JP2610245B2 - 厩舎用尿排出器具及び厩舎の尿排出機構 - Google Patents

厩舎用尿排出器具及び厩舎の尿排出機構

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JP2610245B2
JP2610245B2 JP12728695A JP12728695A JP2610245B2 JP 2610245 B2 JP2610245 B2 JP 2610245B2 JP 12728695 A JP12728695 A JP 12728695A JP 12728695 A JP12728695 A JP 12728695A JP 2610245 B2 JP2610245 B2 JP 2610245B2
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Inventor
幹也 信濃
一栄 加藤
Original Assignee
株式会社新潟発動機工業所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競争馬の育成を行う厩
舎に使用する尿の排出機構並びに同機構に使用する排出
器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】厩舎は多数の馬房を併設してなり、各馬
房に1頭毎収納されている。そして馬房内には藁が敷き
詰められており、前部に飼葉桶がおかれている。馬房内
の競争馬は、当然排便並びに排尿を行うもので、その処
置は敷き藁の取り替えで清潔を保つようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記の排便排
尿の処理に於いて、排便は当該箇所の敷き藁の取り替え
ですむが、排尿の場合には、広く流れてしまい、敷き藁
の交換が広い範囲にわたり、その作業が煩雑となる。そ
こで本発明は馬房からの尿の排出に便利な新規な器具並
びに前記器具を採用した厩舎の排尿機構を提案したもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る厩舎用尿排
出器具は、羽子板状にして、縁部を残して全体に凹部を
形成すると共に、凹部底面に少なくとも羽子板の基部端
が最深位置となる傾斜溝を縦横に連続形成した本体と、
ステレス鋼板表面にゴム板を貼着して、前記凹部に対応
する大きさに形成すると共に、傾斜溝位置と対応する位
置に多数の貫通小孔を穿設した蓋体とで構成したことを
特徴とするものである。
【0005】また本発明に係る厩舎の尿排出機構は、前
記の厩舎用尿排出器具の蓋体を本体凹部に嵌合し、前記
器具の本体を、厩舎の各馬房の後部床土内に、羽子板基
端部を馬房後部に位置せしめて埋設し、本体の傾斜溝と
馬房後部外に設けた排水路とを接続してなることを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】尿排出器具を厩舎の各馬房の後部に埋設設置す
ると、馬房内の競争馬が放尿すると、貫通小孔を通して
傾斜溝に集められる。そして傾斜溝を流下して馬房後部
外に設けた排水路に流出し、適宜な処理装置(活性汚泥
法を採用する処理槽)へ排出され、馬房内の敷き藁の汚
染を極力少なくすることができるものである。また馬房
内の前記器具は、表面をゴム板としているので、馬の蹄
を傷めることも無い。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。実施
例に示した厩舎用尿排出器具は、本体1と蓋体2から構
成されているもので、本体1は、コンクリート製で全体
が羽子板状で、その縁部11を残して全体に凹部12を
形成し、凹部12内に長手方向(縦方向)中央に、羽子
板基部13の端部まで連続し且つ前記羽子板基部13端
が最深位置となる縦傾斜溝14と、前記縦傾斜溝14に
向かって傾斜する複数の横傾斜溝15を形成してなる。
【0008】蓋体2は、ステンレス鋼板21の表面にゴ
ム板22を貼着してなるもので、本体1の基部13を除
いた部分の凹部12に載置嵌合する蓋体本体23と、基
部13の凹部に載置嵌合する盲蓋体24とを備えてな
り、蓋体本体23には、縦横の傾斜溝14,15の位置
と対応する箇所に多数の貫通小孔25を穿設してなるも
のである。
【0009】また本発明の厩舎の尿排出機構は、前記器
具(本体1及び蓋体2)を使用したもので、本体1を厩
舎の各馬房3の後部床土4内に、羽子板基端部13が馬
房3の後端に位置せしめる共に、床土4と同一面若しく
は僅かに低く埋設し、この本体1に蓋体(蓋体本体23
及び盲蓋体24)2を嵌合装着し、馬房3内には前記蓋
体2の上面を除いて敷き藁5を敷き詰め、更に各馬房3
に埋設設置した器具の各縦傾斜14の基部端部(最深位
置)と、馬房3外に設けた排水路6とを接続し、排水路
6は適宜に汚水処理施設7に接続してなるものである。
【0010】而して各馬房3に競争馬Aを収納飼育して
いるとき、競争馬Aが放尿した場合には、競争馬Aは通
常開放されている馬房3の前部に頭部を位置させている
ので、尿は主として蓋体本体23上に直接排泄されるこ
とになる。これによって排泄された尿は、貫通小孔25
を通して縦横の傾斜溝14,15に流れ込む。勿論蓋体
本体23の表面に排泄されたものばかりではなく、その
周囲の床土4の表面に散乱した尿も自然に集まり傾斜溝
14,15に流れ込む。そして縦傾斜溝14に集まり基
部より排水路6に流出し、適宜な汚水処理施設(例えば
活性汚泥法を採用する処理槽等)7に排出して処理され
るものである。
【0011】従って馬房3内での競争馬Aの放尿は、す
ぐに馬房3外に排出されることになり、馬房内の敷き藁
の汚染を極力少なくすることができ、馬房を清潔に保つ
ことができるものである。
【0012】尚本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば本体1は少なくとも羽子板状の凹部が含
まれる形状であれば良いもので、矩形凹部に限定されず
楕円状凹部でも良いし、また本体1に例えば埋設時のず
れ防止部とか、基部を幅狭とせずに強度を高める等適宜
な構成を付加しても良いものである。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、凹部底面に基部
端が最深位置となる傾斜溝を縦横に連続形成した本体
に、ステンレス鋼板表面にゴム板を貼着し、傾斜溝位置
と対応する位置に多数の貫通小孔を穿設した蓋体を嵌合
する厩舎用尿排出器具及び、前記器具を各厩舎の各馬房
の後部床土内に埋設し、本体の傾斜溝と馬房後部外に設
けた排水路とを接続してなる厩舎の尿排出機構で、馬房
内での競争馬の排泄した尿を速やかに馬房外に排出して
馬房内の清潔を保つと共に、敷き藁の汚染を少なくし
て、敷き藁の消費を少なくしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明器具の分解斜視図。
【図2】同器具の縦断面図。
【図3】同横断面図。
【図4】本発明機構の説明図(側面図)。
【図5】本発明機構の説明図(平面図)。
【符号の説明】
1 本体 11 縁部 12 凹部 13 羽子板基部 14 縦傾斜溝 15 横傾斜溝 2 蓋体 21 ステンレス鋼板 22 ゴム板 23 蓋体本体 24 盲蓋体 25 貫通小孔 3 馬房 4 床土 5 敷き藁 6 排水路 7 汚水処理施設

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽子板状にして、縁部を残して全体に凹
    部を形成すると共に、凹部底面に少なくとも羽子板の基
    部端が最深位置となる傾斜溝を縦横に連続形成した本体
    と、ステレス鋼板表面にゴム板を貼着して、前記凹部に
    対応する大きさに形成すると共に、傾斜溝位置と対応す
    る位置に多数の貫通小孔を穿設した蓋体とで構成したこ
    とを特徴とする厩舎用尿排出器具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の厩舎用尿排出器具の蓋体
    を本体凹部に嵌合し、前記器具の本体を、厩舎の各馬房
    の後部床土内に、羽子板基端部を馬房後部に位置せしめ
    て埋設し、本体の傾斜溝と馬房後部外に設けた排水路と
    を接続してなることを特徴とする厩舎の尿排出機構。
JP12728695A 1995-04-26 1995-04-26 厩舎用尿排出器具及び厩舎の尿排出機構 Expired - Lifetime JP2610245B2 (ja)

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JPH08294337A JPH08294337A (ja) 1996-11-12
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JPH08317741A (ja) * 1995-05-24 1996-12-03 Maeda Seikan Kk 大型動物又は家畜用の排尿処理装置
KR100826972B1 (ko) * 2007-02-23 2008-05-02 글로벌에스텍(주) 축사용 분뇨 컨테이너
JP5250583B2 (ja) * 2010-05-25 2013-07-31 伊藤 博 動物用トイレ

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