JP2624861B2 - 映像信号の磁気記録装置 - Google Patents

映像信号の磁気記録装置

Info

Publication number
JP2624861B2
JP2624861B2 JP2009066A JP906690A JP2624861B2 JP 2624861 B2 JP2624861 B2 JP 2624861B2 JP 2009066 A JP2009066 A JP 2009066A JP 906690 A JP906690 A JP 906690A JP 2624861 B2 JP2624861 B2 JP 2624861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
recording
magnetic head
signal
video signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009066A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03212080A (ja
Inventor
聡 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009066A priority Critical patent/JP2624861B2/ja
Publication of JPH03212080A publication Critical patent/JPH03212080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2624861B2 publication Critical patent/JP2624861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープに複数チャンネルの映像信号を
同時に記録する映像信号の磁気記録装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
一般に、映像信号をディジタル記録する場合、従来の
映像信号をFM変調してアナログ記録する場合と比較して
著しく広い帯域が必要とされる。また、近年、EDTV〔ex
tended definition television〕やHDTV〔high definit
ion television〕などの新しい放送方式の開発が進めら
れており、これらの信号をアナログ記録するビデオテー
プレコーダ(VTR)では、この際、広い帯域が必要とさ
れる。しかも、上記信号をディジタル記録するVTRで
は、さらに広い帯域が必要とされる。これに対して、下
記の〜の対応策が考えられている。
メタルテープやメタルヘッドなどの新しい素材を用
いて記録密度を向上させる。
映像信号を複数のチャンネルに分割して記録する。
回転ドラムの回転速度を上昇させて、磁気テープと
磁気ヘッドの相対速度を上昇させる。
ここで、第6図および第7図に基づいて、映像信号を
4チャンネルに分割して記録する従来例について説明す
ると、以下のとおりである。
第6図に示すように、磁気ヘッドa1、a2、b1、b2、c
1、c2、d1、およびd2が回転ドラム21上に配置されてい
る。磁気ヘッドa1とa2とは、回転ドラム21の周縁にほぼ
180゜の間隔で設置されている。磁気ヘッドb1とb2、磁
気ヘッドc1とc2、および磁気ヘッドd1とd2も、それぞれ
互いに重ならないように、180゜の間隔で設置されてい
る。そして、磁気ヘッドa1、c1、a2、およびc2と、磁気
ヘッドb1、d1、b2、およびd2とは、アジマスが、例えば
互いに逆向きに設定されている。これにより、隣接する
トラックのアジマスが逆向きになるので、ガードバンド
レスで高密度記録がおこなえるようになっている。な
お、磁気テープ22は、ほぼ180゜の巻き付け角で回転ド
ラム21に巻き付けられている。
上記のように、磁気ヘッドを回転ドラム21上に配置す
ると、第7図に示すようなタイミングで磁気テープ22
に、映像信号が4チャンネルに分割されて記録される。
すなわち、磁気ヘッドa1にチャンネル(以下CHと称す)
1の信号を供給し、磁気テープ22に磁気ヘッドa1が接触
してから記録が開始される。第6図に示す方向に、回転
ドラム21、および磁気テープ22が回転しているとする
と、磁気ヘッドa1が第6図に示す状態から45゜回転した
時点で、磁気ヘッドb1が磁気テープ22に接触する。この
時、磁気ヘッドb1にCH2の信号を供給し、磁気テープ22
に記録する。
磁気ヘッドa1が90゜回転した時点で、磁気ヘッドc1が
磁気テープ22に接触する。この時、磁気ヘッドc1にCH3
の信号を供給し、磁気テープ22に記録する。
磁気ヘッドa1が135゜回転した時点で、磁気ヘッドd1
が磁気テープ22に接触する。この時、磁気ヘッドd1にCH
4の信号を供給し、磁気テープ22に記録する。
磁気ヘッドa1が180゜回転した時点で、磁気ヘッドa2
が磁気テープ22に接触する。この時、CH1の信号の供給
先を磁気ヘッドa1から磁気ヘッドa2に切り換える。そし
て、磁気ヘッドa2にCH1の信号を供給し、磁気テープ22
に記録する。
磁気ヘッドa1が225゜回転した時点で、磁気ヘッドb2
が磁気テープ22に接触する。この時、CH2の信号の供給
先を磁気ヘッドb1から磁気ヘッドb2に切り換える。そし
て、磁気ヘッドb2にCH2の信号を供給し、磁気テープ22
に記録する。
磁気ヘッドa1が270゜回転した時点で、磁気ヘッドc2
が磁気テープ22に接触し、CH3の信号の供給先を磁気ヘ
ッドc1から磁気ヘッドc2に切り換える。そして、磁気ヘ
ッドb2にCH3の信号を供給し、磁気テープ22に記録す
る。
磁気ヘッドa1が315゜回転した時点で、磁気ヘッドd2
が磁気テープ22に接触し、CH4の信号の供給先を磁気ヘ
ッドd1から磁気ヘッドd2に切り換える。そして、磁気ヘ
ッドd2にCH4の信号を供給し、磁気テープ22に記録す
る。
磁気ヘッドa1が360゜回転(1回転)した時点で、磁
気ヘッドa1が磁気テープ22に接触し、CH1の信号の供給
先を磁気ヘッドa2から磁気ヘッドa1に切り換える。そし
て、磁気ヘッドa1にCH1の信号を供給し、磁気テープ22
に記録する。
以下、上記の動作手順を繰り返しおこなうことによっ
て、所望の映像信号が4チャンネルに分割されて記録さ
れる。したがって、映像信号が4チャンネルに分割され
ているので、1トラックあたりの帯域は、1チャンネル
記録の場合の1/4に圧縮して記録できることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の磁気記録装置では、N(正の整
数)チャンネルの信号を連続して記録するためには、合
計2N個の磁気ヘッドが必要になる。これに伴って、ロー
タリートランスなどの付帯部品、および付帯回路も、磁
気ヘッドと同数分だけ必要となる。さらに、チャンネル
数が増加すると、それに伴って上記部品点数も多くな
り、大規模な磁気記録装置になるので、非常に高価なも
のになるという問題点を有している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る映像信号の磁気記録装置は、上記課題を
解決するために、mを2以上の整数とし、nを3以上の
整数とした場合、回転ドラムの周縁に近接して配置した
m個の映像信号記録用磁気ヘッドを1組とし、合計n組
の映像信号記録用磁気ヘッドを中心角が360゜/nになる
ように、且つ同一の組における映像信号記録用磁気ヘッ
ドがトラック幅に相当する段差を有するように配置し、
さらに(m×n)が偶数で隣合う磁気ヘッドのアジマス
が交互に逆向きとなるよう設定するとともに、巻き付け
角がほぼ360゜×(n−1)/nになるようにテープ状の
磁気記録媒体を上記回転ドラムに巻き付け、磁気記録媒
体に接触している(n−1)組の映像信号記録用磁気ヘ
ッドにおいて各組を構成するm個ずつの映像信号記録用
磁気ヘッドに対して常に同時に映像信号を供給すること
により、m×(n−1)チャンネルの映像信号を上記磁
気記録媒体上に記録することを特徴としている。
〔作 用〕
上記の構成によれば、m個の磁気ヘッドを1組とし、
合計n組の磁気ヘッドが設けられた回転ドラムに、巻き
付け角がほぼ360゜×(n−1)/nになるように、テー
プ状の磁気記録媒体が巻き付けられることになる。した
がって、m×(n−1)個の磁気ヘッドが常に上記磁気
記録媒体に接触し、且つ同一の組における映像信号記録
用磁気ヘッドがトラック幅に相当する段差を有するよう
に配置されていると共に、磁気記録媒体に接触している
(n−1)組の映像信号記録用磁気ヘッドにおいて各組
を構成するm個ずつの映像信号記録用磁気ヘッドに対し
て常に同時に映像信号が供給されるので、m×(n−
1)チャンネルの映像信号を連続して記録することがで
きる。
また、(m×n)が偶数であり、回転ドラムの周縁に
配置された隣合う磁気ヘッドのアジマスを逆向きに設定
されるので、磁気記録媒体上に、容易にガードバンドレ
スで、高密度なアジマス記録がおこなえる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて説
明すれば、以下のとおりである。
本発明に係る磁気記録装置の磁気ヘッドの構成例を第
1図に示す。同1図に示すように、磁気ヘッドA1、A2、
B1、B2、C1、およびC2が回転ドラム11の周縁に設置され
ている。磁気ヘッドA1、およびA2(以下A組の磁気ヘッ
ドと称す)の設定位置、磁気ヘッドB1、およびB2(以下
B組の磁気ヘッドと称す)の設定位置、および磁気ヘッ
ドC1、およびC2(以下C組の磁気ヘッドと称す)の設置
位置は、中心角がそれぞれ120゜になるように、回転ド
ラム11の周縁に設置されている。
なお、磁気ヘッドA1とA2は、回転ドラム11の周上の位
置に、互いに近接して配置されており、トラック幅に相
当する段差を有するように構成されている。B組の磁気
ヘッド、およびC組の磁気ヘッドも、上記A組の磁気ヘ
ッドと同様に構成されている。また、磁気ヘッドA1、B
1、およびC1のアジマスと、磁気ヘッドA2、B2、およびC
2のアジマスとは、互いに逆向きに設定されている。
磁気記録媒体としての磁気テープ12は、第1図に示す
ように、約240゜の巻き付け角で回転ドラム11に巻き付
けられている。回転ドラム11は、例えば従来の4/3倍の
速度、即ち4/3×1800=2400〔rpm〕で同図中に示す方向
に回転している。
ここで、磁気ヘッドA1、A2、B1、B2、C1、およびC2に
よって、4チャンネルの信号が磁気テープ12に記録され
ることについて、第2図ないし第4図に基づいて説明す
ると、以下のとおりである。
第3図に示すように、入力映像信号から得られるアナ
ログの輝度信号Y、および2つの色差信号PR・PBは、そ
れぞれA/D変換回路1に入力される。A/D変換回路1で
は、クロック信号に基づいて、上記輝度信号Y、および
2つの色差信号PR・PBがディジタル信号にA/D変換され
る。なお、上記クロック信号は、入力同期信号SYNCを基
準にして、PLLクロックジェネレータ4において生成さ
れる。PLLクロックジェネレータ4では、クロック信号
の他に、タイミング信号が生成されるようになってい
る。
輝度信号Y、および2つの色差信号PR・PBに対応する
A/D変換回路1からの出力は、チャンネル分割信号処理
回路2にそれぞれ送られる。チャンネル分割信号処理回
路2では、上記タイミング信号に基づいて、CH1〜CH4の
4チャンネルの信号に分割されるとともに、記録に必要
な信号処理がおこなわれる。
チャンネル分割信号処理回路2からの4つの出力は、
変調回路3にそれぞれ送られる。変調回路3では、PLL
クロックジェネレータ4からのタイミング信号に基づい
て、CH1〜CH4の4チャンネルの信号が、それぞれ変調さ
れる。
CH1〜CH4の各信号に対応して変調された変調回路3の
出力(以下、変調信号と称す)は、スイッチ回路8に送
られるようになっている。第3図に示すように、CH1の
変調信号は、スイッチ回路8内のSW1、SW5、およびSW9
の一方の接点にそれぞれ接続されている。CH2の変調信
号は、スイッチ回路8内のSW3、SW7、およびSW11の一方
の接点にそれぞれ接続されている。CH3の変調信号は、
スイッチ回路8内のSW2、SW6、およびSW10の一方の接点
にそれぞれ接続されている。CH4の変調信号は、スイッ
チ回路8内のSW4、SW8、およびSW12の一方の接点にそれ
ぞれ接続されている。
SW1〜SW12の他方の接点は、後段の記録アンプ7にそ
れぞれ接続され、CH1〜CH4の各変調信号は、記録アンプ
7において磁気ヘッドを介して磁気テープ12に記録でき
る程度に増幅されるようになっている。すなわち、SW1
・2の他方の接点は記録アンプ7内の記録アンプ7aの入
力に接続され、SW3・4の他方の接点は記録アンプ7bに
接続され、SW5・6の他方の接点は記録アンプ7cに接続
されている。また、SW7・8の他方の接点は、記録アン
プ7内の記録アンプ7dに接続され、SW9・10の他方の接
点は記録アンプ7eに接続され、SW11・12の他方の接点は
記録アンプ7fに接続されている。記録アンプ7a〜7fの各
出力は、磁気ヘッドA1〜C2にそれぞれ接続されている。
なお、記録アンプ7a〜7fの各入力に接続さている2つ
のスイッチは、同時に2つともONになることはない。例
えば、SW1・2に関しては、SW1がON状態にある時には、
SW2はOFF状態にある。逆に、SW2がON状態にある時に
は、SW1はOFF状態にある。また、A組〜C組の3組の磁
気ヘッドのうち、記録アンプ7の出力である記録信号が
送られるのは常に2組だけであり、したがって同じ組に
属する磁気ヘッドに同時に、対応する記録信号に送られ
るようになっている。例えば、A組の磁気ヘッドの場
合、磁気ヘッドA1、および磁気ヘッドA2に、対応する記
録信号がそれぞれ送られ、磁気テープ12にそれらが記録
されることになる。
SW1〜SW12のスイッチングは、SWタイミングジェネレ
ータ5の制御のもとにおこなわれる。即ち、PLLクロッ
クジェネレータ4から出力されるタイミング信号に基づ
いて、上記スイッチングがおこなわれる。このタイミン
グ信号は、また、磁気記録装置の各種サーボ機構6の制
御にも使用されるようになっている。
以下に、磁気ヘッドA1〜C2による磁気テープ12への記
録動作を説明する。
まず、SW1およびSW3をON状態にして、磁気ヘッドA1に
CH1の記録信号が供給されるとともに、磁気ヘッドA2にC
H2の記録信号が供給される。そして、A組の磁気ヘッド
(A1・A2)が磁気テープ12に接触した時点で、第2図に
示すように、上記CH1・2の記録信号が磁気テープ12に
記録される。SW1およびSW3のON状態は、次のB組の磁気
ヘッド(B1・B2)が磁気テープ12に接触しても保持され
るようになっている。
回転ドラム11が第1図に示す方向に回転し、上記A組
の磁気ヘッドが120゜回転した時点で、SW6およびSW8がO
N状態になる。この時、B組の磁気ヘッドが磁気テープ1
2に接触する。これに伴って、磁気ヘッドB1にCH3の記録
信号が供給されるとともに、磁気ヘッドB2にCH4の記録
信号が供給されて、磁気テープ12に、これらの記録信号
が記録される。なお、SW6およびSW8のON状態は、回転ド
ラム11が、さらに240゜回転するまで保持される。
A組の磁気ヘッドが240゜回転した時点で、SW1および
SW3はOFF状態になり、SW9およびSW11がON状態になる。
この時、C組の磁気ヘッドが磁気テープ12に接触する。
これに伴って、CH1の記録信号の供給先が磁気ヘッドA1
から磁気ヘッドC1に切り換えられるとともに、CH2の記
録信号の供給先が、磁気ヘッドA2から磁気ヘッドC2に切
り換えられて、磁気テープ12に、これらの記録信号が記
録される。なお、SW9およびSW11のON状態は、回転ドラ
ム11が、さらに240゜回転するまで保持される。
A組の磁気ヘッドが360゜回転した時点で、SW6および
SW8はOFF状態になり、SW2およびSW4がON状態になる。こ
の時、A組の磁気ヘッドが磁気テープ12に接触する。こ
れに伴って、CH3の記録信号の供給先が磁気ヘッドB1か
ら磁気ヘッドA1に切り換えられるとともに、CH4の記録
信号の供給先が、磁気ヘッドB2から磁気ヘッドA2に切り
換えられて、磁気テープ12に、これらの記録信号が記録
される。なお、SW2およびSW4のON状態は、回転ドラム11
が、さらに240゜回転するまで保持される。
A組の磁気ヘッドが480゜回転した時点で、SW9および
SW11はOFF状態になり、SW5およびSW7がON状態になる。
この時、B組の磁気ヘッドが磁気テープ12に接触する。
これに伴って、CH1の記録信号の供給先が磁気ヘッドC1
から磁気ヘッドB1に切り換えられるとともに、CH2の記
録信号の供給先が、磁気ヘッドC2から磁気ヘッドB2に切
り換えられて、磁気テープ12に、これらの記録信号が記
録される。なお、SW5およびSW7のON状態は、回転ドラム
11が、さらに240゜回転するまで保持される。
A組の磁気ヘッドが600゜回転した時点で、SW2および
SW4はOFF状態になり、SW10およびSW12がON状態になる。
この時、C組の磁気ヘッドが磁気テープ12に接触する。
これに伴って、CH3の記録信号の供給先が磁気ヘッドA1
から磁気ヘッドC1に切り換えられるとともに、CH4の記
録信号の供給先が、磁気ヘッドA2から磁気ヘッドC2に切
り換えられて、磁気テープ12に、これらの記録信号が記
録される。なお、SW10およびSW12のON状態は、回転ドラ
ム11が、さらに240゜回転するまで保持される。
A組の磁気ヘッドが720゜回転した時点で、SW5および
SW7はOFF状態になり、SW1およびSW3がON状態になる。こ
の時、A組の磁気ヘッドが磁気テープ12に接触する。こ
れに伴って、CH1の記録信号の供給先が磁気ヘッドB1か
ら磁気ヘッドA1に切り換えられるとともに、CH2の記録
信号の供給先が、磁気ヘッドB2から磁気ヘッドA2に切り
換えられて、磁気テープ12に、これらの記録信号が記録
される。なお、SW1およびSW3のON状態は、回転ドラム11
が、さらに240゜回転するまで保持される。以下、上記
の動作を繰り返しおこなうことによって、磁気テープ12
に所望の記録がおこなえる。
上記のようにして磁気テープ12に記録されたCH1〜CH4
の記録信号のトラックパターンを示すと、第4図に示す
ようになる。図中のCH1〜CH4は、それぞれ第2図のCH1
〜CH4に対応している。なお、本実施例においては、第
4図中に示すように、隣合うトラックは、互いにアジマ
スが逆向きに設定されている。例えば、CH1がLアジマ
スで記録されると、CH2はRアジマスで記録され、CH3は
Lアジマスで記録され、CH4はRアジマスで記録され
る。これにより、ガードバンドレスで高密度な記録が容
易におこなえる。
なお、上記実施例によれば、磁気テープ12のテープ巻
き付け角を約240゜に設定し、回転ドラム11の回転数を
通常の回転数(1800rpm)の4/3倍に設定しているので、
回転ドラム11の直径を通常のものの3/4倍に小さくする
ことができる。しかし、本発明は、このような各種設定
に限定されず、回転ドラム11と磁気テープ12の相対速度
を上昇するために、各チャンネルをNセグメントに分割
して、回転ドラム11の回転数を通常のものの(4/3×
N)倍に設定することによって、記録することも可能で
あることは言うまでもない。この場合、従来例で示した
ヘッド配置の時のドラムの回転数をN倍に設定した時と
同じトラックパターンを形成することができる。
また、上記実施例では、回転ドラム11の周縁に、近接
して配置された2個の磁気ヘッドを1組とした場合を説
明したが、これに限定されることなく、例えば1組を構
成する磁気ヘッドの個数をm個(mは3以上の整数)に
増加して、n組の磁気ヘッドを中心角が360゜/nになる
ように配置するとともに、磁気テープ12を下記に示す巻
き付け角θ〔゜〕で巻き付け、(m×n)個の磁気ヘッ
ドにより、m×(n−1)チャンネルの信号を磁気テー
プ12上に、連続して記録することもできる。
θ=360゜×(n−1)/n 例えばm=3、n=4のとき、即ち3個の磁気ヘッド
を1組として4組の磁気ヘッドで記録をおこなう時は、
第5図に示すように、回転ドラム11の周縁に形成された
合計12個の磁気ヘッドA1、A2、A3、B1、B2、B3、C1、C
2、C3、およびD1、D2、D3により、9チャンネルの信号
を磁気テープ12上に、連続して記録することができる。
さらに、この時、(m×n)が偶数であれば、隣合う磁
気ヘッドのアジマスを互いに逆向きに設定することによ
って、ガードバンドレスで高密度なアジマス記録を容易
におこなうことができる。なお、ここで使用した部材の
符号は、上記実施例と同じ機能を有する部材については
同じ符号を付記し、その詳細な説明を省略している。
〔発明の効果〕
本発明に係る映像信号の磁気記録装置は、以上のよう
に、mを2以上の整数とし、nを3以上の整数とした場
合、回転ドラムの周縁に近接して配置したm個の映像信
号記録用磁気ヘッドを1組とし、合計n組の映像信号記
録用磁気ヘッドを中心角が360゜/nになるように、且つ
同一の組における映像信号記録用磁気ヘッドがトラック
幅に相当する段差を有するように配置し、さらに(m×
n)が偶数で隣合う磁気ヘッドのアジマスが交互に逆向
きとなるよう設定するとともに、巻き付け角がほぼ360
゜×(n−1)/nになるようにテープ状の磁気記録媒体
を上記回転ドラムに巻き付け、磁気記録媒体に接触して
いる(n−1)組の映像信号記録用磁気ヘッドにおいて
各組を構成するm個ずつの映像信号記録用磁気ヘッドに
対して常に同時に映像信号を供給することにより、m×
(n−1)チャンネルの映像信号を上記磁気記録媒体上
に記録する構成である。
これにより、磁気ヘッドの数を大幅に増加させること
なく、しかも同時に多数のチャンネルの映像信号を連続
して記録できる。また、回転ドラムを小さくできる。し
たがって、磁気記録装置全体を小型化できる。さらに、
(m×n)が偶数であり、アジマス記録が容易におこな
えるので、磁気記録媒体の記録密度を向上させるととも
に、磁気記録媒体の消費面積を小さくできる等の効果を
併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、本発明の一実施例を示すもので
ある。 第1図は、本発明に係る磁気記録装置の磁気ヘッドの構
成例を模式的に示す図である。 第2図は、第1図で示す磁気ヘッドの構成例を有する磁
気記録装置において、磁気テープ上に4チャンネル記録
した場合のタイミングを模式的に示す図である。 第3図は、第1図で示す磁気ヘッドの構成例を有する磁
気記録装置において、映像信号を記録するための回路構
成例を示す図である。 第4図は、磁気テープに記録された4チャンネルの記録
信号のトラックパターンを模式的に示す図である。 第5図は、本発明に係る磁気ヘッドの他の構成例を示す
ものであり、3個の磁気ヘッドを1組として4組の磁気
ヘッドで記録をおこなう場合を模式的に示す図である。 第6図および第7図は、従来例を示すものである。 第6図は、従来の磁気記録装置の磁気ヘッドの構成例を
模式的に示す図である。 第7図は、第6図で示す磁気ヘッドの構成例を有する磁
気記録装置において、磁気テープ上に4チャンネル記録
した場合のタイミングを模式的に示す図である。 7は記録アンプ、8はスイッチ回路、11は回転ドラム、
12は磁気テープ(磁気記録媒体)である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】mを2以上の整数とし、nを3以上の整数
    とした場合、回転ドラムの周縁に近接して配置したm個
    の映像信号記録用磁気ヘッドを1組とし、合計n組の映
    像信号記録用磁気ヘッドを中心角が360゜/nになるよう
    に、且つ同一の組における映像信号記録用磁気ヘッドが
    トラック幅に相当する段差を有するように配置し、さら
    に(m×n)が偶数で隣合う磁気ヘッドのアジマスが交
    互に逆向きとなるよう設定するとともに、巻き付け角が
    ほぼ360゜×(n−1)/nになるようにテープ状の磁気
    記録媒体を上記回転ドラムに巻き付け、磁気記録媒体に
    接触している(n−1)組の映像信号記録用磁気ヘッド
    において各組を構成するm個ずつの映像信号記録用磁気
    ヘッドに対して常に同時に映像信号を供給することによ
    り、m×(n−1)チャンネルの映像信号を上記磁気記
    録媒体上に記録することを特徴とする映像信号の磁気記
    録装置。
JP2009066A 1990-01-17 1990-01-17 映像信号の磁気記録装置 Expired - Lifetime JP2624861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009066A JP2624861B2 (ja) 1990-01-17 1990-01-17 映像信号の磁気記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009066A JP2624861B2 (ja) 1990-01-17 1990-01-17 映像信号の磁気記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03212080A JPH03212080A (ja) 1991-09-17
JP2624861B2 true JP2624861B2 (ja) 1997-06-25

Family

ID=11710241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009066A Expired - Lifetime JP2624861B2 (ja) 1990-01-17 1990-01-17 映像信号の磁気記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2624861B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6276376A (ja) * 1985-09-28 1987-04-08 Toshiba Corp 記録再生装置
JPS62165488A (ja) * 1986-01-17 1987-07-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチヘツドビデオテ−プレコ−ダ
JPS62236101A (ja) * 1986-04-07 1987-10-16 Canon Inc 磁気記録装置
JPS63263605A (ja) * 1987-04-20 1988-10-31 Victor Co Of Japan Ltd 磁気記録装置
JPH0192901A (ja) * 1987-10-02 1989-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置
JP2643985B2 (ja) * 1988-05-25 1997-08-25 キヤノン株式会社 回転ヘッド型記録または再生装置
JPH03178279A (ja) * 1989-12-07 1991-08-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03212080A (ja) 1991-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0727125B1 (en) Apparatus for recording and/or reproducing video signals and audio signals in/from inclined tracks on a magnetic tape, and magnetic tape for such apparatus
US4905104A (en) Rotary head type digital signal recording and/or reproducing apparatus for recording and/or reproducing with a variable speed
EP0213937B1 (en) Apparatus for recording an information signal
US4462049A (en) Process for producing a video signal recorded on a record carrier
JP2624861B2 (ja) 映像信号の磁気記録装置
JPS6226684A (ja) インデツクス信号検出装置
JPS62190981A (ja) 映像信号記録方法および記録再生装置
JPH07107722B2 (ja) 磁気記録装置
JP2940093B2 (ja) 記録再生装置
JPH01277301A (ja) 回転ヘッド型記録または再生装置
JPS6254803A (ja) 磁気記録装置
JP2608103B2 (ja) 回転ヘッド型記録装置
JP2740684B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS6231294A (ja) 映像信号記録再生装置
JP2736476B2 (ja) 磁気記録再生方法
JPS58150113A (ja) マルチチヤネルヘツド磁気記録装置
JPS60256948A (ja) トラツキングエラ−信号検出回路
JPH031306A (ja) デジタルオーディオテーププレーヤ
JPH0338641B2 (ja)
JPS63103592A (ja) ビデオテ−プレコ−ダにおける早送り再生装置
JPS58188325A (ja) トラツキングエラ−信号検出回路
JPH01208701A (ja) 記録または再生装置
JPS60160051A (ja) ビデオテ−プによるマルチチヤンネル記録方式
JPH01288078A (ja) 磁気記録再生装置
JPH01125703A (ja) ディジタル音声記録装置