JP2617865B2 - スパイクピン付き靴底 - Google Patents

スパイクピン付き靴底

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JP2617865B2
JP2617865B2 JP5113946A JP11394693A JP2617865B2 JP 2617865 B2 JP2617865 B2 JP 2617865B2 JP 5113946 A JP5113946 A JP 5113946A JP 11394693 A JP11394693 A JP 11394693A JP 2617865 B2 JP2617865 B2 JP 2617865B2
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JP
Japan
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pin
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spike
outsole
bottom sheet
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JP5113946A
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Inventor
明 嶋村
Original Assignee
四国商事株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として雪上や氷上を
歩行する靴に使用されるスパイクピン付き靴底に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の靴底としては、実開平6-
64458 号公報に記載された滑り止め付き靴底の他、特開
平1-249003号、特開平2-95301 号公報等に記載された靴
底などが知られている。
【0003】これら従来の靴底は、いずれも、氷点下又
は、氷点下近くの温度で硬化するゴムやポリウレタンを
滑り止めに使用するもので、常温で軟化している滑り止
めが、低温になったときに硬化して滑り止めとして作用
するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
靴底では、硬化した滑り止めの破損を防止するため、滑
り止めの先端を靴底と同一平面に設けているもので、靴
底から突出する場合でも、僅かな突出に制限されてい
た。そのため、滑り止めが氷雪上に食い込み難くなる不
都合がある。また、雪上や氷上を歩行時に、本底及びト
ップリフトの下面の凹凸状の滑止部に雪上や氷等が詰る
ため、雪面や氷面を確実にとらえることができず、防滑
効果が更に減少してしまう。しかも、この滑り止めを靴
底面から大きく突出させると、この滑り止め部分に体重
が集中するので、滑り止めが硬化している場合は、この
滑り止めが破損し易く、また、足の裏に滑り止めが局部
的に当たって、歩行の際に違和感を伴う虞もあった。
【0005】そこで、本発明は、上述のような課題を解
決するために創出されたもので、雪上や氷上を歩行時
に、雪面や氷面を確実にとらえて、防滑効果を大ならし
め、しかも、滑り止め材が硬化している場合でも歩行時
の違和感がなく、破損を防止することができるスパイク
ピン付き靴底を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために、本発明のスパイクピン付き靴底にあって
は、スポンジゴム製の本底本体の下面に底シートが接着
された本底の土踏まず部から爪先部にかけた部分と、同
じくスポンジゴム製のトップリフト本体の下面に底シー
トが接着されたトップリフトの後部外側とに、 1個又は
複数個のピン差込孔が所定配列に穿設されたピン差込孔
部を適宜間隔に夫々配設し、これらの各ピン差込孔部
に、基板の下面に前記ピン差込孔の深さより若干長くそ
のピン差込孔の内径より若干小径でそのピン差込孔の個
数と同数のピンが所定配列に突設された常温時では軟質
で低温時に硬化する超反応ゴム製のスパイクピンを、ピ
ンの先端が前記ピン差込孔から各底シートの下方へ若干
突出するように前記本底本体及びトップリフト本体の上
方から夫々差込み、これらの上面に夫々中底及びヒール
ベースを接着し、前記本底の底シートの踵部下面に前記
ヒールベースの上面を接着したものである。
【0007】
【作用】そして、上述のような技術的手段により、雪上
や氷上を歩行時に、各スパイクピンのピンの先端が低温
になって硬化するようにする。しかも、雪上や氷上を歩
行時に踏みつけた際に、各スパイクピンのピンの先端が
本底本体及びトップリフト本体のスポンジゴム特有の弾
力により内方へ若干食い込むようにし、且つ使用してい
るうちに、各スパイクピンのピンの先端が摩耗しても、
雪上や氷上を歩行時に、踏みつける圧力で各スパイクピ
ンのピンの先端が各底シートの下方へ突出するようにす
る。それに、低温時に各スパイクピンのピンの先端が硬
化しても、ピンの根元までは硬化しないようにする。
【0008】また、各スパイクピンの基板が中底及びヒ
ールベースによって上から押えて、雪上や氷上を歩行時
に、各スパイクピンが移動したり抜出したりしないよう
にする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1乃至図4に示すように、先ず、スポン
ジゴム製の本底本体1の下面に合成樹脂、合成ゴム、皮
製の底シート2が接着された本底3の土踏まず部から爪
先部にかけた部分と、同じくスポンジゴム製のトップリ
フト本体4の下面に合成樹脂、合成ゴム、皮製の底シー
ト5が接着されたトップリフト6の後部外側とに、 3個
のピン差込孔7をピン差込孔部8に平面正三角形状に配
列して夫々穿設し、これに対応するスパイクピン11も
3個のピン10を基板9の下面に平面正三角形状に配列
して夫々突設するようにしている。次に、これらの各ピ
ン差込孔部8に、基板9の下面に前記ピン差込孔7の深
さより若干長くそのピン差込孔7の内径より若干小径で
そのピン差込孔7の個数と同数のピン10が所定配列に
突設された常温時では軟質で、雪上や氷上に接した際の
低温下で硬化する超反応ゴム製のスパイクピン11を、
ピン10の先端が前記ピン差込孔7から各底シート2,
5の下方へ若干突出するように前記本底本体1及びトッ
プリフト本体4の上方から夫々差込み、その上から若干
硬質の合成樹脂や合成ゴム製の中底12及びヒールベー
ス13を夫々接着する。
【0011】そして、前記本底3の底シート2の踵部下
面に前記ヒールベース13の上面を接着すると共に、前
記本底3の本底本体1の周縁部上面には押縁14を接着
したものである。
【0012】また、前記スパイクピン11は、本発明の
靴底を製造する前に、図4に示すように、予め大きいシ
ート材15に、肉薄の切取溝16を介して切取可能なよ
うに多数並設されている。
【0013】
【発明の効果】本発明のスパイクピン付き靴底は、上述
のように、スポンジゴム製の本底本体1の下面に底シー
ト2が接着された本底3の土踏まず部から爪先部にかけ
た部分と、同じくスポンジゴム製のトップリフト本体4
の下面に底シート5が接着されたトップリフト6の後部
外側とに、 3個のピン差込孔7をピン差込孔部8に平面
正三角形状に配列し、ピン差込孔7が所定配列に穿設さ
れたピン差込孔部8を適宜間隔に夫々配設し、これらの
各ピン差込孔部8に、基板9の下面に前記ピン差込孔7
の深さより若干長くそのピン差込孔7の内径より若干小
径でそのピン差込孔7の個数と同数のピン10が所定配
列に突設された常温時では軟質で、雪上や氷上に接した
際の低温下で低温時に硬化する超反応ゴム製のスパイク
ピン11を、ピン10の先端が前記ピン差込孔7から各
底シート2,5の下方へ若干突出するように前記本底本
体1及びトップリフト本体4の上方から夫々差込んだこ
とにより、雪上や氷上を歩行時に、各スパイクピン11
のピン10の先端が低温になって硬化するため、雪面や
氷面を確実にとらえ、防滑効果が大で、転倒する危険性
を防止することができる。
【0014】しかも、スポンジゴム製の本底本体1の下
面に底シート2が接着された本底3の土踏まず部から爪
先部にかけた部分と、同じくスポンジゴム製のトップリ
フト本体4の下面に底シート5が接着されたトップリフ
ト6の後部外側とに夫々配設された各ピン差込孔部8に
スパイクピン11を、ピン10の先端が前記ピン差込孔
7から各底シート2,5の下方へ若干突出するように前
記本底本体1及びトップリフト本体4の上方から夫々差
込んだことによって、雪上や氷上を歩行時に踏みつけた
際に、各スパイクピン11のピン10の先端が本底本体
1及びトップリフト本体4のスポンジゴム特有の弾力に
より内方へ若干食い込むため、各スパイクピン11のピ
ン10の先端が摩耗したり破損するのを防止できる。更
に、使用しているうちに、各スパイクピン11のピン1
0の先端が摩耗しても、雪上や氷上を歩行時に、踏みつ
ける圧力で各スパイクピン11のピン10の先端が各底
シート2,5の下方へ突出するため、防滑効果が喪失す
ることはない。
【0015】それに、各スパイクピン11を本底3及び
トップリフト6の各ピン差込孔部8に、ピン10の先端
がピン差込孔7から各底シート2,5の下方へ若干突出
するように本底本体1及びトップリフト本体4の上方か
ら夫々差込んだことによって、各スパイクピン11のピ
ン10の根元がピン差込孔7内に入っていて、低温時に
ピン10の先端が硬化しても、ピン10の根元までは硬
化しないため、常温時と同様に軟質であり、各スパイク
ピン11のピン10が折損するのを防止することができ
る。また、ピン10が硬化している場合でも、足の裏に
ピン10が局部的に当たらないから、歩行の際の違和感
も解消した。
【0016】また、本発明のスパイクピン付き靴底の製
造方法は、スポンジゴム製の本底本体1の下面に底シー
ト2が接着された本底3の土踏まず部から爪先部にかけ
た部分と、同じくスポンジゴム製のトップリフト本体4
の下面に底シート5が接着されたトップリフト6の後部
外側とに、 1個又は複数個のピン差込孔7が所定配列に
穿設されたピン差込孔部8を適宜間隔に夫々配設し、こ
れらの各ピン差込孔部8に、基板9の下面に前記ピン差
込孔7の深さより若干長くそのピン差込孔7の内径より
若干小径でそのピン差込孔7の個数と同数のピン10が
所定配列に突設された常温時では軟質で低温時に硬化す
る超反応ゴム製のスパイクピン11を、ピン10の先端
が前記ピン差込孔7から各底シート2,5の下方へ若干
突出するように前記本底本体1及びトップリフト本体4
の上方から夫々差込み、これらの上面に夫々中底12及
びヒールベース13を接着した後、前記本底3の底シー
ト2の踵部下面に前記ヒールベース13の上面を接着す
るようにするから、各スパイクピン11の基板9が中底
12及びヒールベース13によって上から押えられてい
るため、雪上や氷上を歩行時に、各スパイクピン11が
移動したり抜出したりすることなく、各スパイクピン1
1を各ピン差込孔部8のピン差込孔7に確実に保持する
ことができる。
【0017】尚、前記各スパイクピン11は、常温時で
は軟質であるため、オフィス等の床を傷つける心配もな
く、履き心地も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスパイクピン付き靴底
の下方から見た斜視図である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】図1及び図2の分解斜視図である。
【図4】本発明のスパイクピンを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本底本体 2 底シート 3 本底 4 トップリフト本体 5 底シート 6 トップリフト 7 ピン差込孔 8 ピン差込孔部 9 基板 10 ピン 11 スパイクピン 12 中底 13 ヒールベース 14 押縁 15 シート材 16 切取溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポンジゴム製の本底本体の下面に底シ
    ートが接着された本底の土踏まず部から爪先部にかけた
    部分と、同じくスポンジゴム製のトップリフト本体の下
    面に底シートが接着されたトップリフトの後部外側と
    に、 3個のピン差込孔7をピン差込孔部8に平面正三角
    形状に配列して夫々穿設し、これらの各ピン差込孔部
    に、基板の下面に前記ピン差込孔の深さより若干長くそ
    のピン差込孔の内径より若干小径でそのピン差込孔の個
    数と同数のピンが所定配列に突設された常温時では軟質
    で、雪上や氷上に接した際の低温下で硬化する超反応ゴ
    ム製のスパイクピンを、ピンの先端が前記ピン差込孔か
    ら各底シートの下方へ若干突出するように前記本底本体
    及びトップリフト本体の上方から夫々差込み、これらの
    上面に夫々中底及びヒールベースを接着し、前記本底の
    底シートの踵部下面に前記ヒールベースの上面を接着し
    たことを特徴とするスパイクピン付き靴底。
JP5113946A 1993-04-16 1993-04-16 スパイクピン付き靴底 Expired - Lifetime JP2617865B2 (ja)

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JPH06296505A JPH06296505A (ja) 1994-10-25
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