JP2626269B2 - 切抜き装置 - Google Patents

切抜き装置

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JP2626269B2
JP2626269B2 JP983191A JP983191A JP2626269B2 JP 2626269 B2 JP2626269 B2 JP 2626269B2 JP 983191 A JP983191 A JP 983191A JP 983191 A JP983191 A JP 983191A JP 2626269 B2 JP2626269 B2 JP 2626269B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色分解版からの刷版焼
付け用のポジ原版を作成する際に、色分解版をマスクし
印刷に使う所望の絵柄のみのポジ原版を作成するための
切抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラ−印刷のための色分解版はカラ−ス
キャナにより作成される。カラ−スキャナはカラ−原稿
を光電的に読取り、画像信号に種々の色補正を行なった
後、印刷の色成分毎に分解し、それに応じて色分解版用
フィルムを露光する。このフィルムを現像することによ
り色分解版が作成される。
【0003】ここで、カラ−スキャナは色分解範囲を指
定できるものの、指定範囲は矩形範囲に限られていた。
そのため、カラ−原稿内の全絵柄を印刷に使うのではな
く、例えばちらし等のように商品、人物のみを印刷し、
背景は白、又は所定の色にする要求がある場合には、色
分解版から刷版焼付け用のポジ原版を作成する際に、色
分解版において不要部分(所望絵柄の背景)を遮光する
必要がある。遮光用のマスクとしては、透明シ−トの上
に赤色(焼付け光と同色)のシ−トが貼られたピ−ルオ
フフィルムの赤色のシートを所望絵柄の輪郭に沿って切
抜いたものがある。
【0004】従来は、ピ−ルオフフィルムをガラス等の
透明部材を介して色分解版の上に重ねて、専門の熟練者
が絵柄の輪郭に沿ってピ−ルオフフィルムの赤色のシー
トを切っていたが、この切抜きの精度は非常に正確さを
要求され、時間がかかっても、なかなか満足のいくもの
が得られなかった。切抜いた赤色のシートの輪郭が絵柄
の輪郭とずれていると、印刷物において絵柄の輪郭がギ
ザギザになり、見苦しい。
【0005】近年では、カラースキャナで読取られたカ
ラー原稿の画像をモニタ上に表示し、画像内の所望の絵
柄内の一点を指定し、その指定された点と画像上の各点
との明度または色調の差が所定の値以上か、否かに応じ
て所望の絵柄の輪郭線を自動的に抽出することがなされ
ているが、所望の絵柄とその背景とが同じような明度、
色調の場合においては、その指定された点と画像上の各
点との明度または色調の差が所定の値以上とならず、所
望の絵柄全体の輪郭を得ることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に対処すべくなされたもので、色分解版の不要部分を
正確にマスクするために、特定の絵柄の輪郭線を自動的
に抽出でき、さらにその自動的に抽出した特定の絵柄以
外の絵柄の輪郭線を別途入力でき、それら自動的に抽出
した輪郭線と別途入力した輪郭線とを合成し、所望の絵
柄の輪郭線を得ることができる切抜き装置を提供するこ
とをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による切抜き装置
は、色分解版の特定の絵柄のみを表示させる特定絵柄表
示手段と、所望の輪郭線を入力する輪郭線入力手段と、
【0008】前記輪郭線入力手段により入力した輪郭線
と、前記特定絵柄表示手段により表示される絵柄の輪郭
線と前記絵柄以外の部分の輪郭線との交点を探索する交
点探索手段と、前記特定絵柄表示手段により表示される
絵柄の輪郭線を追跡する第1輪郭線追跡手段と、前記輪
郭線入力手段により入力した輪郭線を追跡する第2輪郭
線追跡手段と、
【0009】前記交点探索手段により探索された交点に
おいて前記第1輪郭線追跡手段と前記第2輪郭線追跡手
段とのいずれかを選択する選択手段とを具備したことを
特徴とする。
【0010】
【作用】この発明による切抜き装置によれば、特定の絵
柄の指定された点と画像上の各点との明度または色調の
差が所定の値以上か、否かに応じて自動的に抽出して特
定の絵柄を得、さらに自動的に抽出できなかった絵柄の
輪郭線を別途入力し得、その自動的に抽出した特定の絵
柄と自動的に抽出できなかった絵柄の輪郭線との交点を
求め、その交点において前述の自動的に抽出した特定の
絵柄と前述の別途入力した輪郭線とを一本の輪郭線とし
て合成し得、その一本の輪郭線に応じて色分解版をマス
クするので、色分解版の画像情報のうちの所望の絵柄以
外の部分を必ず遮光することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による切抜き装
置の一実施例を説明する。
【0012】図1は、本発明による切抜き装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。図2、図4乃至図6
に示した各点の位置は、表示装置の画素の配列位置と同
じであるものとする。色分解版の画像情報を読取る平面
型スキャナ1の出力が二値画像作成部2に供給され、二
値画像作成部2の出力と線分データ入力部3の出力とが
交点サーチ部5に供給され、交点サーチ部5の出力が合
成輪郭線作成部6を介してカッティングプロッタ7に供
給される。二値画像作成部2は色分解版の画像を表示す
る表示部4と所定の絵柄を指定するディジタイザ、ポイ
ンタ(図示せず)とに接続され、そのポインタで指定さ
れた点を含む絵柄内部の全ての点を“1”とし、絵柄外
部の全ての点を“0”として前記“1”の点と前記
“0”の点との二種類の画像情報のみにより表示したシ
ルエット画像いわゆる二値画像を作成する。画像上の点
が絵柄内部の点かどうかは、指定された点と画像上の各
点との明度、または色調の差が所定の値以上か、否かに
応じて決定される。判定の基準としての所定値は状況に
応じて可変とされる。
【0013】線分データ入力部3は、二値画像作成部2
において指定された点と画像上の各点との明度、または
色調の差が所定の値以下であるために、指定された点を
含む絵柄全体の二値画像を表示できない場合に、ディジ
タイザ(図示せず)等により前記表示できなかった絵柄
の残りの部分の輪郭線を入力する。交点サーチ部5は、
二値画像作成部2により表示できた絵柄と線分データ入
力部3により入力された輪郭線との交点を探索する。
【0014】合成輪郭線作成部6は、二値画像作成部2
により表示できた絵柄の輪郭線をポインタで指定された
トレース開始点からトレースを開始し、その二値画像作
成部2により表示できた絵柄の輪郭線のトレース点と交
点サーチ部5により求めた交点とが一致した際、二値画
像作成部2により表示できた絵柄の輪郭線のトレース動
作を中断し、線分データ入力部3により入力した輪郭線
をトレースし、さらにこの線分データ入力部3により入
力した輪郭線のトレース点と交点サーチ部5により求め
た他の交点とが一致した際、線分データ入力部3により
入力した輪郭線のトレース動作を中断し、二値画像作成
部2により表示できた絵柄の輪郭線を再度トレースす
る。この動作は該トレース点と前記トレース開始点とが
一致するまで行なわれる。
【0015】カッティングプロッタ4は合成輪郭線作成
部6の出力である輪郭線の座標データに従ってピ−ルオ
フフィルムを切抜き、色分解版からポジ原版を作成する
際に色分解版に重ねるマスクを作成する。
【0016】次に以上のように構成された本切抜き装置
の動作について図2乃至図8を参照して説明する。二値
画像作成部2により図2に示すような二値絵柄22が表
示されたとする。この二値絵柄22がマスクしたい所望
の絵柄全体と一致しない場合は、図2に破線で示すよう
に、残りの部分の輪郭を表す線分データ21を線分デー
タ入力部3から入力する。線分データ21が入力される
と、交点サーチ部5は図3に示すような流れで二値絵柄
22と線分データ21の交点をサーチする。図2におい
て実線で示す二値絵柄22は二値画像作成部2により表
示できた絵柄、破線で示す線分データ21は線分データ
入力部3により入力した輪郭線である。図3は交点サー
チ部5の交点サーチ手順を示すフローチャートである。
図7は合成輪郭線作成部3の輪郭線トレース開始点を探
索する手順を示すフローチャートであり、図8は合成輪
郭線作成部3の合成輪郭線を作成する手順を示すフロー
チャートである。図4は、図3で示した交点および図7
で示した輪郭線トレース開始点を探索する探索順序を示
す図である。
【0017】二値画像作成部2により表示できた絵柄と
線分データ入力部3により入力した輪郭線とが図2に示
すようにそれぞれ実線、点線で示されている。交点サー
チ部5の交点サーチ手順について、図3において、線分
データ入力ステップS51では線分データ入力部3によ
り入力された線分データ21を二値絵柄22と共に表示
させる。ここで線分データを入力する際、端点は予めサ
ーチしようとする交点の近傍に指定されている。端点の
読出しステップS52は線分データ21の端点Q1、Q
5のいずれか1つを読出す。本説明ではまず端点Q1を
読出す。以下その点が交点である点か否かをサーチして
いる点をサーチ点というものとする。
【0018】ステップS53は最初のサーチ点Q1が二
値絵柄22の範囲内であるか、否かを判定する。ここで
は端点Q1は図5に示すように二値絵柄22の範囲内で
ないという判定により、ステップS56の判定に移行す
る。図5と図6は図2で示した点Q1、交点Xnの隣接
点Xn−1とそれぞれの上下左右4点とが二値画像作成
部2により表示できた絵柄内の点か否かについて示した
図であり、斜線で示す点は前述の絵柄内の点であり、白
部は前述の絵柄内の点でないことを示している。ステッ
プS56はサーチ点Q1の上下左右の周囲4近傍点のう
ち少なくとも1つの点が二値絵柄22の範囲内である
か、否かを判定する。この場合図5に示されているよう
にいずれも白部でありすなわち二値絵柄22の範囲内で
なく、ステップS55の指示に従いサーチ点を当該サー
チ点の隣の画素点に変更する。サーチ点の変更順序は図
4に示した通りであり、すなわち図示した番号の順序に
従いサーチ点の変更を行なう。
【0019】次いでステップS53に戻り、同様の動作
(S53→S56→S55→S53)をサーチ点がXn
−1に達するまで繰り返し行う。サーチ点Xn−1のサ
ーチ動作においては、ステップS53においてサーチ点
Xn−1が二値絵柄22の範囲内の点でない判定のもと
ステップS56に移り、ステップS56において図6に
示すようにサーチ点Xn−1の上下左右の周囲4近傍点
のうちXnが二値絵柄22の範囲内の点であることか
ら、ステップS57の指示によりサーチ点を絵柄内部の
点Xnに変更する。
【0020】ステップS55では、ステップS57の指
示によりサーチ点となったXnを交点としてXnの位置
をメモリ(図示せず)に格納する。1つのサーチ点Xn
が得られた後、ステップS59で他の端点があるか否か
を判定し、この場合他の端点Q5があることから、ステ
ップS52に戻る。端点Q5は交点の位置に正確にプロ
ットされていることから、ステップS53、ステップS
54、ステップS58を順に通り、端点Q5を交点Q5
として先に求めた交点Q1と同様に格納される。その
後、他の端点は無いことからステップS60により本フ
ローは終了する。以上のように交点サーチ部5では二値
画像作成部2により表示できた絵柄と線分データ入力部
3により入力した輪郭線との全ての交点の位置を得るこ
とができる。
【0021】次ぎに、合成輪郭線作成部6では、二値画
像作成部2により表示できた二値絵柄22の輪郭線をト
レースし、交点サーチ部5により得られた交点に基づき
そのトレースした絵柄の輪郭線と線分データ入力部3に
より入力した線分データ21の輪郭線とを合成して、所
望の絵柄全体の輪郭線を得る。まず図2と図7を参照し
て、二値画像作成部2により表示できた絵柄の輪郭線を
トレースする際のトレース開始点を探索する手順を説明
する。
【0022】絵柄の輪郭線トレース開始点探索動作は、
まずステップS71によって操作者がディジタイザによ
り二値絵柄の絵柄部分の画像と該絵柄以外の画像との境
界線付近に、輪郭をトレースする際の開始点R1を、図
2に示されているように、指定する。ただしこの輪郭指
定点R1の位置は、操作者がディジタイザによって入力
するために正しく境界線上に指定されているか、否かは
不明であり、この図7に示されている動作はその判断及
び正しいトレース開始点Tを決定するためのものであ
る。
【0023】ステップS72はステップS71で指定し
た開始点R1を読み出す。ステップS73は輪郭指定点
であるテスト点R1が二値絵柄22の範囲内の点である
か、否かを判定し、テスト点R1は二値絵柄22の範囲
内の点であるので、ステップS74の判定に移行する。
ステップS74ではテスト点R1の上下左右の周囲4近
傍点の中で少なくとも1点が二値絵柄22の範囲外の点
であるか、否かを判定する。該テスト点R1の上下左右
の周囲4近傍点は、全て二値絵柄22の範囲内であるこ
とから、ステップS79の指示に従う。
【0024】ステップS79ではテスト点をR1から図
4に示す順序に従い変更する。テスト点R1からトレー
ス開始点Tの直前までの各点について、テスト点R1と
同様の動作(S73→S74→S79→S73)を行
う。テスト点が図4に示した9の位置となったときに初
めてテスト点Tの上下左右の周囲4近傍点の中に二値絵
柄22の範囲外である点が現れステップS74からステ
ップS75に移行し、ステップS75ではテスト点Tを
トレース開始点に決定する。
【0025】ステップS78では、所望の二値絵柄が複
数ある場合にはその所望の二値絵柄それぞれに対して1
つずつ輪郭指定点を指定することとなり、すなわち所望
の二値絵柄に対応する輪郭指定点が他にあるか否かの判
定を行なうステップである。輪郭指定点が他にある場合
は、ステップS72を再度実行する。
【0026】次に輪郭指定点がR2の位置に指定された
場合の絵柄の輪郭線トレース開始点探索動作について説
明する。輪郭指定点としてのテスト点R2は二値絵柄2
2の範囲外であることからステップS73の判定によっ
てステップS76に移行される。ステップS76は、テ
スト点R2の上下左右の周囲4近傍点の中に二値絵柄2
2の範囲内である点があるか、否かを判断し、あればス
テップS77で該テスト点R2の上下左右の周囲4近傍
点の中の二値絵柄22の範囲内である点をテスト点とみ
なし、ステップS75でそのテスト点をトレース開始点
とする。またテスト点R2の上下左右の周囲4近傍点の
中に二値絵柄22の範囲内である点がない場合にはステ
ップS79でテスト点を変更し、テスト点の上下左右の
周囲4近傍点の中に二値絵柄22の範囲内である点が現
れるまでテスト点の変更を繰り返す。
【0027】以上のようにトレース開始点が決定される
と、図8に示された動作フローに従いトレース開始点よ
り二値絵柄22の輪郭線のトレースを開始する。二値絵
柄22の輪郭線のトレースの方法は、特願平1−866
47号に記載された方法と同じ方法を用いる。すなわち
トレース開始点Tを輪郭線上の点とし、そのトレース開
始点Tの周囲の8点を左下隅の点から反時計回りで探索
し、始めに現われた二値絵柄22の範囲内の点を輪郭線
上の次の点とする。さらに該次の点の周囲の8点を同様
に左下隅の点から反時計回りで探索し、始めに現われた
二値絵柄22の範囲内の点を輪郭線上のさらに次の点と
する。
【0028】輪郭線上の1点は一回の輪郭線トレース動
作(ステップS82→ステップS83→ステップS84
→ステップS82)毎に求められ、すなわちこの動作を
輪郭線上の画素点数回繰り返して、順次輪郭線上の点を
求め、この求めた点が交点サーチ部5で求めた交点Q5
に一致すると、線分データ入力部3で入力した線分デー
タの指定点Q5、Q4、Q3、Q2、交点Xnまで線分
データの輪郭線をトレースする。ステップS83で該ト
レース点がトレース開始点Tに一致したか否かの判定を
行い、一致しているならすなわち一周しているならステ
ップS87においてトレース動作を終了する。トレース
開始点Tから交点Q5の直前の点まではステップS8
2、ステップS83、ステップS84を経てステップS
82に戻り同様のフローを繰り返す。トレース点が交点
Q5に一致したとき初めて、ステップS84からステッ
プS85に移行し、次の交点Xnの直前の点までステッ
プS85とステップS86の動作を繰り返し、線分デー
タ21のトレースを行う。交点Xnに来ると、ステップ
S86の判定が“Yes”に変り、二値絵柄22の輪郭
線のトレースをステップS83で“Yes”の判定に変
るまで行う。
【0029】この判定が変るとき線分データ71と二値
絵柄22とを含む図形の合成輪郭線のトレースが終了
し、合成輪郭線データが得られる。そしてその合成輪郭
線データをカッティングプロッタ7に出力し、カッティ
ングプロッタ7は該合成輪郭線データに基づきピ−ルオ
フフィルムを裁断する。
【0030】以上のような本実施例により、カラースキ
ャナで読取られたカラー原稿の画像をモニタ上に表示
し、画像内の所望の絵柄内の一点を指定し、その指定さ
れた点と画像上の各点との明度または色調の差が所定の
値以上か、否かに応じて所望の絵柄の輪郭線を自動的に
抽出することがなされているが、所望の絵柄とその背景
とが同じような明度、色調であり、その指定された点と
画像上の各点との明度または色調の差が所定の値以上と
ならない場合においても、所望の絵柄全体の輪郭を得る
ことができる。
【0031】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れずに、種々変更可能である。例えば、マスクはカッテ
ィングプロッタによりピールオフフィルムを切り抜くこ
とにより作成したが、スキャナを用いてフィルムを露光
することにより作成しても良いし、さらに、スキャナに
より色分解版を作成する際に、該合成輪郭線データに基
づき所望絵柄部分のみを露光するようにしてもよい。ま
た、合成輪郭線作成部6において輪郭指定点をディジタ
イザにて指定しトレース開始点を探索したが、トレース
開始点を交点サーチ部5で求めた交点のいずれかとして
トレースを開始してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
色分解版の画像情報からの所望の絵柄の輪郭と、ディジ
タイザ等から入力した任意の線分図形の輪郭とを自動的
に合成し、それに従ってマスクを作成することにより、
正確に所望の図形以外を遮光することができ、色分解版
の正確なマスキングが短時間で可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による切抜き装置の一実施例の構成を示
すブロック図。
【図2】交点サーチ動作と合成輪郭線作成動作を説明す
るための線分データと二値絵柄とを示めす図。
【図3】図1で示した交点サーチ部の動作を示すフロー
チャート。
【図4】図3で示した交点サーチ動作のサーチ点変更の
順序を示す図。
【図5】図3で示した交点サーチ動作を説明するための
端点とその端点の周囲4近傍点を示す図。
【図6】図3で示した交点サーチ動作を説明するための
交点とその交点の周囲4近傍点を示す図。
【図7】図1で示した合成輪郭線作成部の動作に含まれ
るトレース開始点サーチ動作を示すフローチャート。
【図8】図1で示した合成輪郭線作成部の動作に含まれ
る所望の絵柄全体の輪郭線トレース動作を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…平面型スキャナ、2…二値画像作成部、3…線分デ
ータ入力部、4…表示部、5…交点サーチ部、6…合成
輪郭線作成部、7…カッティングプロッタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色分解版の特定の絵柄のみを表示させる
    特定絵柄表示手段と、所望の輪郭線を入力する輪郭線入
    力手段と、前記輪郭線入力手段により入力した輪郭線
    と、前記特定絵柄表示手段により表示される絵柄の輪郭
    線と前記絵柄以外の部分の輪郭線との交点を探索する交
    点探索手段と、前記特定絵柄表示手段により表示される
    絵柄の輪郭線を追跡する第1輪郭線追跡手段と、前記輪
    郭線入力手段により入力した輪郭線を追跡する第2輪郭
    線追跡手段と、前記交点探索手段により探索された交点
    において前記第1輪郭線追跡手段と前記第2輪郭線追跡
    手段とのいずれかを選択する選択手段とを具備したこと
    を特徴とする切抜き装置。
JP983191A 1991-01-30 1991-01-30 切抜き装置 Expired - Lifetime JP2626269B2 (ja)

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