JP2618043B2 - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JP2618043B2
JP2618043B2 JP1155574A JP15557489A JP2618043B2 JP 2618043 B2 JP2618043 B2 JP 2618043B2 JP 1155574 A JP1155574 A JP 1155574A JP 15557489 A JP15557489 A JP 15557489A JP 2618043 B2 JP2618043 B2 JP 2618043B2
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JP
Japan
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drum
magnetic tape
rotating
stopper
rotating drum
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JP1155574A
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康之 中西
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばDAT(デジタルオーディオテープ
レコーダ)等の磁気テープ装置に関し、特に磁気テープ
の回転ドラムへの巻き込みを防止するストッパを備えた
磁気テープ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は従来の磁気テープ装置であるDATの要部を示
す正面図、第5図は第4図の回転ドラムの平面図であ
り、図において1はキャプスタンモータ(図示せず)、
テープロードモータ(図示せず)等が取り付けられた板
金からなるデッキベース、2はデッキベース1に固着さ
れた固定ドラム、3は固定ドラム2に連設されたドラム
モータ、4はドラムモータ3の回転シャフト5を介して
回転される回転ドラム、6は回転ドラム4に装着された
磁気ヘッド、7は回転ドラム4に接近してデッキベース
1に取り付けられ磁気テープ8の回転ドラム4への巻き
込みを防止するストッパである。なお、図示していない
が、回転ドラム4の近傍には回転ドラム4の結露を検知
し磁気テープ装置を停止させる結露検知手段が設けられ
ている(例えば特願昭62−317832号の明細書参照)。
上記のように構成されたDATにおいては、キャプスタ
ンモータの駆動によりキャプスタン軸(図示せず)が回
転し、カセット(図示せず)内の磁気テープ8は第5図
の矢印A方向に回転ドラム4および固定ドラム2に当接
しながら走行する。また、ドラムモータ3の駆動により
回転シャフト5を介して回転ドラム4も矢印B方向に回
転する。このとき、磁気ヘッド6の回転面に対して所定
の傾斜角度をなして回転ドラム4に磁気テープ8が当接
しており、この状態で磁気ヘッド6が磁気テープ8に当
接し信号を読み取る。
ところで、回転ドラム4の表面の結露に伴い磁気テー
プ8が回転ドラム4の表面に貼付き回転ドラム4の回転
方向へ巻き込まれるのに対しては、結露検知手段が結露
の発生を検知してDATの動作を停止し、その後回転ドラ
ム4を加熱、乾燥させ、上記のトラブルの発生を未然に
防止している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように構成された従来の磁気テープ装置は、回
転ドラム4の表面に生じた結露を検知する結露検知手段
により磁気テープ8の回転ドラム4への巻き込みの発生
を防止しているものの、磁気テープ8自体に生じた結露
に対しては、前記結露検知手段は作動せず、そのため結
露した磁気テープ8の表面が回転ドラム4に貼付き、回
転ドラム4の矢印B方向への回転に伴い、第6図に示す
ように磁気テープ8は何重にも回転ドラム4の回転方向
に巻き込まれ、巻き込み先端部9には折り目が付き、磁
気テープ8が傷付いてしまい、最悪の場合には、磁気テ
ープ8が回転ドラム4の上面に乗り上げられ、何重にも
捩られて磁気テープ8が破損してしまうという問題点が
あった。
また、上記の問題点を解消するために、ストッパ7と
回転ドラム4との空隙寸法t1を小さくした場合には、ス
トッパ7、回転ドラム4等の寸法誤差、取り付け誤差に
より磁気ヘッド6とストッパ7とが干渉してしまい、磁
気ヘッド6が破損してしまうという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解消するためになされた
もので、磁気ヘッドを破損することなく磁気テープの回
転ドラムの回転方向への巻き込み、およびそれに伴う磁
気テープの破損の発生を防止することのできる磁気テー
プ装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る磁気テープ装置は、固定ドラムに嵌合
される嵌合部および回転ドラムに対面し磁気テープが回
転ドラムに巻き込まれるのを防止する対面部とを有する
ストッパを備えたものである。
〔作用〕
この発明においては、ストッパを嵌合部で固定ドラム
に直結嵌合したので、回転ドラムと対面部との間の空隙
寸法を極めて小さい値で管理することができる。
〔実施例〕 以下、この発明の実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例を示す正面図、第2図は第1図
の回転ドラムの平面図であり、第4図ないし第6図と同
一または相当部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。
図において、10は円筒形状をしており固定ドラム2に
嵌合した嵌合部11と、回転ドラム4に空隙寸法t2を有し
て対面した対面部12と、対面部12から回転ドラム4を跨
って延設されたブリッジ部13とからなるストッパ、14は
磁気ヘッド6の軌道に沿って対面部12に形成された逃が
し溝である。
上記のように構成されたDATにおいては、ストッパ10
を嵌合部11で固定ドラム2に直接嵌合したので、回転ド
ラム4に対するストッパ10の取り付け誤差は無くなり、
回転ドラム4と対面部12との間の空隙寸法t2を従来の空
隙寸法t1と比較して小さくすることができる。また、磁
気ヘッド6とストッパ10との干渉を防ぐために空隙寸法
t3を有する逃がし溝14を対面部12に形成したので、さら
に空隙寸法t2を小さくすることが可能となる。その結
果、結露した磁気テープ8の表面が回転ドラム4に貼付
き、回転ドラム4の回転方向への磁気テープ8の巻き込
みに対しては、空隙寸法t2がきわめて小さくその空隙に
磁気テープ8が侵入する虞れはなく第3図に示すように
対面部12で阻止される。また、磁気テープ8の回転ドラ
ム4上面への乗り上げに対しても、回転ドラム4の上面
とブリッジ部13との間の空隙寸法t4は小さいので、防止
される。なお、第3図に示すように磁気テープ8の一部
が弛んだ状態になると、磁気テープ8が通常の走行をし
ないので、その異常を磁気ヘッド6が検知し、弛んだ磁
気テープ8はカセツト(図示せず)にスムースに収納さ
れるようになっている。
なお、上記実施例ではDATについて説明したが、この
発明はVTR等の他の磁気テープ装置にも適用することが
できるのは勿論である。また、上記実施例ではブリッジ
部13が対面部12から連設されたストッパ10について説明
したが、回転ドラム4の上面に磁気テープ8が乗り上げ
る虞れがないときにはブリッジ部13を削除してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の磁気テープ装置は、
ストッパを嵌合部で固定ドラムに直接嵌合したので、回
転ドラムと対面部との間の空隙寸法を極めて小さい値で
管理することができ、磁気テープの回転ドラムの回転方
向への巻き込み、およびそれに伴う磁気テープの破損の
発生を防止することのできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す正面図、第2図は第
1図の回転ドラムの平面図、第3図は第1図の回転ドラ
ムの別の使用態様を示す平面図、第4図は従来のDATの
一例を示す要部正面図、第5図は第4図の回転ドラムの
平面図、第6図は第4図の回転ドラムの別の使用態様を
示す平面図である。 図において、1はデッキベース、2は固定ドラム、3は
ドラムモータ、4は回転ドラム、5は回転シャフト、8
は磁気テープ、10はストッパ、11は嵌合部、12は対面部
である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示すも
のである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定ドラムに連設されたドラムモータと、
    このドラムモータの回転シャフトを介して回転される回
    転ドラムと、この回転ドラムおよび前記固定ドラムに当
    接して走行する磁気テープと、前記固定ドラムに嵌合さ
    れる嵌合部および前記回転ドラムに対面し前記磁気テー
    プが回転ドラムに巻き込まれるのを防止する対面部を有
    するストッパとを備えたことを特徴とする磁気テープ装
    置。
JP1155574A 1989-06-20 1989-06-20 磁気テープ装置 Expired - Lifetime JP2618043B2 (ja)

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JP1155574A JP2618043B2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 磁気テープ装置

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JP1155574A JP2618043B2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 磁気テープ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0322241A JPH0322241A (ja) 1991-01-30
JP2618043B2 true JP2618043B2 (ja) 1997-06-11

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