JP2614998B2 - 車輪速信号の処理装置 - Google Patents

車輪速信号の処理装置

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JP2614998B2 JP8060885A JP6088596A JP2614998B2 JP 2614998 B2 JP2614998 B2 JP 2614998B2 JP 8060885 A JP8060885 A JP 8060885A JP 6088596 A JP6088596 A JP 6088596A JP 2614998 B2 JP2614998 B2 JP 2614998B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車輪速信号の処理装
置に関し、さらに詳細にいえば、複数の車輪の回転速度
を取込んで制動力の制御、駆動力の制御等を行うシステ
ム、あるいは複数の車輪の回転速度を取込んで走行距
離、走行方向等を算出するナビゲーションシステムに適
用される車輪速信号の処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の車輪から車輪速信号を
取込んで、各車輪速の相対値等に基づいて制動力の制
御、駆動力の制御等を行うため、あるいは全ての車輪速
に基づいて走行距離、走行方向等を算出し、現在位置、
走行方向等の表示を行うためマイクロコンピュータが組
込まれた車両が増加している。
【0003】前記複数の車輪から取り込まれる車輪速信
号は、よく知られているように、正弦波状のもので、そ
の周波数は車速に比例する。マイクロコンピュータは、
この周波数を読み取ることにより、車速情報を得てい
る。各車輪ごとに検出された車輪速信号は、信号のレベ
ルがマイクロコンピュータの扱えるレベルには通常なっ
ておらず、また波形もパルス状に整形された波形となっ
ていない。したがって、そのままではマイクロコンピュ
ータに供給することができないので、車輪速センサとマ
イクロコンピュータとの間にインターフェース回路を接
続することが必要である。
【0004】図3は従来から使用されている車輪速イン
ターフェース回路の電気的構成を示すブロック図であ
り、前右(以下、FRと略称する)の車輪速センサ(図
示せず)から出力される車輪速信号、前左(以下、FL
と略称する)の車輪速センサ(図示せず)から出力され
る車輪速信号、後右(以下、RRと略称する)の車輪速
センサ(図示せず)から出力される車輪速信号、後左
(以下、RLと略称する)の車輪速センサ(図示せず)
から出力される車輪速信号を、それぞれ保護素子21,
22,23,24を通して二値化回路25に供給してい
る。そして、二値化回路25から出力される4種類の二
値化信号をカスタムIC26の入力段を構成する4個の
Dフリップフロップ27,28,29,30にそれぞれ
供給し、各Dフリップフロップ27,28,29,30
からのQ出力信号をマイクロコンピュータ31に供給し
ている。
【0005】なお、前記二値化回路25は、各系統に対
応させられる4個のコンパレータを内蔵するICであ
り、また、前記Dフリップフロップ27,28,29,
30のタイミング端子にインバータゲート32を通して
同一のタイミング信号が供給されているとともに、クリ
ア端子にインバータゲート33を通して同一のクリア信
号が供給されている。
【0006】したがって、部品点数の削減、およびカス
タムICのゲート数の削減等が効果的に達成される。図
4は従来から使用されている車輪速インターフェース回
路の他の構成を示すブロック図であり、前記図3の構成
と異なる点は、マイクロコンピュータ31から出力され
るテスト信号を注入回路34を通して二値化回路25に
供給している点のみである。
【0007】したがって、マイクロコンピュータ31か
らテスト信号を供給することにより、車輪速インターフ
ェースの状態をチェックすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記図3の構成の車輪
速インターフェースにおいては、二値化回路25を1個
のICで構成しているので、このICに故障が発生した
場合には、全ての車輪速信号がマイクロコンピュータ3
1に供給されない状態になってしまい、また、前記Dフ
リップフロップ27,28,29,30に供給されるタ
イミング信号、あるいはクリア信号の系統に故障が発生
した場合にも、全ての車輪速信号がマイクロコンピュー
タ31に供給されない状態になってしまう。そして、こ
のような状態が発生した場合には、マイクロコンピュー
タ31において前記いずれかの種類の故障が発生してい
ることを検出することは不可能であり、車輪速信号の入
力がない状態、すなわち、車両が停止状態であると誤認
識し、この誤認識状態に基づく制御を継続することにな
ってしまうという問題がある。
【0009】また、前記図4の構成の車輪速インターフ
ェース回路においては、マイクロコンピュータ31から
のテスト信号を注入回路34を通して車輪速インターフ
ェース回路に供給し、車輪速インターフェース回路34
からの出力信号を元のテスト信号と比較することにより
故障が発生しているか否かを認識することができるので
あるが、注入回路34が余分に必要になるとともに、マ
イクロコンピュータ31に組込まれるプログラムについ
ても、立上り動作時等、特定の条件下においてテスト信
号を出力し、車輪速インターフェース回路から出力され
る信号をテスト信号と比較する等の動作を追加しなけれ
ばならず、部品点数の増加に伴なって物理的な構成が複
雑化するとともに、マイクロコンピュータ31に組込む
ソフトウェアも複雑化してしまうという問題がある。
【0010】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、車輪速信号をマイクロコンピュータに取込む
場合に、物理的な構成の複雑化、およびソフトウェアの
複雑化を避けながら、フェールセーフ機能を充実させる
ことができる車輪速信号の処理装置を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の車輪速信号の処
理装置は、四輪車両の各車輪からの車輪速信号に対応し
て、前右および後左の車輪の系統並びに前左および後右
の車輪の系統の2系統に分けてそれぞれ独立して信号を
取り込む二値化回路素子と、二値化回路素子の出力信号
の状態を保持又は解除する状態保持回路素子と、各状態
保持回路素子に対して保持又は解除動作を与える信号を
監視し、該信号が供給されない状態を検知した場合に、
信号処理手段に車両の走行状態に対応する信号の取込み
を停止させる監視手段と、前記監視手段からの取込み停
止命令がないことを条件に、両二値化回路素子から信号
が出力される状態又は両二値化回路素子から信号が出力
されない状態であれば系統は正常とみなして両系統の信
号を車両の走行状態に対応する信号として取込んで車輪
速信号の処理を行い、いずれか一方の二値化回路素子か
らのみ信号が出力される状態であれば、当該出力のない
系統は故障とみなして、信号が出力される二値化回路素
子の系統の信号を車両の走行状態に対応する信号として
取込んで車輪速信号の処理を行う信号処理手段とを有す
ることを特徴とする(請求項1)。
【0012】前右および後左の車輪の系統並びに前左お
よび後右の車輪の系統の2系統に分けているのは、四輪
車両では、前後加速度がついた場合の前二輪と後二輪と
の回転速度のずれや、カーブ走行での左二輪と右二輪と
の回転速度のずれが比較的多く発生するので、かかる場
合の各車輪の取込み信号に生じるアンバランスに基づく
故障の誤検知を防止するためである。
【0013】前記の構成によれば、四輪車両の各車輪か
らの車輪速信号に対応して、前右および後左の車輪の系
統並びに前左および後右の車輪の系統の2系統に分けて
それぞれ独立して信号を取り込むので、いずれか一方の
系統からの取込み信号がない状態であっても、故障の発
生していない正常な系統からの信号に基づき車輪速信号
の処理を行うことができる。また、本発明の車輪速信号
の処理装置において、前記信号処理手段(7) が、いずれ
か一方の二値化回路素子(5,6) からのみ信号が出力され
る状態であれば、当該出力のない系統は故障とみなし
て、全系統の信号に基づく処理を中断させるものであっ
てもよい(請求項2)。
【0014】ただし、前記請求項1又は請求項2記載の
いずれの構成であっても、いずれの系統からの取込み信
号もない状態にあっては、両二値化回路素子から信号が
出力されない状態であるのか、二値化回路素子の出力信
号の状態を保持又は解除するロジック部分すなわち状態
保持回路素子に供給される保持又は解除動作を与える信
号(クロック信号)が異常であるのかが分からないの
で、該信号の停止を検知する監視手段を特に設けて、監
視手段が、該信号が供給されない状態を検知した場合
に、信号処理手段に車両の走行状態に対応する信号の取
込みを停止させるようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図2は、車輪速
インターフェース回路の概略構成を示すブロック図であ
り、FR車輪速信号、およびRL車輪速信号がそれぞれ
保護素子1,2を通して供給される二値化回路5と、F
L車輪速信号、およびRR車輪速信号がそれぞれ保護素
子3,4を通して供給される二値化回路6と、各二値化
回路5,6から出力される2種類ずつの2値信号が供給
されるマイクロコンピュータ7とから構成されている。
【0016】さらに詳細に説明すると、前記各二値化回
路5,6は、それぞれ2個のコンパレータを内蔵するI
Cで構成されており、供給電源の配線ミス、供給電源回
路の異常等の故障が発生した状態においては、該当する
二値化回路5又は6から何ら信号が出力されない構成が
採用されている。前記の構成の車輪速インターフェース
回路において、何ら故障が発生していない状態において
は、二値化回路5からFR車輪速信号、およびRL車輪
速信号を二値化した2値信号が出力されるとともに、二
値化回路6からFL車輪速信号、およびRR車輪速信号
を二値化した2値信号が出力されるのであるから、これ
ら各2値信号が大幅に異なる信号になることはない。
【0017】したがって、マイクロコンピュータ7にお
いて、車輪速インターフェースが正常であることを認識
することができ、前記4種類の2値信号に基づいて必要
な処理を行うことができる。また、前記二値化回路5の
側に故障が発生した場合には、FR車輪速信号、および
RL車輪速信号に対応する2値信号が全く出力されず、
FL車輪速信号、およびRR車輪速信号に対応する2値
信号が車両の走行状態に対応する値として出力される。
すなわち、二値化回路5から出力される信号と、二値化
回路6から出力される信号とが大幅に異なる状態にな
る。
【0018】したがって、マイクロコンピュータ7にお
いて、車輪速インターフェースのうち、二値化回路5の
側が異常であることを認識することができ、正常な二値
化回路6の側からの2種類の2値信号に基づいて必要な
処理を行うことができる。ただし、全ての2値信号に基
づく処理を中断させることもできる。逆に、二値化回路
6の側に故障が発生した場合には、前記と同様にして、
マイクロコンピュータ7において、車輪速インターフェ
ースのうち、二値化回路6の側が異常であることを認識
することができ、正常な二値化回路5の側からの2種類
の2値信号に基づいて必要な処理を行うことができる。
ただし、全ての2値信号に基づく処理を中断させること
もできる。
【0019】以上要約すれば、マイクロコンピュータ7
における取込み信号に基づいて故障が全く発生していな
い状態、およびいずれかの二値化回路に故障が発生して
いる状態を検知することができ、各状態に対応する対処
を行うことができる。ただし、両二値化回路に同時に故
障が発生したことは検知することができないのである
が、このような状態になる前に、いずれか一方に故障が
発生する場合が殆どであるから、前段階において故障の
発生を検知することができ、何ら不都合はない。
【0020】図1は本発明の車輪速信号の処理装置が適
用された車輪速インターフェース回路を示すブロック図
であり、FR車輪速信号、およびRL車輪速信号がそれ
ぞれ保護素子1,2を通して供給される二値化回路5
と、FL車輪速信号、およびRR車輪速信号がそれぞれ
保護素子3,4を通して供給される二値化回路6と、各
二値化回路5,6から出力される2種類ずつの2値信号
が供給されるカスタムIC8と、カスタムIC8からの
出力信号が供給されるマイクロコンピュータ7とから構
成されている。
【0021】さらに詳細に説明すると、前記各二値化回
路5,6は、それぞれ2個のコンパレータを内蔵するI
Cで構成されており、供給電源の配線ミス、供給電源回
路の異常等の故障が発生した状態においては、該当する
二値化回路から何ら信号が出力されない構成が採用され
ている。また、前記カスタムIC8は、前記二値化回路
5,6から出力される4種類の2値信号がそれぞれD入
力端子に供給されるDフリップフロップ9,10,1
1,12と、所定位置にインバータゲート13が介挿さ
れたタイミング信号ラインと、所定位置にインバータゲ
ート14が介挿されたクリア信号ラインと、前記インバ
ータゲート13よりも上流側から分岐したラインに介挿
され、前記Dフリップフロップ9,10のタイミング端
子に対してタイミング信号を供給させるインバータゲー
ト15と、前記インバータゲート13よりも下流側から
分岐したラインに介挿され、前記Dフリップフロップ1
1,12のタイミング端子に対してタイミング信号を供
給させるインバータゲート16と、前記インバータゲー
ト14よりも上流側から分岐したラインに介挿され、前
記Dフリップフロップ9,10のクリア端子に対してク
リア信号を供給させるインバータゲート17と、前記イ
ンバータゲート14よりも下流側から分岐したラインに
介挿され、前記Dフリップフロップ11,12のクリア
端子に対してクリア信号を供給させるインバータゲート
18と、前記両インバータゲート13,14を通したタ
イミング信号、およびクリア信号が供給される監視回路
19とから構成されている。
【0022】前記の構成の車輪速インターフェース回路
において、何ら故障が発生していない状態においては、
二値化回路5からFR車輪速信号、およびRL車輪速信
号を二値化した2値信号が出力されるとともに、二値化
回路6からFL車輪速信号、およびRR車輪速信号を二
値化した2値信号が出力されるのであるから、これら各
2値信号が大幅に異なる信号になることはない。また、
前記監視回路19に対して正常にタイミング信号、およ
びクリア信号が供給される。
【0023】したがって、マイクロコンピュータ7、お
よび監視回路19において、車輪速インターフェースが
正常であることを認識することができ、前記4種類の2
値信号に基づいて必要な処理を行うことができる。ま
た、前記二値化回路5の側に故障が発生した場合には、
FR車輪速信号、およびRL車輪速信号に対応する2値
信号が全く出力されず、FL車輪速信号、およびRR車
輪速信号に対応する2値信号が車両の走行状態に対応す
る値として出力される。すなわち、二値化回路5から出
力される信号と、二値化回路6から出力される信号とが
大幅に異なる状態になる。
【0024】したがって、マイクロコンピュータ7にお
いて、車輪速インターフェースのうち、二値化回路5の
側が異常であることを認識することができ、正常な二値
化回路6の側からの2種類の2値信号に基づいて必要な
処理を行うことができる。ただし、全ての2値信号に基
づく処理を中断させることもできる。逆に、二値化回路
6の側に故障が発生した場合には、前記と同様にして、
マイクロコンピュータ7において、車輪速インターフェ
ースのうち、二値化回路6の側が異常であることを認識
することができ、正常な二値化回路5の側からの2種類
の2値信号に基づいて必要な処理を行うことができる。
ただし、全ての2値信号に基づく処理を中断させること
もできる。
【0025】さらに、カスタムIC8の内部において、
タイミング信号ラインのうち、インバータゲート13の
上流側に故障が発生している状態においては、監視回路
19に対してタイミング信号が供給されないので、監視
回路19において故障状態であると判定し、判定信号を
マイクロコンピュータ7に供給することにより車輪速信
号取込み動作を停止させる。すなわち、この状態におい
ては、全てのDフリップフロップ9,10,11,12
が動作しないのであるから、前記のように車輪速信号取
込み動作を停止させるのである。
【0026】また、カスタムIC8の内部において、イ
ンバータゲート15が介挿されたタイミング信号ライン
に故障が発生している状態においては、監視回路19に
対してタイミング信号が供給されているが、Dフリップ
フロップ11,12を通してのみマイクロコンピュータ
7に対して信号が供給されるのであるから、二値化回路
5の側に故障が発生した場合と同様にしてマイクロコン
ピュータ7により故障が発生している状態を検知するこ
とができる。
【0027】逆に、カスタムIC8の内部において、イ
ンバータゲート16が介挿されたタイミング信号ライン
に故障が発生している状態においては、監視回路19に
対してタイミング信号が供給されているが、Dフリップ
フロップ9,10を通してのみマイクロコンピュータ7
に対して信号が供給されるのであるから、二値化回路6
の側に故障が発生した場合と同様にしてマイクロコンピ
ュータ7により故障が発生している状態を検知すること
ができる。
【0028】すなわち、インバータゲート13を介挿し
たタイミング信号ラインにおいて、インバータゲート1
3よりも上流側において故障が発生することにより、両
系統からの信号取込みが同時に行われなくなり、マイク
ロコンピュータ7においては検知不可能になるのである
が、監視回路19によりこの状態を検知し、必要な対処
を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各車輪か
らの車輪速信号を制御装置に供給する系統を前右および
後左の車輪の系統並びに前左および後右の車輪の系統の
2系統に分けて、各系統を通しての取込み信号のみに基
づいていずれかの系統における故障の発生を確実に検知
することができる。したがって、正常な信号を取り込ん
で確実な信号処理をすることができ、装置全体としての
構成の簡素化、および処理プログラムの簡素化を達成す
ることができる。また、前右および後左の車輪の系統並
びに前左および後右の車輪の系統の2系統に分けている
ので、各車輪の取込み信号に生じるアンバランスに基づ
く故障の誤検知を防止するのに効果的である。
【0030】さらに、状態保持回路素子に対して供給さ
れる保持又は解除動作を与える信号の停止を検知する監
視手段を特に設けて、監視手段が、該信号が供給されな
い状態を検知した場合に、信号処理手段に車両の走行状
態に対応する信号の取込みを停止させるようにして、誤
検知を防止するのに、より完全を期している。また、請
求項2記載の本発明によれば、いずれか一方の系統から
の取込み信号がないときは、当該出力のない系統は故障
とみなして、当該系統のみならず全系統の信号に基づく
処理を中断させるので、より安全サイドに立った確実な
制御を行うことができるとともに、状態保持回路素子に
対して供給される保持又は解除動作を与える信号の停止
を検知する監視手段を特に設けて、監視手段が、該信号
が供給されない状態を検知した場合に、信号処理手段に
車両の走行状態に対応する信号の取込みを停止させるよ
うにして、誤検知を防止するのに、より完全を期してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車輪速インターフェース回
路の回路的構成を示すブロック図である。
【図2】車輪速インターフェース回路の概略構成を示す
ブロック図である。
【図3】従来から使用されている車輪速インターフェー
ス回路の回路的構成を示すブロック図である。
【図4】従来から使用されている車輪速インターフェー
ス回路の他の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 二値化回路 6 二値化回路 7 マイクロコンピュータ 8 カスタムIC 9,10,11,12 Dフリップフロップ 13,14,15,16 インバータゲート 19 監視回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四輪車両の各車輪からの車輪速信号に対応
    して、前右および後左の車輪の系統並びに前左および後
    右の車輪の系統の2系統に分けてそれぞれ独立して信号
    を取り込む二値化回路素子(5,6) と、 二値化回路素子(5,6) の出力信号の状態を保持又は解除
    する状態保持回路素子(9,10;11,12)と、 各状態保持回路素子(9,10;11,12)に対して保持又は解除
    動作を与える信号を監視し、該信号が供給されない状態
    を検知した場合に、信号処理手段(7) に車両の走行状態
    に対応する信号の取込みを停止させる監視手段(19)と、 前記監視手段(19)からの取込み停止命令がないことを条
    件に、両二値化回路素子(5,6) から信号が出力される状
    態又は両二値化回路素子(5,6) から信号が出力されない
    状態であれば系統は正常とみなして両系統の信号を車両
    の走行状態に対応する信号として取込んで車輪速信号の
    処理を行い、いずれか一方の二値化回路素子(5,6) から
    のみ信号が出力される状態であれば、当該出力のない系
    統は故障とみなして、信号が出力される二値化回路素子
    (5,6) の系統の信号を車両の走行状態に対応する信号と
    して取込んで車輪速信号の処理を行う信号処理手段(7)
    とを有することを特徴とする車輪速信号の処理装置。
  2. 【請求項2】四輪車両の各車輪からの車輪速信号に対応
    して、前右および後左の車輪の系統並びに前左および後
    右の車輪の系統の2系統に分けてそれぞれ独立して信号
    を取り込む二値化回路素子(5,6) と、 二値化回路素子(5,6) の出力信号の状態を保持又は解除
    する状態保持回路素子(9,10;11,12)と、 各状態保持回路素子(9,10;11,12)に対して保持又は解除
    動作を与える信号を監視し、該信号が供給されない状態
    を検知した場合に、信号処理手段(7) に車両の走行状態
    に対応する信号の取込みを停止させる監視手段(19)と、 前記監視手段(19)からの取込み停止命令がないことを条
    件に、両二値化回路素子(5,6) から信号が出力される状
    態又は両二値化回路素子(5,6) から信号が出力 されない
    状態であれば系統は正常とみなして両系統の信号を車両
    の走行状態に対応する信号として取込んで車輪速信号の
    処理を行い、いずれか一方の二値化回路素子(5,6) から
    のみ信号が出力される状態であれば、当該出力のない系
    統は故障とみなして、全系統の信号に基づく処理を中断
    させる信号処理手段(7) とを有することを特徴とする車
    輪速信号の処理装置。
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