JP2615713B2 - 共同加入者発呼検出、識別回路 - Google Patents

共同加入者発呼検出、識別回路

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JP2615713B2 JP31063687A JP31063687A JP2615713B2 JP 2615713 B2 JP2615713 B2 JP 2615713B2 JP 31063687 A JP31063687 A JP 31063687A JP 31063687 A JP31063687 A JP 31063687A JP 2615713 B2 JP2615713 B2 JP 2615713B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は交換機における秘話装置付共同加入者用イン
タフエース回路に関する。
(従来の技術) まず、最初に本発明が対象としている共同加入者用イ
ンタフエース回路における秘話装置について説明する。
第3図は、共同加入者の秘話装置の原理を説明するた
めの図である。加入者Aが発呼するとフツクスイツチが
閉じ、通話電流が電流供給回路23のグランド側から加入
者Aの送受話回路を通り電流供給回路23のバツテリー側
に流れる。このとき、秘話装置4のダイオードの向きに
より、加入者B側は通話電流はダイオード4bでバイパス
され、当該加入者Bの送受話回路には流れず、加入者B
は送受話することができない。
逆に、加入者Bが発呼した場合には交換機側の極性を
反転回路21で反転させることにより加入者Aが発呼した
時と同様の原理により加入者Aの送受話が禁止される。
したがつて、上述した秘話装置付共同加入者に対し
て、交換機は通話電流の極性を反転させるべきか否か、
また、課金をいずれの加入者に対して行うかを決定する
ために発呼加入者を識別する必要がある。
次に、従来の共同加入者発呼識別回路について説明す
る。
第3図において、発呼監視中はSリレー12が動作して
その接点12aが加入者線と発呼監視回路29との間を接続
する。第3図のSリレーの接点12aは不作動状態を示し
ている。Pリレー27は約200m secのクロックにより動
作、不動作を繰り返していれ。Pリレー27が不動作時に
はA線にグランド、B線にバツテリが接続され、動作時
にはA線にバツテリ、B線にグランドが接続される。し
たがつて、Pリレー27が不動作時には加入者Aの発呼監
視を、動作時には加入者Bの発呼監視を行つていること
になる。いずれかの加入者が発呼した場合、各々の監視
状態のときに通話電流が流れる。この通話電流を監視リ
レー26で検出し、その時のクロツクがローレベルかハイ
レベルかによつて加入者Aが加入者Bかを判断してい
る。加入者Aの発呼であればSリレーを不動作にし、加
入者線を加入者インタフエース回路に接続し通話を可能
とする。加入者Bの発呼であればSリレーを不動作に
し、反転回路(RVリレー)21を動作させた後、反転させ
た通話電流を流して通話を可能とする。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の共同加入者発呼者識別回路は、このように100m
secの時間で交互に加入者AとBの監視を行つているの
で、発呼検出に最大100m secの遅延が生ずる可能性があ
る。また、クロツクを使用しているので回路構成が複雑
になる。
発呼監視路には第3図に示すようにリレーあるいはト
ランジスタスイツチを使用するが、いずれにせよ電流容
量の大きいものが要求されるので、回路構成が複雑にな
ると同時に大きな部品実装スペースが必要となる。さら
にはクロツクの出力レベルと監視回路の出力との論理に
より発呼者を判断するように構成されているので、回路
構成が複雑になるといつた欠点がある。
本発明の目的は上記欠点を解決するもので簡易な構成
の共同加入者発呼検出、識別回路を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成すために本発明による共同加入者発呼
検出、識別回路は、加入者線に通話電流を供給する電流
供給回路と、加入者の発呼、切断を監視する電流監視回
路と、前記電流供給回路から加入者線に供給する電流の
極性を反転させる反転回路と、交流信号源と、監視制御
信号を入力とし、動作時には前記加入者線を第1の抵抗
を介して前記交流信号源に接続し、不動作時には前記加
入者線を前記反転回路を介して前記電流供給回路に接続
させる監視リレーと、前記第1の抵抗と並列に接続さ
れ、前記監視リレー動作時に加入者がオフフツクすると
流れる交流電流を分流する第2の抵抗と、前記第2の抵
抗と直列に接続される整流回路と、前記整流回路の出力
電流が発光部を流れ、受光部のコレクタは直流電源に接
続され、エミツタは第3の抵抗を介して接地されるフオ
トカプラと、前記フオトカプラ受光部のエミツタに接続
される平滑回路と、負入力端子が前記平滑回路出力に、
正入力端子が基準電圧に接続されるコンパレータと、前
記電流監視回路からの発呼検出信号とコンパレータ出力
の論理和をとつて制御装置に送出する回路とを含み、前
記制御装置に発呼検出、発呼者識別のための信号を送出
するように構成されている。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明す
る。
第1図は本発明による共同加入者発呼識別回路の一実
施例を示すブロツク図である。加入者(A)1と加入者
(B)2は共同加入者であり、秘話装置4が接続されて
いる。加入者インタフエース回路5は発呼検出、発呼者
識別、通話電流極性反転、切断検出および通話電流供給
の機能を持つている。また、音声信号を通話路スイツチ
6に入出力している。加入者インタフエース回路5は制
御装置7の制御によつて動作し、発呼情報、加入者識別
情報を制御装置7に送出する。
第2図は加入者インタフエース回路5を詳細に示した
図である。発呼監視中は制御装置7からの信号SUP9がア
クテイブとなり、Sリレー12が動作しており(第2図の
Sリレーの接点12aは不作動の状態を示している)、呼
出信号源13の出力を加入者のベルが鳴らない電圧まで変
成器14で降下した交流信号が加入者線8に接続されてい
る。
加入者(A)1または(B)2のいずれかが発呼する
と秘話装置4のダイオードによつて半波整流された電流
が流れる。この電流は第1の抵抗15と第2の抵抗16とで
分流される。第2の抵抗16に分流された電流は整流回路
17を通りフオトカプラ18の発光部を通る。フオトカプラ
18の受光部は発光部の電流に応じて電流を流すため、受
光部のエミツタには発光部の電流に応じた電圧が発生す
る。この電圧を平滑回路19で平滑化しコンパレータ20の
負入力端子に入力する。コンパレータ20は負入力端子へ
の入力電圧を基準電圧と比較し、その結果を信号▲
▼11として制御装置7に送出する。制御装置7は信号
▲▼11がローレベルとなると加入者発呼の発生を
検出し、信号SUP9をインアクテイブとしてSリレー12を
不動作にする。その結果、加入者線8は電流供給回路23
に接続される。このとき、加入者(B)2の発呼であれ
ば通話電流が流れないため、電流監視回路22は切断とみ
なし、信号SCN11はハイレベルとなる。制御装置7は信
号SCN11がハイレベルとなつたことで加入者(B)2が
発呼したことを認識する。次に、信号RV24をアクテイブ
にして反転回路21を動作させ、通話電流を流し加入者に
通話をさせる。
逆に加入者(A)1が発呼した場合にはSリレー12を
不動作状態にしても通話電流が流れるため信号SCN11は
ローレベルのままである。このことにより制御装置7は
加入者(A)1の発呼を認識することができる。なお、
上述の説明中、電流供給回路22、電流検出回路23は公知
の技術を用いて構成することができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、秘話装置付共同
加入者に対し交流信号で発呼監視を行うことにより発呼
検出、発呼者識別を行う回路を簡単な回路で構成できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による共同加入者発呼検出識別回路の一
実施例を示すブロツク図、第2図は第1図の加入者イン
タフエース回路の詳細図、および秘話装置の原理図、第
3図は従来の回路を示すブロツク図である。 1……加入者A 2……加入者B 3……電話器 4……秘話装置 5……加入者インタフエース回路 6……通話路スイツチ 7……制御装置 8……加入者線 9……信号SUP 10……信号RV 11……▲▼ 12……Sリレー 13……呼出信号源 14……変成器 15……第1の抵抗 16……第2の抵抗 17……整流回路 18……フオトカプラ 19……平滑回路 20……コンパレータ 21……反転回路 22……電流監視回路 23……電流供給回路 24……RVリレー 25……電源 26……Aリレー 27……Pリレー 28……クロツク 29……発呼監視回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加入者線に通話電流を供給する電流供給回
    路と、加入者の発呼、切断を監視する電流監視回路と、
    前記電流供給回路から加入者線に供給する電流の極性を
    反転させる反転回路と、交流信号源と、監視制御信号を
    入力とし、動作時には前記加入者線を第1の抵抗を介し
    て前記交流信号源に接続し、不動作時には前記加入者線
    を前記反転回路を介して前記電流供給回路に接続させる
    監視リレーと、前記第1の抵抗と並列に接続され、前記
    監視リレー動作時に加入者がオフフツクすると流れる交
    流電流を分流する第2の抵抗と、前記第2の抵抗と直列
    に接続される整流回路と、前記整流回路の出力電流が発
    光部を流れ、受光部のコレクタは直流電源に接続され、
    エミツタは第3の抵抗を介して接地されるフオトカプラ
    と、前記フオトカプラ受光部のエミツタに接続される平
    滑回路と、負入力端子が前記平滑回路出力に、正入力端
    子が基準電圧に接続されるコンパレータと、前記電流監
    視回路からの発呼検出信号とコンパレータ出力の論理和
    をとつて制御装置に送出する回路とを含み、前記制御装
    置に発呼検出、発呼者識別のための信号を送出すること
    を特徴とする共同加入者発呼検出、識別回路。
  2. 【請求項2】前記交流信号源は変成器の2次側出力であ
    り、変成器の1次側に、加入者の呼出時にベルを鳴動さ
    せる呼出信号を入力するように構成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の共同加入者発呼検出、識
    別回路。
JP31063687A 1987-12-08 1987-12-08 共同加入者発呼検出、識別回路 Expired - Lifetime JP2615713B2 (ja)

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