JP2625875B2 - 変性ジエン系重合体ゴムの製造方法 - Google Patents

変性ジエン系重合体ゴムの製造方法

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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は変性ジエン系重合体ゴムの製造方法に関する
ものであり、より詳しくはアルカリ金属末端を有する活
性共役ジエン系重合体ゴムと、スズまたはケイ素化合物
およびホスホリルクロライド化合物とを反応させること
を特徴とする変性ジエン系重合体ゴムの製造方法に関す
るものである。
<従来の技術> 従来からポリブタジエンやブタジエン−スチレン共重
合体ゴム等の共役ジエン系重合体ゴムは自動車タイヤト
レッド用ゴムとして使用されてきたが、近年自動車の低
燃費化の要求と雪上および氷上での走行安定性の要求か
ら自動車タイヤトレッド用ゴムとして転動抵抗が小さ
く、雪上および氷上での路面グリップの大きいゴム材料
が望まれてきている。
転動抵抗は重合体の反撥弾性と相関があり、反撥弾性
が高くなると転動抵抗は小さくなる。一方、雪上および
氷上での路面グリップは低温におけるJIS硬度が低いほ
ど雪上およびび氷上での路面グリップは大きくなること
が知られている。然るに既存のゴム材料においては、こ
れら特性は、実用上不満足であった。
本発明者らは先に共役ジエン系重合体ゴムの反撥弾性
を高め、かつ低温でのJIS硬度を低くすべく鋭意研究を
重ねた結果、アルカリ金属含有ジエン系重合体ゴムとホ
スホリルクロライド化合物を反応させ、特定の原子団を
重合体中に導入することにより前記の目的が達せられる
ことを見出した。(特願昭61−315210、特願昭62−0327
82) しかし、前記の化合物を用いて改質した共役ジエン系
重合体ゴムは、ロールでの巻き付き性等で代表される加
工性が劣るという実用上重大な欠点を有している。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、反撥弾性を高め、低温でのJIS硬度
を低減し、更に加工性のよい共役ジエン系重合体ゴムの
製造方法を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは共役ジエン系重合体ゴムの反撥弾性を高
め、低温でのJIS硬度を低減し、かつ加工性や貯蔵性を
向上すべく鋭意研究を重ねた結果、アルカリ金属末端を
有する活性共役ジエン系重合体ゴムと、スズまたはケイ
素化合物およびホスホリルクロライド化合物とを反応さ
せ、特定の原子団を重合体中に導入するという製造方法
を用いることにより前記の目的が達せられることを見出
し本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は、 (1)炭化水素溶媒中で共役ジエンモノマーもしくは共
役ジエンモノマーと芳香族ビニルモノマーとをアルカリ
金属系触媒を用いて重合を行うことにより得られるアル
カリ金属末端を有する活性共役ジエン系重合体ゴムに対
して、 (a)一般式RaMXb(但し、式中Rはアルキル基、アル
ケニル基、シクロアルケニル基または芳香族炭化水素
基、Mはケイ素またはスズ原子、Xはハロゲン原子、a
は0〜2の整数、bは2〜4の整数)で表されるケイ素
またはスズ化合物および (b)一般式、 (式中R1、R2、R3およびR4はアルキル基を表す。)で示
されるホスホリルクロライド化合物を反応させてなるこ
とを特徴とする変性ジエン系重合体ゴムの製造方法に関
するものである。
本発明で使用するアルカリ金属末端を有する活性共役
ジエン系重合体ゴム(以下、「活性ジエン系重合体ゴ
ム」という)とは、炭化水素溶媒中で共役ジエンモノマ
ーもしくは共役ジエンモノマーと芳香族ビニルモノマー
とをアルカリ金属系触媒を用いて重合を行うことにより
得らえるアルカリ金属が重合体末端に結合したジエン系
重合体ゴムをいう。
ジエン系重合体ゴムとしては、1,3−ブタジエン、イ
ソプレン、1,3−ペンタジエン(ピペリレン)、2,3−ジ
メイル−1,3−ブタジエン、1,3−ヘキサジエンなどの共
役ジエンモノマーの重合体もしくは共重合体ゴム、また
は共役ジエンモノマーと該モノマーと共重可能なスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフ
タレン、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビ
ニルナフタレンなどの芳香族ビニル化合物、アクリロニ
トリルなどの不飽和ニトリル、(メタ)アクリル酸のエ
ステル類もしくはビニルピリジンなどとの共重合体ゴム
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
具体的にはポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴ
ム、ブタジエン−イソプレン共重合体ゴム、ブタジエン
−スチレン共重合体ゴムなどが例示できる。
活性ジエン系重合体ゴムとは、ジエン系重合体ゴムを
アルカリ金属系触媒で重合して得られたジエン系重合体
ゴムであり、重合体鎖の少なくとも一端にアルカリ金属
が結合した、重合停止前のリビング重合体をいう。アル
カリ金属系触媒、重合溶剤、ランダマイザー、共役ジエ
ン単位のミクロ構造調節剤など通常使用されているもの
を用いることが可能であり、該重合体の製造方法は特に
制約はうけない。
ランダマイザー、共役ジエン単位のミクロ構造調節剤
としての極性化合物はアルカリ金属系触媒1モルに対し
て通常0.1〜10モル、好ましくは0.5〜2モルである。
重合反応に使用されるアルカリ金属系触媒を例示する
ならば以下のとおりである。
リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシ
ウム金属またはこれらの炭化水素化合物または極性化合
物との錯体であり、好ましくは2〜20個の炭素原子を有
するリチウムまたはナトリウム化合物である。
例えば、エチルリチウム、n−プロピルリチウム、is
o−プロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチ
ルリチウム、ter−オクテルリチウム、n−デシルリチ
ウム、フェニルリチウム、2−ナフチルリチウム、2−
ブチル−フェニルリチウム、4−フェニル−ブチルリチ
ウム、シクロヘキシルリチウム、4−シクロペンチルリ
チウム、1,4−ジリチオ−ブテン−2、ナトリウムナフ
タレン、ナトリウムビフェニル、カリウム−テトラヒド
ロフラン錯体、カリウムジエトキシエタン錯体、α−メ
チルスチレンテトラマーのナトリウム塩等である。
重合反応は炭化水素溶媒またはテトラヒドロフラン、
テトラヒドロピラン、ジオキサンなどのアルカリ金属系
触媒を破壊しない溶媒中で行われる。
適当な炭化水素溶媒としては、脂肪族炭化水素、芳香
族炭化水素、脂環族炭化水素から選ばれ、特に炭素数2
〜12個を有するプロパン、n−ブタン、iso−ブタン、
n−ペンタン、iso−ペンタン、n−ヘキサン、シクロ
ヘキサン、プロペン、1−ブテン、iso−ブテン、トラ
ンス−2−ブテン、シス−2−ブテン、1−ペンテン、
2−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどが好まし
い。またこれらの溶剤は2種以上を混合して使用するこ
とができる。
次に、本発明で使用する前記の活性ジエン系重合体ゴ
ムに反応させる一般式RaMXb(但し、式中Rはアルキル
基、アルケニル基、シクロアルケニル基または芳香族炭
化水素基、Mはケイ素またはスズ原子、Xはハロゲン原
子、aは0〜2の整数、bは2〜4の整数)で表される
ケイ素化合物またはスズ化合物の内、ケイ素化合物とし
てはテトラクロルケイ素、テトラブロムケイ素、メチル
トリクロルケイ素、ブチルトリクロルケイ素、ジクロル
ケイ素、ビストリルクロルシリルケイ素等が用いられ、
スズ化合物としてはテトラクロルスズ、テトラブロムス
ズ、メチルトリクロルスズ、ブチルトリクロルスズ、ジ
クロルスズ、ビストリクロルシリルスズ、ビストリクロ
ルシリルスズ等が用いられる。該ケイ素またはスズ化合
物は活性ジエン系重合体ゴムのカップリング剤として作
用し、活性ジエン系重合体ゴム末端リチウム原子1当量
に対してケイ素またはスズ化合物のハロゲン原子0.2〜
3当量の割合で用いられる。カップリング反応は50〜12
0℃の範囲の温度で行われる。
次に、本発明で使用する前記の活性ジエン系重合体ゴ
ムと反応させる化合物は 一般式、 (式中R1、R2、R3およびR4はアルキル基を表す。)で示
されるホスホリルクロライド化合物である。
このようなホスホリルクロライド化合物の具体的例を
以下に示す。
ビス(ジメチルアミノ)ホスホリルクロライド、ビス
(ジエチルアミノ)ホスホリルクロライド、ビス(ジプ
ロピルアミノ)ホスホリルクロライド、ビス(ジイソブ
チルアミノ)ホスホリルクロライドなどがあげられる。
該ホスホリルクロライド化合物の使用量は、活性ジエ
ン系重合体ゴムを製造する際に使用するアルカリ金属系
触媒1モル当り、通常0.05〜10モルであり、好ましくは
0.2〜2モルである。
該ホスホリルクロライド化合物と活性ジエン系重合体
ゴムとの反応は迅速に起きるので、反応温度および反応
時間は広範囲に選択できるが、一般的には室温乃至100
℃、数秒乃至数時間である。
反応は、活性ジエン系重合体ゴムと該ホスホリルクロ
ライド化合物とを接触させればよく、例えばアルカリ金
属系触媒を用いてジエン系重合体ゴムを重合し、該重合
体ゴム溶液中に該ホスホリルクロライド化合物を所定量
添加する方法が好ましい方法として例示できるが、この
方法に限定されるものではない。
得られた変性ジエン系重合体ゴムには分子末端にホス
ホリルクロライド化合物が導入されている。
反応終了後、変性ジエン系重合体ゴムは反応溶液中か
ら凝固剤の添加あるいはスチーム凝固など通常の溶液重
合によるゴムの製造において使用される凝固方法がその
まま用いられ、凝固温度も何ら制限されていない。
反応系から分離されたクラムの乾燥も通常の合成ゴム
の製造で用いられているバンドドライヤー、押し出し型
のドライヤー等が使用でき、乾燥温度も何ら制限されな
い。
このようにして得られた変性ジエン系重合体ゴムは未
変性のゴムに比して反撥弾性および低温でのJIS硬度に
優れ、かつ加工性が改良されるので、特に自動車タイヤ
用に好ましく用いられるが、それ以外にも靴底用、床材
用、防振ゴム用などの各種工業用原料ゴムとして使用す
ることができる。
本発明において、変性ジエン系重合体ゴムは、ゴム成
分として、ゴム組成物中に少なくとも10重量%、好まし
くは20重量%以上含まれることが必要である。該ゴム成
分の含量が10重量%未満では反撥弾性の向上は期待でき
ない。
該変性ジエン系重合体ゴムと他のゴムとを組合せて使
用する場合には、他のゴムとしては乳化重合スチレン−
ブタジエン共重合体ゴム、溶液重合(アニオン重合触
媒、Ziegler型触媒等)によるポリブタジエンゴム、ス
チレン−ブタジエン共重合体ゴム、ポリイソプレンゴ
ム、ブタジエン−イソプレン共重合体ゴム等および天然
ゴムが含まれ、目的に応じて、これらのゴムの1種また
は2種以上が選択使用される。
変性ジエン系重合体ゴムのムーニー粘度(ML1=1
00℃)は通常10〜200の範囲であり、好ましくは20〜150
の範囲である。10未満では引張強さ等の機械的物性が劣
り、200を越えると他のゴムと組合せて使用する場合に
混和性が悪く、加工操作性が困難となり、得られたゴム
組成物の加硫物の機械的特性が低下するので好ましくな
い。
本発明で使用するゴム成分のすべて、あるいは一部を
油展ゴムとして使用することができる。
本発明のゴム組成物はゴム成分と各種配合剤とをロー
ル・バンバリー等の混合機を用いて製造される。使用す
る各種配合剤はゴム工業で常用されているものから、ゴ
ム組成物の使用目的に適したものを選べばよく、特に制
限されない。
通常、加硫系としては硫黄、ステアリン酸、亜鉛華、
各種加硫促進剤(チアゾール系、チウラム系、スルフエ
ンアミド系等)あるいは有機過酸化物などが、また補強
剤としてはHAF、ISAF等の種々のグレードのカーボンブ
ラック、シリカなどが、充填剤としては炭酸カルシウ
ム、タルクなどが、その他の配合剤としてはプロセス
油、加工助剤、老化防止剤等が使用される。これらの配
合剤の種類および使用量はゴム組成物の使用目的に応じ
て選択されるものであり、本発明においては特に限定さ
れない。
本発明の変性ゴム組成物は、反撥弾性および低温での
JIS硬度に優れ、かつ加工性が改良されるので、特に自
動車タイヤ用に好ましく用いられるのが、それ以外にも
靴底用、床材用、防振ゴム用などの各種工業用原料ゴム
として使用することもできる。
<実施例> 以下に実施例により本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 内容積10のステンレス製重合反応器を洗浄、乾燥
し、乾燥窒素で置換した後に、1,3−ブタジエン1000g、
n−ヘキサン4300g、エチレングリコールジエチルエー
テル40ミリモル、n−ブチルリチウム(n−ヘキサン溶
液)4.7ミリモルを添加し、撹拌下に50℃で1時間重合
を行った。
重合完了後、四塩化ケイ素を0.58ミリモル添加し、撹
拌下に30分間反応させ、続いてビス(ジメチルアミノ)
ホスホリルクロライドを2.4ミリモル添加し、撹拌下に3
0分間反応させた後、10mlのメタノールを加えて更に5
分間撹拌した。
その後重合反応器の内容物を取り出し、5gの2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾール(住友化学社製スミライ
ザー BHT)を加え、n−ヘキサンの大部分を蒸発させ
たのち、60℃で24時間減圧乾燥した。
生成重合体ゴムのムーニー粘度、ビニル含量(赤外分
光光度計法により)を測定した。
生成重合体ゴムのムーニー粘度は84、ビニル含量は70
%であった。
比較例1 四塩化ケイ素を添加しないこと、およびビス(ジメチ
ルアミノ)ホスホリルクロライドを4.7ミリモルとした
こと以外は実施例1と同じ方法で重合体を得た。
生成重合体ゴムのムーニー粘度は54で、ビニル含量は
70%であった。
比較例2 四塩化ケイ素とビス(ジメチルアミノ)ホスホリルク
ロライドを添加しないこと以外は実施例1と同じ方法で
重合体を得た。
生成重合体ゴムのムーニー粘度は45、ビニル含量は70
%であった。
比較列3 四塩化ケイ素とビス(ジメチルアミノ)ホスホリルク
ロライドを添加しないこと、およびn−ブチルリチウム
を4.4ミリモルとしたこと以外は実施例1と同じ方法で
重合体を得た。
生成重合体ゴムのムーニー粘度は54で、ビニル含量は
70%であった。
実施例2 内容積10のステンレス製重合反応器を洗浄、乾燥
し、乾燥窒素で置換した後に、1,3−ブタジエン750g、
スチレン250g、n−ヘキサン4300g、テトラヒドロフラ
ン23g、n−ブチルリチウム(n−ヘキサン溶液)5.2ミ
リモルを添加し、撹拌下に50℃で1時間重合を行った。
重合完了後、四塩化スズを0.55ミリモル添加し、撹拌
下に30分間反応させ、続いてビス(ジメチルアミノ)ホ
スホリルクロライド2.6ミリモルを添加し、撹拌下に30
分反応させた後、10mlのメタノールを加えて、更に5分
間撹拌した。
その後重合反応器の内容物を取り出し、5gの2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾール(住友化学社製スミライ
ザー BHT)を加え、n−ヘキサンの大部分を蒸発させ
たのち、60℃で24時間減圧乾燥した。
生成重合体ゴムのムーニー粘度、ビニル含量(赤外分
光光度計法により)およびスチレン含量(屈折率法によ
り)を測定した。
生成重合体ゴムのムーニー粘度は84で、ビニル含量は
40%、スチレン含量は25%であった。
比較列4 四塩化スズを添加しないこと、およびビス(ジメチル
アミノ)ホスホリルクロライドを5.2ミリモルとしたこ
と以外は実施例2と同じ方法で重合体を得た。
生成重合体ゴムのムーニー粘度は54で、ビニル含量は
40%、スチレン含量は25%であった。
比較例5 四塩化スズとビス(ジメチルアミノ)ホスホリルクロ
ライドを添加しないこと以外は実施例4と同じ方法で重
合体を得た。
生成重合体ゴムのムーニー粘度は45、ビニル含量は40
%、スチレン含量は25%であった。
比較例6 四塩化スズとビス(ジメチルアミノ)ホスホリルクロ
ライドを添加しないこと、およびn−ブチルリチウムを
4.9ミリモルとしたこと以外は実施例4と同じ方法で重
合体を得た。
生成重合体ゴムのムーニー粘度は54、ビニル含量は40
%、スチレン含量は25%であった。
(配合・加硫ゴム物性) 実施例1〜2および比較例1〜6の生成重合体ゴムを
第1表の配合処方に従い、ロール上で混練し配合ゴムを
得、これを160℃×30分の条件でプレス加硫した。
加硫ゴムの反撥弾性はリュプレジリエンステスターを
用いて60℃で測定した。JIS硬度はJIS K6301により−20
℃で測定した。ロール加工性は、6″ロールを50℃の温
度に調節し、ロール間隔を0.7mm、1.0mm、2.0mmと変化
させて、重合体または重合体の混合物を巻き付けて、そ
の状態を観察し第2表のような評点をつけ、その結果を
第3表に示した。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、反撥弾性が高
く、低温でのJIS硬度が低く、加工性に優れた変性ジエ
ン系重合体ゴムおよび該重合体からなる変性ゴム組成物
を提供することができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化水素溶媒中で共役ジエンモノマーもし
    くは共役ジエンモノマーと芳香族ビニルモノマーとをア
    ルカリ金属系触媒を用いて重合を行うことにより得られ
    るアルカリ金属末端を有する活性共役ジエン系重合体ゴ
    ムに対して、 (a)一般式RaMXb(但し、式中Rはアルキル基、アル
    ケニル基、シクロアルケニル基または芳香族炭化水素
    基、Mはケイ素またはスズ原子、Xはハロゲン原子、a
    は0〜2の整数、bは2〜4の整数)で表されるケイ素
    またはスズ化合物および (b)一般式、 (式中、R1、R2、R3およびR4はアルキル基を表す。)で
    示されるホスホリルクロライド化合物を反応させてなる
    ことを特徴とする変性ジエン系重合体ゴムの製造方法。
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