部は4角形であるが、全体が横向きの屋根形状で、
棟ダクト4へ連結する接続口30と循環用ダクト22の接続
口31を屋根の斜面に形成し、逆流防止ダンパー6はこの
屋根の頂上内側に一端を軸支した板で構成し、軸を中心
に回動することで接続口30と接続口31のいずれかを閉塞
する。図2中、32はこの逆流防止ダンパー6の駆動用モ
ーターである。なお、逆流防止ダンパー6は薄い鋼板で
形成した矩形盆内に断熱材を貼合わせてなるが、すくな
くとも接続口30に対向する面はこの鋼板を周囲に突出さ
せてフランジ6aを設ければ、接続口30を逆流防止ダン
パー6が閉塞する際にチャッキダンパーボックス27の内
側面に該フランジ6aによる線接触となり、全面で接合
する場合よりも気密性が高くなる。
継手部は4角形であるが、全体が横向きの屋根形状で、
棟ダクト4へ連結する接続口30と循環用ダクト22の接続
口31を屋根の斜面に形成し、逆流防止ダンパー6はこの
屋根の頂上内側に一端を軸支した板で構成し、軸を中心
に回動することで接続口30と接続口31のいずれかを閉塞
する。図2中、32はこの逆流防止ダンパー6の駆動用モ
ーターである。なお、逆流防止ダンパー6は薄い鋼板で
形成した矩形盆内に断熱材を貼合わせてなるが、すくな
くとも接続口30に対向する面はこの鋼板を周囲に突出さ
せてフランジ6aを設ければ、接続口30を逆流防止ダン
パー6が閉塞する際にチャッキダンパーボックス27の内
側面に該フランジ6aによる線接触となり、全面で接合
する場合よりも気密性が高くなる。
【0021】ファンボックス28では、ファン7の前に給
湯コイル15を配設するが、側部に挿入口33を設け、ここ
から差し入れた後で挿入口33をコイルカバー34で閉塞す
る。このようにすれば給湯コイル15は楽に設置でき、修
理・保守等での交換も簡単にできる。また、給湯コイル
15を必要としない場合は挿入口33をコイルカバー34で閉
塞しておけば体裁が保てる。
湯コイル15を配設するが、側部に挿入口33を設け、ここ
から差し入れた後で挿入口33をコイルカバー34で閉塞す
る。このようにすれば給湯コイル15は楽に設置でき、修
理・保守等での交換も簡単にできる。また、給湯コイル
15を必要としない場合は挿入口33をコイルカバー34で閉
塞しておけば体裁が保てる。
【0022】切換えダンパーボックス29では、ファンボ
ックス28との接続面と対向する位置に排気ダクト接続口
35を、直交する位置に立下がりダクト接続口36を位置さ
せ、このように相互に直交する向きの位置にある両接続
口35、36間に途中を巾方向に軸支した回動板である流路
切換えダンパー8を設けた。
ックス28との接続面と対向する位置に排気ダクト接続口
35を、直交する位置に立下がりダクト接続口36を位置さ
せ、このように相互に直交する向きの位置にある両接続
口35、36間に途中を巾方向に軸支した回動板である流路
切換えダンパー8を設けた。
【0023】また、前記排気ダクト接続口35を水平に仕
切る仕切板37をボックス29の内側に向けて突設し、この
仕切板37端を下方に折り曲げて係止フランジ37aを形成
する。このようにして、流路切換えダンパー8はファン
ボックス28との接続面と立下がりダクト接続口36との間
を閉鎖する場合は、図1に点線で示すように、一端がこ
の係止フランジ37aに係合して立下がりダクト接続口36
と排気ダクト接続口35の下半分とを連通させるように位
置付ける。
切る仕切板37をボックス29の内側に向けて突設し、この
仕切板37端を下方に折り曲げて係止フランジ37aを形成
する。このようにして、流路切換えダンパー8はファン
ボックス28との接続面と立下がりダクト接続口36との間
を閉鎖する場合は、図1に点線で示すように、一端がこ
の係止フランジ37aに係合して立下がりダクト接続口36
と排気ダクト接続口35の下半分とを連通させるように位
置付ける。
【0024】図3に示すように、給湯コイル15は循環配
管16で貯湯槽17と連結し、該貯湯槽17には、追焚き用の
補助ボイラー18を途中へ設けて、風呂や洗面所、台所へ
とつながる給湯配管24を接続する。一方、立下りダクト
10はその下端は蓄熱土間コンクリート11と床パネル12と
の間の空気流通空間13に開口し、該空気流通空間13から
室内への吹出口14を設けるが、蓄熱土間コンクリート11
を掘下げてピット20を形成し、ここに補助暖房装置とし
てファンベクター21を設置する。該ファンベクター21の
熱源コイルは補助ボイラー18を暖房用ボイラーとしてこ
れに接続させる。
管16で貯湯槽17と連結し、該貯湯槽17には、追焚き用の
補助ボイラー18を途中へ設けて、風呂や洗面所、台所へ
とつながる給湯配管24を接続する。一方、立下りダクト
10はその下端は蓄熱土間コンクリート11と床パネル12と
の間の空気流通空間13に開口し、該空気流通空間13から
室内への吹出口14を設けるが、蓄熱土間コンクリート11
を掘下げてピット20を形成し、ここに補助暖房装置とし
てファンベクター21を設置する。該ファンベクター21の
熱源コイルは補助ボイラー18を暖房用ボイラーとしてこ
れに接続させる。
【0025】ハンドリングボックス5は屋根裏空間など
に設置するが、大引端材38を置き、その上に防振ゴム39
とガルバリウム鋼板小片40を介在させてこのハンドリン
グボックス5を置くか、吊り下げ金具41で吊支して振動
による騒音が生じないように配慮する。
に設置するが、大引端材38を置き、その上に防振ゴム39
とガルバリウム鋼板小片40を介在させてこのハンドリン
グボックス5を置くか、吊り下げ金具41で吊支して振動
による騒音が生じないように配慮する。
【0026】次に、使用法について説明する。冬の集熱
時には図4に示すように逆流防止ダンパー6は循環用ダ
クト22の接続口31を閉じ、棟ダクト4へ連結する接続口
30を開く。また、流路切換えダンパー8は排気ダクト接
続口35を閉鎖し、ファン7と立下がりダクト接続口36を
連通させる。金属板である屋根板1が空気流路2へ入っ
た外気を温め、この温められた空気は勾配に沿って上昇
して棟ダクト4に集められてからファン7によりハンド
リングボックス5に入り、ハンドリングボックス5から
立下りダクト10内を流下し、図3に示す蓄熱土間コンク
リート11と床パネル12との間の空気流通空間13へ入る。
この空気流通空間13では加熱空気が床パネル12を介して
直接床面下を温めるのと、蓄熱土間コンクリート11に蓄
熱させるのと、吹出口14から温風として直接室内へ吹出
されるのとの3通りの暖房作用を行う。一方、給湯コイ
ル15で、ここに循環配管16を介して貯湯槽17から送り込
まれる水が加熱され、湯として貯湯槽17へ蓄えられ、さ
らにここから必要に応じて追焚き用の補助ボイラー18で
再加熱されて給湯配管から各所へ給湯される。
時には図4に示すように逆流防止ダンパー6は循環用ダ
クト22の接続口31を閉じ、棟ダクト4へ連結する接続口
30を開く。また、流路切換えダンパー8は排気ダクト接
続口35を閉鎖し、ファン7と立下がりダクト接続口36を
連通させる。金属板である屋根板1が空気流路2へ入っ
た外気を温め、この温められた空気は勾配に沿って上昇
して棟ダクト4に集められてからファン7によりハンド
リングボックス5に入り、ハンドリングボックス5から
立下りダクト10内を流下し、図3に示す蓄熱土間コンク
リート11と床パネル12との間の空気流通空間13へ入る。
この空気流通空間13では加熱空気が床パネル12を介して
直接床面下を温めるのと、蓄熱土間コンクリート11に蓄
熱させるのと、吹出口14から温風として直接室内へ吹出
されるのとの3通りの暖房作用を行う。一方、給湯コイ
ル15で、ここに循環配管16を介して貯湯槽17から送り込
まれる水が加熱され、湯として貯湯槽17へ蓄えられ、さ
らにここから必要に応じて追焚き用の補助ボイラー18で
再加熱されて給湯配管から各所へ給湯される。
【0027】夜間等冬の非集熱時には図5に示すよう
に、逆流防止ダンパー6は棟ダクト4へ連結する接続口
30を閉じ、循環用ダクト22の接続口31を開く。この状態
でファン7を駆動すれば、室内の空気が吸込口23より循
環用ダクト22を介してハンドリングボックス5に入り、
該ハンドリングボックス5から立下りダクト10内を流下
し、蓄熱土間コンクリート11と床パネル12との間の空気
流通空間13へ入り、蓄熱土間コンクリート11が放熱する
熱で加温されて吹出口14から温風として室内へ吹出さ
れ、再度吸込口23に入る循環を繰り返す。この場合は給
湯コイル15でのお湯採りは行わない。なお、この蓄熱土
間コンクリート11の放熱だけでは熱量が不足の場合は補
助暖房装置としてファンベクター21を作動させる。
に、逆流防止ダンパー6は棟ダクト4へ連結する接続口
30を閉じ、循環用ダクト22の接続口31を開く。この状態
でファン7を駆動すれば、室内の空気が吸込口23より循
環用ダクト22を介してハンドリングボックス5に入り、
該ハンドリングボックス5から立下りダクト10内を流下
し、蓄熱土間コンクリート11と床パネル12との間の空気
流通空間13へ入り、蓄熱土間コンクリート11が放熱する
熱で加温されて吹出口14から温風として室内へ吹出さ
れ、再度吸込口23に入る循環を繰り返す。この場合は給
湯コイル15でのお湯採りは行わない。なお、この蓄熱土
間コンクリート11の放熱だけでは熱量が不足の場合は補
助暖房装置としてファンベクター21を作動させる。
【0028】一方、夏の集熱時には図6に示すように、
逆流防止ダンパー6は循環用ダクト22の接続口31を閉
じ、棟ダクト4へ連結する接続口30を開く。また、流路
切換えダンパー8はファン7と立下がりダクト接続口36
の間を閉鎖し、ファン7と排気ダクト接続口35を連通さ
せる。この状態では逆流防止ダンパー6は一端が仕切板
37端の係止フランジ37aに係合して立下がりダクト接続
口36と排気ダクト接続口35の前記仕切板37下の半分とを
連通させる。
逆流防止ダンパー6は循環用ダクト22の接続口31を閉
じ、棟ダクト4へ連結する接続口30を開く。また、流路
切換えダンパー8はファン7と立下がりダクト接続口36
の間を閉鎖し、ファン7と排気ダクト接続口35を連通さ
せる。この状態では逆流防止ダンパー6は一端が仕切板
37端の係止フランジ37aに係合して立下がりダクト接続
口36と排気ダクト接続口35の前記仕切板37下の半分とを
連通させる。
【0029】ファン7を駆動すれば、棟ダクト4に集め
られた加熱空気はハンドリングボックス5に入り、給湯
コイル15を加熱してから排気ダクト接続口35を介して排
気ダクト9を流れ屋外へ捨てられる。その際、このよう
にファン7から直接排気ダクト9へ送り込まれる空気が
立下がりダクト10へ誘引力を与え、床下の空気は立下が
りダクト10および立下がりダクト接続口36を介して排気
ダクト9へ吸い込まれるので床下の換気も同時に行うこ
とができる。
られた加熱空気はハンドリングボックス5に入り、給湯
コイル15を加熱してから排気ダクト接続口35を介して排
気ダクト9を流れ屋外へ捨てられる。その際、このよう
にファン7から直接排気ダクト9へ送り込まれる空気が
立下がりダクト10へ誘引力を与え、床下の空気は立下が
りダクト10および立下がりダクト接続口36を介して排気
ダクト9へ吸い込まれるので床下の換気も同時に行うこ
とができる。
【0030】さらに、給湯コイル15でのお湯採りを行わ
ない夏の非集熱時には図7に示すように、逆流防止ダン
パー6は棟ダクト4へ連結する接続口30を閉じ、循環用
ダクト22の接続口31を開く。この状態でファン7を駆動
すれば、室内の空気が吸込口23より循環用ダクト22を介
してハンドリングボックス5に入り、ここから排気ダク
ト接続口35を介して排気ダクト9を流れ屋外へ捨てられ
るので、室内の空気の換気もでき、また、排気ダクト9
へ送り込まれる空気が立下がりダクト10へ誘引力を与
え、床下の換気も同時に行うことができる。
ない夏の非集熱時には図7に示すように、逆流防止ダン
パー6は棟ダクト4へ連結する接続口30を閉じ、循環用
ダクト22の接続口31を開く。この状態でファン7を駆動
すれば、室内の空気が吸込口23より循環用ダクト22を介
してハンドリングボックス5に入り、ここから排気ダク
ト接続口35を介して排気ダクト9を流れ屋外へ捨てられ
るので、室内の空気の換気もでき、また、排気ダクト9
へ送り込まれる空気が立下がりダクト10へ誘引力を与
え、床下の換気も同時に行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明のソーラーシス
テムハウスのハンドリングボックスは、棟ダクト接続口
への逆流防止を行う逆流防止ダンパーを収納するチャッ
キダンパーボックスと、ファンを設置したファンボック
スと、屋外に開口する排気ダクト接続口と立下がりダク
ト接続口があり、この両接続口への送気切換えを行う流
路切換えダンパーを備えた切換えダンパーボックスとを
フランジ継手で順次接続しており、3部材の構成のもの
として現場で簡単に組み立てることができるものであ
る。
テムハウスのハンドリングボックスは、棟ダクト接続口
への逆流防止を行う逆流防止ダンパーを収納するチャッ
キダンパーボックスと、ファンを設置したファンボック
スと、屋外に開口する排気ダクト接続口と立下がりダク
ト接続口があり、この両接続口への送気切換えを行う流
路切換えダンパーを備えた切換えダンパーボックスとを
フランジ継手で順次接続しており、3部材の構成のもの
として現場で簡単に組み立てることができるものであ
る。
【0032】また、軒先下面または小屋換気をしている
小屋裏空間に開口する外気取入口から入り、屋根板直下
に屋根勾配で延びる空気流路を流れる空気を太陽熱で加
熱し、加熱空気を断熱材による集熱ボックスとしての棟
ダクトに集め、この棟ダクトに集めされた加熱空気をフ
ァン内蔵のハンドリングボックスとこのハンドリングボ
ックスからの立下がりダクトを介して蓄熱土間コンクリ
ートと床パネルとの間に送り、加熱空気で直接床面上を
温めるのと、加熱空気を温風吹出口から室内へ吹出され
るのと、加熱空気の熱を蓄熱土間コンクリートに蓄熱さ
せるのと3通りの暖房作用を行うソーラーシステムハウ
スにおいて、夏季等で暖房が不要な場合に、排気の誘引
力を利用して床下換気も可能とするのに、流路切換えダ
ンパーは1枚板の構成が簡単なものですみ、その結果、
流路切換えダンパーの駆動モーターも1個ですみ、制御
も簡単なものである。
小屋裏空間に開口する外気取入口から入り、屋根板直下
に屋根勾配で延びる空気流路を流れる空気を太陽熱で加
熱し、加熱空気を断熱材による集熱ボックスとしての棟
ダクトに集め、この棟ダクトに集めされた加熱空気をフ
ァン内蔵のハンドリングボックスとこのハンドリングボ
ックスからの立下がりダクトを介して蓄熱土間コンクリ
ートと床パネルとの間に送り、加熱空気で直接床面上を
温めるのと、加熱空気を温風吹出口から室内へ吹出され
るのと、加熱空気の熱を蓄熱土間コンクリートに蓄熱さ
せるのと3通りの暖房作用を行うソーラーシステムハウ
スにおいて、夏季等で暖房が不要な場合に、排気の誘引
力を利用して床下換気も可能とするのに、流路切換えダ
ンパーは1枚板の構成が簡単なものですみ、その結果、
流路切換えダンパーの駆動モーターも1個ですみ、制御
も簡単なものである。
【0033】さらに、必要に応じて室内の高温多湿の空
気まで排気して居住性を向上させることができるもので
ある。
気まで排気して居住性を向上させることができるもので
ある。
【0034】また、冬の非集熱時には冷たい空気を外部
から取り込まずに、床下、室内との循環を行い、蓄熱土
間コンクリートが放熱する熱で加温された温風により室
内を温めることができる。
から取り込まずに、床下、室内との循環を行い、蓄熱土
間コンクリートが放熱する熱で加温された温風により室
内を温めることができる。
【図1】本発明のソーラーシステムハウスのハンドリン
グボックスの説明図である。
グボックスの説明図である。
【図2】本発明のソーラーシステムハウスのハンドリン
グボックスの分解斜視図である。
グボックスの分解斜視図である。
【図3】本発明のソーラーシステムハウスの全体概要を
示す縦断正面図である。
示す縦断正面図である。
【図4】冬の集熱時の説明図である。
【図5】冬の非集熱時の説明図である。
【図6】夏の集熱時の説明図である。
【図7】夏の非集熱時の説明図である。
1…屋根板 2…空気流路 3…外気取入口 4…棟ダクト 5…ハンドリングボックス 6…逆流防止ダ
ンパー 6a…フランジ 7…ファン 8…流路切換えダンパー 9…排気ダクト 10…立下りダクト 11…蓄熱土間コ
ンクリート 12…床パネル 13…空気流通空
間 14…吹出口 15…給湯コイル 16…循環配管 17…貯湯槽 18…補助ボイラー 20…ピット 21…ファンベクター 21b…配管 22…循環用ダクト 23…吸込口 24…給湯配管 27…チャッキダ
ンパーボックス 28…ファンボックス 29…切換えダン
パーボックス 30, 31…接続口 32…駆動用モー
ター 33…挿入口 34…コイルカバ
ー 35…排気ダクト接続口 36…立下りダク
ト接続口 37…仕切板 37a…係止フラ
ンジ 38…大引端材 39…防振ゴム 40…ガルバリウム鋼板小片 41…吊り下げ金
具
ンパー 6a…フランジ 7…ファン 8…流路切換えダンパー 9…排気ダクト 10…立下りダクト 11…蓄熱土間コ
ンクリート 12…床パネル 13…空気流通空
間 14…吹出口 15…給湯コイル 16…循環配管 17…貯湯槽 18…補助ボイラー 20…ピット 21…ファンベクター 21b…配管 22…循環用ダクト 23…吸込口 24…給湯配管 27…チャッキダ
ンパーボックス 28…ファンボックス 29…切換えダン
パーボックス 30, 31…接続口 32…駆動用モー
ター 33…挿入口 34…コイルカバ
ー 35…排気ダクト接続口 36…立下りダク
ト接続口 37…仕切板 37a…係止フラ
ンジ 38…大引端材 39…防振ゴム 40…ガルバリウム鋼板小片 41…吊り下げ金
具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−75858(JP,A) 特開 昭60−96861(JP,A) 実開 昭59−83257(JP,U) 実開 昭57−70041(JP,U) 実開 昭59−94238(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が外気取入口として開口して、屋根
板直下に屋根勾配で延びる空気流路と、この空気流路の
他端が連通する集熱ボックスとしての棟ダクトとからな
る太陽熱集熱部と、蓄熱土間コンクリートと床パネルと
の間に形成する蓄熱および放熱部とを、棟ダクトに連通
するファン内蔵のハンドリングボックスとこのハンドリ
ングボックスからの立下がりダクトで連結するソーラー
システムハウスにおいて、 継手部は四角形であるが、全体が横向きの屋根形状で、
逆流防止ダンパーの流入側は棟ダクト接続口の他に、天
井等で室内に開口する循環用ダクト接続口を屋根の斜面
に形成し、逆流防止ダンパーはこの屋根の頂上内側に一
端を軸支した板で構成し、軸を中心に回動することでこ
の棟ダクト接続口と循環用ダクト接続口とを切り換える
流路切換えダンパーとして構成するチャッキダンパーボ
ックスと、 ファンの前に給湯コイルを配設するが、側部に挿入口を
設け、ここから給湯コイルを差し入れた後で挿入口をコ
イルカバーで閉塞する四角な筒体によるファンボックス
と、 ファンボックスとの接続面と対向する位置に排気ダクト
接続口を形成し、直交する位置に立下がりダクト接続口
を設け、このように相互に直交する向きの位置にある排
気ダクト接続口と立下がりダクト接続口間に途中をハン
ドリングボックス巾方向に軸支した回動板である流路切
換えダンパーを設け、かつ排気ダクト接続口を水平に仕
切る仕切板をボックス内側に向けて延長して突設し、こ
の仕切板端を下方に折り曲げて流路切換えダンパーの端
を係止する係止フランジを形成し、また、流路切換えダ
ンパーはファンボックスとの接続面と立下がりダクト接
続口との間を閉鎖する場合は、一端が前記係止フランジ
に係合し、他端がハンドリングボックス内側に当接して
立下がりダクト接続口と排気ダクト接続口の半分とを連
通させるように位置付けた四角な箱体による切換えダン
パーボックスとの3部材をフランジ継手でビス止め等で
順次接続して横長のボックスとして形成したことを特徴
とするソーラーシステムハウスのハンドリングボック
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3078489A JP2626933B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ソーラーシステムハウスのハンドリングボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3078489A JP2626933B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ソーラーシステムハウスのハンドリングボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126412A JPH05126412A (ja) | 1993-05-21 |
JP2626933B2 true JP2626933B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=13663393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3078489A Expired - Lifetime JP2626933B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ソーラーシステムハウスのハンドリングボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2626933B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097425A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Om Institute Inc | ソーラーシステムハウスの換気方法 |
CN109906947B (zh) * | 2019-04-03 | 2023-07-18 | 苏州市冯氏实验动物设备有限公司 | 一种ivc实验动物箱的主机、ivc实验动物箱及方法 |
CN112594757A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-04-02 | 深圳市新厨帮科技有限公司 | 一种节能型整体厨房组件 |
CN118249732B (zh) * | 2024-05-28 | 2024-07-30 | 福建泰阳新能源开发有限公司 | 一种自动追日光伏发电设备的运维装置及其工作方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6096861A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-30 | Natl House Ind Co Ltd | 太陽熱を利用する空調装置 |
JPH0670528B2 (ja) * | 1987-09-17 | 1994-09-07 | 株式会社オーエム研究所 | ソーラーシステムハウス |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP3078489A patent/JP2626933B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05126412A (ja) | 1993-05-21 |
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