JP2622014B2 - ビタビデコーダ - Google Patents
ビタビデコーダInfo
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- JP2622014B2 JP2622014B2 JP2169565A JP16956590A JP2622014B2 JP 2622014 B2 JP2622014 B2 JP 2622014B2 JP 2169565 A JP2169565 A JP 2169565A JP 16956590 A JP16956590 A JP 16956590A JP 2622014 B2 JP2622014 B2 JP 2622014B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、畳み込み符号の復号手段に利用する。特
に、ビタビデコーダの復号手段に関する。
に、ビタビデコーダの復号手段に関する。
本発明は、畳み込み符号を復号する手段において、 トレリス線図で、2時点ごとにパスメトリック値の計
算を行った結果の経路に沿う処理を行うことにより、 復号処理の所要時間を短縮することができるようにし
たものである。
算を行った結果の経路に沿う処理を行うことにより、 復号処理の所要時間を短縮することができるようにし
たものである。
従来のビタビデコーダの復号手順を説明する。
例えば、生成多項式が次のような場合について説明す
る。
る。
G1(D)=1+D2 G2(D)=1+D+D2 シフトレジスタを遅延演算子とし、この生成多項式
およびを実現する畳み込み符号器を第5図に示す。第
5図のA、BおよびCを規定点とすると、この符号器の
動作は表に示すようになる。これをトレリス線図に示す
と、第6図のようになり、また、状態遷移図を第7図に
示す。
およびを実現する畳み込み符号器を第5図に示す。第
5図のA、BおよびCを規定点とすると、この符号器の
動作は表に示すようになる。これをトレリス線図に示す
と、第6図のようになり、また、状態遷移図を第7図に
示す。
いま、一例として、6ビットの情報(0、1、0、
1、0、1)を送り、その後の復号時に、各状態からの
パスを集結させるために「0」をシフトレジスタの数だ
け送る。すなわち、2ビット送ると、情報系列は(0、
1、0、1、0、1、0、0)になる。この情報系列に
対する符号系列は第6図の状態遷移図から求められる。
まず、シフトレジスタの初期状態「00」時に「0」が入
力されると、符号「00」を出力し、シフトレジスタ状態
「00」になる。次に、「1」が入力されると符号「11」
を出力し、状態「01」になる。次に、「0」が入力され
ると、符号「01」を出力し、シフトレジスタは状態「1
0」になる。この動作を情報系列の最終ビットまで実行
すると、符号系列は(00、11、01、00、01、00、01、1
1)になる。
1、0、1)を送り、その後の復号時に、各状態からの
パスを集結させるために「0」をシフトレジスタの数だ
け送る。すなわち、2ビット送ると、情報系列は(0、
1、0、1、0、1、0、0)になる。この情報系列に
対する符号系列は第6図の状態遷移図から求められる。
まず、シフトレジスタの初期状態「00」時に「0」が入
力されると、符号「00」を出力し、シフトレジスタ状態
「00」になる。次に、「1」が入力されると符号「11」
を出力し、状態「01」になる。次に、「0」が入力され
ると、符号「01」を出力し、シフトレジスタは状態「1
0」になる。この動作を情報系列の最終ビットまで実行
すると、符号系列は(00、11、01、00、01、00、01、1
1)になる。
次に、受信系列の復号方法について説明する。ここ
で、誤りを付加するために誤り系列(01、00、10、00、
00、01、00、00)を考えると、受信系列は、符号系列と
誤り系列とから(01、11、11、00、01、01、01、11)に
なる。一般に、ビタビデコーダは受信系列の1シンボル
に対して取り得るすべての信号との相関を計算し、最も
相関の高いトレリスを作って復号を行う。次に復号のた
めのトレリスを第4図に示し、具体的に説明する。時点
0では過去のヒストリはないものとする。S00、S01、S
10、S11は状態を示し()内の数字は各状態における相
関値すなわちブランチメトリックの合計(これを、パス
メトリックという)を示す。また、各ブランチ上にある
a/bのaは復号ビット情報を示し、bは状態が遷移する
時の出力シンボルを示す。この出力シンボルと受信系列
のシンボルとの一致したビット数をブランチメトリック
という。まず、時点1で「0」が受信されたとすると、
ここから伸びるパスは2つであり、それぞれの状態ごと
に(状態/パスメトリック/復号ビット)の順で記憶さ
れる。すなわち(S00/1/0)と(S01/1/1)とが記憶され
る。次に、時点2で11が受信されたとすると、各状態ご
とに(S00/1/0、0)、(S01/3/0、1)、(S10/2/1、
0)および(S11/2/1、1)が新たに記憶される。さら
に、時点3で11が受信されたとすると、時点3で状態S
00に入るパスは2つあり、S00とS10とである。ここでパ
スメトリックの値を求めると、各々「1」および「4」
になる。したがって、S10から伸びるパスの方が入力系
列との相関が大きいので、これを選択する。このよう
に、各状態で合流する2つのパスのうち受信系列との相
関が大きいものを記憶する。これにより、時点3では、
(S00/4/1、0、0)、(S01/3/0、0、0)、(S10/4/
0、1、0)および(S11/4/0、1、1)が新たに記憶さ
れる。同様の処理を時点6まで行うと、(S00/9/0、
1、0、1、0、1)、(S01/9/0、1、0、1、0、
1)、(S10/9/1、0、0、0、1、0)および(S11/9
/0、1、1、1、1、1)が記憶される。
で、誤りを付加するために誤り系列(01、00、10、00、
00、01、00、00)を考えると、受信系列は、符号系列と
誤り系列とから(01、11、11、00、01、01、01、11)に
なる。一般に、ビタビデコーダは受信系列の1シンボル
に対して取り得るすべての信号との相関を計算し、最も
相関の高いトレリスを作って復号を行う。次に復号のた
めのトレリスを第4図に示し、具体的に説明する。時点
0では過去のヒストリはないものとする。S00、S01、S
10、S11は状態を示し()内の数字は各状態における相
関値すなわちブランチメトリックの合計(これを、パス
メトリックという)を示す。また、各ブランチ上にある
a/bのaは復号ビット情報を示し、bは状態が遷移する
時の出力シンボルを示す。この出力シンボルと受信系列
のシンボルとの一致したビット数をブランチメトリック
という。まず、時点1で「0」が受信されたとすると、
ここから伸びるパスは2つであり、それぞれの状態ごと
に(状態/パスメトリック/復号ビット)の順で記憶さ
れる。すなわち(S00/1/0)と(S01/1/1)とが記憶され
る。次に、時点2で11が受信されたとすると、各状態ご
とに(S00/1/0、0)、(S01/3/0、1)、(S10/2/1、
0)および(S11/2/1、1)が新たに記憶される。さら
に、時点3で11が受信されたとすると、時点3で状態S
00に入るパスは2つあり、S00とS10とである。ここでパ
スメトリックの値を求めると、各々「1」および「4」
になる。したがって、S10から伸びるパスの方が入力系
列との相関が大きいので、これを選択する。このよう
に、各状態で合流する2つのパスのうち受信系列との相
関が大きいものを記憶する。これにより、時点3では、
(S00/4/1、0、0)、(S01/3/0、0、0)、(S10/4/
0、1、0)および(S11/4/0、1、1)が新たに記憶さ
れる。同様の処理を時点6まで行うと、(S00/9/0、
1、0、1、0、1)、(S01/9/0、1、0、1、0、
1)、(S10/9/1、0、0、0、1、0)および(S11/9
/0、1、1、1、1、1)が記憶される。
次に、時点7と時点8との処理を行う。前にも述べた
ように、送信側は最後に「0」を入力し、時点8の状態
S00に集結させている。このことは、受信側でも知って
いる。すなわち、第7および第8番目の情報ビットは
「0」であることを知っており、時点6の状態S00から
時点8への出力シンボルは(00、00)だけとなる。これ
と受信系列(01、11)との相関値は「1」である。同じ
ように、時点6の状態S01、S10、S11からの出力シンボ
ルは各々(01、11)、(11、00)、(10、11)になり、
受信系列との相関値は各々、「4」、「1」および
「2」になる。これらの値を時点6までの結果に加算す
ると、(S00/10/0、1、0、1、0、1、0、0)、
(S01/13/0、1、0、1、0、1、0、0)、(S10/10
/1、0、0、0、1、0、0、0)および(S11/11/0、
1、1、1、1、1、0、0)を得るので、時点6の状
態S01とつながったときのパスメトリック値「13」が最
も大きく、送らてた情報としては(0、1、0、1、
0、1、0、0)が最も確からしいといえる。このよう
に復号を行う。
ように、送信側は最後に「0」を入力し、時点8の状態
S00に集結させている。このことは、受信側でも知って
いる。すなわち、第7および第8番目の情報ビットは
「0」であることを知っており、時点6の状態S00から
時点8への出力シンボルは(00、00)だけとなる。これ
と受信系列(01、11)との相関値は「1」である。同じ
ように、時点6の状態S01、S10、S11からの出力シンボ
ルは各々(01、11)、(11、00)、(10、11)になり、
受信系列との相関値は各々、「4」、「1」および
「2」になる。これらの値を時点6までの結果に加算す
ると、(S00/10/0、1、0、1、0、1、0、0)、
(S01/13/0、1、0、1、0、1、0、0)、(S10/10
/1、0、0、0、1、0、0、0)および(S11/11/0、
1、1、1、1、1、0、0)を得るので、時点6の状
態S01とつながったときのパスメトリック値「13」が最
も大きく、送らてた情報としては(0、1、0、1、
0、1、0、0)が最も確からしいといえる。このよう
に復号を行う。
このような従来のビタビデコーダの復号方法は、1時
点ごとにパスメトリックの値を求め、かつ全状態数と同
じ回数だけ復号系列の移動を行うので、処理時間が長く
なる欠点がある。
点ごとにパスメトリックの値を求め、かつ全状態数と同
じ回数だけ復号系列の移動を行うので、処理時間が長く
なる欠点がある。
本発明は、このような欠点を除去するもので、復号処
理が短時間に実行できるビタビデコーダを提供すること
を目的とする。
理が短時間に実行できるビタビデコーダを提供すること
を目的とする。
本発明は、生成多項式の遅延演算子に相当のシフトレ
ジスタの状態遷移を時系列に展開するトレリス線で動作
が示されるビタビデコーダにおいて、初期状態から各状
態へのパスメトリックを求めた後および各状態から最終
時点に到達する迄を除いた時点で上記トレリス線図上の
2時点おきにパスメトリック値の計算を行う第一計算手
段と、この第一計算手段の計算結果に基づき選択した経
路を記憶する記憶手段と、上記第一計算手段での動作と
上記記憶手段での動作とを繰り返し実行させて最大パス
メトリック値を求める第二計算手段と、この最大パスメ
トリック値に基づいて、上記記憶手段に記憶された経路
を上記トレリス線図上の最終時点から開始時点まで辿っ
て復号する復号手段とを備えたことを特徴とする。ここ
で、上記第一計算手段、上記第二計算手段および上記信
号手段がプログラムで実現されても良い。
ジスタの状態遷移を時系列に展開するトレリス線で動作
が示されるビタビデコーダにおいて、初期状態から各状
態へのパスメトリックを求めた後および各状態から最終
時点に到達する迄を除いた時点で上記トレリス線図上の
2時点おきにパスメトリック値の計算を行う第一計算手
段と、この第一計算手段の計算結果に基づき選択した経
路を記憶する記憶手段と、上記第一計算手段での動作と
上記記憶手段での動作とを繰り返し実行させて最大パス
メトリック値を求める第二計算手段と、この最大パスメ
トリック値に基づいて、上記記憶手段に記憶された経路
を上記トレリス線図上の最終時点から開始時点まで辿っ
て復号する復号手段とを備えたことを特徴とする。ここ
で、上記第一計算手段、上記第二計算手段および上記信
号手段がプログラムで実現されても良い。
トレリス線図上の2時点おきにパスメトリック値の計
算を行い、この計算結果で選択される経路を記憶する動
作を最終時点まで繰り返して実行する。そして、最終時
点での最大パスメトリック値をもつ状態から開始時点ま
で経路を辿って復号を行う。
算を行い、この計算結果で選択される経路を記憶する動
作を最終時点まで繰り返して実行する。そして、最終時
点での最大パスメトリック値をもつ状態から開始時点ま
で経路を辿って復号を行う。
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第
1図は、この実施例の構成を示すブロック構成図であ
る。
1図は、この実施例の構成を示すブロック構成図であ
る。
この実施例は、第1図に示すように、トレリス線図上
の2時点おきにパスメトリック値の計算を行う第一計算
手段1と、この第一計算手段1の計算結果に基づき選択
した経路を記憶する記憶手段2と、第一計算手段1での
動作と記憶手段2での動作とを繰り返し実行させて最大
パスメトリック値を求める第二計算手段3と、この最大
パスメトリック値に基づいて、上記記憶手段に記憶され
た経路をトレリス線図上の最終時点から開始時点まで辿
って復号する復号手段4とを備える。ここで、第一計算
手段1、第2計算手段3および復号手段4がプログラム
で実現される。
の2時点おきにパスメトリック値の計算を行う第一計算
手段1と、この第一計算手段1の計算結果に基づき選択
した経路を記憶する記憶手段2と、第一計算手段1での
動作と記憶手段2での動作とを繰り返し実行させて最大
パスメトリック値を求める第二計算手段3と、この最大
パスメトリック値に基づいて、上記記憶手段に記憶され
た経路をトレリス線図上の最終時点から開始時点まで辿
って復号する復号手段4とを備える。ここで、第一計算
手段1、第2計算手段3および復号手段4がプログラム
で実現される。
次に、この実施例の動作を第2図の復号のためのトレ
リス図および第3図の時点4でS00に集結するトレリス
図を用いて説明する。図中の()内の数字は、各時点の
状態に対するパスメトリック値を示す。復号処理を行う
際に、時点2までの処理では、従来の技術で紹介した方
法に基づき各状態でのパスメトリックを求める。次に、
時点3以降は2時点おきに各状態に対するパスメトリッ
クの計算との比較を行い、どの経路を選択したかを記憶
する。例として、時点4の状態S00のパスメトリックを
求める方法を第3図のトレリス図を用いて説明する。時
点2の状態をS00とS10とからの道は時点3の状態S00で
交わり、時点3から時点4への道は同じになる。また、
時点2の状態S01とS11とからの道は時点3の状態S10で
交わり、時点3から時点4への道は同じになる。このよ
うな利点を用いて時点2の状態を時点4の状態S00とを
結ぶ道の各2時点間のブランチメトリックの和を求め、
これを時点2での各状態のパスメトリック、すなわち、
()内の数字に加算し、その中の最大値を求める。この
結果として、時点4の状態S00のパスメトリック値は時
点2の状態S10から来た道を選択して「6」になる。こ
こで、同時にどの経路をたどったのかを判定するため
に、2時点前の状態である時点2の状態S10を記憶す
る。以下、同様に、状態S01、S11、S11についてもパス
メトリックとその2時点前の状態とを記憶する。その処
理を時点6でも実行する。時点8では、状態S00に必ず
集結するように送信しているので、時点6から時点8の
状態S00に集結するパスメトリック値を求め、最大パス
メトリック値から時点6の状態を決める。
リス図および第3図の時点4でS00に集結するトレリス
図を用いて説明する。図中の()内の数字は、各時点の
状態に対するパスメトリック値を示す。復号処理を行う
際に、時点2までの処理では、従来の技術で紹介した方
法に基づき各状態でのパスメトリックを求める。次に、
時点3以降は2時点おきに各状態に対するパスメトリッ
クの計算との比較を行い、どの経路を選択したかを記憶
する。例として、時点4の状態S00のパスメトリックを
求める方法を第3図のトレリス図を用いて説明する。時
点2の状態をS00とS10とからの道は時点3の状態S00で
交わり、時点3から時点4への道は同じになる。また、
時点2の状態S01とS11とからの道は時点3の状態S10で
交わり、時点3から時点4への道は同じになる。このよ
うな利点を用いて時点2の状態を時点4の状態S00とを
結ぶ道の各2時点間のブランチメトリックの和を求め、
これを時点2での各状態のパスメトリック、すなわち、
()内の数字に加算し、その中の最大値を求める。この
結果として、時点4の状態S00のパスメトリック値は時
点2の状態S10から来た道を選択して「6」になる。こ
こで、同時にどの経路をたどったのかを判定するため
に、2時点前の状態である時点2の状態S10を記憶す
る。以下、同様に、状態S01、S11、S11についてもパス
メトリックとその2時点前の状態とを記憶する。その処
理を時点6でも実行する。時点8では、状態S00に必ず
集結するように送信しているので、時点6から時点8の
状態S00に集結するパスメトリック値を求め、最大パス
メトリック値から時点6の状態を決める。
この結果として、第2図に示すように、時点6の状態
S01とつながった場合のパスメトリック値が「3」とな
り、最大パスメトリックになる。また、時点6の状態S
01とつながる時点4の状態はS01であり、時点4の状態S
01とつながる時点2の状態はS01になる。したがって、
復号結果は記憶された状態から(0、1、0、1、0、
1)になる。これは、第2図に示すように、2時点ごと
の処理を行う場合に、状態S00に集結する2時点前の状
態とは全て(0、0)の情報系列の線で結ばれている。
また、状態S01は情報系列(0、1)と、状態S10は情報
系列(1、0)と、状態S11は情報系列(1、1)との
線で結ばれる特徴があるためである。
S01とつながった場合のパスメトリック値が「3」とな
り、最大パスメトリックになる。また、時点6の状態S
01とつながる時点4の状態はS01であり、時点4の状態S
01とつながる時点2の状態はS01になる。したがって、
復号結果は記憶された状態から(0、1、0、1、0、
1)になる。これは、第2図に示すように、2時点ごと
の処理を行う場合に、状態S00に集結する2時点前の状
態とは全て(0、0)の情報系列の線で結ばれている。
また、状態S01は情報系列(0、1)と、状態S10は情報
系列(1、0)と、状態S11は情報系列(1、1)との
線で結ばれる特徴があるためである。
ここでは4つの状態の場合を例にあげて説明したが、
4つ以上の状態であっても上記の方法でビタビ復号を行
うことにより、復号処理が短時間で処理されることは明
らかである。
4つ以上の状態であっても上記の方法でビタビ復号を行
うことにより、復号処理が短時間で処理されることは明
らかである。
本発明は、以上説明したように、2時点ごとにパスメ
トリック値の計算を行い、かつ全部の状態数と同じ回数
復号データを移動して記憶していくかわりに、どの経路
を選択したのかを判定する2時点ごとの状態を記憶し、
それを最終時点での最大パスメトリック値を有した状態
から経路を辿ってビタビデコーダの復号を行うので、従
来のビタビデコーダの復号処理よりも短時間で処理が行
える効果がある。
トリック値の計算を行い、かつ全部の状態数と同じ回数
復号データを移動して記憶していくかわりに、どの経路
を選択したのかを判定する2時点ごとの状態を記憶し、
それを最終時点での最大パスメトリック値を有した状態
から経路を辿ってビタビデコーダの復号を行うので、従
来のビタビデコーダの復号処理よりも短時間で処理が行
える効果がある。
第1図は本発明実施例の構成を示すブロック構成図。 第2図は本発明実施例で2時点おきに処理を行う復号の
ためのトレリス図。 第3図は本発明実施例で時点4で状態S00に集結するト
レリス図。 第4図は従来例で1時点おきに処理を行う復号のための
トレリス図。 第5図は畳み込み符号器の構成図。 第6図は従来例のトレリス線図。 第7図は従来例の状態遷移図。 1……第一計算手段、2……記憶手段、3……第二計算
手段、4……復号手段。
ためのトレリス図。 第3図は本発明実施例で時点4で状態S00に集結するト
レリス図。 第4図は従来例で1時点おきに処理を行う復号のための
トレリス図。 第5図は畳み込み符号器の構成図。 第6図は従来例のトレリス線図。 第7図は従来例の状態遷移図。 1……第一計算手段、2……記憶手段、3……第二計算
手段、4……復号手段。
Claims (2)
- 【請求項1】生成多項式の遅延演算子に相当のシフトレ
ジスタ状態遷移を時系列に展開するトレリス線図で動作
が示されるビタビデコーダにおいて、 初期状態から各状態へのパスメトリックを求めた後およ
び各状態から最終時点に到達する迄を除いた時点で上記
トレリス線図上の2時点おきにパスメトリック値の計算
を行う第一計算手段と、 この第一計算手段の計算結果に基づき選択した経路を記
憶する記憶手段と、 上記第一計算手段での動作と上記記憶手段での動作とを
繰り返し実行させて最大パスメトリック値を求める第二
計算手段と、 この最大パスメトリック値に基づいて、上記記憶手段に
記憶された経路を上記トレリス線図上の最終時点から開
始時点まで辿って復号する復号手段と を備えたことを特徴とするビタビデコーダ。 - 【請求項2】上記第一計算手段、上記第二計算手段およ
び上記復号手段がプログラムで実現された請求項1記載
のビタビデコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2169565A JP2622014B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | ビタビデコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2169565A JP2622014B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | ビタビデコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0457521A JPH0457521A (ja) | 1992-02-25 |
JP2622014B2 true JP2622014B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=15888826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2169565A Expired - Fee Related JP2622014B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | ビタビデコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2622014B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07147546A (ja) * | 1993-11-22 | 1995-06-06 | Nec Corp | ビタビ復号器 |
JP3322155B2 (ja) * | 1997-03-05 | 2002-09-09 | 日本電気株式会社 | データ再生装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01295533A (ja) * | 1988-05-24 | 1989-11-29 | Fujitsu Ltd | ビタビ復号器 |
-
1990
- 1990-06-27 JP JP2169565A patent/JP2622014B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0457521A (ja) | 1992-02-25 |
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