JP2621559B2 - ハニカム担体のスラリ投入器具 - Google Patents
ハニカム担体のスラリ投入器具Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスラリをハニカム担体の両端面の差圧を用い
て、ハニカム担体に塗布する方法において使用するスラ
リ投入器具に関し、スラリを周囲に漏らすことなく十分
な空気を供給するスラリ投入装置に関するものである。
て、ハニカム担体に塗布する方法において使用するスラ
リ投入器具に関し、スラリを周囲に漏らすことなく十分
な空気を供給するスラリ投入装置に関するものである。
大気汚染の防止を目的として自動車排ガス中の有害成
分を触媒変換することが行なわれている。現在一般的な
自動車の排気ガス浄化用ハニカム触媒は、ハニカム担体
の軸方向に整列した管状通路に白金、ロジウム、パラジ
ウム等の触媒活性物質と触媒活性物質を分布するための
大きな表面積を得るようにする耐熱性物質がともに塗布
されている。高表面積耐熱性物質は例えば微粒化された
ガンマアルミナ等の粘性のあるスラリとして塗布され
る。触媒の生産プロセスにおいては、コストおよび所望
のレベルの触媒性能を得るという観点からすると、高表
面積物質と触媒活性物質を同時に塗布する場合にはハニ
カム担体に印加するスラリ量を最小とする事と共に反復
性のある結果を生じるように塗布作業を制御し得るよう
にすることが極めて重要である。
分を触媒変換することが行なわれている。現在一般的な
自動車の排気ガス浄化用ハニカム触媒は、ハニカム担体
の軸方向に整列した管状通路に白金、ロジウム、パラジ
ウム等の触媒活性物質と触媒活性物質を分布するための
大きな表面積を得るようにする耐熱性物質がともに塗布
されている。高表面積耐熱性物質は例えば微粒化された
ガンマアルミナ等の粘性のあるスラリとして塗布され
る。触媒の生産プロセスにおいては、コストおよび所望
のレベルの触媒性能を得るという観点からすると、高表
面積物質と触媒活性物質を同時に塗布する場合にはハニ
カム担体に印加するスラリ量を最小とする事と共に反復
性のある結果を生じるように塗布作業を制御し得るよう
にすることが極めて重要である。
(従来の技術) 従来よりハニカム担体にスラリを塗布するための方法
および装置は種々知られている。例えば米国特許第3,56
5,830号明細書によると、ハニカム担体をスラリに浸漬
した後空気を吹き込んでスラリを除去し閉塞した通路を
開通させる。このような方法はスラリを吹き飛ばし、塗
布スラリの再使用が困難である。次に特開昭59−193140
号公報に開示されたハニカム担体のアルミナコーティン
グ方法によれば、スラリを定量印加した後ハニカム担体
に真空圧力を与え両端面に差圧を生じさせることで、過
剰スラリを排出させるとともに閉塞した通路を開通させ
る。この方法により塗布スラリは減圧タンクに回収され
るので、塗布スラリの再利用が容易であり優れた経済性
が得られる。またスラリを定量印加することで反復性の
ある結果が得られる。
および装置は種々知られている。例えば米国特許第3,56
5,830号明細書によると、ハニカム担体をスラリに浸漬
した後空気を吹き込んでスラリを除去し閉塞した通路を
開通させる。このような方法はスラリを吹き飛ばし、塗
布スラリの再使用が困難である。次に特開昭59−193140
号公報に開示されたハニカム担体のアルミナコーティン
グ方法によれば、スラリを定量印加した後ハニカム担体
に真空圧力を与え両端面に差圧を生じさせることで、過
剰スラリを排出させるとともに閉塞した通路を開通させ
る。この方法により塗布スラリは減圧タンクに回収され
るので、塗布スラリの再利用が容易であり優れた経済性
が得られる。またスラリを定量印加することで反復性の
ある結果が得られる。
(発明が解決しようとする課題] 後者の方法においては、十分な差圧を与え通路を開通
させるには、適切量の空気流を通路に導くためにハニカ
ム担体の一端の大気圧の空気を与えることが必要であ
る。発明者においては適切量の空気をスラリ計量部から
ハニカム担体端面に導く方法を検討した。しかしながら
このような方法では供給弁などに付着したスラリは乾燥
し易いため、スラリに続いて空気を供給すると付着スラ
リは乾燥固形化し、供給弁の密閉性が低下しスラリ定量
の反復性が失われたり、固形化したスラリがハニカム担
体端面に落下し通路を閉塞させるなど好ましくない。
させるには、適切量の空気流を通路に導くためにハニカ
ム担体の一端の大気圧の空気を与えることが必要であ
る。発明者においては適切量の空気をスラリ計量部から
ハニカム担体端面に導く方法を検討した。しかしながら
このような方法では供給弁などに付着したスラリは乾燥
し易いため、スラリに続いて空気を供給すると付着スラ
リは乾燥固形化し、供給弁の密閉性が低下しスラリ定量
の反復性が失われたり、固形化したスラリがハニカム担
体端面に落下し通路を閉塞させるなど好ましくない。
発明者は、スラリ計量器から、ハニカム担体の端面外
周壁をシールする連結部材に固定したスラリ投入器具を
介して、スラリをハニカム担体の上端面に供給し、担体
両端面の差圧を用いてスラリを担体に塗布する装置にお
いて、スラリ計量部とスラリ投入器具を離間しこの間隙
より空気を導くことを試みた。しかしながら数センチポ
アズ〜数十センチポアズの粘度であるスラリの投入では
一部のスラリがハニカム担体端面より跳ね返りスラリ計
量器とスラリ投入器具の間隙より外部に出てしまう。ス
ラリの定量性が失われるとともに外部に出たスラリは周
囲装置に付着固形化しやすいため、スラリの回収、再利
用が困難になる上に設備故障の原因となる。またスラリ
をハニカム担体に均一に印加するために、スラリ計量器
出口とハニカム担体端面は40cm以上の離間は好ましくな
い。従ってスラリの跳ね返りを抑えるためにスラリ計量
器高さを変えてスラリ投入器具の外壁を高くする方法で
は、ハニカム担体にスラリを均一に塗布できない。
周壁をシールする連結部材に固定したスラリ投入器具を
介して、スラリをハニカム担体の上端面に供給し、担体
両端面の差圧を用いてスラリを担体に塗布する装置にお
いて、スラリ計量部とスラリ投入器具を離間しこの間隙
より空気を導くことを試みた。しかしながら数センチポ
アズ〜数十センチポアズの粘度であるスラリの投入では
一部のスラリがハニカム担体端面より跳ね返りスラリ計
量器とスラリ投入器具の間隙より外部に出てしまう。ス
ラリの定量性が失われるとともに外部に出たスラリは周
囲装置に付着固形化しやすいため、スラリの回収、再利
用が困難になる上に設備故障の原因となる。またスラリ
をハニカム担体に均一に印加するために、スラリ計量器
出口とハニカム担体端面は40cm以上の離間は好ましくな
い。従ってスラリの跳ね返りを抑えるためにスラリ計量
器高さを変えてスラリ投入器具の外壁を高くする方法で
は、ハニカム担体にスラリを均一に塗布できない。
本発明の目的は、ハニカム担体端面に十分な大気圧空
気および定量のスラリを供給しながら、上記の不具合を
解消するため、スラリの洩れをなくすとともに付着スラ
リによる二次故障をなくすことで生産効率を向上させる
ことにある。
気および定量のスラリを供給しながら、上記の不具合を
解消するため、スラリの洩れをなくすとともに付着スラ
リによる二次故障をなくすことで生産効率を向上させる
ことにある。
(課題を解決するための手段) 以上のような課題を解決するため、この発明において
はスラリ投入器具を次のようなものとした。
はスラリ投入器具を次のようなものとした。
すなわち、この発明のスラリ投入器具は、上方のスラ
リ計量器からスラリをハニカム担体の上端面に投入し、
該ハニカム担体の軸方向に整列した管状通路に、該ハニ
カム担体両端面の上端を大気圧、下端を大気圧より低い
圧力にさらしてスラリを塗布するのに用いられるスラリ
投入器具において、スラリ計量器と、該スラリ計量器の
下端に掛合する密接壁と、該密接壁の下端に掛合する内
側形状がハニカム担体の断面形状と略同じ筒状本体とを
備え、該筒状担体側壁が開口部と該開口部を囲うコの字
型吸気部を有し、該コの字型吸気部が該開口部下端から
上方に傾斜した吸気部底面と、該吸気部底面端部から該
筒状本体の側壁と平行にのびる吸気部側壁とを有するこ
とを特徴とする。
リ計量器からスラリをハニカム担体の上端面に投入し、
該ハニカム担体の軸方向に整列した管状通路に、該ハニ
カム担体両端面の上端を大気圧、下端を大気圧より低い
圧力にさらしてスラリを塗布するのに用いられるスラリ
投入器具において、スラリ計量器と、該スラリ計量器の
下端に掛合する密接壁と、該密接壁の下端に掛合する内
側形状がハニカム担体の断面形状と略同じ筒状本体とを
備え、該筒状担体側壁が開口部と該開口部を囲うコの字
型吸気部を有し、該コの字型吸気部が該開口部下端から
上方に傾斜した吸気部底面と、該吸気部底面端部から該
筒状本体の側壁と平行にのびる吸気部側壁とを有するこ
とを特徴とする。
この発明で用いる密接壁は、減圧処理時に内側に引き
込まれることがなく、しかもスラリ投入器具の円筒状本
体とスラリ計量器を密接するに十分な柔軟性を併せ持つ
強度のものが望ましく、NBR,CRあるいはSBRなどのゴム
を用いてもよい。
込まれることがなく、しかもスラリ投入器具の円筒状本
体とスラリ計量器を密接するに十分な柔軟性を併せ持つ
強度のものが望ましく、NBR,CRあるいはSBRなどのゴム
を用いてもよい。
そして吸気部は、この吸気部により導入された空気が
吸気部底面で方向を転換し、上記ハニカム担体の上方で
再度方向を転換して供給されるような構造を有する。こ
のような吸気部は、後述する実施例1のような開口部下
端から上方に傾斜した吸気部底面と、吸気部底面端部か
ら筒状本体の側壁と平行にのびる吸気部側壁とを有する
形状をなす。この場合、吸気部底面に跳ね返り付着した
数百センチポアズのスラリ滴でも、滑り落としハニカム
担体端面に再度印加させるために、吸気部底面は水平方
向に対し40゜以上の角度で内側に下向きに傾斜させたも
のとする。さらに発明者は、断面積が67.9〜120cm2であ
って1平方インチ当り300個ないしは400個の通路を有す
るハニカム担体に約10〜400センチポアズの粘性を持つ
スラリを印加し、通路の詰まりを除去する減圧処理を行
なうのに200〜900mm H2Oのパージを行なうことが有効で
あることを見いだした。このパージに必要な空気量を得
るために、吸気部に少なくとも10cm2以上の開口面積を
持たせるのが好ましい。
吸気部底面で方向を転換し、上記ハニカム担体の上方で
再度方向を転換して供給されるような構造を有する。こ
のような吸気部は、後述する実施例1のような開口部下
端から上方に傾斜した吸気部底面と、吸気部底面端部か
ら筒状本体の側壁と平行にのびる吸気部側壁とを有する
形状をなす。この場合、吸気部底面に跳ね返り付着した
数百センチポアズのスラリ滴でも、滑り落としハニカム
担体端面に再度印加させるために、吸気部底面は水平方
向に対し40゜以上の角度で内側に下向きに傾斜させたも
のとする。さらに発明者は、断面積が67.9〜120cm2であ
って1平方インチ当り300個ないしは400個の通路を有す
るハニカム担体に約10〜400センチポアズの粘性を持つ
スラリを印加し、通路の詰まりを除去する減圧処理を行
なうのに200〜900mm H2Oのパージを行なうことが有効で
あることを見いだした。このパージに必要な空気量を得
るために、吸気部に少なくとも10cm2以上の開口面積を
持たせるのが好ましい。
本発明で用いるハニカム担体は、セラミックスハニカ
ム担体、メタルハニカム担体等が用いられ、何ら限定さ
れるものではない。
ム担体、メタルハニカム担体等が用いられ、何ら限定さ
れるものではない。
(作 用) 以下に本発明の使用例を図面を参照しつつ詳述する。
第3図は使用例の断面図である。ハニカム担体8は減圧
タンク11上の支持台9に固定され、上端面外周壁を内側
の形状がハニカム担体8の断面形状と略同形状に形成さ
れた下部筒状体7によりシールしてある。減圧タンク11
は導管10により排出ポンプあるいはブロワ等に接続され
ており、減圧タンク11内部を液圧状態にせしめる。スラ
リ投入装置の筒状本体1と密接壁3により密接している
スラリ計量器4に、スラリ供給管5よりスラリを供給し
た後に、スラリ供給弁6を上昇させハニカム担体8の上
端面にスラリを印加する。供給弁6より落下したスラリ
は、ハニカム担体上端面に跳ね返り吸気部底面12、吸気
部側面13、スラリ計量器4の底面に受けとめられる。受
けとめられたスラリは壁面を伝わって垂下しハニカム担
体8上端面に再度印加される。減圧タンク11内部を減圧
状態にせしめ吸気口2より空気を導入する。導入された
空気は吸気部底面12で方向を転換しハニカム担体8の上
方で再度方向を転換しハニカム担体上端面に供給され
る。スラリは空気とともにハニカム担体8内の通路を垂
下し減圧タンク11に収容される。スラリと空気は減圧タ
ンク11内で分離され減圧タンク11の底部に集められ、再
利用のためにスラリタンクに戻される。
第3図は使用例の断面図である。ハニカム担体8は減圧
タンク11上の支持台9に固定され、上端面外周壁を内側
の形状がハニカム担体8の断面形状と略同形状に形成さ
れた下部筒状体7によりシールしてある。減圧タンク11
は導管10により排出ポンプあるいはブロワ等に接続され
ており、減圧タンク11内部を液圧状態にせしめる。スラ
リ投入装置の筒状本体1と密接壁3により密接している
スラリ計量器4に、スラリ供給管5よりスラリを供給し
た後に、スラリ供給弁6を上昇させハニカム担体8の上
端面にスラリを印加する。供給弁6より落下したスラリ
は、ハニカム担体上端面に跳ね返り吸気部底面12、吸気
部側面13、スラリ計量器4の底面に受けとめられる。受
けとめられたスラリは壁面を伝わって垂下しハニカム担
体8上端面に再度印加される。減圧タンク11内部を減圧
状態にせしめ吸気口2より空気を導入する。導入された
空気は吸気部底面12で方向を転換しハニカム担体8の上
方で再度方向を転換しハニカム担体上端面に供給され
る。スラリは空気とともにハニカム担体8内の通路を垂
下し減圧タンク11に収容される。スラリと空気は減圧タ
ンク11内で分離され減圧タンク11の底部に集められ、再
利用のためにスラリタンクに戻される。
(実施例) 以下に図面を参照しつつ本発明を実施例により詳述す
る。
る。
実施例1 第1図は、実施例1のスラリ投入器具の斜視図で、第
2図にこのスラリ投入器具の断面を示す。このスラリ投
入器具はハニカム担体の断面形状と略同じ筒状本体1の
上部に、減圧処理時に内側に引き込まれることがなくし
かもスラリ投入装置の上記筒状本体1とスラリ計量器4
を密接するに十分な柔軟性を併せ持つ強度の密接壁3を
固着している。またハニカム担体の上端面外周壁をシー
ルする下部筒状体7に密着すくためのフランジを筒の下
部に固着している。筒状本体の側面には、水平方向に対
し40゜以上の角度をもつ吸気部底面12、少なくとも10cm
2以上の面積を持つ吸気口2、3cm以上の高さを持つ吸気
部側壁13を併せ持つ吸気部を固着している。吸気口2よ
り導入された空気は吸気部底面12で方向を転換し、ハニ
カム担体7の上方で再度方向を転換しハニカム担体上端
面に供給される。
2図にこのスラリ投入器具の断面を示す。このスラリ投
入器具はハニカム担体の断面形状と略同じ筒状本体1の
上部に、減圧処理時に内側に引き込まれることがなくし
かもスラリ投入装置の上記筒状本体1とスラリ計量器4
を密接するに十分な柔軟性を併せ持つ強度の密接壁3を
固着している。またハニカム担体の上端面外周壁をシー
ルする下部筒状体7に密着すくためのフランジを筒の下
部に固着している。筒状本体の側面には、水平方向に対
し40゜以上の角度をもつ吸気部底面12、少なくとも10cm
2以上の面積を持つ吸気口2、3cm以上の高さを持つ吸気
部側壁13を併せ持つ吸気部を固着している。吸気口2よ
り導入された空気は吸気部底面12で方向を転換し、ハニ
カム担体7の上方で再度方向を転換しハニカム担体上端
面に供給される。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のスラリ投入装置におい
ては上部にスラリ計量器4と掛合する密接壁を設け、吸
入される空気が吸気部底面で方向を転換し、上記ハニカ
ム担体の上方で再度方向を転換してハニカム担体上端面
に供給されるような構造の吸気部を設けたために、減圧
処理に必要な空気量を確保しつつスラリの装着外部への
洩れを解消でき、スラリ付着による設備故障を防ぎ、加
えて計量されたスラリをすべてセラミックハニカム担体
あるいはメタルハニカム担体8に印加することができ塗
布量の反復性ある結果が得られる。
ては上部にスラリ計量器4と掛合する密接壁を設け、吸
入される空気が吸気部底面で方向を転換し、上記ハニカ
ム担体の上方で再度方向を転換してハニカム担体上端面
に供給されるような構造の吸気部を設けたために、減圧
処理に必要な空気量を確保しつつスラリの装着外部への
洩れを解消でき、スラリ付着による設備故障を防ぎ、加
えて計量されたスラリをすべてセラミックハニカム担体
あるいはメタルハニカム担体8に印加することができ塗
布量の反復性ある結果が得られる。
第1図はこの発明の実施例1のスラリ投入器具の斜視
図、 第2図は第1図のA−A′線に沿った断面図、 第3図はこの発明の実施例1のスラリ投入器具の使用例
断面図である。 1……筒状本体、2……吸気口 3……密接壁、4……スラリ計量部 5……スラリ供給管、6……スラリ供給弁 7……下部筒状体 8……ハニカム担体 9……ハニカム担体支持台 10……導管、11……減圧タンク 12……吸気部底面、13……吸気部側壁
図、 第2図は第1図のA−A′線に沿った断面図、 第3図はこの発明の実施例1のスラリ投入器具の使用例
断面図である。 1……筒状本体、2……吸気口 3……密接壁、4……スラリ計量部 5……スラリ供給管、6……スラリ供給弁 7……下部筒状体 8……ハニカム担体 9……ハニカム担体支持台 10……導管、11……減圧タンク 12……吸気部底面、13……吸気部側壁
Claims (1)
- 【請求項1】上方のスラリ計量器からスラリをハニカム
担体の上端面に投入し、該ハニカム担体の軸方向に整列
した管状通路に、該ハニカム担体両端面の上端を大気
圧、下端を大気圧より低い圧力にさらしてスラリを塗布
するのに用いられるスラリ投入器具において、スラリ計
量器と、該スラリ計量器の下端に掛合する密接壁と、該
密接壁の下端に掛合する内側形状がハニカム担体の断面
形状と略同じ筒状本体とを備え、該筒状担体側壁が開口
部と該開口部を囲うコの字型吸気部を有し、該コの字型
吸気部が該開口部下端から上方に傾斜した吸気部底面
と、該吸気部底面端部から該筒状本体の側壁と平行にの
びる吸気部側壁とを有することを特徴とするハニカム担
体のスラリ投入器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2068130A JP2621559B2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | ハニカム担体のスラリ投入器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2068130A JP2621559B2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | ハニカム担体のスラリ投入器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03270735A JPH03270735A (ja) | 1991-12-02 |
JP2621559B2 true JP2621559B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=13364855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2068130A Expired - Fee Related JP2621559B2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | ハニカム担体のスラリ投入器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2621559B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010114132A1 (ja) | 2009-04-03 | 2010-10-07 | 株式会社 キャタラー | 排ガス浄化用触媒の製造方法及び装置並びにそれに使用するノズル |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59193140A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-11-01 | Toyota Motor Corp | モノリス担体のアルミナコ−テイング方法 |
JPH0240241A (ja) * | 1988-07-28 | 1990-02-09 | Toyota Motor Corp | モノリス担体に目詰め部と担持層とを形成する方法 |
-
1990
- 1990-03-20 JP JP2068130A patent/JP2621559B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH03270735A (ja) | 1991-12-02 |
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