JP2614816B2 - 耐火試験炉用載荷装置 - Google Patents

耐火試験炉用載荷装置

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JP2614816B2 JP24372593A JP24372593A JP2614816B2 JP 2614816 B2 JP2614816 B2 JP 2614816B2 JP 24372593 A JP24372593 A JP 24372593A JP 24372593 A JP24372593 A JP 24372593A JP 2614816 B2 JP2614816 B2 JP 2614816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梁や柱等の建造物用鉄
骨の耐火試験炉に組み付けられる載荷装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、梁や柱等の建造物用鉄骨(H型鋼
など)の耐火試験炉として、鉄骨に一定の静荷重を加え
た状態のもとで耐火性能試験が行える載荷装置付き耐火
試験炉が使用されている。図5に、耐火試験炉用載荷装
置の一例を示す。図5において、1は作業床面下に設け
られた耐火試験炉の炉体、2は炉体の蓋板、3は炉体の
支持基盤、4は炉体の両側部位にて基盤上にそれぞれ立
設された持受柱体、5は両持受柱体4,4間に掛け渡し
た門型の持受枠体、6は持受枠体5を持受柱体4,4に
結合するボルト・ナットよりなる締付具、7は門型持受
枠体の中央部位に設けられた油圧式載荷用ジャッキであ
る。
【0003】図5で、H型梁鉄骨の載荷状態での耐火試
験例を示している。Aは炉体1の上面開口の両側部位に
掛け渡されたH型梁鉄骨であり、この梁鉄骨の長さ方向
のほぼ中心部位に前記載荷用油圧ジャッキ7を作用させ
ることで、梁鉄骨への載荷状態(曲げ荷重)での耐火性
能試験が行われる。この場合、前記持受枠体4および持
受枠体5は載荷時の反力受け構体となる。H型柱鉄骨の
場合には、それに見合わせた高さの炉体を用い、炉体内
に柱鉄骨を立て、載荷用油圧ジャッキを柱鉄骨の上端面
に作用させることで、柱鉄骨への載荷状態(圧縮荷重)
での耐火性能試験が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の載荷装置を
使用してH型鉄骨の耐火試験を行う場合、ボルト・ナッ
トによる締付具6を取外し、載荷用油圧ジャッキ7等の
部材を有する持受枠体5を炉体上から他の場所に移動さ
せ、鉄骨を炉体内にセットしたあと、再び持受枠体5を
元に戻し、締付具6で持受柱体4側に結合させて載荷で
きる状態とする。しかし、前記持受枠体7は、前述した
ように、載荷時の反力受け構体とするため、鉄骨材で堅
牢に組み立てられ、その重さは5〜6トン近い重量物で
あることから、クレーン等を使用して移動させている。
したがって、前記構成の載荷装置を使用して耐火試験を
行う場合、前記持受枠体の分離および結合作業に多大の
時間と労力を要するのみならず、持受枠体をクレーンに
より移動させる危険な作業を伴う。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上述した問題を解消するため
になされたものであって、載荷時の反力受けとなる大き
な重量の持受枠体をクレーン等を使用することなく短時
間に安全、かつ円滑に移動させることができ、載荷位置
に戻した持受枠体を手早く結合させることのできる載荷
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による載荷装置
は、炉体の両側部位に並行に設置されたレール部材と、
載荷に必要な部材を備え、前記レール部材上に移動可能
に載置された持受枠体と、前記持受枠体に対して回動支
点となる支軸を有し、かつ前記レール部材上を走行させ
る車輪を支持するフレーム部材と、前記フレーム部材を
前記支軸を支点として回動させ、フレーム部材に支持さ
れた車輪をレール部材に押圧させ、その押圧時の反力作
用で前記支軸を持ち上げて持受枠体を浮上させ、その浮
上持受枠体を前記車輪によりレール部材に移動可能な状
態にするための操作手段と、前記車輪を駆動する電動機
と、前記持受枠体をレール部材に結合させるための締付
具を持受枠体の移動に拘らず、持受枠体に随伴させる案
内手段とを備えていることを要旨としている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、載荷用ジャッキ等を支持す
る持受枠体を、クレーン等を用いることなく、炉内への
鉄骨の搬入に邪魔にならない場所に円滑に移動させるこ
とができる。また、前記持受枠体に締付具が随伴されて
いるので、持受枠体とレール部材との分離および結合作
業の短縮化が可能となる。
【0008】
【実施例】図1〜図4に、本発明の一実施例を示す。本
実施例は、H型梁鉄骨の耐火試験炉の例である。同図に
おいて、11は耐火試験炉の炉体、12は炉出入口、1
3は支点台、14,14は炉体の左右外側に並行に配設
された主レール部材、15,15は各主レール部材を接
続する副レール部材であって、主・副レール部材14,
15は共に上面に開口する逆T字形の溝14a,15a
を有している。主レール部材14は、後述する載荷時の
反力受けとして使用されるもので、支柱16および支持
梁17により強固に支持されている。14b,15bは
レール部材の端部に設けられたストッパである。
【0009】Bは前記主・副レール部材14,15上を
移動可能に載置された載荷用持受枠体であり、左右のレ
ール部材上にそれぞれ立ち上がる側枠部18,18と、
両側枠部を連結する水平枠部19とで門型に構成され、
水平枠部19に載荷用油圧ジャッキ20、球面接手2
1、曲げ治具22、耐圧盤23等が組付けられている。
24はバランスウエイトであり、プーリ25に掛け渡し
たロープ26を介して前記曲げ治具22を含む載荷用部
材の総重量に釣り合わされ、初期載荷重を零となるよう
にしている。
【0010】前記載荷用持受枠体Bの側枠部18,18
の前後には、フレーム部材27が支軸28を支点として
それぞれ回動自在に支持されている。フレーム部材27
には、前記主・副レール部材14,15上を走行させる
車輪29が支持され、さらに側枠部18の端面と対向す
る部位に油圧ジャッキ30が設けられ、ジャッキ30の
ピストンが側枠部18の端面を押圧した際の反力作用に
より、フレーム部材27は、図2に示すように、支軸2
8を支点として矢印Pの方向に回動し、車輪29がレー
ル部材面を押圧し、その押圧反力作用で支軸28が持ち
上げられ、それに伴い側枠部18はレール部材面から浮
上され、持受枠体Bは移動可能な状態におかれる。
【0011】前記側枠部18の前後の各フレーム部材2
7にそれぞれ支持された車輪29のうち、一方の車輪2
9は電動機31で駆動される駆動車輪となっており、前
記持受枠体Bを浮上させたあと、車輪を駆動することに
より、持受枠体Bをレール部材上で移動させることがで
きる。
【0012】前記主・副レール部材14,15に形成さ
れた逆T字形の溝14a,15aは、図3〜図4に示す
ように、ボルト32の頭部側を抜け出ないように摺動自
在に案内する溝とされており、ボルト32の先端は、側
枠部18を形成している天板18aの孔から外部に出さ
れ、そこにナット33が螺装されている。したがって、
この構成により、載荷用持受枠体Bの側枠部18がレー
ル部材に載置されているとき、ナット33を外部からス
パナ等の工具により締め付けるれことにより、側枠部1
8をレール部材に固く結合させることができる。その場
合、ナット33の締め付け時にボルト32を回動しない
ように保持する回り止め手段として、前記レール部材の
溝14a,15a内におかれるボルト頭部の側面を溝内
面に当接させ、ボルトとの回り止めとしている。
【0013】前記左右の側枠部18をそれぞれレール部
材側に固く結合させるためのボルト32は結合を強固に
するため、図示の例では複数本使用されている。上記耐
火試験炉で耐火試験を行う場合には、図1に示すよう
に、載荷用持受体Bを浮上状態にして前記車輪の駆動に
より、炉体11から離れた場所に移動しておき、梁鉄骨
Aを炉体の所定位置にセットし、載荷用開口部を有する
蓋体(図示してない)で炉の開口を塞ぐ。
【0014】次に、前記持受枠体Bを主レール部材14
のところまで移動させ、浮上用油圧ジャッキ30の側枠
部18に対するピストンの押圧力を解除すると、持受枠
体Bはその自重により降下し、側枠部18はレール部材
14のレール面に載置され、同時にフレーム部材27に
支持された車輪29のレール部材面に対する押圧力も自
動的に解除される。
【0015】ここで、側枠部18に突出している複数本
のボルト32の各ナット33を締め付けて持受枠体Bを
主レール部材14に固く結合することにより、載荷時の
反力受け構体とすることができる。このあと、載荷用油
圧ジャッキ30を操作して鉄骨に曲げ荷重を与えた状態
で耐火試験を行うが、その耐火試験の説明は省略する。
【0016】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
載荷時の反力受けとなる大きな重量の持受枠体をクレー
ン等を使用することなく短時間に安全、かつ円滑に移動
させることができるばかりでなく、載荷位置に戻した前
記持受枠体を基盤側の持受枠体に手早く結合させること
ができるから、載荷を同時に行う鉄骨の耐火試験炉の作
業上での安全性ならびに作業能率を大幅に改善すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す耐火試験炉用載荷装置
の斜視図である。
【図2】載荷装置の一部の拡大側面図である。
【図3】主レール部材の拡大斜視図である。
【図4】主レール部材と側枠部の結合構造部の断面図で
ある。
【図5】従来の耐火試験炉用載荷装置の正面図である。
【符号の説明】
11 炉体 12 炉出入口 13 鉄骨の支点台 A H型梁鉄骨 14 主レール部材 15 副レール部材 14a,15a 逆T字形溝 16 支柱 17 支持梁 B 載荷用持受枠体 18 側枠部 19 水平枠部 20 載荷用油圧ジャッキ 21 球面接手 22 曲げ治具 23 耐圧盤 24 バランスウエイト 25 プーリ 26 ロープ 27 フレーム部材 28 支軸 29 車輪 30 載荷用油圧ジャッキ 31 車輪駆動用電動機 32 ボルト 33 ナット

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体の両側部位に並行に設置されたレー
    ル部材と、載荷に必要な部材を備え、前記レール部材上
    に移動可能に載置された持受枠体と、前記持受枠体に対
    して回動支点となる支軸を有し、かつ前記レール部材上
    を走行させる車輪を支持するフレーム部材と、前記フレ
    ーム部材を前記支軸を支点として回動させ、フレーム部
    材に支持された車輪をレール部材に押圧させ、その押圧
    時の反力作用で前記支軸を持ち上げて持受枠体を浮上さ
    せ、その浮上持受枠体を前記車輪によりレール部材に移
    動可能な状態にするための操作手段と、前記車輪を駆動
    する電動機と、前記持受枠体をレール部材に結合させる
    ための締付具を持受枠体の移動に拘らず、持受枠体に随
    伴させる案内手段とを備えていることを特徴とする耐火
    試験炉用載荷装置。
  2. 【請求項2】 前記操作手段として、フレーム部材に油
    圧ジャッキを設け、この油圧ジャッキで持受枠体を押圧
    させた際の反力作用でフレーム部材を回動させる構成と
    した請求項1に記載の耐火試験炉用載荷装置。
  3. 【請求項3】 前記案内手段として、レール部材に逆T
    字形の溝を設け、この溝にボルト頭部を抜け出ないよう
    に挿入し、ボルトの先端部を前記持受枠体の一部に挿通
    して支持させ、それにナットを螺装した構成とした請求
    項1に記載の耐火試験炉用載荷装置。
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