JP2623792B2 - ストライプめっき装置 - Google Patents

ストライプめっき装置

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JP2623792B2
JP2623792B2 JP30630188A JP30630188A JP2623792B2 JP 2623792 B2 JP2623792 B2 JP 2623792B2 JP 30630188 A JP30630188 A JP 30630188A JP 30630188 A JP30630188 A JP 30630188A JP 2623792 B2 JP2623792 B2 JP 2623792B2
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重男 萩谷
博道 吉田
隆志 鈴村
修 吉岡
健司 小西
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、めっき液噴射方式によるストライプめっき
条の製造装置の改良に関するものである。
[従来の技術] IC用のリードフレームなど電子部品材料には高い信頼
性が要求され、その接合面や電気的接点などには金など
の高価な貴金属等のめっきを施しておくのが一般であ
る。ストライプめっきは、そのような貴金属等を必要最
小限の範囲にめっきし、資源的にも限度のある材料の節
減と併せて原価の低減を図るべき開発されたものであ
る。
上記従来のストライプめっきは、第4図に示すように
被めっき条20の被めっき面21だけを残して他の表面をす
べてレジスト剤やマスキングテープ22′などで遮断し、
これをめっき液中に浸漬して、被めっき面21に電解液を
撹拌噴射してめっきするのが一般的であった。
しかし、このような従来方法においては被めっき面以
外をマスキングテープによりマスクするため、めっき面
の広さに比べて多くのマスキングテープが必要となり、
割高になることは避けられない上、めっき液の持出しが
多く、また、被めっき面以外をすべてマスキングしたも
のをめっき液槽内やガイドロールを通過させると、通過
の際被めっき条のスリット端部のバリなどによって破れ
を生ずることがあり、そのため破れ部分からめっき液が
浸透して置換めっきを起し、外観不良の原因となること
があった。
上記のような問題点を改善するため、マスキングテー
プを一切使用せず、機械的なマスクだけを行ない、被め
っき面にめっき液を噴射してめっきしようというメカニ
カルマスクによるめっき方法も提案されている。(例え
ば特公昭57−40918) しかし、このメカニカルマスク方式では、被めっき材
とマスク材との間を完全にシールすることが困難であ
り、めっき境界が不明瞭となり寸法精度が悪化するおそ
れがあるし、これを防止するためマスク材の密着力を大
きくしようとすると材料面に傷をつけるおそれがあっ
て、未だ本格的な実用化にはいたっていない実情にあ
る。
そこで、出願人らは、前記マスキングテープ法と前記
メカニカルマスク法の長所を具合よく採り入れた部分マ
スキングめっき法を先に提案した。(特願昭62−20577
9、特願昭62−312899、特願昭62−319200) 第2図は、上記既提案に係るめっき装置を用いてスト
ライプめっきを行なっている様子を示す説明断面図であ
る。
20は被めっき条、22は被めっき面21を残して部分マス
キングしているマスキングテープである。めっき液槽4
内に貯溜されているめっき液30をポンプ5により強制循
環せしめ、一時的に補助槽6に貯溜したのち、加圧され
ためっき液がノズル3から前記被めっき面21に噴射され
る。ノズル3の外周には前記被めっき条のマスキングテ
ープ22の巾よりは狭く、またマスキングテープ22の内側
面を幾分内方に突出させるような巾よりなる開口面を形
成する外套1が設けられている。この外套1とノズル3
との間には吸引路7が形成されており、めっき液槽4の
上部において吸引ポンプ8により排気し、めっき液槽4
内が負圧にされることにより前記被めっき面21に噴射さ
れためっき液は前記吸引路7によって吸引され、当該余
剰のめっき液30はめっき液槽4に吸引回収される。図に
おいて、2は外套1と相対して被めっき条20を押える押
えロールである。
上記の方式は、第3図に示すように必要最少限の巾の
マスキングテープ22,22によるマスクをし、めっき槽の
開口端縁を利用して前記マスクされためっき面を含む領
域にめっき作業区画を形成し、めっき31を行なうもので
あり、それによって前記めっき作業区画以外のマスクを
不要としてマスキングテープの消費を最小限としつつ、
寸法精度のきわめて良好なストライプめっき条を入手可
能ならしめるものである。
[発明が解決しようとする課題] 上記既提案の装置によりすぐれたストライプめっきを
行なうことができ、すでに実用化されて市場に供給され
好評を得ているが、該装置において能率を向上させるた
めにめっき液槽をめっき条の長手方向に長くすると、め
っき液の存在しない槽内空間の体積もそれだけ大きくな
り、吸引手段による吸引に対する噴射後のめっき液の応
答速度もそれによって遅くなる。このために、噴射され
ためっき液の回収が遅れ、外套の端縁よりめっき液がに
じみ出たりすることが時折見られることがあった。
これを防止するには、吸引手段による吸引力を大きく
すればよく、そのためのブロアの容量を大きくすればよ
いわけであるが、そうすれば全体が大型化することは避
けられず、既提案装置の開発目的の一つであった装置の
コンパクト化に逆行することになる。
本発明の目的は、めっき液の噴射吸引によりストライ
プめっきを行なう装置において、めっき能率を向上させ
るためにめっき液槽を長手方向に大きくしても、吸引手
段は従来のままこれを援用しあるいは一層小型化するこ
とすら可能な改良されたストライプめっき装置を提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、めっき液噴射用ノズルとノズル周囲を区画
してめっき開口とした外套と噴射されためっき液を吸引
回収する吸引手段を有する既提案の装置において、めっ
き液槽を小空間に分割し、その小空間のうちノズルが存
在する小空間にめっき液の吸引手段を設けたものであ
る。
[作用] 噴射されためっき液を吸引回収するには、めっき槽内
の空間すべてを負圧にして吸収するには及ばない。槽空
間を仕切って小空間とし、その小空間の一つに吸引手段
を設ければ、小容量の吸引手段でめっき液を十分吸引回
収できることになる。めっき液槽底部において分割され
た小空間にあるめっき液が他の空間相互のめっき液と自
由に流通できるようにしておけば、吸引手段の容量を増
大させることなくめっき液槽を大きくすることができ
る。
[実施例] 以下に、本発明について実施例図面を参照して説明す
る。
第1図は、本発明に係るめっき装置を用いてストライ
プめっきを行なっている様子を示す説明断面図である。
20は広巾面を垂直に維持して長手方向に走行する被め
っき条、22は被めっき面21を残して部分マスキングして
いるマスキングテープであり、別途マスキング工程で部
分マスキングされる。
めっき液槽4内に貯溜されているめっき液30をポンプ
5により図中矢印のように強制循環せしめ、一時的に補
助槽6に貯溜したのち、加圧されためっき液がノズル3
から前記被めっき面21に噴射される。ノズル3の外周に
は前記被めっき条のマスキングテープ22の巾よりは狭
く、またマスキングテープ22の内側面を幾分内方に突出
させるような巾よりなる開口面を形成する外套1が設け
られている。この外套1とノズル3との間には吸引路7
が形成されており、めっき液槽4の上部において吸引ポ
ンプ8により排気し、めっき液槽4内が負圧にされるこ
とにより前記被めっき面21に噴射されためっき液は前記
吸引路7によって吸引され、当該余剰のめっき液30はめ
っき液槽4に吸引回収される。補助槽6は、前記めっき
液の噴射のための加圧の安定化と陽極材10の設置のため
に設けられたものであり、加圧されためっき液30が補助
槽6内に一時的に加圧状態で貯溜され、ノズル3を介し
て噴射されるものである。
11は、めっき液槽4内を分割する分割壁であり、それ
によって槽内空間は小空間12および12′に分割され、小
空間12側に吸引ポンプ8が設けられる。一方、分割壁11
はめっき液30をも分割しているが、めっき液槽4の底部
にはめっき液30の流通隙間13があり、めっき液は相互に
流通し合うことができる。
本発明に係るめっき装置は、上記のように構成されて
いるから、吸引ポンプ8が吸引し負圧とする空間に小空
間12であり、めっき液槽4の全空間ではない。故に、め
っき液槽4を大型化させても吸引ポンプの容量を増大す
ることなく迅速な吸引応答速度が確保され、十分にめっ
き液を吸引回収する能力が維持される。従って、例えば
被めっき条20の接続部が通過する際に、接続部でのめっ
き液のにじみ出しを防止するためめっき液の循環の停
止、吸引の遮断といったシーケンス回路を組む場合など
にも、その応答速度の迅速性を活用することもできる。
なお、分割壁11の設置は、補助槽6を有しないめっき
装置にも適用可能である。しかして、補助槽6を設けた
場合には、第1図に示すように当該補助槽6に近接して
分割壁11を設けることが空間の仕切効率の上からみて好
ましい。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係るめっき装置によれば、めっ
き槽内を壁面によって小空間に分割し、そのうちノズル
が存在する小空間にめっき液の吸収手段を設けたからめ
っき液が貯蔵されていない空間部の容積を小さくするこ
とができ、吸引時の応答速度が速かとなって、作業性が
一段と向上するばかりでなく、吸引容積が少なくなるの
で吸引装置ひいてはめっき装置全体のコンパクト化をも
図ることができるなど、工業上の価値は非常に大きなも
のがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るめっき装置によりストライプめっ
きを行なっている様子を示す説明断面図、第2図は既提
案の装置によりめっきを行なっている様子を示す説明断
面図、第3図は第2図の装置によるめっき層の形成状況
を示す断面図、第4図は従来のマスキングの様子を示す
断面図である。 1:外套、 3:ノズル、 4:めっき液槽、 6:補助槽、 7:吸引路、 8:吸引ポンプ、 11:分割壁、 12,12′:小空間、 20:被めっき条、 21:被めっき面、 22,22′:マスキングテープ、 30:めっき液。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴村 隆志 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電 線株式会社金属研究所内 (72)発明者 吉岡 修 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電 線株式会社金属研究所内 (72)発明者 小西 健司 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日 立電線株式会社電線工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスキングテープ22で部分マスキングを施
    してなる被めっき条20の被めっき面21に、めっき液槽4
    内のめっき液30をノズル3から噴射して上記被めっき面
    21をめっきするストライプめっき装置であって、 上記めっき液槽4内に貯溜されているめっき液30をポン
    プ5により強制循環せしめて当該めっき液槽4内に設け
    られている補助槽6に一時的に貯溜したのち、加圧され
    ためっき液30をノズル3から上記被めっき条20の被めっ
    き面21に噴射する構成になっており、 上記ノズル3の外周には上記被めっき条20のマスキング
    テープ22の巾よりは狭く、またマスキングテープ22の内
    側面を幾分内方に突出させるような巾よりなる開口面を
    形成する外套1が設けられており、 この外套1とノズル3との間には吸引路7が形成されて
    いて、めっき液槽4の上部において吸引ポンプ8により
    排気し、めっき液槽4内が負圧にされることにより上記
    被めっき面21に噴射されためっき液30が上記吸引路7に
    よって吸引され、当該余剰のめっき液30はめっき液槽4
    に吸引回収される構成になっており、 上記めっき液槽4内には、当該めっき液槽4内を分割す
    る分割壁11が設けられており、それにより槽内空間が小
    空間12および12′に分割されていて、小空間12側に上記
    吸引ポンプ8が設けられており、 一方、分割壁11はめっき液30をも分割しているが、めっ
    き液槽4の底部にはめっき液30の流通隙間13があり、め
    っき液30は相互に流通し合うことができる構成になって
    いることを特徴とするストライプめっき装置。
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