JP2624660B2 - カラー画像処理方法 - Google Patents

カラー画像処理方法

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JP2624660B2
JP2624660B2 JP62000201A JP20187A JP2624660B2 JP 2624660 B2 JP2624660 B2 JP 2624660B2 JP 62000201 A JP62000201 A JP 62000201A JP 20187 A JP20187 A JP 20187A JP 2624660 B2 JP2624660 B2 JP 2624660B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、下色処理を行うカラー画像処理方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来この種のカラー画像処理方法では、画像入力装置
からの原稿の反射率または透過率に比例する3色分解信
号(通常はブルー,グリーン,レッドの3色についての
信号)を対数変換および補色変換して原稿の濃度に比例
する3色信号(通常はイエロー,マゼンタ,シアンの3
色についての信号)に変換し、その後に、スミ入れ、UC
R(下色除去)、マスキングなどの色処理を施すことに
より、カラープリンタの4色の色材、イエロー,マゼン
タ,シアン,黒(以後Y,M,C,Kと書く)に対応した4色
のY信号,M信号,C信号,K信号に変換してプリンタに送
り、プリンタからフルカラーのプリントを得る。
色処理のうち、スミ入れとUCRは、Y,M,Cの3色の重な
った部分をK(スミ)で置き換えるというものである
が、Y,M,Cの3色の重なりのすべてをKで置き換える
(フルブラックという)場合から、3色の重なりの一部
のみをKに置き換える(スケルトンブラックという)場
合まで任意に変えられるようになっている。
ただし、基本となるK信号は次式で求める。
K=min(Y,M,C) ・・・・(1) [発明が解決しようとする問題点] ここで、たとえば、スケルトンブラックの場合、低濃
度の灰色や、入力装置の特性で濃度レベルが小さくなっ
た黒文字の細線は、Y,M,Cの3色で再現されるので、そ
のグレイバランスをとるのが困難であり、線が色づくこ
とが多いという欠点がある。
また、フルブラックに近い場合は、カラー画像のハイ
ライト部にもKが入り、透明感が低下して汚れた感じに
なったり、あるいはシャドー部の深みが低下したり、色
成分(Y,M,C)が少なくなってマスキングの自由度が小
さくなるなどの欠点がある。
このような欠点は、カラー入力装置の3色分解特性が
あまり良くなくて、にごりの多い3色信号のときに、と
くに目立つ。
以上のように、従来のスミ入れ、UCRの方法では、ス
ミの量、UCRの量を任意に変えることはできるが、スケ
ルトンブラックにしても、フルブラックにしても、それ
ぞれ欠点があり、無彩色部分のグレイバランスと有彩色
部分の色相とを両方とも良くすることは困難であった。
とくに入力3色信号のにごりが多いときにこのような欠
点が目立った。
ところで、近年ユーザの下色処理に対する要求も用途
に応じて多種多様になっている。例えば、写真画像を再
現する場合は、肌色等のハイライト部における色の見え
を良好にすることを要求する。黒文字が含まれる画像や
地図画像を再現する場合はグレーの忠実再現、特にハイ
ライト部におけるグレー忠実再現を要求する。
しかしながら、従来のスケルトンブラックやフルブラ
ックでは、このような多種多様な要求に応じることがで
きない。
本発明は、これらの点に鑑みて、無彩色部分および有
彩色部分の両方の色再現性を重視した下色処理と、無彩
色部分の再現を重視した下色処理とを切替え可能にし、
ユーザの多種多様な要求に対応できることが可能なカラ
ー画像処理方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、入力カラー画像
データの有彩色度に応じた下色処理度合いを決定し、前
記下色処理度合いに基づき、前記入力カラー画像データ
に対して下色処理を行うカラー画像処理方法であって、
与えられたセレクト信号に基づき、有彩色度に対する下
色処理度合いの関係が上に凸で単調増加である関数に基
づき前記下色処理度合いを決定するか、下に凸で単調増
加である関数に基づき前記下色処理度合いを決定するか
を切替えることを特徴とする。
また、本発明は、その一実施形態としては、前記入力
カラー画像データは複数の色成分情報を含み、前記有彩
色度は前記入力カラー画像データに含まれる複数の色成
分情報の最大値を最小値に基づき検出されることを特徴
とする。
[作用] 本発明では、与えられたセレクト信号に基づき、有彩
色度に対する下色処理度合いの関係が上に凸で単調増加
である関数に基づき上記下色処理度合いを決定するか、
下に凸で単調増加である関数に基づき上記下色処理度合
いを決定するかを切替えることで、無彩色部分および有
彩色部分の両方の色再現性を重視した下色処理と、無彩
色部分の再現を重視した下色処理とを切替え可能にし、
ユーザの多種多様な要求に対応できる。
[実施例] 以下に、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
本発明では、基本となるK信号を次式で求める。
ただし、 min=min(Y,M,C) max=max(Y,M,C) γ>0 とする。(2)式を用いると、無彩色に対しては、Y,M,
C信号のバランスがとれているため、maxとminがほぼ等
しくなり、minにかかる係数(min/max)γがほぼ1にな
り、したがって、Kはほぼminと等しくなる。
このKをそのままスミおよびUCR信号とすれば、従来
の方法のフルブラックと同じになり、低濃度の灰色や、
入力装置により濃度レベルが小さくなった黒文字の細線
はほとんどK単色でプリントされるため色づくことはな
い。
一方、有彩色に対しては、(max−min)が大きいほ
ど、すなわち黒成分が少なくて彩度が高いほど、minに
かかる係数(min/max)γは小さくなり、Kは小さくな
る。
そこで、このKをそのままスミおよびUCR信号とすれ
ば、カラー画像のハイライト部にはKはほとんど入らな
いので、透明感が増し、シャドウ部の有彩色成分は残っ
て深味が増し、色成分(Y,M,C)はそれほど引かれない
ので、マスキングの自由度が増す。
このようなmin/maxによるUCR量の変化を第2図に示
す。
ここでは、(2)式においてγ=0.5,1,2,3とした場
合のUCR量の変化を示す。これに対して、従来方のUCRで
は、第3図のようにmin(Y,M,C)に対するUCRのパーセ
ントだけを変えるのが基本であって、min/maxの値、す
なわちどの程度無彩色に近いかということには無関係で
あった。ここではUCR%が、0%(スケルトンブラッ
ク),25,50,75および100%(フルブラック)の場合を示
した。
次に、実際に計算した例を示す。先ず各色のカラーパ
ッチからの3色分解信号を対数変換、補色変換したY,M,
C信号が第1表のようであったとする。
ただし、信号は0(白)〜255(黒)までの値をとる
ものとする。
本発明においてγ=2の場合、すなわち基本となるK
信号が(min/max)×minで、これをそのままUCR量,
スミス量としたときは、第2表のようなY,M,C,K信号に
変換される。
また、比較例として、従来法のUCR50%でスミ量も同
じだけ入れた場合のY,M,C,K信号を第3表に示す。
本発明についての第2表は、従来例についての第3表
と比べて、無彩色に近いK,Y+M+CパッチではUCRが10
0%近くになり、グレイバランスがとりやすく、マスキ
ングによってグレイバランスがくずれることもない。ま
た有彩色では、UCR%が低く、マスキングを有効に使っ
て鮮やかな色再現が可能となる。
以上のように、この計算例では、画像の各部分の色相
が無彩色に近いか、高彩度の有彩色かに応じて、UCR%
が0〜97.3%まで変わり、またそれに応じてK信号も変
化している。
本発明では、以上のようなアルゴリズムを実現するよ
う回路を構成するが、その一実施例のブロック図を第1
図に示す。
先ず、画像入力装置(図示せず)からの3色分解信号
を対数変換、補色変換したY,M,C信号1をコンパレータ
2,3,4で相互に比較する。次に、デコーダ5により、Y,
M,C信号のうちのいずれが最大値であり、いずれか最小
値であるかを判定する。
その判定出力をセレクト信号とし、そのセレクト信号
に基づき、セレクタ6ではY,M,C信号のうちの最小値で
ある色信号minを選択し、セレクタ7ではY,M,C信号のう
ちの最大値である色信号maxを選択する。
そして、ROM8により(min/max)γ×minの値を読み出
してK信号とする。
ここで、ROM8に複数のγの値に対して(min/max)γ
×minをあらかじめ計算した値を入れておいて、外部か
らセレクト信号9によりγの値を切換えるという構成も
可能である。
そして、減算器10,11,12にY,M,C信号1および(min/m
ax)γ×minの値を供給して、Y,M,C信号1から、(min/
max)γ×minの値を引き、Y′,M′,C′信号13を得る。
また、カラー画像入力装置の特性によりmin/maxの変
化範囲が狭くなっている場合や、黒文字の再現を重視す
る場合には、min/maxの特定の範囲にのみ(2)式を適
用するということも可能である。
すなわち、(2)式の代りに、次の(3)式を用い
る。
K=yγ×min(axbのとき) ・・・(3) ただし 0ab1 とする。そして、0xaに対しては、K=0,bx
1に対してはK=minとする。
たとえば、γ=1,2の場合、第4図のようになる。こ
の場合は、aとbとγの3つの値でUCR量をコントロー
ルすることになる。
以上説明したように、本実施例によれば、無彩色に対
してはスミ入れ、UCRを大きくし、有彩色に対してはス
ミ入れ、CURを小さくすることにより、入力3色信号の
にごりが大きいときにも、無彩色のグレイバランスと有
彩色の色相とをともに良くした高画質がフルカラープリ
ントを得ることができる。また、スミ量,UCR量の変化
は、min/maxの値に応じて連続的に変化するので、不自
然な境界が生ずることもない。
本発明は、カラー印刷分野でのカラースキャナの画像
処理や、デジタルカラープリンタのためのカラー原稿読
取装置の画像処理に有効である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、与えられたセ
レクト信号に基づき、有彩色度に対する下色処理度合い
の関係が上に凸で単調増加である関数に基づき上記下色
処理度合いを決定するか、下に凸で単調増加である関数
に基づき上記下色処理度合いを決定するかを切替えるの
で、無彩色部分および有彩色部分の両方の色再現性を重
視した下色処理と、無彩色部分の再現を重視した下色処
理とを切替え可能にし、ユーザの多種多様な要求に対応
できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第2図は本発明によるUCR量のコントロールを示す説明
図、 第3図は従来の方法によるUCR量のコントロールを示す
説明図、 第4図は本発明の別の実施例によるUCR量のコントロー
ルを示す説明図である。 1……Y,M,C信号、 2,3,4……コンパレータ、 5……デコーダ、 6,7……セレクタ、 8……ROM、 9……セレクト信号、 10,11,12……減算器、 13……Y′,M′,C′,K信号。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力カラー画像データの有彩色度に応じた
    下色処理度合いを決定し、 前記下色処理度合いに基づき、前記入力カラー画像デー
    タに対して下色処理を行うカラー画像処理方法であっ
    て、 与えられたセレクト信号に基づき、有彩色度に対する下
    色処理度合いの関係が上に凸で単調増加である関数に基
    づき前記下色処理度合いを決定するか、下に凸で単調増
    加である関数に基づき前記下色処理度合いを決定するか
    を切替えることを特徴とするカラー画像処理方法。
  2. 【請求項2】前記入力カラー画像データは複数の色成分
    情報を含み、 前記有彩色度は前記入力カラー画像データに含まれる複
    数の色成分情報の最大値を最小値に基づき検出されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のカラー画
    像処理方法。
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JPS62203475A (ja) * 1986-03-04 1987-09-08 Fuji Xerox Co Ltd カラ−画信号処理装置

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