JP2610962B2 - マレイン酸モノアルキルエステルとビニルアルキルエーテルから成る共重合体の製造方法 - Google Patents

マレイン酸モノアルキルエステルとビニルアルキルエーテルから成る共重合体の製造方法

Info

Publication number
JP2610962B2
JP2610962B2 JP63244659A JP24465988A JP2610962B2 JP 2610962 B2 JP2610962 B2 JP 2610962B2 JP 63244659 A JP63244659 A JP 63244659A JP 24465988 A JP24465988 A JP 24465988A JP 2610962 B2 JP2610962 B2 JP 2610962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acetone
solution
added
vinyl
maleic anhydride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63244659A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01110508A (ja
Inventor
ハンスーヘルムート、ゲルツ
フェルディナント、シュトラウプ
フリードリッヒ、フォーゲル
フランツ、フロシュ
パウル、ネーゲレ
ハンスーユルゲン、ラウベンハイマー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPH01110508A publication Critical patent/JPH01110508A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2610962B2 publication Critical patent/JP2610962B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/14Esterification
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F222/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical and containing at least one other carboxyl radical in the molecule; Salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof
    • C08F222/10Esters
    • C08F222/12Esters of phenols or saturated alcohols
    • C08F222/16Esters having free carboxylic acid groups, e.g. monoalkyl maleates or fumarates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はマレイン酸モノアルキルエステルとビニルア
ルキルエーテルから成る共重合体の製造方法に関するも
のである。
(従来技術) ビニルメチルエーテル及びマレイン酸モノアルキルエ
ステル、ことにマレイン酸エチルエステル、マレイン酸
イソプロピルエステル及びマレイン酸ブチルエステルと
から成る共重合体は、ヘアスプレイにおける被膜形成樹
脂として広く使用されている。このような物質の製造
は、一般にビニルメチルエーテル及びマレイン酸無水物
から成る共重合体を相当するアルコールと反応させるこ
とにより行われる、例えば英国特許863379号明細書に
は、マレイン酸無水物/ビニルメチルエーテル共重合体
とメタノール、マレイン酸無水物/ビニルメチルエーテ
ル共重合体とエタノール、マレイン酸無水物/ビニルメ
チルエーテル共重合体とイソプロパノール、マレイン酸
無水物/ビニルメチル共重合体とn−ブタノール、マレ
イン酸無水物/ビニルエチルエーテル共重合体とメタノ
ールの反応が記載されている。この場合粉末状の無水物
共重合体は室温で或は加熱下に過剰量においてそれぞれ
のアルコールに溶解せしめられる。日本国公開昭43−25
982号公報には気体状アルコールとの相当する反応が提
案されている。英国特許1233468号明細書には類似する
反応が記載されているが、この場合には重合体が溶解し
ない不活性反応媒体中において反応が行われる。西独公
開1930009号公報においては、1級アルコールとの反応
は溶媒としてのイソプロパノール中において行われる。
これら方法のすべては、出発物質として粉末状の無水物
重合体、例えばマレイン酸無水物とビニルメチルエーテ
ルとの交互共重合体が使用される点で共通している。こ
の無水物の製造も同様に公知である。西独特許540101号
明細書には、すでにマレイン酸無水物とビニルエーテル
との共重合、例えばバルク共重合乃至サブスタンス共重
合、すなわち無溶媒共重合が提案されている。英国特許
712220号明細書においては、マレイン酸無水物とビニル
エーテルを溶媒中において重合させる方法が特許請求さ
れている。何れの実施例においても溶媒としてベンゼン
が使用されている。マレイン酸無水物とビニルメチルエ
ーテルの重合には、事実ベンゼンが極めて適当である。
この重合はベンゼン中において沈澱重合として進行す
る。すなわち無水物重合体のベンゼン懸濁液が得られ、
これから乾燥して無水物重合体が得られる。ベンゼンは
低い連鎖移動係数の故に極めて高い分子量の目的重合体
をもたらす。さらにベンゼンは容易に無水とすることが
でき、これは支障なく重合を行わせるために極めて重要
である。これらの利点から、マレイン酸無水物とビニル
メチルエーテルの共重合はベンゼン中の沈澱重合を工業
的に行うことを可能とする。しかしながら、乾燥により
得られる固体生成物は約1重量%までのベンゼンを依然
として含有しており、これから得られるエステルも少量
のベンゼンを含有している。すでに古くから知られてい
るように、ベンゼンはヒトの癌腫の誘因たり得るもので
あるから、例えばヘアスプレイのような化粧品中にベン
ゼンが混在することは極めて好ましくない。
そこでこの分野における技術的課題は、マレイン酸モ
ノアルキルエステル及びビニルアルキルエーテルからベ
ンゼンを含有しない共重合体を製造する方法を提供する
ことである。
(発明の要約) しかるに上記技術的課題は、マレイン酸無水物とビニ
ルアルキルエーテルとのラジカル共重合及び次いでアル
カノールとの反応により、マレイン酸モノアルキルエス
テルとビニルアルキルエーテルから成る共重合体を製造
する方法において、重合の各段階で反応混合物中にビニ
ルアルキルエーテル分が過剰量において存在し、ラジカ
ル共重合がアセトン中で行われ、このアセトンがエステ
ル形成の間或はその後において70℃までの温度で蒸留除
去されることを特徴とする本発明方法により解決され
る。
(発明の構成) マレイン酸アルキルエステル及びビニルアルキルエー
テルからの本発明による共重合体の製造は、従来慣用の
2段階法、すなわちマレイン酸無水物とビニルエーテル
との共重合及び生成無水物重合体とアルコールとの反応
により行われる。従来慣用の方法に対し本発明方法では
固体分として無水物重合体を分離することを断念する。
エステル化は重合に直接接続される。最終生成物とし
て、一般にマレイン酸をモノアルキルエステルとアルキ
ルビニルエーテルから成る共重合体そのものではなく、
使用目的に合わせて、アルカノール(エタノール或はイ
ソプロパノール)溶液が指向される。しかしながら、重
合段階のための反応媒体としては、マレイン酸無水物と
反応するから従来のアルコールは適当でない。この反応
により形成される酸性基はビニルエーテルを分解し、重
合を停止させる。従って、重合に際しては、中性であり
相当するアルコールから簡単に留去される他の溶媒が使
用される。これに特に適するのは、エタノールより沸騰
し難い溶媒であって、例えばメチルホルミアート、エチ
ルホルミアート、メチルアセタートのようなエステル、
ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチル−tert−
ブチルエーテルのようなエーテル、ペンタンのような炭
化水素、アセトンのようなケトンが挙げられる。例示列
挙した溶媒は、重合体溶液をもたらすメチルアセタート
及びアセトンを除いて一般に沈澱重合に至る。この場
合、重合体が著しく高濃度で得られることから、溶液重
合が好ましい。メチルアセタートは余り適当ではない。
これは重合に続くエステル形成条件下において反応をも
たらしがちであって、これにより一方ではメタノールが
形成され、これは無水物重合体と好ましくない反応をも
たらす可能性があり、他方では著しく除去し難い高級ア
ルコールの難流動性アセタートがもたらされるからであ
る。
上述した欠点はアセトンの使用により回避される。こ
れはエタノール或はイソプロパノールから容易に蒸留除
去される。
マレイン酸無水物とビニルアルキルエーテルの共重合
用溶媒としてのアセトンの使用は、それ自体新規ではな
い。マレイン酸無水物とビニルエーテルの共重合体がア
セトンに可溶性であることは、すでに米国特許2047398
号明細書に記載されている。また英国特許712220号明細
書では、有機過酸化物の存在下においてマレイン酸無水
物溶液にビニルエーテルを添加することが特許請求され
ており、その溶媒としてことにアセトン或はメチルエチ
ルケトンのような低級アルキルケトンが示されている。
しかしながらその実施例中では溶媒としてベンゼンが例
外なく使用されている。
また西独公開1770891号公報ではマレイン酸無水物、
メチルビニルエーテル及びラウリルビニルエーテルの三
元重合体ならびにその製法が特許請求されており、この
場合溶媒としてアセトンが挙げられている。この場合に
も、重合触媒の存在下においてマレイン酸無水物溶液に
ビニルエーテルが添加される。しかるに実施例において
は、溶媒としてもっぱらトルエン及び1,2−ジクロルエ
タンが使用されている。
上記引用特許文献を基礎としてアセトン中でマレイン
酸無水物をビニルエーテルと共重合させることが公知で
あることを前提とするときは、例えば上記英国特許7122
20号明細書の実施例1におけるように溶媒としてベンゼ
ンの代わりにアセトンだけを使用し、或は上記西独公開
1770891号公報の実施例5におけるように溶媒としてト
ルエンの代わりにアセトンのみを使用して共重合を行っ
た場合の結果に失望する筈である。すなわちこのような
反応条件下ではマレイン酸無水物の相当の部分が反応せ
ずに残留することを確信する筈である。
しかるに意外にも、共重合の各段階において反応混合
物中にビニルエーテルを過剰量で存在させる場合には、
マレイン酸無水物の完全な反応が達成され得ることが確
認された。ビニルエーテルの全体的過剰量は15モル%ま
で、好ましくは10モル%までである。このような反応条
件下においては、意外にも工業的品位のアセトン中の約
0.3重量%の含水分は、悪い影響をもたらさない。共重
合は反応混合物の沸点において行われる得るが、過剰量
のビニルエーテルが存在する場合、共重合体収率は満足
すべきものではない。最良の結果は重合を圧力下に行っ
た場合にもたらされる。この場合温度も50乃至100℃、
ことに55乃至75℃とするべきである。圧力は約1乃至3
バールである。圧力下で処理する場合、反応は制御なく
容易に行われるので、モノマー全量を反応容器に装填す
る必要はない。少量のモノマーをあらかじめ装填し、残
部は数時間にわたり添加するのが好ましい。この場合、
マレイン酸無水物は液状で添加するか、或はアセトンに
溶解させて添加することができる。ビニルアルキルエー
テルは液状で使用されるが、メチルビニルエーテルの場
合には気相における給送よりも反応混合物表面より下方
における給送の方が好ましい。
重合開始剤としては、2,2′−アゾビス−(イソブチ
ロニトリル)、(2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)、2,2′−アゾビス−(4−メトキシ−
2,4−ジメチル−バレロニトリル)、1,1′−アゾビス−
(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、ジメチル−2,
2′−アゾビス−(イソブチラート)のようなアゾ化合
物がことに好ましい。特に有利であるのは2,2′−アゾ
ビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)である。ペル
オキシ基を有する開始剤は余り好ましくない。このよう
な開始剤、例えばtert−ブチルペルピパラートでは直接
的かつ同時的な重合開始は達成され難いからである。
形成重合体の濃度はそれぞれの分子量及び構造に応じ
て70重量%までである。一般に25乃至55重量%の範囲で
ある。
適当なビニルアルキルエーテルとしては、ことにメチ
ルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニ
ルエーテル、イソブチルビニルエーテル、2−エチルヘ
キシルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、オク
タデシルビニルエーテルが挙げられる。メチルビニルエ
ーテルが特に好ましい。種々のビニルアルキルエーテル
の混合物も使用され得る。
重合終結後、アセトンの一部を蒸留除去するのが好ま
しく、これにより低沸点ビニルアルキルエーテルを使用
した場合には使用されたビニルエーテル過剰量も共に除
去される。生成重合体の分子量及び構造に応じて、その
濃度は80重量%まで、ことに50乃至70重量%である。
留去は常圧下或は減圧下に行われるが、何れの場合に
も生成物の熱応力はできるだけ僅少に維持されねばなら
ない。この高粘度溶液にアルコールが添加されてエステ
ル形成が行われる。この場合炭素原子1乃至4個の低級
アルコール、ことにエタノール、イソプロパノール及び
n−ブタノールを使用するのが好ましい。同じアルコー
ルが後で最終生成物の生成物の溶媒としても使用される
場合には、100%以上の大過剰量のアルコールを添加す
ることができる。しかしながらアルコールが単にエステ
ル代のためにのみ添加され、溶媒として作用しない場合
には、余りに過剰に添加することは回避されるべきであ
る。この場合、アルコール過剰量は無水物基に対して5
モル%までとするのが好ましい。
この無水物重量体は例えばエタノールには溶解しな
い。従って、エタノールの添加により無水物アセトン溶
液からは粘稠な不均質物がもたらされ、これはエステル
化に続いて始めて均質、澄明となる。
エステル化のためには、適当な慣用の触媒、ことに硫
酸或はトルエンスルホン酸のような酸性触媒の存在下に
おいて行うのが好ましい。
アルコールの添加は50乃至70℃の温度で行うのが有利
である。同じアルコールが後で溶媒として使用される場
合には、エステル化が未だ終結しない時点でも、アセト
ンの留去と共にアルコール添加が開始され得る。最終生
成物の着色のためには、この段階における温度操作が極
めて重要である。本発明において反応混合物は70℃を超
えるべきではない。これは僅かな減圧下、例えば500ミ
リバールの減圧下において蒸留することにより達成され
る。アルコールのロスを軽減するため、カラムを使用す
ることが好ましい。粘度の急上昇を回避するため、反応
混合物にアルコールが添加される。この添加は継続的に
或は必要に応じて段階的に行うことができる。アセトン
が大部分、例えば残留量が2%以下、ことに1%以下と
なるように除去される場合には、エステル化を完結させ
るために、温度をやや上昇、例えば80乃至100℃に上昇
させることができる。高温による色の劣悪化はここでは
生じない。反応終結後溶液中重合体含有量はアルコール
添加により所望の程度に調整され得る。
エステル化剤がアルカノールであって、溶媒がこれと
相違する場合には、エステル化アルコール添加後直ちに
完全エステル化のため撹拌し、しかる後上述したように
蒸留を開始する。
上述の方法により製造された溶液は、わずかに黄色を
呈するが、必要であれば少量の過酸化水素を添加すれば
透明化される。
本発明方法により製造された、マレイン酸モノアルキ
ルエステルとビニルアルキルエーテルから成る共重合体
アルコール溶液は、前述した従来技術により製造された
相当する溶液と物理的特性及び使用特性において完全に
同等である。本発明のものは好ましくないベンゼンを全
く含有せず、その懸念のないアセトンを僅少量含有する
に止まる。
以下において実施例及び対比例により本発明をさらに
詳細かつ具体的に説明し、従来技術に対する利点を明ら
かにする。K値はフィケンチャー法によるもので、重合
体の希薄溶液の粘度測定値から計算される数で、重合度
又は分子の大きさと関係があり、ここで示されるK値は
25℃におけるシクロヘキサノン100ml中1gの濃度で測定
したものである。
実施例1 計量給送装置及び内温自動調節装置を備えた220容
積のスチール製撹拌容器に窒素を導入し、無酸素状態と
した。次いで7のアセトンを装填した。28kgのアセト
ンに20kgのマレイン酸無水物を溶解させた第1給送分と
しての溶液のうち3を添加した。第2給送分は17.6
のビニルメチルエーテルであるが、そのうち1を添加
した。しかる後、容器を加圧下、65℃に加熱した。6kg
のアセトンに300gの2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチル
バレロニトリル)を溶解して成る第3給送分を160℃
において添加した。65℃で15分間重合させ、次いでこの
内温において第1及び第2給送分を4時間にわたり、第
3給送分を6時間にわたり添加した。発熱反応であるの
で、最初の4時間は浴温を内温より約5℃低くなるよう
に維持した。圧力は常に約2バールに維持した。重合終
結後、慎重に放厚し、常圧で約15のアセトンを蒸留除
去した。固体分64.3%のほぼ無色の重合体溶液が得られ
た。この重合体のK値は41.2であり、溶液中、未重合の
マレイン酸無水物単量体含有分は0.4重量%であった。
この重合体溶液に、56℃において1時間にわたり20
のメタノールと40gのp−トルオールスルホン酸を添加
するときは、粘稠、非均質生成物が得られたが、これは
上記温度で4時間撹拌することにより徐々に均質状態と
なった。4時間後、500ミリバールの減圧下に蒸留を開
始し、撹拌不能状態となるたびに10のエタノールを添
加した(都合6回)。内温は50乃至55℃に維持された。
合計90のアセトン/エタノール混合物を蒸留除去し
た。蒸留終結後、加圧下、100℃に2時間加熱した。冷
却後、溶液固体分をエタノールにより50%に調整した。
得られた重合体のK値は37.7、酸価は154mg KOH/gであ
った。溶液のアセトン含有分1%、ヨードスケールの色
指示数は1であった。
実施例2 計量給送装置及び内温自動調節装置を備えた220容
積のスチール製撹拌容器に窒素を導入し、無酸素状態と
した。次いで5のアセトンを装填した。25kgのアセト
ンに20kgのマレイン酸無水物を溶解させた第1給送分と
しての溶液のうち3を添加した。第2給送分は17.6
のビニルメチルエーテルであるが、そのうち1を添加
した。しかる後、容器を加圧下、65℃に加熱した。6kg
のアセトン中300gの2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチル
バレロニトリル)から成る第3給送分を60℃において添
加した。65℃で15分間重合させ、次いでこの内温におい
て第1及び第2給送分を4時間にわたり、第3給送分を
6時間にわたり給送した。発熱反応であるので、最初の
4時間は浴温を内温より約5℃低くなるように維持し
た。圧力は常に約2バールに維持した。重合終結後、慎
重に放圧し、常厚で約15のアセトンを蒸留除去した。
固体分57.9%のやや紅色の重合体溶液が得られた。この
重合体のK値は54.1であり、溶液中、未重合のマレイン
酸無水物単量体含有分は0.06重量%であつた。
この重合体溶液に、56℃において30分間にわたりn−
ブタノール15.9kgとp−トルオールスルホン酸40gを添
加し、次いで圧力下において4時間110℃に加熱した。6
0℃まで冷却後、約500ミリバール減圧下にアセトンを蒸
留除去し、必要に応じてエタノールを10ずつ添加して
反応混合物を撹拌可能に維持した。全体で70のアセト
ンエタノール混合物を蒸留除去した。この際の溶液温度
は50乃至55゜に維持された。次いで1.2kgの30%過酸化
水素を添加し、加圧下に2時間90℃に加熱した。冷却
後、エタノールで固体分を50%に調節した。得られた重
合体のK値は48.6、溶液の酸価は125mg KOH/gであっ
た。溶液はブタノール5.2%及びアセトン1.9%を含有し
ており、ヨードスケールで色指示数1乃至2の淡黄色を
呈した。
実施例3 計量給送装置及び内温自動調節装置を備えた220容
積のスチール製撹拌容器に窒素を導入し、無酸素状態と
した。次いで7のアセトンを装填した。28kgのアセト
ンにマレイン酸無水物20kgを溶解させた第1給送分とし
ての溶液のうち3を添加した。第2給送分は17.6の
ビニルメチルエーテルであるが、そのうちの1を添加
した。しかる後、容器を加圧下、65℃に加熱した。6kg
のアセトンと300gの2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチル
バレロニトリル)から成る第3給送分を60℃において添
加した。65℃で15分間重合させ、次いでこの内温におい
て、第1及び第2給送分を4時間、第3給送分を6時間
にわたり給送した。発熱反応であるので、最初の4時間
は浴温を内温より約5℃低くなるように維持した。圧力
は常に約2バールに維持した。重合終結後、慎重に放圧
し、常圧で約15のアセトンを蒸留除去した。60.4%の
固体分を含有するほぼ無色の粘稠重合体溶液を得た。重
合体のK値は40.8、溶液中の未重合マレイン酸無水物含
有量は0.045重量%であつた。
この重合体溶液に、30分間にわたり、25のイソプロ
パノールに溶解させた40gの硫酸を添加し、粘稠、非均
質生成物を得たが、これを60℃において4時間撹拌し
た。この4時間後、500ミリバールの減圧下にアセトン
の蒸留除去を開始し、撹拌可能の限度を超えるたびにイ
ソプロパノールを10ずつ添加した。この際内温を55乃
至60℃に維持した。全体で65のアセトン/イソプロパ
ノール混合物を留去した。蒸溜終了後、50%過酸化水素
500gを添加し、圧力下に2時間100℃に加熱した。冷却
後、重合体含有量54.1重量%、酸価156mg KOHの澄明、
淡黄色の粘稠溶液を得た。生成重合体のK値は41.2、溶
液のヨードスケールによる色指示数は2乃至3であっ
た。
実施例4 撹拌器、還流冷却器及び計量給送装置を備えた1容
積のガラス製撹拌容器に100gのアセトンを装填した。12
0gのマレイン酸無水物及び150gのアセトンから第1給送
分としての溶液を調製した。また97gのビニルエチルエ
ーテル及び1.8gの2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)から成る溶液を第2給送分として調製し
た。第1給送分から50ml、第2給送分から30mlを容器に
導入し、次いで沸点まで加熱した。10分間の沸騰後、給
送分1及び2残量を3時間にわたり同時に給送し、この
間常に軽度の沸騰状態に維持した。添加終了後、25gの
アセトンに0.3gの2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)を溶解させた溶液を1時間にわたり添加
し、次いでなお1時間撹拌したが、この間終始軽い沸騰
状態とした。その後溶媒を蒸留除去した。これにより4
4.5重量%の重合体含有量を有する澄明、淡黄色の粘稠
な溶液を得た。マレイン酸無水物単量体の含有分は0.2
重量%であった。
この溶液に、130gのエタノールに溶解させた0.2gのp
−トリオールスルホン酸の溶液を30分間にわたり添加し
た、65℃で4時間撹拌した。次いで500ミリバールの減
圧下に溶媒を蒸留除去したが、この間200gのエタノール
を5回にわたり次々に添加し、混合物の撹拌を可能なら
しめた。これにより全体で270gの溶媒を留去した。蒸留
終了後、30%過酸化水素溶液6gを添加し、3時間加熱沸
騰させた。重合体含有分48.3重量%、酸価132mg KOH/g
の淡黄色、粘稠溶液を得た。重合体K値は49.5、溶液の
ヨードスケールによる色指示数は2であった。
対比例1 撹拌器、−15℃に冷却された還流冷却器、一方が−15
゜に冷却された2個の滴下漏斗及び温度計を備えた1
容積のガラスフラスコに250gのアセトン及び100gのアレ
イン酸無水物を装填した。冷却された滴下漏斗で80mlの
ビニルメチルエーテルを凝縮させ、他方の滴下漏斗に10
0mlのアセトン、1.2gの2,2′−アゾビス−(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)の溶液を入れた。容器を56℃に加
熱し、次いで5mlのビニルメチルエーテル及び10mlの開
始剤溶液を添加し、15分間撹拌した。しかる後、残余量
のビニルメチルエーテルを6時間にわたり、残余量の開
始剤溶液を8時間にわたり添加した。この間内温を60乃
至62℃に維持した。添加終了後、なお2時間同じ温度で
撹拌した。固体分含有量33%の粘稠褐色液体が得られ
た。重合体K値は26.4、液体中マレイン酸無水物単量体
含有分は6.3重量%であった。
この溶液に100mlのエタノール、0.2gのp−トルオー
ルスルホン酸から成る溶液を添加した。粘稠、非均質生
成物を加熱沸騰させ、遷移温度が78℃に上昇するまで溶
液を徐々に蒸留除去した。この間撹拌可能限界を超える
たびに50ml、合計350mlのエタノールを添加した。次い
でなお4時間還流加熱した。これにより重合体含有分5
3.5重量%の澄明、粘稠の重合体溶液を得た。重合体K
値は22であった。溶液はヨードスケールで色指示数25に
強く着色されていた。50%過酸化水素溶液4gを添加し、
さらに2時間加熱沸騰させて、溶液はヨードスケールに
よる色指示数7の濃黄色となった。
対比例2 対比例1と同様の装置に210gのアセトンを装填した。
100gのマレイン酸無水物を40gのアセトンに溶解させて
第1給送分とした。80mlのビニルメチルエーテルを第2
給送分とし、12gの2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチル
バレロニトリル)を80gのアセトンに溶解して第3給送
分とした。容器を56℃に加熱し、次いで第1〜第3給送
分各々25ml、15ml及び10mlを順次添加し56℃で15分間撹
拌した。次いで第1及び第2給送分を4時間にわたり、
第3給送分を8時間にわたり添加した。内温は56℃に保
持し、この際蒸気温度を暫時43℃まで下げ、次いで再び
56℃に昇温した。なお2時間にわたりこの温度で撹拌
し、固体分33.2%の粘稠、帯紅色の重合体溶液が得られ
た。この重合体のK値は48.8であり、溶液中、未重合の
マレイン酸無水物単量体含有分は3.0重量%であった。
この溶液に硫酸0.4gとエタノール100mlを添加し、得
られた粘稠非均質生成物を加熱沸騰させた。遷移温度が
78℃になるまで溶媒を蒸留除去し、この蒸溜中、4回に
わたり合計100mlのエタノールを添加し、混合物の撹拌
可能性を保持した。次いでなお4時間還流加熱した。こ
れにより重合体含有分46.8重量%の澄明、粘稠の溶液を
得た。重合体K値は43.2であった。溶液は強く着色され
ており、ヨードスケールの色指示数20であつた。50%過
酸化水素溶液4gを添加し、さらに2時間加熱沸騰させ
た。溶液はかなり強い黄色となりヨードスケールの色指
示数6であった。
対比例3 計量給送装置及び内温自動調節装置に備えた220容
積のスチール製撹拌容器に窒素を導入し無酸素状態とし
た。次いで7のアセトンを装填した。28kgのアセトン
に20kgのマレイン酸無水物を溶解させた第1給送分とし
ての溶液のうち3を添加した。第2給送分は17.6の
ビニルメチルエーテルであるが、そのうち1を添加し
た。しかる後、容器を加圧下、65℃に加熱した。6kgの
アセトンに300gの2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)を溶解して成る第3給送分を160℃に
おいて添加した。65℃で15分間重合させ、次いでこの内
温において第1及び第2給送分を4時間にわたり、第3
給送分を6時間にわたり添加した。発熱反応であるの
で、最初の4時間は浴温を内温より約5℃低くなるよう
に維持した。圧力は常に約2バールに維持した。重合終
結後、慎重に放圧し、常圧で約15のアセトンを蒸留除
去した。固体分61.8%の軽度の紅色を帯びた重合体溶液
が得られた。この重合体K値は42.6であり、溶液中未重
合のマレイン酸無水物単量体含有分は0.5重量%であっ
た。
この重合体溶液を加圧下110℃に加熱した後、同温で2
0のエタノールに溶解させた40gのp−トルオールスル
ホン酸の溶液を添加し、同温で4時間撹拌した。次いで
約65℃に冷却し、放圧し、常圧下で遷移温度が78℃に上
昇するまで蒸留した。この間撹拌可能限界を超えるたび
に10のエタノールを添加(計6回)した。蒸留終了後
30%過酸化水素600gを添加し、圧力下に2時間100℃に
加熱した。冷却後、エタノールで固体物50%に調節し
た。
得られた重合体のK値は36.2、溶液の酸価は137mg KO
H/gであった。溶液はなお2.0%のアセトンを含有してお
り、ヨードスケールで色指示数7の濃黄色を呈した。
実施例1乃至4は、重合の反応収率ならびに最終製品
の色質に対する本発明による処理の影響を例示し、本発
明による方法の優越性を示す。
対比例1乃至3においては、本発明によらない方法で
は重合及びエステル化に際して反応性が悪くかつ極めて
貧弱な色質を呈することが示されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリードリッヒ、フォーゲル ドイツ連邦共和国、6706、ヴァヘンハイ ム、アム、ベーリッヒ、13 (72)発明者 フランツ、フロシュ ドイツ連邦共和国、6700、ルートヴィヒ スハーフェン、リスツシュトラーセ、 117 (72)発明者 パウル、ネーゲレ ドイツ連邦共和国、6701、オターシュタ ット、ツァンダーシュトラーセ、43 (72)発明者 ハンスーユルゲン、ラウベンハイマー ドイツ連邦共和国、6834、ケッチュ、ベ ンツシュトラーセ、6

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マレイン酸無水物とビニルアルキルエーテ
    ルとのラジカル共重合及び次いでアルカノールとの反応
    により、マレイン酸モノアルキルエステルとビニルアル
    キルエーテルから成る共重合体を製造する方法におい
    て、重合の各段階で反応混合物中にビニルアルキルエー
    テル分が過剰量において存在し、ラジカル共重合がアセ
    トン中で行われ、このアセトンがエステル形成の間或は
    その後において70℃までの温度で蒸留除去されることを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】請求項(1)による方法であって、共重合
    が50乃至100℃の温度で加圧下に行われることを特徴と
    する方法。
  3. 【請求項3】請求項(1)或は(2)による方法であっ
    て、ラジカル形成体としてアゾ化合物が使用されること
    を特徴とする方法。
  4. 【請求項4】請求項(3)による方法であって、ラジカ
    ル形成体として2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロ
    ニトリル)が使用されることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】請求項(1)乃至(4)の何れかによる方
    法であって、アセトンが減圧下に除去されることを特徴
    とする方法。
  6. 【請求項6】請求項(1)乃至(5)の何れかによる方
    法であって、アルキルビニルエーテルがメチルビニルエ
    ーテルであることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】請求項(1)乃至(6)の何れかによる方
    法であって、アルカノールが1乃至4個の炭素原子を有
    する低級アルカノールであることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】請求項(1)乃至(7)の何れかによる方
    法であって、アルカノールがエタノール或はn−ブタノ
    ールであることを特徴とする方法。
JP63244659A 1987-10-01 1988-09-30 マレイン酸モノアルキルエステルとビニルアルキルエーテルから成る共重合体の製造方法 Expired - Lifetime JP2610962B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19873733158 DE3733158A1 (de) 1987-10-01 1987-10-01 Verfahren zur herstellung von copolymerisaten aus maleinsaeuremonoalkylestern und vinylalkylethern
DE3733158.2 1987-10-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01110508A JPH01110508A (ja) 1989-04-27
JP2610962B2 true JP2610962B2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=6337368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63244659A Expired - Lifetime JP2610962B2 (ja) 1987-10-01 1988-09-30 マレイン酸モノアルキルエステルとビニルアルキルエーテルから成る共重合体の製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4908413A (ja)
EP (1) EP0310079B1 (ja)
JP (1) JP2610962B2 (ja)
AT (1) ATE82579T1 (ja)
CA (1) CA1337006C (ja)
DE (2) DE3733158A1 (ja)
ES (1) ES2052665T3 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4948848A (en) * 1989-04-07 1990-08-14 Gaf Chemicals Corporation Solution feed, slurry polymerization process for the production of copolymers of maleic anhydride and an alkyl vinyl ether having predetermined specific viscosities
US4939198A (en) * 1989-04-07 1990-07-03 Gaf Chemicals Corporation Solution feed, solution polymerization process for production of copolymers of maleic anhydride and an alkylvinyl ether having low viscosities and high solids content
DE3937982A1 (de) * 1989-11-15 1991-05-16 Giulini Chemie Verfahren zur herstellung von copolymerisaten aus maleinsaeuremonoalkylestern und vinylalkylethern
US5104926A (en) * 1989-12-22 1992-04-14 Isp Investments Inc. Pressure sensitive adhesive compositions and elements made therefrom
DE4018874A1 (de) * 1990-06-13 1991-12-19 Basf Ag Verfahren zur herstellung von copolymerisaten aus maleinsaeuremonoalkylestern oder maleinsaeure und deren salzen und vinylalkylethern
US5064897A (en) * 1990-08-30 1991-11-12 Isp Investments Inc. Process for making ethanol solutions of alkyl half-esters of copolymers of maleic anhydride and a C1 -C4 alkyl vinyl ether
AU644666B2 (en) * 1990-08-30 1993-12-16 Isp Investments Inc. Process for making ethanol solutions of alkyl half-esters of copolymers of maleic anhydride and a c1-c4 alkyl vinyl ether
US5223567A (en) * 1992-03-16 1993-06-29 Isp Investments Inc. Process for production of an ethanol solution of the ethyl or butyl half-ester of a copolymer of maleic anhydride and methyl vinyl ether
US5698649A (en) * 1992-05-16 1997-12-16 Basf Aktiengesellschaft Copolymers based on vinyl ethers and monoethylenically unsaturated dicarboxylic anhydrides, their preparation and their use
US5362789A (en) * 1993-12-21 1994-11-08 Isp Investments Inc. Crosslinked terpolymers of high salt tolerance
US5597870A (en) * 1995-11-16 1997-01-28 Isp Investments Inc. Process for making C1 -C22 dialkyl esters of a copolymer of a monoethylenically unsaturated dicarboxylic acid and a vinyl monomer
DE69736168T2 (de) * 1996-09-18 2007-05-03 Az Electronic Materials Usa Corp. Lichtabsorbierendes polymer, verfahren zu dessen synthese und filmbildende zusammensetzung und antireflektionsfilm der unter verwendung dieses polymers hergestellt wird
DE19752677A1 (de) * 1997-11-28 1999-06-02 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von hochmolekularen Polymerisaten aus Maleinsäureanhydrid und Alkylvinylethern

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE23514E (en) * 1930-06-26 1952-06-24 Artificial resins and process of
US2744098A (en) * 1951-10-25 1956-05-01 Gen Aniline & Film Corp Copolymers of vinyl compounds with alpha, beta-unsaturated dicarboxylic acids
US2694698A (en) * 1951-12-29 1954-11-16 Gen Aniline & Film Corp Interpolymerization of maleic anhydride and vinyl isobutyl ether
US2694697A (en) * 1951-12-29 1954-11-16 Gen Aniline & Film Corp Interpolymerization of maleic anhydride and vinyl isobutyl ether
GB863379A (en) * 1957-02-19 1961-03-22 Gen Aniline & Film Corp Compositions of vinyl polymers
GB1117515A (en) * 1966-07-08 1968-06-19 Ici Ltd Maleic anhydride/alkyl vinyl ether copolymer
US3499876A (en) * 1967-04-21 1970-03-10 Gaf Corp Novel anhydride interpolymers
DE1770891A1 (de) * 1967-07-18 1970-02-26 Ici Ltd Copolymere von alpha,ss-ungesaettigten Carbonsaeureanhydriden und Verfahren zu deren Herstellung
US3530102A (en) * 1968-05-16 1970-09-22 Union Carbide Corp Terpolymers of maleic anhydride,vinyl alkyl ether and divinylbenzene and process for production thereof
US3530101A (en) * 1968-06-17 1970-09-22 Monsanto Co Process for preparation of alkyl half esters of maleic anhydride copolymers
GB1233468A (ja) * 1968-11-19 1971-05-26
US3741940A (en) * 1971-05-20 1973-06-26 Gulf Research Development Co Process for the preparation and recovery of esterified copolymers containing maleic anhydride

Also Published As

Publication number Publication date
DE3733158A1 (de) 1989-04-20
CA1337006C (en) 1995-09-12
ES2052665T3 (es) 1994-07-16
EP0310079B1 (de) 1992-11-19
EP0310079A2 (de) 1989-04-05
ATE82579T1 (de) 1992-12-15
US4908413A (en) 1990-03-13
DE3876061D1 (de) 1992-12-24
JPH01110508A (ja) 1989-04-27
EP0310079A3 (en) 1989-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2610962B2 (ja) マレイン酸モノアルキルエステルとビニルアルキルエーテルから成る共重合体の製造方法
US5082913A (en) Terpolymers of maleic anhydride, alkyl vinyl ethers and isobutylene and crosslinked products thereof
AU599866B2 (en) Enhanced livingness of polymerization using silylated oxyanions
US5034486A (en) Terpolymers of maleic anhydride, C1 -C5 alkyl vinyl ether and a C12 -C14 alpha-olefin, and crosslinked products thereof
JPH03170516A (ja) 水中で透明な共重合体を製造する方法
US5635169A (en) Soluble copolymers for hair cosmetics
JPH0571606B2 (ja)
US4948848A (en) Solution feed, slurry polymerization process for the production of copolymers of maleic anhydride and an alkyl vinyl ether having predetermined specific viscosities
JPS6228804B2 (ja)
EP0466824B1 (en) Solution copolymerization process of maleic anhydride and alkyl vinyl ether
JPH0637536B2 (ja) 耐熱性にすぐれるエチレン−アクリル酸エチル共重合体の製造法
EP0545947B1 (en) Process for making ethanol solutions of alkyl half-esters of copolymers of maleic anhydride and a c 1-c 4 alkyl vinyl ether
US5155171A (en) Preparation of copolymers of monoalkyl maleates or maleic acid and salts thereof and vinyl alkyl ethers
US3984536A (en) Cosmetic composition containing essentially homogeneous vinyl acetate/crotonic acid copolymer
US5187308A (en) Process for the production of low viscosity copolymers from maleic acid monoalkyl esters and vinyl alkyl ethers
US20030195319A1 (en) Process for preparing solid polyvinyl ester resins
US4230643A (en) Process for the manufacture of a vinyl ester copolymer
Oh et al. Synthesis of ABA triblock copolymers of styrene and P-methylstyrene by living cationic polymerization using the bifunctional initiating system 1, 4-bis (1-chloroethyl) benzene/SnCl4 in the presence of 2, 6-di-tert-butylpyridine
US5223567A (en) Process for production of an ethanol solution of the ethyl or butyl half-ester of a copolymer of maleic anhydride and methyl vinyl ether
Mikhael et al. Competition between cycloaddition and spontaneous copolymerization of 4-methyl-1, 3-pentadiene with electrophilic olefins
SU939453A1 (ru) Способ получени сополимера
SU309014A1 (ru) Способ получения акриловых олигол'1еров
Knani et al. Copolymerization of styrene with vinyl monomers substituted by nitrile and sulfonyl groups
Tanaka et al. Thermal Degradation Behavior of Vinyl Ketone Polymers and Copolymers with Styrene
JPH0261981B2 (ja)