JP2623949B2 - データ復調装置 - Google Patents
データ復調装置Info
- Publication number
- JP2623949B2 JP2623949B2 JP2261508A JP26150890A JP2623949B2 JP 2623949 B2 JP2623949 B2 JP 2623949B2 JP 2261508 A JP2261508 A JP 2261508A JP 26150890 A JP26150890 A JP 26150890A JP 2623949 B2 JP2623949 B2 JP 2623949B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- gain value
- output
- mixer
- oscillator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は衛星通信用受信機に関し、特にデータ復調装
置に関する。
置に関する。
従来、衛星通信用受信機におけるデータの復調に際し
ては、通信衛星変動による受信周波数ずれを克服するた
めにAFCと呼ばれる自動周波数制御を行って受信キャリ
アの周辺の周波数帯を掃引している。あるいは、同期が
とれた点を中心にして近傍の誤同期点をチェックするこ
とでデータ復調を行っていた。
ては、通信衛星変動による受信周波数ずれを克服するた
めにAFCと呼ばれる自動周波数制御を行って受信キャリ
アの周辺の周波数帯を掃引している。あるいは、同期が
とれた点を中心にして近傍の誤同期点をチェックするこ
とでデータ復調を行っていた。
この従来のデータ復調方式では確実にデータ復調が行
えるが、AFC動作を広範囲にわたり行わなければならな
いため、伝送速度が低い場合には符号同期がとれるまで
の時間が長くかかり、データ復調迄に数分を要するとい
った問題がある。
えるが、AFC動作を広範囲にわたり行わなければならな
いため、伝送速度が低い場合には符号同期がとれるまで
の時間が長くかかり、データ復調迄に数分を要するとい
った問題がある。
また、近傍の誤同期点をチェックする方式では、伝送
速度が低い場合にはデータ復調迄に要する時間が短縮さ
れるが、広範囲にわたりAFC動作を行わず、理論的に計
算される誤同期点のみを掃引周波数ジャンプによりチェ
ックしているので、掃引周波数要発振器の変調感度のば
らつきやずれがあった場合、正規ロック点を検出できず
誤同期が発生してしまうという問題がある。
速度が低い場合にはデータ復調迄に要する時間が短縮さ
れるが、広範囲にわたりAFC動作を行わず、理論的に計
算される誤同期点のみを掃引周波数ジャンプによりチェ
ックしているので、掃引周波数要発振器の変調感度のば
らつきやずれがあった場合、正規ロック点を検出できず
誤同期が発生してしまうという問題がある。
本発明の目的は、これらの問題を解消し、データ復調
迄の時間を短縮し、かつ発振器のばらつき等による誤同
期を防止するデータ復調装置を提供することにある。
迄の時間を短縮し、かつ発振器のばらつき等による誤同
期を防止するデータ復調装置を提供することにある。
本発明のデータ復調装置は、周波数制御信号に基づい
て発振周波数が制御される発振器と、所定のデータ信号
で変調された入力信号と前記発振器の出力とを混合して
周波数変換するミキサと、ミキサの出力を復調する復調
器と、前記ミキサの出力を所定帯域でフィルタリングす
るフィルタと、前記フィルタリングされた出力を積分
し、その積分出力を検波してゲイン値を計算する積分器
と、ゲイン値に基づいて前記周波数制御信号を出力する
ゲイン値記憶選択回路とを備えている。
て発振周波数が制御される発振器と、所定のデータ信号
で変調された入力信号と前記発振器の出力とを混合して
周波数変換するミキサと、ミキサの出力を復調する復調
器と、前記ミキサの出力を所定帯域でフィルタリングす
るフィルタと、前記フィルタリングされた出力を積分
し、その積分出力を検波してゲイン値を計算する積分器
と、ゲイン値に基づいて前記周波数制御信号を出力する
ゲイン値記憶選択回路とを備えている。
また、ゲイン値記憶選択回路は、初期周波数から指定
された周波数までの間をN+1分割するN個の周波数を
指定し、指定された各周波数のゲイン値を記憶するとと
もにそのゲイン値の最大値を選択し、さらに最大のゲイ
ン値を与える周波数の近傍のみでAFC動作を行うように
構成している。
された周波数までの間をN+1分割するN個の周波数を
指定し、指定された各周波数のゲイン値を記憶するとと
もにそのゲイン値の最大値を選択し、さらに最大のゲイ
ン値を与える周波数の近傍のみでAFC動作を行うように
構成している。
本発明によれば、初期周波数から指定された周波数ま
での間をN+1分割するN個の周波数のうち、最大ゲイ
ン値を得る周波数の近傍に対してのみAFC動作を行うた
め、周波数の掃引に要する時間が短縮される。
での間をN+1分割するN個の周波数のうち、最大ゲイ
ン値を得る周波数の近傍に対してのみAFC動作を行うた
め、周波数の掃引に要する時間が短縮される。
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図において、1は所定のデータ信号で変調されかつ受信
された信号が入力信号として入力されるデータ入力端
子、2は入力された入力信号を発振器3の出力と混合す
るミキサ、4はこのミキサ2の出力のうち所定の帯域の
フィルタリングを行うフィルタ、5はフィルタリングさ
れた出力を積分し、かつこれを検波してゲイン値を出力
する自乗計算器(積分器)、6は詳細を後述するゲイン
値記憶選択回路であり、前記発振器3に対して周波数制
御信号を出力する。また、7は復調器であり、前記ミキ
サ2の出力を復調し、その復調データをデータ出力端子
8に出力する。
図において、1は所定のデータ信号で変調されかつ受信
された信号が入力信号として入力されるデータ入力端
子、2は入力された入力信号を発振器3の出力と混合す
るミキサ、4はこのミキサ2の出力のうち所定の帯域の
フィルタリングを行うフィルタ、5はフィルタリングさ
れた出力を積分し、かつこれを検波してゲイン値を出力
する自乗計算器(積分器)、6は詳細を後述するゲイン
値記憶選択回路であり、前記発振器3に対して周波数制
御信号を出力する。また、7は復調器であり、前記ミキ
サ2の出力を復調し、その復調データをデータ出力端子
8に出力する。
前記ゲイン値記憶選択回路6は、発振器3の周波数を
指定された周波数まで掃引するための周波数制御信号を
出力して、いわゆる自動周波数制御(AFC)を実行する
ことができる。この場合、ゲイン値記憶選択回路6で
は、発振器3の掃引開始周波数から指定された周波数ま
でをN+1分割(Nは整数)し、各分割点のN個の周波
数を発振器3が発振するように制御する。さらに、各分
割点の周波数においてそれぞれ積分器5で計算されたゲ
イン値を記憶するとともに、これらのゲイン値のうちか
ら最大のものを選択することができ、かつこの最大の周
波数の近傍のみで前記AFCを実行することができるよう
に構成されている。
指定された周波数まで掃引するための周波数制御信号を
出力して、いわゆる自動周波数制御(AFC)を実行する
ことができる。この場合、ゲイン値記憶選択回路6で
は、発振器3の掃引開始周波数から指定された周波数ま
でをN+1分割(Nは整数)し、各分割点のN個の周波
数を発振器3が発振するように制御する。さらに、各分
割点の周波数においてそれぞれ積分器5で計算されたゲ
イン値を記憶するとともに、これらのゲイン値のうちか
ら最大のものを選択することができ、かつこの最大の周
波数の近傍のみで前記AFCを実行することができるよう
に構成されている。
この構成によれば、データ入力端子1から入力された
入力信号11はミキサ2に入力され、ここで発振器3の出
力12とミキシングされる。発振器3は周波数制御信号16
により制御されて発振器出力12の周波数を変化させる
が、制御開始時には掃引を行う一番低い周波数で発振す
るものとする。発振器出力12とミキシングされた入力信
号11はミキサ出力13としてフィルタ4と復調器7にそれ
ぞれ供給される。フィルタ4によりフィルタリングされ
た信号14は積分器5に入力され、ここで積分と検波が行
われ、その結果が現在のAFC周波数でのゲイン値15とし
てゲイン値記憶選択回路6へ送られる。
入力信号11はミキサ2に入力され、ここで発振器3の出
力12とミキシングされる。発振器3は周波数制御信号16
により制御されて発振器出力12の周波数を変化させる
が、制御開始時には掃引を行う一番低い周波数で発振す
るものとする。発振器出力12とミキシングされた入力信
号11はミキサ出力13としてフィルタ4と復調器7にそれ
ぞれ供給される。フィルタ4によりフィルタリングされ
た信号14は積分器5に入力され、ここで積分と検波が行
われ、その結果が現在のAFC周波数でのゲイン値15とし
てゲイン値記憶選択回路6へ送られる。
このゲイン値記憶選択回路6では、掃引開始周波数か
ら指定された周波数までの間をN+1に分割してその分
割点であるN個のポイント、ここではN=10個のポイン
トを得ており、第1のポイントにおけるゲイン値が記憶
された後、次のポイントのゲイン値を測定するために周
波数制御信号16により発振器3の発振器出力12の周波数
が変更される。以上の動作を繰返し、AFCを行う区間の1
0ポイントのゲイン値が測定された後、ゲイン値記憶選
択回路6は記憶したゲイン値の中から最も高いゲイン値
を選出し、最も高いゲインを与える周波数制御信号16を
出力する。
ら指定された周波数までの間をN+1に分割してその分
割点であるN個のポイント、ここではN=10個のポイン
トを得ており、第1のポイントにおけるゲイン値が記憶
された後、次のポイントのゲイン値を測定するために周
波数制御信号16により発振器3の発振器出力12の周波数
が変更される。以上の動作を繰返し、AFCを行う区間の1
0ポイントのゲイン値が測定された後、ゲイン値記憶選
択回路6は記憶したゲイン値の中から最も高いゲイン値
を選出し、最も高いゲインを与える周波数制御信号16を
出力する。
そして、その近傍のみAFC動作を行い、復調器7の符
号同期回路が同期する点を検出し、ミキサ2からの出力
を復調器7において復調し、復調データ17として復調デ
ータ出力端子8より出力する。
号同期回路が同期する点を検出し、ミキサ2からの出力
を復調器7において復調し、復調データ17として復調デ
ータ出力端子8より出力する。
第2図は本発明を実際に適用した場合のスペクトラム
分割とゲイン値の変化を示すグラフである。第2図
(a)は受信キャリアのパワースペクトラム密度の分布
を示すグラフである。f0が本来のキャリアの中心周波数
であり、衛星変動によりαだけ中心がずれてB点に変動
されているものとする。従来法によると、f0を中心にf0
−5Δ〜f0+5Δの範囲でAFC動作を±5Δだけ行う構
成であったとすると、本発明ではこのAFC範囲±5Δをf
0−5Δからf0+5ΔまでΔ毎のポイントでゲインをチ
ェックすることで第2図(b)にX印で示すゲイン値が
得られ、これらを連続することで同図実線の特性曲線を
得ることができる。
分割とゲイン値の変化を示すグラフである。第2図
(a)は受信キャリアのパワースペクトラム密度の分布
を示すグラフである。f0が本来のキャリアの中心周波数
であり、衛星変動によりαだけ中心がずれてB点に変動
されているものとする。従来法によると、f0を中心にf0
−5Δ〜f0+5Δの範囲でAFC動作を±5Δだけ行う構
成であったとすると、本発明ではこのAFC範囲±5Δをf
0−5Δからf0+5ΔまでΔ毎のポイントでゲインをチ
ェックすることで第2図(b)にX印で示すゲイン値が
得られ、これらを連続することで同図実線の特性曲線を
得ることができる。
そして、この特性曲線に本来の中心周波数を当てはめ
た場合には、同図の破線で示すB点の周波数が本来の中
心周波数であり、このB点が本来は最も高いゲイン値と
なるきである。しかしながら、前記したように周波数を
分割した10個のポイントにおいて離散的にゲイン値を得
ているため、これらのボイントから得られた特性曲線の
最高ゲイン値の周波数と前記したB点とは必ずしも一致
しない。
た場合には、同図の破線で示すB点の周波数が本来の中
心周波数であり、このB点が本来は最も高いゲイン値と
なるきである。しかしながら、前記したように周波数を
分割した10個のポイントにおいて離散的にゲイン値を得
ているため、これらのボイントから得られた特性曲線の
最高ゲイン値の周波数と前記したB点とは必ずしも一致
しない。
そこで、ゲイン値記憶選択回路6により、ピークの値
A点を見つけ出せば、前記したB点はこのA点のゲイン
値が得られるポイントの周波数、ここではf0−2Δの近
傍に位置していることが推測できる。したがって、この
検出したA点の周波数を中心に例えば±ΔのAFC動作を
行えば、本来最も高いゲイン値を示すキャリアの中心周
波数Bを含んだ状態でのAFC動作が行われることにな
り、B点を検出することが可能となる。
A点を見つけ出せば、前記したB点はこのA点のゲイン
値が得られるポイントの周波数、ここではf0−2Δの近
傍に位置していることが推測できる。したがって、この
検出したA点の周波数を中心に例えば±ΔのAFC動作を
行えば、本来最も高いゲイン値を示すキャリアの中心周
波数Bを含んだ状態でのAFC動作が行われることにな
り、B点を検出することが可能となる。
したがって、本発明のAFC動作は、ゲイン値を得た複
数個のポイントの内、最も高いゲインを示すポイントを
中心としてその近傍に対してのみ行えば良いため、正し
いデータ復調迄の時間が短縮できる。また、AFC動作に
よるデータ復調であるため、発振器のばらつきによる誤
同期を防ぐこともできる。
数個のポイントの内、最も高いゲインを示すポイントを
中心としてその近傍に対してのみ行えば良いため、正し
いデータ復調迄の時間が短縮できる。また、AFC動作に
よるデータ復調であるため、発振器のばらつきによる誤
同期を防ぐこともできる。
以上説明したように本発明は、掃引しようとする周波
数の範囲をN+1分割するN個の周波数における各ゲイ
ン値を得るとともに、そのゲイン値の最大のものを選択
した上で、その選択されたゲイン値の周波数の近傍のみ
でAFC動作を行うことにより確実に本来の中心周波数へ
のAFC動作が実現できるので、AFC動作に要する時間が短
くされて正しいデータ復調迄の時間が短縮でき、しかも
発振器のばらつき等による誤同期を防ぐことができる効
果がある。
数の範囲をN+1分割するN個の周波数における各ゲイ
ン値を得るとともに、そのゲイン値の最大のものを選択
した上で、その選択されたゲイン値の周波数の近傍のみ
でAFC動作を行うことにより確実に本来の中心周波数へ
のAFC動作が実現できるので、AFC動作に要する時間が短
くされて正しいデータ復調迄の時間が短縮でき、しかも
発振器のばらつき等による誤同期を防ぐことができる効
果がある。
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図(a)
は本発明装置によるスペクトラム分割図、第2図(b)
は本発明装置によるゲイン特性図である。 1……データ入力端子、2……ミキサ、3……発振器、
4……フィルタ、5……積分器、6……ゲイン値記憶選
択回路、7……復調器、8……データ出力端子。
は本発明装置によるスペクトラム分割図、第2図(b)
は本発明装置によるゲイン特性図である。 1……データ入力端子、2……ミキサ、3……発振器、
4……フィルタ、5……積分器、6……ゲイン値記憶選
択回路、7……復調器、8……データ出力端子。
Claims (1)
- 【請求項1】周波数制御信号に基づいて発振周波数が制
御される発振器と、所定のデータ信号で変調された入力
信号と前記発振器の出力とを混合して周波数変換するミ
キサと、ミキサの出力を復調する復調器と、前記ミキサ
の出力を所定帯域にフィルタリングするフィルタと、前
記フィルタリングされた出力を積分し、その積分出力を
検波してゲイン値を計算する積分器と、ゲイン値に基づ
いて前記周波数制御信号を出力するゲイン値記憶選択回
路とを備え、前記ゲイン値記憶選択回路は、初期周波数
から指定された周波数までの間をN+1分割(Nは整
数)するN個の周波数を指定し、指定された各周波数の
ゲイン値を記憶するとともにそのゲイン値の最大値を選
択し、さらに最大のゲイン値を与える周波数の近傍のみ
で自動周波数制御を行うように構成したことを特徴とす
るデータ復調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2261508A JP2623949B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | データ復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2261508A JP2623949B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | データ復調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04139938A JPH04139938A (ja) | 1992-05-13 |
JP2623949B2 true JP2623949B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=17362881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2261508A Expired - Lifetime JP2623949B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | データ復調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623949B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2903797B2 (ja) * | 1991-08-28 | 1999-06-14 | 日本電気株式会社 | 位相同期受信機 |
JPH08213881A (ja) * | 1995-02-02 | 1996-08-20 | Fujitsu Ltd | 周波数制御回路 |
-
1990
- 1990-09-29 JP JP2261508A patent/JP2623949B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04139938A (ja) | 1992-05-13 |
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