JP2620492B2 - パルス走行時間方式の距離測定方法および装置 - Google Patents

パルス走行時間方式の距離測定方法および装置

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JP2620492B2 JP5133275A JP13327593A JP2620492B2 JP 2620492 B2 JP2620492 B2 JP 2620492B2 JP 5133275 A JP5133275 A JP 5133275A JP 13327593 A JP13327593 A JP 13327593A JP 2620492 B2 JP2620492 B2 JP 2620492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続する測定サイクル
において送信フェーズの期間においてその都度1つのパ
ルスを送信しかつ該送信フェーズに続く受信フェーズに
おいて受信信号をエコープロフィールとして記憶し、か
つ少なくとも1つの記憶されたエコープロフィールか
ら、測定すべき物体において反射された有効エコーを検
出しかつ前記パルスの送信と前記有効エコーの受信との
間の時間間隔から前記物体の距離を求め、ここにおいて
記憶されたエコープロフィールから障害信号を抑圧する
ために、該エコープロフィールから平滑化によって、結
果が単調に下降する曲線であるように、変動を取除くこ
とによってスライドしきいプロフィールを形成し、該ス
ライドしきいプロフィールを、繰返される障害信号を抑
圧するために測定環境に整合された固定しきいプロフィ
ールと組合せかつ結果生じたしきい信号を前記記憶され
たエコープロフィールのその都度の評価の際に使用す
る、パルス走行時間方式の距離測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4890266号明細書か
ら、殊に、超音波パルスを用いて容器内の充填状態を測
定するように構成されている、この形式の方法が公知で
ある。この種の方法では、エコープロフィールメモリに
記憶されているエコープロフィールは、有効エコーの他
に、例えば送信器の減衰振動、障害雑音(ノイズ)、別
の反射面のエコー、マルチパスエコー等から由来する、
測定サイクルの経過中に受信される、別のすべての信号
も含んでいる。固定しきいプロフィール(上記の米国特
許第4890266号明細書においては“時間的に変化
するしきい値(timevarying threshold)”または“T
VT”と称されている)は、測定環境における障害状況
に一度、例えば操作員によって手動で整合された、エコ
ープロフィールに相応するプロフィールである。この整
合によって殊に、常時発生する障害信号、例えば容器内
の固定の組込み体におけるエコーを考慮することが可能
になる。その場合有効エコーを求めるために、もはや記
憶されているエコープロフィールのすべての成分ではな
くて、固定しきいプロフィールを上回る成分のみが評価
のために使用される。これにより、有効エコーは簡単か
つ迅速に求められる。
【0003】しかし固定しきいプロフィールは、測定環
境における状況が大幅に変化しない場合に限ってしか有
利に使用できない。しかし全体のエコープロフィール
は、吸収度および伝搬損失および反射条件の変化並びに
障害雑音等のために著しい変動にさらされていることが
ある。固定しきいプロフィールは、それが新たに形成さ
れかつ整合されるまで、測定条件のこのような変化を考
慮していない。
【0004】
【発明の課題】本発明の課題は、受信されたエコープロ
フィールの特性の変動を、このために固定しきいプロフ
ィールを変更する必要なく、迅速に考慮することができ
るようにした、冒頭に述べた形式の方法を提供すること
である。
【0005】この課題を解決するために、本発明による
方法は、測定サイクルの連続する時点に対するスライド
しきいプロフィールの値を記憶されたエコープロフィー
ルの値から形成しかつ測定サイクルの時点に相応する、
スライドしきいプロフィールのそれぞれの値に対して単
調に下降する曲線を得るために、前記値が先行する時点
に対して使用された値より小さいかまたは該値に等しい
ときは、その時点に対して形成された値を使用し、かつ
そうでない場合には先行する時点に対して使用された値
を使用することによって特徴付けられている。
【0006】本発明の方法では、記憶されているエコー
プロフィールの評価に使用される結果としてのしきいプ
ロフィールは、固定しきいプロフィールが形成された測
定条件が存在している限りは、固定しきいプロフィール
に相応する。測定条件が変化すると、結果として生じる
しきいプロフィールは、障害成分が固定しきいプロフィ
ールを上回る領域においてスライドしきいプロフィール
の相応の部分から成り、かつその他の領域においては、
固定しきいプロフィールの相応の部分から成る。これに
より、測定条件が変化した場合にも、障害成分の大部分
は評価から排除することができる。スライドしきいプロ
フィールの単調に下降する特徴は、有効エコーがスライ
ドしきいプロフィール、ひいては結果としてのしきいプ
ロフィールをも確実に上回ることを保証する。
【0007】スライドしきいプロフィールの形成の頻度
は、測定条件の予測される変化に依存して任意に選択す
ることができる。測定条件は通例、緩慢にしか変化しな
いので、比較的大きな時間間隔、例えば毎日1回のスラ
イドしきいプロフィールの形成で十分である。その際、
スライドしきいプロフィールの形成に対して、操作員に
よる整合は不要である点が重要である。
【0008】それぞれの測定サイクルにおいて1つの送
信パルスを送信しかつそれぞれの送信パルスに基づいて
生じたエコー信号を受信するための送受信装置と、該送
受信装置に接続されている信号処理回路とを備え、該信
号処理回路は、測定サイクルの経過中に前記送受信装置
から供給される受信信号に相応する少なくとも1つのエ
コープロフィールが記憶されるエコープロフィールメモ
リと、前記エコープロフィールメモリに記憶されている
前記エコープロフィールから、測定すべき物体において
反射された有効エコーを検出しかつ前記パルスの送信と
前記有効エコーの受信との間の時間間隔から前記物体の
距離を求める評価回路と、記憶されたエコープロフィー
ルから平滑化されかつ単調に下降するスライドしきいプ
ロフィールを形成するためのスライドしきいプロフィー
ル回路とを備えている、本発明の方法を実施するための
装置は本発明によれば、スライドしきいプロフィール回
路は、最小値フィルタを含んでおり、該最小値フィルタ
は、測定サイクルの所定の時点に対して形成された、ス
ライドしきいプロフィールのそれぞれの値を、先行する
時点に対して形成された値と比較しかつ2つの比較され
た値の小さい方をまたは2つの比較された値が同じであ
る場合にはこの値を、この時点に対して形成された、ス
ライドしきいプロフィールの値として送出するという特
徴を有している。
【0009】本発明の方法および装置の有利な構成およ
び実施例は、その他の請求項に記載されている。
【0010】
【実施例】次に本発明を図示の実施例につき図面を用い
て詳細に説明する。
【0011】図1には、パルス走行時間方法に従った距
離測定に対する例として、充填物11を含んでいる容器
10における充填状態測定装置が示されている。容器1
0の上面において、生じ得る最高の充填状態より上方
に、交互に送信変換器および受信変換器として動作する
超音波変換器12が配置されている。送信フェーズにお
いて超音波変換器12は電気信号によって励振され、そ
の結果超音波変換器は、容器内に存在する充填物11に
向かって下方に垂直に配向されている超音波パルスを発
生する。受信フェーズにおいて超音波変換器12は、充
填物11の表面において反射されたエコー信号を受信
し、超音波変換器はこの信号を電気信号に変換する。送
信フェーズおよび受信フェーズはまとめて1つの測定サ
イクルを形成する。クロック発生器13は、測定サイク
ルの時間的な順序を制御しかつそれぞれの測定サイクル
内の過程の時間的なシーケンスを制御する。
【0012】クロック発生器13によってそれぞれの測
定サイクルの開始時にトリガされる送信パルス発生器1
4は、送信フェーズの期間に、超音波変換器12を励振
するために必要である、送信すべき超音波の周波数を有
するパルス状の電気信号を発生する。この信号は、送信
/受信切換回路15を介して超音波変換器12に供給さ
れる。超音波変換器12における送信パルスの停止後到
来するすべての超音波信号は、超音波変換器によって電
気受信信号に変換され、この受信信号は送信/受信切換
回路15を介して信号処理回路20に供給される。この
受信された超音波信号に殊に、充填物11の表面におい
て反射された有効エコー信号も含まれている。この有効
信号の、超音波変換器12から充填物表面に達しかつ再
び超音波変換器12に戻る走行時間を測定すべきであ
る。この走行時間から充填物表面の、超音波変換器12
からの距離、ひいては容器10における充填状態が測定
される。
【0013】超音波変換器12によって受信される超音
波信号には、有効信号の他に、種々の障害信号も含まれ
ている。殊に、別の表面、例えば、容器に落下する充填
物等において反射される障害エコー信号がある。信号処
理回路20の重要な使命は、誤った超音波信号が有効エ
コーパルスとして解釈されかつ走行時間測定のために使
用されないように、受信された超音波信号全体から有効
エコーパルスを取り出すことにある。
【0014】信号処理回路20は、超音波変換器12に
よって発生される電気受信信号が周波数切換回路15を
介して供給される対数増幅器21を含んでいる。対数増
幅器21には、クロック発生器13によって制御される
標本化回路22が後置接続されている。標本化回路は、
対数増幅器の出力信号からそれぞれの受信フェーズの経
過において、有利には同じ時間間隔において存在する、
一連の標本値を取り出す。それぞれの標本値は、標本時
点において対数増幅された受信信号の振幅を有する。標
本化回路に後置接続されているアナログ/デジタル変換
器23は、それぞれの標本値を、その数値が標本値の振
幅に相応する数を表すデジタルコード群に変換する。振
幅精度は、デジタルコード群の桁数によって決定され
る。例えばそれぞれの標本値はAD変換器23によって
8ビットを有する2進ビット群に変換されるとき、28
=256の振幅値を区別することができる。時間精度
は、標本化回路22によって取り出された標本値の時間
間隔によって決定される。
【0015】AD変換器23によって、それぞれの受信
フェーズの経過において順次供給されるデジタルコード
群は、エコープロフィールメモリ24に入力されかつそ
こに記憶される。エコープロフィールメモリ24の容量
は少なくとも、1測定サイクルの期間に供給されるすべ
てのデジタルコード群を記憶することができる程度の大
きさである。記憶されたこれらのコード群は、全体の測
定サイクルの経過における容器10のエコープロフィー
ルを表している。また、数多くの場合において、エコー
プロフィールメモリの容量は著しく大きいので、数多く
の連続する測定サイクルにおいて得られるエコープロフ
ィールを記憶しかつ共通に評価することができる。
【0016】エコープロフィールメモリ24に接続され
ている評価回路25は、エコープロフィールメモリ24
に記憶されているエコープロフィールにおいて、充填物
表面において反射された有効エコーを識別し、有効エコ
ーの走行時間を測定しかつこの遅延時間から容器内の充
填状態を計算する使命を有している。評価回路は出力側
に、容器内の充填状態を表示する信号を送出する。
【0017】図2には、エコープロフィールメモリ24
に記憶されるエコープロフィールEに対する例が示され
ている。それは、測定サイクルの経過において標本化さ
れかつデジタル化された受信信号の振幅経過を時間tの
関数として示している。時点t=0において、送信パル
ス発生器14によって発生される、持続時間TSを有し
かつ大きな振幅によって対数増幅器21の入力側に達す
る送信パルスSによる超音波変換器12の励振が始ま
る。送信パルスSの終了後に、超音波変換器12はな
お、所定の時間TNだけ減衰振動する。即ちこの時間に
おいてエコープロフィールは、高い送信レベルから指数
関数的に低い受信レベルまで低下する。送信パルスSに
よる増幅器21の過制御を防止するために、増幅器21
は送信パルスSの持続時間TSの間および送信パルスの
終わりに続く時間TBの間、受信レベルが、図2に示さ
れている例では20dBである所定の値に降下するま
で、阻止される。この持続時間TBの間、受信信号の評
価、ひいては距離測定はできない。即ちそれ故に、増幅
器21の阻止に相応する、そもそも距離測定がようやく
可能である最小間隔は、“阻止間隔”と称される。阻止
間隔TBは、減衰振動持続時間TNと同じであるか、ま
たは、図2に示されているように、それより短くても構
わない。
【0018】減衰振動持続時間TNの終わりに続く受信
フェーズにおいて、エコープロフィールは、充填物表面
とは別の反射表面、例えば容器内に固定に組み込まれて
いるものから到来する障害エコーPが重畳されているノ
イズRを示している。エコープロフィールにおいて最後
に、充填物表面によって反射された有効エコーが現れ
る。この有効エコーは通例、前以て決められた最小持続
時間においてエコープロフィールのその他の成分より大
きな振幅を有していることで識別することができる。有
効エコーの振幅と同じオーダにある振幅を有する著しい
障害パルスは通例、有効エコーより著しく短いパルス持
続時間に基づいて、有効エコーとは区別することができ
る。
【0019】評価回路25が固定の組込体から到来する
障害エコーPの1つを誤って有効エコーと解釈すること
を妨げるために、容器10内の障害状況に一度整合され
る、エコープロフィールに相応する固定しきいプロフィ
ールを記録することが公知である。図2には、公知の形
式のこの種の固定しきいプロフィールKが示されてい
る。固定しきいプロフィールKを形成するために通例、
エコープロフィールの平均経過に追従する平滑化された
曲線が発生される。この曲線は、エコープロフィールに
対して、それが、減衰振動によって惹き起こされる成分
およびエコープロフィールの通例存在するノイズ信号成
分より下方にくることがないように、上方向にシフトさ
れている。この曲線は、選択された領域において、平均
しきいプロフィールを上回ることがある常に繰り返し生
じる周知の障害エコーPを同様に抑圧するために、付加
的に変化される。この整合は例えば、操作員によって手
動で行うことができる。
【0020】公知技術によれば固定しきいプロフィール
Kは、エコープロフィールの評価の都度評価回路25に
供給される。それから評価回路25は、固定しきいプロ
フィールの、同じ時点に対応するデジタルコード群の振
幅値より大きい振幅値を有する、エコープロフィールの
記憶されたデジタルコード群のみを検査する。従って、
図2の線図において、固定しきいプロフィールKを上回
らないエコープロフィールEのすべての成分は評価され
ないままである。これにより、障害エコーPの1つが誤
って有効エコーとして解釈されることが妨げられる。
【0021】これまで説明してきた方法は、容器10内
の音響状況が大幅に変化しない限りは、申し分なく動作
する。しかし全体のエコープロフィールは、吸収、伝搬
損失、反射条件の変化、障害ノイズ等のために、著しい
変動にさらされることがある。従来の固定しきいプロフ
ィールKは、それが新たに形成されかつ整合されるま
で、測定条件のこの種の変化を考慮しない。図3には、
例としてここでも図2の固定しきいプロフィールK並び
に図2と同じ有効エコーNを有するが、著しい障害ノイ
ズが重畳されているエコープロフィールE′が示されて
いる。この障害ノイズは結果的に、エコープロフィール
E′の記憶された殆どすべての標本値が固定しきいプロ
フィールKを上回り、従って評価回路25において有効
信号Nの識別のために評価されるようなものである。こ
れにより、エコープロフィールの誤ったパルスピークが
誤って有効信号と見なされるおそれが高まる。
【0022】エコープロフィールのこのような変化に自
動的に整合するために、図1の信号処理回路20におい
て、評価回路25に供給されるしきいプロフィールは、
固定しきいプロフィールFとスライドしきいプロフィー
ルGとの結合によって形成される。固定しきいプロフィ
ールFは、エコープロフィールメモリ24におけるエコ
ープロフィールFと類似して、デジタルコード群の形に
おいて固定しきいプロフィール回路26に記憶されてい
る。しかし図2および図3の従来の固定しきいプロフィ
ールKとは、それが、常に繰り返し現れる障害エコーP
を抑圧するようにしか構成されていない点で異なってい
る。容器におけるその都度生じている障害状況に対する
必要な整合は、整合装置27を用いて、例えば操作員に
よって手動で行うことができる。更に図1の信号処理回
路20は付加的に、エコープロフィールメモリ24に記
憶されているエコープロフィールから、結合回路29に
おいて回路26から供給される固定しきいプロフィール
Fと結合されるスライドしきいプロフィールGを発生す
るスライドしきいプロフィール回路28を含んでいる。
スライドしきいプロフィールGを形成するために、エコ
ープロフィールEは平滑フィルタを用いて変動が取り除
かれる。平滑化は、その結果が、同様にデジタルコード
群の形においてスライドしきいプロフィール回路28に
記憶される単調に下降する曲線となるように行われる。
結合は、固定しきいプロフィールFおよびスライドしき
いプロフィールGの同じ時点に対応する振幅値が相互に
比較されるように行われる。即ち、両方の値の大きい方
の値が結合回路29に記憶される。このようにして結合
回路29に記憶されたデジタルコード群の全体が、評価
回路25に供給される結果としてのしきいプロフィール
Hを形成する。
【0023】この手段の結果は、図4および図5に示さ
れている。図4には、ここでも図2のエコープロフィー
ルと、固定しきいプロフィール回路26に記憶されてい
る固定しきいプロフィールFと、スライドしきいプロフ
ィール回路28に記憶されているスライドしきいプロフ
ィールGと、結合回路29におけるしきいプロフィール
FおよびGの結合の結果生じた、評価回路25に供給さ
れるしきいプロフィールHとが示されている。固定しき
いプロフィールFは、繰り返し生じる障害エコーPの個
所における矩形の歯からのみ成っている。スライドしき
いプロフィールGは、最大の障害ピークと最小の障害ピ
ークとの間のほぼ真ん中において経過する単調に下降す
る曲線の形のエコープロフィールの経過に追従する。結
果としてのプロフィールHは、障害エコーPの個所にお
いて固定しきいプロフィールFに相応しかつその他はス
ライドしきいプロフィールGに相応する。単調に下降す
る経過のため、スライドしきいプロフィールは障害エコ
ーPの個所および有効エコーNの個所においては再び上
方に経過せず、その結果これらのエコーは、スライドし
きいプロフィールGとは明らかに際立っている。しかし
障害エコーPはどんな場合にも固定しきいプロフィール
Fによって抑圧されるので、有効エコーのみが識別され
かつ評価される。評価回路25は勿論、それが結果とし
てのしきいプロフィールHを上回る障害およびノイズ信
号ピークを無視するように構成されている。エコープロ
フィールEの評価すべき振幅に対する基準線として、基
本線(t軸)ではなくて、結果としてのしきいプロフィ
ールHが使用され、かつ評価回路は、この基準線を最も
大きく上回るエコーを有効エコーとして識別する。
【0024】図5には、図3のエコープロフィールE′
の場合のしきいプロフィールF、GおよびHの対応と同
じように示されている。固定しきいプロフィールFは、
図4の場合と同じ経過を有している。スライドしきいプ
ロフィールGは変化したエコープロフィールE′の経過
に追従しかつそれ故に図3のスライドしきいプロフィー
ルとは著しく相異している。スライドしきいプロフィー
ルGの単調に下降する経過のために、この場合も有効エ
コーNは、結果的に生じたしきいプロフィールHから明
らかに際立っている。
【0025】図6には、エコープロフィールメモリ24
に記憶されているエコープロフィールEから上述の形式
のスライドしきいプロフィールGを発生するスライドし
きいプロフィール回路28の実施例が示されている。例
として、エコープロフィールメモリ24に記憶されてい
るそれぞれのエコープロフィールは、受信信号のn個の
標本値のデジタル化によって形成されたそれぞれk個の
ビットを有するn個の2進コード群によって表示されて
いるものと仮定している。これらのコード群のそれぞれ
は、測定サイクルの所定の時点におけるエコープロフィ
ールの振幅を表している数値を示している。
【0026】図6のスライドしきいプロフィール回路
は、それぞれkビットであるn個の記憶場所を有する入
力メモリ31を含んでいる。従ってこのメモリの記憶容
量は、完全なエコープロフィールを記憶するために十分
である。入力メモリ31は、n個の並列な入力側31a
の群と、1つの直列な入力側31bと、1つの直列な出
力側31cとを有している。並列な入力側31aは、記
憶されているエコープロフィールのn個のコード群の伝
送に対するエコープロフィールメモリ24の対応する並
列な出力側に接続されている。直列入力側31bは直列
出力側31cに接続されており、その結果入力メモリ3
1に記憶されているn個のコード群は、循環的に保持す
ることができる。有利には入力メモリ31は、n個のレ
ジスタ段を有するシフトレジスタとして形成されてお
り、その際それぞれのレジスタ段は、kビットから成る
2進コード群を収容することができかつ入力メモリの1
つの記憶場所を形成する。
【0027】入力メモリ31の出力側31cに、それぞ
れkビットであるm個の記憶場所を有する一時メモリ3
2の直列入力側32aに接続されており、ただしm<n
である。一時メモリ32は有利には、m個のレジスタ段
を有するシフトレジスタとして形成されており、その際
それぞれのレジスタ段は、k個のビットから成る2進コ
ード群を収容することができかつ一時メモリの記憶場所
を形成する。m個の記憶場所に記憶されているコード群
は、m個の並列出力側32bにおいて取り出される。一
時メモリ32のm個の並列出力側32bに、加算器33
のm個の並列入力側が接続されている。加算器はその出
力側33aに、その入力側に供給されるコード群によっ
て表されている数値の和を表示するデジタル信号を送出
する。このデジタル信号は割算器34に供給される。割
算器は、加算器33から供給された和をこの和を形成し
たコード群の数で割算し、かつk個のビットから成る2
進コード群の形の割算結果を出力側34にて送出する。
従って出力側34aに供給されたコード群は、一時メモ
リ32に記憶されたコード群の算術平均値を表す。
【0028】割算器34の出力側34aは、最小値フィ
ルタ35の入力側35aに接続されている。最小値フィ
ルタの機能は、図7に図示の実施例に基づいて後で詳し
く説明する。最小値フィルタ35の出力側35bに現れ
るデジタルコード群は、出力メモリ36の直列入力側3
6aに供給される。出力メモリは、それぞれkビットで
あるn個の記憶場所を有し、従って入力メモリ31と同
じ記憶容量を有する。出力メモリ36のn個の記憶場所
に記憶されているデジタルコード群は、n個の並列な出
力側36bにおいて取り出される。出力側36bは、図
1のスライドしきいプロフィール回路28の出力側に相
応しかつ結合回路29に接続されている。出力メモリ3
6は有利には、入力メモリ31と同じように、シフトレ
ジスタとして形成されている。
【0029】更に、図6のスライドしきいプロフィール
回路は、必要なクロック、リセットおよび制御信号を上
述の回路ユニット31ないし36に供給する制御回路3
7を含んでいる。この制御回路には、クロック発生器1
3からクロック信号が供給される。
【0030】図7に図示の、最小値フィルタ35の実施
例は、比較器41、該比較器によって制御されるマルチ
プレクサ42および2進コード群に対するメモリ43を
含んでいる。
【0031】割算器34の出力信号を受信する入力側3
5aは、比較器41の入力側41aおよびマルチプレク
サ42の入力側42aに接続されている。メモリ43の
出力側43aは、比較器41の第2の入力側41bおよ
びマルチプレクサ42の第2の入力側42bに接続され
ている。比較器41の出力側41cは、マルチプレクサ
42の制御入力側に接続されている。マルチプレクサ4
2の出力側は、最小値フィルタ35の出力側35bであ
りかつ更にはメモリ43の入力側43bに接続されてい
る。メモリ43は第2の出力側43cを有しており、こ
の出力側は最小値フィルタ35の出力側35cに相応す
るが、図6の回路では使用されない。
【0032】その経過においてスライドしきいプロフィ
ールGが発生される、それぞれの動作サイクルの開始時
において、メモリ43において、制御回路37から制御
入力側43dに供給されるリセット信号によって、生じ
得る最大の数値を有するコード群が設定される。測定サ
イクルの経過において順次、割算器34から到来するコ
ード群が比較器41の入力側41aおよびマルチプレク
サ42の入力側42aに供給され、かつそれぞれこの種
のコード群の受信と同時に、メモリ43に記憶されてい
るコード群が比較器41の入力側4bおよびマルチプレ
クサ42の入力側42bに加えられる。比較器41はそ
の入力側41aおよび41bに加わるコード群を比較し
かつその出力側41cに、入力側41bに加わるコード
群が入力側41aに加わるコード群より大きい数値を有
するとき値1を有しかつ、入力側41bに加わるコード
群が入力側41aに加わるコード群より小さな数値を有
するかまたは2つのコード群が同じ数値を有するときは
値0を有する信号Qを送出する。マルチプレクサ42の
制御入力側に供給される信号Qが値1を有するとき、マ
ルチプレクサは入力側42aに供給されるコード群を出
力側35bに転送し、かつ信号Qが値0を有するとき、
マルチプレクサ42は入力側42bに加わるコード群を
出力側35bに転送する。従ってマルチプレクサ32
は、その入力側42aおよび42bに加わる2つのコー
ド群からその都度、小さい方の数値を有するコード群を
出力側35bに転送する。出力側35bにその都度現れ
るコード群は引き続いて新しいメモリ内容としてメモリ
43に入力される。
【0033】最小値フィルタの上述の機能によって、メ
モリ43において、動作サイクルの経過において考察の
時点まで発生した最小の数値を有するコード群が常時記
憶されているという作用が生じる。記憶されたコード群
は、割算器34から送出されたコード群が記憶されたコ
ード群より大きい数値を有している限り、出力側35b
に送出される。これに対して割算器34から到来するコ
ード群が記憶されているコード群より小さい数値を有し
ているとき、記憶されているコード群に代わってそれが
出力側35bに転送され、かつメモリ43に記憶されて
いるコード群は引き続いて、より小さな数値を有する新
しいコード群に置換される。
【0034】最小値フィルタ35の第2の出力側43c
に、出力側35bにて送出されるコード群が新しい内容
としてメモリ43に入力される前に、出力側35bにて
送出されるコードと同時にメモリ43に記憶されている
コード群が現れる。従って、出力側35bおよび35b
cにおいて同時に、マルチプレクサ42から送出された
コード群の最後のコード群および最後の手前のコード群
が取り出される。
【0035】次に、図6および図7の上述の回路におけ
る動作サイクルの経過中のスライドしきいプロフィール
の形成について説明する。動作サイクルの開始時に、プ
ロフィールメモリ24に記憶されているエコープロフィ
ールのn個のコード群が入力側31aを介してスライド
しきいプロフィール回路28の入力メモリ31に並列に
入力される。これらのコード群は、制御回路37から供
給されるクロック信号によってシフトレジスタとして形
成されている入力メモリ31においてシフトされ、その
結果それらは順次、出力側31cに現れかつ入力側31
bを介して再び入力メモリ31に入力される。同時に、
出力側31cに現れるそれぞれのコード群は一時メモリ
32に入力されかつこのメモリにおいて制御回路37か
ら供給されるクロック信号による制御に基づいて、入力
メモリ31に記憶されたコード群と同じクロックにおい
てシフトされる。これにより一時メモリ32は、それが
最初のm個のコード群の入力後完全に充填されるまで、
入力メモリ31から到来するコード群を充填し始める。
別のコード群の入力の際に、その都度m個の最後に入力
されたコード群は一時メモリ32にとどまり、一方その
前に入力されたコード群は消失する。コード群の、一時
メモリ32への入力の時間的な順序は、測定サイクルの
経過中のエコープロフィールのコード群の形成の時間的
な順序に相応する。即ちまず、受信信号の標本化および
標本値のデジタル化によって測定サイクルの開始時に最
初のものとして形成されたコード群No.1が入力さ
れ、それから次にコード群No.2が入力され、最後に
測定サイクルの終了時に形成された最後のコード群N
o.nが入力されるまで、同様のことが行われる。
【0036】加算器33は、コード群の、一時メモリ3
2への入力の後その都度、一時メモリに存在するすべて
のコード群の数値の和を形成しかつ出力側33aから、
この和を表すコード群を割算器34に供給する。割算器
34は、加算器33から到来するそれぞれのコード群の
数値を一時メモリ32に存在するコード群の数で割算し
かつ出力側に、割算結果の数値、即ち一時メモリ32に
存在するコード群の数値の算術平均値を表すコード群を
送出する。上述したように、最小値フィルタ35は、割
算器34から到来するそれぞれのコード群に対して出力
側35bに、その数値が同じ標本サイクルにおいてその
ときまで得られた最小の平均値に相応するコード群を送
出する。この最小値コード群は、最小値フィルタ35の
出力側35bに、入力メモリ31から一時メモリ32へ
のコード群の転送も行われる同じクロックにおいて現れ
る。最小値コード群は、このクロックにおいて出力メモ
リ36に入力されかつこのメモリにおいてシフトされ
る。
【0037】従って入力メモリ31に存在するエコープ
ロフィールのn個のコード群が一時メモリに転送された
後、出力メモリ36には、連続的に小さくなる数値また
は最高で同じ数値を有するn個のコード群が存在する。
従ってこれらのコード群は、単調に下降する経過を有す
るスライドしきいプロフィールGを形成する。
【0038】出力メモリ36に存在するスライドしきい
プロフィールGのn個のコード群は、出力側36bを介
して並列に結合回路29(図1)に入力されかつ結合回
路において固定しきいプロフィール回路26に記憶され
ている固定しきいプロフィールFのコード群と結合され
る。この結合は、スライドしきいプロフィールGのそれ
ぞれのコード群が固定しきいプロフィールFの対応する
コード群と比較されかつ大きな方の数値を有するコード
群が選択されかつ記憶されるようにして簡単に行われ
る。このようにして選択されかつ記憶されたコード群は
まとまって、結果としてのしきいプロフィールHを形成
し、それが評価回路25に供給される。
【0039】図8には、図1のスライドしきいプロフィ
ール回路28に対して使用することができる、スライド
しきいプロフィール回路の別の実施例が示されている。
図8のスライドしきいプロフィール回路は、それぞれk
ビットであるn個の記憶場所を有する入力メモリ51を
有し、従ってこのメモリの記憶容量は、完全なエコープ
ロフィールを記憶するのに十分である。入力メモリ51
は、n個の並列な入力側51aの群を有しかつn個の並
列な出力側の群を有している。n個の並列な入力側51
aは、記憶されているエコープロフィールのn個のコー
ド群の転送に対するエコープロフィールメモリ24に接
続されている。入力メモリ51のn個の並列な出力側
は、入力マルチプレクサ52のn個の並列な入力側52
aに接続されている。マルチプレクサ52の並列な出力
側42bに、図6の加算器33と類似して、その入力側
に供給されるn個のコード群からマルチプレクサ52が
選択するm個のコード群の数値の和を形成する加算器5
3が接続されている。加算器53の、和を表すデジタル
出力信号は、割算器54に供給される。この割算器は、
図6の割算器と類似して、和を形成した、コード群の数
によって和を割算し、かつデジタルコード群の形の割算
結果を出力側54aに送出する。従って出力側54aに
供給されるコード群は、加算器53によって加算された
数値の算術平均値を表す。
【0040】割算器54の出力側54aは、最小値フィ
ルタ55の入力側55aに接続されており、この最小値
フィルタは、図6の最小値フィルタ35と同じ機能を有
しかつ例えば図7に示されている構成を有することがで
きる。最小値フィルタ55の2つの出力側55bおよび
55cは、図7の最小値フィルタの出力側35bないし
35cに相応する。即ち図8の最小値フィルタは、2つ
の出力側55bおよび55cに同時に、それまで最小の
数値を有する最後および最後から2番目にフィルタリン
グにより取り出されたコード群を供給する。出力側55
cから送出される最後から2番目のコード群は、コード
群Iと称されかつ出力側55bから送出される最後のコ
ード群は、コード群IIと称される。
【0041】最小値フィルタ55の出力側55cおよび
55bは、補間器56の2つの入力側に接続されてい
る。この補間器は、コード群IおよびIIの数値間の(m
−1)ステップにおいて線形補間を実施しかつ補間値に
相応する(m−1)コード群並びにコード群IIをその出
力側に送出する。補間器56の出力側は、出力マルチプ
レクサ57の相応の数の入力側57aに接続されてい
る。この出力マルチプレクサは、出力メモリ58のn個
の入力側に接続されているn個の出力側57aを有して
いる。出力メモリ58は、それぞれkビットであるn個
の記憶場所を有しており、従って入力メモリ51と同じ
容量を有している。出力メモリ58のn個の記憶場所に
記憶されているコード群は、図1のスライドしきいプロ
フィール回路28の出力側に相応する、n個の並列な出
力側58において取り出される。出力メモリ58は、図
8の回路において、図6の回路の出力メモリ36と同じ
機能を有している。動作サイクルの終了時に、出力メモ
リ58に、完全なスライドしきいプロフィールGの値が
生じる。
【0042】更に、図8のスライドしきいプロフィール
回路は、上述の回路ユニット51ないし58に必要なク
ロック、リセットおよび制御信号を供給し、従って実質
的に図6のスライドしきい回路における制御回路37と
同じ機能を有している制御回路60を含んでいる。この
制御回路60は、付加的に計数パルスを計数器61に供
給し、計数器の計数状態iは出力側61aおよび61b
において取り出される。出力側61bに接続されている
デコーダ62は、計数状態iから数mを形成する。この
数は、入力マルチプレクサ52,加算器53,割算器5
4,出力マルチプレクサ57並びにサブ計数器63に供
給される。これらの回路の機能は、動作サイクルのシー
ケンスの以下の説明から明らかである。
【0043】図6のスライドしきいプロフィール回路に
比べた重要な差異は、図8のスライドしきいプロフィー
ル回路では出力メモリ58に存在するスライドしきいプ
ロフィールのそれぞれの値が入力メモリ51に存在する
エコープロフィールの値から直接求められるのではない
点にある。即ち図8のスライドしきいプロフィール回路
の場合、領域0…i…qのコーナ値であるq+1の基準
点があり、これらそれぞれの領域において線形補間によ
り中間値が得られる。順次処理される領域は、それぞれ
の動作サイクルにおいて0からqまでを計数する計数器
61によって決定される。それぞれの領域に対して、ス
ライドしきいプロフィールのm個の値が形成される。こ
のために、基準点に相応する2つのコーナ値に対して付
加的に、m−1個の中間値を補間によって形成しなけれ
ばならない。これらの領域は、0からqまで増加する大
きさを有しており、かつこれに相応して、基準点間の距
離およびそれぞれの領域に対して形成すべき値の数mが
増加する。この増大は、デコーダ62によって決定され
かつ任意に選択することができる。以下の説明におい
て、デコーダは次式
【0044】
【数1】
【0045】に従って計数状態iから数mを形成するも
のと仮定する。即ち、それぞれの領域は、先行する領域
に対して2倍の大きさである。
【0046】それぞれの動作サイクルの開始時に、完全
なエコープロフィールのn個のコード群が入力メモリ5
1に入力される。計数器61および63は、零にリセッ
トされる。最小値フィルタ55において、図7に基づい
て説明したように、メモリ43において生じ得る最大の
数値を有するコード群が設定されている。
【0047】入力マルチプレクサ52は、デコーダ62
から到来する、数値mを有する信号によって、それが、
その入力側群52aの入力側No.mないし(2m−
1)に供給されたコード群をその出力側群52bの出力
側No.0ないし(m−1)に接続するように、制御さ
れる。これにより、その番号が計数器61の計数状態に
よって決定されるそれぞれの領域に対して、入力メモリ
51に存在するエコープロフィールのm個の値が入力マ
ルチプレクサ52によって選択されかつ加算器53に供
給される。
【0048】動作サイクルの開始時に、計数器61は計
数状態i=0を有し、かつこれに応じてデコーダ62は
値m=1を送出する。入力マルチプレクサ52は、その
入力側1に供給されたコード群をその出力側No.0に
接続する。加算器53において形成された和並びに割算
器54において形成された平均値は、この唯一のコード
群の数値に相応する。この数値は通例、最小値フィルタ
55のメモリに記憶されている最大値より小さいので、
それは最小値フィルタ55の出力側55bにおいて値II
として送出される。
【0049】デコーダ62から供給されるそれぞれの値
mに対して、サブ計数器63は、計数状態0から計数状
態(m−1)までm個の計数パルスを計数する。これに
よりサブ計数器は、補間器56における線形補間の(m
−1)個のステップを制御する。考察の初期フェーズに
おいてはm=1であるので、サブ計数器63において計
数は行われず、従って補間器56において補間は行われ
ない。値IIは、補間器56の第1出力側から出力マルチ
プレクサ57の入力側No.0に転送される。同時に値
IIは、最小値フィルタ55のメモリ43に記憶される。
【0050】出力マルチプレクサ57は、入力マルチプ
レクサ52とは逆の機能を有している。即ち、出力マル
チプレクサは、デコーダ62から到来する、数値mを有
する信号によって、それがその入力側群57aの入力側
No.0から(m−1)までに供給されたコード群をそ
の出力側群57bの出力側No.mないし(2m−1)
に送出するように、制御される。デコーダ62は考察の
初期フェーズにおいて値m=1を供給するので、入力側
群57aの入力側No.0に供給されるコード群は出力
側群57bの出力側No.1に送出されかつこれに接続
されている入力側を介して出力メモリ58に入力され
る。このコード群は第1の基準点、ひいては形成すべき
スライドしきいプロフィールの第1の領域1の初期のコ
ーナ値を表している。それは出力メモリ58において、
測定サイクルの第1の標本化時点に対応する記憶場所に
記憶される。
【0051】動作サイクルの次のフェーズは、計数器6
1が計数状態i=1をとり、その結果デコーダ62が値
m=2を送出するとき始まる。入力マルチプレクサ52
は、入力側群52aの入力側No.2および3もに供給
されるコード群を出力側群52bの出力側No.0およ
び1から、これら2つのコード群の数値の和を形成する
加算器53に供給する。この和は、割算器54において
値m=2によって割算される。これにより得られた平均
値は、それが先行する位相において記憶された、同時に
値Iとして出力側55cにて送出される値より小さいと
き、最小値フィルタ55から出力側55bを介して値II
として送出される。そうでない場合は、記憶された値が
2つの出力側55bおよび55cに値IIおよび値Iとし
て現れる。これらの2つの値IおよびIIは、領域のコー
ナ値を形成する。
【0052】値m=2に対するサブ計数器63は0から
1まで計数するので、補間器56において、線形補間に
よって値IおよびIIの間の中間値が形成される補間ステ
ップが行われる。中間値および値IIを表すコード群は、
出力マルチプレクサ57の入力側群57aの入力側N
r.0および1に接続されている、補間器56の2つの
出力側で送出される。出力マルチプレクサは、これらの
コード群を出力側群57bの出力側Nr.2および3か
ら出力メモリ58の相応の入力側に供給する。これら
は、出力メモリ58において測定サイクルの第2ないし
第3の標本時点に対応する記憶場所に記憶される。
【0053】これらの過程は、基準点までの距離を増大
しかつ基準点間の補間の数を相応に増やしながら計数器
61の計数状態iの連続する値に対して位相毎に繰り返
される。次の表には、マルチプレクサ52および57の
入力側および出力側並びにスライドしきいプロフィール
の値の形成に対するiの種々の値に対して用いられる補
間の数が示されている:
【0054】
【表1】
【0055】q個の位相の後、入力メモリ51に存在す
るエコープロフィールのn個すべてのコード群が処理さ
れ、かつ出力メモリ58には、全体のスライドしきいプ
ロフィールGのn個のコード群が存在し、この全体のス
ライドしきいプロフィールはそれから、既述の方法で、
評価回路25に供給すべきしきいプロフィールHを形成
するために固定しきいプロフィールFと結合回路29に
おいて結合することができる。
【0056】図8の実施例においても、単調に下降する
スライドしきいプロフィールが得られる。というのは、
最小値フィルタ55によって選択される基準値は、連続
的により小さいかまたは精々同じ大きさでありかつ線形
補間された中間値は、2つの基準値の振幅の間に存在す
る振幅に相応するからである。この実施例では、図6の
実施例より一層良好な、スライドしきいプロフィールの
平滑化が実現される。補間領域の拡大を増せば増す程、
スライドしきいプロフィールはエコープロフィールの特
殊性に一層良好に整合するようになる。殊に、超音波変
換器の減衰振動および近接目標エコーのために、エコー
プロフィールが比較的大きな変化にさらされている初期
領域において、補間領域は小さく、その結果スライドし
きいプロフィールは比較的大きな変化にも拘らず、エコ
ープロフィールに申し分なく追従することができる。こ
れに対して比較的大きな測定距離に相応する、測定サイ
クルの比較的後の部分では、スライドしきいプロフィー
ルをエコープロフィールの経過に申し分なく整合するた
めに比較的大きな補間領域で十分である。
【0057】当業者には、図5、図6および図7に図示
の回路ブロックを必ずしも個別回路として形成する必要
はなく、適当にプログラミングされたマイクロコンピュ
ータの機能によって実現することができることは明らか
である。この場合有利には、図1のエコープロフィール
メモリ24、評価回路25、固定しきいプロフィール回
路26および結合回路29も、同じマイクロコンピュー
タの機能によって実現されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波パルスを用いて容器内の充填状態を測定
する装置のブロック回路図である。
【図2】図1の装置において発生するエコープロフィー
ルと、公知技術による固定しきいプロフィールとの関係
を示す線図である。
【図3】図1の装置において発生するエコープロフィー
ルと、公知技術による固定しきいプロフィールとの関係
を示す線図である。
【図4】図2ないし図3に示されたエコープロフィール
の、本発明により使用されるしきいプロフィールとの関
係を示す線図である。
【図5】図2ないし図3に示されたエコープロフィール
の、本発明により使用されるしきいプロフィールとの関
係を示す線図である。
【図6】図1の装置において使用されるスライドしきい
プロフィール回路の第1実施例を示すブロック回路図で
ある。
【図7】図5のスライドしきいプロフィール回路に使用
される最小値フィルタの実施例を示すブロック回路図で
ある。
【図8】図1の装置において使用されるスライドしきい
プロフィール回路の第2実施例を示すブロック回路図で
ある。
【符号の説明】
14 送信パルス発生器、 15 送信/受信切換分岐
装置、 20 信号処理回路、 24 エコープロフィ
ールメモリ、 25 評価回路、 26 固定しきいプ
ロフィール回路、 28 スライドしきいプロフィール
回路、 29結合回路、 31,51 入力メモリ、3
2 一時メモリ、 33,53 加算器、 34,54
割算器、 35,55 最小値フィルタ、 36,5
8 出力メモリ、 43 メモリ、 41 比較器、
42,52,57 マルチプレクサ、 56 補間器、
61 計数器、 62 デコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハルトムート シュミット ドイツ連邦共和国 シュタイネン ハン ス−トーマ−シュトラーセ 5 (56)参考文献 特開 平2−62992(JP,A)

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する測定サイクルにおいて送信フェ
    ーズの期間においてその都度1つのパルスを送信しかつ
    該送信フェーズに続く受信フェーズにおいて受信信号を
    エコープロフィールとして記憶し、かつ少なくとも1つ
    の記憶されたエコープロフィールから、測定すべき物体
    において反射された有効エコーを検出しかつ前記パルス
    の送信と前記有効エコーの受信との間の時間間隔から前
    記物体の距離を求め、ここにおいて記憶されたエコープ
    ロフィールから障害信号を抑圧するために、該エコープ
    ロフィールから平滑化によって、結果が単調に下降する
    曲線であるように、変動を取除くことによってスライド
    しきいプロフィールを形成し、該スライドしきいプロフ
    ィールを、繰返される障害信号を抑圧するために測定環
    境に整合された固定しきいプロフィールと組合せかつ結
    果生じたしきい信号を前記記憶されたエコープロフィー
    ルのその都度の評価の際に使用する、パルス走行時間方
    式の距離測定方法において、測定サイクルの連続する時
    点に対するスライドしきいプロフィールの値を前記記憶
    されたエコープロフィールの値から形成しかつ測定サイ
    クルの時点に相応する、スライドしきいプロフィールの
    それぞれの値に対して単調に下降する曲線を得るため
    に、前記値が先行する時点に対して使用された値より小
    さいかまたは該値に等しいときは、その時点に対して形
    成された値を使用し、かつそうでない場合には先行する
    時点に対して使用された値を使用することを特徴とする
    パルス走行時間方式の距離測定方法。
  2. 【請求項2】 スライドしきいプロフィールのそれぞれ
    の値に対するエコープロフィールの平滑化のために、エ
    コープロフィールの複数の連続する値の平均値を形成す
    る請求項1記載のパルス走行時間方式の距離測定方法。
  3. 【請求項3】 エコープロフィールから、間隔をおいて
    存在する、スライドしきいプロフィールのそれぞれの基
    準値を求めかつ前記基準値の間に存在する、スライドし
    きいプロフィールの値を線形補間によって形成する請求
    項1記載のパルス走行時間方式の距離測定方法。
  4. 【請求項4】 基準値間の間隔を測定サイクルの時間経
    過において連続的に拡大する請求項3記載のパルス走行
    時間方式の距離測定方法。
  5. 【請求項5】 基準値間の間隔を測定サイクルの時間経
    過において連続的に2倍づつ拡大する請求項4記載のパ
    ルス走行時間方式の距離測定方法。
  6. 【請求項6】 それぞれの基準値を形成するために、エ
    コープロフィールの複数の連続する値の平均値を形成す
    る請求項3から5までのいずれか1項記載のパルス走行
    時間方式の距離測定方法。
  7. 【請求項7】 それぞれの測定サイクルにおいて1つの
    送信パルスを送信しかつそれぞれの送信パルスに基づい
    て生じたエコー信号を受信するための送受信装置と、該
    送受信装置に接続されている信号処理回路とを備え、該
    信号処理回路は、測定サイクルの経過中に前記送受信装
    置から供給される受信信号に相応する少なくとも1つの
    エコープロフィールが記憶されるエコープロフィールメ
    モリと、前記エコープロフィールメモリに記憶されてい
    る前記エコープロフィールから、測定すべき物体におい
    て反射された有効エコーを検出しかつ前記パルスの送信
    と前記有効エコーの受信との間の時間間隔から前記物体
    の距離を求める評価回路と、記憶されたエコープロフィ
    ールから平滑化されかつ単調に下降するスライドしきい
    プロフィールを形成するためのスライドしきいプロフィ
    ール回路とを備えている、請求項1からまでのいずれ
    か1項記載の方法を実施するための装置において、スライドしきいプロフィール回路は、最小値フィルタを
    含んでおり、該最小値フィルタは、測定サイクルの所定
    の時点に対して形成された、スライドしきいプロフィー
    ルのそれぞれの値を、先行する時点に対して形成された
    値と比較しかつ2つの比較された値の小さい方をまたは
    2つの比較された値が同じである場合にはこの値を、こ
    の時点に対して形成された、スライドしきいプロフィー
    ルの値として送出することを特徴とする パルス走行時間
    方式の距離測定装置。
  8. 【請求項8】 最小値フィルタは、スライドしきいプロ
    フィールの値を記憶するためのメモリと、比較器と、該
    比較器の出力信号によって制御されるマルチプレクサと
    を含んでおり、かつ前記比較器および前記マルチプレク
    サはそれぞれ、第1入力側には、前置接続されている回
    路によって形成される、スライドしきいプロフィールの
    値が供給され、第2入力側には、前記メモリに記憶され
    ている、前記スライドしきいプロフィールの値が供給さ
    れ、かつ前記比較器の出力信号は比較結果に依存して前
    記マルチプレクサを、それが前記2つの値のうち小さい
    方の値または等しい値をその出力側に送出するように制
    御し、かつ前記マルチプレクサから送出される値は、前
    記最小値フィルタのメモリに記憶される請求項記載の
    パルス走行時間方式の距離測定装置。
  9. 【請求項9】 スライドしきいプロフィール回路は、最
    小値フィルタから送出される、スライドしきいプロフィ
    ールの値が測定サイクルの時点に対応する記憶場所に記
    憶される出力メモリを含んでいる請求項または記載
    のパルス走行時間方式の距離測定装置。
  10. 【請求項10】 スライドしきいプロフィール回路は、
    エコープロフィールを記憶するための入力メモリと、該
    入力メモリに記憶されている、エコープロフィールの複
    数の値の平均値を形成するための回路とを含んでおり、
    前記複数の値の、平均値を表す出力信号が、最小値フィ
    ルタの入力側に供給される請求項からまでのいずれ
    か1項記載のパルス走行時間方式の距離測定装置。
  11. 【請求項11】 平均値を形成するための回路は、その
    入力側に、エコープロフィールの所定数の値が供給され
    かつその出力側に、これらの値の和を表す出力信号を送
    出する加算器と、該加算器の出力信号が供給され、前記
    和を該和を形成した、所定数によって割算する割算器と
    を含んでいる請求項10記載のパルス走行時間方式の距
    離測定装置。
  12. 【請求項12】 入力メモリと加算器との間に、エコー
    プロフィールの加算すべき値が前記入力メモリから転送
    される一時メモリが介挿されている請求項11記載のパ
    ルス走行時間方式の距離測定装置。
  13. 【請求項13】 入力メモリと加算器との間に、前記入
    力メモリの出力側群の出力信号をその都度前記加算器の
    入力側に転送するマルチプレクサが介挿されている請求
    11記載のパルス走行時間方式の距離測定装置。
  14. 【請求項14】 それぞれの群における出力側の数は、
    マルチプレクサに供給される制御信号によって調整可能
    である請求項13記載のパルス走行時間方式の距離測定
    装置。
  15. 【請求項15】 その都度1つの平均値が形成される連
    続するフェーズを計数するための計数器と、該計数器の
    計数状態から前以て決められた関数に従って、それぞれ
    の群における出力側の数を決定する制御信号を形成する
    デコーダとを含んでいる請求項14記載のパルス走行時
    間方式の距離測定装置。
  16. 【請求項16】 所定の時点で最小値フィルタによって
    取り出された、スライドしきいプロフィールの値および
    先行する時点で取り出された値が供給されて、所定数の
    中間値を線形補間によって発生する補間器が設けられて
    いる請求項から15までのいずれか1項記載のパルス
    走行時間方式の距離測定装置。
  17. 【請求項17】 中間値の数は、補間器に供給される制
    御信号によって調整可能である請求項16記載のパルス
    走行時間方式の距離測定装置。
  18. 【請求項18】 中間値の数は、デコーダによって形成
    される制御信号によって決定される請求項15または
    に記載のパルス走行時間方式の距離測定装置。
  19. 【請求項19】 補間器と出力メモリとの間に、補間器
    から供給される値をその都度、出力メモリの並列入力側
    の群に供給するマルチプレクサが介挿されている請求項
    18記載のパルス走行時間方式の距離測定装置。
  20. 【請求項20】 それぞれの群における入力側の数は、
    マルチプレクサに供給される制御信号によって調整可能
    である請求項19記載のパルス走行時間方式の距離測定
    装置。
  21. 【請求項21】 それぞれの群における入力側の数は、
    デコーダによって形成される制御信号によって決定され
    る請求項15または20に記載のパルス走行時間方式の
    距離測定装置。
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