JP2618561B2 - 低圧成形機における溶融樹脂の射出装置 - Google Patents
低圧成形機における溶融樹脂の射出装置Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
- B29C2045/2882—Closure devices therefor consisting of needle valve systems closing by a movement in the counterflow direction
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は各種成形製品を成形す
る成形機において、合成樹脂材の成形材料を溶融した低
圧の溶融樹脂を射出するための射出装置に関する。
る成形機において、合成樹脂材の成形材料を溶融した低
圧の溶融樹脂を射出するための射出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に示す従来の射出装置では、下成形
型５０内に埋設されたゲートノズル５１の上端付近には
断面積が下方から上方へ漸減する先細状の射出口５２が
形成される一方、上下方向へ進退動するスプール５３の
上端付近には射出口５２の周壁面５２ａに密接可能な先
細状のテーパ面５４が形成され、スプール５３が上方へ
進動したときに射出口５２をテーパ面５４によって閉塞
し、スプール５３が下方へ退動したときにテーパ面５４
が射出口５２を開放して高圧の溶融樹脂を射出口５２か
らその直上へ噴出させていた。
型５０内に埋設されたゲートノズル５１の上端付近には
断面積が下方から上方へ漸減する先細状の射出口５２が
形成される一方、上下方向へ進退動するスプール５３の
上端付近には射出口５２の周壁面５２ａに密接可能な先
細状のテーパ面５４が形成され、スプール５３が上方へ
進動したときに射出口５２をテーパ面５４によって閉塞
し、スプール５３が下方へ退動したときにテーパ面５４
が射出口５２を開放して高圧の溶融樹脂を射出口５２か
らその直上へ噴出させていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記開閉装置では射出
口５２から噴出した溶融樹脂が射出口５２の回りへ均等
に分散されずに射出口５２の回りに充填された樹脂量が
部分的に変動し易い問題点があり、溶融樹脂を上下成形
型の型面間にその隅々にまで短時間で流体が行きわたる
ように充填するためには流体を高圧で射出する必要があ
るが、流体を高圧で射出すると、インサート成形時に下
成形型５０上にセットされたインサート部品が射出口５
２から噴出した溶融樹脂によって押圧されてインサート
部品の位置ずれや変形が起生する問題点があり、また、
表皮材等が樹脂圧と熱とによって破壊される場合があ
る。本発明は上記問題点を解消して低圧で射出した溶融
樹脂を射出口の回りへ均等に分散させることを課題とす
るものである。
口５２から噴出した溶融樹脂が射出口５２の回りへ均等
に分散されずに射出口５２の回りに充填された樹脂量が
部分的に変動し易い問題点があり、溶融樹脂を上下成形
型の型面間にその隅々にまで短時間で流体が行きわたる
ように充填するためには流体を高圧で射出する必要があ
るが、流体を高圧で射出すると、インサート成形時に下
成形型５０上にセットされたインサート部品が射出口５
２から噴出した溶融樹脂によって押圧されてインサート
部品の位置ずれや変形が起生する問題点があり、また、
表皮材等が樹脂圧と熱とによって破壊される場合があ
る。本発明は上記問題点を解消して低圧で射出した溶融
樹脂を射出口の回りへ均等に分散させることを課題とす
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成樹脂材の
成形材料を溶融した溶融樹脂を上成形型が下降端へ下降
する以前に下成形型の型面上へ流し込んでから、上成形
型を下降端へ下降させ、溶融樹脂を上下成形型によって
プレスして成形製品を成形する低圧成形機において、溶
融樹脂が上方へ射出されるように直立状に設置されたゲ
−トノズルの軸孔の上端付近には口径が下方から上方へ
無段状に漸増する射出口を形成するとともに、前記軸孔
内に垂立状態で挿通されて駆動手段によって駆動されて
上下方向へ進退動するスプ−ルの上端付近には前記射出
口内に密嵌可能な外形を有し、前記スプ−ルの進動時に
前記射出口を開放して前記スプ−ルの退動時に上面が成
形型の型面に整合された状態で前記射出口を密閉する弁
部を形成した構成を有する。
成形材料を溶融した溶融樹脂を上成形型が下降端へ下降
する以前に下成形型の型面上へ流し込んでから、上成形
型を下降端へ下降させ、溶融樹脂を上下成形型によって
プレスして成形製品を成形する低圧成形機において、溶
融樹脂が上方へ射出されるように直立状に設置されたゲ
−トノズルの軸孔の上端付近には口径が下方から上方へ
無段状に漸増する射出口を形成するとともに、前記軸孔
内に垂立状態で挿通されて駆動手段によって駆動されて
上下方向へ進退動するスプ−ルの上端付近には前記射出
口内に密嵌可能な外形を有し、前記スプ−ルの進動時に
前記射出口を開放して前記スプ−ルの退動時に上面が成
形型の型面に整合された状態で前記射出口を密閉する弁
部を形成した構成を有する。
【０００５】
【作用】合成樹脂材の成形材料を溶融した溶融樹脂を上
成形型が下降端へ下降する以前に下成形型の型面上へ流
し込んでから、上成形型を下降端へ下降させ、溶融樹脂
を上下成形型によってプレスして成形製品を成形するに
際し、ゲ−トノズルの軸孔に挿通されたスプ−ルが駆動
手段によって駆動されて下方へ退動したときに、前記軸
孔の上端付近に形成されて口径が下方から上方へ無段状
に漸増する射出口を、前記スプ−ルの上端付近に形成さ
れて前記射出口の周壁面に密接可能な外周形状を有する
弁部によってこの弁部の上面を成形型の型面に整合させ
た状態で密閉し、前記スプ−ルが駆動手段によって駆動
されて上方へ進動したときに前記射出口を開放して前記
射出口から上方へ射出された溶融樹脂を前記射出口の回
り全体で誘導する。
成形型が下降端へ下降する以前に下成形型の型面上へ流
し込んでから、上成形型を下降端へ下降させ、溶融樹脂
を上下成形型によってプレスして成形製品を成形するに
際し、ゲ−トノズルの軸孔に挿通されたスプ−ルが駆動
手段によって駆動されて下方へ退動したときに、前記軸
孔の上端付近に形成されて口径が下方から上方へ無段状
に漸増する射出口を、前記スプ−ルの上端付近に形成さ
れて前記射出口の周壁面に密接可能な外周形状を有する
弁部によってこの弁部の上面を成形型の型面に整合させ
た状態で密閉し、前記スプ−ルが駆動手段によって駆動
されて上方へ進動したときに前記射出口を開放して前記
射出口から上方へ射出された溶融樹脂を前記射出口の回
り全体で誘導する。
【０００６】
【発明の効果】本発明は前記したように構成にあいてあ
るので、射出口の開放時に射出口から射出された低圧の
溶融樹脂をスプ−ルの弁部の外周面によって誘導して弁
部の半径方向沿いに上外方へ上昇流動させてから、下降
させ、溶融流全体を射出口を中心として噴水流状に流動
させ、成形型の型面上で射出口の回り全体に均等に分散
させることができる。従って、溶融樹脂を射出口から射
出口の回り全体へ均等に射出することができ、成形型へ
の溶融樹脂の送り込み量を下成形型の周方向において均
等化し、成形された成形製品の肉厚変動を低減させて成
形製品の品質を良化することができる。また、射出口を
弁部によって密閉したときに弁部の上面が成形型の型面
上端面に整合されるので、成形製品のゲ−ト跡を無くす
ことができる。さらに、溶融樹脂を成形型の型面上へ低
圧で流し込むことができるので、インサ−ト成形時にイ
ンサ−ト部品が射出された溶融樹脂によって位置ずれし
たり、インサ−ト部品の変形が起生する不具合を無くす
ことができる。とくに、上下成形型が閉じる以前で開放
状態にあるキヤビティ内への溶融樹脂の供給および供給
停止が可能となり、スプ−ルを駆動手段によって積極的
に進退動させることによって溶融樹脂の射出とは無関係
に射出口を任意に開閉することができ、また、キヤビテ
ィが開放状態であっても、任意の段階で射出口を弁部に
よって閉鎖して溶融樹脂の供給を停止することができ
る。
るので、射出口の開放時に射出口から射出された低圧の
溶融樹脂をスプ−ルの弁部の外周面によって誘導して弁
部の半径方向沿いに上外方へ上昇流動させてから、下降
させ、溶融流全体を射出口を中心として噴水流状に流動
させ、成形型の型面上で射出口の回り全体に均等に分散
させることができる。従って、溶融樹脂を射出口から射
出口の回り全体へ均等に射出することができ、成形型へ
の溶融樹脂の送り込み量を下成形型の周方向において均
等化し、成形された成形製品の肉厚変動を低減させて成
形製品の品質を良化することができる。また、射出口を
弁部によって密閉したときに弁部の上面が成形型の型面
上端面に整合されるので、成形製品のゲ−ト跡を無くす
ことができる。さらに、溶融樹脂を成形型の型面上へ低
圧で流し込むことができるので、インサ−ト成形時にイ
ンサ−ト部品が射出された溶融樹脂によって位置ずれし
たり、インサ−ト部品の変形が起生する不具合を無くす
ことができる。とくに、上下成形型が閉じる以前で開放
状態にあるキヤビティ内への溶融樹脂の供給および供給
停止が可能となり、スプ−ルを駆動手段によって積極的
に進退動させることによって溶融樹脂の射出とは無関係
に射出口を任意に開閉することができ、また、キヤビテ
ィが開放状態であっても、任意の段階で射出口を弁部に
よって閉鎖して溶融樹脂の供給を停止することができ
る。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の１実施例を図面に従って説明
する。合成樹脂材の成形材料を溶融した溶融樹脂を上成
形型が下降端へ下降する以前に下成形型の型面上へ流し
込んでから、上成形型を下降端へ下降させ、溶融樹脂を
上下成形型によってプレスして成形製品を成形する低圧
成形機において、下成形型１の下方に水平状に設置され
た導管２の中心部には図示しない成形材料供給装置によ
って送り込まれる溶融樹脂が流通するランナ３が形成さ
れている。
する。合成樹脂材の成形材料を溶融した溶融樹脂を上成
形型が下降端へ下降する以前に下成形型の型面上へ流し
込んでから、上成形型を下降端へ下降させ、溶融樹脂を
上下成形型によってプレスして成形製品を成形する低圧
成形機において、下成形型１の下方に水平状に設置され
た導管２の中心部には図示しない成形材料供給装置によ
って送り込まれる溶融樹脂が流通するランナ３が形成さ
れている。
【０００８】導管２の先端部の下側には油圧で上下方向
へ駆動されるピストンロッドを有する開閉シリンダ６が
ブラケット５を介して上向き状に取付けられ、この開閉
シリンダ６の上方にはピストンロッドに直結状に連結さ
れて上方へ延出されたスプール７が上下方向への進退動
可能に垂立されている。
へ駆動されるピストンロッドを有する開閉シリンダ６が
ブラケット５を介して上向き状に取付けられ、この開閉
シリンダ６の上方にはピストンロッドに直結状に連結さ
れて上方へ延出されたスプール７が上下方向への進退動
可能に垂立されている。
【０００９】スプール７は溶融樹脂が上方へ射出される
ように下成形型の中心部付近に直立状に設置されたゲー
トノズル８の軸孔９内に同心状に挿通され、ゲートノズ
ル８の軸孔９と、スプール７との間にはランナ３から導
入された溶融樹脂を上方へ流通させるゲート流路１１が
形成されている。
ように下成形型の中心部付近に直立状に設置されたゲー
トノズル８の軸孔９内に同心状に挿通され、ゲートノズ
ル８の軸孔９と、スプール７との間にはランナ３から導
入された溶融樹脂を上方へ流通させるゲート流路１１が
形成されている。
【００１０】ゲートノズル８の軸孔９の上端付近には口
径が下方から上方へ無段状に漸増し、周壁面の形状が逆
向きの円錐面状に形成されてゲート流路１１を流通した
溶融樹脂が射出される射出口１２が形成されている。
径が下方から上方へ無段状に漸増し、周壁面の形状が逆
向きの円錐面状に形成されてゲート流路１１を流通した
溶融樹脂が射出される射出口１２が形成されている。
【００１１】スプール７の上端付近には外径が下方から
上方へ無段状に漸増する円錐面状の外周面形状を有し、
射出口１２内に密嵌可能な外形を有する弁部１３が形成
されている。
上方へ無段状に漸増する円錐面状の外周面形状を有し、
射出口１２内に密嵌可能な外形を有する弁部１３が形成
されている。
【００１２】スプール７が下降端へ退動したときには弁
部１３が射出口１２内に密嵌されて弁部１３の外周面が
射出口１２の周壁面１２ａに密接し、射出口１２が弁部
１３によって密閉され、弁部１３の上面１３ａが下成形
型１の型面１ａに整合される。スプール７が上昇端へ進
動したときには弁部１３が射出口１２の周壁面１２ａか
ら上方へ離れて射出口１２を開放し、弁部１３の外周面
と射出口１２の周壁面１２ａとの間には間隙１４が形出
される。
部１３が射出口１２内に密嵌されて弁部１３の外周面が
射出口１２の周壁面１２ａに密接し、射出口１２が弁部
１３によって密閉され、弁部１３の上面１３ａが下成形
型１の型面１ａに整合される。スプール７が上昇端へ進
動したときには弁部１３が射出口１２の周壁面１２ａか
ら上方へ離れて射出口１２を開放し、弁部１３の外周面
と射出口１２の周壁面１２ａとの間には間隙１４が形出
される。
【００１３】射出口１２の開放時に射出口１２から射出
された溶融樹脂は弁部１３の外周面に突き当ってこの外
周面によって誘導され、弁部１３の半径方向沿いに斜め
上外方へ上昇流動してから下降流動するほぼ逆Ｕ形状の
流動跡を描いて流動し、溶融樹脂全体が射出口１２の回
りへ放射状に噴射される噴水流状に流動して、下成形型
１の型面１ａ上で射出口１２の回り全体へ分散する。
された溶融樹脂は弁部１３の外周面に突き当ってこの外
周面によって誘導され、弁部１３の半径方向沿いに斜め
上外方へ上昇流動してから下降流動するほぼ逆Ｕ形状の
流動跡を描いて流動し、溶融樹脂全体が射出口１２の回
りへ放射状に噴射される噴水流状に流動して、下成形型
１の型面１ａ上で射出口１２の回り全体へ分散する。
【００１４】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例では合成樹脂材の成形材料を溶
融した溶融樹脂を上成形型が下降端へ下降する以前に下
成形型の型面上へ流し込んでから、上成形型を下降端へ
下降させ、溶融樹脂を上下成形型によってプレスして成
形製品を成形する低圧成形機において、溶融樹脂が上方
へ射出されるように直立状に設置されたゲ−トノズル８
の軸孔９の上端付近には口径が下方から上方へ無段状に
漸増する射出口１２を形成するとともに、軸孔９内に垂
立状態で挿通されて開閉シリンダ６によって駆動されて
上下方向へ進退動するスプ−ル７の上端付近には射出口
１２内に密嵌可能な外形を有し、スプ−ル７の進動時に
射出口１２を開放してスプ−ル７の退動時に上面１３ａ
が下成形型１の型面１ａに整合された状態で射出口１２
を密閉する弁部１３を形成してある。
と効果を説明する。本例では合成樹脂材の成形材料を溶
融した溶融樹脂を上成形型が下降端へ下降する以前に下
成形型の型面上へ流し込んでから、上成形型を下降端へ
下降させ、溶融樹脂を上下成形型によってプレスして成
形製品を成形する低圧成形機において、溶融樹脂が上方
へ射出されるように直立状に設置されたゲ−トノズル８
の軸孔９の上端付近には口径が下方から上方へ無段状に
漸増する射出口１２を形成するとともに、軸孔９内に垂
立状態で挿通されて開閉シリンダ６によって駆動されて
上下方向へ進退動するスプ−ル７の上端付近には射出口
１２内に密嵌可能な外形を有し、スプ−ル７の進動時に
射出口１２を開放してスプ−ル７の退動時に上面１３ａ
が下成形型１の型面１ａに整合された状態で射出口１２
を密閉する弁部１３を形成してある。
【００１５】このため、射出口１２の開放時に射出口１
２から射出された低圧の溶融樹脂をスプール７の弁部１
３の外周面によって誘導して弁部１３の半径方向沿いに
斜め上外方へ上昇流動させてから下降流動させ、溶融樹
脂全体を射出口１２を中心として噴水流状に流動させ、
下成形型１の型面１ａ上で射出口１２の回り全体に均等
に分散させることができる。
２から射出された低圧の溶融樹脂をスプール７の弁部１
３の外周面によって誘導して弁部１３の半径方向沿いに
斜め上外方へ上昇流動させてから下降流動させ、溶融樹
脂全体を射出口１２を中心として噴水流状に流動させ、
下成形型１の型面１ａ上で射出口１２の回り全体に均等
に分散させることができる。
【００１６】従って、溶融樹脂を射出口１２から射出口
１２の回り全体に均等に射出することができ、下成形型
１への溶融樹脂の送り込み量を下成形型１の周方向にお
いて均等化し、成形された成形製品の肉厚変動を低減さ
せて成形製品の品質を良化することができる。とくに、
上下成形型が閉じる以前で開放状態にあるキヤビティ内
への溶融樹脂の供給および供給停止が可能となり、スプ
−ルを開閉シリンダ６によって積極的に進退動させるこ
とによって溶融樹脂の射出とは無関係に射出口１２を任
意に開閉することができ、また、キヤビティが開放状態
であっても、任意の段階で射出口１２を弁部１３によっ
て閉鎖して溶融樹脂の供給を停止することができる。
１２の回り全体に均等に射出することができ、下成形型
１への溶融樹脂の送り込み量を下成形型１の周方向にお
いて均等化し、成形された成形製品の肉厚変動を低減さ
せて成形製品の品質を良化することができる。とくに、
上下成形型が閉じる以前で開放状態にあるキヤビティ内
への溶融樹脂の供給および供給停止が可能となり、スプ
−ルを開閉シリンダ６によって積極的に進退動させるこ
とによって溶融樹脂の射出とは無関係に射出口１２を任
意に開閉することができ、また、キヤビティが開放状態
であっても、任意の段階で射出口１２を弁部１３によっ
て閉鎖して溶融樹脂の供給を停止することができる。
【００１７】また、射出口１２を弁部１３によって密閉
したときに弁部１３の上面１３ａが下成形型１の型面１
ａに整合されるので、射出口１２をスプール７で閉塞し
たときに成形製品に発生するゲート跡を無くすことがで
きる。
したときに弁部１３の上面１３ａが下成形型１の型面１
ａに整合されるので、射出口１２をスプール７で閉塞し
たときに成形製品に発生するゲート跡を無くすことがで
きる。
【００１８】さらに、溶融樹脂を下成形型１の型面１ａ
上へ低圧で流し込むことができるので、インサート成形
時にインサート部品が射出された溶融樹脂によって位置
ずれする不具合を無くすことができ、また、表皮材等が
溶融樹脂の樹脂圧と熱とによって破壊される不具合を無
くすことができる。
上へ低圧で流し込むことができるので、インサート成形
時にインサート部品が射出された溶融樹脂によって位置
ずれする不具合を無くすことができ、また、表皮材等が
溶融樹脂の樹脂圧と熱とによって破壊される不具合を無
くすことができる。
【図１】本発明の１実施例を示す射出装置の縦断面図で
ある。
ある。
【図２】射出口を密閉した状態を示す要部の縦断面図で
ある。
ある。
【図３】射出口を開放した状態を示す要部の縦断面図で
ある。
ある。
【図４】従来の射出装置を示す縦断面図である。
１ 下成形型 ７ スプール ８ ゲートノズル ９ 軸孔 １２ 射出口 １３ 弁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石栗 勇太郎 愛知県名古屋市港区九番町３丁目42番地 株式会社佐藤鉄工所内 (72)発明者 蟹江 典之 愛知県名古屋市港区九番町３丁目42番地 株式会社佐藤鉄工所内 (72)発明者 山地 晴美 愛知県名古屋市港区九番町３丁目42番地 株式会社佐藤鉄工所内 (72)発明者 三浦 浩 愛知県名古屋市港区九番町３丁目42番地 株式会社佐藤鉄工所内 (72)発明者 佐藤 安弘 愛知県名古屋市港区九番町３丁目42番地 株式会社佐藤鉄工所内 (56)参考文献 特公 昭53−43190（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】 合成樹脂材の成形材料を溶融した溶融樹
脂を上成形型が下降端へ下降する以前に下成形型の型面
上へ流し込んでから、上成形型を下降端へ下降させ、溶
融樹脂を上下成形型によってプレスして成形製品を成形
する低圧成形機において、溶融樹脂が上方へ射出される
ように直立状に設置されたゲ−トノズルの軸孔の上端付
近には口径が下方から上方へ無段状に漸増する射出口を
形成するとともに、前記軸孔内に垂立状態で挿通されて
駆動手段によって駆動されて上下方向へ進退動するスプ
−ルの上端付近には前記射出口内に密嵌可能な外形を有
し、前記スプ−ルの進動時に前記射出口を開放して前記
スプ−ルの退動時に上面が成形型の型面に整合された状
態で前記射出口を密閉する弁部を形成したことを特徴と
する溶融樹脂の射出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4131831A JP2618561B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 低圧成形機における溶融樹脂の射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4131831A JP2618561B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 低圧成形機における溶融樹脂の射出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301256A JPH05301256A (ja) | 1993-11-16 |
| JP2618561B2 true JP2618561B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=15067123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4131831A Expired - Fee Related JP2618561B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 低圧成形機における溶融樹脂の射出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2618561B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4128044A (en) * | 1976-09-27 | 1978-12-05 | Eaton Corporation | Method of controlling apparatus and servoactuator therefor |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP4131831A patent/JP2618561B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05301256A (ja) | 1993-11-16 |
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