JP2611622B2 - スカッシュコート - Google Patents
スカッシュコートInfo
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- JP2611622B2 JP2611622B2 JP15066593A JP15066593A JP2611622B2 JP 2611622 B2 JP2611622 B2 JP 2611622B2 JP 15066593 A JP15066593 A JP 15066593A JP 15066593 A JP15066593 A JP 15066593A JP 2611622 B2 JP2611622 B2 JP 2611622B2
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- Japan
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- rails
- squash
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内スポーツであるス
カッシュ競技の競技用コートを区画するスカッシュコー
トに関するものである。
カッシュ競技の競技用コートを区画するスカッシュコー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内競技であるスカッシュ競技は、床面
に立設固定された壁体で四周を囲繞した競技用コートを
使用するが、このコートの広さは32フィート(9.7
5メートル)×21フィート(6.40メートル)に規
定されており、このため、床面に制約のある体育館等を
利用して併設することが非常に困難であり、従ってスカ
ッシュ競技専用のコートを別に設けなければならないと
いう欠点があり、建設費用が嵩むばかりでなく、建設設
置されたものを容易に移設することが出来ないという問
題がある。
に立設固定された壁体で四周を囲繞した競技用コートを
使用するが、このコートの広さは32フィート(9.7
5メートル)×21フィート(6.40メートル)に規
定されており、このため、床面に制約のある体育館等を
利用して併設することが非常に困難であり、従ってスカ
ッシュ競技専用のコートを別に設けなければならないと
いう欠点があり、建設費用が嵩むばかりでなく、建設設
置されたものを容易に移設することが出来ないという問
題がある。
【0003】そこで、必要に応じて他の場所へ容易に移
設することができる折り畳み可能のスカッシュコートが
案出された(実開昭60−102068号公報)。この
従来の折り畳みスカッシュコートは、不使用時に左右の
壁面となるサイドウォールがその中央部にてヒンジを介
して内方に向かって折曲可能とされているとともに、前
後の壁面となるフロントウォール及びバックウォールの
両側端と蝶番で連結した構造となっている。
設することができる折り畳み可能のスカッシュコートが
案出された(実開昭60−102068号公報)。この
従来の折り畳みスカッシュコートは、不使用時に左右の
壁面となるサイドウォールがその中央部にてヒンジを介
して内方に向かって折曲可能とされているとともに、前
後の壁面となるフロントウォール及びバックウォールの
両側端と蝶番で連結した構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の折り畳みスカッシュコートでは、フロント,バ
ック,サイドの各ウォールの連結が蝶番による連結であ
り、特にサイドウォールの中央部における連結部分(召
し合わせ部分)の内壁面側を平滑に保つために外壁面側
に閂を設けるが、この閂が強固に構成されていないと、
このサイドウォールの内壁面が面一状態に保持できず、
競技に支障を来すという問題があった。
た従来の折り畳みスカッシュコートでは、フロント,バ
ック,サイドの各ウォールの連結が蝶番による連結であ
り、特にサイドウォールの中央部における連結部分(召
し合わせ部分)の内壁面側を平滑に保つために外壁面側
に閂を設けるが、この閂が強固に構成されていないと、
このサイドウォールの内壁面が面一状態に保持できず、
競技に支障を来すという問題があった。
【0005】また、この従来の折り畳みスカッシュコー
トでは、移動可能とするために、各ウォールの下端部外
側にキャスターを設けた構成とされているが、各ウォー
ルの重心となる上下方向の中心線とキャスターの軸芯と
が偏心しているため、各ウォールがコートの内側に倒れ
ようとする応力を受けるという問題が発生する。
トでは、移動可能とするために、各ウォールの下端部外
側にキャスターを設けた構成とされているが、各ウォー
ルの重心となる上下方向の中心線とキャスターの軸芯と
が偏心しているため、各ウォールがコートの内側に倒れ
ようとする応力を受けるという問題が発生する。
【0006】このため、サイドウォールとフロント及び
バックウォールとを連結する蝶番に捩じり応力が発生し
てしまい、この蝶番が破損する恐れが起き、さらにこの
ことからサイドウォール中央部の連結部分に設けられる
閂が撓み、上記同様にサイドウォールの内壁面を面一に
保持できなくなるという問題が起きる。
バックウォールとを連結する蝶番に捩じり応力が発生し
てしまい、この蝶番が破損する恐れが起き、さらにこの
ことからサイドウォール中央部の連結部分に設けられる
閂が撓み、上記同様にサイドウォールの内壁面を面一に
保持できなくなるという問題が起きる。
【0007】そこで本発明は、上記各問題点を解消する
ために、体育館などの室内にスカッシュコートを構成す
るための前後左右の壁、すなわちフロント,バック,両
サイドの各ウォールを、使用時には床面に簡便に立設し
四周を囲繞でき、また不使用時には各ウォールを容易に
床面から退避できるように構成されるとともに、各ウォ
ールの面一さを保持できるスカッシュコートを提供する
ことを目的としている。
ために、体育館などの室内にスカッシュコートを構成す
るための前後左右の壁、すなわちフロント,バック,両
サイドの各ウォールを、使用時には床面に簡便に立設し
四周を囲繞でき、また不使用時には各ウォールを容易に
床面から退避できるように構成されるとともに、各ウォ
ールの面一さを保持できるスカッシュコートを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図4を参
照して説明する。この発明のスカッシュコート1は、フ
ロントウォールとバックウォールを対向して設け、該フ
ロントウォールとバックウォールの両側端を左右のサイ
ドウォールで連結して四周を囲繞したスカッシュコート
において、前記フロントウォール4に対し直角をなして
床面Fに敷設される互いに平行な左右一対の下レール2
と、前記床面Fの上方に位置し、下面に前記下レール2
と対向する左右一対の上レール11が設けられた枠体9
と、前記上下各レール2,11間に摺動自在に配設され
るとともに、左右各レール間に渡って設けられ、前記フ
ロントウォール4と対向するバックウォール15と、前
記上下各レール2,11間に移動自在に配設されるとと
もに、左右各レールにそれぞれ設けられ、前記フロント
ウォール4とバックウォール15との両側端間に配設さ
れた左右のサイドウォール16と、を具備したことを特
徴としている。
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図4を参
照して説明する。この発明のスカッシュコート1は、フ
ロントウォールとバックウォールを対向して設け、該フ
ロントウォールとバックウォールの両側端を左右のサイ
ドウォールで連結して四周を囲繞したスカッシュコート
において、前記フロントウォール4に対し直角をなして
床面Fに敷設される互いに平行な左右一対の下レール2
と、前記床面Fの上方に位置し、下面に前記下レール2
と対向する左右一対の上レール11が設けられた枠体9
と、前記上下各レール2,11間に摺動自在に配設され
るとともに、左右各レール間に渡って設けられ、前記フ
ロントウォール4と対向するバックウォール15と、前
記上下各レール2,11間に移動自在に配設されるとと
もに、左右各レールにそれぞれ設けられ、前記フロント
ウォール4とバックウォール15との両側端間に配設さ
れた左右のサイドウォール16と、を具備したことを特
徴としている。
【0009】また、本発明のスカッシュコート1は、前
記左右のサイドウォール16を、それぞれ複数に分割し
たサイドパネル17で構成してもよく、さらに、前記一
対の下レール2と前記枠体9に設けられた一対の上レー
ル11とに、少なくとも各一端側に連続して接続される
上下対の分岐レール部7を有した収納部8を設けてもよ
い。さらに、前記枠体9の基端縁9aをフロントウォー
ル4側に蝶着して、この蝶着部を中心に回動可能とし、
前記床面F上方より退避させる構成としてもよい。
記左右のサイドウォール16を、それぞれ複数に分割し
たサイドパネル17で構成してもよく、さらに、前記一
対の下レール2と前記枠体9に設けられた一対の上レー
ル11とに、少なくとも各一端側に連続して接続される
上下対の分岐レール部7を有した収納部8を設けてもよ
い。さらに、前記枠体9の基端縁9aをフロントウォー
ル4側に蝶着して、この蝶着部を中心に回動可能とし、
前記床面F上方より退避させる構成としてもよい。
【0010】
【作用】枠体9は床面Fの上方に位置し、床面Fに敷設
されている平行な一対の下レール2と、上レール11と
が対向される。そして、各上下レール2,11間に配設
されるとともに、左右レール間に渡って設けられたバッ
クウォール15は、フロントウォール4と対向され、各
フロントウォール4,バックウォール15との両側端間
には、左右のサイドウォール16が、各左右レールの上
下レール2,11間に配設され、これにより、四周を囲
繞し、スカッシュコート1を構成する。
されている平行な一対の下レール2と、上レール11と
が対向される。そして、各上下レール2,11間に配設
されるとともに、左右レール間に渡って設けられたバッ
クウォール15は、フロントウォール4と対向され、各
フロントウォール4,バックウォール15との両側端間
には、左右のサイドウォール16が、各左右レールの上
下レール2,11間に配設され、これにより、四周を囲
繞し、スカッシュコート1を構成する。
【0011】左右の各サイドウォール16は、複数に分
割されたサイドパネル17で構成させてもよく、各サイ
ドパネル17は上下レール2,11間を摺動自在とさ
れ、上下レール2,11の一端側に連続して接続された
分岐レール部7を有する収納部8内に収納可能となる。
割されたサイドパネル17で構成させてもよく、各サイ
ドパネル17は上下レール2,11間を摺動自在とさ
れ、上下レール2,11の一端側に連続して接続された
分岐レール部7を有する収納部8内に収納可能となる。
【0012】また、枠体9は、基端縁9aが蝶着され、
この蝶着部分を中心に回動して、前記床面F上方から退
避される。
この蝶着部分を中心に回動して、前記床面F上方から退
避される。
【0013】
【実施例】図1は本発明によるスカッシュコートの一実
施例を示す斜視図である。まず、本発明のスカッシュコ
ート1が構成される体育館などの建物Aの床面Fには、
図2及び図4に示すような互いに平行な左右一対の下レ
ール2が敷設されている。この下レール2は、凹溝形状
のレールより構成され、建物内壁面Wに対して直角をな
して敷設されており、長さをスカッシュコート1の全長
と略同一とするとともに、互いの間隔をスカッシュコー
ト1の幅長としている。
施例を示す斜視図である。まず、本発明のスカッシュコ
ート1が構成される体育館などの建物Aの床面Fには、
図2及び図4に示すような互いに平行な左右一対の下レ
ール2が敷設されている。この下レール2は、凹溝形状
のレールより構成され、建物内壁面Wに対して直角をな
して敷設されており、長さをスカッシュコート1の全長
と略同一とするとともに、互いの間隔をスカッシュコー
ト1の幅長としている。
【0014】また、この下レール2には、図2に示すよ
うに、建物内壁面W側の一端に、この下レール2と直交
して連結される分岐下レール3が接続され、床面Fに敷
設されている。
うに、建物内壁面W側の一端に、この下レール2と直交
して連結される分岐下レール3が接続され、床面Fに敷
設されている。
【0015】次に、フロントウォール4は、図2に示す
ように、床面Fの一対の下レール2間に位置するととも
に、前記分岐下レール3を挟んで、建物Aの垂直な内壁
面Wに沿って、この内壁面Wと略平行に立設されてい
る。すなわち、フロントウォール4に対し直角をなして
このフロントウォール4の両側縁に下レール2が位置す
るとともに、このフロントウォールの裏面4aと建物内
壁面Wとの間に分岐下レール3が位置するようになって
いる。
ように、床面Fの一対の下レール2間に位置するととも
に、前記分岐下レール3を挟んで、建物Aの垂直な内壁
面Wに沿って、この内壁面Wと略平行に立設されてい
る。すなわち、フロントウォール4に対し直角をなして
このフロントウォール4の両側縁に下レール2が位置す
るとともに、このフロントウォールの裏面4aと建物内
壁面Wとの間に分岐下レール3が位置するようになって
いる。
【0016】また、このフロントウォール4の上縁に
は、建物内壁面Wとの間に床面Fと平行となって架設さ
れるとともに、図1に示すように、この内壁面Wに沿っ
て左右に延出する天板5が設けられている。この天板5
の下面には、床面Fに敷設された分岐下レール3と対向
する略凹溝形状の分岐上レール6が設けられている。そ
して、これら上下分岐レール3,6で構成される分岐レ
ール部7とともに、建物内壁面W、フロントウォール裏
面4a、床面F、及び天板5とに囲まれた空間を収納部
8としている。
は、建物内壁面Wとの間に床面Fと平行となって架設さ
れるとともに、図1に示すように、この内壁面Wに沿っ
て左右に延出する天板5が設けられている。この天板5
の下面には、床面Fに敷設された分岐下レール3と対向
する略凹溝形状の分岐上レール6が設けられている。そ
して、これら上下分岐レール3,6で構成される分岐レ
ール部7とともに、建物内壁面W、フロントウォール裏
面4a、床面F、及び天板5とに囲まれた空間を収納部
8としている。
【0017】次に、枠体9は、図1に示すように、コー
トの形状と略同一の矩形に枠組みされた枠部材で構成さ
れ、左右両側となる枠部材10の下面に、前記下レール
2と対向する左右一対の上レール11が設けられてい
る。この枠体9の上レール11の一端は、前述した天板
5に設けられている分岐上レール6に離脱自在に接続さ
れるようになっている。
トの形状と略同一の矩形に枠組みされた枠部材で構成さ
れ、左右両側となる枠部材10の下面に、前記下レール
2と対向する左右一対の上レール11が設けられてい
る。この枠体9の上レール11の一端は、前述した天板
5に設けられている分岐上レール6に離脱自在に接続さ
れるようになっている。
【0018】また、この枠体9は、基端縁9aがフロン
トウォール4側の建物内壁面Wに蝶番等の揺動連結部材
12を介して蝶着され、この蝶着部分を中心に回動が可
能となっている。なお、本実施例では、図4に示すよう
に、建物内壁面Wの上方に、巻取装置13が配設され、
枠体9の先端縁9bに接続されたワイヤ14を巻き取る
ことで、この枠体9を上方に回動させ、床面F上方より
退避させるようになっている。
トウォール4側の建物内壁面Wに蝶番等の揺動連結部材
12を介して蝶着され、この蝶着部分を中心に回動が可
能となっている。なお、本実施例では、図4に示すよう
に、建物内壁面Wの上方に、巻取装置13が配設され、
枠体9の先端縁9bに接続されたワイヤ14を巻き取る
ことで、この枠体9を上方に回動させ、床面F上方より
退避させるようになっている。
【0019】次に、バックウォール15は、前記フロン
トウォール4に対向し、上下各レール2,11の左右レ
ール間に渡って配設されている。
トウォール4に対向し、上下各レール2,11の左右レ
ール間に渡って配設されている。
【0020】このバックウォール15には、図示しない
が、上縁の左右両端近傍に、ランナーが上方に突設さ
れ、また下縁の左右両端近傍に、ローラが下方にそれぞ
れ突出して設けられている。そして、これらランナー及
びローラは上下各レール2,11の左右両レールに係合
し、このレール2,11内を転動可能とされており、こ
のレール2,11に沿って移動自在となっている。な
お、このバックウォール15の幅長は、前述したフロン
トウォール4よりサイドウォール16の厚み分やや長尺
に設定されている。
が、上縁の左右両端近傍に、ランナーが上方に突設さ
れ、また下縁の左右両端近傍に、ローラが下方にそれぞ
れ突出して設けられている。そして、これらランナー及
びローラは上下各レール2,11の左右両レールに係合
し、このレール2,11内を転動可能とされており、こ
のレール2,11に沿って移動自在となっている。な
お、このバックウォール15の幅長は、前述したフロン
トウォール4よりサイドウォール16の厚み分やや長尺
に設定されている。
【0021】また、このバックウォール15にはコート
内への出入口が配設されるとともに、ウォール15の上
半部が枠のみで構成され、下半部に強化ガラス板15a
等が嵌着され、コート外部からコート内部を観ることが
可能となっている。
内への出入口が配設されるとともに、ウォール15の上
半部が枠のみで構成され、下半部に強化ガラス板15a
等が嵌着され、コート外部からコート内部を観ることが
可能となっている。
【0022】次にサイドウォール16は、左右一対で構
成されるとともに、左右の各サイドウォール16は、複
数に分割され各々同幅に形成されたサイドパネル17よ
り構成されている。
成されるとともに、左右の各サイドウォール16は、複
数に分割され各々同幅に形成されたサイドパネル17よ
り構成されている。
【0023】このサイドパネル17は、上部が枠のみで
構成され、下部に板材18が展張固定された形状とさ
れ、図1に示すように各パネル17の板材18の上端縁
18aがバックウォール15に向かって下降傾斜するよ
うに形成されており、各パネル17を並列させた際に各
板材18の上端縁18aが一直線となるように形成され
ている。
構成され、下部に板材18が展張固定された形状とさ
れ、図1に示すように各パネル17の板材18の上端縁
18aがバックウォール15に向かって下降傾斜するよ
うに形成されており、各パネル17を並列させた際に各
板材18の上端縁18aが一直線となるように形成され
ている。
【0024】また、各サイドパネル17は、図示しない
が、上縁の左右両端近傍に、ランナーが上方に突設さ
れ、また下縁の左右両端近傍には、ローラが下方にそれ
ぞれ突出して設けられており、前述した上レール11、
及び下レール2にそれぞれ係合し、このレール2,11
内を転動可能とされ、各上下レール2,11間をこのレ
ールに沿って移動できるようになっている。
が、上縁の左右両端近傍に、ランナーが上方に突設さ
れ、また下縁の左右両端近傍には、ローラが下方にそれ
ぞれ突出して設けられており、前述した上レール11、
及び下レール2にそれぞれ係合し、このレール2,11
内を転動可能とされ、各上下レール2,11間をこのレ
ールに沿って移動できるようになっている。
【0025】なお、これらサイドパネル17は、上下レ
ール2,11間にて並列した状態で、図示しない連結部
材によって互いが強固に連結できるようになっていると
ともに、床面Fに対して移動を規制するストッパ、例え
ば丸落とし等が設けられている。
ール2,11間にて並列した状態で、図示しない連結部
材によって互いが強固に連結できるようになっていると
ともに、床面Fに対して移動を規制するストッパ、例え
ば丸落とし等が設けられている。
【0026】次に、上記のように構成されたスカッシュ
コート1の使用時の状態について説明する。まず、枠体
9は床面Fの上方に位置させ、床面Fの下レール2と上
レール11とを対向させるとともに、各上下レール2,
11を互いに平行とさせた状態とし、バックウォール1
5をフロントウォール4と対向させた状態とする。ま
た、各サイドパネル17は左右の上下レール2,11間
に並列させ、互いを連結し、サイドウォール16として
構成する。
コート1の使用時の状態について説明する。まず、枠体
9は床面Fの上方に位置させ、床面Fの下レール2と上
レール11とを対向させるとともに、各上下レール2,
11を互いに平行とさせた状態とし、バックウォール1
5をフロントウォール4と対向させた状態とする。ま
た、各サイドパネル17は左右の上下レール2,11間
に並列させ、互いを連結し、サイドウォール16として
構成する。
【0027】このとき、各サイドウォール16の一方の
側縁部は、バックウォール15の表面に当接し、フロン
トウォール4の左右両側縁は各サイドウォール16の他
方の側縁部に当接する。そして、各ウォール4,15,
16を連結し四周を囲繞して、図1に示すスカッシュコ
ート1となる。
側縁部は、バックウォール15の表面に当接し、フロン
トウォール4の左右両側縁は各サイドウォール16の他
方の側縁部に当接する。そして、各ウォール4,15,
16を連結し四周を囲繞して、図1に示すスカッシュコ
ート1となる。
【0028】次に、このスカッシュコート1の不使用時
における各ウォールの収納方法について説明する。ま
ず、左右サイドウォール16の並列した各パネル17
を、各別に上下レール2,11間に沿ってフロントウォ
ール4側に移動させる。移動するサイドパネル4は、図
2に示すように、分岐レール部7にて移動方向が変えら
れ、フロントウォール4の裏側4a、すなわち収納部8
内に移動させ、各サイドパネル17を重合状態で収納す
る。
における各ウォールの収納方法について説明する。ま
ず、左右サイドウォール16の並列した各パネル17
を、各別に上下レール2,11間に沿ってフロントウォ
ール4側に移動させる。移動するサイドパネル4は、図
2に示すように、分岐レール部7にて移動方向が変えら
れ、フロントウォール4の裏側4a、すなわち収納部8
内に移動させ、各サイドパネル17を重合状態で収納す
る。
【0029】次に、バックウォール15を上下各レール
2,11に沿ってフロントウォール4側に移動させ、図
3に示すようにフロントウォール4の表面とバックウォ
ール15の表面とを合わせるように重合させる。このと
き、フロントウォール4とバックウォール15とを結合
部材(図示せず)等で重合状態で固定させ、バックウォ
ール15が傾倒しないようにする。
2,11に沿ってフロントウォール4側に移動させ、図
3に示すようにフロントウォール4の表面とバックウォ
ール15の表面とを合わせるように重合させる。このと
き、フロントウォール4とバックウォール15とを結合
部材(図示せず)等で重合状態で固定させ、バックウォ
ール15が傾倒しないようにする。
【0030】そして、巻取装置13を作動させ、枠体9
に接続されたワイヤ14を巻き取り、図4に示すよう
に、揺動連結部材12を中心に枠体9を上方に回動さ
せ、床面F上方より退避させ、建物内壁面W側に直立さ
せ収納する。なお、床面Fに敷設されている凹溝状の下
レール2には、帯状の閉塞部材(図示せず)が嵌合され
るようになっており、スカッシュコート1を使用せず、
この床面Fを他の目的に使用する場合に、この下レール
2が障害となることがないようになっている。
に接続されたワイヤ14を巻き取り、図4に示すよう
に、揺動連結部材12を中心に枠体9を上方に回動さ
せ、床面F上方より退避させ、建物内壁面W側に直立さ
せ収納する。なお、床面Fに敷設されている凹溝状の下
レール2には、帯状の閉塞部材(図示せず)が嵌合され
るようになっており、スカッシュコート1を使用せず、
この床面Fを他の目的に使用する場合に、この下レール
2が障害となることがないようになっている。
【0031】また、この収納(退避)状態から、スカッ
シュコート1を使用する状態とする場合は、上記収納手
順を逆に行い、各ウォールを連結し四周を囲繞して形成
させる。
シュコート1を使用する状態とする場合は、上記収納手
順を逆に行い、各ウォールを連結し四周を囲繞して形成
させる。
【0032】従ってこのように構成されたスカッシュコ
ート1では、各ウォールの側部を構成するサイドウォー
ル16を上下のレール2,11間に配設した構成とした
ので、このサイドウォール16が上下縁にて支持される
構造となり、スカッシュ競技中にサイドウォール16が
傾くなどの不具合は生じず、競技に支障を来すというこ
とがない。
ート1では、各ウォールの側部を構成するサイドウォー
ル16を上下のレール2,11間に配設した構成とした
ので、このサイドウォール16が上下縁にて支持される
構造となり、スカッシュ競技中にサイドウォール16が
傾くなどの不具合は生じず、競技に支障を来すというこ
とがない。
【0033】また、このサイドウォール16を分割した
サイドパネル17で構成した場合でも、各パネル17が
上下レール2,11によって支持されているので、ウォ
ール16がコート内に倒れるなどの問題が発生すること
がない。
サイドパネル17で構成した場合でも、各パネル17が
上下レール2,11によって支持されているので、ウォ
ール16がコート内に倒れるなどの問題が発生すること
がない。
【0034】さらに、各パネル17が真直な上下レール
2,11に支持されていることから各パネル17により
構成されるサイドウォール16は、壁面Wが面一に保持
され、競技に支障を来すということがない。
2,11に支持されていることから各パネル17により
構成されるサイドウォール16は、壁面Wが面一に保持
され、競技に支障を来すということがない。
【0035】また、スカッシュコート1を使用せずに、
各ウォールを退避させる際には、サイドウォール16及
びバックウォール15が上下のレール2,11に支持さ
れているので、ふらつくことなく上下レール2,11間
を移動させ収納することができ、この収納作業が危険を
伴わずに容易に行うことができる。
各ウォールを退避させる際には、サイドウォール16及
びバックウォール15が上下のレール2,11に支持さ
れているので、ふらつくことなく上下レール2,11間
を移動させ収納することができ、この収納作業が危険を
伴わずに容易に行うことができる。
【0036】さらに、このスカッシュコート1の各ウォ
ールを退避させた後は、床面F上に下レール2のみが残
る構成であるため、この下レール2を塞いでしまえば、
他のスポーツ等に利用することができ、体育館内等にこ
のスカッシュコート1が設置されていても有効に利用す
ることが可能である。
ールを退避させた後は、床面F上に下レール2のみが残
る構成であるため、この下レール2を塞いでしまえば、
他のスポーツ等に利用することができ、体育館内等にこ
のスカッシュコート1が設置されていても有効に利用す
ることが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるスカッ
シュコートでは、四周を囲繞する各ウォールの左右のウ
ォールを構成する両サイドウォールを、上下のレール間
に配設した構成としたので、このサイドウォールが上下
縁部にて支持される構造となり、スカッシュ競技中にサ
イドウォールが傾くなどの不具合は生じず、また、衝撃
による振れなども発生しないので、競技に支障を来すと
いうことがないという効果がある。
シュコートでは、四周を囲繞する各ウォールの左右のウ
ォールを構成する両サイドウォールを、上下のレール間
に配設した構成としたので、このサイドウォールが上下
縁部にて支持される構造となり、スカッシュ競技中にサ
イドウォールが傾くなどの不具合は生じず、また、衝撃
による振れなども発生しないので、競技に支障を来すと
いうことがないという効果がある。
【0038】また、このスカッシュコートによれば、上
記サイドウォールを複数に分割したサイドパネルで構成
した場合でも、各パネルが上下レールによって支持され
ているので、各ウォールがコート内側に傾倒することが
なく、また、各パネルが真直な上下レールに支持されて
いることから各パネルにより構成されるサイドウォール
は、壁面が面一に保持され、不規則な跳ね返りが起こら
ず、競技に支障を来すということがないという効果があ
る。
記サイドウォールを複数に分割したサイドパネルで構成
した場合でも、各パネルが上下レールによって支持され
ているので、各ウォールがコート内側に傾倒することが
なく、また、各パネルが真直な上下レールに支持されて
いることから各パネルにより構成されるサイドウォール
は、壁面が面一に保持され、不規則な跳ね返りが起こら
ず、競技に支障を来すということがないという効果があ
る。
【0039】さらに、このスカッシュコートを使用せず
に、各ウォールを床面から退避させる際に、サイドウォ
ール及びバックウォールが上下のレールに支持されてい
るので、ふらつくことなく上下レール間を移動させ退
避,収納することができ、この収納作業が危険を伴わず
に容易に行うことができるという効果があり、また上下
レールに分岐レールを接続して各サイドウォールを収納
部内に収納させれば、スカッシュコートの不使用時にお
ける床面が他の目的に有効に使用することができるとい
う効果がある。また、上レールが設けられている枠体を
床面の上方から退避する構成としたことにより、床面上
方の空間も利用可能である。
に、各ウォールを床面から退避させる際に、サイドウォ
ール及びバックウォールが上下のレールに支持されてい
るので、ふらつくことなく上下レール間を移動させ退
避,収納することができ、この収納作業が危険を伴わず
に容易に行うことができるという効果があり、また上下
レールに分岐レールを接続して各サイドウォールを収納
部内に収納させれば、スカッシュコートの不使用時にお
ける床面が他の目的に有効に使用することができるとい
う効果がある。また、上レールが設けられている枠体を
床面の上方から退避する構成としたことにより、床面上
方の空間も利用可能である。
【0040】さらに、このスカッシュコートによれば、
各ウォールを退避させた後、床面上に下レールのみが残
る構成であるため、体育館内等にこのスカッシュコート
が設置されていても、占有されることにならず、この下
レールを塞いでしまえば、他のスポーツ等に利用するこ
とができ、屋内を有効に利用することができるという効
果がある。
各ウォールを退避させた後、床面上に下レールのみが残
る構成であるため、体育館内等にこのスカッシュコート
が設置されていても、占有されることにならず、この下
レールを塞いでしまえば、他のスポーツ等に利用するこ
とができ、屋内を有効に利用することができるという効
果がある。
【図1】本発明によるスカッシュコートの一実施例を示
す斜視図
す斜視図
【図2】同実施例によるサイドウォールの収納動作を示
す動作図
す動作図
【図3】同実施例による各ウォールの収納状態を示す一
部省略平面図
部省略平面図
【図4】同実施例による各ウォールの収納状態を示す斜
視図
視図
1…スカッシュコート 2…下レール 4…フロントウォール 7…分岐レール部 8…収納部 9…枠体 9a…基端縁 11…上レール 15…バックウォール 16…サイドウォール 17…サイドパネル F…床面
Claims (4)
- 【請求項1】 フロントウォールとバックウォールを対
向して設け、該フロントウォールとバックウォールの両
側端を左右のサイドウォールで連結して四周を囲繞した
スカッシュコートにおいて、 前記フロントウォールに対し直角をなして床面に敷設さ
れる互いに平行な左右一対の下レールと、 前記床面の上方に位置し、下面に前記下レールと対向す
る左右一対の上レールが設けられた枠体と、 前記上下各レール間に摺動自在に配設されるとともに、
左右各レール間に渡って設けられ、前記フロントウォー
ルと対向するバックウォールと、 前記上下各レール間に移動自在に配設されるとともに、
左右各レールにそれぞれ設けられ、前記フロントウォー
ルとバックウォールとの両側端間に配設された左右のサ
イドウォールと、 を具備したことを特徴とするスカッシュコート。 - 【請求項2】 前記左右のサイドウォールは、それぞれ
複数に分割されたサイドパネルで構成されていることを
特徴とする請求項1記載のスカッシュコート。 - 【請求項3】 前記一対の下レールと前記枠体に設けら
れた一対の上レールとには、少なくとも各一端側に連続
して接続される上下対の分岐レール部を有した収納部が
設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2
記載のスカッシュコート。 - 【請求項4】 前記枠体は、基端縁がフロントウォール
側に蝶着され、該蝶着部を中心に回動し前記床面上方よ
り退避することを特徴とする請求項1又は請求項2又は
請求項3記載のスカッシュコート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15066593A JP2611622B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | スカッシュコート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15066593A JP2611622B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | スカッシュコート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078595A JPH078595A (ja) | 1995-01-13 |
JP2611622B2 true JP2611622B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=15501809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15066593A Expired - Fee Related JP2611622B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | スカッシュコート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2611622B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP15066593A patent/JP2611622B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078595A (ja) | 1995-01-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |