JPS6133532Y2 - - Google Patents

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JPS6133532Y2
JPS6133532Y2 JP2774980U JP2774980U JPS6133532Y2 JP S6133532 Y2 JPS6133532 Y2 JP S6133532Y2 JP 2774980 U JP2774980 U JP 2774980U JP 2774980 U JP2774980 U JP 2774980U JP S6133532 Y2 JPS6133532 Y2 JP S6133532Y2
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JP
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delay circuit
circuit
signals
time series
delay
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JP2774980U
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【考案の詳細な説明】 本考案は相関式流量計に関するものである。
相関式流量計は、被測定流体中に含まれる雑音
性の信号を、一定距離離れた2ケ所で検出し、こ
の2つの信号の相関から被測定流体の流速または
流量を知るようにしている。
第1図および第2図は、相関式流量計において
相関関数演算信号から流速vを求める場合の説明
図である。
第1図は2つの信号の相互相関Φxy(γ)の
場合であり、第2図は2つの信号の差信号の自己
相関Φzz(γ)の場合で、いずれもx軸は遅延
時間γ,y軸は相関関数値を示す。これらの図に
おいて、相関関数値が最大となる位置の遅延時間
γを求め、これから、(1)式を演算し、流速vを
知る。
V=L/γ ただし、L:2つの信号の検出端間距離 ここで、2つの信号のサンプリング周期を一定
に保つたまま、被測定流体の流速vが大きくなつ
たと仮定すると、相関関数値のピーク位置は、破
線で示すように原点側に移動すると共に、サンプ
リング誤差のため波形情報が正しく得られなくな
り、相関関数のピークが歪んで測定精度が悪くな
る欠点がある。
ここにおいて、本考案は広い流速範囲に亘つて
高い測定精度を維持できる相関式流量計を実現し
ようとするものである。
第3図は本考案の一実施例を示す構成ブロツク
図である。図において、1は被測定流体が流れて
いる管路、21,22は超音波送信器、23,2
4は超音波受信器で、これらは互に対峙するよう
に管路1に取付けられており、各超音波送信器と
超音波受信器とは被測定流体中の雑音性信号を流
れ方向の距離Lだけ離れた2点で検出する検出手
段を構成している。なお、この検出手段として
は、超音波信号を利用する場合の外、他の検出手
段、例えば熱線やサーミスタ、光信号等を利用し
たものでもよい。3は差動増幅器で、超音波受信
器23,24からの信号をそれぞれ復調して得ら
れた信号e1,e2を入力し、その差信号εを得る。
4はサンプルホールド回路で、一定のサンプリン
グ周期で差信号εをサンプリングする。51,5
2は互に直列に接続した第1、第2のデイレイ回
路で、n個のシフトレジスタにより差信号εをN
個の時系列データとして記憶する。このデイレイ
回路51,52は、サンプルホールド回路4でサ
ンプリングしたデータを入力する場合と、この回
路が出力した信号を再入力してデータとする場合
とを切換えるマルチプレクサを内蔵している。6
は第1のデイレイ回路51の出力信号と、第2の
デイレイ回路52の出力信号とを切換えるマルチ
プレクサで、通常は第1のデイレイ回路51を選
択し、必要に応じて第2のデイレイ回路52に切
換える。7はマルチプレクサ6で選択された信号
と、サンプルホールド回路4からの信号とを入力
し、両信号の掛算演算を行なう乗算回路、8は乗
算回路7の結果を加算する加算回路で所定のデー
タ数で移動平均を求める。9は加算回路8からの
相関関数値信号Φzzを入力しており、このピー
ク位置を検出し、これから流速を演算によつて求
める動作をする。10はクロツクジエネレータ
で、マイクロプロセツサ9によつて制御され、サ
ンプルホールド回路4と、第1、第2のデイレイ
回路にクロツクパルスを供給する。
このように構成した装置において、第1、第2
のデイレイ回路51,52の遅延段数をそれぞれ
nとする。はじめに、マルチプレクサ6は、第1
のデイレイ回路51の出力eaを選択しており、
この状態においてサンプルホールド回路4のサン
プリング周期Δγとすれば、第1のデイレイ回
路51の出力eaは、サンプルホールド回路4の
出力eに対してΔγ〜n・Δγだけ遅延した
信号となる。乗算回路7は、はじめに、マルチプ
レクサ6を介して印加される第1のデイレイ回路
51の遅延出力eaと、サンプルホールド回路4
の出力eとを入力し、両信号を掛算演算すること
によつて差動増幅器3の出力信号(e1−e2)の自
己相関演算を行なう。ここで、この状態における
サンプリング周期Δγは、被測定流体の流速の
検出範囲をカバーできるように選定することが望
ましく、ひとつの種類のサンプリング周期ではカ
バーできない場合には、いくつかの種類のサンプ
リング周期を組合せることとなる。このようにし
て、(e1−e2)の自己相関関数Φzzを得て、マイク
ロプロセツサ8はΦzzのピークの大略な位置を
検出する。
次にマルチプレクサ6は、ピーク位置における
遅延時間γの読みとり分解能を向上させるため
に、第2のデイレイ回路52の出力ebを選択す
る。また、このとき、サンプルホールド回路4の
サンプリング周期を、Δγ(Δγ<Δγ
とする。これら、マルチプレクサ6の動作、サン
プリング周期の切換等は、マイクロプロセツサ9
からの信号によつて制御される。このような状態
では、第2のデイレイ回路52の出力ebは、第
1のデイレイ回路51を通過した信号を用いるの
で、サンプリング時間がΔγに変化した後定常
状態になると、(n+1)・Δγ〜2n・Δγ
の遅延時間をもつこととなり、乗算回路7はこの
第2のデイレイ回路の出力ebとサンプルホール
ド回路4の出力eとの掛算を行なう。
第4図はデイレイ回路51,52を切換えた場
合の自己相関関数Φzzの状態の説明図である。
デイレイ回路51を用いると、第4図Aに示す如
く時間Δγからn・Δγの間をn個で自己相
関関数Φzzをあらわす。ピーク位置の遅延時間
γはΔγで定まる分解能で求めている。
デイレイ回路52に切換えると、第4図Bに示
す如く時間n・Δγから2n・Δγの間をn
個で自己相関関数Φzzをあらわす。ピーク位置
γはΔγで定まる分解能で求められる。例え
ば、Δγ=1/2・Δγ即ちサンプリング時間
を半分にすると、分解能は倍になる。自己相関関
数を求める個数はn個なので、乗算回路7及び加
算回路8はそのまま用いることができる。乗算回
路7及び加算回路8の演算速度は早いので、クロ
ツク10のクロツクを早くしても演算は確実にさ
れれ、1回のサンプリング時間Δγの間に、n
回の乗算を行なう。
ここで、サンプリング周期Δγは、サンプリ
ング周期Δγのときに検出した大まかなΦzz
のピーク位置に基づいて、選定されるもので、サ
ンプリング周期ΔγのときのΦzzのピーク位
置が、遅延時間n+1・Δγ〜2n・Δγ
範囲のほぼ中央に入るように選ばれる。このΔγ
は、γ=n0Δγとしたとき、例えば Δγ=(2n0/3n)Δγ となる関係式を満足する。そして、マイクロプロ
セツサ9は、このようにして得られた自己相関関
数Φzzのピーク位置を今度は正確に検出する。
この場合、自己相関関数のX軸は、サンプリング
周期がΔγの場合に比べて拡大されたものとな
るため、精度良くΦzzのピーク位置の検出を行
なうことができる。ピーク位置の検出分解能は、
最大1/2nとなる。
ここに分解能の定義は、計測している遅延時間
範囲の1/2nという意味で、従来のようにデイ
レイ回路が単数であると1/n(nは遅延段数)
であるが、本実施例のようにデイレイ回路を複数
直列にすると分解能が2倍向上する。最大とは入
力信号の帯域が良好でピークが明瞭に生じた場合
を考慮したもので、ピークがなだらかとなつて真
のピーク位置が不明瞭になつた場合には等価的に
分解能が低くなり、1/2nとならない。
なお、サンプリング周期Δγのときとサンプ
リング周期Δγのときとで被測定流体の流速が
急激に変化するような場合には、サンプリング周
期Δγのときにピーク位置が(n+1)・Δγ
〜2n・Δγの範囲の一方の端に寄るか、あ
るいは範囲外に出てしまうこととなるので、これ
らのサンプリング周期Δγ,Δγは被測定流
体の流速変化に追従できるように、あらかじめプ
ロセスの性質を理解したうえで選定することが望
ましい。
またサンプリング周期Δγのときに、ピーク
位置が移動して範囲外に出た場合には、相関々数
のピークがみつからないのでこれをチエツクし、
再びサンプリング周期Δγにしてデイレイ回路
51のみを用いてピークを探す。
なお、第3図の実施例では2つの信号の差信号
の自己相関関数を演算する場合を例示したが、2
つの信号e1,e2の相互相関関数を演算する場合に
も適用できる。
以上説明したように、本考案にかかわる装置
は、相関関数演算をするための信号のサンプリン
グ周期を固定周期とせず、はじめは長くして大ま
かなピーク位置を検出し、次にこのピーク位置に
対応して制御された短かいサンプリング周期とす
るもので、広い流速範囲に亘つて測定精度の高い
流速測定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、相関式流量計において
相関関数演算信号から流速を求める場合の説明
図、第3図は本考案装置の一実施例を示す構成ブ
ロツク図、第4図はデイレイ回路を切換えた場合
の自己相関関数の説明図である。 1……管路、3……差動増幅器、4……サンプ
ルホールド回路、51,52……デイレイ回路、
6……マルチプレクサ、7,8……演算回路、9
……マイクロプロセツサ、10……クロツクジエ
ネレータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被測定流体中に含まれる雑音性の信号を一定距
    離離れた2点で検出する検出手段と、 これら2ケ所からの信号の相互相関または2ケ
    所からの信号の差信号の自己相関を求める演算手
    段 とを備え、演算手段の結果より被測定流体の流
    速または流量を知るようにした装置において、 前記検出手段からの信号をクロツクジエネレー
    タからのサンプリングパルスでサンプリングする
    サンプルホールド回路と、 このサンプルホールド回路でサンプルされた信
    号を時系列で読込む第1のデイレイ回路と、 この第1のデイレイ回路と直列に接続され、第
    1のデイレイ回路を通過した信号を時系列で読込
    む第2のデイレイ回路と、 前記演算手段が演算する信号を、第1のデイレ
    イ回路の時系列データと第2のデイレイ回路の時
    系列データとで切換えるマルチプレクサと、 前記サンプルホールド回路に第1の周期のサン
    プリングパルスと、これより短い第2の周期のサ
    ンプリングパルスとを切換えて供給する前記クロ
    ツクジエネレータと、 第1のデイレイ回路の時系列データを演算する
    場合は第1のサンプリング周期を選択し、第2の
    デイレイ回路の時系列データを演算する場合は第
    2のサンプリング周期を選択するようにマルチプ
    レクサとクロツクジエネレータを制御し、第1の
    デイレイ回路のピーク位置に応じて前記第2のサ
    ンプリング周期を制御して第2のデイレイ回路に
    対応する遅延時間範囲に相関関数のピークがある
    ようにした制御手段 とを設けたことを特徴とする相関式流量計。
JP2774980U 1980-03-05 1980-03-05 Expired JPS6133532Y2 (ja)

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JP2774980U JPS6133532Y2 (ja) 1980-03-05 1980-03-05

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JP2774980U JPS6133532Y2 (ja) 1980-03-05 1980-03-05

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JPS56130116U JPS56130116U (ja) 1981-10-02
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JP2774980U Expired JPS6133532Y2 (ja) 1980-03-05 1980-03-05

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