JP2615948B2 - プリプラ射出成形機の射出制御方法 - Google Patents

プリプラ射出成形機の射出制御方法

Info

Publication number
JP2615948B2
JP2615948B2 JP30289688A JP30289688A JP2615948B2 JP 2615948 B2 JP2615948 B2 JP 2615948B2 JP 30289688 A JP30289688 A JP 30289688A JP 30289688 A JP30289688 A JP 30289688A JP 2615948 B2 JP2615948 B2 JP 2615948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
resin
pressure
molding machine
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30289688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02147312A (ja
Inventor
晋二 角陸
義雄 丸山
武志 奥村
正力 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30289688A priority Critical patent/JP2615948B2/ja
Publication of JPH02147312A publication Critical patent/JPH02147312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2615948B2 publication Critical patent/JP2615948B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプリプラ式射出成形機における射出制御方法
に関するものである。
従来の技術 例えば、プリプラ式射出成形機の計量工程において
は、第3図、第4図に示すように、可塑化スクリューを
一定速度Nで回転させてシリンダ11の前部の貯溜空間13
に樹脂を供給するとともにプランジャー12に一定の背圧
力を印加することによって、シリンダ11の前部の貯溜空
間13に溜められる樹脂の圧力P1を一定値Pに保持しつつ
樹脂の貯溜に伴ってプランジャー12を後退移動させてお
り、プランジャー12の後退位置xによって樹脂の貯溜量
を計量し、所定量になると可塑化スクリューの回転を停
止している。その後、プランジャー12を停止位置から前
進移動させることによって射出を行い、そのときのプラ
ンジャー12の移動量によって射出量を制御している。
発明が解決しようとする課題 ところが、計量工程を終了した状態では、第3図に示
すように、逆止弁14が樹脂の供給圧によってプランジャ
ーヘッド16の後端外周に当接しており、プランジャー12
に設けられている弁座15との間に間隙が存在しているた
め、そのまま射出工程に入ってプランジャー12の前進を
開始すると、樹脂が逆止弁14と弁座15の間を通って後方
に流れ、かつこの後方への樹脂の漏れ量がかなり変化す
るため、射出量が安定しないという問題があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、射出開始時の樹脂
漏れがなく、射出量が安定する射出制御方法を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、計量工程終了
後、シリンダ前部に計量供給された樹脂圧が0に近づく
まで一旦プランジャーを後退させ、その後再びプランジ
ャーを前進させて計量供給した樹脂圧を所定圧力まで上
昇させ、そのときのプランジャー位置を基準にしてプラ
ンジャーを所定量前進移動させることを特徴とする。
作用 本発明によると、計量工程終了後、プランジャーを一
旦後退させることによって逆止弁の前後の圧力を0近く
にし、その後プランジャーを前進させてシリンダ前部の
樹脂圧を所定圧力にすることによって、逆止弁を前後の
圧力差にて弁座に圧接され、樹脂漏れを防止することが
でき、このときのプランジャー位置を基準として射出す
ることによって射出量を正確にかつ安定して制御するこ
とができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図に基づい
て説明する。
第1図において、1は、プリプラ式射出成形機のシリ
ンダであり、その内部に前後に移動駆動可能にプランジ
ャー2が配設されている。このプランジャー2の前端部
には、小径の連結軸部3を介して略円錐体状のプランジ
ャーヘッド4が設けられている。プランジャーヘッド4
の外周には、シリンダ1の前部の貯溜空間5に樹脂を供
給する樹脂流路6が形成されている。又、貯溜空間5の
図示しない前端には、型内のキャビティに樹脂を注入す
るノズルが形成され、かつこのノズルを開閉するシャッ
トオフバルブ(図示せず)が設けられている。前記連結
軸部3の外周には適当な間隙をあけて環状の逆止弁7が
外嵌されており、その外周面は前記シリンダ1の内周面
に摺動可能に密接して嵌合している。前記プランジャー
2の前記連結軸部3との接続端面には前記逆止弁7の弁
座8が形成されている。そして、逆止弁7がプランジャ
ーヘッド4の後端に当接している状態で、この逆止弁7
と弁座8の間には間隙δが形成され、樹脂の流通を許す
ように構成されている。
次に動作を説明すると、第2図に示すように、まず計
量工程において、シャットオフバルブを閉じ、プランジ
ャー2に所定の背圧力Fpを印加した状態で図示しない可
塑化スクリューを所定速度で回転させる。すると、可塑
化された樹脂がシリンダ1の内周とプランジャー2の外
周との間の通路を通ってシリンダ1の前部に向かって圧
送され、プランジャー2の弁座8と逆止弁7の間の間隙
δ、逆止弁7の内周と連結軸部3の外周との間の通路、
及びプランジャーヘッド4に形成された樹脂通路6を経
て貯溜空間5に樹脂が供給される。なお、逆止弁7と弁
座8との間の間隙δは、可塑化スクリューにより供給さ
れる樹脂圧力P2と、プランジャー2に印加された背圧力
Fpによって所定圧力Pに保持されている貯溜空間5にお
ける樹脂圧力P1との圧力差により逆止弁7が前方に押さ
れて形成されている。
この計量工程においては、可塑化スクリューの回転に
より樹脂が貯溜空間5に供給されるのに伴って一定の背
圧力Fpを印加された状態でプランジャー2が後退移動
し、このプランジャー2の位置xによって供給樹脂量が
計量される。
プランジャー2が予め設定された位置まで後退する
と、可塑化スクリューの回転を停止して計量工程は終了
する。このとき、逆止弁7の位置は第1図(a)に示す
ようにプランジャーヘッド4の後端に当接して弁座8と
の間に間隙δが形成されている。そこで、次にプランジ
ャー2を矢印Aの如く一旦後退移動させ、第1図(b)
に示すように、貯溜空間5の樹脂圧力P1をほぼ0にし、
逆止弁7の両側の圧力を共に略0にする。その後、プラ
ンジャー2に背圧力Fpを印加して再び矢印Bの如く前進
移動させる。すると、貯溜空間5の圧力が高くなり、第
1図(c)に示すように逆止弁7の前後両側の圧力差に
より逆止弁7が弁座8に圧接してシールされ、樹脂漏れ
が防止された状態で貯溜空間5内の樹脂圧力P1が所定の
圧力Pとなる。次に、シャットオフバルブを開くととも
に、このときのプランジャー2の位置x1を射出工程の原
点位置としてプランジャー2を矢印Cの如く所定距離移
動させて樹脂の射出を行う。すると、樹脂漏れのない状
態で樹脂が射出されるため、射出量が安定する。
発明の効果 本発明のプリプラ式射出成形機の射出制御方法によれ
ば、以上の説明から明らかなように、計量工程終了後、
プランジャーを一旦後退させて逆止弁の前後の圧力を0
近くにした後プランジャーを再び前進させてシリンダ前
部の樹脂圧を所定圧力にするという簡単な操作を付加す
るだけで逆止弁を弁座に圧接させて樹脂漏れを防止する
ことができ、このときのプランジャー位置を基準として
射出することによって射出量を正確にかつ安定して制御
することができるという大なる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示し、第1図
(a)〜(c)は計量工程終了後射出工程に至る動作を
示す要部の断面図、第2図(a)、(b)、(c)は計
量工程から射出工程に至る貯溜空間の圧力、可塑化スク
リューの回転数及びプランジャー位置の変化を示す特性
図、第3図及び第4図は従来例を示し、第3図は計量工
程終了後の要部の断面図、第4図(a)、(b)、
(c)は計量工程から射出工程に至る貯溜空間の圧力、
可塑化スクリューの回転数及びプランジャー位置の変化
を示す特性図である。 1……シリンダ、2……プランジャー、5……貯溜空
間、7……逆止弁、8……弁座。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め可塑化した樹脂をプランジャーで金型
    内に射出するプリプラ式射出成形機において、計量工程
    終了後、シリンダ前部に計量供給された樹脂圧力が0に
    近づくまで一旦プランジャーを後退させ、その後再びプ
    ランジャーを前進させて計量供給した樹脂の圧力を所定
    圧力まで上昇させ、そのときのプランジャー位置を基準
    にしてプランジャーを所定量前進移動させることを特徴
    とするプリプラ射出成形機の射出制御方法。
JP30289688A 1988-11-30 1988-11-30 プリプラ射出成形機の射出制御方法 Expired - Fee Related JP2615948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30289688A JP2615948B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 プリプラ射出成形機の射出制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30289688A JP2615948B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 プリプラ射出成形機の射出制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02147312A JPH02147312A (ja) 1990-06-06
JP2615948B2 true JP2615948B2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=17914411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30289688A Expired - Fee Related JP2615948B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 プリプラ射出成形機の射出制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2615948B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09123241A (ja) * 1995-10-27 1997-05-13 Sodick Co Ltd スクリュプリプラ式射出成形装置の射出制御方法
JP3652681B2 (ja) 2002-11-08 2005-05-25 ファナック株式会社 射出成形機における計量方法及び制御装置
JP4038226B2 (ja) 2006-02-22 2008-01-23 ファナック株式会社 射出成形機の計量方法及び制御装置
KR101273164B1 (ko) * 2011-01-27 2013-06-14 엘에스엠트론 주식회사 사출성형기의 스크류 제어 방법
JP2015150686A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 株式会社デンソー 可塑化射出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02147312A (ja) 1990-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0298421A (ja) 射出成形機の射出制御方法
US5795509A (en) Injection method of preplasticization injection molding machine
US3140332A (en) Injection molding method and apparatus
US4342717A (en) Injection moulding method and apparatus with mould runner reservoir and shot extension
JP2615948B2 (ja) プリプラ射出成形機の射出制御方法
JPS6210815B2 (ja)
JP2883140B2 (ja) 射出成形機の充填量検出方法
JP3079560B2 (ja) プリプラ式射出成形機およびその制御方法
JPH0364291B2 (ja)
JP3554739B2 (ja) プリプラ式射出成形機における計量方法
JPH0462247B2 (ja)
JPH10156902A (ja) 射出成形機及び樹脂の射出圧力制御方法並びに樹脂の射出方法
JPH11240052A (ja) 射出成形機の運転方法
JPH0422613A (ja) プリプラ式射出成形機の計量制御方法
JPS6220010B2 (ja)
JPH04263917A (ja) 射出成形機におけるバックフロー量の計測方法
JP2808057B2 (ja) 複合射出成形方法
JP3181278B2 (ja) プリプラ式射出装置における計量方法
JPH04284221A (ja) 射出成形機
JP3159014B2 (ja) プリプラ式射出装置における計量方法
JPH09155942A (ja) 射出装置における計量方法
JPH0238381B2 (ja) Shashutsuseikeikinoshashutsuseigyohoho
JPH03230930A (ja) 射出成形機の定容量成形方法
JPH06262645A (ja) 射出成形機及び射出成形方法
JP3359142B2 (ja) 射出成形機におけるチェックリングの開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees