JP2612980B2 - 表面実装機におけるキャリブレーション方法 - Google Patents

表面実装機におけるキャリブレーション方法

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JP2612980B2
JP2612980B2 JP3211092A JP21109291A JP2612980B2 JP 2612980 B2 JP2612980 B2 JP 2612980B2 JP 3211092 A JP3211092 A JP 3211092A JP 21109291 A JP21109291 A JP 21109291A JP 2612980 B2 JP2612980 B2 JP 2612980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路基板上に装着すべ
き部品を認識し、所定の位置に実装する表面実装機にお
けるキャリブレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器を構成する電子回路
に対して、小型の回路部品(チップ)をより高密度に実
装する要求が高まっている。この要求に伴ない、部品実
装技術は、図14に示すピン挿入方式から図15に示す
表面実装方式が採用されるようになってきた。すなわ
ち、図14のピン挿入方式では、プリント基板に貫通孔
を多数穿設し、基板の表面側から各孔に抵抗又は容量素
子、IC等の回路部品のリードを挿入して各々の突出端
をハンダ付けするのに対し、図15の表面実装方式で
は、プリント基板上の所定位置に抵抗その他の回路素子
やICを設置してリードをハンダ付けする。従って、孔
開けが不要で、回路素子のリードも短縮され、小型化さ
れた部品の高密度実装に適している。このような表面実
装を行う手段として、表面実装機(チップマウンタとも
称する)が用いられている。
【0003】表面実装機では、必要な部品をバキューム
ノズルに吸着してその吸着状態を検出する。そして、位
置ずれ等があればそれを修正して、部品を回路基板上に
装着する。このため、表面実装機は、部品吸着装置とそ
の移動機構及び位置決め機構、部品の吸着状態を検出す
る検出装置等を備えている。
【0004】また、多くの表面実装機では、部品の取出
し位置や基板上の部品搭載位置は、数値入力により図面
等のデ−タから直接入力できるようになっている。この
入力方式では、取出し位置のデ−タや基板上の部品位置
デ−タから部品実装動作軸の座標値を算出するために、
取出し位置や基板の座標系と部品実装動作軸の座標系と
の関係を予め知っておく必要がある。このように各座標
系の関係を求めることをキャリブレ−ションと呼んでい
る。
【0005】従来のキャリブレ−ション方法は、次のよ
うな手順で行われていた。
【0006】あらかじめ表面実装機の設計図面より、
凡の座標系の関係を算出する。ただし、これは機械加工
誤差や組立誤作を考慮していないため、実際の関係から
ずれることが多い。
【0007】で求めた関係に従って表面実装機を動
作させてみて取出し位置の誤差や部品搭載位置の誤差を
計測し、その結果に基づいて座標の関係を修正する。
【0008】修正した座標の関係に従ってを再度行
う。これは、満足できる精度が得られるまで繰り返す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、の誤差を正確に計るための装置が必要にな
る。一方、目視等で誤差を計るならば、誤差が正確に求
まらない場合が多いのでからの動作を何回も繰り返
すことになる。また、メンテナンス等で表面実装機の要
素や部品の機械的な位置関係がずれた時にも、キャリブ
レーションを行う必要がある。このように、従来の表面
実装機におけるキャリブレーションは非常に煩わしい作
業であった。
【0010】従って、本発明の目的は、表面実装機にお
いて従来の方法では煩わしい作業であったキャリブレ−
ションを容易かつ正確に行えるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、回路基板上に
装着すべき部品を所定の取り出し位置に送り込む部品供
給装置と、前記取り出し位置にある部品を吸着する部品
吸着装置と、該部品吸着装置に近接する計測位置と該計
測位置から所定距離離れた待機位置との間を移動可能
で、前記部品吸着装置に吸着された部品の状態を計測位
置にて計測する計測装置と、該計測装置を計測位置と待
機位置との間で移動させ且つ計測位置に位置決めする計
測用駆動機構と、前記部品吸着装置、計測装置及び計測
用駆動機構を一体に支持し、作動時には、前記部品を吸
着した部品吸着装置を回路基板上に移動させ、当該部品
を回路基板上の搭載位置に装着する部品位置決め装置と
を備えた表面実装機におけるキャリブレーション方法で
あって、前記部品位置決め装置に対する回路基板、部品
供給装置又は部品吸着装置の位置関係を求めるために基
準となる基板及び部品を用意し、当該基準基板上の所定
の位置に装着した基準部品の上に部品吸着装置を移動さ
せて該基準部品を吸着し、該基準部品の位置を計測装置
で計測し、この計測結果から部品位置決め装置の座標系
における基準部品の位置を計算する動作を、基準基板上
に装着した適宜の数の基準部品について行うことによ
り、部品位置決め装置の座標系と回路基板、部品供給装
置又は部品吸着装置の座標系との関係を求めることを特
徴とする。
【0012】本発明の具体的態様では、前記部品位置決
め装置の座標系を基準座標とし、該基準座標系における
基準部品の位置と、前記基準基板の座標系における基準
部品の装着位置とを求め、それらの値に基づいて基準座
標系から基準基板の座標系への変換行列を得ることを特
徴とする。
【0013】
【作用】表面実装機の作動時には、部品取出し位置で部
品吸着装置が必要な部品を吸着すると、部品位置決め装
置が作動して部品吸着装置を部品搭載位置に向けて移動
させる。一方、計測用駆動機構が作動して計測装置を待
機位置から部品吸着装置に近接する計測位置まで移動さ
せ、位置決めする。ここで、計測装置は部品の吸着状
態、例えば部品吸着装置に対する部品の位置及び傾きを
検出する。この検出により、位置ずれ等があればそれを
修正する。検出後、計測用駆動機構が計測装置を計測位
置から待機位置に戻す。その後、部品位置決め装置によ
り部品吸着装置が部品搭載位置に到達すると、吸着を解
除して部品を回路基板上に搭載する。かくして、部品位
置決め装置の作動により、部品を吸着した部品吸着装置
が部品取出し位置から部品搭載位置までの最短経路上を
移動している間に、部品吸着装置と共に移動する計測装
置が部品の吸着状態を計測する。つまり、計測装置は部
品吸着装置と共に、部品取出し位置から部品搭載位置ま
で移動できるので、計測位置が制約されず、任意の位置
で計測可能である。本発明によれば、基準となる基板及
び部品(基準チップ)を用いてキャリブレーションを行
う。
【0014】基板座標のキャリブレーションでは、部品
吸着装置を基準基板上で位置のわかっている基準部品の
上に移動させて基準部品を吸着し、その位置を上記のよ
うに計測する。の結果から、部品位置決め装置の座標
系における基準部品の位置を計算する。これを適宜の個
数の基準部品について行うことにより、部品位置決め装
置の座標系と基板の座標系との関係が求められる。
【0015】部品供給装置の部品取り出し位置のキャリ
ブレーションの場合には、部品取り出し位置の座標系の
中で位置のわかっている部品供給装置に対して上記と同
様の作業を行う。
【0016】
【実施例】図1は、本発明による表面実装機の実施例の
外観斜視図である。全体を1で示す表面実装機は、正面
側に両開き扉2a,2bを備えたキャビネット2の上に
載置された台板(テーブル)3上の構成要素と、キャビ
ネット2の内部に収納された構成要素とから成る。
【0017】テーブル3の上面には、後で詳細に説明す
る部品吸着装置を構成する部品搭載ヘッド4を備えた部
品位置決め装置であるロボット5が設置されている。更
に、回路基板となるプリント基板6を移動させるベルト
コンベヤ7、各基板上に搭載すべき種々の部品(チッ
プ)を同一種類毎にまとめてテーピングした多数のテー
プカートリッジ8、各カートリッジ8のテーピングされ
た部品を前側フィーダベース9a及び後側フィーダベー
ス9b上の取出し位置へそれぞれ送り出す部品供給装置
である前側テープフィーダ10a及び後側テープフィー
ダ10b、モニタ用CRT11、オペレータが操作する
キーボード12及びロボット操作パネル13等が設置さ
れる一方、キャビネット2内には、後述のコントローラ
14及び画像処理装置15が設置されている。
【0018】ロボット5は、搭載ヘッド4を支持してこ
れをテーブル3に対し垂直な上下方向(Z軸方向)に移
動させるZ軸スライドブロック16(図2図)と、この
Z軸スライドブロック16をベルトコンベヤ7と平行な
方向(X軸方向)に移動させるX軸アーム17と、この
X軸アーム17全体をベルトコンベヤ7と直角の方向
(Y軸方向)に移動させるY軸アーム18とから成る。
【0019】X軸アーム17は、Z軸スライドブロック
16を上下動可能に収納した中空の角柱状のZ軸ベース
19をX軸方向に摺動自在に支持する。Z軸ベース19
の上端には、Z軸スライドブロック16をZ軸方向に移
動させるためのZ軸モータ20が装着され、Z軸ベース
19内には、図1中に破線で示したように、Z軸モータ
20の回転をZ軸スライドブロック16の上下動に変換
するボールねじ機構21が収納されている。また、X軸
アーム17内には、X軸モータ22と、その回転をZ軸
ベース19のX軸方向移動に変換するボールネジ機構2
3が収納されている。X軸アーム17の一端部はY軸ア
ーム18に沿って、他端部はテーブル3上でY軸アーム
18と平行に設置されたゲート状のガイド部材24の横
軸に沿って、それぞれ摺動自在に支持されている。更
に、Y軸アーム18内には、Y軸モータ25と、その回
転をX軸アーム17のY軸方向移動に変換するボールね
じ機構26が収納されている。上記3つのモータ20、
22、25には、それぞれACサーボモータが用いられ
る。
【0020】従って、搭載ヘッド4を取り付けたZ軸ス
ライドブロック16は、Z軸モータ20の駆動によりZ
軸ベース19に沿ってZ軸方向に移動し、X軸モータ2
2の駆動によりZ軸ベース19と共にX軸アーム17に
沿ってX軸方向に移動し、更に、Y軸モータ25の駆動
によりZ軸ベース19及びX軸アーム17と共にY軸ア
ーム18に沿ってY軸方向に移動する。
【0021】また、ロボット5は、X軸アーム17、Y
軸アーム18及びZ軸ベース19の各々のボールネジ機
構と各モータ22、25及び20に内蔵されたエンコー
ダとでX軸、Y軸及びZ軸上の位置を検出し、コントロ
ーラ14にフィードバックするようになっている。
【0022】次に、実施例の搭載ヘッド4について説明
する。
【0023】図2及び図3に示すように、ヘッド部は、
前記Z軸スライドブロック16の下端部に固着したL形
のヘッドベース30と、その一方の側に設置されたノズ
ルインデックス機構31と、その駆動源としてヘッドベ
ース30の反対側に取り付けられたパルスモータ32と
で構成される。
【0024】ノズルインデックス機構31は、円筒状の
回転ハウジング33を主体とし、その外周面に等角度
(この場合 120°)間隔で放射状に突出して配置された
3種の吸着ノズル34、35、36を有する。これらの
ノズルはそれぞれ径の大きさが異なるもので、実施例で
はノズル34の径が最も大きく、ノズル35が中、ノズ
ル36が最小である。
【0025】更に図4に示すように、ノズルインデック
ス機構31は、回転ハウジング33の外周面に設置され
た位置決め用シリンダ37と、このシリンダ37と平行
に移動可能に取り付けられ、且つシリンダ37から突出
したプランジャ38に連結部材39を介して結合された
インデックス及びノズル選択用位置決めピン40と、ハ
ウジング33の端面に隣接した円形の回転板41と、ハ
ウジング33の中心軸に沿って回転自在に貫通した回転
シャフト42とを含む。
【0026】シャフト42の一端には回転板41が、他
端にはベルト車43がそれぞれ固着されると共に、図3
に示すようにベルト車43とパルスモータ32の回転軸
に取り付けたベルト車44との間にベルト45が巻き掛
けられ、パルスモータ32の回転をシャフト42に伝達
するようになっている。
【0027】回転板41には、ハウジング33を回転さ
せるために位置決めピン40の先端部が入る孔46が少
なくとも1個(図では3個)設けられる。一方、ヘッド
ベース30には、各吸着ノズル(大、中、小)34、3
5、36を下側の吸着位置に設定したところでハウジン
グ33を固定するために位置決めピン40の基端部が入
る3個の孔47a、47b(図2)、47c(図示省
略)が設けられる。このヘッドベース30は、ハウジン
グ固定部として用いられる。
【0028】従って、例えば図2に示すように、吸着ノ
ズル(大)34を下側の吸着位置に設定した状態では、
位置決めピン40は、その基端部が吸着ノズル(大)3
4に対応するヘッドベース30側の孔47aに入ってい
る。この状態から吸着ノズルの切替えをするとき、例え
ば吸着ノズル(中)35を吸着位置に切り替える場合に
は、位置決めピン40を図3において左方に移動させ、
その基端部をヘッドベース側の吸着ノズル(大)34に
対応する孔47aから抜いて、位置決めピン40の先端
部を回転板41の孔46(図の場合3個のいずれでもよ
い)に入れる。これにより、回転板41とハウジング3
3が駆動連結される。すなわち、シャフト42の回転が
回転板41及び位置決めピン40を介してハウジング3
3に伝達されるので、パルスモータ32の駆動でハウジ
ング33を回転させることができる。この場合、ハウジ
ング33は、位置決めピン40がヘッドベース30側の
吸着ノズル(中)35に対応する孔47bに来るまで回
転し、その回転停止後、位置決めピン40を上記と反対
方向に移動させてその先端部を回転板41の孔46から
抜き、基端部をヘッドベース側の孔47bに入れる。こ
れにより、ハウジング33は再びヘッドベース側に固定
され、吸着ノズル(中)35は吸着位置に設定される。
【0029】各吸着ノズル34、35、36は、図4に
示すように、回転ハウジング33の外側に放射状に延び
た円筒部の内部にその中心線を軸として回転自在に設置
された回転シャフト49の先端部に挿入固定され、回転
シャフト49の中心部に形成された細長い通路50を介
して、円筒部の側面に形成された空気抜き口(バキュー
ム取出し口)51に連通している。使用の際には、真空
ポンプ等を用いて空気抜き口51から空気を吸引するこ
とにより、吸着ノズル34の先端に部品52が吸着され
る。
【0030】回転ハウジング33の中心に向かって延び
た回転シャフト49の基端部にはベベルギヤ53が固着
され、このギヤ53は、回転シャフト42に固着された
ベベルギヤ54と噛み合っている。従って、パルスモー
タ32によって駆動されるシャフト42の回転により、
ベベルギヤ54及び53と回転シャフト49を介して各
吸着ノズル34、35、36が回転する。
【0031】回転ハウジング33の外側に延びた各円筒
部の先端は光拡散板60で覆われ、各吸着ノズル34、
35、36はこの光拡散板60を貫通している。光拡散
板60には、後述のようにノズルによる部品吸着状態の
検出に必要な照明装置から光が照射される。実施例で
は、部品吸着状態の検出のために必要な光が各吸着ノズ
ルに対して直角の方向から送られる。従って、光拡散板
60は、その一方の側面から入射した光を下方に向けて
拡散させ或は反射させるため、図5及び図6に拡大して
示すように、光拡散板60の周囲は、光源側を除いて、
反射膜61又は反射面62として形成される。
【0032】光拡散板60に光を当てる照明装置は、光
拡散板60側に開口を有するケーシング63と、図5に
示すようにケーシング63内に配置された複数個の光源
(この場合、3個の発光ダイオード)64と、ケーシン
グ63を固定した光学系ブロック65とで構成される。
【0033】光学系ブロック65は、L字形の角筒状の
ハウジングから成り、その下部先端側と角部には、それ
ぞれ内側に反射面を向けた平面鏡66及び67が配置さ
れている。光学系ブロック65の下部先端側の平面鏡6
6の上方に位置する部分は、円形の透明板68が装着さ
れ、光透過窓を形成している。一方、光学系ブロック6
5の上方に延びた部分の内部には望遠レンズ69が収納
されており、その上方に接写リング70及びCCD(電
荷結合素子)カメラ71が配置されている
【0034】従って、照明装置の光源64から出た光
は、光拡散板60を透過し、ノズルの先端に吸着した部
品52を上方から均一に照らす。これをCCDカメラ7
1から見ると、部品52は2枚の平面鏡66及び67を
介して安定した像として捕えることができる。
【0035】光学系ブロック65は、Z軸ベース19の
下端部に固定したブロック支持部72に対しX軸方向に
摺動可能に取り付けられ、図4に示すエアシリンダ73
を含む駆動機構により移動する。光学系ブロック65の
位置は、エアシリンダ73の両端側に配置された一対の
位置検出器74(図4には、そのうちの1つを示す)に
より検出される。なお、ブロック支持部72の上面には
緩衝器75が設置されている。この実施例では、上記の
ように吸着ノズルの先端に吸着された部品の像を捕える
カメラ71と、吸着ノズルの先端に近接した計測位置で
部品の像をカメラ71に導入するレンズを含む光学系ブ
ロック65とが、吸着ノズルに吸着された部品の状態を
計測する計測装置を構成し、光学系ブロック65の駆動
機構が、計測装置を吸着ノズルに近接する計測位置とこ
の位置から所定距離離れた待機位置との間で移動させ且
つ計測位置に位置決めする計測用駆動手段を構成してい
る。上記の構成により、部品吸着装置としての部品搭載
ヘッド4、計測装置としてのカメラ71と光学系ブロッ
ク65及びその駆動機構は、部品位置決め装置としての
ロボット5に対して一体に支持されている。
【0036】図7は、上記ヘッド部の1サイクル動作を
示す。順に説明すると、次の通りである。
【0037】搭載ヘッド4は、図1のロボット5の作
動により、フィーダベース9上の部品取出し位置まで移
動し、所定の高さまで下降する。そして、テープフィー
ダ10により当該取出し位置へ送られた部品52に対し
て選択したノズルが、吸着位置すなわち図2図の吸着ノ
ズル(大)34の位置にない場合には、そのノズルが吸
着位置に来るまでハウジング33を回転し、その後バキ
ューム吸引によりノズルの先端に部品52を吸着する。
【0038】搭載ヘッド4が上昇し、所定の部品搭載
位置すなわちベルトコンベヤ7で運ばれたプリント基板
6上の位置に向かって移動する。この時、光学系ブロッ
ク65を図において左に移動(前進)させ、その先端部
をノズルに吸着された部品52の真下に位置付ける。
【0039】部品52を吸着したノズルを回転させて
部品を基板6上での搭載角度に設定する。ここで、部品
の姿勢すなわち部品の位置と傾きを計測する。この計測
は、CCDカメラ71で捕えた部品の像を画像処理装置
15に送って処理し、コントローラ14で判定すること
で達成される。
【0040】計測の結果、補正を要するならば、光学
系ブロック65を右に移動(後退)させた後、搭載ヘッ
ド4それ自体をXY平面上で移動させ又は部品を吸着し
たノズルを回転させることにより、部品の搭載位置又は
傾きを修正する。
【0041】搭載ヘッド4が下降し、プリント基板6
上に部品を位置付けてノズルの吸引を止め、大気圧に開
放することにより、部品を基板上に搭載する。
【0042】搭載ヘッド4が上昇し、次の部品を搭載
する場合は、部品取出し位置まで移動する。
【0043】上記の動作の特徴は、部品を吸着したヘッ
ドが部品取出し位置から搭載位置へ部品を搬送する経路
上で、部品の画像計測及び補正動作(上記及びの動
作)を行なうことにより、実装時間の短縮化を図ってい
ることにある。
【0044】図8は、部品計測時の吸着ノズルと部品の
状態の例を示す。このように、吸着している部品の重心
位置(ΔX,ΔY)及び等価慣性楕円体の長軸の傾きΔ
θを計測することにより、補正に必要なデータが得られ
る。
【0045】図9は、コントローラ14のハードウエア
構成を示す。
【0046】コントローラ14は、前述したモニタ用C
RT11及びキーボード12を接続し、更にCCDカメ
ラ71を接続した画像処理装置15と通信路RS232
Cを介して接続したパソコン80を主体とし、これに付
設したバス拡張ボード81に接続したバス拡張ボックス
82内のX軸及びY軸モータコントロール回路83、Z
軸モータコントロール回路84、θ軸モータコントロー
ル回路85、出力ボード86及び入力ボード87と、各
モータコントロール回路83、84、85からの出力信
号を受けて、各々対応するX軸モータ22、Y軸モータ
25、Z軸モータ20、θ軸パルスモータ32を駆動す
るX軸サーボアンプ88、Y軸サーボアンプ89、Z軸
サーボアンプ90及びθ軸パルスモータドライバ91
と、出力ボード86からの出力を受けてコンベヤモータ
92を駆動する信号に変換するインタフェース回路93
とを備えている。
【0047】上記の出力ボード86には、その出力によ
り駆動されて前記位置決めシリンダ37を作動させるソ
レノイドバルブ94と、同様に出力ボード86からの出
力により駆動されて前記カメラシフト用のエアシリンダ
73(図2)を作動させるソレノイドバルブ95が接続
される。また、入力ボード87には、前記3つのノズル
34、35、36の位置を検出する3個のセンサ96
と、前記位置決めピン40(図4)の位置を検出するセ
ンサ97が接続される。
【0048】このコントローラ14のパソコン80は、
モータの制御、シーケンス制御、プログラムの変更な
ど、表面実装機全体の制御を受け持つ。また、パソコン
80は、ホストコンピュータ98と通信回線を介して接
続し、或はフレキシブルディスク99等の媒体を介して
ホストコンピュータ98とデータ等の交換を行なうディ
スクユニット100を接続することもできる。
【0049】パソコン80に接続したモータコントロー
ル回路83、84、85及び画像処理装置15は、それ
ぞれ独立した機能を持ち、サーボモータ3軸とパルスモ
ータの制御及び吸着した部品の姿勢算出を行なうこと
で、パソコン80の負荷軽減に寄与する。画像処理装置
15は、計測装置のCCDカメラ71からの情報によ
り、部品吸着装置に吸着された部品の状態に関する画像
処理を行う
【0050】モニタCRT11は、パソコン80の画面
表示と画像処理装置15のモニタ画面表示の両方に使用
できる。
【0051】実施例の表面実装機は、上記のような計測
及び補正動作を実現するために、ロボット5に対する基
板及びテープフィーダ10の位置関係を正確に求める必
要があり、その位置関係を求めるためにキャリブレーシ
ョン機能を備える。また、動作上の必要性の他に、メン
テナンスなどで位置関係がずれた場合にこの機能を利用
すると、部品位置データをその都度変更する必要がない
という利点もある。
【0052】以下、キャリブレーションについて詳細に
説明する。
【0053】1.初めに、座標系を次のように定義する
(図10参照)。
【0054】“Base”(基準座標):ロボット5の動作
座標と同一とする。動作座標におけるノズルの先端を原
点とし、ロボット5のX軸、Y軸方向にそれぞれの座標
軸をとる。
【0055】“Plate ”(位置決めされた基板の座
標):基板の基準となる角(かど)を原点とし、基板の
X軸、Y軸方向にそれぞれの座標軸をとる。
【0056】“Feed1”(前側フィ−ダベース9aの座
標):前側フィ−ダベース9aの取り出し位置を原点と
して、前側テープフィーダ10aの取り出し位置方向を
X軸とした座標系。
【0057】“Feed2”(後側フィーダベース9bの座
標):後側フィ−ダベース9bの取り出し位置を原点と
して、後側テープフィーダ10bの取り出し位置方向を
X軸とした座標系。
【0058】“Nozzle”(吸着ノズルの座標系):ノズ
ル中心を原点とし、基準座標系に平行に座標軸をとる。
この座標系はロボットの先端に固定され、ロボットと共
に動く。また、ノズルは3種類(大中小)あるが、その
うちの1つ(例えば、大ノズル34)をこの座標の基準
とする。また、部品装着位置補正用カメラ画面の座標も
同一にとる。
【0059】ここで、基準座標“Base”から各座標への
同次変換行列をそれぞれ TPlate ,TFeed1 ,TFeed2 ,TNozzleとする。
【0060】各座標は高さ及び方向の情報がなく、同一
平面上にあると考えてよいので、同次変換行列は、
【0061】
【数1】
【0062】と表現される。ここで、θは基準座標に対
する現在の座標の傾き、(a,b)は基準座標中での現
在の座標の原点の位置である。
【0063】なお、上記のような同次変換行列Tで表わ
される座標系中の1点(x1,1 )と基準座標中での座
標値(x0、0 )との関係は、次のように表わされる。
【0064】
【数2】
【0065】キャリブレーションは、各同次変換行列T
Plate 、TFeed1 、TFeed2 及び各ノズル間のオフセッ
トを求めることである。
【0066】2.ノズルオフセット 大ノズル34を座標の基準としたとき、このノズル34
に対する中ノズル35及び小ノズル36のオフセット量
は、次の手順で求められる。
【0067】(1)大ノズル34の中心にカメラ画面の
原点をセットする。このとき、ノズルの先端が回転中心
にない場合には、回転角度によって先端の位置が変化す
る。このため、ノズルを回転させながら、何回か位置を
計測し、その中心位置を原点とする。例えば図11に示
すように、ノズルを 120°ずつ回転して計測したときの
重心位置をベクトル 1 2 3 で表わすと、ノズ
ルの回転中心位置 0は次のように表わされる。
【0068】
【数3】
【0069】(2)(1)で設定した原点位置に対し
て、中ノズル及び小ノズルのオフセット量を画像によっ
て計測し、記憶する。このときも、各ノズルを回転させ
ながら何回か計測し、その中心をとる。
【0070】3.基板座標のキャリブレーション ここでは、TPlate を求める方法について説明する。
【0071】TPlate は部品装着位置を計算する基準と
なる座標であるから、キャリブレーション用の基準基板
計測装置を用いて正確なキャリブレーションを行う。
【0072】TPlate は、基準基板上の位置が正確にわ
かっている点の基準座標での座標値から求めることがで
きる。
【0073】(1)基準基板 基準基板は、プリント基板と同じ大きさに形成し、2箇
所以上の既知の位置に穴を開けておく。穴には、チップ
と同程度の大きさの基準チップが挿入できるようにして
おく。基準基板は、予め穴に基準チップをさし、表面実
装機のベルトコンベヤで流して所定の位置に位置決めし
ておく。
【0074】例えば図12に示すように、基準チップ1
01と、それを搭載する穴103の位置(この場合、3
箇所)が正確に決められた基準基板102とを用意す
る。基板の座標内における穴103の位置(xpi
pi)[i=1,・・・ ,n(穴の数)]は予めわかって
いる。
【0075】(2)視覚計測 ロボット5をマニュアルで動かし、上記の穴103の上
方位置付近にノズルがくるようにする。次に、ノズルを
下降させて基準チップ101を吸着した後、カメラ71
を含む計測装置で基準チップ101の重心(中心)位置
を計測する。基準座標での穴103の座標値は、計測
置の原点位置(ロボットの座標値)に計測装置による計
測位置を加えることによって求められる。
【0076】ここで、基板座標中でのi番目の穴の位置
を示すベクトルを
【0077】
【数4】
【0078】とし、吸着した基準チップ101を計測
置で計測したときの計測位置のベクトルを i 、計測し
たときの表面実装動作軸の座標系における計測装置の原
点位置ベクトルを i とすると、表面実装動作軸の座標
系における基準チップ101の位置(穴103の位置)
i は、
【0079】
【数5】 i i i …(5) となる。 i は動作軸の座標値を読むことによってわか
り、 i は計測値であるから、計測時に i を計算して
求めることができる。
【0080】また、 i i の関係は、
【0081】
【数6】 i =TPlate i …(6) と表わされる。但し、
【0082】
【数7】
【0083】であるから、
【0084】
【数8】
【0085】とすると、
【0086】
【数9】xri=xpi cosθ−ypi sinθ+a …
(9) yri=xpi sinθ+ypi cosθ+b …(10)となる。
【0087】ところが、実際に計測した値には誤差が含
まれているので、必ずしも上記の関係が満たされるとは
限らない。そこで、計測した i i から最小2乗法
によってTPlate を求めることにする。すなわち、各計
測における誤差を
【0088】
【数10】 exi=xri−xpi cosθ+ypi sinθ−a …(11) eyi=yri−xpi sinθ−ypi cosθ−b …(12) とし、
【0089】
【数11】
【0090】を最小にするθ,a,bを求める。
【0091】そこで、SE をa,b,θで偏微分する
と、
【0092】
【数12】
【0093】となり、これらの値を0と置いたとき最小
値が得られる。
【0094】
【数13】
【0095】上記3式(17)、(18)、(19)より
【0096】
【数14】
【0097】ここで、θ=θ0 +Δθ(θ0 は設計上の
角度、Δθは誤差)とし、Δθ≪1とすると、 cosΔθ
≒1, sinΔθ≒Δθであるから、
【0098】
【数15】
【0099】また、
【0100】
【数16】
【0101】図13は、上記の基板座標のキャリブレー
ション動作をフローチャートで表わしたものである。
【0102】初めに、基板の座標内における穴の番号i
を1にセットし(ステップ1)、基準基板を所定の位置
に位置決めする(ステップ2)。
【0103】次に、ロボット5をマニュアル操作で動か
して、i番目の穴に入れた基準チップの上方位置付近に
ノズルをセットする(ステップ3)。ここで、ロボット
5の座標値(カメラ71の原点位置) i を読み取って
記憶しておく(ステップ4)。
【0104】次にz軸下降、すなわちノズルを下降させ
(ステップ5)、基準チップを吸着し(ステップ6)、
z軸上昇(ステップ7)後、カメラを前進させて(ステ
ップ8)、基準チップの重心(中心)位置 i を計測し
て記憶する(ステップ9)。その後、カメラを後退させ
(ステップ10)、吸着を解除し(ステップ11)、基
準座標での穴の座標値 i i i を計算する(ス
テップ12)。
【0105】次にiを1つ増やし(ステップ13)、i
が穴の数nを越えたか否かを判定する(ステップ1
4)。その結果、“No”ならばステップ3以下の動作
を繰り返し、“Yes”ならば、式(22)〜(24)にてΔθ
からθ、a及びbを計算して記憶する(ステップ1
5)。
【0106】かくして、基準座標から基板座標への同次
変換行列TPlate が求められ、基板座標のキャリブレー
ションが達成される。
【0107】4.フィーダベース座標のキャリブレーシ
ョン フィーダ用ベースの座標については、実際に使用するフ
ィーダ(テープフィーダ等)をベースに固定し、実際の
チップ部品を吸着して計測することにより、上記の基準
座標の場合と同様の方法でキャリブレーションを行う。
【0108】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、位置決
め装置の作動により、部品を吸着した部品吸着装置が部
品取出し位置から部品搭載位置までの最短経路上を移動
している間に、部品吸着装置と共に移動する計測装置が
部品の吸着状態を計測するので、部品計測が迅速化さ
れ、部品実装の効率が大きく向上すると共に、計測装置
も部品吸着装置と共に移動できるので、計測位置が制約
されず、任意の位置で計測可能であるすなわち、従来
、部品の位置と姿勢をそれぞれ別の位置で計測するた
め、それぞれの位置に固定したカメラ等の計測手段で計
測していたが、本発明では、単一の計測装置が部品吸着
装置と共に移動しながら計測するので、同一視野での計
測が可能となり、高精度の計測が行われる。このため、
表面実装機における回路基板などの座標位置関係を求め
るキャリブレーションの際にも、基準基板上の所定の位
置に装着した適宜の個数の基準部品に対する吸着状態の
計測を迅速に且つ高精度で行い、その計測結果から前記
部品位置決め装置の座標系と回路基板などの座標系との
関係を求めることができる。加えて、キャリブレーショ
ンのために基準となる基板及び部品の他には特別の装置
を必要とせず、表面実装機の使用者が容易にキャリブレ
ーション作業を実施できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の表面実装機を示す斜視図。
【図2】部品搭載ヘッド部とその周辺部の構成を示す
図。
【図3】部品搭載ヘッド部の部分断面平面図。
【図4】部品搭載ヘッド部の内部とその周辺部の構造を
示す部分的縦断面図。
【図5】ヘッド先端部の縦断面図。
【図6】図5の線VI−VIに沿う一部断面底面図。
【図7】部品搭載ヘッド部の動作説明図。
【図8】部品計測時の吸着ノズルと部品の状態の例を示
す図。
【図9】コントローラのハードウエア構成を示すブロッ
ク図。
【図10】実施例のキャリブレーションのための座標系
を示す図。
【図11】ノズルを 120°ずつ回転して計測したときの
重心位置 1 2 3 とノズルの回転中心位置 0
を示す図。
【図12】キャリブレーション用の基準チップと基準基
板を示す図。
【図13】基板座標のキャリブレーションを行う手順を
示すフローチャート。
【図14】プリント基板に対する部品実装方式のうちの
ピン挿入方式を示す図。
【図15】プリント基板に対する部品実装方式のうちの
表面実装方式を示す図。
【符号の説明】 1…表面実装機、2…キャビネット、3…台板、4…搭
載ヘッド、5…ロボット、6…プリント基板、7…ベル
トコンベヤ、8…テープカートリッジ、9a,9b…フ
ィーダベース、10a,10b…テープフィーダ、11
…CRT、12…キーボード、13…操作パネル、14
…コントローラ、15…画像処理装置、16…Z軸スラ
イドブロック、17…X軸アーム、18…Y軸アーム、
19…Z軸ベース、20…Z軸モータ、21,23,2
6…ボールねじ機構、22…X軸モータ、24…ガイド
部材、25…Y軸モータ、30…ヘッドベース、31…
ノズルインデックス機構、32…パルスモータ、33…
ハウジング、34,35,36…吸着ノズル、37…位
置決め用シリンダ、40…位置決めピン、41…回転
板、42…回転シャフト、43,44…ベルト車、4
6,47,48…孔、51…空気抜き口、52…部品、
53,54…ベベルギヤ、60…光拡散板、63…ケー
シング、64…光源、65…光学系ブロック、66,6
7…平面鏡、68…窓、71…CCDカメラ、73…エ
アシリンダ、80・・・・パソコン、83,84、85…モ
ータコントロール回路、88,89,90…サーボアン
プ、91…パルスモータドライバ、94,95…ソレノ
イドバルブ、96,97…位置センサ、101…基準チ
ップ、102…基準基板、103…穴。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板上に装着すべき部品を所定の取り
    出し位置に送り込む部品供給装置と、 前記取り出し位置にある部品を吸着する部品吸着装置
    と、 該部品吸着装置に近接する計測位置と該計測位置から所
    定距離離れた待機位置との間を移動可能で、前記部品吸
    着装置に吸着された部品の状態を前記計測位置にて計測
    する計測装置と、 該計測装置を前記計測位置と前記待機位置との間で移動
    させ且つ前記計測位置に位置決めする計測用駆動機構
    と、前記部品吸着装置、前記計測装置及び前記計測用駆動機
    構を一体に支持し、作動時には、前記部品を吸着した
    記部品吸着装置を前記回路基板上に移動させ、当該部品
    を前記回路基板上の搭載位置に装着する部品位置決め装
    置とを備えた表面実装機におけるキャリブレーション方
    法であって、 前記部品位置決め装置に対する前記回路基板、部品供給
    装置又は部品吸着装置の位置関係を求めるために基準と
    なる基板及び部品を用意し、当該基準基板上の所定の位
    置に装着した基準部品の上に前記部品吸着装置を移動さ
    せて該基準部品を吸着し、該基準部品の位置を前記計測
    装置で計測し、この計測結果から前記部品位置決め装置
    の座標系における前記基準部品の位置を計算する動作
    を、前記基準基板上に装着した適宜の数の基準部品につ
    いて行うことにより、前記部品位置決め装置の座標系と
    前記回路基板、部品供給装置又は部品吸着装置の座標系
    との関係を求めることを特徴とするキャリブレーション
    方法。
  2. 【請求項2】前記部品位置決め装置の座標系を基準座標
    とし、該基準座標系における前記基準部品の位置と、前
    記基準基板の座標系における前記基準部品の装着位置と
    を求め、それらの値に基づいて前記基準座標系から前記
    基準基板の座標系への変換行列を得ることを特徴とする
    請求項1記載の表面実装機におけるキャリブレーション
    方法。
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