JPH0645379A - 半導体素子の樹脂封止成形方法 - Google Patents

半導体素子の樹脂封止成形方法

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JPH0645379A
JPH0645379A JP12530692A JP12530692A JPH0645379A JP H0645379 A JPH0645379 A JP H0645379A JP 12530692 A JP12530692 A JP 12530692A JP 12530692 A JP12530692 A JP 12530692A JP H0645379 A JPH0645379 A JP H0645379A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融樹脂材料中にキャビティ110・120 内部の
残溜エアーが巻き込まれて樹脂成形体にボイドが形成さ
れるのを防止すると共に、溶融樹脂材料が半導体素子と
外部リードとを結ぶ細いワイヤ152 を変形・断線するの
を防止する。 【構成】 ゲート口121aを通して注入される溶融樹脂材
料の注入スピードを、該溶融樹脂材料がゲート口121a付
近に完全に充填される範囲及び時間とワイヤ152 付近に
充填される範囲及び時間とにおいては比較的に遅くなる
ように注入し、逆に、これらの範囲以外となる範囲及び
時間においては通常の注入スピード(前者と較べて早い
スピード)で注入すると云った多段注入法を行う。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野)この発明は、半導体素子の樹脂封
止成形方法の改良に係り、特に、マルチポット・プラン
ジャー型式の樹脂封止用金型を用いて、リードフレーム
上に装着した半導体素子を樹脂封止成形するものに関す
る。 (従来の技術)半導体素子の樹脂封止装置の構成は、従
来、第15図に示すように、固定上型部1と可動下型部
2及び樹脂加圧機構部3とに大別されている(例えば、
実開昭61−92055号公報等)。また、上記固定上
型部1には、固定盤4aへの取付用プレート4と、該固
定盤の下部にスペーサブロック5を介して固着した上型
プレート6と、該プレートの下部に固着した上型7と、
上記スペーサブロック5により設けられるスペース8内
に嵌装した上部エジェクタープレート9等が備えられて
いる。また、上記可動下型部2は、油圧機構等によって
上下動される可動盤10aへの取付用プレート10と、
該可動盤の上部にスペーサブロック11を介して固着し
た下型取付プレート12と、該プレート12の上部にス
ペーサブロック13を介して固着した下型プレート14
と、該プレート14の上部に固着した下型15と、上記
スペーサブロック13により設けられるスペース16内
に嵌装した下部エジェクタープレート17等が備えられ
ている。また、上記樹脂加圧機構部3には、上記取付用
プレート10の下部に固着した油圧等のシリンダーピス
トン機構18と、該機構18のピストンロッドに固着す
ると共に、上記スペーサブロック11により設けられる
スペース19内に内装したプランジャーホルダー20
と、下端部を該ホルダー20にて支持すると共に、その
上端部を下型取付プレート12・エジェクタープレート
17・下型プレート14を貫通して下型15のポット2
1内に嵌合したプランジャー22等が備えられている。
このような装置を用いて半導体素子を樹脂封止成形する
には、まず、上下両型(7・15)の型開きを行い、次
に、両型のパーティングライン(P.L)面の所定位置
にリードフレームをセットし、次に、ポット21内に樹
脂材料を供給して型締めを行い、次に、シリンダーピス
トン機構18によって、プランジャー22を上動させる
と、ポット21内の樹脂材料はヒータの加熱及びプラン
ジャー22の加圧力によって溶融化されながら、カル部
及びゲートから成る移送用通路23を通してキャビティ
24内に加圧注入される。従って、キャビティ24内に
セットされたリードフレーム上の半導体素子は、該キャ
ビティ24内に充填された樹脂によって封止されること
になる。また、第14図に示すような、所謂、ワンポッ
ト・ワンプランジャー型式のものにおいては、大型ポッ
トAと各キャビティBとの間に長い主ランナC及び補助
ランナDが存在するので、大型ポットA内の溶融樹脂材
料は上記長尺状のランナC・Dを通して各キャビティB
内に加圧注入されることになる。 (発明が解決しようとする問題点)ところで、上記ワン
ポット・ワンプランジャー型式のものにおいては、大型
ポットAと各キャビティBとの間に長い主ランナC及び
補助ランナDが存在することに起因して、次のような重
大な樹脂成形上の問題がある。即ち、大型ポットA内の
溶融樹脂材料が長い主ランナC及び補助ランナDを通し
て各キャビティB内に加圧注入されることになるので、
各キャビティB内への溶融樹脂材料の注入時間や、各キ
ャビティB内における樹脂の注入条件・状態が夫々相違
し、また、樹脂材料の硬化は時間の経過によって促進さ
れるので、ポットA位置から最も遠い位置にあるキャビ
ティBにおいては、樹脂材料に所要の流動性を得るこ
とができず該キャビティ内の未充填状態が発生する等の
問題がある。そこで、本発明は、型部に複数個のポット
を配設すると共に、該各ポットの周辺所定位置に所要数
のキャビティを配設し且つ該各ポットとその周辺所定位
置のキャビティとを均等長さの樹脂通路を介して連通さ
せ、更に、該各ポットに樹脂加圧用のプランジャーを夫
々嵌合させて構成した、所謂、マルチポット・プランジ
ャー型式の樹脂封止用金型を用いて、溶融樹脂材料をキ
ャビティ内に加圧注入する際の注入スピードを調整し、
該注入スピード(若しくは、樹脂圧)の調整を一定の条
件の下で行うようにして、キャビティ内に注入される樹
脂材料が該キャビティと上記樹脂通路との連通口である
ゲート口付近のエアーを巻き込んで樹脂成形体(パッケ
ージ)のゲート口対応部分に未充填部分(ゲート口ボイ
ドや欠損部)を形成するのを防止すると共に、キャビテ
ィ内において発生した溶融樹脂材料の渦流中に残溜エア
ーが巻き込まれてそのエアーが樹脂成形体の内部や表面
部にボイドを形成するのを防止し、更には、リードフレ
ーム上に取付けた半導体素子と外部リードとを結ぶ細い
ワイヤを変形・断線すると云った弊害を未然に防止する
ことによって、高品質性及び高信頼性を備えた均一な樹
脂封止成形品を成形することができる半導体素子の樹脂
封止成形方法を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段)上記問題点を解決する
ための本発明に係る半導体素子の樹脂封止成形方法は、
固定側或は可動側のいずれか一方側の型部に複数個のポ
ットを配設すると共に、該各ポットの周辺所定位置に所
要数のキャビティを配設し且つ該各ポットとその周辺所
定位置のキャビティとを均等長さの樹脂通路を介して連
通させ、更に、該各ポットに樹脂加圧用のプランジャー
を夫々嵌合させて構成したマルチポット・プランジャー
型式の樹脂封止用金型を用いて、上記各ポット内に供給
した樹脂材料を加熱且つ加圧して溶融化し、該溶融樹脂
材料を上記樹脂通路を通して各ポットからその周辺所定
位置のキャビティ内に夫々注入充填させることにより、
該キャビティ内にセットした半導体素子を夫々樹脂封止
成形する半導体素子の樹脂封止成形方法であって、上記
各キャビティ内に加圧注入される溶融樹脂材料の注入ス
ピードを、上記キャビティと樹脂通路との連通口となる
ゲート口付近に注入充填される範囲及び時間において、
注入された溶融樹脂材料が該ゲート口付近の残溜エアー
を巻き込むエアー巻込作用を防止する遅い注入スピード
となるように設定すると共に、上記各キャビティ内の半
導体素子付近に注入充填される範囲及び時間において、
注入された溶融樹脂材料が該半導体素子に損傷を与えな
い遅い注入スピードとなるように設定し、更に、上記ゲ
ート口付近に注入充填される範囲及び時間と半導体素子
付近に注入充填される範囲及び時間以外となる範囲及び
時間においては、通常の注入スピードとなるように設定
することを特徴とするものである。 (作 用)本発明によれば、マルチポット・プランジャ
ー型式による半導体素子の樹脂封止成形において、ゲー
ト口を通して注入される溶融樹脂材料の注入スピード
を、その溶融樹脂材料がゲート口付近に完全に充填され
る範囲及び時間と、ワイヤ付近に充填される範囲及び時
間とにおいては比較的に遅くなるように注入し、これら
の範囲以外となる範囲及び時間とにおいては通常の注入
スピードとなるように(比較的に早くなるように)注入
すると云った多段注入法を行うことができる。即ち、マ
ルチポット・プランジャー型式は、各ポットの周辺所定
位置に所要数のキャビティを配置すると共に、該各ポッ
ト及びキャビティとの間を等しい長さの樹脂通路を介し
て連通させた構成を有しているため、溶融樹脂材料は各
キャビティ内の夫々に完全に同じ設定条件で加圧注入さ
れることになる。従って、各キャビティ内において該多
段注入法を同時に且つ同じ条件下で行うことができる。 ( 実 施 例 )次に、本発明を実施例図に基づいて
説明する。第1図及び第2図は、半導体素子の樹脂封止
装置の第1構成例を示している。同各図に示されている
樹脂封止装置は、固定側の型部101と、該固定側型部
101の上部に対向配置した可動側の型部102と、該
固定側型部101の下部に設けた樹脂加圧機構部103
とから構成されている。また、上記固定上型部101に
は、固定フレーム104の固定盤105上に固着したス
ペーサブロック106と、該スペーサブロックの上部に
固着した下型プレート107と、該下型プレートの上部
に固着した下型108と、該下型に配設した所要複数個
の樹脂材料供給用ポット109と、該ポットの周辺部に
おけるパーティングライン面に形成した所要数のキャビ
ティ110と、上記スペーサブロック106により設け
られるスペース111内に嵌装した下部エジェクタープ
レート112等が備えられている。また、上記可動側型
部102には、固定フレーム104の上端固定盤113
上に固着した油圧機構114によって上下動するように
設けられた可動盤115と、該可動盤の下部に固着した
スペーサブロック116と、該スペーサブロックの下部
に固着した上型プレート117と、該上型プレートの下
部に固着した上型118と、該上型のパーティングライ
ン面において上記下型のポット109と対応する位置に
配設したカル部119と、下型のキャビティ110と対
応する位置に配設した上型キャビティ120と、該上型
キャビティとカル部とを連通させたゲート121と、上
記スペーサブロック116により設けられるスペース1
22内に嵌装した上部エジェクタープレート123等が
備えられている。また、上記した樹脂加圧機構部103
には、固定フレーム104底部の取付プレート124に
固着したオイル或はエアーにより駆動されるシリンダー
ピストン機構125と、該機構125におけるピストン
ロッド126に装着したプランジャーホルダー127
と、基端部128aを該プランジャーホルダー127に
支持させると共に、その先端部128bを下型ポット1
09に対して嵌合させる樹脂加圧用プランジャー128
等が備えられている。更に、該ポット109及びプラン
ジャー128は、高品質性及び高信頼性を備えた樹脂封
止成形品の成形と樹脂材料の有効利用を目的として所要
複数個が配設されている。また、該各プランジャー基端
部128aは、プランジャーホルダー127に夫々支持
されると共に、それらはスラスト方向(上下軸方向)へ
の摺動が各別に自在となるように嵌装されており、更
に、該プランジャーホルダー127に内装した圧縮スプ
リング129の弾性によって、外部へ、即ち、上方のポ
ット109内に圧入される方向への弾性押圧力が夫々各
別に加えられている。このような装置の型式は、マルチ
ポット・プランジャー型式と呼ばれると共に、各プラン
ジャー128は各ポット109内に供給される樹脂材料
に対して、夫々均等な圧力を加えることができるので均
等加圧方式或は等圧方式と呼ばれており、半導体素子を
エポキシレジン等の熱硬化性樹脂材料を用いて封止する
場合に適している。次に、上記した第1構成例の構成に
基づく作用効果について説明する。まず、油圧機構11
4により可動盤115を上動させて上下両型(118・
108)の型開きを行う。次に、該下型108のパーテ
ィングライン面における所定位置にリードフレーム(図
示なし)を供給すると共に、ポット109内に樹脂材料
(図示なし)を供給して型締めを行う(第1図参照)。
このとき、上記リードフレーム上に装着された半導体素
子は上下両型キャビティ(120・110)部内に嵌合
セットされることになり、また、該ポット109内の樹
脂材料は上下両型に設けたヒータ(図示なし)により加
熱溶融化されることになる。次に、シリンダーピストン
機構125によって、プランジャー128を上動させる
と、ポット109内の樹脂材料は加熱且つ加圧されて溶
融化されると共に、上型118のカル部119及びゲー
ト121(溶融樹脂の移送用通路)を通して両キャビテ
ィ(120・110)内に直ちに加圧注入される。従っ
て、該上下両キャビティ内に嵌合セットされているリー
ドフレーム上の半導体素子は、該両キャビティ内に充填
された樹脂によって封止されることになる。樹脂封止成
形品(図示なし)は、所定時間の経過後において、再
び、両型(118・108)を型開きして、両エジェク
タープレート(123・112)を下動及び上動させる
ことにより、それらのエジェクターピン(123a・1
12a)にて該両型間に取り出すことができる。ところ
で、樹脂材料にはエポキシレジン等の熱硬化性のものが
用いられているが、この樹脂材料は、その性質上、加熱
溶融化した後に早くキャビティ内に注入充填させること
が好ましい。即ち、キャビティ内にセットした半導体素
子やこれと外部リードとを電気的に結ぶワイヤの損傷を
防止するためには、溶融樹脂が低粘度状態であるときに
短時間で注入充填させる必要があるが、マルチポット・
プランジャー型式においては、各ポット109内の樹脂
材料は溶融後にカル部119及びゲート121と云う短
い樹脂通路を通して直ちにキャビティ(120・11
0)内に加圧注入されるため、このような成形条件を満
たすことができる。また、熱硬化のために再生利用でき
ない樹脂材料の量は、上記した短い樹脂通路に相当する
少ない量であるため樹脂材料の有効利用が図れる。更
に、各プランジャー128は、スプリング129の弾性
に抗して後退(図例においては、下動)することができ
るから、各ポット109内ヘの樹脂材料供給量にバラツ
キがあっても、各樹脂材料に対する加圧(上動)時にそ
の供給量に対応した位置に摺動して、各ポット109内
の樹脂材料を同時にしかも均等に加圧することができ
る。従って、樹脂材料の加熱溶融化とキャビティ内への
加圧注入と云った各作用が夫々均一な条件下で行われる
こととなって、均等で高品質性及び高信頼性を備えた樹
脂封止成形品を成形することができる。第3図乃至第5
図は、半導体素子の樹脂封止装置の第2構成例を示して
いる。該第2構成例は、装置の小型化と組立・分解作業
の容易化を目的として、固定側及び可動側の両型部に対
して上型(可動型)と下型(固定型)を夫々着脱自在に
嵌装させると共に、上型と下型に対して上部及び下部の
エジェタープレートを夫々着脱自在に嵌装させた場合を
示している。即ち、固定盤105の上部に固定側ベース
130を固着すると共に、該固定側ベース130には嵌
合用凹所131を形成し、また、下部エジェクタープレ
ート112は下型108の底面にホルダー132を介し
て一体的に装着し、更に、下型108と下部エジェクタ
ープレート112の一体構造物を上記嵌合用凹所131
に対して着脱自在に嵌合装着して構成している。なお、
同図中の符号133は固着ボルトを、同符号134はリ
ターニングスプリングを、同符号135はエジェクター
バーを夫々示している。また、可動側の型部102の構
成も同様の配置構成である。即ち、可動盤115の下部
に可動側ベース136を固着すると共に、該可動側ベー
ス136には嵌合用凹所137を形成し、また、上部エ
ジェクタープレート123は上型118の上面にホルダ
ー138を介して一体的に装着し、更に、上型118と
上部エジェククタープレート123の一体構造物を上記
嵌合用凹所137に対して着脱自在に嵌合装着して構成
している。また、一体構造物として構成した上記両型1
08・118及び両エジェクタープレート112・12
3は、例えば、多品種少量の樹脂封止成形品の成形等の
ために頻繁に交換されるような場合に適している。な
お、このとき、交換後の各プランジャー128のピッチ
間隔が交換前のものと合致しないような不具合が生じる
ことも考えられるが、このような場合は、上記各プラン
ジャー128のピッチ間隔を、例えば、プランジャーホ
ルダー127の蓋体127aに形成したピッチ間隔規制
用の孔部(図示なし)等を利用して変更調整すると共
に、固定盤105・固定側ベース130・ホルダー13
2・下部エジェクタープレート112に、上記した各プ
ランジャー128のピッチ間隔調整を自在に行うことが
できる長孔139等を配設しておけばよい。その他の構
成については、前構成例の構成と実質的に同一であるた
め、その対応構成部材には前構成例のものと同じ符号を
付している。また、この構成例についての作用効果も前
構成例のものと同様であるが、型部101・102の交
換容易性と、全体形状(特に、上下方向の)を更に小型
化できる点において優れている。なお、上記プランジャ
ーホルダー127内に、例えば、オイル圧或はエアー圧
等の流体圧力を加えることができるように構成して、上
記スプリング129を省略してもよく、または、この流
体圧力とスプリング129とを同時に作用させる構成を
採用してもよい。また、第3図に示した上下のベース1
30・136にヒータ或はオイル等の加熱手段(図示な
し)を装設してもよく、更に、上下両型118・108
にも専用の加熱手段(図示なし)を装設してもよい。ま
た、第3図に示した下型108と下部エジェクタープレ
ート112及びホルダー132から成る一体構造物は、
プランジャーホルダー127及び各プランジャー128
を下方へ退避させることによって、ベース130に対し
て着脱自在となる。その具体的手段としては、例えば、
プランジャー128の上下ストロークを長目に設定する
ことによって、該プランジャー128を所定位置にまで
降下させればよい。また、第6図に示すように、プラン
ジャー先端部128bを着脱自在に構成しておけば、該
先端部128bを取り外すことによってプランジャー1
28の長さを短くすることができるので、この状態で、
上記一体構造物をベース130に対して着脱させるよう
にしてもよい。また、プランジャー128は、前記した
ように、下型108を交換したときに、該下型ポット1
09のピッチ間隔が変わり、従って、変更前のプランジ
ャー128のピッチ間隔と合致しなくなることがある。
このため、プランジャー128のピッチ間隔を変更する
には、前述したように、交換後のポットにおけるピッチ
間隔と等しいプランジャー支持孔を形成した蓋体(図示
なし)を用いることによって、そのプランジャー128
及びプランジャーホルダー127を交換後の下型用のも
のとして適応させることができる。しかし、そのような
プランジャーピッチ間隔の変更・調整を行うよりも、交
換後のポットピッチ間隔に対応したプランジャー及びプ
ランジャーホルダーを同時に交換する方が全体的な作業
能率を向上できる場合がある。第6図及び第7図は、こ
のような意図で、プランジャー128及びプランジャー
ホルダー127自体を簡易に交換できるように構成した
ものを示している。即ち、上記したプランジャーホルダ
ー127の左右両側面部に水平方向の係合溝127bを
形成すると共に、シリンダーピストン機構125におけ
るピストンロッド126の上端に固着したプランジャー
ホルダー127の取付部材140には、上記した係合溝
127bと係合させる突条(突起体)140aを形成し
てあり、従って、該プランジャーホルダー127をその
取付部材140に対して前後水平方向ヘ摺動させること
により、両者の係脱が自在となるように構成されてい
る。なお、この場合において、該取付部材140がピス
トンロッド126の周方向へ回動しないように、例え
ば、このピストンロッド126とシリンダー部との間に
適当な回り止め部材(図示なし)を取り付けておくこと
が好ましい。また、各プランジャー128は、ピストン
ロッド126を上下動させることによって上下往復動さ
れる。このとき、該各プランジャーの先端部128bは
各ポット109内に密に嵌合されており、更に、各プラ
ンジャー128は各スプリング129の弾性に抗して各
別に下動することができる構成となっている。従って、
例えば、ポット109とプランジャー先端部128bと
の間のガタ付きやその他の調整不備等に起因して、ポッ
ト109とプランジャー先端部128bとの間の摺動が
スムーズに行われないような場合は、プランジャー12
8による樹脂材料の加圧力が不足すると云った重大な成
形上の弊害が生じることとなる。即ち、プランジャー1
28とポット106との摺動作用、特に、スプリング1
29の弾性が加えられているにもかかわらず該プランジ
ャー128の上動作用が完全に行われないときは、各ポ
ット109内に供給した樹脂材料を夫々均等に加圧する
目的で内装したスプリング129の弾性がプランジャー
128を相対的に下動させることになって、逆に、その
加圧力不足が発生する要因となる。このような弊害を解
消するには、例えば、第7図に鎖線にて示すように、プ
ランジャーホルダー127の側部に上下方向のガイドロ
ッド141を装設することが考えられる。しかしなが
ら、この場合は、プランジャー先端部128bとポット
109との嵌合と同じように、該ガイドロッド141と
ホルダー側に設けたガイド孔142との両者間のガタ付
き或はねじれ等が発生し易く、従って、プランジャー1
28及びプランジャーホルダー127のガイド機構とし
ての作用効果を充分に得ることができないと云った弊害
がある。第6図及び第7図には、プランジャー128及
びプランジャーホルダー127の上下方向のガイド機能
を向上させることができる半導体素子の樹脂封止装置の
構成例を示している。即ち、該プランジャー128とポ
ット109とのガタ付きやねじれの原因は、プランジャ
ーホルダー127が上下方向へ平行に往復移動されない
ことから起こることが多いため、該ホルダー127を平
行往復動させるように設けたものである。この平行往復
動機構143は、上記したプランジャーホルダーの取付
部材140における左右両側面の前後位置に固着した上
下方向のラック144と、前後水平高さ位置において適
宜軸架させた回転軸145と、該回転軸145に固着す
ると共に、上記前後のラック144に係合させたピニオ
ン146とから構成されている。従って、このような平
行往復動機構143によれば、取付部材140(即ち、
プランジャーホルダー127)が上下動されると、その
左右両側面の前後位置に係合されたピニオン146が同
時に回転して取付部材140の前後及び左右両側面を支
持することとなるため、その上下平行往復動を確実に、
且つ、スムーズに行わせることができるものである。な
お、該平行往復動機構143のラック144及びピニオ
ン146を取付部材140における前後両側面にも配設
した構成(図示なし)としてもよく、また、左右両側面
及び前後両側面におけるいずれか一方側のラック及びピ
ニオンに換えて、それらの側面に摺動ロールを摺接させ
た構成(図示なし)を採用してもよい。また、下型10
8に設けられるポット109には、プランジャーの先端
部128bを密に嵌合させる必要があるため、実際に
は、該下型108に設けた取付孔に別体に形成したスリ
ーブ状のポットブッシュ(第1図等参照)を嵌着させて
いる。ところが、該ブッシュは、ポット109位置とキ
ャビティ110位置とを可及的に近接配置する等の目的
から、肉薄状に形成される傾向にある。従って、型加工
においては、該ブッシュの製作が面倒で手数を要するこ
と、更に、全体的なコストアップの要因となっている。
このような弊害を解消するためには、下型108にポッ
ト109を直接的に加工することも考えられるが、その
ポット部の耐摩耗性に問題がある。第10図及び第11
図に示した下型ポット151は、このような問題点を解
決することができる下型の構成例を示している。即ち、
下型108の所定位置にプランジャー先端部128bの
挿通孔147を形成すると共に、該挿通孔147の上部
位置にポットブロック148の嵌合用凹所149を形成
する。該嵌合用凹所149は、第11図に示すように、
左右一対のキャビティ110・110の間の中央部にお
いて前後方向に形成されている。また、該ポットブロッ
ク148と嵌合用凹所149との両者はアリ溝等の係合
手段によって係合されると共に、該ポットブロック14
8は嵌合用凹所149に沿って前後方向へ摺動させるこ
とにより、着脱自在となるように構成されているる。更
に、上記ポットブロック148は嵌合用凹所149の前
後両端位置に止着させた固定プレート150・150に
よって所定嵌合位置に装着できるように設けられている
(なお、ポットブロック148は、嵌合用凹所149に
対してボルト等により着脱自在に装着するようにしても
よい)。また、上記ポットブロック148の所定位置に
は、プランジャー128の数に対応したポット151が
各形成されている。該ポットブロック148は、高硬度
及び耐摩耗性を有する超硬合金により形成されているた
めポット151自体に耐摩耗性がある。なお、該ポット
ブロック148その他の摩耗部分に表面硬化処理を施す
ようにしてもよい。例えば、通常の硬質クロムメッキや
無電解メッキ浴中に耐摩耗性或は自己潤滑性を有する不
溶性微粒子を懸濁分散させながらニッケル及びこの微粒
子を一定割合で複合共析させる無電解メッキ等を施すよ
うにしてもよい。また、前述したように、ポット109
内の樹脂材料は、加熱・加圧作用を受けて溶融化されな
がら両キャビティ110・120内に注入充填されて、
該両キャビティ内にセットされた半導体素子を封止する
ものである。ところで、マルチポット・プランジャー型
式においては、ポット109から両キャビティ110・
120内ヘの溶融樹脂材料の加圧移送は、カル部119
及びゲート121と云った短い通路のみを通して行われ
るので、前述したように、熱硬化性樹脂材料を用いる半
導体素子の樹脂封止に適している。この溶融樹脂材料を
両キャビティ110・120内に加圧注入する作用はプ
ランジャー128の上動作用によるものであるため、そ
の注入スピードはプランジャー128の上動による樹脂
加圧力(樹脂圧)の加減によって調整することができ
る。この注入スピード(樹脂圧)の調整を一定の条件の
下に、旦つ、マルチポット・プランジャー型式の下で行
うことによって、次のような、きわめて理想的な樹脂封
止の作用・効果が得られる。即ち、上記した注入スピー
ドが早いと、ゲート口121a(第12図参照)から溶
融樹脂材料が噴出するように両キャビティ110・12
0内に注入されるため、この注入樹脂が該ゲート口12
1a付近のエアーを巻き込んで樹脂成形体(パッケー
ジ)のゲート口対応部分に未充填部分(ゲート口ボイド
や欠損部)を形成し、また、両キャビティ110・12
0内で溶融樹脂材料の渦流が発生して残溜エアーを巻き
込み、そのエアーが樹脂成形体の内部や表面部にボイド
を形成することになり、更には、リードフレーム上に取
付けた半導体素子と外部リードとを結ぶ細いワイヤ15
2を変形・断線すると云った弊害がある。このような弊
害は、注入スピードの調整により解消することができ
る。例えば、第12図に示すように、ゲート口121a
を通して注入される溶融樹脂材料の注入スピードを、該
溶融樹脂材料がゲート口121a付近に完全に充填され
る範囲(及び時間T)とワイヤ152付近に充填され
る範囲(及び時間T)とにおいては比較的に遅くなる
ように注入し、逆に、これらの範囲(T・T)以外
となる範囲(及び時間T・T)においては通常の注
入スピードとなるように(即ち、このときの注入スピー
ドは、前者と較べて早いスピードとなる)注入すると云
った多段注入法を行えばよい。このような多段注入法
は、ポット109と両キャビティ110・120とがゲ
ート121のみ(即ち、前述したように、カル部119
及びゲート121と云った短い樹脂通路のみ)を介して
連通されたマルチポット・プランジャー型式の下におい
てきわめて有効な作用・効果が得られる。即ち、マルチ
ポット・プランジャー型式は、前述したように、各ポッ
ト109の周辺所定位置に所要数のキャビティ110・
120を配置すると共に、該各ポット109及びキャビ
ティとの間を等しい長さのゲート121(短い樹脂通
路)のみを介して連通させた構成を有している(第13
図参照)ため、溶融樹脂材料は各キャビティ110・1
20内の夫々に完全に同じ設定条件で加圧注入されるこ
とになるからである。従って、各キャビティ110・1
20内において上記した多段注入法を同時に且つ同じ条
件下で行うことができるため、高品質性及び高信頼性を
備えた均一な樹脂封止成形品を成形することができる。
また、ワンポット・ワンプランジャー型式のものにおい
ては、前述したように、大型ポットAと各キャビティB
との間に長い主ランナC及び補助ランナDが存在するた
め、各キャビティB内に加圧注入される溶融樹脂材料の
注入時間が夫々異なり、また、この場合において上記し
た多段注入法を行ったとしても各キャビティB内におけ
る注入条件・状態が夫々異なることから、事実上、多段
注入法を採用する意味がない。また、樹脂材料の硬化は
時間の経過によって促進されるので、ポットA位置から
最も遠い位置のキャビティBではキャビティ内の未充
填が発生することになる等の弊害の方が大きい。なお、
上記キャビティ110・120の形成面に、前記した無
電解メッキを行うと、そのキャビティ面には潤滑性が付
与されるから、樹脂封止成形品を該キャビティ110・
120内から取り出すための突出作用、即ち、樹脂封止
成形品の離型性を向上できると云う利点がある。 (発明の効果)本発明によれば、マルチポット・プラン
ジャー型式の樹脂封止用金型を用いると共に、溶融樹脂
材料をキャビティ内に加圧注入する際の注入スピードの
調整を一定の条件下で行うようにしたものであるから、
キャビティ内に注入される樹脂材料が該キャビティと上
記樹脂通路との連通口であるゲート口付近のエアーを巻
き込む作用を効率良く且つ確実に防止することができる
ので、樹脂成形体のゲート口対応部分に未充填部分を形
成することがない。また、キャビティ内において溶融樹
脂材料の渦流が発生しないので、溶融樹脂材料中に残溜
エアーが巻き込まれてそのエアーが樹脂成形体の内部や
表面部にボイドを形成することがない。更に、キャビテ
ィ内に注入充填される溶融樹脂材料がリードフレーム上
に取付けた半導体素子と外部リードとを結ぶ細いワイヤ
を変形・断線することがない。従って、このような本発
明によれば、前述したような従来の弊害を未然に防止し
て、高品質性及び高信頼性を備えた均一な樹脂封止成形
品を成形することができる半導体素子の樹脂封止成形方
法を提供できると云った優れた実用的な効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は半導体素子の樹脂封止装置の第1構
成例を示すものであり、第1図はその一部切欠概略全体
正面図、第2図はその要部の一部切欠概略側面図であ
る。第3図乃至第5図は半導体素子の樹脂封止装置の第
2構成例を示すものであり、第3図はその一部切欠概略
全体正面図、第4図はその固定側型部の一部切欠拡大側
面図、第5図は該固定側型部の一部切欠分解側面図であ
る。第6図及び第7図は樹脂加圧機構部の他の構成例を
拡大して示す一部切欠正面図及び一部切欠側面図であ
る。第8図及び第9図は上型の中央縦断拡大断面図及び
その底面図である。第10図及び第11図は下型の他の
構成例を示す中央縦断拡大断面図及びその平面図であ
る。第12図はマルチポット・プランジャー型式の樹脂
封止用金型要部を示す縦断断面図であって、本発明の作
用説明図である。第13図はマルチポット・プランジャ
ー型式の樹脂封止用金型要部を示す上型の底面図であ
る。第14図はワンポット・ワンプランジャー型式の樹
脂封止用金型要部を示す上型の底面図である。第15図
は従来装置における要部の構成例を示す一部切欠正面図
である。 (符号の説明) 101 … 固定側型部 102 … 可動側型部 109 … ポット 110・120… キャビティ 119 … カル部 121 … ゲート 121a … ゲート口 128 … プランジャー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)固定側或は可動側のいずれか一方側の型部に複数
    個のポットを配設すると共に、該各ポットの周辺所定位
    置に所要数のキャビティを配設し且つ該各ポットとその
    周辺所定位置のキャビティとを均等長さの樹脂通路を介
    して連通させ、更に、該各ポットに樹脂加圧用のプラン
    ジャーを夫々嵌合させて構成したマルチポット・プラン
    ジャー型式の樹脂封止用金型を用いて、上記各ポット内
    に供給した樹脂材料を加熱且つ加圧して溶融化し、該溶
    融樹脂材料を上記樹脂通路を通して各ポットからその周
    辺所定位置のキャビティ内に夫々注入充填させることに
    より、該キャビティ内にセットした半導体素子を夫々樹
    脂封止成形する半導体素子の樹脂封止成形方法であっ
    て、 上記各キャビティ内に加圧注入される溶融樹脂材料の注
    入スピードを、上記キャビティと樹脂通路との連通口と
    なるゲート口付近に注入充填される範囲及び時間におい
    て、注入された溶融樹脂材料が該ゲート口付近の残溜エ
    アーを巻き込むエアー巻込作用を防止する遅い注入スピ
    ードとなるように設定すると共に、 上記各キャビティ内の半導体素子付近に注入充填される
    範囲及び時間において、注入された溶融樹脂材料が該半
    導体素子に損傷を与えない遅い注入スピードとなるよう
    に設定し、 更に、上記ゲート口付近に注入充填される範囲及び時間
    と半導体素子付近に注入充填される範囲及び時間以外と
    なる範囲及び時間においては、通常の注入スピードとな
    るように設定することを特徴とする半導体素子の樹脂封
    止成形方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998024122A1 (fr) * 1996-11-28 1998-06-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif a semi-conducteur
US5853771A (en) * 1997-08-19 1998-12-29 Oki Electric Industry Co., Ltd. Molding die set and mold package

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