JP2613843B2 - 光学式位置および姿勢検出装置 - Google Patents

光学式位置および姿勢検出装置

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JP2613843B2 JP22525293A JP22525293A JP2613843B2 JP 2613843 B2 JP2613843 B2 JP 2613843B2 JP 22525293 A JP22525293 A JP 22525293A JP 22525293 A JP22525293 A JP 22525293A JP 2613843 B2 JP2613843 B2 JP 2613843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式位置および姿勢
検出装置に関し、特に、3次元位置および姿勢を検出す
る装置に関する。本発明の装置の受光部を任意の物体に
取付けることによって、その物体の位置および姿勢を非
接触で求めることができ、物体の立体的な動きを得るこ
とができる。
【0002】
【従来の技術】従来の物体の姿勢を検出する手段は、ジ
ャイロスコープを用いるのが一般的であり、その構成の
精密さに基づいて非常に高価なものとなっていた。ま
た、光を使用した方式では、被検出部には複数の光源を
配置し、受光部には受光素子としてCCD(Charg
e Coupled Device)ラインセンサなど
を複数個配置し、複数の光源と複数の受光素子の位置関
係から姿勢を求めていた。
【0003】また、物体の2次元または3次元の位置座
標検出は、光学的なものでは、物体に光源を設置し、そ
の光源からの光を複数の受光素子で受光し、三角測量の
原理に基づいて座標を算出するものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】基本的に、従来の姿勢
検出手段は、装置構成が大掛かりなものや複雑なものと
なっており、その結果高価であったり、容易に移動でき
なく、実用的に使い易いものでなかった。一方、位置座
標め検出においては、装置構成自体はある程度簡単に成
り得るが、光源を物体側に持った光学式三角測量では、
姿勢も同時に検出することが困難であった。
【0005】したがって、本発明の目的は、比較的簡単
な構成で物体の位置および姿勢を検出できる光学式位置
および姿勢検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、所定間隔で定位置に配置された少なく
とも2つの光源と、該光源を交互に切り換える切り換え
手段と、前記光源からの光を4つの部分で受光して光量
を検出することによって各光源に対して少なくとも2次
元の角度を指示する信号を出力するように絞りとして機
能する開口を前方に配置された1つの4分割フォトディ
テクタと、該4分割フォトディテクタを支持する被測定
物である受光ユニットと、前記所定間隔と前記信号から
前記受光ユニットの姿勢および位置を演算する演算手段
とを有することを特徴とする光学式位置および姿勢検出
装置を採用するものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。
【0008】本発明では、市販品として入手し易い比較
的安価な部品を使用して、物品(本発明では受光ユニッ
ト)の姿勢および位置を同時に検出するために、光源、
受光ユニット(受光素子を持つ)として、以下のような
部品構成および配置を採用する。
【0009】本発明の光源としては、光の放射角度の広
いLEDを用い、姿勢および2次元位置座標を求めるた
めには、2つのLED10a、10bを想定している平
面上に適当な距離を隔てて配置する(図1a)。また位
置座標を3次元で求めるためには、さらに1つのLED
10cを追加し、最初に配置した2つのLEDとは同一
直線上にないように配置する(図1b)。このときの座
標系を図1cに示す。この座標系において、2つのLE
D10a、10bはX軸上に距離を隔てて配置され、追
加のLED10cはZ軸上に配置されることになる。ま
た、検出すべき物品(図示せず)は、X−Z平面より手
前の任意の位置にある。
【0010】姿勢および位置を検出すべき対象となる物
品は、光源からの光を受光する受光素子を持つ移動可能
な受光ユニット11(図3参照)から構成されている。
受光素子としては、図2に示すような4分割フォトディ
テクタ14が用いられる。4分割フォトディテクタ14
は、例えば、4分割ピン(PIN)フォトダイオードの
ような上下左右に4分割された部分を有し、各部分が入
射した光の光量を個々に(独立して)検出するものであ
る。この4分割フォトディテクタ14は、ケース12内
に配置され、ケース12の前方には、絞りの機能を持つ
例えば図示のような円形の開口12a(または正方形の
開口でもよい)が形成されている。
【0011】次に、図3を参照して、検出すべき受光ユ
ニットの姿勢を説明する。今、図3aに示すようにXY
Z直角座標系の原点に1つの発光素子10aが配置され
ており、X軸上に他の発光素子が配置されているとする
と、姿勢としては、図3bに示すように、原点に対して
受光ユニット11が向いている角度、即ち水平方向角度
(XY平面上)と、図3cに示すように、垂直方向角度
(YZ平面上)と、図3dに示すように、発光素子10
a、10bが含まれるX軸に対する受光ユニットの回転
角度が検出できる。
【0012】次に、2つの光源が図1に示すように配置
されている場合の姿勢および2次元位置座標の算出方法
を説明する。光源は、交互に発光を繰り返し、受光素子
はそのタイミングに合わせて入射光を受光し、入射光に
対応する情報を出力するように構成されている。
【0013】今、図4aに示すように、1つの光源10
aに対する受光ユニット11の姿勢により、光源10a
と受光ユニット11を結ぶ方向と、受光ユニット11の
受光素子が向いている方向とが異なるときには、光源か
らの光は受光素子に傾いて入射することになる。このと
きの光が受光素子に入射する様子を図4bに概略的に示
す。図4bに示すように、4分割フォトディテクタ14
の4つに分割された部分a、b、cおよびdに入射され
た光は、例えば、cおよびd部分に多く入射され、中心
よりずれることになる。
【0014】図5を参照してさらに具体的に説明する
と、図5は受光素子の受光面上の光の分布を示すもので
ある。図5aの左の部分は、受光ユニットの受光素子が
光源に向いている場合を示しており、このときには、光
は4分割フォトディテクタの中心に入射し、各部分a、
b、cおよびdで受光する光の量は均等になるが、前述
のように光源からの光が受光素子に傾いて入射すると、
図5の右の部分に示すように、光は中心よりずれて入射
され、各部分a、b、cおよびdで受光した光量は異な
ったものとなる。
【0015】前述のように、光源からの光が4分割フォ
トディテクタに傾いて入射すると、各部分に光量差が生
じる。この結果、4分割フォトディテクタ間に出力差が
生じる。図6は、この場合の出力差を取り出す回路を示
すものである。今、説明の便宜上、4分割フォトディテ
クタの各部分a、b、cおよびdの光量(具体的には、
検出した光量に基づく電流値を電圧値に変換した値)を
a、b、cおよびdとすると、差動回路22の反転入力
端子22aに(a+b)を入力し、非反転入力端子22
bに(c+d)を入力すると、出力として{(c+d)
−(a+b)}が得られる。この出力を規格化した値で
ある規格化差動出力{(c+d)−(a+b)}/
{(c+d)+(a+b)}と光線入射角度の間には、
以下に説明するように、入射角度が小さい範囲、例え
ば、25°以下ではほぼ比例関係が成り立つ。
【0016】図7は、X方向(水平方向)に関する規格
化差動出力と光線入射角度の関係を示すグラフである。
図7は、具体的には、例として、光源間距離を300m
m、開口径を3mm、開口−ディテクタ間距離を2.9
mmとしたときのグラフである。当然Z方向(垂直方
向)に関しても同様な結果が得られる。したがって、こ
のグラフを利用することにより、差動出力値から逆に光
線の入射角度を求めることができる。図7のグラフに示
すように、入射角度と差動出力との関係は、入射角度が
25°付近までほぼ比例関係である。したがって、簡易
的には、差動出力値をD、角度をθ、比例定数をkとす
ると、以下の式が成り立つ。 D=k×θ、従って、θ=D/k (1) 即ち、(1)式に基づいて、角度が計算できる。
【0017】今、レンズの焦点距離をfとし、光の入射
角度をθとし、光スポットの移動距離をsとすると、θ
は以下のように表すことができる。 θ=arctan(s/f) (2)
【0018】以上の説明は、1つの光源に対して1つの
受光素子を含む受光ユニットを用いた場合に、どのよう
にしてX方向(水平方向)およびZ方向(垂直方向)の
入射角度を検出できるかに向けられたものである。本発
明においては、2つの光源を用いているが、当然同様に
して、それぞれの光源に対するX方向(水平方向)およ
びZ方向(垂直方向)の入射角度を検出できる。
【0019】しかし、以上の説明は、図8aに示すよう
に、光源側の座標系と受光ユニット側の座標系が平行関
係にある場合に成り立つものであり、図8bのように、
光源側の座標系に対して受光ユニット側の座標系が回転
している(捩じれている)場合には成り立たない。即
ち、受光ユニット11は携帯性のあることを前提として
いるために、図8bに示すように座標系の間に角度差が
常に生じ得ることから、この角度差、即ち回転角(光源
に対する捩じれ角)を検出し、先に求めた入射角を補正
しなければ、真の入射角は得られない。
【0020】したがって、次に、補正方法にづいて説明
する。補正としては、座標の回転変換を行うだけでよ
い。例えば、ηの角度差が座標間にあるとすると、光源
の中心座標がX’Y’座標系で(xc’,yc’)にあ
る場合には、変換値(xc,yc)は以下の式で表され
る。 xc=xc’cosη十yc’sinη (3) yc=−xc’sinη+yc’cosη (4)
【0021】回転角について別の見方をすると、回転角
が検出できれば、光源から受光素子に対する入射角度も
求められ、結局、光源側を基準とした座標系においての
受光ユニットの向き、回転角度が明らかになることか
ら、受光ユニットの姿勢を検出できる。
【0022】そこで、次に回転角の検出方法を説明す
る。これまでと同様に、2つの光源と受光ユニットを含
む平面をXY平面とし、光源間をX座標(水平方向)と
し、Z方向を垂直方向とする(図8)。この座標系にお
いて、図8aに示すように、受光ユニットが回転角を持
たない場合には、受光パターンは図9aのようになり、
各々の光源10a、10bに対する入射角を求めると、
垂直方向に関しては角度差は生じない。即ち、光源10
aの受光素子の各受光部分a、b、c、dの受光量を
a、b、c、dとし、光源10bの受光素子の各受光部
分a’、b’、c’、d’の受光量をa’、b’、
c’、d’とすると、(a+c)−(b+d)=(a’
+c’)−(b’+d’)となる。一方、図8aに示す
ように、座標系間に角度差が生じた場合には、受光パタ
ーンは、図9bに示すようになり、光源10aに対する
垂直方向の角度と光源10bに対する垂直方向の角度と
の間には差が生じてくる。即ち、例えば、(a+c)−
(b+d)>(a’+c’)−(b’+d’)となる。
しかし、この回転角度と垂直方向の差動出力差の間に
は、図10に示すようなほぼ比例関係が成り立ち、受光
素子の垂直方向差動出力の差から回転角度を求めること
ができる。ただし、そのときの比例定数は光源と受光素
子間の距離に反比例するので、これらの距離を求めるこ
とが必要である。なお、距離は受光ユニットの座標位置
を算出することにより求まるが、ここでは、図13を参
照してこれらの距離を求めてみることにする。
【0023】図13において、光源10a、10b間の
距離をDとし、光源10aに対する受光ユニットの水平
方向角度をθ1とし、光源10bに対する受光ユニット
の水平方向角度を−θ2とすると、2つの光源と受光素
子が作る三角形の受光ユニットの頂角θは、θ=θ1+
θ2となる。受光ユニットから光源間の直線(X軸)ま
での距離をLとすると、Lは、光源10aから受光ユニ
ット11までの距離L1と光源10bから受光ユニット
11までの距離L2の差が少ない範囲において、下記の
式で表される。 L≒(D/2)/tan(θ/2) (5) したがって、回転角をηとし、比例定数をkaとし、光
源10aからの垂直方向をv1とし、光源10bからの
垂直方向をv2とすると、以下の式が成り立つ。 η=ka×(v1−v2)/L (6) なお,前述の垂直方向とは、図3cで垂直角と表示して
示す方向であり、受光ユニット11の向いている方向ベ
クトルのYZ平面成分と、Y軸とのなす角である。即
ち、光源10aからの光によって検出できる受光ユニッ
ト11のY軸に対して向いている角度をv1とし、光源
10bからの光によって検出できる受光ユニット11の
Y軸に対して向いている角度をv2としている(受光ユ
ニットが回転していなけらば、v1とv2はほぼ等しい
値になる)。
【0024】これで、受光ユニットの姿勢を検出するこ
とが可能になったが、回転角が30°を越えると、受光
素子の傾きの影響が垂直方向のみならず、水平方向にも
現れ、上記θ1およびθ2の角度が実際の水平角よりず
れて計算されてしまうことになる。その影響でLの誤差
も大きくなることから、算出された回転角の誤差が増大
してくる。これらの対策としては、まず最初のデータよ
り一度回転角を算出し、その回転角で(3)、(4)式
を用いてデータの補正を行い、水平方向の光の入射角を
再計算する。再計算後のθ1、θ2より再び回転角を求
めるといった手順をとる。図11は、この手順をとらな
かった場合ととった場合について、算出される角度と実
際に回転させた角度との関係を比較するためのグラフで
ある。
【0025】次に、受光ユニットの座標の算出方法を説
明する。まずXY平面上で考え、図12において、前述
と同様に各値を定める。光源10a、10b間の距離は
既知であり、θは前述の計算から算出される。受光素子
が4分割フォトディテクタの場合は、(a+b+c+
d)から光強度が測定できる。受光ユニットの受光素子
に到達する光量は測定されており、光源10a、10b
からの光の強度をそれぞれP1、P2と置くと、図13
から以下の式が成り立つ。 L1=D×(cosφ+sinφ/tanθ) (7) L2=D×sinφ/sinθ (8) また、光強度と距離の関係により、 L1/L2=(P1/P2)1/2 が成り立つ。従って、 (P1/P2)1/2=sinθ(cosφ+sinφ/tanθ)÷sinφ =cosθ+sinθ/tanφ 従って、φ=arctan{sinθ/((P1/P2)1/2−cosθ)} φの値を(7)式に代入すれば、L1が求まる。 よって、xp=L1×cosφ (9) yp=L1×sinφ (10) 即ち、受光ユニットの座標位置が得られる。
【0026】座標が求まることによって、例えば、受光
ユニットの先端の延長がXZ平面と交差する位置(x
s、zs)も次の式から特定することもできる(図13
参照)。 xs×cosφ+xs×sinφ/tanθ=L1 従って、xs=L1/(cosφ+sinφ/tanθ) (11)
【0027】また、図には表現されていないが、入射角
の算出方法で説明したように、水平方向(X方向)と同
様に、垂直方向(Z方向)の角度も測定できるので、例
えば、光源10aに対してv1が得られるとすると、交
差位置のZ座標zsは、次式で計算できる。 zs=L1×tan(v1) (12) よって、(8)、(9)、(10)、(11)式より、
受光ユニットのXY平面位置およびその他の情報として
先端の延長方向のXZ平面の交差位置がそれぞれ算出で
きる。
【0028】以上をまとめると、「最初に受光素子の差
動出力から、換算グラフまたは計算によって、光の入射
方向を垂直、水平方向に対して求め、次に、2つの光源
に対する垂直方向の角度差および光源と受光ユニットと
の距離などから受光ユニットの回転角(X軸に対する捩
じれ角)が求められる。再びその回転角から、座標変換
を行って受光ユニットの光源に対する水平、垂直方向の
向きを表す角度を補正する。さらに、これらの角度と到
達光強度の比によって受光ユニットの2次元座標が計算
される。」といった手順になる。
【0029】同様な考えを適用して、もう1つの光源を
さらにZ軸上に配置して、それによる角度情報も加える
と、受光ユニットのZ座標値も計算でき、3次元的な位
置を求めることができる。これは、YZ軸平面について
先のXY平面と同様な計算を行い、座標値を算出すれば
よい。
【0030】以上により、受光ユニットの姿勢および2
次元および3次元の位置座標を算出できたことになる。
【0031】最後に、図14を参照して、本発明の回路
動作を概略する。図14は、本発明の回路のブロックダ
イアグラムである。受光ユニット11は、受光素子とし
て4分割フォトディテクタ14を有する。受光ユニット
11は、電流−電圧変換器32を有し、この電流−電圧
変換器32は、光量に対応して得られた電流(4分割フ
ォトディテクタの場合)を電圧に変換する。受光ユニッ
ト11はさらに演算器34を有し、この演算器34は電
流−電圧変換器32から得られた電圧に基づいて例えば
差分や和などの位置算出や姿勢算出に必要な演算を行
う。得られたデータは本体に送られる。本体において、
データはデータ切り換器36によって光源10a、10
bの切り換えに応じて切り換えられる。各々のデータは
バンドパスフィルタ38を通されてノイズが除去され、
ゲイン調整器40、検波回路42、ローパスフィルタ4
4を通されて中央演算処理ユニット(CPU)46にA
/D変換器46aを介して送られる。CPU46におい
て、前述したような姿勢や座標位置を演算して出力す
る。なお、CPU46は、光源10a、10bの切り換
えを行うが、この信号はバッファーアンプ48を介して
各光源10a、10bに与えられる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、簡単
な部品構成で、物体(受光ユニット)の姿勢および位置
座標を同時に検出することが可能となり、したがって、
コストも従来の同様な情報を得るためのシステムに比
べ、低く抑えることができることから種々の新たな用途
への採用が考えられる。例えば、仮想現実感を実現する
ための手や頭の動きを検出するセンサや、TVゲーム機
向けの操作状態を伝えるコントローラなどに利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明で用いる光源の配置例および座
標系を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明で用いる受光素子の例を示す斜
視図である。
【図3】図3は、検出すべき受光ユニットの姿勢を説明
するための図面である。
【図4】図4は、光源に対して受光ユニットが角度をな
す場合の受光素子に入射する光量または入射位置を説明
するための図である。
【図5】図5は、図4に対応する平面図である。
【図6】図6は、本発明で用いられる差動回路を示す図
である。
【図7】図7は、基準化差動出力と光線入射角度の関係
を示すグラフである。
【図8】図8は、受光ユニットが光源に対して回転した
ときの受光状態を説明するための図である。
【図9】図9は、受光ユニットが光源に対して回転した
ときの受光状態をさらに詳しく説明するための図であ
る。
【図10】図10は、差動出力の差と回転角度との関係
を説明するためのグラフである。
【図11】図11は、補正前、補正後の算出回転角と回
転角の関係を説明するための図である。
【図12】図12は、位置座標の算出を説明するための
図である。
【図13】図13は、位置座標の算出を説明するための
図である。
【図14】図14は、本発明の光学式位置および姿勢検
出装置の回路ブロック図である。
【符号の説明】
10a、10b、10c 光源 11 受光ユニット 14 4分割フォトディテクタ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で定位置に配置された少なくと
    も2つの光源と、該光源を交互に切り換える切り換え手
    段と、前記光源からの光を4つの部分で受光して光量を
    検出することによって各光源に対して少なくとも2次元
    の角度を指示する信号を出力するように絞りとして機能
    する開口を前方に配置された1つの4分割フォトディテ
    クタと、該4分割フォトディテクタを支持する被測定物
    である受光ユニットと、前記所定間隔と前記信号から前
    記受光ユニットの姿勢および位置を演算する演算手段と
    を有することを特徴とする光学式位置および姿勢検出装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学式位置および姿勢検
    出装置において、前記演算手段が前記受光ユニットの2
    次元位置座標を算出する手段を有することを特徴とする
    光学式位置および姿勢検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光学式位置および姿勢検
    出装置において、前記2つの光源を結ぶ線とは異なる位
    置にさらに他の1つの光線を有し、前記演算手段が前記
    他の光源に対する角度情報を含めて前記受光ユニットの
    3次元位置座標を算出する手段を有することを特徴とす
    る光学式位置および姿勢検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光学式位置および姿勢検
    出装置において、前記演算手段は前記受光ユニットの2
    つの光源に対する回転を検出する回転検出手段をさらに
    有することを特徴とする光学式位置および姿勢検出装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光学式位置および姿勢検
    出装置において、前記回転検出手段は2つの光源に対す
    るある方向に対する4分割フォトディテクタの各受光部
    分の差動出力差と回転角度との関係から回転角度を算出
    することを特徴とする光学式位置および姿勢検出装置。
JP22525293A 1993-08-18 1993-08-18 光学式位置および姿勢検出装置 Expired - Lifetime JP2613843B2 (ja)

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