JP2617411B2 - 真空包装方法及び装置 - Google Patents

真空包装方法及び装置

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JP2617411B2
JP2617411B2 JP5061273A JP6127393A JP2617411B2 JP 2617411 B2 JP2617411 B2 JP 2617411B2 JP 5061273 A JP5061273 A JP 5061273A JP 6127393 A JP6127393 A JP 6127393A JP 2617411 B2 JP2617411 B2 JP 2617411B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B31/00Packaging articles or materials under special atmospheric or gaseous conditions; Adding propellants to aerosol containers
    • B65B31/02Filling, closing, or filling and closing, containers or wrappers in chambers maintained under vacuum or superatmospheric pressure or containing a special atmosphere, e.g. of inert gas
    • B65B31/022Filling, closing, or filling and closing, containers or wrappers in chambers maintained under vacuum or superatmospheric pressure or containing a special atmosphere, e.g. of inert gas the chambers moving in an endless path

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、食品をヒート
シール可能なプラスチック袋内に真空包装するための方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートシール可能なプラスチック袋内に
真空包装することは、まるごとの家禽、肉片、チーズ等
を小売のために包装する慣用の方法である。真空包装
は、食品をヒートシール可能なプラスチック袋内に入
れ、袋を部分真空源に連通させて袋から空気を排出して
袋を食品の周りに収縮させ、その袋を排気状態(空気が
排出された状態)のままでヒートシールすることによっ
て行われる。かくして、食品は、ほぼ空気のない環境内
に包装される。
【0003】又、袋を熱収縮性プラスチックフィルムか
ら製造することも慣用されている。その場合は、袋をシ
ールした後、その袋詰め食品を熱湯に浸すか、あるいは
何らかの方法で熱に露呈させて袋を収縮させ、食品の周
りに密着させる。それによって袋はほぼしわのない状態
にされ、小売販売に適するように袋詰め物品(「袋詰め
製品」とも称する)の外観を良好にする。
【0004】例えば、本出願人自身の米国特許第5,0
62,252号に開示されているように、真空包装作業
を自動化するための装置が開発されている。同特許の装
置は、閉移動経路に沿って移動するようになされた複数
のキャリアを有している。各キャリアが閉移動経路を通
って移動する間に、包装すべき物品を詰められ、口が開
放している袋が各キャリア上に載せられる。次いで、各
キャリアは、真空チャンバーと合流整合し、部分真空
(完全真空ではない真空)が創生されて袋内を排気す
る。各キャリアは、機械的に作動されるクランプを備え
ている。このクランプは、コイルばねによって及ぼされ
るオーバーセンター式ばね力によって全開位置又は全閉
位置に保持されるように構成されている。クランプは、
排気(空気排出)操作後真空チャンバーがキャリアから
分離したとき袋を排気状態に維持するために袋の頚部に
圧着して閉鎖する。各キャリアは、その移動経路に沿っ
て移動することにより各袋をヒートシールするための少
くとも1つのヒートシーラー(溶封機)を備えたヒート
シール帯域に到達する。ヒートシール完了後、クランプ
が開放され、キャリアは、袋詰め物品をキャリアから取
出すことができる荷卸し帯域へ移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、排気された
袋のヒートシールを真空チャンバーの外で行うことがで
きるように、排気された袋の頚部即ち口をクランプによ
って強く締めつけるという上記米国特許第5,062,
252号に開示されている思想に基づくものである。し
かしながら、米国特許第5,062,252号の発明に
おいては、上述したようにクランプをその全開位置又は
全閉位置に保持するのにコイルばねによるオーバーセン
ター式ばね力に依存しているので、作動の確実性に欠け
るきらいがある。従って、本発明は、クランプをばねに
よって全開位置又は全閉位置に保持する必要性を排除す
るためにクランプ機構を改良することを課題とする。本
発明は、又、真空包装完了後袋詰め製品の自動取出し
(荷卸し)を容易にすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題を解決するために、クランプ機構が袋詰め製品の全長
の上を跨いで閉鎖位置即ち強締付位置へ枢動することが
できるようにし、クランプをばねによって全開位置又は
全閉位置に保持する必要性を排除する。又、本発明によ
れば、袋詰め製品を支持するためのプラテンを各キャリ
アに設け、該プラテンを昇降させるための手段を設ける
ことにより真空包装完了後袋詰め製品の自動取出し(荷
卸し)を容易にする。
【0007】基本的にいえば、本発明は、その一側面に
おいては、積込み帯域、排気帯域、ヒートシール帯域及
び荷卸し帯域を順次に通る閉移動経路に沿って移動可能
な少くとも1つのキャリアを備えた真空包装装置であっ
て、 a)真空包装すべき物品を収納した、開放した袋を受取
るためのプラテンと、 b)該プラテンの一端に近接して立設されており、前記
袋の開放頚部を垂れ掛けた状態で受容するためのアンビ
ルと、 c)前記プラテンに跨がり、該プラテンの両側で回転自
在に軸承された両端部分を有しており、該プラテンの他
端に近接したところに位置する全開位置と、前記アンビ
ルに近接したところに位置する全閉位置の間で該プラテ
ンの上を跨いで枢動自在のクランプと、 d)前記袋が前記積込み帯域から前記排気帯域へ移動す
る間の時点で作動され、前記クランプを前記全開位置か
ら前記全閉位置に向けて枢動させるための駆動手段と、 e)前記排気帯域において作動され、前記アンビルを横
切って垂れ掛けられた前記袋の頚部に機械的な気密シー
ルを設定するために前記クランプに係合し該クランプを
引きつけて該アンビルに圧接させるための掛金手段と、
から成る真空包装装置を提供する。
【0008】本発明は、又、その別の側面において、
a)キャリアを積込み帯域、排気帯域、ヒートシール帯
域及び荷卸し帯域を順次に通して移動させ、 b)一端が閉鎖され、他端が開放されており、包装すべ
き物品を収納した物品収納袋を前記積込み帯域において
前記キャリア上に載せ、該袋の開放端を扁平に伸ばし、 c)前記物品収納袋に跨がるクランプ部材を準備し、前
記積込み帯域から排気帯域への前記キャリアの移動中、
該クランプ部材を該袋の閉鎖端に近接した全開位置から
該袋の開放端に近接するが該開放端から離隔した位置へ
該袋の全長の上を跨いで枢動させ、 d)前記排気帯域においで前記物品収納袋から空気を排
出し、次いで、前記クランプ部材を該袋の開放端に圧接
して強く締めつける強締付位置にまで引きつけて該袋に
機械的な気密シールを設定し、 e)前記キャリアを前記排気帯域から前記ヒートシール
帯域へ移動させ、その移動中に前記袋の前記機械的な気
密シールを維持したままで該袋を大気圧に露呈し、 f)前記ヒートシール帯域において前記袋の頚部をその
折り径の全幅に亙ってヒートシールし、該袋の口に恒久
的な気密シール閉鎖部を形成し、次いで、前記キャリア
を前記荷卸し帯域へ移動させ、 g)前記クランプ部材を解放し、該クランプ部材をその
全開位置へ前記袋の全長の上を跨いで枢動させ、 h)前記荷卸し帯域において前記ヒートシールされた袋
を取出すことから成る真空包装方法を提供する。
【0009】
【実施例】添付図を参照して説明すると、第1図は、複
数のキャリアユニット12を備えた回転タレット10か
ら成る本発明の真空包装装置を示す。回転タレット10
は、その自軸線の周りに回転することによって各キャリ
アユニット12を物品積込み帯域(袋詰めにした物品又
は製品を後述するキャリア12に載せる帯域、単に「積
込み帯域」と称する)14、排気帯域(物品を収納した
袋内から空気を排出するための帯域)16、ヒートシー
ル帯域(物品を収納し排気された袋をヒートシールする
帯域、単に「シール帯域」とも称する)18、及び荷卸
し帯域(袋詰めされヒートシールされた物品をキャリア
12から卸す帯域)20を含む順次の帯域を通して間欠
的に移動させる。
【0010】各キャリアユニット(単に「キャリア」と
も称する)12は、袋詰め製品29を支持するためのプ
ラテン22を備えている。各キャリアには、そのプラテ
ン22の一端近くにおいてキャリアの移動経路をほぼ横
切るように直立アンビル(敷台)24が立設されてい
る。アンビル24は、平面図でみてほぼU字形である
(図3参照)。各キャリア12は、又、クランプ部材2
6を備えている。クランプ部材26は、平面図でみてア
ンビル24に合致するほぼU字形であり(図3参照)、
その全開位置ではプラテン22の、アンビル24のある
側とは反対側の端部に位置し、その全閉位置ではアンビ
ル24に圧着される。クランプ部材26は、その全開位
置から全閉位置へ移動するときはプラテン22の上を跨
いで枢動する。
【0011】回転タレット10は、図1でみて反時計回
り方向に回転することによって各キャリア12を移動さ
せる。その移動中各キャリアは、積込み帯域14と荷卸
し帯域20の少くとも一部分を占めるプラットホーム2
8の下を通る。本発明によれば、各キャリア12のプラ
テン22は、キャリア12に対して昇降自在であり、後
述するように、袋詰め物品を積込む際にはプラットホー
ム28のレベル(高さ位置)より下に下降されている
が、袋詰め物品を荷卸しする際には、プラットホーム2
8のレベルにまで押上げられるように構成されている。
【0012】最初に、本発明の真空包装装置の全体的な
構成及び作動を概略的に述べると、作業者は、積込み帯
域14のところに立ち(図1参照)、袋詰め物品29を
プラットホーム28から持上げ又は滑らせて、それをプ
ラットホーム28の下から出てくる第1キャリア12
(a)の上に載せる。その際作業者は、袋詰め物品29
をアンビル24にあてがい、袋の開放頸部30を扁平に
伸ばしてアンビル24を横切るようにして垂れ掛ける。
【0013】次いで、タレット10が第1キャリア12
(a)を排気帯域16に向けて割出す。キャリアは、積
込み帯域14から排気帯域16へ移動する間にカム32
を横切る。それによってカム32は、クランプ部材26
をプラテン22及びその上に載せられた袋詰め物品29
の上を跨いで半閉鎖位置へ枢動させる。この半閉鎖位置
では、クランプ部材26は、袋の頚部30を横切ってそ
の上に乗るが、袋の頚部を挟んでアンビル24に強く圧
着されないので、袋の頚部は開放したままに保持され
る。
【0014】排気帯域16には、真空チャンバー36
(図1参照)が設けられている。真空チャンバー36
は、それを昇降させるための平行運動リンク機構(図示
せず)を備えたアーム34の一端に担持されている。か
くして、キャリア12が排気帯域16に到達すると、ア
ーム34が半真空チャンバー36をプラテン22を覆っ
て下降させ、キャリア12に圧着させる。次いで、真空
導管(図示せず)を通して真空チャンバー36を真空引
きし、チャンバー及び袋から空気を排出させる。排気
後、キャリア12のクランプ部材26は、真空チャンバ
ー36内でアンビル24に圧着閉鎖されて所定位置にロ
ックされ、それによって袋の頚部30を気密状態に閉鎖
する。
【0015】真空チャンバー36が通気され、開放され
ると、キャリア12はシール帯域18へ割出される。シ
ール帯域18にはヒートシーラー102(図7に一部分
だけが示されている)を担持した橋構造体(単に「橋」
とも称する)38が設けられている。キャリア12が橋
38の下にもたらされると、ヒートシーラーが袋の頸部
の、クランプ部材26の下から突出している部分に押圧
されて閉じられ袋にヒートシールによる恒久的な気密閉
鎖部を形成する。次いで、キャリア12を橋構造体38
の下を通して荷卸し帯域20へ割出すことができるよう
に、ヒートシーラーが開かれ、即ち袋の頸部から橋構造
体38内へ持上げられる。キャリア12は、シール帯域
18から荷卸し帯域20へ移動される間に、まず、カム
39を横切り、それによってクランプ部材26を開放さ
せ、次いで、カム40を横切ってクランプ部材26をそ
の全開位置へ枢動させる。
【0016】荷卸し帯域20において、キャリア12が
停止し、プラテン22が上昇せしめられ、押し器ニット
114,116が作動されてシールされた袋詰め物品を
キャリア12からプラットホーム28上へ吐出させる。
次いで、プラテン22は、次の間欠割出しの際にプラッ
トホーム28の下を通過することができるように下降さ
れる。次いで、キャリア12がタレット10の回転によ
り積込み帯域14へ割出され、次のサイクルが繰返され
る。
【0017】以下に、図2〜4を参照して、本発明の装
置の構造を詳細に説明する。各キャリア12は、キャリ
アを上述したように各帯域を通して搬送するために回転
タレット10に連結されたベース44を有している。各
キャリア12は、数個の部品を除いては、長手軸線を中
心として対称的な構造である。それらの対称的でない数
個の部品の位置の説明を容易にするために、キャリア1
2の、アンビル24を有する側の端部を回転方向でみて
後行端と称することとする。キャリアの長手軸線は、そ
の移動経路にほぼ平行に延長しており、キャリアの、回
転タレット10の中心に近い側をキャリアの「内方側」
と称し、回転タレット10の外周縁に近い側をキャリア
の「外方側」と称することとする。
【0018】この基準に従って説明すると、ベース44
は、その長手軸線に平行に互いに離隔した内方側直立側
壁46aと、外方側直立側壁46bを有している。図3
及び4に明示されているように、プラテン22は、直立
側壁(以下、「直立壁」又は「側壁」又は単に「壁」と
も称する)46aと46bの間の空間内に配置されてい
る。アンビル24(図2、3)は、直立壁46a,46
bを横切って延長しており、ほぼ直立壁46a,46b
の頂端の高さのところに支持されている。図示の実施例
では、アンビル24は、ほぼU字形であり、Oリング2
5又は他の適当な弾性密封部材(図3)を受容するため
の座部を有している。
【0019】以下に述べるクランプ/クランプ駆動機組
立体(クランプとクランプ駆動機との組立体48、プラ
テン昇降組立体50、及びクランプをロック位置(全閉
位置即ち強締付位置)に保持するための掛金機構51を
含む幾つかの組立体が、直立壁46a,46bに連結さ
れているか、あるいは、直立壁46aと46bの間に延
設されている。
【0020】図示の実施例は、新鮮な又は冷凍の七面鳥
の肉などの家禽を真空包装するための装置として設計さ
れており、袋を閉鎖するためのヒートシールは、鳥の胸
部分の周りに行われる。従って、図に示されたクランプ
機構及び以下に述べるヒートシーラー102(図7)
は、鳥の胸部分の輪郭に追従するU字形シールを形成す
るように設計されている。クランプ/クランプ駆動機組
立体48は、各々一端53において壁46a,46bに
連結された1対のクランプアーム(単に「アーム」とも
称する)52とU字形のクランプ部材26を備えてい
る。U字形のクランプ部材26は、アーム52の他端5
4に連結され、アーム52と52の間に、従って壁46
aと46bの間に延長している。従って、アーム52,
52は、壁46a、46bに取付けられたクランプの端
部分とみなすことができる。アーム52,52の他端5
4とU字形クランプ部材26の両端との連結部は、クラ
ンプ部材26がアーム52,52の周りに一定限度傾動
することを可能にする。それによって、クラプ6がアン
ビル24に圧着されたとき自己調節することを可能にす
る。アーム52,52の他端54とU字形クランプ部材
26の両端との連結部は、便宜上、アームの他端と同じ
参照番号54で参照することとする。
【0021】クランプ部材26の形状を総体的にU字形
としたことと、アーム52,52を上述のように配置し
たことにより、クランプ部材26を図2に示される全開
位置から、アンビル24のOリング25に圧着する強締
付位置即ち全閉位置(図6)に向けて袋詰め物品29の
全長の上を跨いで枢動させることができる。このよう
に、クランプ部材26は、プラテン22の上に載せられ
ている袋詰め物品29(図1)の実質的に全長を跨ぐ円
弧軌道に沿って枢動する。
【0022】クランプ部材26と各アーム52との連結
部54に掛金部材56(図2、3、5、6)が突設され
ている。各掛金部材56は、アーム52に対して固定関
係にあり、掛金機構51と協同してクランプ部材26を
後述するように強締付位置に保持する働きをする。
【0023】各アーム52の、壁46a,46bに回転
自在に軸承されている部分にピニオン58が固定されて
いる。各ピニオン58は、それぞれ対応する4分円の平
歯車60a,60bに噛合する。平歯車60a,60b
は、それぞれ対応する壁46a,46bに回転自在に軸
承されており、約90°の円弧に亙って回転されるよう
になされている。内方側の壁46aに回転自在に軸承さ
れた平歯車60aにはカム従節62(図3、4)が突設
されている。カム従節62が、後述するようにカムによ
って係合されると平歯車60aを回転させ、平歯車60
aがピニオン58を回転させてアーム52,52を時計
回り方向又は反時計回り方向に枢動させる。
【0024】アーム52を反時計回り方向に枢動させる
と、クランプ部材26が袋詰め物品29の上を跨いでア
ンビル24の方に向けて枢動される。しかしながら、各
アーム52は、ばね偏倚プランジャ(ばね力によって一
定の方向に偏倚即ち付勢されているプランジャ)64を
収容したハウジング63を担持している。このばね偏倚
プランジャ64は、図5に示されるようにクランプ部材
26がアンビル24に当接する直前に、各壁46a,4
6bに固定されているストッパー65(図2、5参照)
に係合するように構成されている。プランジャ64がス
トッパー65に係合することにより、後述する目的のた
めに、クランプ部材26が袋の頸部30を挟んでアンビ
ル24(より詳しくいえば、アンビル上のOリング即ち
密封部材25)に圧着するのを防止する。これがクラン
プ部材26の上述した半閉鎖位置である。
【0025】クランプ部材26をOリング25に圧着さ
せて掛止めするために、キャリア12は、両方の壁46
a,46bにアンビル24に近接した位置でそれぞれ枢
着された掛金機構51(図2及び図5〜7)を備えてい
る。各掛金機構51は、例えばダウワー・コーポレーシ
ヨンから販売されている慣用のオーバーセンター式ロッ
ク機構であるが、後述するようにその作動を容易にする
ために僅かに改変されている。
【0026】各掛金機構51は、図2及び5の解放位置
と、図6の掛止位置即ちロック位置との間で枢動自在に
壁46a,46bに取付けられており、解放位置(掛金
部材56従ってクランプ部材26を掛止状態から解き放
つ位置)と掛止位置(掛金部材56従ってクランプ部材
26を掛止状態に保持する位置)との間の「センター位
置」即ち中立位置を解放位置の方へオーバーする(越え
る)と解放位置へ引きつけられ、「センター位置」を掛
止位置の方へオーバーすると掛止位置へ引きつけられる
ように偏倚手段(図示せず)によって偏倚されている。
このように、「センター位置」即ち中央又は中立位置を
どちらか(ここに示された例では、左又は右)にオーバ
ーする(越える)と作動する方式を「オーバーセンター
式」と称する。掛金機構51を「オーバーセンター」式
ロック機構と称するのは、このためである。センターを
どちらかの方向にオーバーした位置を「オーバーセンタ
ー位置」という。各掛金機構51は、図2及び5に示さ
れるようにその解放位置にあるときは、反時計回り方向
に枢動された位置にある。この位置では、クランプアー
ム52から突出している上述の掛金部材56は、クラン
プアーム52が反時計回り方向に枢動される際掛金機構
51に係合せず通り抜けることができる。その後、各掛
金機構51は、後述するように作動されると、図6に示
される位置へ時計回り方向に枢動する。このように掛金
機構51を時計回り方向に枢動させると、掛金機構51
に担持されている片持ちフィンガ66が引下げられ、掛
金部材56の肩部68に係合する。かくして、クランプ
部材26を下方に引きつけ、アンビル24のOリング2
5に強く圧着させる。又、各掛金部材56とクランプ部
材26との連結部54は、クランプ部材26の重心を通
る軸線上にあるので、クランプ部材26がこの連結部5
4に加えられる力によってアンビル24及びそのOリン
グ25に対して下方に強く引きつけられたとき、その力
がアンビル24とクランプ部材26との全接触面に均一
に分配される。
【0027】フィンガ66が肩部68に係合して引下げ
られると、掛金部材56、アーム52及びクランプ部材
26もプランジャ64のばね偏倚力に抗して下方へき引
下げられる。プランジャ64は、ストッパー65に当接
しているので、そのハウジング63内へ後退し、クラン
プ部材26はOリング25に圧着してロックされる(図
6)。これがクランプ部材26の全閉位置(強締付位置
又はロック位置)である。かくして、アンビル24に垂
れ掛けられた袋の頸部30の部分に機械的な気密シール
が設定される。
【0028】先に述べたように、プラテン22は、壁4
6aと46bの間の空間に配置されており、その両端縁
はキャリア12の移動経路に対して横断する方向に向け
られている。図3及び4に示されるように、プラテン2
2は、キャリア12のほぼ中心線に沿って延長する背骨
部分70と、背骨部分70の両側に蝶着された2つのプ
ラテン部分72,74とから成る。
【0029】このようにプラテン22の2つのプラテン
部分72,74は背骨部分70に蝶着連結されているの
で、プラテン22がその最下方位置(図4に実線で示さ
れる位置)におかれたときは、2つのプラテン部分72
と74は、それらの間に一定の夾角を画定し、V字形ク
レードル(揺りかご)を形成する。背骨部分70は、そ
の最下方位置の高さを変更することができるように高さ
調節自在の垂下台足76を備えている。背骨部分70に
蝶着されたプラテン部分72,74は、各々、ベース4
4から立上げられている支持脚78の上に座置する。こ
れらの支持脚78も高さ調節自在である。2つのプラテ
ン部分72,74によって画定されるV字形は、その上
に載せられた袋詰め物品を適当に揺さぶる(クレード
ル)ようにしてプラテン22の中心に心合させる働きを
し、袋詰め物品の側方へのずれを防止する。又、台足7
6及び支持脚78の高さを調節することによって、いろ
いろなサイズの袋詰め物品に適合するように、又、後述
するように袋の頸部を横切って形成される水平なヒート
シールの部位を変更するためにプラテン部分72,74
の高さを調節することができる。例えば、袋詰め物品が
大きく、嵩張るものである場合は、袋29の頸部30に
形成されるヒートシールが袋内の物品の図2、5でみて
高さ方向の厚みに対してその厚みのほぼ中心を通る水平
平面内に位置するようにプラテン部分72,74を低い
位置に設定する。反対に、袋詰め物品が小さく、嵩張ら
ないものである場合は、袋29の頸部30に形成される
ヒートシールが袋内の物品の高さ方向の厚みに対してそ
の厚みのほぼ中心を通る水平平面内に位置するようにプ
ラテン部分72,74を高い位置に設定する。
【0030】先に述べた目的のためにプラテン2を昇降
させるためのプラテン昇降組立体即ちプラテン昇降機構
50は、2対のリンク80,82(図2、3及び8)に
よって構成される平行運動リンク機構から成る。各リン
ク対80,82は、一端84においてプラテン22の背
骨部分70に枢着され、他端86において軸88,90
に固定されている。軸88,90は、背骨部分70を昇
降させる間ほぼ水平位置に維持するように、各々、ベー
ス44に回転自在に軸承されている。軸90の外方端9
2は、外方側壁46bを貫通して突出している。この外
方端92にレバーアーム96が固定され、そのレバーア
ーム96の外端にカム従節98が取付けられている。ソ
レノイド(図示せず)がカム従節98に係合し、レバー
アーム96を図でみて時計回り方向に回転させると、背
骨部分70及びプラテン部分72,74を上昇させ、レ
バーアーム96を反時計回り方向に回転させると、背骨
部分70及びプラテン部分72,74を下降させる。
【0031】作動 本発明の装置の作動を図1〜3を参照して説明する。図
1〜3は、キャリア12が積込み帯域14に進入したと
きのキャリア12上の各部品の位置を示す。積込み帯域
14においては、プラテン22は、下降位置にあり、そ
のプラテン部分72と74は、V字形クレードルを形成
している。クランプ部材26は、その時計回り方向枢動
の限度位置にあり、回転タレット10の回転方向でみて
先導位置にある。この積込み帯域14において、図1に
示されるように、真空包装すべき物品を収納した、開放
したヒートシール可能袋29をプラットホーム又はテー
ブル28からプラテン22上に載せる。その際、袋内の
物品をアンビル24に衝接させて袋の頸部30をアンビ
ル24を覆うようにして手前に引張り、袋内の物品とシ
ール位置との間の袋素材の長さをできるだけ短くし、そ
れによってできるだけ短い袋を使用することを可能にす
ることが好ましい。又、袋の頸部30は、図2に仮想線
で示されるようにアンビル24を横切って垂れ掛け、扁
平状態に伸張させる。それによって、アンビルを横切っ
て垂れ掛けられた、ヒートシールすべき袋部分のしわを
できるだけ除去するようにすることが好ましい。先に述
べたように、背骨部分70及びプラテン部分72,74
の高さは、後にヒートシール帯域18において袋29の
頸部30に形成されるヒートシールが袋内の物品の図2
みて高さ方向の厚みに対してその厚みの中心より上又は
下、又は好ましくは物品の厚みの中心を通る水平平面内
に位置するように調節することができる。
【0032】次いで、キャリア12は、タレット10の
回転により積込み帯域14から遊び位置へ次いで排気帯
域16へ割出される。この移動中キャリア12の内方側
のカム従節62が固定カム32を横切る。それによっ
て、平歯車60が図でみて時計回り方向に約60゜回転
され、平歯車60に噛合しているピニオン58が反時計
回り方向に約180゜回転され、それによって、ばね偏
倚プランジャ64がストッパー65に当接するまで(図
5)アーム52及びクランプ部材26を袋詰め物品29
の上を跨いで反時計回り方向に枢動させる。その結果、
クランプ部材26はアンビル24のOリング25から僅
かに上に離隔した位置即ち先に述べた半閉鎖位置に保持
される。この位置では袋の頚部30はOリング25に強
く締めつけられないので、次の排気帯域16において袋
から空気を排出することができる。
【0033】排気帯域16において、真空チャンバー3
6がアーム34によってキャリア12を覆うようにして
下降され、キャリアのベース44に座着してベース44
との間に気密シールを設定する。次いで、真空チャンバ
ー36がシンク右舷(図示せず)に連通され、該真空チ
ャンバー36及び袋内から空気を排出する。
【0034】真空チャンバー36の壁を貫通して1対の
ソレノイド94(図1、5、6)が設けられている。排
気(真空)が所望のレベルに達したとき、あるいは、所
定の時間が経過したとき、両方のソレノイド94が作動
され、ソレノイドのプランジャ95を図5の位置から図
6の位置へ突出させる。その結果、プランジャ95が掛
金機構51のプレートを打撃する。それによって掛金機
構51をオーバーセンター位置へ押しやり、フィンガ6
6を肩部68に係合させロックする。先に述べたよう
に、掛金機構51が掛止位置へ引きつけられると、クラ
ンプ部材26を下方に引きつけ、アンビル24のOリン
グ25に強く圧着させる。それによって、Oリング25
が圧縮され、掛金機構51がそのセンター位置を越えて
更に下方へ強締付位置即ちロック位置へ引きつけられる
ようにする。このロック位置では、クランプ部材26
は、Oリング25に強く圧着され、アンビル24に垂れ
掛けられた袋の頚部30の部分に機械的な気密シールを
設定する。
【0035】次に、回転タレット10は、キャリア12
をヒートシール帯域18へ割出す。この帯域では、キャ
リアのアンビル24は橋38の下におかれる(図1)。
橋38にヒートシーラー102(図7に一部分だけが示
されている)が担持されている。ヒートシーラー102
(電気インパルス型のものが好ましい)は、アンビル2
4の面に圧接するように下降され、クランプ部材26の
下から突出している袋の頸部30をヒートシールする。
クランプ部材26に対するヒートシーラー102の適正
な整合を保証するために、クランプ部材26には、それ
が閉鎖位置にもたらされたとき垂直姿勢を取る少くとも
2つの案内ピン104が突設されている。図7に示され
るように、これらの案内ピン104は、ヒートシーラー
102がアンビル24に向けて下降されるときヒートシ
ーラー102の先導縁のパイロット開口106内に受容
される。ヒートシーラー102は、横方向に若干の遊び
を有しており、案内ピン104がパイロット開口106
に進入することにより、クランプ部材26に近接した位
置にヒートシールを形成するようにヒートシーラーをク
ランプに対して位置づけすることができる。
【0036】詳細には図示されていないが、このヒート
シーラー102は、袋の頸部30に2つの平行なヒート
シールを形成する型式のものである。第1ヒートシール
は、袋を閉鎖し密封うするためのものであり、第2ヒー
トシールは、ヒートシールの後残った袋の頸部の余剰部
分をトリミングする(裁ち落す)のを容易にするための
ものである。その目的のために、袋の頸部は、アンビル
24の直ぐ後方でキャリア12のベース44から直立し
たばね偏倚されたストリッパープレート110を横切っ
て垂れ掛けられている。ヒートシーラー102がアンビ
ル24に圧接して閉鎖された後、ソレノイドのような任
意の適当な駆動手段(図示せず)が作動されてトリミン
グ(裁ち落し)バー108をストリッパープレート11
0に圧接させ、それによってトリミングバー108とス
トリッパープレート110の間に袋の頸部の一部分を挟
みつける。トリミングバー108を更に下降させること
によってばね偏倚ストリッパープレート110をばね力
に抗して押下げ、ヒートシールまだ熱い間に第2ヒート
シールから袋の頸部の余剰部分をトリミングする。トリ
ミングバー108が上昇されると、袋の裁ち落し屑11
2が解放され、空気ジェットで吹き飛ばすことによっ
て、あるいは、図示のようにヒートシーラーに付設され
た真空ホース109で吸引することによって除去するこ
とができる。
【0037】ヒートシールが完了すると、回転タレット
10がキャリア12を荷卸し帯域20へ割出す。ヒート
シール帯域18から荷卸し帯域20へ移動する間にキャ
リア12は内方カム39及び外方カム39(図1)を横
切る。その結果、これらのカム39は、内方側及び外方
側の両方の掛金機構51に係合し、それらの掛金機構を
センター位置を越えて図2に示される位置へ戻すことに
よって解放する。かくしてクランプ部材26が解放され
る。次いで、内方側の平歯車60aに付設されたカム従
節62がカム40(図1)を横切り、それによってカム
従節62が回転され、その結果平歯車60aを図でみて
反時計回り方向に回転させる。それによってピニオン5
8が回転され、クランプ部材26を袋詰め物品の上を跨
いで時計回り方向に枢動させて図2に示される位置へ戻
す。
【0038】荷卸し帯域20において、ソレノイド(図
示せず)が作動されてカム従節98に係合しレバーアー
ム96を図2及び8でみて時計回り方向に枢動させる。
それによって平行運動リンク機構80,82が作動さ
れ、プラテン22(背骨部分70及びプラテン部分7
2,74)を図4に実線で示される位置から図8に示さ
れる位置へ上昇させる。プラテン部分72,74は、支
持脚78から持上げられると、背骨部分70との蝶着連
結部(ヒンジ)を中心として下方へ枢動し、図4に点線
で示されるように水平姿勢を取る。この上昇位置では、
プラテン22は、アンビル24及び直立側壁46(46
a,46b)のレベルより上に位置するので、袋詰め物
品をプラテン22からプラットホーム28上へ押進める
ことができる。
【0039】図1に示されるように、袋詰め物品をプラ
テン22からプラットホーム28上へ押進める操作は、
空気シリンダ114と押部材116から成る押し器によ
って行われる。即ち、空気シリンダ114が作動される
と、空気シリンダ114から押部材116が図1に点線
で示される位置にまで張出され、袋詰め物品をプラテン
22からプラットホーム28上の吐出位置にまで押進め
る。次いで、ソレノイドが作動されてプラテン昇降機構
のカム従節98に係合し、レバーアーム96を反時計回
り方向に枢動させることによってプラテン22を下降さ
せる。次いで、回転タレット10がキャリア12を元の
積込み帯域14へ割出す。
【0040】作動態様の別の実施例として、ヒートシー
ラー102がアンビル24から持上げられるのと同時
に、あるいは、ヒートシーラーがアンビル24から持上
げられた直後に掛金機構51を解放するように操作順序
を僅かに変更することができる。これは、内方側及び外
方側カム39を省除し、その代わりに、掛金機構51の
オーバーセンターロックを蹴り開けるためのソレノイド
作動部材(ソレノイドによって作動される部材)(図示
せず)をヒートシール帯域18にはいちすることによっ
て達成することができる。作動順序のこの時点で掛金部
材を解放すると、クランプ部材26がアンビル24から
持上げられ、圧縮されていた弾性密封部材25を解放す
る。密封部材25は、アンビル24を横切って垂れ掛け
られている袋の頸部の下にあるので圧縮状態から解放さ
れると、ヒートシール済みの袋の頸部をアンビル24の
表面から跳ね上げる作用をする。かくして、袋の頸部に
形成されたヒートシールは、まだ熱いが、もはやクラン
プ部材26の作用によって拘束されていないので、収縮
して部厚くなり、より強靭になる。次いで、キャリア1
2のヒートシール帯域18から荷卸し帯域20への移動
中、上述したようにクランプ部材26がその全開位置へ
枢動される。
【0041】ヒートシールされた袋の頸部は、アンビル
24に付着していて、密封部材25の上述した跳ね上げ
作用による剥取り操作に抵抗する場合がある。このこと
に鑑みて、ヒートシールされた袋の頸部をアンビル24
から解放するための方法として更に別の作動態様があ
る。それによれば、掛金機構51がヒートシール帯域1
8において解放されてクランプ部材26がアンビル24
から持上げられた後、プラテン22をベース44に対し
て上昇させ、それによって袋詰め物品をアンビル24に
対して持上げ、それによってヒートシール済みの袋部分
をアンビル24から引き剥す。
【0042】以上、本発明を実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例による真空包装装置
の概略的平面図である。
【図2】図2は、袋受取り位置にあるときの図1の装置
の構成部品の一部断面による側立面図である。
【図3】図3は、図2の装置の一部除去された平面図で
ある。
【図4】図4は、図2の装置の一部除去された端面図で
ある。
【図5】図5は、図2と同様な図であるが、袋内空気排
出位置にあるときの構成部品を示す図である。
【図6】図6は、図2の一部分の図であるが、袋クラン
プ位置にあるときの構成部品を示す図である。
【図7】図7は、図2の一部分の図であるが、袋シール
位置にあるときの構成部品を示す図である。
【図8】図8は、図2と同様の図であるが、荷卸し位置
にあるときの構成部品を示す図である。
【符号の説明】
10:回転タレット 12:キャリア 14:積込み帯域 16:排気帯域 18:ヒートシール帯域 20:荷卸し帯域 22:プラテン 24:アンビル 25:Oリング(密封部材) 26:クランプ 28:プラットホーム 29:袋詰め物品(袋詰め製品) 30:袋の頚部 32:カム 36:真空チャンバー 39:カム 40:カム 44:ベース 46a,46b:直立側壁 48:クランプ/クランプ駆動機構組立体 50:プラテン昇降組立体(プラテン昇降機構) 51:掛金機構(オーバーセンター式ロック機構) 52:クランプアーム 56:掛金部材 58:ピニオン 60a,60b:平歯車 62:カム従節 64:プランジャ 65:ストッパー 66:片持ちフィンガ 68:肩部 70:背骨部分 72,74:プラテン部分 76:台足 78:支持脚 80,82:平行運動リンク機構 94:ソレノイド 95:プランジャ 96:レバーアーム 98:カム従節 102:ヒートシーラー

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積込み帯域、排気帯域、ヒートシール帯
    域及び荷卸し帯域を順次に通る閉移動経路に沿って移動
    可能な少くとも一つのキャリアを備えた真空包装装置で
    あって、 a)真空包装すべき物品を収納した、開放した袋を受取
    るためのプラテンと、 b)該プラテンの一端に近接して立設されており、前記
    袋の開放頚部を垂れ掛けた状態で受容するためのアンビ
    ルと、 c)前記プラテンに跨がり、該プラテンの両側で回転自
    在に軸承された両端部分を有しており、該プラテンの他
    端に近接したところに位置する全開位置と、前記アンビ
    ルに近接したところに位置する全閉位置の間で該プラテ
    ンの上を跨いで枢動自在のクランプと、 d)前記袋が前記積込み帯域から前記排気帯域へ移動す
    る間の時点で作動され、前記クランプを前記全開位置か
    ら前記全閉位置に向けて枢動させるための駆動手段と、 e)前記排気帯域において作動され、前記アンビルを横
    切って垂れ掛けられた前記袋の頚部に機械的な気密シー
    ルを設定するために前記クランプに係合し該クランプを
    引きつけて該アンビルに圧接させるための掛金手段と、 から成る真空包装装置。
  2. 【請求項2】 前記プラテンは、ベース上に支持されて
    おり、前記クランプは、 a)前記プラテンに跨がるほぼU字形クランプ部材と、 b)該クランプ部材の両側にそれぞれ配置され、各々、
    一端を前記ベースに回転自在に軸承され、他端を該クラ
    ンプ部材に取付けられたアームと、 c)前記駆動手段は、該ベースに軸承されている該アー
    ムの軸承部に係合するようになされた前記駆動手段を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の真空包装装置。
  3. 【請求項3】 前記キャリアは、 a)互いに離隔した1対の直立側壁を有するベースと、 b)該1対の直立側壁の間に配置された前記プラテン
    と、 c)該1対の直立側壁に対してほぼ横断方向に延長する
    ようにして該ベースから直立し、該直立側壁のほぼ頂端
    の高さのところに支持されている前記アンビルを含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の真空包装装置。
  4. 【請求項4】 前記クランプの各端部分は、アームであ
    り、該各アームは、一端を該クランプに連結され、他端
    を前記対応する直立側壁に回転自在に軸承されており、
    少くとも1つのアームと、それに対応する直立側壁と
    は、前記アンビルを横切って垂れ掛けられた前記袋の頚
    部を通して該袋内から空気を排出することができるよう
    に該クランプをその全閉位置に達する前の半閉鎖位置に
    保持するために互いに協同する協同部材を備えており、 前記協同部材は、 a)ストッパーと、 b)前記クランプがその全閉位置に達する直前に前記ス
    トッパーに当接するばね偏倚部材から成り、前記掛金手
    段が作動されたときは、該ストッパーに当接していた該
    ばね偏倚部材は、該ストッパーに圧接されて圧縮され、
    該クランプがその全閉位置にまで枢動するのを許容する
    ようになされていることを特徴とする請求項3に記載の
    真空包装装置。
  5. 【請求項5】 前記U字形クランプ部材の各端部分に掛
    金部材が連結されて突出しており、該掛金部材は、前記
    掛金手段によって係合されることにより前記クランプを
    引きつけて前記アンビルに圧接させるようになされてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の真空包装装置。
  6. 【請求項6】 前記プラテンは、ベース上に支持されて
    おり、前記キャリアは、該プラテンを該ベースに対して
    昇降させるための手段を有していることを特徴とする請
    求項1に記載の真空包装装置。
  7. 【請求項7】 前記プラテンは、 a)中心線に沿って互いに蝶着され、夾角を画定する2
    つのプラテン部材と、 b)該プラテンが昇降されるにつれて該夾角を変更させ
    るための手段とから成ることを特徴とする請求項6に記
    載の真空包装装置。
  8. 【請求項8】 前記昇降手段に係合し該昇降手段を駆動
    して前記プラテンをその最高位置にまで上昇させるため
    の手段が、前記荷卸し帯域に設けられており、真空包装
    すべき物品を収納した袋が該プラテン上に載せられる前
    に、該昇降手段に係合して該プラテンを下降させるため
    の手段が、前記荷卸し帯域と積込み帯域の間に設けられ
    ていることを特徴とする請求項6に記載の真空包装装
    置。
  9. 【請求項9】 真空包装方法であって、 a)キャリアを積込み帯域、排気帯域、ヒートシール帯
    域及び荷卸し帯域を順次に通して移動させ、 b)一端が閉鎖され、他端が開放されており、包装すべ
    き物品を収納した物品収納袋を前記積込み帯域において
    前記キャリア上に載せ、該袋の開放端を扁平に伸ばし、 c)前記物品収納袋に跨がるクランプ部材を準備し、前
    記積込み帯域から排気帯域への前記キャリアの移動中、
    該クランプ部材を該袋の閉鎖端に近接した全開位置から
    該袋の開放端に近接するが該開放端から離隔した位置へ
    該袋の全長の上を跨いで枢動させ、 d)前記排気帯域において前記物品収納袋から空気を排
    出し、次いで、前記クランプ部材を該袋の間放端に圧接
    して強く締めつける強締付位置にまで引きつけて該袋に
    機械的な気密シールを設定し、 e)前記キャリアを前記排気帯域から前記ヒートシール
    帯域へ移動させ、その移動中に前記袋の前記機械的な気
    密シールを維持したままで該袋を大気圧に露呈し、 f)前記ヒートシール帯域において前記袋の頚部をその
    折り径の全幅に亙ってヒートシールし、該袋の口に恒久
    的な気密シール閉鎖部を形成し、次いで、前記キャリア
    を前記荷卸し帯域へ移動させ、 g)前記クランプ部材を解放し、該クランプ部材をその
    全開位置へ前記袋の全長の上を跨いで枢動させ、 h)前記荷卸し帯域において前記ヒートシールされた袋
    を取出すことから成る真空包装方法。
  10. 【請求項10】 a)前記クランプ部材が前記排気操作
    中に前記強クランプ位置へ枢動するのを防止するために
    該クランプ部材の移動経路内に偏倚手段を配設し、b)
    該クランプ部材を該偏倚手段の偏倚力に抗して前記強締
    付位置へ枢動させる操作を含むことを特徴とする請求項
    9に記載の真空包装方法。
  11. 【請求項11】 前記ヒートシール帯域において前記ク
    ランプ部材を解放する操作を含むことを特徴とする請求
    項9に記載の真空包装方法。
  12. 【請求項12】 前記ヒートシール帯域から前記荷卸し
    帯域への前記キャリアの移動中、前記クランブ部材を前
    記ヒートシールされた物品収納袋の全長を跨いで元の全
    開位置に向けて枢動させる操作を含むことを特徴とする
    請求項9に記載の真空包装方法。
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