JP2613710B2 - 携帯用収納袋 - Google Patents

携帯用収納袋

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JP2613710B2
JP2613710B2 JP4011970A JP1197092A JP2613710B2 JP 2613710 B2 JP2613710 B2 JP 2613710B2 JP 4011970 A JP4011970 A JP 4011970A JP 1197092 A JP1197092 A JP 1197092A JP 2613710 B2 JP2613710 B2 JP 2613710B2
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隆 原田
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日本ウエーブロック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用収納袋ないしは
バッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用収納袋ないしはバッグは、
一般的に、所望の袋ないしはバッグ用の素材としての、例
えば、紙類や、皮革類や、プラスチックシートなどを、仕上
げられた所望の袋などの本体の展開形状に適合した輪郭
に切断し、この切断素材を、所望の本体形状となるように
適宜に折り曲げ、切断縁部分の所定箇所を相互に縫い合
わせたり、接着したりなどして本体を形成し、この形成さ
れた本体に、所定の口金や、手ひもなどを施すことにより
製作されている。また、この場合に、必要のある場合には、
別個にまち部分を同一の素材から切断して置き、本体の
形成の過程において、このまち部分を本体に適宜に付加
することが、必要なこともある。
【0003】しかしながら、従来の携帯用収納袋は、こ
のように複雑な聖作過程を必要とするものであるので、
その製作には、多大な時間及び多額の加工費を必要とす
ることを、避けることが出来ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、従
来公知の携帯用収納袋に比べ、その製作が簡単であり、
従って、低廉である携帯用収納袋を得ることを、その課
題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、この
課題を解決するために、ほぼ正方形状(A−B−C−
D)の平面輪郭を有しているシート状材料を素材(1)
とし、前記素材(1)の前記正方形の面上には、その一
つの対角線(B−D)の各角部(B,D)において、そ
の対角線(B−D)の長さの半分よりも短い長さを対角
線(B−d,b−D)とする同一寸法の1対の小正方形
(a1−B−c1−d、a2−b−c2−D)を区画して置
き、まず、前記素材(1)を前記正方形の前記対角線
(B−D)に沿って折り曲げ、これにより、前記対角線
(B−D)を共通の斜辺とする重ね合わされた1対の第
一の直角二等辺三角形(A−B−D、C−B−D)が得
られるようにし、次いで、前記区画された1対の小正方
形のそれぞれを、前記短い長さの対角線(B−d,b−
D)の部分が、それぞれ、前記正方形の前記対角線(B
−D)に対して直角となるように、前記重ね合わされた
1対の第一の二等辺三角形の間の間隔内に挿入されるよ
うに折り曲げ、これにより、前記小正方形のそれぞれ
が、折り重ねられた、前記短い長さの対角線(B−d,
b−D)を共通の斜辺とすると共に前記重ね合わされた
1対の第一の直角二等辺三角形の対応する各辺(Aー
B,BーC;AーD、DーC)の上に頂点(a1,c1
2,c2)及び一つの辺(a1−B,B−c1;a2
D,D−c2)をそれぞれ有する1対の小さな寸法の第
二の直角二等辺三角形(a1−Bーd,c1−B−d;a
2−bーD,c2−b−D)を形成するようにし、更に、
前記重ね合わされた1対の第一の直角二等辺三角形のそ
れぞれの2辺(A−B,A−D;C−B,C−D)と、
これらの2辺にそれぞれ対向する前記折り重ねられた1
対の第二の直角二等辺三角形の前記一つの辺(B−
1,B−c1;D−a2、D−c2)とを、前記頂点(a
1、c1;a2、c2)のそれぞれから一部分の長さだけ相
互に接合(w1〜w4)して成ることを特徴とする携帯用
収納袋により解決される。
【0006】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す添付図面の
図1〜5に基づいて、詳細に説明をする。まず、図1に
示すように、収納袋の素材1として、例えば、紙類や、皮
革類や、プラスチックシートなどを、4個の角部A、B、
C及びDから成る正方形AーBーCーDの形状に切断し
たものを用意する。この場合、AーBのような各辺の長さ
は、袋類の大きさに応じて、適当な寸法に選択するものと
する。次ぎに、この正方形AーBーCーDの形状を有する
素材1の面上に、その一つの対角線、例えば、BーDの対
向する各角部B及びDを一つの角部とすると共に対角線
B−Dの長さの1/2の長さよりも短い長さの対角線を
有する1対の同一寸法の小正方形aーBーcーd及
びaーbーcーDを区画して置くものとする。すな
わち、これらの各小正方形は、対角線として、対角線Bー
d及びDーbを、それぞれ、有していることが分かる。
【0007】このようにして、正方形A−B−C−Dの
形状を有する素材1の2本の対角線BーD及びAーCの
交点である正方形AーBーCーDの中心Oから、等距離
の点において、各小正方形の一つの角部bとdとが、相互
に対向して横たわっている。なお、この場合、これらの角
部bとdとの間の間隔は、後の説明から分かるように、仕
上げられた収納袋の形状を決める一つの要素となるもの
であるが、図1には、この距離bーdは、対角線BーDの
長さの約1/3に選択してある。
【0008】次ぎに、このように準備された正方形A−
BーC−Dの形状を有している素材1を、図2に示すよ
うに、対角線BーDに沿って折り曲げ(すなわち、山折
りをし)、この対角線BーDを共通の斜辺とする1対の
直角二等辺三角形AーBーD及びCーBーDが、相互に
重なり合った状態の第一半製品1となるようにする。
なお、図2は、両方の直角二等辺三角形が重なり合う直
前の状態において示されている。 このようにして、こ
れらの直角二等辺三角形A−B−D及びC−B−Dにお
いては、辺A−B及びA−D並びにC−B及びC−D
が、それぞれ、前者及び後者の直角二等辺三角形の直角
を挟む2辺を形成しており、対角線B−Dが共通の斜辺
となっていることが分かる。
【0009】更に、このように形成された第一半製品11
において、図3に示すように、各小正方形aーBーc
ーd及びaーbーcーD(図1参照)の各対角線B
ーd及びbーDを、直角二等辺三角形A−B−D及びC
−B−Dの共通の斜辺B−Dに対して直角となるように
折り曲げ(すなわち、谷折りをし)、それらの対角線B
−d及びb−Dの部分を、第一半製品11を形成してい
る重なり合った1対の直角二等辺三角形A−B−D及び
C−B−Dの間の間隔内に挿入する。これと同時に、各
小正方形aーBーcーd及びaーbーcーDに
おいては、それぞれの対角線Bーd及びbーDの対向す
る角部d及びbにおいて交差する2辺aーd及びc
ーd並びにaーb及びcーbに沿って、それぞれ、内
方に折り曲げる(すなわち、山折りをする)。このように
して、折り曲げられた1対の小さな直角二等辺三角形a
ーBーd及びcーdーB並びにaーb−D及びc
ーb−Dを有する第二半製品12を形成する。この場合、
これらの1対の小さな直角二等辺三角形の内、前者にお
いては、それらの2辺B−a1及びBーc1は、第一半製品
1を形成している直角二等辺三角形A−B−D及びC
−B−Dの各辺AーB及びCーBの一部に、それぞれ、
重なり、また、後者においては、それらの2辺D−a2及び
D−c2は、同様に、直角二等辺三角形A−B−D及びC
−B−Dの各辺AーD及びCーDの一部に、それぞれ、
重なる。なお、図3は、この第二半製品12の完成の直前
の状態で示されている。
【0010】次いで、このようにして形成された第二半
製品12は、図4に示すように、折り重ねられた各1対の
直角二等辺三角形a1ーBーd及びc1ーdーB並びにa2
ーbーD及びc2ーb−Dの各辺の内で、重ね合わされ
た1対の直角二等辺三角形AーBーD及びCーBーDの
各辺A−B、CーB、C−B、CーDに相互に対向して
いる各辺a1ーB,c1ーB、a2−D,c2ーDを、それ
ぞれ、対向している重ね合わされ1対の直角二等辺三角
形の各対応する辺に、それぞれ、折り重ねられた各1対
の直角二等辺三角形a1ーBーd及びc1ーdーB並びに
2ーbーD及びc2ーb−Dの各頂点a1、c1、a2
2から、それぞれ、ある長さの部分a1−b1及びc1−b
2並びにa2−d1及びc2−d2だけ、相互に接合する。図
4には、このようにして形成された接合線が、参照符号w
〜wにより示されており、また、成形された全体の第
二半製品12が、完成品として、参照数字10により現さ
れている。
【0011】このような過程により製作された完成品1
0である収納袋は、一部が接合線w1及びw2により、重
ね合わされ1対の直角二等辺三角形AーBーD及びCー
BーDの各辺の一部に接合されている、折り重ねられた
1対の直角二等辺三角形の辺の部分aーbーBーb
−c1並びに、同様に、一部が各接合線w及びw
により、重ね合わされた1対の直角二等辺三角形AーB
ーD及びCーBーOの辺の一部に接合されている、折り
重ねられた1対の直角二等辺三角形の辺の部分a2ーd1
ーDーd2−c2の部分は、図4から分かるように、まち2
0としての役目を行い、第二半製品12を形成している直
角二等辺三角形A−B−D及びC−B−Dの頂部A及び
Cの部分に、適宜に取手部分15を設けることにより、
このようにして完成された収納袋10の開閉並びに携行
を容易とさせることが可能となる。
【0012】また、この収納袋10は、上記のような使用
方法以外に、図5に示すように、素材1の正方形AーBー
CーDの対角線BーDの中央部分の一部の長さの部分
を、角部A及びCの方に平面状に押し上げることにより、
底面を長方形d2’ーb2’ーb1’ーd1’の平面状と
し、各まち20の部分に、対応して長方形b2−d2’−
1’−b1及びd2−b2’−b1’−d1の形状のまち分
20’が形成されるようにして使用することも、可能で
ある。
【0013】更に、本発明による収納袋10は、その接合
部w1〜w4の形成の具体的手段としては、その素材1の
材質に応じて、縫製、溶着、接着、ハトメ止めなどによって
永久的に接合する外、ボタンや、ホックや、いわゆる、マジ
ックテープ(登録商標名)などを使用することにより、
分離自在に接合することも可能である。このように、接
合部w〜wを分離可能とすることにより、分離され
た場合には、収納袋10を素材1の正方形A−B−C−
Dの輪郭に平面状に展開することが出来、これを1種の
風呂敷として使用することを可能とする外、適宜に折り
畳むことにより、携行を便利とすることも出来る。
【0014】また、本発明による携帯用収納袋において
は、その正方形状の素材1を、その対角線に沿って重ね
合わせることにより得られる第一半製品11とし、この
半製品から、その対角線の各端部部分に区画された各小
正方形を折り曲げることにより第二半製品12を形成す
る際に、この小正方形の寸法を適宜に選択することによ
り、完成品10の外観並びに内容積を自由に変更するこ
とが出来ることは、容易に分かるところである。
【0015】更に、本発明による携帯用収納袋は、正方
形状の素材を、単に、重ね合わせ、ないしは、折り曲げ
ないしは重ね合わせ、その一部を接合することにより製
作することが出来るので、これを自動製袋装置などを使
用することにより、容易に且つ自動的に大量に製作する
ことも可能であり、これにより、製作費を低廉とするこ
とが出来る。その上、素材の選択や、取手部分の形状を
適宜にデザインすることなどにより、収納袋に審美的な
外観を与え、意匠的に人目を引くようにすることも可能
である。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、非常に
単純な輪郭を有する材料を素材とし、これに簡単な加工
過程を経ることにより、素材の使用量を最小限とし、容易
に製作することが可能であり、従って、非常に低廉に製作
することが出来る携帯用収納袋を提供することが出来る
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の素材を示す平面図である。
【図2】その素材を重ね合わせることにより作られた第
一半製品を示す斜視図である。
【図3】第一半製品を更に折り曲げることにより得られ
る第二半製品を示す斜視図である。
【図4】第二半製品の要部を接合することにより得られ
た完成品を、一つの使用態様で示す斜視図である。
【図5】同じく、完成品を他の使用態様で示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 素材 11 第一半製品 12 第二半製品 10 完成品 15 取手部分 20 まち 20’ 長方形状のまち

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ正方形状の平面輪郭を有しているシ
    ート状材料を素材とし、前記素材の前記正方形の面上に
    は、その一つの対角線の各角部において、その対角線の
    長さの半分よりも短い長さを対角線とする同一寸法の1
    対の小正方形を区画して置き、まず、前記素材を前記正
    方形の前記対角線に沿って折り曲げ、これにより、前記
    対角線を共通の斜辺とする重ね合わされた1対の第一の
    直角二等辺三角形が得られるようにし、次いで、前記区
    画された1対の小正方形のそれぞれを、その前記短い長
    さの対角線の部分が、前記正方形の前記対角線に対して
    直角となるように、前記重ね合わされた1対の第一の二
    等辺三角形の間の間隔内に挿入されるように折り曲げ、
    これにより、前記小正方形のそれぞれが、折り重ねられ
    た、前記短い長さの対角線を共通の斜辺とすると共に前
    記重ね合わされた1対の第一の直角二等辺三角形の対応
    する各辺の上に頂点及び一つの辺をそれぞれ有する1対
    の小さな寸法の第二の直角二等辺三角形を形成するよう
    にし、更に、前記重ね合わされた1対の第一の直角二等
    辺三角形の各辺と、それらの各辺にそれぞれ対向する前
    記折り重ねられた1対の第二の直角二等辺三角形の前記
    一つの辺とを、前記頂点のそれぞれから一部分の長さだ
    け相互に接合して成ることを特徴とする携帯用収納袋。
  2. 【請求項2】 前記1対の第一の直角二等辺三角形及び
    前記1対の第二の直角二等辺三角形の前記他の2辺の間
    の相互に接合が、永久的な接合である請求項1の携帯用
    収納袋。
  3. 【請求項3】 前記1対の第一の直角二等辺三角形及び
    前記1対の第二の直角二等辺三角形の前記他の2辺の間
    の相互の接合が、分離可能な接合である請求項1の携帯
    用収納袋。
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