JP2610387B2 - 円形断面を有するワークの搬送装置 - Google Patents

円形断面を有するワークの搬送装置

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JP2610387B2
JP2610387B2 JP27367193A JP27367193A JP2610387B2 JP 2610387 B2 JP2610387 B2 JP 2610387B2 JP 27367193 A JP27367193 A JP 27367193A JP 27367193 A JP27367193 A JP 27367193A JP 2610387 B2 JP2610387 B2 JP 2610387B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円形断面を有するワーク
の搬送装置、詳しくはワーク自体の外周面に表現された
図柄等の向きを該ワークを移動させながら一定に揃える
円形断面を有するワークの搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に化粧品や酒類のボトルには、その
外周面に内容物の説明や、外観を美麗に飾るためのラベ
ル等が付着されている。しかしながら前記ラベル等が、
ボトル自体に表現された図柄とずれた状態で付着されて
いると、外観的な商品価値を著しく低下させるので、従
来はこれらの作業を手作業に依り慎重に行われていた。
【0003】ところが、前記作業を手作業に依存する場
合は、非能率的でラベルを付着するためのコストが高騰
するばかりか、作業者の技量に応じてボトルの図柄とラ
ベルとの相対位置関係に均一性を欠くといった問題があ
った。そこで前記問題点に対処して、本発明の出願人
は、先に特願平1ー79070号を以て次のように成さ
れた装置を提案している。即ち、図12に示すようにコ
ンベア2で搬送される容器1を、スターホイル10の切
欠き穴11で一個づつA位置に掻き込み、その後カム等
を用いた連動機構によって対向動作する一対の挟持搬送
部材21から成る挟持搬送機20で挟持してB位置に移
動させ、該B位置において前記容器1を別動する駆動ロ
ーラ31aとフリーローラ31bとで挟持回動して前記
容器1の外周面における所定位置を一定方向に揃え、し
かる後に処理位置Cにおいて停止機40を動作させてラ
ベル102を付着するように成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記従来例
(特願平1ー79070号)は、容器の所定位置とラベ
ルとの相対位置を合致させることはできるものの、その
処理動作は容器を一個づつ、しかも挟持、移動、回転の
各動作を各々節度を伴った単独的な動作で行うために、
一個の容器を位置決め処理するのに要する一連動作の所
要時間が長くなり、コンベアの搬送速度を容器の位置決
め処理能力に対応して減速する等必ずしも能率的とは言
い難く、更に能率的な生産性の向上を要望する傾向が強
いといった問題があった。
【0005】本発明は前記問題点に鑑み提案するもの
で、その目的は、ワーク位置決めする処理時間を短縮す
ることで、従来に比して能率を大幅に向上でき、合理的
生産性を達成することができる円形断面を有するワーク
の搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的達成の
ため、ワークを搬送する搬送機と、ワークを挟持する対
向ローラをもった挟持機構と、前記挟持機構を駆動して
ワークを挟持させ、該ワークを下流側へ強制移動させる
カム機構と、前記ワークが下流側へ強制移動されている
とき、前記対向ローラの少なくとも一方に回転力を伝達
する回転力伝達手段と、基端が静止部に揺動自在に軸支
され、先端が前記挟持機構に追従して揺動しながら屈曲
して前記回転力伝達手段を達成させるリンク機構と、こ
れらを同期的に駆動する駆動部とを備えて、強制移動さ
れつつあるワークの外周面を一定に位置決めすることを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】前記構成に依り、搬送されるワークをカム機構
の動作により駆動する挟持機構の対向ローラで挟持する
と共に、挟持されたワークを下流側へ強制的に移動させ
ながら、前記挟持機構に追従するリンク機構に併設され
た回転力伝達手段により対向ローラを回転させ、該ロー
ラに挟持されているワークを回動させて、該ワークの外
周面における所定位置を一定に位置決めすることによ
り、位置決めするための挟持、移動、回転の3動作を同
時に連動でき、これらの動作を単独的に行うものに比し
てワークの位置決めに要する一個当たりの処理時間を大
幅に短縮することができる。
【0008】
【実施例】本発明にかかる円形断面を有するワークの搬
送装置を図面の実施例に基づいて説明する。図1は該実
施例の平面図であり、図2はその正面図、図3は側面図
である。前記実施例は、大別してワークWを搬送する搬
送機1と、ワークWを挟持する対向ローラ2をもった挟
持機構3と、前記挟持機構3を駆動するカム機構4と、
前記ワークWが下流側へ強制移動されるとき、前記対向
ローラ2の少なくとも一方のローラ2aに回転力を伝達
する回転力伝達手段5と、該回転力伝達手段5を達成さ
せるために挟持機構3に追従するリンク機構6と、これ
らを同期的に駆動させる駆動部7とで構成されている。
【0009】前記搬送機1は、図示していない前後工程
に接続されたメインコンベアXと平行で、かつ搬送面を
面一高さに配置されたエンドレスな搬送面1aを有し、
駆動側1bと従動側1cとにわたって配設された屈曲自
在な構造の平面コンベアで構成され、前記駆動側1bの
駆動軸1d下端に固定したタイミングプーリ1eを、こ
れに掛設したタイミングベルト1fを介して後記する駆
動部7と同期的に連動させてある。
【0010】又、この搬送機1の搬送面1aにおける駆
動側1bの上流部位にはメインコンベアXで搬送してき
たワークWを本装置内に取り込むワーク取り込み装置X
1が、又、従動側1cの下流部位には処理されたワーク
Wを再びメインコンベアXに戻すワーク排出装置X2が
設けられている。そして、前記駆動側1bの下流部位に
は、次記するスターホイル8にワークWを案内するワー
クガイド1gと、このワークガイドを1gと対向させた
ワーク押圧検出センサ9からの出力信号で動作するワー
クストッパ1hとが設けてあって、搬送面1aを搬送さ
れてきたワークWに一定の押出力を付与するために所定
数のワークWをストックするように成してある。
【0011】スターホイール8は、概略円形板体で構成
されており、その周円に所定の均等間隔を置いてワーク
Wを掻込む切欠部を形成していると共に、後記駆動部7
における中間軸7g上端に固定され、前記搬送機1の搬
送速度と同期に回転し、搬送機1で搬送されてきたワー
クWを挟持機構3に間歇的に強制搬送するように成され
ている。
【0012】挟持機構3は、スターホイール8のワーク
掻込み域に近接した下流位置に配設され、搬送方向と直
交状に設けられたスライドレール3a、3bに慴動自在
に係合する後記挟持スライダ4f、4gに搭載された挟
持部材機3c、3dと、前記挟持部材3cに回動自在に
軸支された1個の弾性表面をもつ大ローラ2aと、これ
に対向して挟持部材3dに遊転自在に軸支された2個の
小ローラ2bから成る対向ローラ2とで構成されてい
て、前記大ローラ2aは後記する回転力伝達手段5から
回転力を伝達されて駆動するように成されており、小ロ
ーラ2bは平面視では2個であるが側面視では上下に間
隔を設けた同径で一体的に遊転自在な4個のローラ2b
…で成っている。
【0013】そして前記対向ローラ2は、後記するカム
機構4の動作により前記慴動レール3a、3bに沿って
慴動する挟持部材3c、3dとともに近接離間方向に駆
動するように成されている。前記カム機構4は、図5、
6、及び図11に示すように後記駆動軸7cに連結され
たカム軸4dに間隔を置いて上下方向に重合状に固定さ
れた挟持カム4a、4bと、移動カム4cと、これらに
当接係合する各カムフオロア4e…を遊転自在に軸支す
るカム軸4dと共に、上面に搬送方向と平行する移動レ
ール4h、4jを各々固設した挟持スライダ4f、4g
と、前記移動レール4h、4jに係合慴動すると共に、
移動方向下流端下面に遊転ローラ4kを軸支し、前記挟
持部材3c、3dを搭載した移動スライダ4m、4n
の、前記ローラ4kと係合する直線係合部を形成し、前
記移動カム4cと係合可能なカムフオロア4eを遊転自
在に軸支した一見山形を呈する連結杆4pとで構成され
ている。
【0014】前記挟持カム4a、4bは、共に大径部と
小径部から成る板体で、前記各々4a、4bにおける大
径部と小径部とが互いに対称となるようにカム軸4dに
上下して固定されている。移動カム4cは、その軸心に
対して前記移動スライダ4m、4nの移動量に相当する
偏心周円を形成した、およそ楕円形を呈する板体から成
り、前記挟持カム4a、4bの最下位に配されてカム軸
4dに固定されている。
【0015】そして前記3枚の各カム4a、4b、4c
は、各々設定された位相角度を保持するように相対移動
不能手段(例えば、キー等)で位相のずれを防止するよ
うに成されている。又、前記カム4a、4 bの大径部と
係合するとき互いに離間方向に駆動した挟持スライダ4
f、4gは、前記カム4a、4bの移推によりその小径
部と係合するとき、前記挟持スライダ4f、4g同志に
張設された引張りスプリング4rの作用で互いに近接動
作するように成されている。
【0016】一方、前記連結杆4pが移動カム4cの大
径部偏心周円と係合するとき、この連結杆4pと共に強
制的に下流側へ移動させられた移動スライダ4m、4n
は、前記移動カム4cの移推により前記連結杆4pがそ
の小径部と係合するとき、該連結杆4pと、これに対向
する上流側の静止部との間に張設された引張りスプリン
グ4sの作用で移動前の位置に復帰するように成されて
いる。
【0017】回転力伝達手段5は、図4に詳示するよう
に大別して静止部に固設されたモータ5cと、変速装置
5dと、等径な4個のタイミングプーリ5a…と、これ
に掛設した2本のエンドレスタイミングベルト5b…と
で構成されていて次記するリンク機構6に組み込み併設
されている。具体的には、モータ5c上にブラケット5
gを設けると共に、該ブラケット5gにモータ軸5fと
平行する従動軸5eを回動自在に軸支し、該従動軸5e
の下端と前記モータ軸5fとの間に一対の歯車を噛合さ
せて成る変速装置5dを介して従動軸5eを駆動する。
【0018】そしてこの従動軸5eに1個の前記タイミ
ングプーリ5aを遊転不能に固定する一方、該タイミン
グプーリ5aの上下端をリンク機構6における第1リン
クプレート6a及び、6bの基端部でベアリングを介し
て回動自在に挟持し、前記第1リンクプレート6a、及
び6bの先端部でベアリングを介しタイミングプーリ5
aを回動自在に挟持する一方、前記タイミングプーリ5
a、5a間にタイミングベルト5bを掛設して、前記従
動軸5eの回転力を屈曲軸6eに伝達している。
【0019】そして該屈曲軸6eの下部に、先に上部に
固定してた従動タイミングプーリ5aと一体回動可能と
なるようにタイミングプーリ5aを固定すると共に、該
タイミングプーリ5aの上下端をベアリングを介し第2
リンクプレート6c、及び6dの屈曲端で回動自在に挟
持する一方、前記挟持機構3における挟持部材3cに回
動自在に支持された大ローラ2aの駆動軸2cに、前記
タイミングプーリ5aと対向して従動する従動ダイミン
グプーリ5aを相対回転不能に固定し、前記両タイミン
グプーリ5a、5a間にタイミングベルト5bを掛設し
て、前記屈曲軸6eの回転力を対向ローラ2における大
ローラ2aに伝達するように成されており、これらの回
転力伝達は挟持機構3がカム機構4の動作で下流側へ移
動するとき、図示していない制御部からの電気的信号に
より駆動するモータ5cの回転によって行われる。
【0020】リンク機構6は図1、4に示されたよう
に、共に杆状の板体から成る第1リンクプレート6a及
び6bと、第2リンクプレート6c及び6dとで構成さ
れ、前記第1リンクプレート6a、6bと、第2リンク
プレート6c、6dとは屈曲軸6eを介して屈曲自在に
組み付けられていると共に、第1リンクプレート6a、
6bの基端部を前記回転力伝達手段5における従動軸5
eを介してブラケット5gに揺動自在に支持される一
方、前記第2リンクプレート6c、6dの先端部を前記
回転力伝達手段5におけるタイミングプーリ5aを介し
て挟持機構3のローラ軸2cに回動自在に支持されてい
る。
【0021】そして前記挟持機構3がカム機構4の駆動
により下流側へ移動するとき、第1リンクプレート6
a、6bと、第2リンクプレート6c、6dとを屈曲さ
せながら、第2リンクプレート6c、6dの先端部を挟
持機構3の移動に追従させて、このリンク機構6に組み
込まれた回転力伝達手段5の回転力伝達動作を発揮する
ように成されている。
【0022】前記駆動部7は、図6に詳示するように、
装置の架台を兼ねた箱状の駆動室7jと、該駆動室7j
内の所定位置に配されたモータ7aと、ギヤケース7b
と、駆動軸7cと、カップリング7dと、駆動タイミン
グプーリ7eと、従動タイミングプーリ7fと、中間軸
7gとで構成されていて、水平配置されたモータ7aを
ギヤケース7bを介して垂直方向に駆動軸7cを立設
し、該駆動軸7cの上端とカム機構4におけるカム軸4
dの下端とをカップリング7dで相対回転不能に連結す
ると共に、該カム軸4dに駆動タイミングプーリ7eを
相対回転不能に固定する一方、前記駆動タイミングプー
リ7eと対向する位置に、駆動室7jに回転自在に支持
された中間軸7eと一体回転する従動タイミングプーリ
7fを配置し、該プーリ7fと前記駆動タイミングプー
リ7eとの間にタイミングベルト7kを掛設して前記駆
動軸7cの回転を中間軸7gに伝達するように成してい
る。又、前記中間軸7gの上下方向中間部位にタイミン
グプーリ7kを、更にその上端部にはスターホイール8
を各々相対回転不能に固定し、前記タイミングプーリ7
kに搬送機1におけるタイミングベルト1fを掛設する
ことで、前記駆動部7の回転動力をカム機構4及び搬送
機1とスターホイール8とに同期的に伝達するように成
されている。
【0023】尚、前記説明では、挟持機構における対向
ローラ2と、該対向ローラ2に回転力を伝達する回転力
伝達手段5、及びリンク機構6を基本的構成に基づいて
記載したが、本実施例ではワークWを2個同時に処理す
るために、前記挟持機構3における対向ローラ2を2組
隣接し、これに対する回転力伝達手段5、及びリンク機
構6を全く同様構成で2組設けると共に、ワークWを掻
き込むスターホイール8の切欠部を対向ローラ2の隣接
ピッチに合致させて6個所形成し、同時に2個づつ掻き
込んで搬送するように成すことで1個当たりの処理時間
を短縮させるのに協力できる構成と成している。
【0024】次に以上のように成された前記実施例の作
用について説明する。本実施例は主として外周面に表現
された図柄等の向きが不一定の状態で搬送されてきたワ
ークWを取り込み、前記図柄等の向きを所定の一定方向
に揃えるように自動的に位置決めするのに用いられる。
先ず前工程からメインコンベアXで送られてきたワーク
Wをワーク取込み装置X1を介して搬送機1の搬送面1
a上に取込み、該搬送機1の駆動に伴って順次下流側に
搬送されながらガイド1gで整列したワークWは、スタ
ーホイール8の時計方向回動によりその切欠部に係合し
た等間隔ピッチで挟持機構3に強制的に搬送される。
【0025】この場合押圧検出センサ9により前記ガイ
ド1g面に整列しているワークW同志の押圧状態(実際
にはワークWの集結密度)が検出され、これが所定の押
圧力(ワークWの個数)に未達のときは、前記ガイド1
gと対向するストッパ1kが閉動作して後読のワークW
をストックして押圧力の増強を待つ一方、所定の押圧力
に達すると前記ストッパ1kが開動作して搬送機1の搬
送力で整列先頭のワークWがスターホイール8に掻き込
まれる。
【0026】即ち、スターホイール8での掻き込み時に
その反動でワークWが上流側へ逃げるのを連続的に集結
したワークWの自重を利用して防止するのである。以
下、図7乃至図10を参照に説明する。即ち、スターホ
イール8の回動で等間隔ピッチに掻き込まれたワークW
は、搬送機1の搬送力で挟持機構3に供給される(図7
参照)。
【0027】そして、図8に示すように、前記挟持機構
3において、カム機構4における挟持カム4a、4bの
回動により近接離間する一対の挟持部材3c、3dの近
接動作で対向ローラ2が近接してワークWを挟持すると
共に、移動カム4cの同期回動によりリンク機構6を従
動しながら前記ワークWを所定ピッチ量下流側へ強制的
に移動させる。
【0028】このとき、図9に示すように前記挟持機構
3の移動に同期的に回転力伝達手段5が作動し、モータ
5fが駆動して、その回転力がタイミングプーリ5a…
とタイミングベルト5b…とを介して対向ローラ2にお
ける大ローラ2aを回動させる。このことにより、前記
対向ローラ2に挟持されているワークWは、下流側へ強
制移動されながら前記大ローラ2aの回転力を付与され
て搬送面1a上で自転し、その外周面に表現された図柄
等が、予め設定された一定方向に揃って位置決めされ
る。
【0029】前記ワークWが位置決めされると前記挟持
機構3の対向ローラ2の回動が停止すると共に、ワーク
Wの挟持を解放してリンク機構6を伴い元の位置に復帰
して次のワークWを挟持する(図10参照)。然して、
位置決めされたワークWは、搬送機1により更に下流に
搬送されて図示しない工程(例えばラベル貼着や、キャ
ップ装着)を経てワーク排出装置X2によりメインコン
ベアXのラインに戻されて回収等の次工程へ搬送され
る。
【0030】この場合、前記回転力伝達手段5が、該伝
達手段5の組み込まれたリンク機構6の揺動、屈曲動作
と一体動作するようにしている構成により、前記リンク
機構6が挟持機構3に追従して揺動、屈曲動作するとき
においても、前記回転力伝達手段5における各タイミン
グベルト5b…の周長に変動を及ぼすことなく、確実な
回転力を伝達することができる特徴的な効果を発揮でき
る。
【0031】又、挟持機構3における一対の挟持部材3
c、3dに設けた一対の対向ローラ2を、スターホイー
ル8の掻込みピッチに合致した間隔で複数対設けること
で、同時に複数個のワークWを位置決め処理することが
でき、単数個のワークWを処理するものに比べて複数倍
の処理能力を向上させることができる。尚、カム機構4
におけるカム板の形状及びその組立構造は本発明の要旨
を逸脱せざる範囲においてその何れをも特に限定するも
のではない。
【0032】又、回転力伝達手段5及び駆動部7に用い
た各タイミングプーリ7e、7f及び5a…、5b…
は、それらに限るものでなく、例えばスプロケットとチ
エン、又は、歯車等の確実な同期回転を伝達可能なスリ
ップレス構成であれば良いことは勿論である。又、搬送
機1は実施例で示した水平方向に屈曲するエンドレスな
平面コンベアに限らず、例えば垂直方向に屈曲するエン
ドレスのコンベアでも良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ワークの
外周面に表現された図柄等の向きを一定に揃えるワーク
搬送装置において、該ワークを下流側へ強制移動させな
がら同時にワーク自体を回動させて、その外周面におけ
る図柄等の向きを一定方向に揃えて位置決めすることが
できるので、従来のようにワークの移動工程と回動工程
とを単独的に行なわせる必要がなく、前記2工程を同時
に一工程で行うので、その分ワークの外周面における所
定の位置を一定方向に揃えて位置決めするための処理時
間を大幅に短縮でき、しかも位置決め後の停止機構等別
途工程を省略できるので、その分コスト低減ができなが
ら作業能率を顕著に向上させることができる効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における円形外周面を有するワークの搬
送装置の一実施例を示した平面図である。
【図2】前記図1の正面図である。
【図3】前記図1の側面図である。
【図4】回転力伝達手段とリンク機構を示した要部拡大
断面図である。
【図5】カム機構を示した拡大平面図である。
【図6】駆動部に関連した要部の正面方向拡大断面図で
ある。
【図7】動作を示した要部平面図である。
【図8】動作を示した要部平面図である。
【図9】動作を示した要部平面図である。
【図10】動作を示した要部平面図である。
【図11】本発明の構成を示した模式図である。
【図12】従来例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 搬送機 2 対向ローラ 3 挟持機構 4 カム機構 5 回転力伝達手段 6 リンク機構 7 駆動部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを搬送する搬送機と、 ワークを挟持する対向ローラをもった挟持機構と、 前記挟持機構を駆動してワークを挟持させ、該ワークを
    下流側へ強制移動させるカム機構と、 前記ワークが下流側へ強制移動されているとき、前記対
    向ローラの少なくとも一方に回転力を伝達する回転力伝
    達手段と、 基端が静止部に揺動自在に軸支され、先端が前記挟持機
    構に追従して揺動しながら屈曲して前記回転力伝達手段
    を達成させるリンク機構と、これらを同期的に駆動する
    駆動部とを備えて、強制移動されつつあるワークの外周
    面を一定に位置決めすることを特徴とする円形断面を有
    するワークの搬送装置。
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