JP2614574B2 - 動きベクトル検出回路 - Google Patents

動きベクトル検出回路

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JP2614574B2
JP2614574B2 JP4017711A JP1771192A JP2614574B2 JP 2614574 B2 JP2614574 B2 JP 2614574B2 JP 4017711 A JP4017711 A JP 4017711A JP 1771192 A JP1771192 A JP 1771192A JP 2614574 B2 JP2614574 B2 JP 2614574B2
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俊哉 飯沼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラの手ぶれ補
正装置等に用いて好適な動きベクトル検出回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラにおいて、手ぶれ補正を行
うには動きベクトルの検出が必要となる。この動きベク
トルの検出方法の一つにNational Technical Report Vo
l.37No.3 Jun.1991のP48〜54に示される代表点マ
ッチング法がある。
【0003】この代表点マッチング法とは、固定の複数
の代表点における1フィールド(あるいは1フレーム)
前の映像信号レベルと代表点を含む検出エリア内のサン
プリング点の映像信号レベルとを比較し、その差がもっ
とも少ない相関性の高い現フィールドのサンプリング点
を求め、このサンプリング点と代表点との位置の差(偏
移)を被写体の動き、即ち、動きベクトルとして特定す
るものである。
【0004】次にこの代表点マッチング法を具体的に説
明する。図4は撮像エリアを示し、この撮像エリア内に
は4個の検出ブロックが設けられている。更に、各検出
ブロックは16個の検出エリアに区分されている。そし
て、図5に拡大して示す様に各検出エリアには複数のサ
ンプリング点が存在し、その中の一つが代表点として定
められている。
【0005】図6に代表点マッチング法による動きベク
トル検出回路のブロック図を示す。
【0006】入力端子1に入力されるデジタル映像信号
は代表点メモリ2及び相関値演算回路3に供給される。
この代表点メモリ2には各代表点の輝度レベルに応じた
デジタルデータが保存される。相関値演算回路3では現
フレームの映像信号の輝度レベルに応じたデジタルデー
タと前記代表点メモリ2からの1フレーム(或るいは1
フィールド)前のデジタルデータとの差の絶対値、即ち
代表点と検出エリア内における代表点に対して偏移した
サンプリング点との輝度の相関値が演算される。この相
関値は相関値メモリ及び加算器を含む累積加算回路4に
おいて、検出ブロック内の代表点に大して同一偏移を有
するサンプリング点毎に累積加算される。この累積加算
は4個の検出ブロック毎に行われる。
【0007】累積加算回路出力は最小値検出回路5及び
平均値算出回路6に供給される。最小値検出回路5は相
関累積値が最小のサンプリング点の位置及びその最小値
を検出する。また、平均値算出回路6は相関累積値の平
均を算出する。そして、求められた最小位置、最小値及
び平均値は動きベクトル発生回路7に供給される。動き
ベクトル発生回路7はマイクロコンピュータにより構成
され、そのソフトウェア処理により、まず、各検出ブロ
ック毎に最小位置に基づいて計4個の動きベクトルを抽
出する。次に、この動きベクトルの内、最小値/平均値
が所定の閾値より小さいものを信頼度の低いものとして
除去し、残りのものから1個の動きベクトルを特定す
る。
【0008】尚、代表点メモリ2、累積加算回路4及び
平均値算出回路6は制御回路8によりアドレス及びタイ
ミング等が制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の動きベクトル検
出回路においては、累積加算回路出力を使って平均値が
計算される。このため、累積加算回路に用いる相関値メ
モリは累積加算してもオーバーフローしないだけのビッ
ト数を必要とする。
【0010】従って、ハードウェアの回路規模が大きく
なりIC化の妨げとなっていた。
【0011】本発明は上述の点に鑑み為されたものであ
り、累積加算回路に用いる相関値メモリのビット数を少
なくした動きベクトル検出回路を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像を複数の
領域に分割し各領域の代表点の画像データを記憶する代
表点メモリと、現フィールドの画像データと前記代表点
メモリからのデータとにより前記代表点に対して偏移し
たサンプリング点における相関値を演算する相関値演算
回路と、この相関値演算回路の出力を前記代表点に対し
て同一偏移を有するサンプリング点毎に累積加算するこ
とにより相関累積値を得る加算器と、この加算器からの
相関累積値を記憶する相関値メモリとを有する累積加算
回路と、この累積加算回路に接続され、前記相関累積値
が最小のサンプリング点の位置及び最小値を検出する最
小値検出回路と、前記相関累積値の平均値を算出する平
均値算出回路と、前記最小値検出回路及び前記平均値算
出回路出力に基づき画像の動きベクトルを発生する動き
ベクトル発生回路とを備える動きベクトル検出回路にお
いて、前記相関値メモリは、そのビット数が少なくとも
前記最小値の検出に必要なビット数に設定されると共
に、前記平均値算出回路は、前記相関値演算回路に直接
接続され、且つ、前記複数の領域の全サンプリング点の
相関値の総和をこの全サンプリング点の数で除すること
により前記相関累積値の平均値を算出することを特徴と
する。
【0013】
【作用】上述の手段により、前記相関値メモリは、オー
バーフローが許容されており、相関値のうち相関累積値
の最小値の検出に必要なビット数だけ記憶される。ま
た、前記平均値算出回路は、前記複数の領域の全サンプ
リング点の相関値の総和をこの全サンプリング点の数で
除することにより前記相関累積値の平均値を算出する。
【0014】
【実施例】以下、図面に従い本発明の一実施例を説明す
る。図1は本実施例における動きベクトル検出回路の概
略ブロック図を示し、図6と同一部分には同一符号を付
し説明を省略する。
【0015】本実施例の特徴は相関値演算回路9の出力
を累積加算回路10を経由すること無く直接平均値算出
回路6へ導いた点である。更に、相関値演算回路9出力
の内、平均値算出回路6への出力は11ビットである
が、累積加算回路10への出力は10ビットに削減され
ている点を特徴とする。
【0016】次に、相関値演算回路9の具体的実施例を
図2に示す。相関値演算回路9は減算回路91、絶対値
回路92及び最大値固定化回路93とで構成される。入
力される現フレームの11ビットデジタルデータ及び代
表点メモリ2からの11ビットジタルデータはまず、減
算回路91で差が取られる。次に絶対値回路92でその
絶対値が取られ、11ビットの相関値として出力され
る。この11ビットの相関値は平均値算出回路6へ入力
されると共に、最大値固定化回路93へ入力され、11
ビットから10ビットに削減されて累積加算回路10へ
出力される。前記最大値固定化回路93は11ビットの
内、最上位ビットを削減するものであり、最上位ビット
と2ビット目以下の各ビットとの論理和をそれぞれOR
ゲートより出力する構成となっている。
【0017】従って、最大値固定化回路93では相関値
演算結果、最上位ビットが1になれば10ビットの出力
はすべて1となり最大値に固定される。
【0018】このように構成することによって、相関値
演算回路9の入力データのビット数より累積加算回路1
0及び最小値検出回路5で必要とされるビット数の方が
少ない場合、そのビット数差の分だけ削減することがで
きるのである。
【0019】尚、上記実施例においてはその差が1ビッ
トであったが、2ビット以上の場合は削減する上位ビッ
トの論理和出力を上記各ORゲートの一方の入力とすれ
ばよい。
【0020】次に、累積加算回路10の具体的実施例を
図3に示す。累積加算回路10は加算器101、最大値
固定化回路102、ラッチ回路103及び相関値メモリ
104で構成されている。加算器101は10ビットの
相関値演算回路9出力と10ビットの相関値メモリ10
4出力とを加算する。加算器102は10ビットの出力
端子及び桁上げ出力端子を備えており、合計11ビット
の出力となるが、最大値固定化回路102で11ビット
から10ビットに削減される。この最大値固定化回路1
02は相関値演算回路9に備えられているものと同様で
あり、桁上げ出力と各ビット出力との論理和をそれぞれ
ORゲートより出力する構成となっている。従って、最
大値固定化回路102では加算の結果、桁上げ出力が1
になれば10ビットの出力は全て1となり最大値に固定
される。
【0021】そして、最大値固定化回路102出力はラ
ッチ回路103でラッチされた後、10ビットの相関値
メモリ104に同一偏位を有するサンプリング点毎に記
憶される。相関値メモリ104は制御回路8により書き
込み及び読み出しが制御され、その読み出されたデータ
は最小値検出回路5へ出力されると共に、加算器101
に供給され累積加算される。
【0022】以上のように、本実施例では相関値メモリ
104出力は平均値算出には用いられず最小値検出のみ
に用いられるため、最大値固定化回路102でビット数
を削減すると共に、相関値メモリ104のビット数を最
小値検出に必要なビット数に制限しても何ら問題はな
い。即ち、従来の構成では10ビットのデータを累積加
算するのに16ビット必要であったのが10ビットで済
ますことができる。
【0023】また、相関累積値の平均値の算出は検出ブ
ロック内の全サンプリング点の相関値を合計し検出エリ
ア内のサンプリング点の数で除すれば良いので、平均値
算出回路6を累積加算回路10に接続せずに相関値演算
回路9に接続しても何ら問題はない。
【0024】尚、本発明の動きベクトル検出回路はビデ
オカメラの手ぶれ補正装置以外に再生系における画像揺
れ補正装置にも適用できることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、累積相関
値の平均算出には相関値演算回路出力を用い、累積加算
回路出力は最小値検出のみに用いるようにした為、累積
加算回路を構成する相関値メモリは累積加算してオーバ
ーフローしても良い。
【0026】よって、相関値メモリは最小値算出に必要
なビット数であれば良く大幅なビット数の削減が実現で
きるため回路規模の小型化ができIC化が容易になる。
【0027】また、相関値演算回路に最大値固定化回路
を設けた為、累積加算回路への出力ビット数を削減する
ことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における動きベクトル検出回
路のブロック図である。
【図2】本実施例における相関値演算回路の具体的回路
図である。
【図3】本実施例における累積加算回路の具体的回路図
である。
【図4】代表点マッチング法における撮像エリアを示す
図である。
【図5】検出エリアの拡大図である。
【図6】従来の動きベクトル検出回路のブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 代表点メモリ 3、9 相関値演算回路 4、10 累積加算回路 5 最小値検出回路 6 平均値算出回路 7 動きベクトル発生回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を複数の領域に分割し各領域の代表点
    の画像データを記憶する代表点メモリと、 現フィールドの画像データと前記代表点メモリからのデ
    ータとにより前記代表点に対して偏移したサンプリング
    点における相関値を演算する相関値演算回路と、この相関値演算回路の出力を前記代表点に対して同一偏
    移を有するサンプリング点毎に累積加算することにより
    相関累積値を得る加算器と、この加算器からの相関累積
    値を記憶する相関値メモリとを有する累積加算回路と、 この累積加算回路に接続され、前記 相関累積値が最小の
    サンプリング点の位置及び最小値を検出する最小値検出
    回路と、 前記相関累積値の平均値を算出する平均値算出回路と、 前記最小値検出回路及び前記平均値算出回路出力に基づ
    き画像の動きベクトルを発生する動きベクトル発生回路
    とを備える動きベクトル検出回路において、前記相関値メモリは、そのビット数が少なくとも前記最
    小値の検出に必要なビット数に設定されると共に、前記
    平均値算出回路は、前記相関値演算回路に直接接続さ
    れ、且つ、前記複数の領域の全サンプリング点の相関値
    の総和をこの全サンプリング点の数で除することにより
    前記相関累積値の平均値を算出することを特徴とする
    きベクトル検出回路。
  2. 【請求項2】 前記相関値演算回路の出力段に、その出
    力の所定値以上を最大値に固定することによって出力ビ
    ット数を削減する最大値固定化回路を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の動きベクトル検出回路。
  3. 【請求項3】 前記累積加算回路内の加算器の出力段
    に、その出力の所定値以上を最大値に固定することによ
    って出力ビット数を削減する最大値固定化回路を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の動きベクトル検出回
    路。
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US7531791B2 (en) 2005-02-17 2009-05-12 Advanced Applied Physics Solutions, Inc. Geological tomography using cosmic rays
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