JP2612480B2

JP2612480B2 - 無終端テープ収納装置

Info

Publication number: JP2612480B2
Application number: JP63245513A
Authority: JP
Inventors: 和男長岡; 政義松山; 良岐高尾; 正人山本
Original assignee: ソニー・プレシジョン・テクノロジー株式会社
Priority date: 1988-09-29
Filing date: 1988-09-29
Publication date: 1997-05-21
Anticipated expiration: 2012-05-21
Also published as: JPH0294084A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、例えばマスタービデオテープをエンドレス
で運転してビデオテープを連続複製する複製用プリンタ
ーに使用して好適な無終端テープ収納装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、例えばマスタービデオテープをエンドレス
で運転してビデオテープを連続複製する複製用プリンタ
ーに使用して好適な無終端テープ収納装置であって、入
口と出口とを有すると共にその入口及び出口間に配され
た平面型のテープ収納体を複数の可動部分に分割し、こ
れら複数の可動部分を収納されたテープを互いに異なる
方向に移送する如く夫々変位させる複数の移送手段を設
け、それら複数の可動部分の継ぎ目部分にその移送され
るテープを減速するための固定板を設けたことにより、
所謂デッドスペースを少なくして空間の占有効率を良好
にしてより長尺のテープを収納できるようにしたもので
ある。

〔従来の技術〕

磁気テープ等をエンドレスで運転する無終端テープ収
納装置として、例えばビデオテープを高速度転写する複
製用プリンターがある。本出願人は特願昭61−259916号
にて垂直方向に配されたＵ字状テープ収納体を有する無
終端テープ収納装置としての複製用プリンターを提案し
た。この特願昭61−259916号で提案した無終端テープ収
納装置においては、Ｕ字状テープ収納体の底部を振動さ
せて収納したテープを浮上状態として長尺テープのエン
ドレス運転を良好に行なえる如くなしているが、収納で
きるテープの長さが比較的長尺のものに限られ、またテ
ープがテープ収納体の中で倒れ易い不都合があった。

これらの不都合をなくす為に、本出願人は特願昭62−
140690号にて第４図に示す無終端テープ収納装置を提案
した。この第４図の従来例において、（２）は例えば２
時間物の無終端のマスター磁気テープを示し、このマス
ター磁気テープ（２）には通常の記録パターンを反転し
た反転磁気パターンが磁気記録されている。そして、
（12）はマスター磁気テープを収納しかつ振動する平面
型テープ収納体、（17）はプリンターユニットを水平に
配置したメカパネル、（16）はメカパネル（17）を載置
する基台である。この場合、マスター磁気テープ（２）
は平面型テープ収納体（12）の出口（12b）から出て、
プリンターユニットの一部である転写磁界ヘッド（3a）
に対向して配設された転写ドラム（３）を回った後平面
型テープ収納体（12）の入口（12a）に押し込まれる如
くなされると共にスレーブ供給リール（５）よりの未記
録のスレーブ磁気テープ（６）は転写ドラム（３）を回
った後スレーブ巻取リール（７）に巻取られる如くなさ
れ、この転写ドラム（３）においてはスレーブ磁気テー
プ（６）及びマスター磁気テープ（２）を互いの磁性面
を合わせた状態で空気圧をかけて圧着移行させながら転
写磁界ヘッド（3a）より転写磁界を与えることによりマ
スター磁気テープ（２）の磁気パターンをスレーブ磁気
テープ（６）に反転転写する。また、（８），（10），
（18），（19）は夫々エアテンション装置、（20），
（21）は夫々キャプスタン、（22a），（22b）は夫々エ
アーノズルである。

第４図例において平面型のテープ収納体（12）はメカ
パネル（17）とは別体として第４図及び第５図に示す如
く可動構造に構成する。即ちこの平面型のテープ収納体
（12）の底板の裏面にこのテープ収納体を支えるフレー
ム（23）を設けると共に、基台（24）に防振スプリング
（25）を介してベース（26）を設けこのベース（26）と
フレーム（23）との間に板ばね（15a）及び（15b）を設
け、この板ばね（15a），（15b）により平面型のテープ
収納体（12）をベース（26）に支持する。この場合、板
ばね（15a），（15b）を第５図に示す如くテープ収納体
（12）の入口（12a）側に所定角度傾斜する如く設け
る。またそのベース（26）に電磁石（13）を固定し、こ
の電磁石（13）により作用するヨーク（14）をテープ収
納体（12）のフレーム（23）に固定して設け、この電磁
石（13）、ヨーク（14）及び板ばね（15a），（15b）に
よりこのテープ収納体（12）をこの板ばね（15a），（1
5b）と垂直方向（θ方向）に所定周波数及び所定振幅で
振動する如くする。この場合、第６図に示す如くテープ
収納体（12）の底面は先ずＡ位置よりＢ位置に移動し、
このときはテープ（２）は重力によりこの底面の前方の
出口（12b）側に落下し、次にこの底面がＢ位置よりＡ
位置に戻ったのちＣ位置に移動すると、テープ（２）は
前方斜め方向に加速度が与えられ板ばね（15a），（15
b）に対し垂直方向に進む如くされる。この場合、この
マスター磁気テープ（２）の長さを250m、このテープ収
納体（12）の入口（12a）及び出口（12b）間の長さを約
1.5m、この底面のＢ位置よりＣ位置の進行軌跡の振幅a₁
を0.5mm程度として、更にこの振動の周波数を50Hzとす
れば、このマスター磁気テープ（２）の移動速度Vmはとなり、振動の周波数を調整することにより約4m/secな
いし5m/secの高速走行と同期が取れることになる。

２時間ものの磁気テープを多数複製する場合、マスタ
ー磁気テープ（２）の長さは250m程度となり、スレーブ
磁気テープ（６）の長さは4000ないし5000mに設定され
る。従って、スレーブ磁気テープ（６）を１回スレーブ
供給リール（５）に設定してマスター磁気テープ（２）
をエンドレスウンテンすることにより、16巻ないし20巻
程度の磁気テープ複製が行なえる。この場合、マスター
磁気テープ（２）の送り速度が5m/secであるときは、そ
の16巻ないし20巻程度の磁気テープの複製に要する時間
は約13分ないし16分である。

第４図例の無終端テープ収納装置でその収納面積に見
合った量のマスター磁気テープ（２）を収納してテープ
の送り速度を調整した場合には、第７図に示す如く出口
（12b）から流出するテープ（２）は出口側壁（12c）に
当接する前に引き出されておりテープの損傷は発生しな
い。しかしながら、この第４図例でテープ（２）の送り
速度を速くした場合には、第８図に示す如くテープ
（２）がテープ収納体（12）の出口側壁（12c）にＡ部
において当接しテープ（２）が塞き止められた形とな
り、湾曲部が押し潰されたテープ（２）が出口（12b）
に引き出されるためテープの損傷が発生するおそれがあ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

最近はマスター磁気テープ（２）としては３時間物
（長さ約390m）などのより長尺のテープを収納できる複
製用プリンターが要求されている。

このようにより長尺のテープを収納するためには、第
４図例の平面型テープ収納体（12）の長さL₁又は幅W₁を
長くする必要があるが、その幅W₁をあまり長くするとテ
ープ（２）の密度が不均一になり易くテープダメージが
発生するおそれがある。従って、その平面型テープ収納
体（12）の長さL₁を主に長くしなければならないが、こ
の場合は、プリンターユニットのメカパネル（17）の長
さL₀とその平面型テープ収納体（12）の長さL₁との不均
衡が生じ、所謂デッドスペースが増加して空間の占有効
率が悪くなる不都合があった。

本発明は斯かる点に鑑み、所謂デッドスペースを少な
くしてより長尺のテープを収納できる無終端テープ収納
装置を提案することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による無終端テープ収納装置は、例えば図１に
示す如く、入口及び出口（12a）（12b）とこの入口と出
口間に配置され複数の振動板（31）（43）と固定板（4
0）（48）を含む底面部とを有する平面型のテープ収納
体を有し、この振動板を振動させることによってテープ
収納体に収納されているテープは入口から出口へ順次移
送され、この固定板（40）（48）の少なくとも１つ（40）にて
テープの移送方向が変換されるように構成されている。

また、この振動板（31）（43）を鉛直線に対して上記
出口側に傾斜した方向に振動させるための振動手段（36
A）（37A）（38A）及び（45A）（46A）（47A）が設けら
れている。

本発明による無終端テープ収納装置は、例えば図３に
示す如く、入口及び出口（12a）（12b）とこの入口と出
口間に配置され複数の可動部分と固定板（40）（48）を
含む底面部とを有する平面型のテープ収納体を有し、こ
の可動部分にはベルトコンベヤ（55）（56）（57）（5
8）が設けられ、このベルトコンベヤを移動させること
によってテープ収納体に配置されたテープは入口から出
口へ順次移送され、固定板（40）（48）の少なくとも１つ（40）にてテー
プの移送方向が変換されるように構成されている。

本発明によると、この固定板の少なくとも１つ（40）
にテープの移送方向を変換するための方向変換手段（4
2）が設けられている。

〔作用〕

斯る本発明によれば、そのテープ（２）は折れ曲がっ
た領域に収納され、且つ、その折れ曲がった領域の中で
入口（12a）側から出口（12b）側に順次移送されるの
で、そのテープ収納体（31），（40），（43），（48）
の長さL₂と幅W₂のバランスを従来よりも改善してより長
尺のテープ（２）を収納することができる。さらに、そ
の可動部分（31），（43）の継ぎ目部分に固定板（40）
が配設され、テープ（２）は減速されるので、テープ
（２）は損傷を受けることなくその可動部分（31）から
可動部分（43）に移送することができる。

また、その固定板（40）上に方向変換手段（42）を設
けた場合には、テープ（２）より円滑にその可動部分
（43）に乗り移ることができる。

〔実施例〕

以下、本発明無終端テープ収納装置の一実施例につき
第１図〜第３図を参照して説明しよう。本例は本発明を
ビデオテープの複製用プリンターに適用したものであ
り、この第１図〜第３図において第４図〜第８図に対応
する部分には同一符号を付してその詳細説明は省略す
る。

第１図及び第２図は本例の無終端テープ収納装置の要
部を示し、この第１図及び第２図において、（30）はプ
リンターユニットのメカパネル（17）上に植設された１
対のエアーノズルであり、このエアーノズル（30）は入
口（12a）より供給されるマスター磁気テープ（２）を
吹き飛ばして、このテープ（２）が口述の入口側ガイド
（52）に接触しない如くなす。

（31）は略水平に配された長方形の第１の振動板であ
り、（32）は支持ブロックである。この支持ブロック
（32）の一端に板ばね（33A）及び（34A）を介してその
振動板（31）の一端を支持し、その板ばね（33A）の両
面には夫々圧電変位素子よりなる１対のバイモルフ素子
（35A）を貼着する。その板ばね（33A），（34A）及び
バイモルフ素子（35A）が加振器（36A）を構成する。こ
の加振器（36A）と並行にその振動板（31）の一端と支
持ブロック（32）の一端の間に板ばね（33B），（34B）
（板ばね（34B）は図示省略）及び１対のバイモルフ素
子（35B）よりなる加振器（36B）を取付ける。さらに、
その振動板（31）の中央部及び他端とその支持ブロック
（32）の中央部及び他端の間に夫々１対の加振器（37
A），（37B）及び加振器（38A），（38B）を取付ける
（加振器（37B），（37B）は図示省略）。また、（39）
は支持ブロック（32）を載置する緩衝材である。

それら加振器（36A）等に所定周波数の電気信号を供
給することにより、第１の振動板（31）はE₁方向に振動
するので、その振動板（31）上に供給されたテープには
その振動と重力との作用によりF₁方向の移送力の他にＧ
方向の浮上力が与えられる。尚、加振器（36A）等の代
わりに例えば電磁石とヨークとよりなる他の加振器を用
いても良い。

また、（40）は第１の固定板であり、この固定板（4
0）はその第１の振動板（31）の長手方向にその振動板
（31）より約1mm程度離して支持板（41）の上に固定す
る。この固定板（40）のその振動板（31）と接する辺の
対辺（42a）の近傍に方向変換用のエアーノズル（42）
を植設する。このエアーノズル（42）は第１の振動板
（31）より移送されて来るマスター磁気テープ（２）の
方向を変えて、そのテープ（２）を後述の第２の振動板
（43）の方向に吹き飛ばす。

その第１の固定板（40）及び第１の振動板（31）と並
行に長方形の第２の振動板（43）を配設する。第１の振
動板（31）と同様に、この第２の振動板（43）も支持ブ
ロック（44）の上に加振器（36A）と同じ構造の加振器
（45A），（46A）及び（47A）を介して支持し、これら
加振器（45A），（46A）及び（47A）と並行に夫々加振
器を取付ける。これら加振器（45A）等に所定周波数の
電気信号を印加してその第２の振動板（43）をE₃方向に
振動させて、その第２の振動板（43）に送られて来るテ
ープにF₃方向の移送力及びＧ方向の浮上力を付与する。
この場合、第２の振動板43上でのテープの移送方向F₃は
第１の振動板（31）上でのテープの移送方向F₁に対して
略180゜異なる如くなす。

その第２の振動板（43）の長手方向に第２の固定板
（48）を支持板（49）で固定する。これら第２の振動板
（43）及び第２の固定板（48）の対は第１の振動板（3
1）及び第１の固定板（40）の対を水平面上で約180゜回
転したものと略同じである。但し、第２の固定板（48）
のその第２の振動板（43）と接する辺の対辺の中央部近
傍に１対のエアーノズル（49）を植設する。このエアー
ノズル（49）から吹き出されるエアーにより、テープ
（２）が出口（12b）及びメカパネル（17）上に設けら
れたテープガイド（50）の方向に案内される。

また、第１図において、（51）はテープ収納部全体を
囲む側面ガイド、（52）は入口側ガイド、（53）は第１
の振動板（31）及び第２の振動板（43）を仕切る中仕切
りガイド、（54）は第２の固定板とプリンターユニット
のメカパネル（17）とを仕切る仕切り板である。その側
面ガイド（51）の長さL₂は例えば1600mm、幅W₂は例えば
850mmに設定して約３時間物（約390m）のテープ（２）
が収納できる如くなす。そして、第１の固定板（40）と
第２の振動板（43）との連絡口（42b）の幅Ｎは例えば1
00mm〜200mmに設定する。また、側面ガイド（51）及び
中仕切りガイド（54）は夫々図示省略した支持装置で吊
り上げる如く支持し、これらガイド（51）及び（54）の
上には透明なカバーを載置しても良い。

第１図例において、プリンターユニットのメカパネル
（17）側より走行して来るマスター磁気テープ（２）
は、入口側キャプスタン（20）→入口（12a）→エアー
ノズル（30）→第１の振動板（31）→第１の固定板（4
0）→方向変換用のエアーノズル（42）→第２の振動板
（43）→第２の固定板（48）→エアーノズル（49）→テ
ープガイド（50）→出口側キャプスタン（21）の順に約
5m/secで走行して、メカパネル（17）側に戻さる。本例
によれば、F₁方向にテープを移送する第１の振動板（3
1）と平行にF₁方向と略180゜異なるF₃方向にテープを移
送する第２の振動板（43）が設けられているので、その
マスター磁気テープ（２）は側面ガイド（51）及び中仕
切りガイド（53）によって仕切られた長さL₂及び幅W₂の
Ｕ字型のテープ収納領域の中をＵ字型に移送される。従
って、そのテープ収納領域を細長くすることなく長さL₂
と幅W₂とのバランスを従来よりも改善してより長尺のテ
ープ（２）を収納できる利益がある。

また、本例では第１の振動板（31）及び第２の振動板
（43）の継ぎ目部分に第１の固定板（40）が設けられて
いるので、第１の振動板（31）上を移送されて来たテー
プ（２）は、その第１の振動板（31）と第１の固定板
（40）との境界部H₁で減速されテープ自体の弾性力によ
って自然に且つ均一にバラけた状態となる。従って、第
１の振動板（31）をF₁方向に移送されて来たテープ
（２）はそのF₁方向の側面ガイド（51）に衝突すること
なく第２の振動板（43）に乗り移ることができるので、
テープ（２）の方向変換による損傷がない利益がある。

特に、本例ではその第１の固定板（40）上に方向変換
用のエアーノズル（42）が設けられているので、テープ
（２）はより円滑にその第２の振動板（43）側に乗り移
ることができる利益がある。尚、このエアーノズル（4
2）の代わりに方向変換用のキャプスタン等を設けても
良い。

また、本例では出口（12b）側にも第２の固定板（4
8）が設けられているため、第２の振動板（43）から移
送されて来たテープ（２）はその振動板（43）と固定板
（48）との境界部H₂で減速されて仕切り板（54）に衝突
することがない。従って、同じテープ収納面積内に従来
よりも多量のテープを収納してもテープの損傷がないと
共に、振動板（43）の加振周波数や振幅は収納するテー
プの量や質に拘わらずテープ速度に応じて定まる一定の
値に調整するだけで良い利益がある。

また、第１図例においてはテープ（２）の移送手段と
して振動板（31）及び（43）が使用されていたが、移送
手段として第３図に示すようなベルトコンベアを使用し
ても良い。この第３図例は第１図例の第２の振動板（4
3）の代わりにベルト（55）を使用したものであり、こ
の第３図において、（56）はベルト（55）をF₃方向に変
位させる回転ドラム、（57）はモータ、（58）はモータ
（57）の回転力を回転ドラム（56）に伝えるベルトであ
る。

第３図例においても、第１図例と同様に、入口（12
a）側からは供給されたマスター磁気テープ（２）は出
口（12b）側へ所定の密度で移送される。

尚、上述実施例では振動板は２個設けられていたが、
振動板を例えば３個設けて、これらの振動板をコの字型
に配設するようにして、相隣り合う振動板の継ぎ目部分
に夫々固定板を設けるようになしても良い。さらに、４
個以上の振動板を設けても良い。

この場合、固定板の少なくとも１つにてテープの移送
方向が変換される。

このように本発明は上述実施例に限定されず、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で変更が可能であるのは勿論で
ある。

〔発明の効果〕

本発明無終端テープ収納装置は上述のように、平面型
のテープ収納体を複数の可動部分に分割し、これら複数
の可動部分を収納されたテープを互いに異なる方向に移
送させる如く夫々変位させる複数の移送手段を設け、そ
れら複数の可動部分の継ぎ目部分にその移送されるテー
プを減速させるための固定板を設けているので、そのテ
ープ収納体の長さと幅とのバランスを従来より改善して
所謂デッドスペースを減少できると共に、より長尺のテ
ープを収納できる利益がある。

また、その固定板上に方向変換手段を設けた場合は、
一の可動部分から次の可動部分へのテープの乗り移りが
より円滑になる利益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明無終端テープ収納装置の一実施例の要部
を示す平面図、第２図は第１図の分解斜視図、第３図は
第１図例の変形の要部を示す側面ガイド等を取り除いた
側面図、第４図は従来の無終端テープ収納装置の例を示
す斜視図、第５図は第４図の正面図、第６図は第４図例
の作用の説明に供する線図、第７図及び第８図は夫々第
４図の部分平面図である。（２）はマスター磁気テープ、（12a）は入口、（12b）
は出口、（31）は第１の振動板、（36A），（36B）は夫
々加振器、（40）は第１の固定板、（42）は方向変換用
のエアーノズル、（43）は第２の振動板、（48）は第２
の固定板、（49）はエアーノズルである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者高尾良岐東京都品川区西五反田３丁目９番17号東洋ビルソニーマグネスケール株式会社内 (72)発明者山本正人東京都品川区西五反田３丁目９番17号東洋ビルソニーマグネスケール株式会社内 (56)参考文献実開昭50−81212（ＪＰ，Ｕ) 実公昭44−23267（ＪＰ，Ｙ１)

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】入口及び出口と該入口と出口間に配置され
複数の可動部分と固定板を含む底面部とを有する平面型
のテープ収納体を有し、上記固定板の１つに上記テープ
の移送方向を変換するための方向変換手段が設けられ、
上記可動部分の内、少なくとも上記入口と上記方向変換
手段が設けられた固定板との間の上記可動部分には、上
記テープ収納体に収納されているテープを上記入口から
上記出口へ順次移送するための振動板が設けられている
ことを特徴とする無終端テープ収納装置。
【請求項２】上記振動板を鉛直線に対して上記テープの
移送方向に傾斜した方向に振動させるための振動手段が
設けられていることを特徴とする請求項１記載の無終端
テープ収納装置。