JP2625202B2

JP2625202B2 - ダウンライト

Info

Publication number: JP2625202B2
Application number: JP1060149A
Authority: JP
Inventors: 正美大越
Original assignee: 和光電気株式会社
Priority date: 1989-03-13
Filing date: 1989-03-13
Publication date: 1997-07-02
Anticipated expiration: 2012-07-02
Also published as: JPH02239506A

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、天井等に埋め込んで使用する照明器具のダ
ウンライトに関するものである。

（従来の技術）ダウンライトとして、天板の下部に設けられたソケッ
トと、このソケットの下部にベース部分を接続される放
電ランプと、この放電ランプを囲繞する反射鏡と、この
反射鏡を上記天板に取付ける取付ばねとを備えたものが
知られている。

このようなダウンライトでは、反射鏡が取付ばねの弾
性によって天板に取付けられているため、反射鏡の取付
状態が不完全になる可能性があり、反射鏡が落下する可
能性がある。

そのため、このようなダウンライトでは、反射鏡の落
下防止対策として、反射鏡をワイヤーやチェーン等で天
板に接続することが行なわれているが、ワイヤーやチェ
ーン等の連結部材を用いると、部品点数が増え、組立工
数も多くなるという問題がある。

（発明が解決しようとする課題）上述したように、従来のダウンライトの場合、反射鏡
の落下防止対策として、反射鏡をワイヤーやチェーン等
で天板に接続することが行なわれているが、ワイヤーや
チェーン等の連結部材を用いると、部品点数が増え、組
立工数も多くなるという問題がある。

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ワイ
ヤーやチェーン等の連結部材を用いることなく、簡易な
方法で、反射鏡の落下防止を行なうことを目的とするも
のである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は、天板の下部に設けられたソケットと、この
ソケットの下部にベース部分を接続される放電ランプ
と、この放電ランプを囲繞する反射鏡と、この反射鏡を
上記天板に取付ける取付ばねとを備えたダウンライトに
おいて、上記反射鏡の上側開口部の内側に凸部を形成
し、この反射鏡の凸部を上記放電ランプのベースの上側
に係合したものである。

（作用）本発明のダウンライトは、反射鏡の上側開口部の内側
に形成した凸部を、ソケットに接続された放電ランプの
ベースの上側に係合することにより、通常の状態、つま
り放電ランプのベース部分をソケットに接続した状態に
おいて、反射鏡の落下防止を行なうものである。

（実施例）本発明のダウンライトの一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図において、１は金属板から成る円形の天板で、
この天板１は、水平状に配置されるもので、その中央部
を下方に台形状に切り起こして膨出することにより取付
台部２が一体に形成され、この取付台部２の下側にソケ
ット３が図示しないタッピングねじ等のねじによって取
付けられ、このソケット３にＵ字状の放電ランプとして
の蛍光ランプ４のベース５部分が取外し可能に接続さ
れ、ソケット３によって、蛍光ランプ４が機械的に保持
されるとともに、蛍光ランプ４に電力が供給されるよう
になっている。

なお、上記取付台部２の周囲の天板１の下面には、蛍
光ランプ４の点灯に必要な安定器８や電子スタータ９や
端子台10等がタッピングねじ等のねじ11によって取付け
られている。

また、上記取付台部２にソケット３を取付ける際に、
取付台部２とソケット３の間に金属板ばねを折曲した逆
Ｕ字状の取付ばね14の中間片部が挟持位置決めされ、こ
の取付ばね14の両側片部の先端部に形成されたく字状の
係合部15が反射鏡16を取外し可能に保持している。

すなわち、上記反射鏡16は、釣り鐘状で、上記蛍光ラ
ンプ４を囲繞し、蛍光ランプ４の光を反射して下方に導
くもので、この蛍光ランプ４のベース５部分を囲繞する
上端部の両側部には上記取付ばね14の両側のく字状の係
合部15に対する係合孔17が形成され、この両側の係合孔
17に取付ばね14の両側の係合部15を弾性的に係合するこ
とにより、反射鏡16が取外し可能に保持されている。

そして、上記反射鏡16の上側開口部の内側縁には両側
一対の凸部18が突設され、この一対の凸部18が上記ソケ
ット３に接続された蛍光ランプ４のベース５の上側に係
合されている。

また、上記取付ばね14と異なる方向の両側部におい
て、上記天板１の両側の外側縁部の下面に係合凹部21が
形成され、この両側の係合凹部21にそれぞれ金属板から
成るシャーシ22の上端部がタッピングねじ等のねじ23に
よって取付けられ、これによって、両側一対のシャーシ
22が天板１の外側下部に垂直状に取付けられている。

そして、上記両側のシャーシ22の下端部に下枠として
の環状の化粧枠26がねじ27によって取付けられ、この化
粧枠26が上記反射鏡16の下端開口部の周囲を囲繞し、こ
の化粧枠26の円形の開口部28が反射鏡16の下端開口部及
び上記蛍光ランプ４に対する透光部として機能する。

また、上記両側のシャーシ22にはそれぞれ図示しない
スリットがその長さ方向つまり垂直方向に形成され、こ
のスリットにシャーシ22の外側から取付金具31の係合部
32が係合され、この取付金具31の係合部32に金属ばね線
条を折曲した押えばね33が係合され、図示のように、押
えばね33を下方に位置させると、この押えばね33によっ
て、取付金具31をシャーシ22に固定することができ、そ
して、図示の状態から、押えばね33を上方に回動する
と、取付金具31をシャーシ22のスリットに沿って上下方
向に移動することができるようになっている。

したがって、この実施例のダウンライトは、天井板36
に形成した開口部に天板１から両側一対のシャーシ22の
下端部までの部分を挿入し、化粧枠26を天井板36の下面
に当接し、押えばね33を操作して、取付金具31を天井板
36の下面に当接し、この状態で、取付金具31をその位置
に固定すると、天井板36が化粧枠26と取付け金具31によ
って上下から挟持されるので、天井に埋設して使用する
ことができる。

そうして、設置後の通常の状態、つまり、蛍光ランプ
４のベース５部分をソケット３に接続した状態では、反
射鏡16の上側開口部の内側に形成した凸部18が蛍光ラン
プ４のベース５の上側に係合しているので、反射鏡16の
取付状態が不完全な場合、たとえば、取付ばね14の係合
部15が反射鏡16の係合孔17に正しく係合していない場合
や、反射鏡16の着脱の繰返しにより取付ばね14が変形し
て反射鏡16の保持力が弱くなった場合にも、反射鏡16が
落下することがない。

そして、このような簡易な方法で、反射鏡16の落下防
止を行なうので、ワイヤーやチェーン等の連結部材を用
いる必要がなくなり、部品点数が減り、組立工数も少な
くなる。

なお、この実施例では、環状の化粧枠26を用い、その
開口部28を透光部としたが、これに限らず、透光性を有
するガラスやプラスチックから成る透光板を開口部28に
設けたものでもよい。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明によれば、反射鏡を取付ばね
の弾性によって天板に取付けたダウンライトにおいて、
通常の状態、つまり、放電ランプのベース部分をソケッ
トに接続した状態では、反射鏡の上側開口部の内側に形
成した凸部が放電ランプのベースの上側に係合している
ので、反射鏡の取付状態が不完全な場合にも、反射鏡が
落下することがなく、そして、このような簡易な方法
で、反射鏡の落下防止を行なうので、ワイヤーやチェー
ン等の連結部材を用いる必要がなくなり、部品点数が減
り、組立工数も少なくなる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明のダウンライトの一実施例を示し、第１図は
その要部の分解斜視図、第２図はその一部を断面にした
正面図である。１……天板、３……ソケット、４……放電ランプとして
の蛍光ランプ、５……ベース、14……取付ばね、16……
反射鏡、18……凸部。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】天板の下部に設けられたソケットと、この
ソケットの下部にベース部分を接続される放電ランプ
と、この放電ランプを囲繞する反射鏡と、この反射鏡を
上記天板に取付ける取付ばねとを備え、上記反射鏡の上側開口部の内側に凸部を形成し、この反
射鏡の凸部を上記放電ランプのベースの上側に係合した
ことを特徴とするダウンライト。