JP2623706B2 - 内燃機関の点火装置 - Google Patents

内燃機関の点火装置

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JP2623706B2
JP2623706B2 JP63154330A JP15433088A JP2623706B2 JP 2623706 B2 JP2623706 B2 JP 2623706B2 JP 63154330 A JP63154330 A JP 63154330A JP 15433088 A JP15433088 A JP 15433088A JP 2623706 B2 JP2623706 B2 JP 2623706B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、CDI方式を用いた内燃機関の点火装置に関
するものである。
(従来の技術) 内燃機関(以下、エンジンという)の点火装置には種
々の方式のものがあるが、その一つにCDI(キャパシテ
ィブ・ディスチャージ・イグニッション)方式がある。
これは昇圧したバッテリの電圧または発電機の発生電圧
をコンデンサに充電し、この充電電圧をイグニッション
コイルの1次コイルを介して放電させることにより、2
次コイルに高電圧を誘起させるものである。
電源に発電機を使用した回路を第2図について説明す
る。1はフライホールマグネトと称される発電機であ
り、2はロータ、3はこのロータ2に取付けられたマグ
ネット、4は信号ポールである。ロータ2は図示しない
エンジンのクランクシャフトによって回転駆動される。
ロータ2の近傍部位にはコンデンサ充電コイル5と信号
コイル6とが設けられており、ロータ2とともにマグネ
ット3が回転したときに、マグネット3の極性に合せて
交流電圧が誘起されるようになっている。コンデンサ充
電コイル5の一端にはダイオード7を介してコンデンサ
8の一極が接続されており、コンデンサ8の他極はイグ
ニッションコイル9の1次コイル10を介してコンデンサ
充電コイル5の他端に接続されている。
イグニッションコイル9の1次コイル10の一端は2次
コイル11の一極とともに接地(車体接地)されている。
12は点火プラグである。コンデンサ充電コイル5に接続
されたダイオード7の出力側には、スイッチング素子と
してのサイリスタ13が接続されており、そのゲートと接
地間には前述の信号コイル6が接続されている。サイリ
スタ13のゲートとコンデンサ充電コイル5の接地側との
間には、接地側からゲート側に向かう方向を順方向とし
たダイオード14も接続されている。
このような構成の内燃機関の点火装置の始動を説明す
る。まず、スターターモータ(図示せず)あるいはキッ
クペダル等によりクランクシャフトを回転させ、これに
よってロータ2とともにマグネット3を回転させると、
このマグネット3の磁力線をコンデンサ充電コイル5と
信号コイル6が切ることになるから、これらコイルには
電圧が誘起される。コンデンサ充電コイル5に誘起され
た電圧はダイオード7を通ってコンデンサ8に流れ、こ
れを充電する。一方、信号コイル6には、コンデンサ充
電コイル5とは異なった時期に電圧が誘起され、この電
圧はサイリスタ13のゲートに加えらえて、このサイリス
タ13をオンにする。サイリスタ13がオンになれば、コン
デンサ8に充電されていた電荷がこのサイリスタ13を通
じて放電するから、このときイグニッションコイル9の
2次コイル11に高電圧が誘起され、点火プラグ12が点火
してエンジンは始動する。
(発明が解決しようとする課題) このように作動するとき、スターターモータ付きの車
輌においては、低温始動時(クランキング時)にはエン
ジン回転数が低いために、発電機1(フライホイールマ
グネト)の発生電圧が充分な値にならず、このために点
火に必要な2次電圧が得られない場合がある。これに対
応するためにはエンジンが低回転であっても充分な電圧
を発生するように発電機を大型化するか、低温時にも高
回転となるようにバッテリやスターターモータを大型化
するしか方法がないことになる。これらの対策手段で
は、所要スペースと重量が増大する上にコストアップに
もなる問題がある。本発明は、この点に鑑みて成された
ものであり、所要スペースや重量を増大させることな
く、かつコストアップにもならない点火装置を得ること
を解決課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するための手段として、電
源(発電機1等)の電圧をコンデンサ8に充電し、この
充電された電圧をスイッチング素子(サイリスタ18)に
より所定タイミングで一瞬に放電させ、この放電によっ
て、前記コンデンサ8に1次コイル10を接続したイグニ
ッションコイル9の2次コイル11に高電圧を誘起させる
ようにした内燃機関の点火装置において、前記コンデン
サ8の電圧が所定値に達したことを検出する電圧検出回
路20を設け、この電圧検出回路20が所定電圧以上を検出
している期間のみ、点火を開始すべく前記スイッチング
素子のオンを許可するように構成したものである。
(作用) このように、コンデンサ8の電圧を検出し、その電圧
がイグニッションコイル9の2次コイル11に十分な電圧
を発生させることができる電圧である期間のみ、スイッ
チング素子をオンにしてコンデンサ8に充電された電圧
を放電することにより、2次コイル11には機関を始動さ
せるのに十分な電圧が発生することになる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を、第1図について、第2図
と同一の部材には同一の符号を付して、異なったところ
を中心に説明すると、この回路においては、サイリスタ
13のゲートと信号コイル6との間にトランジスタ15が接
続されており、このトランジスタ15のベースはトランジ
スタ16を介して接地されている。トランジスタ16のベー
スはコンデンサ8の入力側と接地間に直列接続された2
個の抵抗器17,18の接続点にツェナダイオード19を介し
て接続されている。この新設した部分が、本発明が特徴
とする、発電機の発生電圧が所定値に達したことを検出
する電圧検出回路20となる。
このように構成されたこの回路において、マグネット
3が回転し、コンデンサ充電コイル5に電圧が発生した
とき、第2図の回路と同様にコンデンサ8の充電が行な
われるが、サイリスタ13は信号コイル6に電圧が誘起さ
れたのみではオンとならず、トランジスタ15がオンにな
って始めて導通することになる。このトランジスタ15
は、抵抗器17,18の分電圧があらかじめ設定した所定値
に達したときにオンとなるトランジスタ16によって制御
される。すなわち電圧検出回路20が、コンデンサ8の電
圧が、機関を順調に始動させるためにスパークプラグ12
の点火が良好に行なわれる値に達したことを検出したと
きにのみサイリスタ13はオンとなり、イグニッションコ
イル9側に電流を流すことになる。
第3図および第4図は、第2図に示した従来回路と第
1図の本発明に係る回路における、符号,,で示
す部分の電圧を示すものである。このうち第3図の電圧
のはあらかじめ設定されるエンジンの要求電圧であ
り、この電圧と電圧におけるパルスの交点が点火
時期となる。はの電圧を発生するのに必要なコンデ
ンサの電圧である。第4図は第2図に示した従来回路の
作動を示すものであり、発生電圧の電圧値が不足してス
パークしない様子を現わしている。第5図は、本発明の
回路によれば従来回路では始動できなかった低回転時に
おいてもエンジンの始動ができることを示している。な
お、1回スパークしてエンジンが始動すればエンジンの
回転数は即上昇するので、充分なるコンデンサ充電電圧
が得られることになる。
第6図に示すものは本発明の他の実施例であり、電源
にバッテリ21とDC−DCコンバータ22とを用いた回路であ
る。この回路においても本発明に係る部分は第1図と全
く同様であるので、説明は省略する。第7図は第6図の
回路に本発明の電圧検出回路20を設けない場合におい
て、始動時にスターターモータに大電流が流れることに
よりバッテリ21の発生電圧が低くなってスパークしない
状態を示し、第8図は本発明による電圧検出回路20によ
って、このようなときでもスパークが行なわれるところ
を示している。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したように構成したものであるか
ら、電源電圧が低いときにはコンデンサの放電を停止
し、充分にチャージアップしてから放電するように制御
することができる。したがって始動性が著しく向上す
る。またこのための回路としては、僅かな数の電子部品
を追加するのみでよいので、設置スペース、重量、コス
トの増加をきわめて少なくおさえて目的を達するという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は従来例の
回路図、第3図ないし第5図は第1図および第2図のも
のの作動を説明するためのグラフ、第6図は本発明の他
の実施例の回路図、第7図および第8図は第6図のもの
の作動を説明するためのグラフである。 1…発電機 5…コンデンサ充電コイル 8…コンデンサ 9…イグニッションコイル 10…1次コイル 11…2次コイル 12…点火プラグ 13…サイリスタ 20…電圧検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源の電圧をコンデンサに充電し、該充電
    された電圧をスイッチング素子により所定タイミングで
    一瞬に放電させ、該放電によって、前記コンデンサに1
    次コイルを接続したイグニッションコイルの2次コイル
    に高電圧を誘起させるようにした内燃機関の点火装置に
    おいて、前記コンデンサの電圧が所定値に達したことを
    検出する電圧検出回路を設け、該電圧検出回路が所定電
    圧以上を検出している期間のみ、点火を開始すべく前記
    スイッチング素子のオンを許可するよう構成したことを
    特徴とする内燃機関の点火装置。
JP63154330A 1988-06-22 1988-06-22 内燃機関の点火装置 Expired - Lifetime JP2623706B2 (ja)

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JPH025759A JPH025759A (ja) 1990-01-10
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JPS63182279U (ja) * 1987-05-18 1988-11-24

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