JP2612727B2 - 窓孔付きカプラーシース - Google Patents

窓孔付きカプラーシース

Info

Publication number
JP2612727B2
JP2612727B2 JP62331801A JP33180187A JP2612727B2 JP 2612727 B2 JP2612727 B2 JP 2612727B2 JP 62331801 A JP62331801 A JP 62331801A JP 33180187 A JP33180187 A JP 33180187A JP 2612727 B2 JP2612727 B2 JP 2612727B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
coupler
sheath
main body
transparent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62331801A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01169005A (ja
Inventor
幸一 酒井
Original Assignee
株式会社酒井工業所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社酒井工業所 filed Critical 株式会社酒井工業所
Priority to JP62331801A priority Critical patent/JP2612727B2/ja
Publication of JPH01169005A publication Critical patent/JPH01169005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2612727B2 publication Critical patent/JP2612727B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、橋梁などのプレストレスト工法に使用され
内部の状態が確認できる窓孔付きカプラーシースにかか
り、更に詳しくは、窓孔の形成による筒状本体の強度低
下防止を図った窓孔付きカプラーシースに関するもので
ある。
【従来技術と問題点】
例えば、コンクリートを使用して造られる橋梁におい
ては、コンクリートに所定の耐荷力を与えるためにプレ
ストレスト工法が用いられる。 プレストレスト工法は、コンクリートを付き込む前に
所定の引っ張りでPCケーブルを緊張させておいてコンク
リートを打ち込み、コンクリートの固定後PCケーブルの
引っ張り力を解除し、そのときのPCケーブルの収縮力に
よってコンクリートに所定の強度を与えるものである。 その再、PCケーブルには保護のための管状のシースが
全長にわたって覆せられる。PCケーブルは一般に途中で
継がれるが、その連結にはカプラーが使用される。カプ
ラー部は当然太くなるために、シースもその部分だけ専
用のもの(カプラーシース)を使用する。カプラーシー
スはPCケーブルの緊張及び収縮の際のカプラーの移動に
対応できるように所定の長さの筒状に形成されている。 しかし、カプラーシースは一般に全部が金属製で内部
が見えないために、カプラーシースをかぶせた後では内
部のカプラーがPCケーブルの緊張による移動に対応でき
る適当な位置に納まっているかどうかの確認ができな
い。 また、カプラーによるPCケーブルの連結が確実に行な
われているかどうかも確認できず、手抜き工事等の発見
は困難であった。 更には使用される材料は圧延鉄材であるので錆やす
く、雨に濡らさないようにするなど管理に十分な注意が
必要であった。 そこでそれらを解決する手段として実願昭60−49566
号(実開昭61−166011号)のマイクロフィルムにも記載
されているように、カプラーシースの材質を透明なプラ
スチックにすることが提案されたが、周りに打ち込まれ
るコンクリートの圧力に絶え得るだけのものは従来の鉄
製のものに比べて非常に高価で、実用的ではなかった。
【本発明の目的】
本発明は、カプラーシースを覆せた後でも内部のカプ
ラーがPCケーブルの緊張による移動に対応できる適当な
位置に納まっているかどうか、或はカプラーによるPCケ
ーブルの連結が確実に行なわれているかどうかが確認で
きる窓部を有すると共に錆も発生しにくく、更には低コ
ストで製造できるカプラーシースを提供することを目的
とする。 また、本発明の他の目的は、窓孔の形成による筒状本
体の強度低下防止を図ったカプラーシースを提供するこ
とを目的とする。
【本発明の構成】
上記問題点を解決し、目的を達成するために講じた本
発明の手段は次の通りである。即ち、 第1の手段にあっては、 金属製の帯材を螺旋状に配置して形成された筒状本体
に窓部が形成されているカプラーシースであって、 上記窓部は、上記帯材の側縁が重なった接合部の一部
を含んで周壁の一部を溶断開口して形成されており、 上記窓部の縁部に位置する上記接合部は、上記溶断開
口のときに溶着されており、 上記窓部の表面側には、該窓部を覆う透明または半透
明な補強材が設けられており、 該補強材を含んで上記筒状本体は透明または半透明な
熱収縮プラスチクシートまたはフィルムでシュリンク包
装されていることを特徴とする、 窓孔付かカプラーシースである。 第2手段にあっては、 金属製の帯材を螺旋状に配置して形成された筒状本体
に窓部が形成されているカプラーシースであって、 上記窓部は、上記帯材の側縁が重なった接合部を避け
て周壁の一部を打ち抜き開口して所要数形成されてお
り、 上記窓部の表面側には、該窓部を覆う透明または半透
明は補強材が設けられており、 該補強材を含んで上記筒状本体は透明または半透明な
熱収縮プラスチックシートまたはフィルムでシュリンク
包装されていることを特徴とする、 窓付きカプラーシースである。 筒状本体に形成される窓部は、カプラーシースの内部
の状態を見ることができれば、その形状、大きさ、個数
等は特に限定しない。また、それを形成する手段につい
ては筒状本体の中間部にガスやレーザ溶断によって長さ
方向に長孔を形成するか、或は打ち抜き等によって長さ
方向に所要数の孔を形成する方法がとられる。 なお、ガスやレーザ溶断による場合は、周壁の螺旋状
の接合部は、溶断と同時に溶着されるのでカプラーシー
スの強度の低下を防止できる。また、打ち抜きによる場
合は接合部にかからないように各接合部の間を打ち抜く
ようにする。 熱収縮プラスチックシートまたはフィルムの収縮後の
強度が、周りに打ち込まれるコンクリートの圧力に対し
て十分でなく窓部の熱収縮プラスチックシートまたはフ
ィルムが破れる心配がある。従って、窓部と熱収縮プラ
スチックシートまたはフィルムとの間に可撓性を有する
透明なプラスチック板などの補強材を介在させるのがよ
い。
【実施例】
本発明を図面に示したカプラーシースを参照して更に
詳細に説明する。 第1図はカプラーシースの一例を示す正面図である。 カプラーシース1はカプラー継手2、2aと筒状本体3
からなる。カプラー継手2、2aは漏斗状でPCケーブルを
被覆するシース(図示省略)と筒状本体3とをつなぐも
のである。筒状本体3は金属製の帯材10の側縁が重なっ
た接合部31を形成しながら帯材10を螺旋状に配置して筒
状に形成されている。筒状本体3は、周壁部に形成され
た螺旋状の接合部31の他に、カプラー継手2、2aを螺合
する螺合ネジの役割も果たす螺旋状の突条である補強部
32を有している。 本実施例に係る窓孔付きカプラーシースの製造方法は
次の通りである。 筒条本体の3の周壁をガス溶断し、長孔の窓部32を
形成する。この際、周壁の螺旋状の接合部31の溶断部
は、溶断と同時に溶着されるのでカプラーシースの強度
が低下するのを防止できる。 窓部33を透明なプラスチックの補強材51で覆い、そ
の上から筒状本体窓部33を透明なプラスチックの補強材
51で覆い、その上から筒状本体3の外周をほぼ全面に亙
って覆うように筒状の透明な熱収縮プラスチックシート
またはフィルム材5をかぶせる。 熱収縮プラスチックシートまたはフィルム材5に熱
風を拭きつけて収縮させ、筒状本体3の外周部及び窓部
33を覆う補強材51に密着させる。 これによって筒状本体3の外周部には透明なプラスチ
ックの層が形成され、外気を遮断するので外部に錆が発
生しにくい。また、窓部33も補強材51と熱収縮プラスチ
ックシートまたはフィルム材5で塞がれるので、後に周
りに打ち込まれるコンクリートの圧力にも十分耐え得
る。 筒状本体3の両端部には、カプラー継手2、2aが螺
合部(図示省略)を補強部32に螺合して取り付けてカプ
ラーシース1が形成される。 上記方法によれば、使用される熱収縮プラスチックシ
ートまたはフィルム等の材料は、比較的安価であり、溶
断、加熱等の作業の手間もそれ程かからない。よって製
造単価が安くなり、(試算によれば全部がプラスチック
の場合と比較してほぼ1/10である)。安価な窓孔付きカ
プラーシースが提供できる。 第2図はカプラーシースの窓部の形状の他の例を示す
正面図である。本例のカプラーシース1′では、周壁に
円形の窓部39を四個並べて形成している。各窓部39は打
ち抜きによって設けられており、それぞれが接合部31に
かからないようにしている。製造方法及び作用・効果に
ついては上記カプラーシース1とほぼ同様である。
【発明の効果】
本発明は上記構成を有し次の効果を奏する。 (1)カプラーシースの筒状本体の一部に窓部を形成
し、窓部の表面側には、窓部を覆う透明または半透明な
補強材が設けられており、該補強材を含んで金属製の筒
状本体は透明または半透明な熱収縮プラスチックシート
またはフィルムでシュリク包装されているので、内部の
カプラーやPCケーブルの状態を確認できるカプラーシー
スが安価に提供できる。 (2)窓部は、接合部の一部を含んで周壁の一部を溶断
開口して形成されており、窓部の縁部に位置する接合部
は、溶断開口のときに溶着されている。 また、窓部は、接合部を避けて周壁の一部を打ち抜き
開口して所要数形成されている。 従って窓部の開口によって接合部がすれたり離れたり
することがなくなり、このことから生じる筒状本体の強
度の低下を防止できる。 (3)該窓部の表面側には、窓部を覆う透明または半透
明な補強材が設けられており、該補強材を含んで筒状本
体は透明または半透明な熱収縮プラスチックシートまた
はフィルムでシュリンク包装されている。 従って筒状本体に窓部が開口されていても筒状本体の
周りに打ち込まれるコンクリートの圧力にも十分耐え得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はカプラーシースの一例を示す正面図、 第2図はカプラーシースの窓部の形状の他の例を示す正
面図である。 1:カプラーシース 2、2a:カプラー継手 3:筒状本体 33:窓部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の帯材(10)を螺旋状に配置して形
    成された筒状本体(3)に窓部(33)が形成されている
    カプラーシース(1)であって、 上記窓部(33)は、上記帯材(10)の側縁が重なった接
    合部(31)の一部を含んで周壁の一部を溶断開口して形
    成されており、 上記窓部(33)の縁部に位置する上記接合部(31)は、
    上記溶断開口のときに溶着されており、 上記窓部(33)の表面側には、該窓部(33)を覆う透明
    または半透明な補強材(51)が設けられており、 該補強材(51)を含んで上記筒状本体(3)は透明また
    は半透明な熱収縮プラスチックシートまたはフィルム
    (5)でシュリンク包装されていることを特徴とする、 窓孔付きカプラーシース。
  2. 【請求項2】金属製の帯材(10)を螺旋状に配置して形
    成された筒状本体(3)に窓部(33)が形成されている
    カプラーシース(1)であって、 上記窓部(33)は、上記帯材(10)の側縁が重なった接
    合部(31)を避けて周壁の一部を打ち抜き開口して所要
    数形成されており、 上記窓部(33)の表面側には、該窓部(33)を覆う透明
    または半透明な補強材(51)が設けられており、 該補強材(51)を含んで上記筒状本体(3)は透明また
    は半透明な熱収縮プラスチックシートまたはフィルム
    (5)でシュリンク包装されていることを特徴とする、 窓孔付きカプラーシース。
JP62331801A 1987-12-25 1987-12-25 窓孔付きカプラーシース Expired - Lifetime JP2612727B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62331801A JP2612727B2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25 窓孔付きカプラーシース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62331801A JP2612727B2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25 窓孔付きカプラーシース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01169005A JPH01169005A (ja) 1989-07-04
JP2612727B2 true JP2612727B2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=18247791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62331801A Expired - Lifetime JP2612727B2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25 窓孔付きカプラーシース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2612727B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001065022A1 (fr) * 2000-03-02 2001-09-07 Anderson Technology Corporation Structure de connexion de fils d'acier multibrin pour circuit imprime et procede de production de cette structure
CN112252186A (zh) * 2020-10-23 2021-01-22 无锡金诚工程技术服务有限公司 一种索体开窗检查装置及修复方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61166011U (ja) * 1985-04-03 1986-10-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01169005A (ja) 1989-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0156441B1 (en) Armor for bridge cable
ITMI950531A0 (it) Sistema di copertura a tetto metallica migliorato
JP2612727B2 (ja) 窓孔付きカプラーシース
US4488739A (en) Insulating pipe part
US4639546A (en) Insert for a cable sleeve and method for the production thereof
US4792472A (en) Wrap-around cable sleeve liner and method of making
EP0722015A1 (en) Suspension bridge cable wrap and application method
CA1292352C (en) Impervious shelter made of modules
US20030141095A1 (en) Cable splice closure
JPH0718816Y2 (ja) 屋根パネル
KR950005505Y1 (ko) 열수축성 포권형 부재의 밀폐구조
JP2946012B2 (ja) 湾曲管の内張り施工法
FI61371C (fi) Stoedstycke foer krympskarvfoer telefonkablar
JPS5851518B2 (ja) 浮函体の洋上接合方法
JPH0610568Y2 (ja) 成形ハ−ネス
JPS6013232Y2 (ja) ケ−ブル導入口の高水圧防水部
JP3207289B2 (ja) ライニング方法
JPS633060Y2 (ja)
JP2572917B2 (ja) 屋根の防水処理方法
JP3274941B2 (ja) 通信ケーブル用クロージャ
KR200199581Y1 (ko) 철강코일선재용 보호커버
JP3225436B2 (ja) 外周保護材付ガラス
JPS6014568B2 (ja) 電線管路構成用硬質樹脂製可撓管のマンホ−ル側壁への埋入固定方法
JP2000059967A (ja) ケ−ブルトラフの蓋固定装置
JPH0226188Y2 (ja)