JP3894600B2 - 重量物載置用移動式支持架台 - Google Patents

重量物載置用移動式支持架台 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば火力発電所等における定期点検に際し解体、分解されるタービンヘッド等を一時的に載置して保管支持するのに使用され、またこれに限らず主として各種の重量物等の載置支持に使用され、無負荷時には簡単に移動できる重量物載置用移動式支持架台に関する。
【0002】
【従来の技術】
火力発電所等の各種の設備機器は特に高温、高熱の雰囲気中に晒されるから、これらを定期的に点検し、分解、清掃、部品交換、修理その他を実施することは極めて重要なことである。また近時の設備機器の大型化に伴なう各種機器類の分解に際しては大型のクレーンが使用され、高・中・低圧車室内等での分解されたモーター部品、タービン部品等の各種機器類の部品、部材等は直接に作業床面上に一時的にでも載置することは部品等の損傷、汚損等の一因ともなるから予め用意されている支持架台上に載置されるものとなっている。
【0003】
例えば鋳鋼製のタービンヘッド等にあっては25〜80tもの重量があるから、これをタービン本体から分離解体して一時的に載置する場合にはクレーンにて揚上したタービンヘッド等の載置支持間隔に対応して離反配置させた複数の支持架台上に架け渡すようにして載置し、作業床面上から一定高さ位置となるようにしているのである。このための従来の支持架台はタービンヘッド自体の重量にも十分に耐え得るように堅牢な材料である鉄製品とし、例えばタービンヘッドの四隅位置に対応配置しておいて、クレーン等にて揚上したタービンヘッドを支持架台相互間で架け渡すように載置するものとしてある。また場合によっては軽量なものとしてそれ自体の取扱いが容易となるように角材である木製の支持架台が使用されることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが鉄製の支持架台であると、これ自体がブロック状の塊のものとなっているから、タービンヘッドの大きさに対応して見込み(目見当)で離反配置させておいても載置支持間隔と一致していないときに再度置き直すとすれば、作業員が直接に移動するにはかなりな重量があるから非常に困難なものである。またこの鉄製の支持架台の移動、配置にはこれ自体が重量的に嵩張るためにクレーンを使用するとしたら、通常は発電所建屋内で1基しか設置されていないクレーンの使用頻度が高くなるばかりでなく、他の諸機器材の移動、搬送更には全体作業の遂行その他にも支障が生じるから、支持架台の置き直しのためだけに使用することもできないのである。
【0005】
一方、木製の支持架台であると不要時の屋外保管に際し風雨等によって腐敗したり、ひび割れが発生したりし、またそれをスチールバンド等によって補強しても安全性に問題が残るものである。そればかりでなく、水分、油分等を含むと重量的にも嵩張るものとなって作業性が悪くなり、また乾燥すると反りが生じて使用が困難になり、結果として最終的に廃棄するとしても廃棄処分自体の経済上の負担も大きいものである。
【0006】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、本発明に係る支持架台自体は軽量でありながらもタービンヘッドの如き重量物を確実に十分に支持でき、また重量物が載置されていない無負荷時での移動が極めて簡単で重量物の大きさに対応した位置合せを自在なものとでき、しかもこのときの移動、位置合せ等の作業は作業者自身で容易に行なうことができる等の、取扱いが簡便である重量物載置用移動式支持架台を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明にあっては、アルミニウムを素材として形成された重量物G載置用の架台本体1と、この架台本体1自体を作業床面上で移動させ、また重量物Gが載置されたときには架台本体1内に没入されて架台本体1の底面を作業床面に直接に当接載置させるよう架台本体1の底部内側に配設された移動車輪機構20とを備えているものである。
架台本体1は複数の支柱2の下部相互間に下部梁材3を、上部相互間に上部梁材4を夫々架装して成り、また上下部の梁材3,4相互間に補助支柱5を介装し、この補助支柱5の下部相互間に下部補助梁材6を、補助支柱5の上部相互間に上部補助梁材7を夫々架装し、更にはこれらの上下部の補助梁材6,7相互間に中央部補助支柱8を介装して構成することができ、これらの支柱2、下部梁材3、上部梁材4、補助支柱5、下部補助梁材6、上部補助梁材7、中央部補助支柱8は断面でほぼL字形を呈するアルミニウム材とすることができる。
移動車輪機構20は架台本体1の底部内側に固着される支持ベース21と、この支持ベース21上に形成した筐体状の車輪ボックス22と、この車輪ボックス22の内部で昇降する車輪ベース24底面に付設された車輪25と、車輪ベース24上に立設されていて、上部が車輪ボックス22上壁にスライド自在に貫挿して車輪ボックス22上壁上で係合しているガイドピン26と、車輪ベース24を車輪出没口23側に弾撥付勢するよう車輪ボックス22内に配装した弾撥部材27とを備えているものである。
また架台本体1上には、架台本体1上で相対向して配置される左右で対となるブロック状の治具本体31の夫々の対向面を凹状に窪んだ支持湾曲面32とした支持治具30を着脱自在にセットすることができ、この支持治具30には、左右に配される治具本体31相互間の間隔を、左右で逆ネジ状になっているネジ棒材の回転によって自在に調整して治具本体31相互を連繋している連繋手段33を設けることができる。
【0008】
以上のように構成された本発明に係る重量物載置用移動式支持架台にあって、架台本体1底部に付設の移動車輪機構20は重量負荷がない状態では、内装してある弾撥部材27の弾撥力によって車輪25を架台本体1下方に突出させ、作業床面上で転動可能なものとさせて、架台本体1に対する作業員等による直接の押し、引き等によって架台本体1自体を任意な方向に移動させる。
また例えば架台本体1上に載置するタービンヘッド等の重量物Gの大きさに対応した載置支持間隔の位置に合せるように移動させられ、所定の載置位置で載置された重量物Gをしっかりと支持させる。載置させた重量物Gの重量負荷は、移動車輪機構20において収縮する弾撥部材27によって前記の車輪25を車輪ボックス22内に没入収納させ、架台本体1自体の底面を直接に作業床面に当接させて移動不能な状態となして重量物Gを安定的に載置支持する。
架台本体1上にセットした支持治具30は、円柱状、円筒状部材である重量物Gをその支持湾曲面32が挟み込むようになり、転動その他を阻止してしっかりと支持する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明するに、図において示される符号1は架台本体であり、比較的に軽量な素材、例えば鉄の比重の約1/3であるアルミニウムを素材として形成されており、支持すべき重量物G例えば火力発電所における前述の25〜80t程度の重量を有するタービンヘッド等を支持するに十分な強度性、耐歪形性等を備えたものとしてある。
【0010】
すなわちこの架台本体1は例えば図示にあるように縦、横、高さの比が1:2:1程度となるほぼ直方体形状のものとされており、断面でほぼL字形を呈する四隅に配した支柱2の下部相互間には同様な断面でほぼL字形を呈する下部梁材3を架装し、同様に上部相互間には同様な上部梁材4を架装して成る。また長辺部分の上下部の梁材3,4相互間のほぼ中央位置に同様な補助支柱5を介装し、この補助支柱5の下部相互間には下部補助梁材6、同様に補助支柱5の上部相互間には上部補助梁材7夫々を架装し、これらの上下部の補助梁材6,7相互間にも同様な中央部補助支柱8を介装してある。そして上面である上部梁材4夫々の上辺位置で開口空隙を閉塞する上面板9を固着配装し、更に必要があれば側面例えば短辺矩形の開口空隙、すなわち支柱2、短辺部分の上下部の梁材3,4によって囲繞されたほぼ正方形状の開口空隙の少なくともいずれか一方を閉塞する側面板10を固着配装する(図3参照)。
【0011】
この架台本体1自体を形成する支柱2,5,8、梁材3,4,6,7夫々はいずれも断面でほぼL字形を呈するアングル材のものとしてあって、それらの交差連結部位において溶接固着してあるものである。こうしたアングル材を採用するのはこの架台本体1自体に負荷される重量物Gの重量に十分に耐え得るようにするためである。ただ、重量に十分に耐え得るならば適宜幅員、肉厚の帯板材、パイプ材その他のもの、更にはこれらを適当に組合せることで形成したもの等であっても差し支えないものである。また図示にあっての架台本体1自体は補助としての支柱5,8、上下部の梁材6,7等を介装することで平面から見て短辺と長辺との比が1:2の長方形状を呈するものとしてあるも、これらの大きさの比は図示例に限定されるものでもなく、例えばほぼ正方形状を呈するものであってもよく、更には平面から見て三角形状、円形状その他を呈するものであってもよいものである。なお直方体状を呈する架台本体1自体は例えば縦、横、高さの大きさが600、1200、600mm程度のものとしてあり、重量物Gであるタービンヘッドの上部の半割り部分を支持しているときで点検、清掃その他のためにローター部内に作業員が容易に入り込める程度のものとしてある。
【0012】
更に図示のように支柱2と上下部の梁材3,4とが形成する夫々の角部に補強を兼ねるよう連繋孔12が開穿されているほぼ三角形状の連繋板11を固着してあり、適数配列して隣接配置した架台本体1相互間で相対峙した連繋板11夫々を連繋孔12に貫挿したボルトをナット止めして接合することで、複数の架台本体1を一体のものとして使用できるようにしてある(図4参照)。
【0013】
このように形成された架台本体1の底部には、架台本体1自体を作業床面上で移動させ、また重量物Gが載置されたときには架台本体1内に没入されて架台本体1の底面を作業床面に直接に当接載置させる移動車輪機構20が配設されている。図示にあっての移動車輪機構20は平面で矩形状を呈する架台本体1の底部の四隅に配置することで計4個のものとしてあるも、架台本体1自体を押したり、引いたりすることで架台本体1自体を安全、安定的に移動できるならば、その個数に限定されるものではない。
【0014】
この移動車輪機構20は図2に示すように、架台本体1の底部に固着される支持ベース21と、この支持ベース21上に形成した筐体状の車輪ボックス22と、この車輪ボックス22の内部で昇降する車輪ベース24底面に付設された車輪25と、車輪ベース24上に立設されていて、上部が車輪ボックス22上壁にスライド自在に貫挿して車輪ボックス22上壁上で係合しているガイドピン26と、車輪ベース24を車輪出没口23側に弾撥付勢するよう車輪ボックス22内に配装した弾撥部材27とを備えているものである。
【0015】
図示にあっての支持ベース21は前記支柱2と下部梁材3との交差連結部位の角部内側に溶接固着されており、場合によっては縦あるいは横方向で隣接する支持ベース21相互が帯板材によって一体状に形成されていることもある。車輪ボックス22は底部開口の筐体状に形成されていて、開口縁に形成の取付フランジによって支持ベース21上面に当接して例えばねじ止めすることで、固定してある直方体状のものとしてある。車輪ベース24は車輪ボックス22の内形に沿った平面形状を有していて、この車輪ベース24に立設したガイドピン26が車輪ボックス22の上壁に貫挿していると共にこの上壁上で係合するストッパー28によって車輪ベース24自体の車輪出没口23からの抜脱を防止しており、また車輪ボックス22内でスムーズに上下動するようになっている。そしてこの車輪ベース24が車輪出没口23側から下方に突出されるようにして弾撥部材27によって車輪ボックス22の上壁側から押圧されている。弾撥部材27はガイドピン26の周囲を囲繞するようにして支持ベース21の上側面と車輪ボックス22の上壁内側面との間に介装されているコイルスプリングのものとしてある。この弾撥部材27の弾撥力は、例えば計4個の移動車輪機構20が設けられている架台本体1上に重量物Gが載置された場合に、この重量物Gが100Kg以上であるときに弾撥部材27が収縮して車輪25を車輪ボックス22内に没入収納させる程度のものとしてある。
【0016】
なおストッパー28はガイドピン26を車輪ボックス22の上壁上で係合するように例えばガイドピン26の上端部に形成のオネジに捩じ込まれるダブルナット構造のものとしてある。また車輪25自体は必要があれば移動方向の転換が自在な自在車とすることもでき、この自在車の配置位置、数等は任意に選定可能である。
【0017】
また架台本体1によって所定の重量物Gを載置支持するとき、重量物Gの形状、構造、形態等の相違に対応してこれらを安定的に支持するように架台本体1上に着脱自在にセットされる支持治具30が使用されることがある。この支持治具30は例えば図5に示すように、架台本体1上で相対向して配置される左右で対となるブロック状の治具本体31の夫々の対向面を凹状に窪んだ支持湾曲面32としたものであり、治具本体31自体は中実状あるいは中空状のものとし、軽量なものとなるように架台本体1と同効材にて形成されている。そして左右に配される治具本体31相互間の間隔を自在に調整できるように治具本体31相互を連繋している連繋手段33を設けるとよいものである。この連繋手段33は例えば左右で逆ネジ状になっているネジ棒材自体を治具本体31にネジ込み状に貫挿すると共にネジ棒材の端部にネジ棒材を回転するハンドル34を付設して成るものとしたり、図示を省略したが中央部にターンバックルを有する左右一対のネジ棒材によって治具本体31相互を連繋して成るものとしたりするのであり、必要があれば架台本体1に対する固定手段を付設しておくものである。なお図示を省略したが例えば複数の架台本体1を隣接配置し、ローターの如き円柱状の多数の重量物Gを並列状に載置する場合に隣接配置される治具本体31が予め背中合せの状態で一体化されていることで両側面が支持湾曲面32となっているものとして形成されることもある。
【0018】
このような対向面が支持湾曲面32となる治具本体31を左右で対として使用する支持治具30によって例えばタービン、発電機等におけるローター等の回転軸材その他の円柱状、円筒状部材等を支持でき、また連繋手段33による治具本体31相互の間隔調整によって径が異なる各種の円柱状、円筒状部材等を安定的に支持載置できる。
【0019】
次にこれの使用の一例を説明すると、例えば火力発電所における定期点検に際し解体されるタービンヘッド等の重量物Gをクレーン等によって揚上して作業床面に載置するとき、重量物Gを載置支持すべき間隔に対応してその作業床面上で架台本体1自体をその底部に配置した移動車輪機構20によって予め移動して配置しておく。揚上した重量物Gにおける支持すべき部位の位置に架台本体1を予め対応させておいても、実際上に重量物Gを載置するときに間隔、支持位置等が異なっていることになっているときには、架台本体1自体を移動車輪機構20によって作業員がそのまま押したり、引いたりして位置合せを行ない、対応させた位置で重量物Gをそのまま降ろし、架台本体1の上に載置すればよい。すると重量負荷がない状態での移動車輪機構20においては、図2(A)に示すように内装してある弾撥部材27の弾撥力によって架台本体1下方に突出していることで作業床面上を転動していた車輪25は、図2(B)に示すように重量の負荷によって収縮する弾撥部材27によって車輪ボックス22内に没入収納され、架台本体1自体の底面が直接に作業床面に当接し、移動不能な状態となって重量物Gを載置支持するのである。
【0020】
また重量物Gが円柱状、円筒状部材であるときには図5に示すように、架台本体1上に適当な間隔でセットしておくことで固定配置した支持治具30に挿入載置すればよく、そうすることで挿入された重量物Gは挟み込まれるように安定的に支持されるのであり、更に並列配置した支持治具30によって複数の重量物Gを載置することとしてもよいのである。
【0021】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されており、これがため、軽量でありながらもタービンヘッドの如き重量物Gを確実に支持でき、その支持時では作業床面等にしっかりと当接されて移動されることなく固定されたものとなり、また重量物Gが載置されていない無負荷時での移動は作業員が直接に押したり、引いたりすることで転動する移動車輪機構20によって極めて簡単に行なえ、重量物Gの大きさに対応した位置合せを自在なものとできる等の取扱いを簡便なものとすることができる。
【0022】
すなわちこれは本発明において、重量物G載置用のアルミニウム製の架台本体1自体を作業床面上で移動させ、また重量物Gを載置したときには架台本体1内に没入して架台本体1の底面を作業床面に直接に当接載置させるよう架台本体1の底部に移動車輪機構20を配設したからであり、これによって軽量でありながらも重量物Gをしっかりと載置支持でき、移動性、取扱い性に優れたものとすることができる。
【0023】
また架台本体1は断面でほぼL字形を呈するアルミニウム材の支柱2、上下部の梁材3,4によって枠組状に形成されていることで軽量かつ堅牢なものとでき、火力発電所における相当に重量があるタービンヘッド等の重量物Gであってもこれを十分に載置でき、歪形することなく安定的に支持できるのである。しかもこれらの支柱2、上下部の梁材3,4等から成る枠組構造中に、補助支柱5、下部補助梁材6、上部補助梁材7、中央部補助支柱8等を更に組み込み構成することで一層の堅牢性の増大を図ることができ、耐荷重性、対歪形性等に一層優れたものとすることができる。
【0024】
架台本体1底部に配設した移動車輪機構20は、無負荷時では車輪25が弾撥付勢されていることで下方に突出しており、その状態で作業床面上を転動するから、架台本体1自体を作業員が直接に押したり、引いたりすることで簡単に移動できるのである。そのため例えば載置する重量物Gの大きさの見込みによって予め配置しておくことで実際に重量物Gを載置するときに位置がずれていても、クレーン等の揚上機器を使用することなく簡単に位置を変更でき、作業能率を大きく向上できるものである。
【0025】
また架台本体1上に重量物Gが載置された場合には、その重量負荷によって移動車輪機構20における弾撥部材27が収縮することで車輪25を車輪ボックス22内に格納でき、それによって架台本体1の底面が作業床面に直接に当接された状態のものとなるから、載置された重量物Gを移動させることなく安定した状態で支持するのである。
【0026】
更に架台本体1上には着脱自在に支持治具30がセットされるものとしてあるから、この支持治具30における相対向した支持湾曲面32相互間に重量物Gを挿入することで、円柱状、円筒状部材である重量物Gを挟み込むようになり、これらの重量物Gの転動その他を阻止してしっかりと安定的に支持することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における使用状態の一部切欠斜視図である。
【図2】同じく要部である移動車輪機構の断面図で、その(A)は無負荷状態時、(B)は負荷状態時のものである。
【図3】同じく架台本体の分解斜視図である。
【図4】同じく複数で一体化して連結使用するときの要部断面遮断図である。
【図5】同じく適当な支持治具と組合せて使用する場合の一例における斜視図である。
【符号の説明】
G…重量物
1…架台本体 2…支柱
3…下部梁材 4…上部梁材
5…補助支柱 6…下部補助梁材
7…上部補助梁材 8…中央部補助支柱
9…上面板 10…側面板
11…連繋板 12…連繋孔
20…移動車輪機構 21…支持ベース
22…車輪ボックス 23…車輪出没口
24…車輪ベース 25…車輪
26…ガイドピン 27…弾撥部材
28…ストッパー
30…支持治具 31…治具本体
32…治具本体 32…支持湾曲面
33…連繋手段 34…ハンドル

Claims (1)

  1. アルミニウムを素材として形成された重量物載置用の架台本体と、この架台本体自体を作業床面上で移動させ、また重量物が載置されたときには架台本体内に没入されて架台本体の底面を作業床面に直接に当接載置させるよう架台本体の底部内側に配設された移動車輪機構とを備えて成り、架台本体は複数の支柱の下部相互間に下部梁材を、上部相互間に上部梁材を夫々架装すると共に、上下部の梁材相互間に補助支柱を介装し、この補助支柱の下部相互間に下部補助梁材を、補助支柱の上部相互間に上部補助梁材を夫々架装し、これらの上下部の補助梁材相互間に中央部補助支柱を介装して形成し、また、移動車輪機構は架台本体の底部内側に固着される支持ベースと、この支持ベース上に形成した筐体状の車輪ボックスと、この車輪ボックスの内部で昇降する車輪ベース底面に付設された車輪と、車輪ベース上に立設されていて、上部が車輪ボックス上壁にスライド自在に貫挿して車輪ボックス上壁上で係合しているガイドピンと、車輪ベースを車輪出没口側に弾撥付勢するよう車輪ボックス内に配装した弾撥部材とを備えており、架台本体上には、架台本体上で相対向して配置される左右で対となるブロック状の治具本体の夫々の対向面を凹状に窪んだ支持湾曲面とした支持治具を着脱自在にセットし、支持治具には左右に配される治具本体相互間の間隔を、左右で逆ネジ状になっているネジ棒材の回転によって自在に調整して治具本体相互を連繋している連繋手段を設けてあることを特徴とする重量物載置用移動式支持架台。
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