JP2535212B2 - 無終端テ―プ収納装置 - Google Patents

無終端テ―プ収納装置

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JP2535212B2
JP2535212B2 JP63237880A JP23788088A JP2535212B2 JP 2535212 B2 JP2535212 B2 JP 2535212B2 JP 63237880 A JP63237880 A JP 63237880A JP 23788088 A JP23788088 A JP 23788088A JP 2535212 B2 JP2535212 B2 JP 2535212B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばマスタービデオテープをエンドレス
で運転してビデオテープを連続して複製する複製用プリ
ンターに使用して好適な無終端テープ収納装置に関す
る。
〔発明の概要〕
本発明は、例えばマスタービデオテープをエンドレス
で運転してビデオテープを連続して複製する複製用プリ
ンターに使用して好適な無終端テープ収納装置であっ
て、入口と出口とを有すると共にこの入口及び出口間に
円板状に配された平面型のテープ収納体と、このテープ
収納体に収納されているテープを円周方向に移送する如
くこのテープ収納体を変位させる移送手段とを有するこ
とにより、その入口と出口とを近づけて空間の占有効率
が良好により長尺のテープが収納できるようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
磁気テープ等をエンドレスで運転する無終端テープ収
納装置として、例えばビデオテープを高速度転写する複
製用プリンターがある。本出願人は特願昭61-259916号
にて垂直方向に配されたU字状テープ収納体を有する無
終端テープ収納装置としての複製用プリンターを提案し
た。この特願昭61-259916号で提案した無終端テープ収
納装置においては、U字状テープ収納体の底部を振動さ
せて収納したテープを浮上状態として長尺テープのエン
ドレス運転を良好に行なえる如くなしているが、収納で
きるテープの長さが比較的長尺のものに限られ、またテ
ープがテープ収納体の中で倒れ易い不都合があった。
これらの不都合をなくす為に、本出願人は特願昭62-1
40690号にて第9図に示す無終端テープ収納装置を提案
した。この第9図の従来例において、(2)は例えば2
時間物の無終端のマスター磁気テープを示し、このマス
ター磁気テープ(2)には通常の記録パターンを反転し
た反転磁気パターンが磁気記録されている。そして、
(12)はマスター磁気テープを収納しかつ振動する平面
型テープ収納体、(17)はプリンターユニットを水平に
配置したメカパネル、(16)はメカパネル(17)を載置
する基台である。この場合、マスター磁気テープ(2)
は平面型テープ収納体(12)の出口(12b)から出て、
プリンターユニットの一部である転写磁界ヘッド(3a)
に対向して配設された転写ドラム(3)を回った後平面
型テープ収納体(12)の入口(12a)に押し込まれる如
くなされると共にスレーブ供給リール(5)よりの未記
録のスレーブ磁気テープ(6)は転写ドラム(3)を回
った後スレーブ巻取リール(7)に巻取られる如くなさ
れ、この転写ドラム(3)においてはスレーブ磁気テー
プ(6)及びマスター磁気テープ(2)を互いの磁性面
を合わせた状態で空気圧をかけて圧着送行させながら転
写磁界ヘッド(3a)より転写磁界を与えることによりマ
スター磁気テープ(2)の磁気パターンをスレーブ磁気
テープ(6)に反転転写する。また、(8),(10),
(18),(19)は夫々エアテンション装置、(20),
(21)は夫々キャプスタン、(22a),(22b)は夫々エ
アーノズルである。
第9図例において平面型のテープ収納体(12)はメカ
パネル(17)とは別体として第9図及び第10図に示す如
く可動構造に構成する。即ちこの平面型のテープ収納体
(12)の底板の裏面にこのテープ収納体を支えるフレー
ム(23)を設けると共に、基台(24)に防振スプリング
(25)を介してベース(26)を設けこのベース(26)と
フレーム(23)との間に板ばね(15a)及び(15b)を設
け、この板ばね(15a),(15b)により平面型のテープ
収納体(12)をベース(26)に支持する。この場合、板
ばね(15a),(15b)を第10図に示す如くテープ収納体
(12)の入口(12a)側に所定角度傾斜する如く設け
る。またそのベース(26)に電磁石(13)を固定し、こ
の電磁石(13)により作用するヨーク(14)をテープ収
納体(12)のフレーム(23)に固定して設け、この電磁
石(13)、ヨーク(14)及び板ばね(15a),(15b)に
よりこのテープ収納体(12)をこの板ばね(15a),(1
5b)と垂直方向(θ方向)に所定周波数及び所定振幅で
振動する如くする。この場合、第11図に示す如くテープ
収納体(12)の底面は先ずA位置よりB位置に移動し、
このときはテープ(2)は重力によりこの底面の前方の
出口(12b)側に落下し、次にこの底面がB位置よりA
位置に戻ったのちC位置に移動すると、テープ(2)は
前方斜め方向に加速度が与えられ板ばね(15a),(15
b)に対し垂直方向に進む如くされる。この場合、この
マスター磁気テープ(2)の長さを250m、このテープ収
納体(12)の入口(12a)及び出口(12b)間の長さを約
1.5m、この底面のB位置よりC位置の進行軌跡の振幅a1
を0.5mm程度として、更にこの振動の周波数を50Hzとす
れば、このマスター磁気テープ(2)の移動速度Vmは となり、振動の周波数を調整することにより約4m/secな
いし5m/secの高速走行と同期が取れることになる。
2時間ものの磁気テープを多数複製する場合、マスタ
ー磁気テープ(2)の長さは250m程度となり、スレーブ
磁気テープ(6)の長さは4000ないし5000mに設定され
る。従って、スレーブ磁気テープ(6)を1回スレーブ
供給リール(5)に設定してマスター磁気テープ(2)
をエンドレス運転することにより、16巻ないし20巻程度
の磁気テープ複製が行なえる。この場合、マスター磁気
テープ(2)の送り速度が5m/secであるときは、その16
巻ないし20巻程度の磁気テープの複製に要する時間は約
13分ないし16分である。
第9図例の無終端テープ収納装置でその収納面積に見
合った量のマスター磁気テープ(2)を収納してテープ
の送り速度を調整した場合には、第12図に示す如く出口
(12b)から流出するテープ(2)は出口側壁(12c)に
当接する前に引き出されておりテープの損傷は発生しな
い。しかしながら、この第9図例でテープ(2)の送り
速度を速くした場合には、第13図に示す如くテープ
(2)がテープ収納体(12)の出口側壁(12c)にA部
において当接しテープ(2)が塞き止められた形とな
り、湾曲部が押し潰されたテープ(2)が出口(12b)
に引き出されるためテープの損傷が発生するおそれがあ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
近時はマスター磁気テープ(2)としては3時間もの
(長さ約390m)などのより長尺のテープを収納できる複
製用プリンターが要求されている。
このようにより長尺のテープを収納するためには、第
9図例の平面型テープ収納体(12)の長さL1又は幅W1
長くする必要があるが、その幅W1をあまり長くするとテ
ープ(2)の密度が不均一になり易くテープダメージが
発生するおそれがある。従って、その平面型テープ収納
体(12)の長さL1を主に長くしなければならないが、こ
の場合は、プリンターユニットのメカパネル(17)の長
さL0とその平面型テープ収納体(12)の長さL1との不均
衡が生じ、所謂デッドスペースが増加して空間の占有効
率が悪くなる不都合があった。
本発明は斯かる点に鑑み、所謂デッドスペースを少な
くしてより長尺のテープを収納できる無終端テープ収納
装置を提案することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による無終端テープ収納装置は、例えば第1図
に示す如く、入口(12a)と出口(12b)とを有すると共
にこの入口(12a)及び出口(12b)間に円板状に配され
た平面型のテープ収納体(30)と、このテープ収納体
(30)に収納されているテープ(2)を円周方向(J方
向)に移送する如くこのテープ収納体(30)を変位させ
る移送手段(42A)とを有するようにしたものである。
また、本発明はその移送手段(42A)として、テープ
収納体(30)に収納されているテープ(2)を円周方向
に移送する如くそのテープ収納体(30)を円周方向に振
動させる加振装置を用いるようにしたものである。
また、本発明は例えば第7図に示す如く、その移送手
段としてそのテープ収納体(52)を回動する回動装置
(56)を用いるようにしたものである。
〔作用〕
斯かる本発明によれば、テープ(2)を円周方向に移
送するようにしているので、そのテープ(2)を収納す
るテープ収納体(30)の幅と長さとを同程度に設定でき
ると共にそのテープ収納体(30)の入口(12a)と出口
(12b)とを近づけることができる。従って、デッドス
ペースを少なくしてより長尺のテープ(2)を収納する
ことができる。
また、移送手段としてそのテープ収納体(30)を円周
方向に振動させる加振装置(42A)を使用する場合に
は、そのテープ(2)の密度が均一となりより長尺のテ
ープ(2)を収納することができる。
また、移送手段としてそのテープ収納体(52)を回動
する回動装置(56)を使用する場合には、その移送手段
が簡便である。
〔実施例〕 以下、本発明無終端テープ収納装置の第1実施例につ
き第1図〜第5図を参照して説明しよう。この第1図〜
第5図において第9図〜第13図に対応する部分には同一
符号を付してその詳細説明は省略する。また、本例は本
発明をビデオテープの複製用のプリンターに適用した例
である。
第1図及び第2図は本例のテープ収納装置を示し、こ
の第1図及び第2図において、(30)は略水平に配され
た円形振動板、(31)はマスター磁気テープ(2)用の
外側ガイド、(32)は内側ガイド、(33)はプリンター
ユニットのメカパネル(17)に設けられた1対のテープ
ガイドである。この円形振動板(30)の外径Dは例えば
1000mm程度、内側ガイド(32)の外径dは例えば100mm
〜200mmに夫々設定する。そして、その円形振動板(3
0)の上面(30b)には円周方向に約270°の部分を残し
て凹部(30a)を形成し、この凹部(30a)に固定板(3
4)をその円形振動板(30)に触れないように配設す
る。また、(35)は側面ガイド、(36)は仕切り板、
(37)はテープ(2)が円滑に出口(12b)より排出さ
れるようにするための1対のエアーノズル、(38)はメ
カパネル(17)上に植設されたガイドローラである。マ
スター磁気テープ(2)は入口側キャプスタン(20)→
テープガイド(33)→入口(12a)→円形振動板(30)
の上面(30b)→固定板(34)の上面(34b)→エアーノ
ズル(37)→出口(12b)→ガイドローラ(38)→出口
側キャプスタン(21)の順に約5m/secの速さで走行す
る。
また、第2図において、(39A)は第1の板ばねであ
り、この第1の板ばね(39A)に圧電変位素子よりなる
バイモルフ素子(40A)を貼着し、更にその第1の板ば
ね(39A)に第2の板ばね(41A)を接続して加振装置
(42A)を構成する。本例ではその加振装置(42A)と同
じ構造の加振装置(42B),(42C),(42D)を用意
し、支持台(43)の上に約90°間隔でそれら加振装置
(42A)〜(42D)を取付けた後に、それら加振装置(42
A)〜(42D)の上に円形振動板(30)を載置する。この
状態で各バイモルフ素子(40A)〜(40D)に周波数が50
Hz〜200Hz程度の所定の電気信号を印加することによ
り、第3図に示す如く、各板ばね(39A)〜(39D)は夫
々E1〜E4の方向に振動するので、円形振動板(30)をそ
の円周方向に振幅Δφで振動させることができる。この
場合、第2図に示す如く、例えば板ばね(39A),(41
A)はE1方向に振動しているため、この板ばね(39A),
(41A)の振動及び重力の作用によりテープ(2)には
移送力F1と共に浮上力G1が与えられる。従って、本例に
よればテープ(2)はその円形振動板(30)上で倒れる
ことなく夫々矢印Jの方向に移送される利益がある。
また、第2図において、円形振動板(30)の支持台
(43)は緩衝材(44)を介して基台(45)の上に載置
し、固定板(34)は支持板(46)を介して基台(45)の
上に固定する。その円形振動板(30)の上面(30b)に
対してその固定板(34)の上面(34b)の高さは例えば
0.1mm程度低く設定する。
また、第3図に示す如く、外側ガイド(31)、内側ガ
イド(32)及び側面ガイド(35)の上に透明な樹脂製又
はガラス製等のカバー(47)を載置する。この場合、外
側ガイド(31)及び内側ガイド(32)は図示省略した支
持台で円形振動板(30)には接触しないように支持す
る。しかし、その外側ガイド(31)及び内側ガイド(3
2)はその円形振動板(30)の上面(30a)に被着する如
くなしてもよい。
本例の無終端テープ収納装置によれば、第1図に示す
如く、幅と長さがほぼ等しい円形振動板(30)及び固定
板(34)によって構成される領域に例えば3時間もの
(長さ約390m)のテープ(2)を収納することができ
る。従って、プリンターユニットのメカパネル(17)の
大きさとの均衡が保たれてデッドスペースが減少し、空
間の占有効率を良好に維持したままでより長尺のテープ
を収納できる利益がある。さらに、テープ(2)を円形
振動板(30)上で円周方向に送る如く移送しているので
入口(12a)と出口(12b)とを近づけることができ、プ
リンターユニットは従来より小型化できる利益もある。
また、本例では出口(12b)側に固定板(34)が設け
られており、円形振動板(30)上を移送されて来たテー
プ(2)はその固定板(34)に乗り移る領域(第1図の
領域K)において塞き止められた形となる。従って、本
例では出口(12b)の近傍においてテープ(2)の湾曲
部が押し潰されてテープの損傷が発生することがなく、
従来と同一の収納面積でもより多量のテープを収納でき
ると共に、円形振動板(30)の振動や周波数の調整がテ
ープの量や質にあまり関わりなく容易である利益があ
る。
上述の第1実施例では移送手段としてバイモルフ素子
(40A)等を用いた加振装置(42A)〜(42D)が使用さ
れていたが、この移送手段は、第4図に示す如く、円形
振動板(30)に固定したヨーク(48)及び支持台(43)
に固定した電磁石(49)より構成してもよい。この第4
図においては、支持台(43)には90°間隔で板ばね(41
A)〜(41D)を取付けて、これらの板ばね(41A)〜(4
1D)を夫々円形振動板(30)のばね台(50A)〜(50D)
にねじ止めすることにより、その円形振動板(30)を支
持する。そして、そのヨーク(48)と電磁石(49)とよ
りなる加振装置を板ばね(41A)及び(41B)の中間位置
に取付ける。その他の構成については第1図例と同様で
あるので詳細説明は省略する。
第4図例においては、電磁石(49)に周期的な電気信
号を印加することにより、各板ばね(41A)〜(41D)が
夫々E1〜E4方向に振動するので、円形振動板(30)は円
周方向に振幅Δφで振動する。従って、簡単で安価な構
造でその円形振動板(30)を加振できる利益がある。
また、円形振動板(30)の代わりに、第5図に示すよ
うに円形振動板(51)を使用しても良い。この第5図例
の円形振動板(51)はその上面(51b)をφ方向に螺旋
状に緩く傾斜させて形成し、その上面(51b)の円周方
向に約90°に亘る部分には固定板用の凹部(51a)を形
成する。従って、その上面(51b)は水平面Hに対して
φ方向に次第に傾斜しているので、その円形振動板(5
1)を加振させてその上面(51b)のφ方向にテープを移
送する場合に、そのテープをより円滑に移送できる利益
がある。
次に、本発明無終端テープ収納装置の第2実施例につ
き第6図〜第8図を参照して説明しよう。この第2実施
例もビデオテープの複製用プリンターに本発明を適用し
た例であり、この第6図〜第8図において第1図〜第5
図に対応する部分には同一符号を付してその詳細説明は
省略する。
第6図及び第7図は本例のテープ収納装置を示し、こ
の第6図及び第7図において、(52)は外径Dが約1mで
略水平に配されたターンテーブル、(53)は入口(12
a)側でマスター磁気テープ(2)のガイドをするため
の1対のエアーノズルである。このターンテーブル(5
2)には入口(12a)及び出口(12b)を除いて外側ガイ
ド(31)を設け、その入口(12a)と出口(12b)とを仕
切る如く外径dが約200mmの内側ガイド(32)及び仕切
り板(36)を設ける。本例のその外側ガイド(31)及び
内側ガイド(32)はターンテーブル(52)の上面には接
触させずに、例えば図示省略した支持装置で吊り上げる
如く支持し、それら外側ガイド(31)及び内側ガイド
(32)の上には透明なカバーを載置する。また、そのエ
アーノズル(53)はプリンターユニット側のメカパネル
(17)に設けたテープガイド(33)により支持し、仕切
り板(36)の中部のスリットを挟む如く1対のエラーノ
ズル(37)を配設する。
本例ではそのマスター磁気テープ(2)は、入口側キ
ャプスタン(20)→入口(12a)→エアーノズル(53)
→ターンテーブル(52)→エアーノズル(37)→出口
(12b)→出口側キャプスタン(21)の順に約5m/secの
速さで走行する。
また、本例では支持台(43)の上にフレーム(53)を
固定して、このフレーム(53)に取付けた軸受(54)に
そのターンテーブル(52)の回動軸(55)を嵌入してそ
のターンテーブル(52)を回動自在に支承する。そし
て、そのターンテーブル(52)の回動軸(55)を支持台
(43)に埋め込んだモータ(56)によりφ方向に一定の
角速度で回動する。この場合、そのモータ(56)として
はシンクロナスモータ等を使用してそのターンテーブル
(52)をφ方向に滑らかに回転させても良いが、そのモ
ータ(56)としてパルスモータを使用してそのターンテ
ーブル(52)をφ方向に間欠的に回転させる如くなして
も良い。特に、間欠的に回転させる場合には、一種の加
振効果によって収納されているテープ(2)の密度がそ
のターンテーブル(52)上で均一化し易い。
第6図例においては、ターンテーブル(52)がφ方向
に回動することによりそのターンテーブル(52)上のテ
ープ(2)はφ方向に均一に分布したまま円周方向であ
るφ方向に移送されて行く。従って、幅と長さとが略同
一の空間に例えば3時間もの(長さ約390m)のテープを
効率良く収納でき、デットスペースが減少する利益があ
る。
また、第6図例は第1実施例と異なり固定板を設けず
にターンテーブル(52)だけでテープ(2)を収納する
如くなしているので、構造が簡易であり製造コストを低
減できる利益がある。
また、上述の第2実施例ではターンテーブル(52)の
上にテープ(2)を収納していたが、そのターンテーブ
ル(52)の代わりに第8図に示す如き円形振動板(57)
を使用しても良い。この円形振動板(57)は軸対称に形
成し、第1図例と異なり凹部は設けない。そして、支持
台(43)上で円周状に略90°間隔で取付けた4個の板ば
ね(41A)〜(41D)((41C)は図示省略)を介してそ
の円形振動板(57)を支持する。
第8図ではその板ばね(41A)を振動させるため、支
持台(43)に取付けた電磁石(49)でその円形振動板
(57)に固定したヨーク(48)を加振する。この場合、
その円形振動板(57)はその円周方向に所定の振幅で加
振される。この他の構成は第6図例と同様であるのでそ
の詳細説明は省略する。
第8図例の円形振動板(57)上にテープを収納してそ
の円形振動板(57)を加振することにより、その収納し
たテープをその円周方向に移送することができる。従っ
て、デッドスペースを減少できると共により長尺のテー
プを収納できる。また、第6図例と同じく固定板が設け
られていないので、構成を簡略化できる利益がある。
尚、本発明は上述実施例に限定されず、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で変更が可能であるのは勿論である。
例えば、本発明は各種システムの状態信号を常時記録
して異常発生時にテープの送りを停止してその停止まで
の所定期間の状態信号を記録するエンドレス異常監視装
置などに適用できることは明らかである。
〔発明の効果〕
本発明の無終端テープ収納装置は上述のように、円板
状に配された平面型のテープ収納体を設け、このテープ
収納体に収納されているテープを円周方向に移送する如
くそのテープ収納体を変位させる移送手段を設けている
ので、そのテープ収納体の幅と長さとを同程度に設定で
き所謂デッドスペースを減少させてより長尺のテープを
収納できる利益がある。
そして、その移送手段としてそのテープ収納体を円周
方向に振動させる加振装置を用いたときには、そのテー
プのそのテープ収納体上での密度分布を均一にできると
共に、そのテープをより円滑に円周方向に移送できる利
益がある。
また、その移送手段としてそのテープ収納体を回動す
る回動装置を用いたときには、装置の構造を簡略化でき
る利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明無終端テープ収納装置の第1実施例の要
部を示す平面図、第2図は第1図の外側ガイド(31)等
を除いた正面図、第3図は第1実施例の要部の分解斜視
図、第4図は第1実施例の変形例の要部を示す分解斜視
図、第5図は第1実施例の他の変形例の要部を示す斜視
図、第6図は本発明の第2実施例の要部を示す平面図、
第7図は第6図の一部を切り欠いた正面図、第8図は第
2実施例の変形例の要部を示す正面図、第9図は従来の
無終端テープ収納装置の例を示す斜視図、第10図は第9
図の正面図、第11図は第9図例の作用の説明に供する線
図、第12図及び第13図は夫々第9図の部分平面図であ
る。 (2)はマスター磁気テープ、(12a)は入口、(12b)
は出口、(30)は円形振動板、(42A)〜(42D)は夫々
加振装置、(48)はヨーク、(49)は電磁石、(51)は
円形振動板(30)の変形、(52)はターンテーブル、
(56)はモータ、(57)はターンテーブル(52)の代用
としての円形振動板である。
フロントページの続き (72)発明者 高尾 良岐 東京都品川区西五反田3丁目9番17号 東洋ビル ソニーマグネスケール株式会 社内 (72)発明者 山本 正人 東京都品川区西五反田3丁目9番17号 東洋ビル ソニーマグネスケール株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭63−113957(JP,A) 特開 昭63−304484(JP,A) 特開 昭48−70521(JP,A) 実開 昭50−81212(JP,U) 実公 昭44−23267(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口及び出口と該入口と出口間に略水平に
    配置された円板状の振動板とを有する平面型のテープ収
    納体と、該テープ収納体の上記振動板を鉛直線に対して
    上記出口側に傾斜した方向に振動させるための振動手段
    と、を有し、上記振動手段によって上記振動板を振動さ
    せることによって上記テープ収納体に収納されているテ
    ープを上記入口から上記出口方向に順次移動させるよう
    にしたことを特徴とする無終端テープ収納装置。
  2. 【請求項2】入口及び出口と該入口と出口間に略水平に
    配置された円板状の回転板とを有する平面型のテープ収
    納体と、上記回転板を回動軸周りに回動させるための回
    動手段と、を有し、上記回動手段によって上記回転板を
    間欠的に回転させることによって上記テープ収納体に収
    納されているテープを上記入口から上記出口方向に順次
    移動させるようにしたことを特徴とする無終端テープ収
    納装置。
JP63237880A 1988-05-10 1988-09-22 無終端テ―プ収納装置 Expired - Lifetime JP2535212B2 (ja)

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NL8901163A NL193643C (nl) 1988-05-10 1989-05-09 Inrichting voor de opslag en transport van een eindloze band en een duplicatiesysteem voor beschreven band.
IT8947935A IT1231585B (it) 1988-05-10 1989-05-09 Apparecchio di immagazzinamento di nastro continuo e relativo sistema duplicatore di nastro registrato
US07/349,264 US5095390A (en) 1988-05-10 1989-05-09 Apparatus for storing and feeding endless tape and recorded tape duplicator system utilizing the same
GB8910714A GB2219428B (en) 1988-05-10 1989-05-10 Endless tape storage apparatus
DE3915332A DE3915332C2 (de) 1988-05-10 1989-05-10 Speichervorrichtung für ein endloses Aufzeichnungsband und Dupliziervorrichtung mit einer solchen Speichervorrichtung
KR1019890006213A KR930004976B1 (ko) 1988-05-10 1989-05-10 무한 테이프 저장장치 및 그것을 이용하는 테이프 복제 시스템

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JPS4423267Y1 (ja) * 1965-04-03 1969-10-01
US3758012A (en) * 1971-12-20 1973-09-11 Ibm Controlled tension ribbon cassette
JPS5081212U (ja) * 1973-11-27 1975-07-12

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