JP2616162B2 - シートベルトのバックル支持構造 - Google Patents

シートベルトのバックル支持構造

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JP2616162B2
JP2616162B2 JP2170734A JP17073490A JP2616162B2 JP 2616162 B2 JP2616162 B2 JP 2616162B2 JP 2170734 A JP2170734 A JP 2170734A JP 17073490 A JP17073490 A JP 17073490A JP 2616162 B2 JP2616162 B2 JP 2616162B2
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将之 角田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、シートベルトのバックルをシートクッシ
ョンの側部に前後回動可能に装着したシートベルトのバ
ックル支持構造に関するものである。
(従来の技術) この種のバックル支持構造を備えるシートとしては、
例えば、第7図に示したようなフロントシートがある。
この第7図では、フロントシートのシートクッション
1がシートスライド装置2を介して車体フロア(図示せ
ず)に前後移動調整可能に装着されている。このシート
スライド装置2はシートクッション1の下面に固定され
たアッパレール2aを有する。しかも、このアッパレール
2aの後部には取付ブラケット3が固定され、この取付ブ
ラケット3にはバックルアーム4が枢軸4aを介して前後
回動可能に枢着されている。そして、このバックルアー
ム4の自由端部(図では上端部)にはバックル5が一体
に設けられている。
このバックル5には、シートベルト(図示せず)の使
用時に、腰肩兼用ベルトのタングが嵌着される(この類
似構造は、例えば実開昭53−20729号公報に示されてい
る)。
(発明が解決しようとする課題) ところで、バックルアーム4が、第8図に示したよう
にシートクッション1の側方まで倒れている場合、シー
トベルトのタングをバックル5に嵌着できないので、こ
のタングをバックル5に嵌着するためにはバックルアー
ム4を起立させなければならず面倒であった。
また、バックルアーム4が、第9図に示したように略
垂直に起立している場合には、腰肩兼用ベルト(図示せ
ず)が乗員Pの腹の部分にかかり、好ましくないという
問題があった。
そこで、この発明は、従来のようにバックルアームが
シートクッション1の側方まで倒れることがなく、シー
トベルトが腹がかりしたりするようなことのないシート
ベルトのバックル支持構造を提供することを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、この発明は、クッションフ
レームと、該クッションフレームの左右の部分に張設さ
れ且つ前後に配列された多数本のクッションスプリング
と、該クッションスプリングの上に装着されたクッショ
ンパッドを備えるシートクッションが設けられ、バック
ルアームが該シートクッションの側部に前後回動可能に
下端部で枢着され、前記バックルアームの自由端にバッ
クルが一体に設けられたシートベルトのバックル支持構
造において、前記シートクッションの後部に位置する複
数のクッションスプリングの前後のものに複数の体圧検
知手段がそれぞれ設けられ、前側の前記体圧検知手段の
下方への変位に連動して前記バックルアームを前方に回
動させ、且つ、後側の前記体圧検知手段の下方への変位
に連動して前記バックルアームを後方に回動させるアー
ム回動手段が設けられているシートベルトのバックル支
持構造としたことを特徴とする。
(作用) この構成によれば、乗員がシートクッションに着座す
ると、乗員の重量によりクッションスプリングが撓めら
れて下方に変位させられる。そして、この乗員のシート
クッションへの着座状態は、クッションスプリングに設
けられた複数の体圧検知手段のいずれかにより検知され
ている。しかも、乗員の着座位置が前後にずれた場合、
複数のクッションスプリングのうちの乗員の尻部により
押圧されているものの下方への変位量が他のものよりも
大きいので、前後に位置するいずれかのクッションスプ
リングが乗員の尻部により他のものよりも大きく押圧さ
れて、下方に変位させられると、このクッションスプリ
ングに設けられた体圧検知手段が押圧されることにな
る。そして、この様に複数の体圧検知手段のいずれかが
押圧されると、押圧された体圧検知手段は乗員の体圧を
検知してアーム回動手段を作動させる。即ち、前側の体
圧検知手段の検知作用でバックルアームを前方に回動さ
せ、後側の体圧検知手段の検知作用でバックルアームを
後方に回動させる。
(実 施 例) 以下、この発明の実施例を第1図〜第6図に基づいて
説明する。
[第1図実施例] 第1図〜第5図は、この発明の第1実施例を示したも
のである。
第1図,第2図において、6は自動車のフロントシー
ト、7はフロントシート6のシートクッション、8はフ
ロントシート6のシートバックである。このシートクッ
ション7は、第4図に示すように、枠体のクッションフ
レーム7aと、クッションフレーム7aの左右の部分間に張
設された多数本のクッションスプリング7bと、クッショ
ンフレーム7a及びクッションスプリング7b上に装着され
たスポンジゴム等からなるクッションパッド7cを有す
る。
このシートクッション7はシートスライド装置9を介
して車体フロア10上に前後動自在に装着されている。
このシートスライド装置9は、車体フロア10に固定さ
れたロアレール9aと、シートクッション7装着されたア
ッパレール9bを有し、アッパレール9bはロアレール9a上
を自在にスライドする。そして、アッパレール9bの後部
には取付ブラケット11が固定されている。
この取付ブラケット11は、第3図(a)に示したよう
に第1側板部11aと、この第1側板部11aに対向する第2,
第3側板部11b,11cと、底板部11dから正面形状が略U字
状に形成されている。そして、第1側板部11aと第2,第
3側板部11b,11cとの間にはワイヤガイド用のパイプ12,
13が渡架されている。
また、第1側板部11aの挿通孔14には、第3図(b)
に示したようにフランジFを設けたスリーブ15が回転自
在に挿通され、第1側板部11aの両側にはバックルアー
ム16の基部16aと回転アーム17が配設されていて、この
基部16aと回転アーム17の中央には角穴18,19が形成され
ている。このバックルアーム16の自由端部(図では上端
部)にはバックル16bが一体に設けられている。
20は取付ボルトで、この取付ボルト20は基部及び中間
部に角柱部20a,20bを有する。この取付ボルト20は、角
柱部20a,20bが角穴18,19に嵌合され、角柱部20a,20b間
がスリーブ15に嵌合されている。
しかも、取付ボルト20の先端部にはナット21が螺合さ
れていて、バックルアーム16の基部16a,スリーブ15及び
回転アーム17がナット21と取付ボルト20の頭部20cとの
間に締め付け固定されている。これにより、バックルア
ーム16と回転アーム17は、一体的に回転するように第15
側板部11aに取り付けられている。
また、シートクッション7の後部内には、体圧検知手
段としてのロッド22,23が前後に位置させて配設されて
いる。この各ロッド22,23は、鉛直に向けて前後に位置
するクッションスプリング7b,7bに固着されている。
そして、このロッド22と回転アーム17の前端部はパイ
プ12に挿通したワイヤ24(アーム回動手段)で連結さ
れ、このロッド23と回転アーム17の後端部はパイプ13に
挿通したワイヤ25(アーム回動手段)で連結されている
(第1図、第2図参照)。
次に、この様な構成のシートベルトのバックル支持構
造の作用を説明する。
この構成によれば、乗員26のシートクッション7への
着座状態は、体圧検知手段であるロッド22,23のいずれ
かにより検知される。
すなわち、乗員26の着座位置が第2図の如く前側にず
れた場合、前側に位置するロッド22が乗員26の尻部によ
り押圧されて下方に押圧変位させられ、乗員26の体圧を
検知している状態となる。また、乗員26の着座位置が第
1図の如く後側にずれた場合、後側に位置するロッド23
が乗員26の尻部により押圧されて下方に押圧変位させら
れ、乗員26の体圧を検知している状態となる。
そして、水平状態にあった(第5図(a)参照)クッ
ションスプリング7bが、乗員26の体圧により下方に押し
下げられる(第5図(b)参照)のに伴って、ロッド22
が下方に押圧変位させられるとロッド22がワイヤ24を引
っ張る(第5図(a),(b)参照)ため、このワイヤ
24を介して回転アーム17が第3図(a)中反時計方向に
回転させられてバックルアーム16が回転アーム17と一体
に前側に回動させられ、第2図の状態となる。
一方、乗員26の体圧によりロッド23が下方に押圧変位
させられると、ロッド23がワイヤ25を引っ張るため、こ
のワイヤ25を介して回転アーム17が第3図(a)中時計
方向に回転させられ、バックルアーム16が回転アーム17
と一体に後側に回動させられ、第1図の状態となる。
この様に、バックルアーム16が乗員26の着座位置に応
じて前後に回動させられて、バックルアーム16のバック
ル16bの向きが乗員の腰の前方を向くことになり、図示
しないシートベルトの腰肩兼用ベルトのタングをバック
ル16bに装着した場合に、腰肩兼用ベルトが乗員26の腹
の部分にかかるようなことはなくなる。
[第2実施例] 第6図は、この発明の第2実施例を示したものであ
る。
本実施例では、第1実施例における取付ブラケット11
及びロッド22,23とは異なる取付ブラケット27及び体圧
検知手段を設けた例を示したものである。
本実施例の取付ブラケット27は横側板部27a,前側板部
27b,後側板部27cを有し、横側板部27eには、第6図に示
したように挿通孔28が形成されている。この挿通孔28の
両側にはバックルアーム16及びギヤ29が配設され、この
バックルアーム16及びギヤ29は第1実施例と同様にスリ
ーブ15,取付ボルト20及びナット21を介して横側板部27a
に取り付けられている。これにより、バックルアール16
及びギヤ29は一体的に回動可能に設けられている。
また、第1実施例におけるシートクッション7後部の
クッションスプリング7b,7bには、体圧感知手段として
のプレート30,31がロッド22,23の代わりに取り付けられ
る。しかも、このプレート30,31にはギヤ29に前後から
噛合するラック30a,31aが設けられている。このプレー
ト30,31は第1実施例のロッド22,23に対応する位置に設
けられている。
尚、図示は省略したが、前側板部27b及び後側板部27c
にはラック30a,31aを上下にガイドするためのガイド溝
が設けられる。
従って、この構成では、乗員のシートクッション7へ
の着座によりプレート30が押圧されると、ラック30aが
下方に変位させられて、ギヤ29がラック30aにより第6
図中反時計方向に回動させられ、バックルアーム16がギ
ヤ29と一体に前側に回動させられる。
一方、乗員のシートクッション7への着座によりプレ
ート31が押圧されると、ラック31aが下方に変位させら
れて、ギヤ29がラック31aにより第6図中時計方向に回
動させられ、バックルアーム16がギヤ29と一体に後側に
回動させられる。
この様な動作により、第1実施例と同様に、バックル
アーム16が乗員26の着座位置に応じて前後に回動させら
れて、バックルアーム16のバックル16bの向きが乗員の
腰の前方を向くことになり、図示しないシートベルトの
腰肩兼用ベルトのタングをバックル16に装着した場合
に、腰肩兼用ベルトが乗員26の腹の部分にかかるような
ことはなくなる。
(発明の効果) この発明は、以上説明したように、シートクッション
の後部に位置する複数のクッションスプリングの前後の
ものに複数の体圧検知手段がそれぞれ設けられ、前側の
前記体圧検知手段の下方への変位に連動して前記バック
ルアームを前方に回動させ、且つ、後側の前記体圧検知
手段の下方への変位に連動して前記バックルアームを後
方に回動させるアーム回動手段が設けられている構成と
したので、従来のようにバックルアームがシートクッシ
ョンの側方まで倒れることがなく、また、シートベルト
が腹がかりしたりするようなことを未然に防止できる。
また、シートクッションに用いられているクッション
スプリングを利用して、乗員の着座位置を感知している
ので、クッション性能が低下するようなことはない。
更に、前後に配列された多数のクッションスプリング
を利用して、乗員の着座位置を検知しているので、乗員
の体重差等に関係なく常に乗員の前後方向への着座位置
の移動を感知でき、そのための調整は不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、この発明に係るシートベルトのバッ
クル支持構造を示しており、第1図は着座位置が後側に
ずれた状態の説明図、第2図は着座位置が前側にずれた
状態の説明図である。 第3図は、取付ブラケットを示しており、(a)は構成
説明図、(b)は組付状態の断面図である。 第4図は、フロントシートの斜視図である。 第5図は、ロッドの変位状態を示しており、(a)は変
位前の説明図、(b)は変位後の説明図である。 第6図は、シートベルトのバックル支持構造の他の例を
示す斜視図である。 第7図から第9図は、従来例を示しており、第7図はバ
ックル支持構造を備えるシートの斜視図、第8図はバッ
クルアームが倒れた状態の説明図、第9図はバックルア
ームが略直立した状態の説明図である。 7……シートクッション 16……バックルアーム 16b……バックル 22,23……ロッド(体圧検知手段) 24,25……ワイヤ(アーム回動手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッションフレームと、該クッションフレ
    ームの左右の部分に張設され且つ前後に配列された多数
    本のクッションスプリングと、該クッションスプリング
    の上に装着されたクッションパッドを備えるシートクッ
    ションが設けられ、バックルアームが該シートクッショ
    ンの側部に前後回動可能に下端部で枢着され、前記バッ
    クルアームの自由端にバックルが一体に設けられたシー
    トベルトのバックル支持構造において、 前記シートクッションの後部に位置する複数のクッショ
    ンスプリングの前後のものに複数の体圧検知手段がそれ
    ぞれ設けられ、前側の前記体圧検知手段の下方への変位
    に連動して前記バックルアームを前方に回動させ、且
    つ、後側の前記体圧検知手段の下方への変位に連動して
    前記バックルアームを後方に回動させるアーム回動手段
    が設けられていることを特徴とするシートベルトのバッ
    クル支持構造。
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