JP2618058B2 - 建物の構築方法 - Google Patents

建物の構築方法

Info

Publication number
JP2618058B2
JP2618058B2 JP1289324A JP28932489A JP2618058B2 JP 2618058 B2 JP2618058 B2 JP 2618058B2 JP 1289324 A JP1289324 A JP 1289324A JP 28932489 A JP28932489 A JP 28932489A JP 2618058 B2 JP2618058 B2 JP 2618058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foundation
room unit
room
site
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1289324A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03151464A (ja
Inventor
浩 堀次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP1289324A priority Critical patent/JP2618058B2/ja
Publication of JPH03151464A publication Critical patent/JPH03151464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2618058B2 publication Critical patent/JP2618058B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 本発明は床パネルの周囲に壁パネルを立設した構成の
部屋ユニットを用いて建物を構築する方法にかかわり、
特に、敷地の境界線いっぱいに建物を構築するための建
物の構築方法に関するものである。 「従来の技術」 近年における住生活のニーズからゆとりある豊かな生
活を楽しむために、室内空間をひとまわり大きくした広
い家の要望が高まっている。 ところが、最近の地価高騰によって、新規の土地を取
得するのか困難なために、たとえば市街地の住宅等にお
いては、間口いっぱいに住宅を建てて、敷地の有効率を
高める工夫がなされているが、この場合、建物の外壁部
には、いわゆる外壁の仕上作業(左官作業等)を必要と
することから、特に、隣地に建物がある場合には、隣地
との間に最低限の作業用スペースをとらざるおえず、敷
地の有効利用を図ることができなかった。 そこで先行技術では、隣地との間にこのようなデッド
スペースが発生する不具合をなくすために、敷地内の隣
接境界から内側に基礎を設置し、この基礎上にユニット
を、その最終的な据付位置とは異なる位置に据え付け、
この異なる位置でこのユニットの外部工事を施工した後
に、このユニットを前記基礎上を移動させてその最終的
据付位置に据え付けることにより、敷地の有効利用を図
る手段を開示している(たとえば特公平1−12889号
(特願昭58−9185号「建物の構築方法」)参照)。 前記先行技術は、ユニットを一度隣地の建物から十分
に離れた基礎上に仮り置きし、この仮り置きした位置で
ユニットの外壁に、塗装、水切り工事、雨樋工事等の外
装工事をし、その後、この外装工事をしたユニットを隣
地の建物側の敷地境界線いっぱいの位置にあるユニット
の最終的据付位置まで、レールやコロ等を用いて移動さ
せるものである。 「発明が解決しようとする課題」 本発明は前記した従来技術における次のような課題を
解決せんとするものである。 第1に、前記した従来技術における建物の構築方法に
あっては、ユニットの外壁に外装工事をするために、ユ
ニットを基礎上に一度仮り置きしなければならず、その
間、仮り置きした位置の施工ができないために、作業性
が悪くなるといった問題点があった。 第2に、先行技術における建物の構築方法は、外装工
事をしたユニットを最終据え付け位置まで移動させるた
めに、たとえば基礎上に摩擦係数の小さなプラスチック
板やコロ等を設けなければならないため、住宅の基礎を
ユニットの移動を考慮した形に施工しなければならず、
この結果、このような基礎を構築できる敷地に工法が限
定されてしまうといった問題点があった。 なお、前記プラスチック板、レール、コロ等の代わり
に、ユニットをクレーンで吊り上げる手段も考えられる
が、この場合、ユニットの外装工事が終わるまで現場に
クレーンを待機させなければならず、その作業製がわる
い上にクレーンのレンタル料等がかさんでコスト高にな
るなどの不具合がある。 また、このような隣地境界いっぱいに部屋ユニットを
据え付ける場合、基礎上における部屋ユニットの位置決
めが難しく、部屋ユニットと基礎とをアンカーボルトで
一体化するときに、このアンカーボルトの位置だしが容
易ではないといった問題がある。 本発明は前記事情に鑑みて提案されたもので、その目
的とするところは、隣地の敷地いっぱいに既存の建物が
建っているような敷地においても、隣地の境界線いっぱ
いに建物を構築することができ、しかも、あらゆる敷地
においても適用することができるとともに、その作業性
を向上させることができ、また、コスト低下も図ること
のできる建物の構築方法を提供することにある。 「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するために本発明は、床パネルの周
囲に壁パネルを立設した構成の部屋ユニットを工場にて
構築しておき、敷地内の隣地境界いっぱいに基礎を構築
した後、この基礎上の隣地境界側に部屋ユニットを吊り
降ろして基礎とユニットとをアンカーボルトを介して一
体化するようにした建物の構築方法であって、 (イ) 隣地境界いっぱいに据え置くべき部屋ユニット
のうち少なくとも隣地側に面する壁パネルの外面を、工
場において最終仕上まで施工する工程と、 (ロ) 隣地境界いっぱいに施工した基礎上に、隣地境
界側に吊り降ろされる部屋ユニットの据え付け部分を残
して現場施工用の床パネルを配設する工程と、 (ハ) 現場にて部屋ユニットを2階分組み合わせて、
これらを一体化する工程と、 (ニ) この一体化した2階分の部屋ユニットを吊持
し、基礎上の前記据え付け部分に吊り降ろして下階の部
屋ユニットと基礎とをアンカーボルトを介して一体化す
る工程と、を具備してなるものである。 「作用」 本発明にかかる建物の構築方法では、隣地側に位置す
る部屋ユニットの外装工事を工場において終わらせてお
き、この外装工事の完了した部屋ユニットを、現場で2
階分組み上げて、隣地境界線いっぱいに施工した基礎上
に吊り下げ設置する工程を採用しているから、他の基礎
位置における建物の構築作業と同時に隣地側の構築を行
うことができ、その作業性を向上することができる。 しかも、基礎上には部屋ユニットの据え付け部分を残
して現場施工用の床パネルが配設されているため、部屋
ユニットは、横パネルのない部分に嵌め込まれる状態と
なり、基礎上において容易に位置決めされることにな
る。 また、工場において外壁の仕上をした部屋ユニットを
現場まで運びその最終据え付け位置に据え付ける作業に
よって、この部分の施工が行えるので、基礎の形状にと
らわれずに部屋ユニットをその最終据え付け位置に据え
付けることが可能になる。 「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明
する、 第1図ないし第4図は建物の構築方法の一実施例を示
す工程図である。これらの図において符号1がこの構築
方法に用いられる部屋ユニットであり、この部屋ユニッ
ト1は、図示例では、上下2階をそれぞれ構成する部屋
ユニット2,3をそれぞれ現場で一体化した構成となって
いる。 下階に位置する下部部屋ユニット2は、床パネル2aの
周囲にその周囲三面を覆うようにして大小2種類の壁パ
ネル(外壁パネル)2b,2cを立設してなり、かつ、隣地
側に臨む大型外壁パネル2bの外面に防水仕上Aならびに
表面仕上B等の外部工事が完璧に施されてなる基本構成
となっている。 そして、実施例の下部部屋ユニット2においては、さ
らに、床パネル2aの中央に間仕切パネル2dが立設され、
その左右をそれぞれ2つの部屋R1,R2に仕切るように構
成されている。 前記間仕切パネル2dの左側(第1図左側)に位置する
部屋R1には浴室、ドイレ等の水回り設備が備えられてお
り、また、これら浴室、ドイレを仕切るように第2の間
仕切パネル2eが設けられ、かつ、この第2の間仕切パネ
ル2eには開き戸式のドアー4が備えられるとともに、こ
の第2の間仕切パネル2eの一方の側面には、階段5が取
り付けられている。 なお、前記間仕切パネル2eの右側(第1図右側)に位
置する部屋R2には、ガスコンロG、キッチンシンクS等
を備えた流し台6が設けられ、さらに、この部屋R2を臨
む部屋ユニット2の外壁パネル2cには窓7が取り付けら
れている。 一方、この下部部屋ユニット2の上側に一体に取り付
けられる上部部屋ユニット3も、基本的には、前記した
下階に位置する下部部屋ユニット2と同様に、床パネル
3aの周囲にその周囲三面を覆うようにして大小2種類の
壁パネル(外壁パネル)3b,3cを立設してなり、かつ、
隣地側に臨む大型外壁パネル3bの外面に防水仕上Aなら
びに表面仕上B等の外部工事が完璧に施されてなる基本
構成となっている。 そして、この上部部屋ユニット3の左右に位置する小
型の外壁パネル3cには、それぞれ、窓8と引き戸9が取
り付けられるとともに、この上部部屋ユニット3の中央
部には、上部部屋ユニット3を半分に仕切る間仕切パネ
ル3dが立設されている。なお、この間仕切パネル3dには
開き戸式のドアー10が備えられ、この間仕切パネル3dの
左側に位置する床パネルには手摺11が設けられている。 次いで、前述したように構成された上下の部屋ユニッ
ト2,3からなる部屋ユニット1を用いて、この建物を構
築する方法について工程順に説明する。
【基礎の構築】
まず、隣地には既存の建物12が建てられているような
敷地内の隣地境界から内側に基礎13を構築する。この基
礎13は、いわゆるコンクリートの型枠成形によって前記
敷地内の隣地境界いっぱいに構築し、また、この基礎13
上の下部部屋ユニット2が据え置かれる位置にはアンカ
ーボルト30を挿入固定するための穴を設けておく。な
お、アンカーボルト30は予め基礎13に一体に突出形成す
るようにしても良いが、吊り降ろした下部部屋ユニット
2と基礎13とを連結する場合には、基礎に穴を明け、後
程、この穴にアンカーボルト30を挿入して部屋ユニット
と一体化した方が、位置決め作業の手間が省けるので好
ましい。
【床パネルの敷き込み】
コンクリート基礎13の構築後、大引、プラスチック台
輪を敷き込み、換気金物15等を取り付けた上で、第1図
に示すように、工場等においてパネル状に製作した現場
施工用の床パネル20をコンクリート基礎13の上に敷き込
み、各床パネル20を一体に接合する。 この床パネル20は、下部部屋ユニット2が据え付けら
れる部分を残して配設されるもので、床パネル20を敷き
終わったあとには、下部部屋ユニット2の大きさに対応
した形状の開口が隣地側に形成されることになる。 なお、実施例では、床パネル20の内部に床暖房用のパ
イプP1を配設する構造上、床の中心寄りの床パネル20の
一部には、前記暖房用のパイプP1を引き出す開口部20a
が形成されている。
【隣地側部屋ユニットの設置】
前記床パネル20の敷き込み作業と並行して、外壁パネ
ル2b,3bの外面をそれぞれ工場において最終仕上まで施
工した上下の部屋ユニット2,3を現場にて2階分組み合
わせる。これら上下の部屋ユニット2,3の接合は、たと
えば第5図および第7図などに示すように、上下の部屋
ユニット2,3を構成する壁パネル2b,2c,3b,3cにそれぞれ
胴差ボルト21を通し、その上下をナット22により締め付
けることにより行う。 なお、この際(部屋ユニット2,3の組み付けの際)、
ユニットどうしの接合部の仕上工事を行っておくことは
言うまでもない。 次いで、このようにして2つの部屋ユニット2,3を一
体化した部屋ユニット1をクレーンを用いて吊り上げ
る。クレーンへの玉掛け作業は、たとえば専用吊治具23
やアイボルトなどを介して吊りワイヤーWにより行う
が、この場合の専用吊治具23としては、たとえば第8図
に示すような構造のものが用いられる。 すなわち、この専用吊治具23は、壁パネルの上部芯材
を貫通する吊穴に差し込まれる本体部23aと、この本体
部23aの先端に縦回動自在に取り付けられた係止部23b
と、この係止部23bを回動操作する操作レバー23cとから
なるもので、前記本体部23aを上部部屋ユニット3の壁
パネル3cにそれぞれ4ケ所取り付け、この本体部23aに
シャックル24を付けて吊りワイヤーWに連結するもので
ある。 クレーンにより部屋ユニット1を吊り上げたならば、
隙間、ねじれ、水平誤差がないように、床パネル20に合
わせ、アンカーボルト30の位置に合わせて設置する。 実施例では、床パネル20を敷き込んだ後に、この床パ
ネル20に合わせて部屋ユニット1を設置するようにして
いるので、部屋ユニット1の据え付け操作を容易に行う
ことができ、これにより、アンカーボルト30の位置出し
が確実に行なわれるので、下階に位置する下部部屋ユニ
ット2と基礎13との接合を簡単に行うことができる。 なお、部屋ユニット1の据え付け操作をさらに容易に
するために、たとえば、第1図に示すように、下階に位
置する下部部屋ユニット2の床パネル2aの下面にそれぞ
れ、基礎13の内側に嵌合する凸部2fを設けておけば、こ
の凸部2fと基礎13との取り合いによって、部屋ユニット
1を基礎13に容易に据え付けることができるので、好ま
しい。 そして、部屋ユニット1を据え付けた位置で、下階に
位置する下部部屋ユニット2をアンカーボルト30で前記
基礎13に設けられた穴に固定し、この穴にセメント等の
充填材を充填して最終的に固定する。
【1階壁パネルの組立】 以上のようにして上下2階の部屋ユニット2,3を組み
付けてなる部屋ユニット1を基礎13上に据え付けたなら
ば、この部屋ユニット1に付属の暖房用パイプP2と、床
パネル20に付属の暖房用パイプP1とを連結し、これらの
取り合いのために残しておいた床パネル20上面の開口を
覆って、床面を仕上げる。 一方、第2図に示すように、前記下部部屋ユニット2
を基準にして外壁パネル25、間仕切パネル26を基礎13に
アンカーボルトを介して立設する。
【2階床パネルの敷き込みと2階壁パネルの組立】 1階壁パネル25,26の設置が終わったならば、第3図
に示すように、2階床パネル27を敷き込み、さらに、2
階壁パネル(外壁パネル28、間仕切パネル29)を組み立
てる。そして、各パネル間の接合工事および塗装等の仕
上工事、雨仕舞等の工事を行う。
【屋根の組立】
そして、最後に2階壁パネルの上面に小屋組みをした
後、部屋パネルを組み立てて、屋根上面のルーフィング
を行ったあと、屋根葺きをし屋根35を構築すると、この
建物が完成する(第4図参照)。 なお、屋根35は、予めユニット化したものを用いても
良く、この場合には、現場作業の能率が上がるので好ま
しい。 このように実施例の建物の構築方法によれば、隣地側
に位置する上下の部屋ユニット2,3の外装工事をそれぞ
れ工場において終わらせておき、この外装工事の完了し
た上下の部屋ユニット2,3を、現場で2階分組み上げ
て、隣地境界線いっぱいに施工した基礎13上に吊り下げ
設置する工程を採用しているから、他の基礎位置におけ
る建物の構築作業と同時に隣地側の構築を行うことがで
き、その作業性を向上することできる。 さらに、実施例では、部屋ユニット1を据え付ける前
に基礎13を敷き込んだ床パネル20に合わせて、部屋ユニ
ット1を設置するようにしているので、部屋ユニット1
の据え付けを容易に行うことができるといった効果があ
る。 また、工場において外壁の仕上をした部屋ユニット2,
3をそれぞれ現場まで運び、これらを吊り上げて、その
最終据え付け位置に据え付ける作業により、隣地側の施
工が行えるので、基礎の形状にとらわれずに部屋ユニッ
トをその最終据え付け位置に据え付けることが可能にな
り、この結果、あらゆる敷地の形状においても本構築方
法を適用することができるといった効果がある。 なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状
や寸法等は一例であって、構築すべき建物の設計要求等
に基づき種々変更可能であり、また、隣地側の設置する
部屋ユニットも、実施例の形態に限定されるものではな
く、鉄骨系のユニットとしても良いことは勿論である。 「発明の効果」 以上説明したように本発明は、床パネルの周囲に壁パ
ネルを立設した構成の部屋ユニットを工場にて構築して
おき、敷地内の隣地境界いっぱいに基礎を構築した後、
この基礎上の隣地境界側に部屋ユニットを吊り降ろして
基礎とユニットとをアンカーボルトを介して一体化する
ようにした建物の構築方法であって、 (イ) 隣地境界いっぱいに据え置くべき部屋ユニット
のうち少なくとも隣地側に面する壁パネルの外面を、工
場において最終仕上まで施工する工程と、 (ロ) 隣地境界いっぱいに施工した基礎上に、隣地境
界側に吊り降ろされる部屋ユニットの据え付け部分を残
して現場施工用の床パネルを配設する工程と、 (ハ) 現場にて部屋ユニットを2階分組み合わせて、
これらを一体化する工程と、 (ニ) この一体化した2階分の部屋ユニットを吊持
し、基礎上の前記据え付け部分に吊り降ろして下階の部
屋ユニットと基礎とをアンカーボルトを介して一体化す
る工程と、を具備してなるものであるから、次のような
優れた効果を奏する。 (a) 隣地側に位置する部屋ユニットの外装工事を工
場において終わらせておき、この外装工事の完了した部
屋ユニットを、現場で2階分組み上げて、隣地境界線い
っぱいに施工した基礎上に吊り下げ設置する工程を採用
しているから、隣地の敷地いっぱいに既存の建物が立っ
ているような敷地においても、隣地の境界線いっぱいに
建物を構築することができ、また、この部屋ユニットの
設置作業を、他の基礎位置における建物の構築作業と同
時に隣地側の構築行うことができるので、その作業性を
向上することができる。 しかも、基礎上には部屋ユニットの据え付け部分を残
して現場施工用の床パネルが配設されているため、部屋
ユニットは、床パネルのない部分に嵌め込まれ、基礎上
において容易に位置決めされることになり、これにより
部屋ユニットの据え付けの際、アンカーボルトの位置だ
しを簡単に行うことができる。 さらに、クレーンによる部屋ユニットの吊り下げ作業
は一度で済み、残りの施工に関しては現場において床パ
ネルや壁パネルを配設して行うため、現場で部屋ユニッ
トを吊り下げるためにクレーンを待機させる必要がな
く、コストの低減を図ることができる。 (b) また、工場において外壁の仕上をした部屋ユニ
ットを現場まで運びその最終据え付け位置に据え付ける
作業によって、この部分の施工が行えるので、基礎の形
状にとらわれずに部屋ユニットをその最終据え付け位置
に据え付けることが可能になり、あらゆる敷地の形状に
おいても本構築方法を適用することができるといった優
れた効果がある。 (c) 前記により狭い土地でも有効にその敷地を利用
することができ、敷地の有効利用を高めることができる
といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明にかかる建物の構築方法の
一実施例を示すもので、第1図は部屋ユニットを吊り上
げて基礎に据え付ける状態を示す斜視図、第2図は1階
壁パネルを設置する状態を示す斜視図、第3図は2階床
パネルと2階壁パネルとを設置する状態を示す斜視図、
第4図は屋根を構築して建物を完成させた状態を示す斜
視図、第5図は部屋ユニットを基礎に設置した状態を示
す断面図、第6図は壁パネルと基礎との取り付け状態を
示す断面図、第7図は1階壁パネルと2階壁パネルとを
接合した状態を示す断面図、第8図は専用吊治具の斜視
図である。 1……部屋ユニット、2……上部部屋ユニット、 2a……床パネル、2b,2c……壁パネル、 3……下部部屋ユニット、3a……床パネル、 3b……壁パネル、12……隣地の建物、 13……基礎、20……床パネル、 21……胴差ボルト、22……ナット、 23……専用治具、27……2階床パネル、 30……アンカーボルト、35……屋根、 A……防水仕上、B……表面仕上。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床パネルの周囲に壁パネルを立設した構成
    の部屋ユニットを工場にて構築しておき、敷地内の隣地
    境界いっぱいに基礎を構築した後、この基礎上の隣地境
    界側に部屋ユニットを吊り降ろして基礎とユニットとを
    アンカーボルトを介して一体化するようにした建物の構
    築方法であって、 (イ)隣地境界いっぱいに据え置くべき部屋ユニットの
    うち少なくとも隣地側に面する壁パネルの外面を、工場
    において最終仕上まで施工する工程と、 (ロ)隣地境界いっぱいに施工した基礎上に、隣地境界
    側に吊り降ろされる部屋ユニットの据え付け部分を残し
    て現場施工用の床パネルを配設する工程と、 (ハ)現場にて部屋ユニットを2階分組み合わせて、こ
    れらを一体化する工程と、 (ニ)この一体化した2階分の部屋ユニットを吊持し、
    基礎上の前記据え付け部分に吊り降ろして下階の部屋ユ
    ニットと基礎とをアンカーボルトを介して一体化する工
    程と、 を具備してなる建物の構築方法。
JP1289324A 1989-11-07 1989-11-07 建物の構築方法 Expired - Lifetime JP2618058B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1289324A JP2618058B2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 建物の構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1289324A JP2618058B2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 建物の構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03151464A JPH03151464A (ja) 1991-06-27
JP2618058B2 true JP2618058B2 (ja) 1997-06-11

Family

ID=17741722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1289324A Expired - Lifetime JP2618058B2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 建物の構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2618058B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59134251A (ja) * 1983-01-21 1984-08-01 積水化学工業株式会社 建物の構築方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03151464A (ja) 1991-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10145103B2 (en) Premanufactured structures for constructing buildings
US9027307B2 (en) Construction system and method for constructing buildings using premanufactured structures
US6854218B2 (en) System and method of panelized construction
US5359816A (en) Buildings and methods of constructing buildings
WO2017036185A1 (zh) 铝合金房屋
CN205012458U (zh) 一种简易基础木结构民居
US20070130841A1 (en) Construction module system and method
US4352260A (en) Underground house and construction method
US4586299A (en) Building system of interconnected block elements
EP2792803B1 (en) Method for construction of a building
JP2006083691A (ja) 既存共同住宅のバリアフリー増築構造
JP2618058B2 (ja) 建物の構築方法
RU80485U1 (ru) Пристраиваемое лифтовое устройство для реконструируемого многоэтажного здания
JP2618059B2 (ja) 建物の構築方法
JP2000154597A (ja) 建物の建築工法と、それに使用する部屋ユニット
RU2140509C1 (ru) Жилой дом первых массовых серий с мансардным этажом из объемных блок-комнат, способ устройства мансардного этажа и комплексной реконструкции дома
JP5524498B2 (ja) 建物
CN215889209U (zh) 一种模块式带阳台混凝土电梯井道
JP2548183Y2 (ja) 寒地向け一・二階兼用ユニットハウス
RU79598U1 (ru) Ризалит для реконструируемого многоэтажного здания
CN212802726U (zh) 一种钢结构装配化住宅
CN113027073A (zh) 一种模块式带阳台混凝土电梯井道和施工方法
JP3082375U (ja) 集合住宅用後付けエレベータのかご室昇降路の隔壁構造物
RU2347873C1 (ru) Пристраиваемое лифтовое устройство для реконструируемого многоэтажного здания
RU42562U1 (ru) Многоэтажное здание