JP2622698B2 - カード式パチンコ機システム - Google Patents

カード式パチンコ機システム

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JP2622698B2 JP29125987A JP29125987A JP2622698B2 JP 2622698 B2 JP2622698 B2 JP 2622698B2 JP 29125987 A JP29125987 A JP 29125987A JP 29125987 A JP29125987 A JP 29125987A JP 2622698 B2 JP2622698 B2 JP 2622698B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は客と店との取引媒体にカードが使用されたパ
チンコシステムの改良に関する。
(従来の技術) 従来、客と店との取引媒体にパチンコ球自体を使用し
ていたが、パチンコ球の代りに磁気カードを用いるもの
が種々開発されている(特開昭60−139273号公報参
照)。このため、遊技者はパチンコ機間の移動時、賞品
球の景品交換時にパチンコ球を直接取扱う必要がない。
また、パチンコ機の保守が容易になった。
このパンチコ機は所定数のパチンコ球が内部に封入さ
れており、必要に応じてパチンコ球がパチンコ機に補給
される。一方、前記磁気カードの書込み部には、遊技に
使用するために金額に応じて貸し出されたパチンコ球
(以下、『貸出球』という)数、貸出金額、および不正
防止用のID符号(ID−Indentification)の各データ
が、球貸し器に相当するカード発行機によって書込まれ
ている。
この磁気カードをパチンコ球の代りに客に発行貸出す
一方、パチンコ機はこの磁気カードの各データを読込
み、ID符号をチェックして不都合が無ければ遊技動作を
可能にする。
遊技時には、まず、遊技者はパチンコ機を操作して所
望金額に相当する数の貸出球をパチンコ機から借りだ
す。このときパチンコ機は磁気カードの貸出金額から、
当該遊技のための貸出金額を減算し、その残数を新たな
貸出金額として金額球数などを表示部に表示し、音声で
も表わす。また、遊技中に打球された貸出球が入賞して
賞品球が払い出されたとき、パチンコ機はこの賞品級数
を磁気カードに書込む。
そして遊技終了後、最終的な貸出金額と貸出球数とが
書込まれた磁気カードは、カード精算機によって精算さ
れるが、精算時には当該磁気カードのID符号が公正な場
合のみ取引がなされる。
従来、パチンコ機およびカード精算機は独立してお
り、各機器間における相互のデータ交換はされていなか
った。例えば、遊技者が食事などのために遊技を中断す
る場合には、各パチンコ機に内蔵された遊技中断用のタ
イマを作動させて、当該磁気カードと異る他の磁気カー
ドによる当該パチンコ機の遊技を所定時間だけ無効にし
ていた。また、前記ID符号、単位金額当りの貸出球数の
各データは、パチンコ機およびカード精算機の各機器に
それぞれ格納されていた。
さらに、これらの各機器にはその動作状態を検出する
ための演算処理装置を接続し、パチンコ機に供給される
パチンコ球数およびパチンコ機から回収されるパチンコ
球数のデータに所定の処理を施していた。
(発明が解決しようとする問題点) このように、パチンコ機およびカード精算機は独立し
ているので、相互の情報交換ができなかった。このた
め、前記ID符号、単位金額当りの貸出金額等のデータ、
およびパチンコ機の1入賞球当りに払出す賞品球数を変
更するときには、全ての各機器についてそれぞれ前記変
更処理を施さなければならず、作業能率が極めて悪い。
また、同様に遊技中断用の前記タイマを作動させてい
るときに当該磁気カードを全て精算した場合および当該
磁気カードを当該パチンコ機とは異る他のパチンコ機の
遊技に使用したときには、前記精算とパチンコ機の移動
との情報は他の機器に入力されない。これにより、前記
タイマ作動中のパチンコ機は、当該磁気カード以外の磁
気カードで遊技できないので、ひとりの遊技者が一枚の
磁気カードによって複数のパチンコ機を占有するという
問題が生じていた。
そのため、前記パチンコ機およびカード精算機の各情
報が交換可能な演算処理装置を設けたカード式パチンコ
機システムを提供するためのものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するために、 少なくとも遊技用パチンコ球の貸出金額と真正を確認
するためのID符号と貸出球数との各データを書込むため
の書込む部7を設けた磁気カード2と、 磁気カード2を着脱可能に設け、磁気カード2の書込
み部7に書き込まれている各データを読込み機能と、書
込み部7の前記ID符号が真正であるときに遊技動作可能
になり当該磁気カード2による遊技の進行に応じて、前
記貸出球数および貸出金額の各データを書込み部7に書
込む機能と、パチンコ遊技を中断するための中断信号が
入力されたときに当該磁気カード2とは異る磁気カード
2による遊技を所定時間禁止する機能とを有するパチン
コ機5と、 磁気カード2の前記ID符号が一致したときに取引可能
になり、前記貸出金額および貸出球数の一部または全部
を精算する機能と該精算に応じて前記貸出球数および貸
出金額の各データを書込み部7に書込み機能とを有する
カード精算機6と、 パチンコ機5およびカード精算機6に情報交換する機
能と前記中断信号がパチンコ機5に入力されている間に
該パチンコ機5に使用されていた書込み部7に書き込ま
れている貸出球数のデータの全てが精算されたとき、お
よび、パチンコ機5のいずれかに使用されていた磁気カ
ード2が該パチンコ機5とは異るパチンコ機5の遊技に
使用されたときに前記中断信号の発生を停止する機能と
を有する演算処理装置4と、からなる構成を備えてい
る。
(作用) 本発明は上記のように構成したので、磁気カード2を
パチンコ機5に装着すると、書込み部7に書き込まれて
いるID符号が真正であるときにのみ遊技動作可能にな
り、遊技の進行に応じて増減する貸出球数はパチンコ機
5から書込み部7に書き込まれる。
また遊技は、中断信号がパチンコ機5に入力されてい
るときに中断され、この中断状態は、中断信号がパチン
コ機5に入力されている間に該パチンコ機5に使用され
ていた書込み部7に書き込まれている貸出球数のデータ
の全てが精算されたとき、および、パチンコ機5のいず
れかに使用されていた磁気カード2が、そのパチンコ機
5とは異るパチンコ機5の遊技に使用されたとき、パチ
ンコ機5への中断信号の発生停止によって終了する。
さらに演算処理装置4はパチンコ機5およびカード精
算機6との情報交換機能により、任意の情報をパチンコ
機5およびカード精算機6に入力することができる。
(実施例) 以下に、本発明の一実施例を図面に基いて詳細に説明
する。
第1図において、1はカード式パチンコ機システム
で、パチンコ球の代りに第2図に示す磁気カード2を使
用(貸出)し、この磁気カード2を客と店との取引媒体
に使用するものである。カード式パチンコ機システム1
は磁気カード2を発行するためのカード発行機3と、複
数のパチンコ機5と、破線で示す演算処理装置4と、磁
気カード2を精算するためのカード精算機6とを主構成
としている。そして、この演算処理装置4、カード発行
機3、パチンコ機5およびカード精算機6とは交信可能
に接続されている。また、パチンコ機5とカード発行機
3とカード精算機6とには磁気カード2の情報を書込
み、かつ読込む機能を有している。
磁気カード2は極薄の紙または樹脂からなり、磁気ス
トライプの書込み部7が設けて(第2図参照)あり、回
収された磁気カード2は再利用される。この書込み部7
は主に、カード発行機3に投入された貸出金額、磁気カ
ード2の使用回数、パチンコ球数および磁気カード2の
真正を確認して不正行為を防止するためのID符号の各デ
ータを書込むためのものである。
また、書込み部7には必要に応じて、磁気カード2の
シリアル番号、発行日、発行時刻、当該磁気カード2を
発行したカード発行機3の機番などのデータを書込むこ
とができる。なお、パチンコ球数とは遊技の際の賞品球
数と、所望金額が単位金額当りの貸出球数(後述)に応
じ変換された貸出球数とを合せたものである。ただし、
貸出球数は貸出金額に変換されることはない。また、使
用回数とはパチンコ機5およびカード精算機6に磁気カ
ード2を投入した回数である。
第3図ないし第6図は磁気カード2を発行するカード
発行機3を示すもので、正面(第3図参照)には上方か
ら下方にかけて、販売ランプ8、終了ランプ9、金額表
示部10、紙幣挿入口11、硬貨投入口12、販売選択スイッ
チ(ランプ内臓)13、紙幣および硬貨の返却スイッチ1
4、15紙幣および硬貨の返却口16、磁気カード2の取出
口17が設けてある。
第4図に示す18はカード発行機3の内部に設けられた
硬貨識別機、19は同背面に設けられた硬貨収容部であ
る。20はカード発行機3の下方に配置された発行部であ
り、第5図に示すように、カード収納器21、搬送位置検
出用のセンサ22、搬送ローラ23、無端の搬送ベルト24、
搬送モータ25、26リードおよびライト用のヘッド27、磁
気カード2のリードライト位置検出用のセンサ28、廃棄
カードの収容器29、磁気カード2の取出口17における取
出位置を検出するためのセンサ30を備えている。カード
収納器21には素材用の未使用の磁気カード2および再使
用するための磁気カード2を多数枚積み重ねた状態で収
納してある。そして、カード収納器21下方には磁気カー
ド2をカード収納器21の下方から1枚づつ引き出すため
に、搬送モータ25の回転軸と搬送ローラ23との間に搬送
ベルト24aを掛渡して設けてある。なお、搬送モータ25
の回転軸は、図中、反時計方向に回転する。
搬送モータ26の回転軸は双方向に回転し、搬送モータ
26の回転軸と搬送ローラ23との間には無端の搬送ベルト
24bが掛渡され、搬送ベルト24bは搬送ベルト24aより低
い位置に配設され、段差を設けている。29は搬送ベルト
24a、搬送ベルト24b間に配置した不良な磁気カード2の
収容器である。
カード発行機3の制御部は、第6図に示すようにMPU3
1、ROM32およびRAM33は、バスライン、インターフェイ
スを介してカード発行機3の各部と、演算処理装置4と
に接続されている。ROM32にはMPU31を働かせるためのプ
ログラムが格納されている。RAM33は種々のデータの一
時保存するためのものである。
34はDA変換器(デジタル−アナログレベル変換器)
で、MPU31とヘッド27との間にインターフェイスととも
に設けられ、両者27、32間でなされる信号送受の整合を
図っている。DA変換器34には搬送モータ26の回転速度に
比例したパルスを出力するためのタイミング信号発生器
35の出力が入力され、磁気カード2の搬送速度に適した
データの読込み書込みが行われる。
36は搬送モータ26の回転方向を切替えるための回路で
ある。
センサ28とセンサ30とは、MPU31のバスラインに夫々
インターフェイスを介して接続されており、センサ28は
磁気カード2をヘッド27によって読込み書込むときの位
置出しを、そしてセンサ30は磁気カード2を取出口17に
排出するときに位置出しを行うためのものである。
37は硬貨識別機18に設けられた硬貨返却ソレノイド
で、投入された硬貨を返却口16に落下させるためのもの
である。
38はカード収納器21の磁気カード2の供給が終了した
ことを検出するためのカード終了スイッチである。
39は紙幣識別機で、紙幣挿入口から挿入された紙幣の
金額と真偽とを識別し、その紙幣に不都合が有る場合に
は紙幣挿入口から返却するためのものである。
このように構成したカード発行機3の動作を以下に説
明する(第7図参照)。
まず、電源を投入するとMPU31はROMのプログラムを読
み取ったのち、各センサ22、28、30とカード終了スイッ
チ38とからの信号を読み取る。そして、磁気カード2が
取出口17および搬送ベルト上にないことと、カード収納
器21に磁気カード2が収納されていることとを確認した
のち、販売ランプを点灯させる。また、このとき磁気カ
ード2がカード収納器21に収納されていないときには終
了ランプを点灯させる。
ついで、MPU31は金額表示器の表示を零にさせ、遊技
者が貨幣を紙幣または硬貨の投入口に投入したのち(s1
00)、紙幣識別機または硬貨識別機を作動させる。そし
て、MPU31はその金額を読み取り金額表示器に表示する
とともに、この貨幣は図示を省略した収納部に収納され
る。
つぎに、販売選択スイッチがオンされると(s101)、
MPU31はオンされた販売選択スイッチに相当する金額を
演算し、その金額をRAMに読込むと同時に、紙幣識別機
および硬貨識別機への新たな貨幣の投入を禁止する。
このとき、貨幣識別機および硬貨識別機は投入された
貨幣が取扱い不能である場合には、MPU31は紙幣識別機
または硬貨ソレノイドを作動させてこの貨幣を返却口16
に返却させる(s102)。また、貨幣が投入されたのち前
記収納部に収納される前に返却スイッチをオンした場合
には、上記同様にその貨幣を返却口16に返却させる。
そして、MPU31は搬送モータ25、26の回転軸を共に図
中反時計方向に回転作動させると、素材用の磁気カード
2が搬送ベルト24aによりカード収納器21から1枚引き
出され、この磁気カード2は搬送ベルト24bまで導かれ
る(s103)。しかるのち、磁気カード2は搬送ベルト24
bによってセンサ28に検知され、センサ28はこの検知信
号をMPU31に入力する(s104)。
しかるのち、MPU31は搬送モータ25、26を共に停止さ
せたのち、ヘッド27から磁気カード2の書込み部7の使
用回数を読込み、この使用回数と予め演算処理装置4に
設定され、カード発行機3に入力された使用限度回数
(後述)とを比較する。そして、当該磁気カード2の使
用回数が、使用限度回数より小さい場合および当該磁気
カード2にデータが何も書込まれていない、すなわち未
使用の磁気カード2である場合には、MPU31は当該磁気
カード2を発行(貸出)可能であることを判定する。さ
らに、当該磁気カード2が再使用のものであるときに
は、ID符号を読込んで、予め演算処理装置4に設定さ
れ、カード発行機3に入力(後述)された照合符号によ
って、その真正を確認(s105)したのち、良好なものの
み発行可能であると判定する。
他方、ID符号が良好ではないものと、ID符号は良好で
あるが当該磁気カード2の使用回数が使用限度回数に達
している場合、MPU31は当該磁気カード2を発行不能と
判定する(s105)。そして、搬送モータ26の回転軸を図
中時計方向に回転させる。これにより、磁気カード2は
搬送ベルト24bにより搬送ベルト24a側に移動され、やが
て磁気カード2は両搬送ベルト24a、24b間の段差によっ
て収容器29に落下収容される(s106)。
つぎに、カード発行機3は発行可能と判定された磁気
カード2に、ヘッド27によって前記使用回数、ID符号、
および貸出金額の各データを(所望により貸出球数のデ
ータとともに)書込む(s107)。そして、カード発行機
3はこの書込み内容が正しく書込まれたか否かを判定し
たのち(s108)、正しい場合には書込み部7に書込まれ
た内容を演算処理装置4に入力登録する(s109)。この
書込み内容が正しくない場合には、書込み部7に再度の
書込みを行う。
しかるのち、カード発行機3はつり銭が有るか否かを
演算し(s110)、つり銭が有る場合にはつり銭を排出し
て(s111)、そののちカード発行機3はMPU31によって
モータ26を操作して、搬送ベルト24bを取出口17の方に
移動させることにより、磁気カード2はセンサ30の方に
導かれる。そして、センサ30は磁気カード2の検知信号
をMPU31に入力すると、MPU31は磁気カード2を取出口17
の所定位置に払い出された状態になるようにモータ26を
停止させる(s112)。
なお、再使用された磁気カード2に各データを書込む
には、まず、この磁気カード2の旧データを消去する代
りに零を書込み、しかるのち所定のデータを書込むよう
にしている。
第8図ないし第12図はパチンコ機5を示すもので、第
8図に示す40はフレーム、41は遊技盤である。パチンコ
機5には遊技盤41内にパチンコ球を導く誘導レール42が
設けてあり、パチンコ球は、第9図に示す、直進ソレノ
イド43によって遊技盤41に発射される。直進ソレノイド
43はハンドル50を操作することによって作動する。ま
た、遊技盤41には複数のセーフ孔44と、アウト孔45とが
設けられている。また遊技盤41の裏側には、セーフ球ケ
ース46とアウト球ケース47とが形成されており、全ての
セーフ孔44の出口はセーフ球ケース46内に臨んでおり、
アウト孔45の出口はアウト球ケース47に臨んでいる。48
はセース球ケース46から導出されたセーフ球通路、49は
アウト球ケース47導出されたアウト球通路であり、セー
フ球およびアウト球は必ずこれらの両通路48、49を別々
に通過しうるようになっている。
50は発射レールであり、この発射レール50の上端部と
誘導レール42の下端部とは、ファウル球逃がし部51を形
成しており、ファウル球逃がし部51にはファウル球通路
52が連結されている。53は待機球用樋、54は打球循環通
路で、セーフ球通路48、アウト球通路49およびファウル
球通路52の出口は、全て打球循環通路54に連結されてい
る。そして、打球循環通路54の下端部はこれらのパチン
コ球の出口になり、この下端部は待機球用樋53の上端部
に連結されている。これにより、セーフ球、アウト球お
よびファウル球の全てのパチンコ球は待機球用樋53に集
合し、下端部に流下する。
待機球用樋53の下端部は発射レール50の下端近傍部に
臨み、かつ待機球用樋53の下端部には軸55を中心に回動
駆動する球送りレバー56の球送り部57が臨んでいる。球
送りレバーは待機球用樋53内のパチンコ球を1つづつ発
射レール50に順次送り込むもので、直進ソレノイド43に
同期するように制御されている。直進ソレノイド43の作
動部先端には打球槌58が取付けられている。これによ
り、待機球用樋53から順次送り込まれるパチンコ球は、
打球槌58に叩かれたのち、発射レール50、誘導レール42
を経て遊技盤41内に打ち込まれる。59は、待機球用樋53
から発射レール50への入口である。
60、61は待機球用樋53内のパチンコ球を抜き取るため
の球抜レバーで、外部からの操作はできないようにして
ある。
セーフ球通路48、ファウル球通路52および発射レール
50の下端には各通路48、49、50内を通過するパチンコ球
を検知するための球センサ62、62、62が配設され、各球
センサ62、62、62の検知信号は後述のMPU84に入力され
る。
パチンコ機5の(第8図参照)上方左側には打止めを
表示するための打止めランプ63、同右側にはパチンコ機
5の遊技の中断を表示するための中断表示ランプ64が設
けてある。遊技盤41の上方右側には打球されたパチンコ
球が入賞したこと、または賞品球の払出を表示するため
の入賞表示ランプ65が設けてある。
フレーム40に扉のように開閉可能に取付けられた窓枠
66の遊技盤41を被り窓部67の下方部には、LCD、LEDなど
の表示素子からなる表示部68が設けてある。この表示部
68は、後述のカード処理装置70が読込んだ情報、演算処
理装置4およびパチンコ機5の各種処理内容、遊技場か
らの告知などを表示するためのものである。また、表示
部68は遊技者が表示内容を見易いように傾斜を設けて取
付けてあり、LCDを使用する場合にはバックライトを内
蔵しうるようにしてある。
これらの表示は音声合成などにより遊技者に告知して
も良いし、表示素子と音声表示とを同時に使用してもよ
い。71は待機球用樋53内のパチンコ球を目視する窓、72
は待機球用樋53内のパチンコ球取出し用の取出孔、73は
効果音などを発生するスピーカ、74は灰皿である。
カード処理装置70は正面に磁気カード2の投入口69、
磁気カード2に格納された貸出金額を貸出球数に変換す
る変換スイッチ75、遊戯を終了する終了スイッチ76、遊
技中を所定時間中断する中断スイッチ77を設けている。
カード処理装置70の内部には、第11図に示すように双方
向に回転するモータ78と、搬送ベルト79とによって回転
駆動する搬送ローラ80と、書込み読込み可能なヘッド81
と、磁気カード2の書込み読込みおよび投入取出用の位
置出し用センサ82と、磁気カード2に書込まれた貸出金
額および貸出球数がともに零になった磁気カード2を収
容するためのカード収納器83とが設けてある。
第12図はパチンコ機5の制御部を含回路構成を示して
おり、パチンコ機5の各部はインターフェイスを介し、
MPU84のバスラインに接続されている。そして、このバ
スラインはインターフェイスを介して演算処理装置4に
接続されている。
85はMPU84を働かせるプログラムを格納したROM、86は
各種データを一時格納するためのRAMである。
ヘッド81はDA変換器87に接続されており、このDA変換
器87にはモータ78の回転速度に比例したパルスを出力す
るタイミング信号発生器88の出力信号が入力されてい
る。これにより、ヘッド81は磁気カード2の搬送速度に
応じて各種データを書込み読み取ることができる。
89はモータ78の回転方向を切り替えるための回路であ
る。
MPU84は演算処理装置4からのデータおよび各パチン
コ機5各部からのデータをRAM86に格納し、これらのデ
ータは以下のように処理される。後述の照合符号設定手
段91に設定された照合符号は磁気カード2から読込んだ
ID符号とを比較するためのものである。これらの両符号
が一致したときには当該磁気カード2は公正なものと判
定され、一致しないときには不正なものと判定される。
これにより、磁気カード2の真正が確認されることにな
る。
後述の賞品球数設定手段93に設定された1入賞球当り
に払出す賞品球数は、所定の入賞条件に応じ賞品球数を
設定するためのものである。
後述の金額球数設定手段95に設定されたレート(単位
金額当りの貸球数)は、遊技者の所望により磁気カード
2の貸出金額をパチンコ球に交換する(貸し出す)ため
のものである。
また、図中77に示した中断スイッチ77は閉じることに
よって演算処理装置4に中断信号を発生させるための信
号を入力し、後述の中断信号発生手段97に予め設定した
条件に応じて中断信号をMPU84にフィードバックさせる
ものである。
ついで、このように構成したパチンコ機5の動作を、
第13図および第14図に基いて以下に説明する。
まず、カード発行機3に発行された磁気カード2が投
入口69に投入されると(s200)、センサ82が磁気カード
2の投入を検知してこの検知信号をMPU84に入力する。
つぎに、MPU84はモータ78の回転軸を図中反時計方向に
回転させ磁気カード2を、書込み読込み可能位置まで搬
送する(s201)。
ついで、ヘッド81は磁気カード2の書込み部7の当該
磁気カード2が有する固有データを読み取り(s202)、
読み取られたデータはつぎにMPU84に入力される。そし
て、MPU84はID符号をRAM86に入力して、磁気データ2の
真正をチェックする(s203)。
この真正チェックにより当該磁気カード2が不正なも
のであると判定された場合、MPU84はその旨をアラー
ム、ランプなどで表示したのち(s208)、モータ78の回
転軸を図中時計方向に回転させて当該磁気カード2を投
入口69から遊技者に返却するとともに遊技を不能にし、
かつ当該磁気カード2が不正なものである旨を演算処理
装置4に入力する(s209)。
他方、当該磁気カード2が公正なものであると判定さ
れた場合、MPU84は当該磁気カード2の使用回数をRAM87
に一時格納したのち、後述の使用限度回数と比較する
(s204)。そして、当該磁気カード2の使用回数が使用
限度回数に達しているときには使用不能であると判定
し、表示部68にその旨を表示しカウンタなどで同一内容
のコピーカードを作製する機能を有している。
また、当該磁気カード2の使用回数が使用限度回数に
達していないときには使用可能であると判定し、しかる
のちMPU84は当該使用回数に「1」を加算して(s20
5)、当該磁気カード2にこの数値を新たな使用回数と
して書込むとともに、当該磁気カード2の各データを演
算処理装置4に入力格納させる(s206)。
ついで、MPU84は当該磁気カード2の各データと演算
処理装置4に格納したものとが一致したときに、パチン
コ機5の遊技動作を可能にし(s207)、貸出球数が零か
否かを判別する(s210)。また、両者が一致しないと
き、MPU84は前記(s208)を実行する。
しかるのち、MPU84は当該磁気カード2の貸出球数が
零であるとき、その旨を表示器68に表示するとともに、
貸出金額表示とパチンコ球に変換するか否かの表示とを
する(s211)。このとき、MPU84は直進ソレノイド43を
打球不能状態にしている。
そして、遊技者が当該磁気カード2の貸出金額をパチ
ンコ球に変換するときには、変換スイッチ75を閉じるこ
とによりMPU84に信号を入力する。これにより、MPU84は
変換スイッチ75を閉じる度に、当該貸出金額から前記所
定の単位金額づつ減算し、同時に減算した金額を前記レ
ートに基いて貸出球数を演算する(s212)。そして、MP
U84に演算処理装置4に前記減算した金額に応じた貸出
球数と、新たな貸出金額であるこの減算された後の貸出
金額(残額)とを演算処理装置4に入力し(s213)かつ
直進ソレノイド43を打球可能にする。
他方、遊技者が当該磁気カード2の貸出金額をパチン
コ球に変換しないとき、MPU84は終了スイッチ76を閉じ
たか否かを検知し(s214)終了スイッチ76が開いている
とき、MPU84は前記(s211)を実行する。そして、終了
スイッチ76が閉られているとき、MPU84は前記(s206)
でRAM86に読込んだ当該磁気カード2の各データを、新
たなデータとして、当該磁気カード2の書込み部7に書
込む(s215)。そして、MPU84は前記(s207)と同様
に、この書込み内容を確認する(s216)。
つぎに、MPU84は当該磁気カード2のデータを演算処
理装置4に入力したのち(s217)、モータ79の回転軸を
図中時計方向に回転させ、磁気カード2を遊技者に返却
する。
このとき、当該磁気カード2のデータをプリンタでプ
リントアウトしても良い。
ところで、前記(s210)で、当該磁気カード2の貸出
球数が零ではないとき、MPU84は直進ソレノイド43を打
球可能状態にする(第14図参照…s219)とともに、遊技
を可能にする(s220)。そして、MPU84は演算処理装置
4に遊技動作開始を表わす信号を入力し、MPU84は遊技
中の発射球を『−1』、賞品球を『+N』(後述)、フ
ァウル球を『+1』に夫々演算し、この演算結果を新た
な貸出球数としてRAM86に書込むとともに、演算処理装
置4に入力して賞品球数(出玉数)を管理し、演算処理
装置4はこの球数が所定数に達したときには当該パチン
コ機5に打止処理を施す。
つぎに、MPU84は中断スイッチ77が閉じているか否か
を検出したのち、中断スイッチ75が開いているとき(s2
36)、MPU84は前記新たな貸出球数を各打球毎に検出す
る(s221)。この貸出球数が零になったとき、MPU84は
直進ソレノイド43を打球不能状態にして(s222)、当該
磁気カード2の貸出金額が零か否かを検出する(s22
3)。そして、貸出金額が零であるとき、MPU84はその旨
を演算処理装置4に入力したのち(s224)、MPU84はモ
ータの回転軸を図中反時計方向に回転させて、磁気カー
ド2をカード収納器87に落下回収し(s225)、これらの
回収された磁気カード2をカード発行機3のカード収納
器21に収納(再使用)する。
他方、当該磁気カード2の貸出金額が零ではないと
き、遊技者が変換スイッチ75を閉じたか否かを検出し
(s226)、MPU84は変換スイッチ75を閉じる度に、当該
貸出金額から前記所定の単位金額づつ減算し、同時に減
算した金額を前記レートに基いて貸出球数を演算する
(s227)。
そして、MPU84はこの減算された後の貸出金額(残
額)を新たな貸出金額として表示部68に表示するととも
に演算処理装置4にこの新たな貸出金額と減算した金額
に応じて貸出球数を入力し(s228)、同時に直進ソレノ
イド43を打球可能状態にする。
また、MPU84は変換スイッチ75が開いているときに終
了スイッチ76が閉じているか否かを検出し(s229)、終
了スイッチ76が開いているときには(s226)を実行す
る。
他方、MPU84は終了スイッチ76が閉じているときに、
前記(s206)でRAM86に読込んだ当該磁気カード2の各
データを新たなデータとして当該磁気カード2の書込み
部7に書込む(s230)。そして、MPU84は前記(s207)
と同様にこの書込み内容を確認する(s231)。
つぎに、MPU84は当該磁気カード2のデータを演算処
理装置4に入力したのち(s232)、モータ79の回転軸を
図中時計方向に回転させ、磁気カード2を遊技者に返却
する(s233)。
前記(s221)において、当該磁気カード2の貸出球数
が零ではないとき、MPU84はこの貸出球数と予め設定さ
れた打止め数とが一致したか否かを検出する(s234)。
そして、この貸出球数と打止め数とが一致した場合、MP
U84は直進ソレノイド43を打球不能状態にして遊技を停
止させたのち(s235)、前記(s230)を実行する。
また、この貸出球数が打止め数に一致しない場合、MP
U84は終了スイッチ76が閉じているか否かを検出する(s
234′)。そして、終了スイッチ76が開いているとき、M
PU84は前記(s220)を実行する。他方、終了スイッチ76
が閉じているとき、MPU84は前記(s235)を実行する。
前記(s236)で、中断スイッチ77が閉じているとき、
MPU84は演算処理装置4に中断信号を発生させるための
信号を入力したのち、磁気カード2を投入口68に戻し演
算処理装置4は中断信号発生手段97に中断信号を発生さ
せ、演算処理装置4に内蔵したタイマ(図示省略)をス
タートさせる。(s237)そして、この中断信号をMPU84
に入力すると、MPU84はこのタイマが作動している間、
当該磁気カード2以外の磁気カード2による遊技を禁止
する。同時に、MPU84はその旨を前記タイマの残り時間
とともに表示部68に表示する。
しかるのち、MPU84は中断信号が発生しているか否か
を常時検出する(s238)。そして、前記タイマがタイム
アップしたとき、MPU84は演算処理装置4に中断信号の
発生を停止させる信号を入力したのち、演算処理装置4
は中断信号発生手段97に中断信号発生を停止させる。こ
れにより、MPU84は当該遊技に使用されていた磁気カー
ド以外の磁気カード2による遊技の禁止を解除したのち
に(s239)、MPU84はパチンコ機5の各部を初期の状態
に復帰させる(s240)。これにより、当該パチンコ機5
は当該磁気カード2以外の磁気カード2の遊技が可能に
なる。
他方、前記タイマが作動している間、MPU84は当該磁
気カード2が当該パチンコ機5に投入されたか否かを検
出する(s241)。そして、当該磁気カード2が投入され
ているとき、演算処理装置4は中断信号発生手段97に中
断信号の発生を停止させる。これにより、MPU84は前記
タイマをリセットしたのち(s242)、遊技を再開させる
(s243)。また、当該磁気カード2が投入されていない
とき、演算処理装置4は当該磁気カード2が当該パチン
コ機5以外のパチンコ機5に投入された否かを、各パチ
ンコ機5から磁気カード2投入時のID符号を表わす信号
によって検出する(s244)。
しかるのち、演算処理装置4は当該磁気カード2が当
該パチンコ機5以外に投入されていないとき、前記(s2
38)を実行する。そして、当該磁気カード2が当該パチ
ンコ機5以外に投入されているとき、演算処理装置4は
中断信号発生手段97に中断信号の発生を停止させ、同時
に前記タイマをリセットする(s245)。そして、MPU84
は当該遊技に使用されていた磁気カード2以外の磁気カ
ード2による遊技の禁止を解除し(s246)、ついでMPU8
4はパチンコ機5の各部を初期状態に復帰させるので(s
247)、当該パチンコ機5は当該磁気カード2以外の磁
気カード2の遊技を可能にする。さらに、中断信号が発
生している間に当該磁気カード2の貸出金額および貸出
球数の全てがカード精算機6によって精算された場合、
カード精算機6は演算処理装置4に当該磁気カード2に
よる中断信号の発生を停止させるための信号を入力す
る。これにより演算処理装置4は中断信号発生手段97に
中断信号の発生を停止させるとともに、前記(s245)な
いし(s247)を実行するので、当該パチンコ機5は当該
磁気カード2以外の磁気カード2の遊技が可能になる。
さらに、磁気カード2の返却時にはパチンコ機5本体
にプリンタ129を設けて書込み内容を排出口130からプリ
ントアウトしても良い。なお、132は中断信号の発生を
表わす中断信号発生ランプである。
第15図および第16図はカード精算機6を示すもので、
このカード精算機6は磁気カード2の真正がID符号によ
って確認されたときに、当該磁気カード2に書込まれた
前記各データの精算取引が可能になるものである。
カード精算機6の正面には、図中の中央部に配置され
た投入口98と、同機6の上部に配置されている投入口98
から投入された磁気カード2の貸出金額を表示するため
の貸出金額表示器99と、同貸出球数を表示するための貸
出球数表示器100とが設けられている。そして、投入さ
れた磁気カード2のID符号と照合符号とが一致したとき
には一致表示ランプ101によって点灯表示され、投入さ
れた磁気カード2の真正が確認されなかったときには、
エラー表示ランプ102によって点灯表示される。
また、信号線でカード精算機6に接続されたバーコー
ドリーダ103と、図中の中央部下方に設けられたキース
イッチ104とは、磁気カード2の貸出球数を景品に交換
するときなどに用いるもので、景品に張付されたバーコ
ードのデータを読込み、景品の数量を適宜四則演算して
精算する。なお、キースイッチ104は四則演算のみにも
使用でき演算内容は貸出金額表示器99または貸出球数表
示器100に表示される。
さらに、同図中の下方には磁気カード2の貸出金額の
みを精算するための残金払出スイッチ105、磁気カード
2の貸出球数のみを精算するための景品交換スイッチ10
6、磁気カード2の貸出球数が少ないときに当該磁気カ
ード2の貸出金額を貸出球数に変換して景品交換または
貸出球数データに書き替えるための換球スイッチ107お
よび磁気カード2の貸出球数の一部を精算するための再
発行スイッチ108が配置されている。同右方には硬貨払
出口109、紙幣払出口110が設けられている。
カード精算機6の内部には第16図に示すように、投入
を検出するためのセンサ111、投入された磁気カード2
を取り込むためのモータ112およびローラ113、磁気カー
ド2の各データを読込みかつ書込むヘッド114、および
ヘッド114の読み込み書込み位置を検出するためのセン
サ115が設けられている。116は精算後に回収された磁気
カード2の収納器である。
第17図はカード精算機6の制御部を含む回路構成を示
すもので、上記カード精算機6の各部はインターフェイ
スを介してMPU117のバスラインに接続されている。
118はMPU117のプログラムが格納されたROM、119はデ
ータを一時格納するためのRAM、120はDA変換器でヘッド
114はDA変換器120に接続されており、このDA変換器120
にはモータ112の回転速度に比例したパルスを出力する
タイミング信号発生器121の出力信号が入力されてい
る。これにより、ヘッド114は磁気カード2の搬送速度
に応じて各種データを書込み読み取ることができる。12
2はモータの回転方向を変えるための制御回路、123は釣
銭払出機でインターフェイスを介してMPU117のバスライ
ンに接続されている。
つぎに、カード精算機6の動作を第18図に基いて以下
に説明する。
まず、カード発行機3に発行された磁気カード2が投
入口98に投入されると(s300)、センサ111が磁気カー
ド2の投入を検知してこの検知信号をMPU117に入力す
る。つぎに、MPU117はモータ112の回転軸を図中反時計
方向に回転させ磁気カード2を、書込み読込み可能位置
まで搬送する(s301)。
ついで、ヘッド113は磁気カード2の書込み部7のデ
ータ(s302)、読み取られたデータはつぎにMPU117に入
力される。そして、MPU117はID符号と演算処理装置4か
ら入力されRAM119格納した照合符号とを比較して、当該
磁気カード2の真正をチェックする(s303)。
この真正チェックにより当該磁気カード2が不正なも
のであると判定された場合、MPU117はその旨をアラー
ム、ランプなどで表示したのち(s304)、モータ112の
回転軸を図中時計方向に回転させて当該磁気カード2を
投入口98から遊技者に返却する(s305)。
他方、当該磁気カード2が公正なものであると判定さ
れた場合、MPU117は当該磁気カード2のデータを演算処
理装置4に入力し(s306)、演算処理装置4はこの入力
データと、当該磁気カード2が使用されたパチンコ機5
のデータとを比較する(s307)。そして、両データが一
致しないとき、MPU117はこの磁気カード2を不正なもの
と判定して、前記(s304)を実行する。
他方、両データが一致したとき、MPU117は当該磁気カ
ード2の貸出球数が零であるか否かを判定したのち(s3
08)、貸出球数が零でないことが確認されたときMPU117
は景品交換スイッチ106が閉じているか否かを判定し(s
309)、そして景品交換スイッチ106が閉じているときバ
ーコードリーダ103とキースイッチ104とによって景品交
換がなされる(s310)。
また、この景品交換後、前記(s308)で当該磁気カー
ド2の貸出球数が零であるとき、および(s309)景品交
換スイッチ106が閉じているときにMPU117は当該磁気カ
ード2の貸出金額が零であるか否かを判定し(s311)、
この貸出金額が零であるとき、貸出球数が零か否かを判
定して(s312)、貸出球数が零であるとき貸出金額と貸
出球数とが零であることを演算処理装置4に入力したの
ち(s313)、当該磁気カード2の使用回数をRAM119に一
時格納し、かつ後述の使用限度回数と比較する(s31
4)。
そして、当該磁気カード2の使用回数が使用限度回数
に達しているときには使用不能であると判定し、MPU117
はモータ112の回転軸を図中反時計方向に回転させて磁
気カード2をカード収納機119に落下廃棄する(s31
5)。そして、MPU117は演算処理装置4に廃棄したこと
を表わす信号を入力する。また、この使用回数が使用限
度回数に達していないとき、MPU117は当該使用回数に
「1」を加算して当該磁気カード2にこの数値を新たな
使用回数として書込むとともに、当該磁気カード2の各
データを演算処理装置4に入力格納させる(s316)。
つぎに、MPU117は前記同様にモータ112を操作して磁
気カード2をカードー収納器116に取り込み、(s31
7)、当該磁気カード2は再使用される。なお、再使用
される磁気カード2は前記廃棄される磁気カード2とは
異るカード収納器116の所定箇所に収容される。
前記(s312)においてバーコードリーダ103およびキ
ースイッチ104の操作によって景品交換したのち、前記
貸出球数が零でないとき、MPU117は再発行スイッチ108
が閉じているか否かを判定する(s318)。そして、再発
行スイッチ108が閉じているときには、当該磁気カード
2には精算処理後の貸出金額または貸出球数のデータが
MPU117によって書込まれる(s319)。
ついで、MPU117は書込み内容が正しいか否かをチェッ
クし(s320)、MPU117はこの磁気カード2の書込みデー
タを演算処理装置4に入力する(s321)。そして、MPU1
17は(s322)でモータ112を操作して遊技者に当該磁気
カードを再発行する(払い出す)。
また、前記(s311)で貸出金額が零でないとき、MPU1
17は残金払出スイッチ105が閉じているか否かを判定し
(s323)、残金払出スイッチ105が閉じているとき当該
磁気カード2の貸出金額を精算したのち(s324)、MPU1
17は前記(s312)を実行する。他方、残金払出スイッチ
105が開いているとき、MPU117は再発行スイッチ108が閉
じているか否かを判定する(s325)。
そして、再発行スイッチ108が閉じているときには、
当該磁気カード2には前記投入金額に相当する貸出金額
または貸出球数のデータがMPU117によって書込まれる
(s326)。
こののち、MPU117は書込み内容が正しいか否かチェッ
クし(s327)、MPU117はこの磁気カード2の書込みデー
タを演算処理装置4に入力して(s328)、(s329)でモ
ータ112を操作し遊技者に当該磁気カード2を再発行す
る(払い出す)。
なお、パチンコ機5に前記中断信号を発生中させてい
る間に、当該磁気カードを全て精算した場合、MPU117は
演算処理装置4にその旨を表わす信号を入力するので、
前記中断信号の発生は停止される(パチンコ機5の項…
前記s237〜s247参照)。
第1図は演算処理装置4の構成を示しており、演算処
理装置4は前記照合符号と、1入賞当りの商品球数と、
単位金額当りの貸出球数と、中断信号とに基いて、カー
ド発行機3、パチンコ機5、およびカード精算機6に情
報交換する機能と、前記中断信号発生中に磁気カード5
の精算時および、当該パチンコ機5と異なるパチンコ機
5での遊技時に当該中断信号の発生を停止するものであ
る。
演算処理装置4は時計およびカレンダ機能を有するの
で、各パチンコ機5の賞品球数、貸出金額などのデータ
を時刻および日付とともに処理する。この時計およびカ
レンダの設定はキーボードからなる入力装置131によっ
て行われ、入力装置131の操作内容を確認するための表
示装置は図示を省略してある。また、演算処理装置4に
は副演算処理装置129が接続され、副演算処理装置129は
演算処理装置4の監視と各種データのバックアップとに
使用される。そして、演算処理装置4の事故発生時には
副演算処理装置129を演算処理装置4の代用機に使用す
る。
演算処理装置4には照合符号設定手段91と賞品球数設
定手段93と金額球数設定手段95と中断信号発生手段97と
が接続され、またデータを一時的に格納し、かつプログ
ラムを格納したメモリ(図示省略)が設けられている。
さらに、演算処理装置4には使用限度回数を設定するた
めの使用可能回数設定手段90と、磁気カード2の貸出金
額および貸出球数が零でかつ使用限度回数に達していな
い場合に磁気カード2を再発行をするための信号を所定
に機器に出力する再発行手段92と、磁気カード2の貸出
金額および貸出球数のうち少なくともどちらかが零では
なく、かつ使用限度回数に達してる場合にそのデータを
使用限度回数に達していない磁気カード2にコピーする
ための信号を所定に機器に出力するコピー信号発生手段
94と、大役発生中に磁気カード2の貸出金額および貸出
球数が零になり遊技不能になったときに当該大役を所定
時間中断させるための大役停止信号発生手段96と、磁気
カードの貸出球数が零に近づいたときに貸出球数が充分
な当該磁気カード2を取り込むとともに充分な貸出球数
を有する磁気カード2の投入によって当該遊技を継続さ
せるための信号を発生させる継続信号発生手段128とが
設けられている。
照合符号設定手段91は磁気カード2の固有データを設
定するもので、前記店番号日付などのデータの他に、こ
れらのデータに基いて乱数を発生させ、この乱数を照合
符号として各パチンコ機5のRAM86と、カード発行機3
のRAM33と、カード精算機6のRAM119とに入力する。
賞品球数設定手段92は遊技中に発生する所定の入賞条
件に応じた入賞球数を複数種設定することができ、この
設定入賞球数を各パチンコ機5のRAM86に入力する。
金額球数設定手段95はレートを設定するとともに各パ
チンコ機5のRAM86と、カード発行機3のRAM33とにこの
レートを設定入力するものである。
中断信号発生手段97はパチンコ機5の中断スイッチ77
を閉じることにより発生する信号が入力されることによ
り、当該磁気カード2のID符号と中断信号とを当該パチ
ンコ機5および当該パチンコ機5以外のパチンコ機5
と、カード発行機3およびカード精算機6との各RAM3
3、86、119に入力またはフィードバックするものであ
る。
本発明によるカード式パチンコ機システム1によって
遊技を行うには、まず、照合符号設定手段91により照合
符号を、賞品球数設定手段93によりパチンコ機5の1入
賞球当りの賞品球数を、金額球数設定手段95により単位
金額当りの貸出球数を夫々演算処理装置4に設定する。
ついで、演算処理装置4は照合符号と単位金額当りの貸
出球数とをカード発行機3、パチンコ機5およびカード
精算機6に入力するとともに、1入賞球当りの賞品球数
を各パチンコ機5に入力する。そして、各機器3、5、
6は照合符号をID符号にとして格納する。同時に前記使
用限度回数を使用可能回数設定手段90に設定する。これ
により、演算処理装置4は各機器3、5、6に使用限度
回数を入力する。
つぎに、遊技者はカード発行機3に所望額の貨幣を投
入したのち、カード発行機3を操作して、当該投入金額
に応じた貸出金額、および前記ID符号(すなわち、照合
符号)の各データが書込み部7に書込まれた磁気カード
2を借受ける。
しかるのち、遊技者はこの磁気カード2を所望のパチ
ンコ機5に投入すると、パチンコ機5は当該磁気カード
2のID符号と照合符号とが一致したときに当該磁気カー
ド2を公正なものであると判定する。ついで、パチンコ
機5は当該磁気カードの貸出金額が零でないことを確認
して遊技動作を可能にする。他方、パチンコ機5は当該
磁気カード2のID符号と照合符号とが一致しないときに
不正なものであると判定する。ついで、当該磁気カード
2を遊技者に返却するとともに遊技を不能にし、かつ当
該磁気カード2が不正なものである旨を演算処理装置4
に入力する。
しかるのち、遊技者はパチンコ機5の操作により所望
金額に相当する数のパチンコ球を借り出して遊戯を開始
するとともに、遊技開始を表わす信号を演算処理装置4
に入力する。このとき、当該磁気カード2の貸出員額は
借り出した分づつ演算され、パチンコ機5はその度に新
たな貸出金額のデータを書込み部7に書込むとともに、
この新たな貸出金額のデータを演算処理装置4に入力す
る。そして、パチンコ機5は遊技中の賞品球および金額
を表示部68に表示するとともに、演算処理装置4にセー
フ球、ファウル球および発射球のデータを入力する。
当該遊技中に遊技者が食事などのために遊技を中断す
る場合には、パチンコ機5を操作して中断信号を発生さ
せるための信号を演算処理装置4に入力する。このた
め、演算処理装置4は中断信号発生手段に中断信号を所
定の時間発生させるとともに、当該パチンコ機5とカー
ド精算機6とに入力する。このとき、演算処理装置4と
当該パチンコ機5とカード精算機6とには当該磁気カー
ド2のID符号が格納される。
つぎに、パチンコ機5は中断信号が発生している間、
当該磁気カード2以外の磁気カード2による遊技を禁止
し、中断信号が発生している間に当該パチンコ機5以外
のパチンコ機5に当該磁気カード2を使用した場合およ
び当該磁気カード2を全部精算した場合には、このパチ
ンコ機5およびカード精算機6は当該磁気カード2のID
符号を演算処理装置4に入力する。
つぎに、演算処理装置4は中断信号発生手段97に中断
信号の発生を停止させ、当該磁気カード2以外の磁気カ
ード2による当該パチンコ機5の遊技を可能にする。さ
らに、照合符号またはID符号と1入賞球当りに払出す賞
品球数と単位金額当りの貸出球数とを再設定するときに
は、前記同様に各データを演算処理装置4に設定すれば
よい。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように、パチンコ機およびカー
ド精算機と演算処理装置とを互いに情報交換可能にした
ので、ID符号などの各機器における制御データ変更が容
易に実施できる。これにより、制御データをより高度複
雑にすることが容易なので不正行為を防止できるととも
にパチンコ機保守の作業性が向上した。また、磁気カー
ドに固有のデータを持たせることができるので、この固
有データ、貸出金額および貸出球数データを経時的に格
納することにより顧客管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に一実施例の構成を表わしたブロック
図、 第2図は第1図の磁気カードの平面図、 第3図は第1図のカード発行機の正面図、 第4図は第3図の側面図、 第5図は第4図の断面図、 第6図は第3図の構成を表わすブロック図 第7図は第6図のMPUが実行するための流れ図、 第8図は第1図のパチンコ機の正面図 第9図は第8図の打球部を示した断面図、 第10図は第8図の背面図、 第11図は第8図のカード処理装置を表わした断面図、 第12図は第8図の構成を表わすブロック図 第13図は第12図のMPUが実行するための流れ図、 第14図は第12図のMPUが実行するための流れ図、 第15図は第1図のカード精算機の正面図 第16図は第15図のカード処理装置を表わした断面図、 第17図は第15図の構成を表わすブロック図 第18図は第17図のMPUが実行するための流れ図である。 1……カード式パチンコ機システム 2……磁気カード、3……カード発行機 4……演算処理装置、5……パチンコ機 6……カード精算機、7……書込み部 91……照合符号設定手段、93……賞品球数設定手段 95……金額球数設定手段、97……中断信号発生手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも遊技用パチンコ球の貸出金額と
    真正を確認するためのID符号と貸出球数との各データを
    書込むための書込む部を設けた磁気カードと、 該磁気カードを着脱可能に設け、該磁気カードの前記書
    込み部に書き込まれている各データを読込む機能と、前
    記書込み部の前記ID符号が真正であるときに遊技動作可
    能になり当該磁気カードによる遊技の進行に応じて、前
    記貸出球数および貸出金額の各データを前記書込み部に
    書込む機能と、パチンコ遊技を中断するための中断信号
    が入力されたときに当該磁気カードとは異る磁気カード
    による遊技を所定時間禁止する機能とを有するパチンコ
    機と、 前記磁気カードの前記ID符号が真正であるとき取引可能
    になり、前記貸出金額および貸出球数の一部または全部
    を精算する機能と該精算に応じて前記貸出球数および貸
    出金額の各データを前記書込み部に書込む機能とを有す
    るカード精算機と、 前記パチンコ機およびカード精算機に情報交換する機能
    と前記中断信号が前記パチンコ機に入力されている間に
    該パチンコ機に使用されていた前記書込み部に書き込ま
    れている貸出球数のデータの全てが精算されたとき、お
    よび、前記パチンコ機のいずれかに使用されていた前記
    磁気カードが該パチンコ機とは異るパチンコ機の遊技に
    使用されたときに前記中断信号の発生を停止する機能と
    を有する演算処理装置と、 からなることを特徴とするカード式パチンコ機システ
    ム。
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