JP2614993B2 - テンサユニット - Google Patents

テンサユニット

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JP2614993B2
JP2614993B2 JP8693795A JP8693795A JP2614993B2 JP 2614993 B2 JP2614993 B2 JP 2614993B2 JP 8693795 A JP8693795 A JP 8693795A JP 8693795 A JP8693795 A JP 8693795A JP 2614993 B2 JP2614993 B2 JP 2614993B2
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ring
ring body
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yarn
pair
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JP8693795A
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JPH08282918A (ja
Inventor
勇 湯浅
Original Assignee
湯浅糸道工業株式会社
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  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
  • Warping, Beaming, Or Leasing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はワインダ、糊付け機、
整径機、織機、編機等の各種繊維機械において、走行糸
条に対して張力を加えたり、糸弛み時に発生するスナー
ルを防止する目的で糸通路に設置されるテンサユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のテンサユニットでは図6
に示すように、テンサユニットの本体50の前後壁板5
0a間に接糸ピン51に隣接して設置された複数個のリ
ング体52のうち、ウエイトとして使用する各リング体
52を両壁板50a間の下端に設置された落下防止板5
0bによって受け止めて使用位置に保持し、不要な各リ
ング体52を両端部が両壁板50aに挿通されて中央部
が保持具53によって支持され、本体50に抜き取り可
能に結合された釣り上げピン54によって釣り上げた状
態で、糸条を前後の糸案内ガイド55および各リング体
52内に挿通し、前後の糸案内ガイド55間を走行する
糸条に対して使用位置のリング体52の重量による張力
を加えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記リングテンサで
は、部品点数が多くなって機構が複雑となり、コスト高
となって組立て作業が煩雑となる問題点や、本体50内
に設置されたリング体52の個数が限定される問題点
や、不要なリング体52を釣り上げるためには釣り上げ
ピン54を本体50から抜き取る操作と、不要な各リン
グ体52を押し上げる操作と、釣り上げピン54を不要
な各リング体52内に挿通して本体50に結合する操作
とが必要となるので、不要なリング体52を使用位置か
ら退避させる操作が極めて煩雑となる問題点がある。本
発明は上記問題点を解消し、部品点数を削減して組立て
手数を簡略化し、コストを節減して取扱いを簡便化し、
リング体の使用個数の制限を無くすことを課題とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のテンサユニット
は、上端に形成された上片と、この上片の両端部に連接
されて弾性曲げ変形可能に垂下された1対の脚片とをそ
れぞれ有し、厚さ方向に重ね合わされた状態で連結され
てそれぞれリング体が内部に嵌め込まれた各リングホル
ダには、リング体がこのリングホルダ内の上部で把持さ
れる把持面と、リング体が前記リングホルダ内の下部で
上下方向への遊動可能に挟持される1対のガイド面と、
この両ガイド面の上側および下側にそれぞれリング体の
外径より縮小された距離を隔てて対置され、リング体が
前記両脚片を曲げ変形させながら通り抜ける上下各1対
の抜け止め面とをそれぞれ形成した構成を有する。
【0005】
【作用】上記した構成を有するテンサユニットにおい
て、各リングホルダを重ね合わせて連結し、各リング体
を各リングホルダ内に下方から押込むと、リング体がリ
ングホルダの両脚片を曲げ変形させながら下側の両抜け
止め面間を通り抜けて両ガイド面によって挟持される。
両ガイド面によって挟持されたリング体を上方へ押込む
と、リング体が両脚片を曲げ変形させながら上側の両抜
け止め面間を通り抜け、把持面によって把持される。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、各リングホルダおよび
各リング体を収容および支持するフレーム類が不要とな
り、各種糸条に適切な張力を加えるために必要な任意の
個数のリング体を必要に合わせて糸通路に設置すること
ができ、テンサユニットの適用範囲を拡張することがで
きるとともに、テンサユニットをコンパクト化および軽
量化することができる。
【0007】また、糸条に張力を加える機構をリングホ
ルダおよびリング体のみによって構成することができる
ので、テンサユニットの部品点数を削減してテンサユニ
ットをシンプル化し、テンサユニットの部品コストおよ
び製造コストを節減することができる。
【0008】さらに、各リングホルダを重ね合わせて連
結し、各リング体を各リングホルダ内に嵌め込むだけ
で、テンサユニットを組立てることができるので、テン
サユニットの組立てを簡易化することができる。
【0009】また、リング体を押上げたり、押下げるだ
けで、リング体をウエイトリングの状態と糸受けリング
の状態とに切り換えることができるので、リング体の機
能の切換え操作を簡易化してテンサユニットの取扱いを
簡便化することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図1〜図5にした
がって説明する。走行糸条に張力を加えてスナールの発
生を防止する目的で繊維機械の糸通路に設置されるテン
サユニットAは糸条の走行方向に配列されて使用条件に
合わせて個数が設定される適数個のリングテンサ1を備
えている。
【0011】各リングテンサ1は合成樹脂材によって正
面形状が門形状で弾性曲げ変形可能に形成され、厚さ方
向に重ね合わされるリングホルダ2と、セラミック材や
表面が硬化処理された金属材によって円環状に形成され
てリングホルダ2の厚さより若干増大された厚さを有
し、リングホルダ2内に上下方向への変位可能に嵌め込
まれたリング体3とによってそれぞれ形成され、各リン
グホルダ2の上端部に貫挿された1対の連結ボルト4お
よびナット5によって分離可能に連結されて両連結ボル
ト4およびナット13によって繊維機械の取付け部14
に取付けられる。
【0012】各リングテンサ1のリングホルダ2にはそ
の上端部に設置された上片2aと、この上片2aの両端
部にそれぞれ連接されてリング体3が嵌め込まれる間隙
を隔てて弾性曲げ変形可能に垂下された左右1対の脚片
2bとがそれぞれ形成されるとともに、各リングホルダ
2の内壁面には糸受けリング2を厚さ方向の一方側に対
して抜け止めする突縁2cがそれぞれ突設されている。
【0013】各リングホルダ2の上片2aの片側面には
連結ボルト4が挿通される通し孔6aを有し、隣り合う
リングホルダ2に結合された両リング体3を厚さ方向に
若干離間させた状態で配列させる1対のボス部6がそれ
ぞれ凸設され、各リングホルダ2の上片2aの反対側面
には隣り合うリングホルダ2のボス部6の先端部が嵌め
込まれるように配設され、隣り合う両リングホルダ2を
位置合わせする1対の位置決め凹部7がそれぞれ凹設さ
れている。
【0014】各リングホルダ2の内壁面の上部にはリン
グ体3の外径とほぼ等しい曲率半径で円筒面状に湾曲し
て下部を切除した形状を有し、リング体3の上部および
両側部が嵌め込まれて把持される把持面8がそれぞれ形
成されている。
【0015】把持面8によって把持されてリングホルダ
2内の上方位置に保持されたリング体3は糸条Yが摺接
する糸受けリングとして機能する。
【0016】各リングホルダ2の内壁面の中央部付近に
は把持面8の両下端に連接されて内方へ若干突出され、
把持面8によって把持されたリング体3の抜け落ちを阻
止してリング体3をリングホルダ2内の上方位置に保持
する1対の上抜け止め面9,9がそれぞれ相対向状に形
成されている。
【0017】この両抜け止め面9はリング体3が両脚片
2bを外方へ曲げ変形させて拡開させながら両上抜け止
め面9間を通り抜けるようにリング体3の外径より縮小
された距離を隔てて対置されている。
【0018】各リングホルダ2の内壁面の下部には中央
部付近が垂直面状で上部および下部が円弧面状に湾曲し
た形状をそれぞれ有し、両上抜け止め片9の下端にそれ
ぞれ連接されてリング体3が上下方向への遊動可能に挟
持される1対のガイド面10,10が相対向状に形成さ
れている。
【0019】両ガイド面10によって挟持されてリング
ホルダ2内の下方位置に保持されたリング体3は糸条に
張力を加えるウエイトリングとして機能する。
【0020】各リングホルダ2の内壁面の下端には両ガ
イド面10の下端にそれぞれ連接されて内方へ突出さ
れ、両ガイド面10によって挟持されたリング体3の抜
け落ちを阻止する1対の下抜け止め面11,11がそれ
ぞれ相対向状に形成されている。
【0021】この両下抜け止め面11はリング体3が両
脚片2bをそれぞれ外方へ曲げ変形させて拡開させなが
ら両下抜け止め面11間を通り抜けるようにリング体3
の外径より縮小された距離を隔てて対置されている。
【0022】リングホルダ2の把持面8によって把持さ
れて上方位置へ移行したリング体3の内周面3aの下端
は両ガイド面10間の下端に保持されたリング体3の内
周面3aの上端より上位で、両ガイド面10間の上端へ
変位したリング体3の内周面3aの上端より下位に配置
される。
【0023】テンサユニットAの組立てに際し、適数個
のリングホルダ2を、隣合うリングホルダ2のボス部6
と位置決め凹部7とをそれぞれ嵌め合わせた状態で重ね
合わせ、重ね合わされた各リングホルダ2を両連結ボル
ト4およびナット5によって一体状に連結する。
【0024】この状態で、リングホルダ2の個数と同数
個のリング体3を下方から各リングホルダ2内へ両脚片
2bを曲げ変形させながらそれぞれ押込んで各リングホ
ルダ2の各対のガイド面10間に嵌め込む。
【0025】そして、テンサユニットAを両連結ボルト
4およびナット13によって繊維機械の取付け部14に
取付け、全リング体3のうち、例えば奇数番目に配列さ
れた各リング体3を押上げてリングホルダ2の把持面8
内にそれぞれ嵌め込み、上方位置のリング体3と下方位
置のリング体3とを糸条の走行方向へ交互に配列する。
【0026】この状態で、糸条Yを全リング体3内に挿
通して走行させると、糸条Yは上方位置のリング体3の
内周面3aと、下方位置のリング体3の内周面3aとに
交互に摺接して各リング体3内を通り抜け、走行する糸
条Yに張力が加えられる。
【0027】続いて、上記した構成を有する実施例の作
用と効果を説明する。本例では上端に形成された上片2
aと、この上片2aの両端部に連接されて弾性曲げ変形
可能に垂下された1対の脚片2bとをそれぞれ有し、厚
さ方向に重ね合わされた状態で連結されてそれぞれリン
グ体3が内部に嵌め込まれた各リングホルダ2には、リ
ング体3がこのリングホルダ2内の上部で把持される把
持面8と、リング体3がリングホルダ2内の下部で上下
方向への遊動可能に挟持される1対のガイド面10と、
この両ガイド面10の上側および下側にそれぞれリング
体3の外径より縮小された距離を隔てて対置され、リン
グ体3が両脚片2bを曲げ変形させながら通り抜ける上
下各1対の抜け止め面9,11とをそれぞれ形成してあ
る。
【0028】このため、各リングホルダ2および各リン
グ体3を収容および支持するフレーム類が不要となり、
各種糸条に適切な張力を加えるために必要な任意の個数
のリング体3を必要に合わせて糸通路に設置することが
でき、テンサユニットAの適用範囲を拡張することがで
きるとともに、テンサユニットAをコンパクト化および
軽量化することができる。
【0029】また、糸条に張力を加える機構をリングホ
ルダ2およびリング体3のみによって構成することがで
きるので、テンサユニットAの部品点数を削減してテン
サユニットAをシンプル化し、テンサユニットAの部品
コストおよび製造コストを節減することができる。
【0030】さらに、各リングホルダ2を重ね合わせて
連結し、各リング体3を各リングホルダ2内に嵌め込む
だけで、テンサユニットAを組立てることができるの
で、テンサユニットAの組立て作業を簡易化することが
できる。
【0031】また、リング体3を押上げたり、押下げる
だけで、リング体3をウエイトリングの状態と糸受けリ
ングの状態とに切り換えることができるので、リング体
3の機能の切換え操作を簡易化してテンサユニットAの
取扱いを簡便化することができる。
【0032】さらに、連結ボルト4が各リングホルダ2
を連結する機能と、テンサユニットAを繊維機械の取付
け部14に結合する機能を兼有しているので、テンサユ
ニットAを取付ける取付け機構を簡略化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すテンサユニットの分解
斜視図である。
【図2】リングホルダの拡大正面図である。
【図3】図2のX1−X1線断面図である。
【図4】図2のX2−X2線断面図である。
【図5】テンサユニットの縦断面図である。
【図6】従来のテンサユニットの斜視図である。
【符号の説明】 2 リングホルダ 2a 上片 3 リング体 4 連結ボルト 8 把持面 9 上抜け止め面 10 ガイド面 11 下抜け止め面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端に形成された上片と、この上片の両
    端部に連接されて弾性曲げ変形可能に垂下された1対の
    脚片とをそれぞれ有し、厚さ方向に重ね合わされた状態
    で連結されてそれぞれリング体が内部に嵌め込まれた各
    リングホルダには、リング体がこのリングホルダ内の上
    部で把持される把持面と、リング体が前記リングホルダ
    内の下部で上下方向への遊動可能に挟持される1対のガ
    イド面と、この両ガイド面の上側および下側にそれぞれ
    リング体の外径より縮小された距離を隔てて対置され、
    リング体が前記両脚片を曲げ変形させながら通り抜ける
    上下各1対の抜け止め面とをそれぞれ形成したことを特
    徴とするテンサユニット。
JP8693795A 1995-04-12 1995-04-12 テンサユニット Expired - Lifetime JP2614993B2 (ja)

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JPH08282918A JPH08282918A (ja) 1996-10-29
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